JPH0552715U - 水準器組立 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】気泡式水準器の組立を簡単にする。 【構成】外枠の中に入れた気泡式水準器の上に乗せた接
着剤の上に板材を乗せ、その板材を押して接着剤，水準
器を外枠に押し付けて接着，固定する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

気泡式水準器の組立に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、気泡式水準器を外枠等に固定するには石膏等の接着剤で水準器の上を覆 って、棒状の部材を使用して接着剤を水準器，外枠に押し付け、水準調整をした 後接着剤が乾燥するまで逆さまにしていた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

棒状の部材で接着剤を押し付けていたために、棒状部材が水準器のヘソに接触 して作業性が悪い、水準器に均等に力が掛からないため外枠に対して水準器が平 行に配設されない、接着剤の表面が平面にならず外枠からはみ出す、棒状部材の 押し付け面に接着剤が付着して作業性が悪くなる、接着剤の粘度が高いと水準器 と接着剤の間に空気が残って気泡となり、水準器の表示部からこの気泡が見えて 水準が見難い、等の欠点があった。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

（１）気泡式水準器を外枠に入れて接着剤を水準器の上に塗布したものにおい て、板材を接着剤の上面に乗せ、該板材を棒状の部材で押して水準器を外枠に接 着する。 （２）板材の中央部に孔を設け、棒状部材の中央部に凹部を設ける。

【０００５】

【作用及び効果】

水準器の上を覆った接着剤に板材を乗せてその板材を棒状部材で押すので、棒 状部材が直接接着剤に接触することがなく作業できるので、棒状部材に接着剤が 付着することなくて作業性が良く、接着剤の面に板材を乗せることにより接着剤 が表面に出ることがなくきれいな水準器組立ができ、中央部に孔を設けた板材， 中央部に凹部を設けた棒状部材を使用すれば、水準器のヘソが接着剤の面から出 ていても支障無く作業ができる、板材を介して接着剤，水準器全面に均等に押し 付ける力が掛かるので外枠に水準器を密着することができ、水準調整が不要にな る、水準器と接着剤との間に空気が残らず水準が見易い等極めて大きな効果があ る。

【０００６】

【実施例】

以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。 図１は本考案の一実施例を示す水準器の図で、（Ａ）組み立てられた水準器組 立の斜視図、（Ｂ）は孔の無い板材を使用した水準器組立の断面図、（Ｃ）は孔 の有る板材、凹部を設けた棒材を使用した水準器組立の断面図、図２は従来の水 準器組立の断面図で何れも説明の便宜上、気泡は水準器の表示部に描かれている 。

【０００７】 図１（Ｂ）において、外枠（２）の底部にセットされた水準器（３）に上方か ら接着剤（５）が流し込まれ、その上に板材（６）を乗せ、その板材を棒材（１ １）で押し付けることにより、水準器（３）が外枠底部に密着して押し付けられ 、外枠に対して水準器が平行に配設される。

【０００８】 図１（Ｃ）において、水準器のヘソ（１２）が接着剤の面から出ている場合に は、中央部に孔（８）の有る板材（７）を使用し、棒材（９）の中央部にも凹部 （１０）が設けてあり、ヘソが邪魔にならずに作業をすることができる。尚、板 材の孔のところを凹状にしてもよい。

【０００９】 図２は従来の水準器組立を示す断面図で、接着剤（５）を直接棒材（１１）で 押し付けるために、接着剤，水準器に均等な力が掛からず、従って外枠に対して 水準器が平行に配設されない、又棒材に接着剤が付着して作業性が悪くなる。

【００１０】 以上のように、本考案により水準器が外枠に平行に配設されて、水平調整の必 要が無くなる、接着剤が水準器組立から漏れることがない、ヘソが接着剤の面か ら出ていても作業性が悪くならない、棒材に接着剤が付着しないので作業性が良 い等多くの優れた効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例を示す図

【図２】従来の水準器組立を示す図

【符号の説明】

１ 水準器組立 ２ 外枠 ３ 水準器 ４ 気泡 ５ 接着剤 ６ 板材 ７ 板材 ８ 孔 ９ 棒材 １０ 凹部 １１ 棒材 １２ ヘソ

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 気泡式水準器を外枠に入れて接着剤を塗
   布して組み立てる水準器組立において、接着剤の上に板
   材を乗せ、該板材を部材で押して水準器を外枠に接着す
   ることを特徴とする水準器組立。
2. 【請求項２】 板材の中央部に孔を設けたことを特徴と
   する特許請求の範囲第１項記載の水準器組立。