JPH05508907A - 柔軟側壁クーラー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 １、発明の分野 ２、関連技術 ピクニック型及び（又は）ランチボックス型の多くのクーラーが業界で知られて いる。一般的に、このクーラーは食品や飲物を貯えるための空所を有する熱絶縁 された本体と、空所を閉じ実質的に熱を絶縁する蓋を有している。その上、クー ラーは空所（並びにその中の食品や飲物）を冷たく保つための冷却源を有してい る。

冷却源は典型的に冷却剤を滴だした容器であり、冷却剤容器を収納するための手 段がよく用いられる。例えば米国特許第４．２３８゜９３４号はクーラーの空所 の上方部内に嵌まる冷却剤容器を開示している。同様に米国特許第４，２１３， ３１０号は冷却材料の容器が回転式機械的ロック機構をもつ蓋の下側に固着され るクーラーを開示している。

米国特許第４．０１９．３４０号は冷凍剤ゲルのパッケージを収納する取外し式 カバーをもつ携帯式クーラーを開示している。使用に際し、カバーはクーラーか ら外され、冷凍器に入れてゲルを凍らせ、それからクーラーに取り付けられると 記載されている。

米国特許第４．０２４，７３１号は冷蔵チェストのカバーが多数の再冷凍式容器 のための凹所を含むと記載している。この容器は、それを貫通して蓋のネジ穴に 螺入するネジシャフトによりカバー内部に保持される。

米国特許第４．３７５．８２８号はクーラーの頂部のアーチ形室に入れた多数の 冷却剤モジュールをもつ携帯式絶縁容器を開示している。このモジュールは、ベ ルクロ（登録商標）細片などの感圧式接着固定材料によって室壁に取り付けられ ると記載されている。

ここで明らかなように、冷却剤のパックをクーラー内に収納するために多くの形 状が示唆されている。もちろん、クーラーの貯蔵容積を犠牲にすることがないよ うに、かつ冷却剤パックの取り付は及び取外しを容易にする手段により、冷却剤 パックを位置づけることが高度に望ましい。

開示の概要 本発明は食品や飲物を保持するための上端開放した冷蔵領域を形成する空所をも つ熱絶縁された本体から成る柔軟側壁クーラーである。このクーラーはまた空所 の開放上端を閉じるため回動させて本体にファスナー止めできる蓋を有している 。この蓋は、クーラーの本体の方へ延びてそこへ土着（ファスナー止め）されて 空所を閉じる、はり向き合って内方へ面した複数の側壁により形成される下側領 域をもっている。

このクーラーはまた冷却媒体を保持するための冷却剤容器を有し、これは蓋の下 側領域内にすっぽり嵌まる寸法とされている。感圧式接着固定材料例えばベルク ロを用いる手段が、冷却剤パックを蓋の下側領域内に取り出し可能に保持するた め設けられる。土着表面の１つは少なくとも２つのほり向き合った側壁の各々に 固定される。

これに合わさる止着表面は、冷却剤容器を蓋の下側領域内に入れた時、側壁の止 着表面に接触し合わさるように、冷却剤容器に固定される。合わさった止着表面 は相対的な横移動に対し高度に抵抗力があるから、冷却剤容器は蓋の位置にかか わらず蓋の下側領域内にしっかり保持される。

合わさった両止着表面は比較的容易に引き剥がされるから、蓋の側壁を容器から 引張ることにより容器は容易に外すことができる。

こうして容器は蓋の下側領域から容易に外され、また固定される。

さらに冷却剤容器は食品や飲物により占められる貯蔵容積を何ら占拠することが ない。本発明に関するこれらの及びその他の詳細は以下図面を参照して好適実施 例について説明するところから認められるであろう。

図面の簡単な説明 図１は本発明に従い構成された携帯式柔軟側壁クーラーの正面斜視図である。

図２は図１のクーラーの蓋を開け、その冷却剤容器を分解した状態で示す斜視図 である。

図３は図２の冷却剤容器の３−３線に沿う断面図である。

図４は図１の４−４線におけるクーラーの部分断面図である。

図５は図２の冷却剤容器に使用される好適な土着材（ベルクロ）細片を例示する ものである。

好適実施例の説明 図１及び図２は本発明に係る携帯式柔軟側壁クーラーを示している。このクーラ ーは上端の開放した貯蔵領域を形成する空所１１を有する、熱絶縁された本体１ ０から成る。貯蔵領域は運ぼうとする食品や飲物を保持する。図３に示すように クーラ一本体１０は熱絶縁性発泡層１０ａをポリエチレン、ナイロン又はその他 適当な材料の外層１０ｂ、１０ｃにサンドイッチして成る。成る場合にクーラー の空所は適当な布で内張すしてもよい。或いは、クーラーは好適にショルダーバ ッグとして運べるような形状とし、従って肩ベルト４０を備えてもよく、このベ ルトは好適に長さ調節ができるようにして、例えばスナップ又は図示のフックと リングの構成でクーラーに取外し可能に取り付けられる。当然、その他多（の肩 ベルト固定手段が公知であり、これらに代えることもできる。

蓋１２は回動させて本体１０にファスナー止めされ、クーラーの空所１１の上端 開放部を閉じる。蓋は便宜クーラ一本体と同じ材料製とし、クーラーの後部にお ける回動輪線１４に沿って本体１０に一体に結合される。当然、蓋は前面又はい ずれかの側面で結合することもでき、必ずしも本体と一体に結合される必要もな い。現実的には、クーラ一本体の材料の外層を単にクーラ一本体の頂縁を越えて 延長して蓋の外表面を形成すると共に、空所の後壁に沿う内張り材を上方へ延長 して蓋の内部表面を形成させる。蓋と空所本体の中に位置する絶縁層は軸線に沿 う部分では除去してこの領域に十分な可撓性を与えるようにする。

蓋１２は、４つのは望向き合った内向き側！！１８．　２０．　２２゜２４によ り囲まれた下側領域を有し、これら側壁は蓋を空所閉鎖位置にした時クーラ一本 体の方へ下向きに延びる。係止手段１６、例えばジッパ−１６が蓋の前部側壁２ ０、左側壁１８、及び右側壁２２の下向き縁部をクーラ一本体の頂縁左、頂縁右 、及び頂縁前に開閉可能に係止するため設けられる。向き合った側壁の少なくも と２つ、例えば前側壁と後側壁２０．２４の内面に感圧性接着固定手段、例えば ベルクロファスナ−が張り付けられ、冷却剤を満たした容器を後述のように取り 付ける。簡単のためこの固定手段を以後ベルクロと称するが、その他の同様な感 圧性接着固定手段も、その表面が合わさると横移動に対し十分な抵抗をするもの で、しかも両表面を何度も剥がしても固定能力を失わないものであるなら使用で きる。

冷却剤容器３０は冷却媒体を保持するように構成されている。この容器３０は蓋 の下側領域の中にすりぼり入り、その全容積を占める寸法とされている。容器は 再充填タイプでもよ（、又はシールされているが再使用できるタイプでもよく、 どちらも周知であって、ポリエチレン、ポリプロピレン又はその他適当な材料製 でよい。本発明によれば、容器３０はいずれにしても冷却媒体の冷凍のため容易 に取外し、凍結したら蓋に容易に戻してクーラー空所から熱を吸収するようにさ れる。

冷却剤容器を蓋の下側領域内に取外し可能に保持するため、容器には一対のベル クロ材料細片３４が取り付けられる。ベルクロ細片を容器表面に結合するのに膠 又は接着剤を使用するのは比較的困難であるから、好適実施例は単に細片を容器 の周りにぴったり固定することとする。従って、細片収納用の一対の溝３２が容 器外周に成型又はその他の方法で形成される。この溝はベルクロ表面を容器の近 接表面とはソ同高にするのに十分な深さである。ベルクロ細片それ自体は、互い に噛み合うスナップが、細片を容器に巻いた時宜なり合う両端のベルクロ表面３ ６．３８などの手段により交換容易に容器に着脱式に取り付けられる。

ベルクロ細片は、冷却剤容器を蓋の下側領域内に入れた時、側壁２０．２４のベ ルクロ表面に接触するように容器の周りに向きを定められる。容器と側壁との接 触し合う両ベルクロ表面は相対的横移動（すなわち、その表面に対し平行な運動 ）に高度に抵抗力があるから、冷却剤容器３０は蓋を閉めた時有効に空所１１に 落下するのを防止される。こうして、容器３０は蓋が開いている時も閉じた時も 蓋の下側領域内に留まっており、食品や飲物の出し入れの経路の邪魔にならない ようになりでいる。さらに、冷却剤容器３０はクーラーの貯蔵容積にスペースを 占めることがなく、冷却源が最も有効に働く空所の頂部に位置している。その上 、蓋の下側領域の全体を占めることにより、空所及びその内容物から熱を吸収す るのに有効な冷却剤の量は最大とすることができる。

合わさったベルクロ表面はその表面に対し垂直方向に容易に分離されるから、柔 軟側壁蓋の側壁２０又は２４を容器縁部がら引張り、ついで容器を他の側壁から 引張るだけで、容器３０は容易に蓋がら分離され得る。容器を再び挿入するのは 、容器の一縁部をベルクロ付き側壁の１つに押しっけ、容器の縁部を通るベルク ロバンド３４がこれと合わさる側壁上のベルクロ細片と接触するようにするだけ のことである。ついで容器３０は、合わさった縁部の周りに回して蓋の下側領域 内に入れ、反対側の側壁のベルクロ細片とバンド３４を係合させるようにする。

当然ながら、本発明の範囲を逸脱することなくなし得る多くの変更及び修正があ る。例えば、向き合ったベルクロ付き側壁の一部だけがベルクロ表面を支持する のに必要である。さらに、容器には何本のベルクロ細片を用いてもよ（、またベ ルクロ細片はベルクロ付き側壁と接触する容器の縁部だけに設けてもよい。以上 の説明は当業者が本発明を実施するのを可能にする詳細を含んではいるが、この 説明は例示であって、多（の修正及び変更がこの教示を用いて当業者には明らか であろう。従って本発明は次の請求の範囲によってのみ限定されるもので、請求 の範囲は従来技術の許す範囲で広く解釈されるべきものである。

国際調査報告

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．上端開放した貯蔵領域を画定する空所を有する熱絶縁された本体と、 クーラー空所の開放端を閉じるため回動させて前記本体にファスナー止めされ得 る蓋であって、蓋を空所閉鎖位置にした時本体に固定されるよう本体向きに下方 に延びている、ほゞ向き合って内方に面する複数の側壁により区画される下側領 域を有する蓋と、前記蓋の下側領域にすっぼり嵌まる寸法で、冷却媒体を保持す るための容器と、 一対の感圧性接着固定表面から成るベルクロ固定手段とから成り、一方の固定表 面は前記ほゞ向き合った側壁の少なくとも２つに取り付けられ、他方の固定表面 は前記第１の固定表面と接触するように前記容器に取り付けられ、それにより前 記容器は蓋を空所閉鎖位置にした時、貯蔵領域内へ動くことなく着脱可能に固定 される、柔軟側壁クーラー。 ２．前記容器は前記側壁によりすっぼり包まれるように寸法を定められている請 求の範囲１のクーラー。 ３．前記容器は、蓋を空所閉鎖位置にした時貯蔵領域内へ伸長することがないよ うに蓋の下側領域内の本質的に全部を占める寸法とされている請求の範囲１のク ーラー。 ４．前記他方の固定表面は、接触される側壁の長さにほゞ垂直な方向で容器の周 りに延びる細片である請求の範囲１のクーラー。 ５．前記容器は細片収納用溝をその外表面に形成されていて、前記他方の固定表 面の細片はこの溝内に位置づけられ、溝は前記他方の固定表面が前記第１の固定 表面と接触できるようにする適当な深さである請求の範囲４のクーラー。 ６．前記溝は容器の全周に延びている請求の範囲５のクーラー。 ７．前記細片は容器の全周に延びている請求の範囲６のクーラー。 ８．前記細片は、手で外し取り替えることができるように容器の周りに着脱可能 に締め付けられる請求の範囲７のクーラー。 ９．携帯式クーラーに使用される吸熱パックであって、密封された容器と、 携帯式クーラーに入れた時冷却媒体として働くのに十分な熱容量を有する、前記 容器に入れられた一定量の吸熱材料と、前記容器の外表面に形成された細片収納 用溝と、その長さの少なくとも一部に沿って感圧性接着固定材料をもつ、前記溝 に入れられた細片と から成る吸熱パック。 １０．前記溝は容器の全周に延びている請求の範囲９の容器。 １１．前記細片は容器の全周に延びている請求の範囲１０の容器。 １２．前記細片は手で外し取り替えることができるように容器の周りの締め付け られている請求の範囲１１の容器。 １１．前記細片は容器の全周に延びている請求の範囲１０の容器。 １２．前記細片は手で外し取り替えることができるように容器の周りの締め付け られている請求の範囲１１の容器。