JPH05506200A - 使い捨て尖鋭器具用容器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 光」ＬΩ」Ｌ称 使い捨て尖鋭器具用容器 １１韮」 本発明は、使用済みの注射器や縫合針、メスおよび他の尖鋭な医療器具を収容す るための装置に関する。

現代の医療現場において、医療従事者が病因物質による汚染の可能性がある使用 済み注射器や他の尖鋭な医療器具などによって害を受けずにすむようにすること が最も重要である。従来、このような使用済みの尖鋭な医療器具で医療従事者が 思いがけず刺されたり傷つけられたりしていた。

この問題は、ＡＩＤＳウィルスのような接触感染性の高い危険な病因物質が重要 視される近年になって特に深刻になってきている。これは、手術現場では多くの 処置を即座に行う必要があり、使用済みの尖鋭器具を安全に医療従事者から離し ておくことが常に可能とは限らないからである。このため、従来技術において、 使用済みの尖鋭な医療器具を収容するための容器が開発されている。

多くの従来技術における容器は、手術室の壁に取り付けた大きな中央容器である 。医療従事者は使用済みの尖鋭な医療器具を捨てる際、壁に取り付けられた容器 に入れる。このような方法では、手術現場にいる医療従事者が尖鋭な器具を容器 の中に入れてしまうまでは感染の可能性が残っている。さらに、使用済みの器具 を壁にかけられた容器に入れる医療従事者が、この器具で刺されたり傷つけられ たりする危険もある。

従来技術において、いくつかの小さな使い捨て針用容器が開示されているが、様 々な理由のためこれらは適当なものではない。これらの容器は、注射器やその他 の細長い器具の全体を収容できるだけの十分な空間を有していないものが多い。

従来技術の中には、尖鋭な器具を保管場所まで円滑に入れることができない容器 もある。このような型の容器を使用すると、医療従事者が尖鋭な器具を捨てよう として容器に入れる時に傷を負う場合がある。

従来技術における多くの装置は不透明であり、医療従事者が容器の中を見ること はできない。容器内の器具の数を数えることはできない。手術現場において、医 療従事者は使用している器具の数を正確に知っている。したがって、容器の中に 入れた器具の数を数え、収容されずに外部に残された使用済み器具をなくすよう にすることが好ましい。

したがって、本発明の目的は、注射器全体やメスのような細長い器具を容器内に 収容することが可能な十分な空間を備えた、使用済み尖鋭医療器具を収容するた めの改良された容器を提供することにある。

本発明の他の目的は、容器に入れる使用済みの医療器具を容器内に円滑に導くこ とができる容器を提供することにある。

本発明のさらに他の目的は、容器内の使用済み器具の数を数えることができる容 器を提供することにある。

免匪立１ 本発明は、使用済みで廃棄処分となる注射器、縫合針、メスおよび他の尖鋭な医 療器具を収容するための容器を開示する。特に、本発明の第１の態様は、使用済 みの尖鋭な医療器具を収容するための内部空間を規定する縦方向および横方向の 側面と上部および底部とを備えた容器を開示する。

上部には、互いに重なって内部空間への入り口を規定する２つのフラップ部材が 備えられている。一方のフラップはラッチ部材の下でスナップ止めされており、 他方のフラップは第１のフラップの下で垂直方向に受け止められている。第２の フラップは第１のフラップに向かって上方へ付勢されており、通常は内部空間へ の入り口が閉じた状態になっている。尖鋭な医療器具を容器内に入れる際には、 医療従事者は単に器具を第２のフラップの上に置いて下方向に押すだけでよい。

尖鋭な医療器具は、第１のフラップの下にある第２のフラップに沿って容器内の 空間に落ちるのである。

本発明の好ましい態様において、第２のフラップは通例平面である第１の部分と 、第１の部分から曲げられて上に向かって垂直方向に延在している通例平面であ る第２の部分とから形成されている。この第２の部分は第１のフラップの下にあ り、尖鋭な医療器具を容器内に導いて収容するための突出部となる。

本発明の好ましい態様において、これらのフラップは成形された容器と一体に形 成されており、回転ヒンジによって容器の長手方向の側面に連結されている。

少なくとも１つの壁面、好ましくは容器全体は、容器の中を見て容器内の尖鋭な 医療器具の数を数えることができるように透明のプラスチックで形成されている 。

本発明の最も好ましい態様において、内部空間内に滅菌材料を備えており、容器 に収容された使用済みの尖鋭な医療器具を除菌する。

本発明の第２の態様によれば、細長い第１の空間およびこれより小さい第２の空 間を規定する細長い円筒形部材を含む。円筒形部材の内壁によって、２つの空間 は区切られている。細長い空間は注射器やメスのような細長い医療器具を収容し 、これより小さいほうの空間は縫合針のような小さな医療器具を収容する。各空 間は、円筒形部材にスナップ止めされるキャップ部材によって閉じられる。各空 間は、泡沫のような針保持材料を含んでおり、この中に尖鋭な医療器具を挿入す るようになっている。

最も好ましい態様において、この針保持材料は使用済み医療器具の汚染物質を中 和するための滅菌液を含んでいる。

どちらの態様も比較的安価で、使用後は廃棄処分することができる。

本発明のこのような目的および他の目的および特徴は、以下の説明および図面か ら最もよく理解できる。

以下か図面の簡単な説明である。

の　な！　■ 図１は本発明による第１の実施例を示す斜視図である。

図２は図１に示す線２−２の部分の横断面図である。

図３は図１に示す線３−３の部分の横断面図である。

図４は図３と同様の図である。

図５は図３と同様の横断面図であるが、本発明によるフラップ部材が動作してい ない状態を示す図である。

図６は本発明による第２の実施例を示す斜視図である。

図７は本発明による第２の実施例を示す図６と同様の図である。

図８は図６に示す線８−８の部分の横断面図である。

図９は図８と同様の図である。

艦１旦二１１１ 本発明による第１の実施例２０が図１において示されている。容器２２は、例え ば注射器２４のような尖鋭な医療器具を収容する。容器２２は、汚れた縫合針や メス、他の医療器具など、どのような尖鋭な医療器具でも収容することができる 。容器２２は横方向の壁２６と長手方向の壁２８とを備えている。第１のフラッ プ３０および第２のフラップ３２によって、容器２２の上部が規定されている。

第１のフラップ３０はラッチ３４の下でスナップ止めされており、第２のフラッ プ３２は第１のフラップ３０の下でスナップ止めされている。第２のフラップ３ ２の上方にもラッチ２４が備えられており、第２のフラップが第１のフラップを 越えて上方に出すぎることがないようにしている。

通常は閉じている容器２２の内部空間に対する入り口３５を第１のフラップ３０ と第２のフラップ３２とで規定するように、第２のフラップ３２は通常は第１の フラップ３０に向かって上方向に付勢されている。

容器２２をベルトや他の携帯手段に取り付ける。ことができるように、横方向の 壁には鳩目すなわちループ３３が備えられており紐を通すようになっている。

図２において示されるように、容器２２は横方向の壁２６と長手方向の壁２８と を備えている。第１のフラップ３０は、各長手方向の端部でラッチ３４の下にス ナップ止めされる端部３６を有している。第２のフラップ３２は、長手方向の壁 ２８から横方向に内側に向かって延在している通例平面である第１の部分３８を 有している。通例平面である第２の部分４０は、第１の平面部分３８から上に向 かって垂直方向に曲げられた状態で延在しており、第１フラツプ３０の下に配置 される。

図３において示されるように、注射器２４のような尖鋭な医療器具を容器２２に 入れる場合には、まず第２のフラップ３２の第１の平面部分３８上に置く。医療 従事者が注射器２４を軽く下方向に押すと、第２のフラップ３２は図３において 示すように反時計回りに動き、注射器２４を第２の部分４０上に導く。これによ って注射器２４を支える棚部ができる。第２の部分４０は、注射器２４の方向が ずれたり揺れたりして医療従事者を傷付けることなく、これを円滑に内部空間に 入れることができるようにするためのものである。

図４において示されるように、第２のフラップ３２が反時計回りに動くと、入り 口３５が開いて注射器２４は容器２２内の空間に入る。図では注射器２４か第２ の部分４０上にある状態を示している。第２のフラップ３２が反時計回りに引続 き動くと、第２の部分４０は注射器２４を垂直方向に下方に向かって導き、容器 ２２内の空間に落とす。

以下、縫合針のような小さい尖鋭な器具を容器２２に収めるための方法について 述べる。縫合針を鉗子のような器具で挟んで第２のフラップ３２の上に置く。

容器２２内の空間への入り口となるように反時計回りに回転する第２のフラップ ３２に対して、器具を下に向かって押す。縫合針をつかむために使用した器具を 緩めれば針は容器２２の中に落ちる。

図５において示されるように、容器２２は、回転ヒンジによって長手方向の壁２ ８に連結されたフラップ３０および３２と一体に成形されている。本発明の最も 好ましい態様において、少なくとも１つの壁、好ましくは容器全体が、透明なプ ラスチックで作られており、医療従事者が容器２２に入れた使用済みの医療器具 の数を数えることができるようになっている。

容器の第２の実施例４２が図６において示されており、この容器は円筒形のボデ ィ４４から成る。この円筒形のボディ４４は、一方の軸端近傍に壁４６を備えて おり、この壁４６は細長い空間４８と小さな空間５０を区画規定している。細長 い空間４８は泡沫のような針保持材料５２を有しており、注射器５６やメスのよ うな細長い医療器具を収容する。耳部６０を介して円筒部材４４の突出部５９に 固定されるキャップ５８によって、細長い空間４８は覆われる。注射器５６のよ うな細長い医療器具を細長い空間４８に入れる際は、キャップ５８を突出部５９ から外して細長い空間４８への入り口とする。

第２のキャップ６１は小さな空間５０を覆っており、耳部６３を用いて円筒部材 ４４の突出部６２に固定されている。図７において示されるように、例えば縫合 針６４のような小さな器具を容器４２に入れる際は、キャップ６１を外して小さ な空間５０への入り口を作る。縫合針６４のような小さな器具は、針保持材料５ ４に刺すこともできる。

この装置では、持ち運びが可能で簡単に使用できる比較的小さな装置にあらゆる 大きさの尖鋭な医療器具を収容することができる。好ましくは、容器４２は透明 なプラスチックで作り、空間４８および５ｏに入っている器具の数を容易に数え ることができるようにする。

このプラスチックは、ＦＤＡ認可材料であるポリプロピレンであることが最も好 ましい。

キャップ６１の詳細について図８において示す。キャップ６１は耳部６３によっ て突出部６２に固定される。図９において示すように、耳部６３は、キャップ６ １の内側に半径方向内方に向かって備えられている。

上述した実施例はどちらも安価であり、使用後には処分することができるもので ある。

本発明による好ましい実施例について述べてきたが、様々な修正は本発明の範囲 内に含まれるものであり、本発明による真の範囲および包含内容を決定するため には以下に示す請求の範囲を検討すべきであるということは当業者によって理解 できよう。

要約書 本願発明は、汚染された先の尖った医療器具を収容するための容器に関する。１ つの実施例において、容器（２０）は一対のフラップ（３０，３２）により規定 される入口を有する。汚染された医療器具（２４）は、一方のフラップ上に置か れ、下方に押される。これにより、医療器具を容器内に収容するためにこれらフ ラップは離隔するように移動する。医療従事者が容器内に収容された器具の個数 を数えることができるように、容器は透明なプラスチック材料で形成することが 好ましい。第２の実施例は、円筒形部材（４２）から成る。この円筒形部材は、 一方の軸端近傍に仕切板（４６）を備えており、この仕切板によって細長い空間 （４８）と小さな空間（５０）が区画される。これらの実施例はいずれも注射器 全体を容易に収容することができ、また縫合針のような小さな医療器具であって も安全に収容することができる。

国際調査報告 ｅ耐１１−申嗜醪＾”−”−”ＰＣＴ／１Ｆｉ９１／Ｑ）４２３

Claims (20)

【特許請求の範囲】
1. １．使用済みの医療器具を収容するための空間を規定する長手方向および横方向 の側面と上面および底面とを有する容器を備え； 前記上面は２つのフラップを有し、前記空間に対する入り口が前記２つのフラッ プ間に規定される使用済みの尖鋭な医療器具の収容装置。
2. ２．第１のフラップが第２のフラップの一部に重なり、通常は前記入り口が閉じ ている請求項１に記載の装置。
3. ３．前記容器にラッチが備えられ、前記第１のフラップは前記ラッチの下でスナ ップ止めされており、前記第２のフラップが前記第１のフラップに対して上方向 に付勢されている請求項２に記載の装置。
4. ４．前記第１および第２のフラップが、回転ヒンジによって前記容器と一体に連 結されている請求項３に記載の装置。
5. ５．前記第２のフラップが、通例平面である第１の部分と、前記第１の部分から 曲げられて垂直方向に上に向かって延在している通例平面である第２の部分とを 有し、前記通例平面である第２の部分が前記第１のフラップの下に配置される請 求項４に記載の装置。
6. ６．前記第１および第２のフラップが、前記容器の長手方向の側面に連結されて いる請求項５に記載の装置。
7. ７．前記容器の少なくとも１つの壁面が、前記容器の内部を見ることができるよ うに透明なプラスチックで作られている請求項６に記載の装置。
8. ８．前記空間に滅菌材料が備えられている請求項７に記載の装置。
9. ９．前記第２のフラップが、通例平面である第１の部分と、前記第１の部分から 曲げられて垂直方向に上に向かって延在している通例平面である第２の部分とを 有し、前記通例平面である第２の部分が前記第１のフラップの下に重なるように 配置される請求項２に記載の装置。
10. １０．前記容器にラッチが備えられ、前記第１のフラップが前記ラッチの下にス ナップ止めされており、前記第２のフラップが前記第１のフラップに対して上方 向に付勢されている請求項２に記載の装置。
11. １１．前記ラッチが各横方向の壁から長手方向に内側に向かって延在し、前記第 １のフラップの上に横方向に延在している請求項１０に記載の装置。
12. １２．前記第１および第２のフラップが、回転ヒンジによって前記容器と一体に 連結されている請求項１０に記載の装置。
13. １３．前記２つのフラップが、前記容器の前記長手方向の側面にヒンジ付けされ た第１および第２のフラップを有し、前記長手方向の側面が標準的な注射器の平 均的な長さよりも長い請求項１に記載の装置。
14. １４．前記第１および第２のフラップが、回転ヒンジによって前記容器と一体に 連結されている請求項１３に記載の装置。
15. １５．前記容器の少なくとも１つの壁面が透明なプラスチックで作られている請 求項１に記載の装置。
16. １６．前記空間に滅菌材料を備えた請求項１に記載の装置。
17. １７．（Ａ）一方のフラップ部材が他方のフラップ部材と重なるように、空間へ の入り口を規定している２つのフラップ部材で空間を規定する段階と；（Ｂ）処 理すべき使用済み医療器具を前記フラップ部材の１つの上に置き、前記フラップ 部材が他方のフラップ部材に対して下方向に動くように下に押す段階と；および （Ｃ）前記使用済み医療器具を前記空間に導く段階と； を含む使用済みの尖鋭な医療器具を処分する方法。
18. １８．前記空間内にある医療器具の数を数えることができるように、少なくとも １つの透明な壁面で空間を規定する容器を形成する段階を含む請求項１７に記載 の方法。
19. １９．一方の軸端の近傍にしきり板を備え、前記板の一方の側面で第１の細長い 空間を規定し、前記板の他方の側面で第２の小さな空間を規定する細長い中空の 円筒形部材からなる使用済み医療器具収容装置。
20. ２０．前記細長い空間と前記小さな空間の各々に針保持材料が備えられ、前記細 長い空間と前記小さな空間の各々が、前記円筒形部材上にかぶせたキャップ部材 によって閉じられる請求項１９に記載の装置。