JPH05504898A - 温飲料ディスペンサー装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 温飲料ディスペンサー装置 本発明は温飲料ディスペンサー装置に関する。

このような温飲料・ディスペンサーが長い間必要とされ、また多くの種類のディ スペンサーが当技術分野において知られている。

充填口用の蓋と容器の下方部に取り付けられた注ぎ口とバルブ手段を有する大型 ステンレス製飲料ディスペンサー容器が当分野においてよく知られている。バル ブ手段は無意識にバルブを開けたままにしてしまう危険を防止するため自動的に 閉じる。

他のタイプの飲料ディスペンサーとして必要時に大型の温飲料源から補充される ポンプ式魔法瓶と呼ばれるものも含んでいる。

最も簡単かつおそらく最も適当な温飲料・ディスペンサーは従来の約１〜２リツ ターの容積を有する魔法瓶型・フラスコ又は魔法瓶型・水差しである。

これらの飲料・ディスペンサーの全て、特に大型のディスペンサーに関する限り 重大な欠点がある。注ぎ口とバルブ手段が取り付けられた大型のディスペンサー は外観が悪くめったに洗浄されることはない。さらにバルブは必ずしも適切に閉 じず、大量又は少量の液体がディスペンサー・コンテナから流れ出し、液体が流 れる表面に重大な損傷を与える原因となる。ポンプ式魔法瓶はしばしば素早く水 ですすがれることにより水で洗浄されるが、この洗浄は適切ではない。魔法瓶が 補充又は充填される時、液体が魔法瓶からこぼれてしまい魔法瓶は細長くなって いるので、倒れる危険があり中身の大半がこぼれてしまう。魔法瓶型・フラスコ 及び水差しもまたこのような欠点がある。さらにその他の要因としてディスペン サーから飲み物を出す時、不安定に置かれた状態の緊張によりアーム部と肩部に 損傷が生じる欠点がある。

これらの間通は特に旅客機の分野に見られ考え得る良好な解決策を５０年以上も の間試みてきた。この問題は空間が限られたりストレスが加わったりした場合さ らに変化する。これらの問題を解決する試みとしてＳＡＳ　（スカンジナビア航 空）は最近３００万スウエーデン・クローネを費やして分析を行った。その結果 得た最良の解決策は人間工学的に洗練されたプラスチック製のコーヒー及び紅茶 の魔法瓶を使うということであった。分析されかつ適切な解決策が見つからなか ったこれらの欠点を参考にして、魔法瓶型・フラスコ・システムが必要とするも のを以下に述べる。

ｌ、航空機に取り付けられている電気湯沸かし器が故障した際の修理をする技術 者。

２、航空機が離陸する前に、航空機に後退して近づいて、例えば４０リツトルの 水を外部に充填接管を取り付けたホースを通じて水を供給することのできる水運 搬車輌。

３、該車輌が高温の環境条件下で待たずに供給される均一でしかも良質の水。

４、定期的に清掃される湯沸かし器、水運搬車輌のタンク及び魔法瓶型・フラス コ。

その他の欠点は暖かい飲み物とケーキ、砂糖、牛乳、ミルクを配る際に使用され る配膳車上で魔法瓶は相当な範囲の自由スペースを必要とすることである。さら に、例えば航空機がエアポケット内を飛行したり、飛行中揺れたりする時、魔法 瓶・フラスコが転倒する危険性がある。また配膳室内で飲み物が注がれる時、多 量の飲み物がこぼれてしまう。このこぼれた液体が徐々に航空機の底に集まり防 ぐことが困難な腐食の原因になる。

本発明の目的は前述の間遅点を解決し、前記欠点を除去することである。

これは特許請求の範囲１の特徴部に記載された構成要件からなる温飲料ディスペ ンス装置によって達成される。本発明の容積５〜１０リツトルを有し、熱絶縁璧 を有するディスペンス・コンテナは中央の開口部を通じて用意された温飲料が充 填され、ディスペンス・コンテナは完全に密封されているので、他の備品と同じ ように簡単に扱え移動させることができる。ディスペンス・コンテナはホルダー に挿入され、使用する迄そこにしまいこまれており、使用時には前記コンテナの 上側に注ぎ口とポンプ手段が取り付けられる位置に迄コンテナを引き出し、この 場合前記注ぎ口とポンプ手段は保護するように配されるのが好ましい。

本発明の請求の範囲２に記載の好ましい一実施例によると、注ぎ口はコンテナ内 部と注ぎ口、ポンプ手段間を連結すると同時に使用方向に描動することができる 。ディスペンス・コンテナは一つはコーヒー、一つは紅茶用にと二つの室に分け るのが好ましい。注ぎ口は注ぎ口とポンプ手段が前記室のいずれか一つを選択す るように連通ずる２つの位置に於いて揺動する。

請求の範囲４に記載の実施例によると、ポンプ手段はコンテナがホルダーにしま われる際ディスペンサーから取り外すことができ、ディスペンサーは棚の下又は そのような予め設けられた場所に収納される。ポンプ手段は前記コンテナを補充 するためにホルダーから出す時、コンテナから外され、それによってディスペン サーが取り扱われる時の破損から前記ポンプ手段は保護される。本発明の飲料デ ィスペンサーは温飲料を用意するための水を供給する別の搬送手段を必要とせず 、コーヒーと紅茶の準備の集中化により粉コーヒー及び粉紅茶の消費が１／２迄 減少することが可能になる。

本発明は、旅客機内で使用される配層車用に適した本発明の飲料ディスペンサー の実施態様を例示する図面に従って詳細に説明を進める。

第１図は本発明の飲料ディスペンサーが完全に挿入された状態の配膳車の斜視図 である。

第２図は使用時のディスペンサーの側面図である。

第３図はディスペンサー・コンテナとポンプ手段使用時の第１図に示した配膳車 の上部を示す一部断面にて示す正面図である。

第４図は外方に落動した注ぎ口の上面図である。

第５図は第４図のｖ−ｖ線上の断面図である。

第６図は引き出された時の注ぎ口の斜視図である。

第７図は第６図と類似の外方に落動した注ぎ口に取り付けられるポンプ手段の斜 視図である。

第８図は第７図と類似の注ぎ口にポンプ手段が取り付けられている斜視図である 。

第１図に旅客機で使用される従来の配膳車（１）を示す。該配膳車は各端部に引 き出しく２）とトップカウンター等を有する。

例示されてる実施態様の場合、配膳車の最上部の引き出しは熱絶縁壁を有する完 全密封コンテナ（３）と入れ替えられる。コンテナ（３）は引き出しく２）と同 じ方法で引き出しが可能に組み入れられる。しかし第２図に示す位置にコンテナ を固定する留め全機構（図示していない）が取り付けられている。その留め金は コンテナ（３）を完全に引き出せるようにレバー（４）により開放される。

各コンテナ（３）は、配膳車のカウンター面の下部に取り付けられ、外方に揺動 自在の注ぎ口（５）がコンテナ（３）の上側面にある凹部に配設される。引き出 し自在のプレート又は板（６）はコンテナの下側に形成された凹部に取り付けら れており、このプレート（６）はコンテナ（３）を引き出す際のハンドルとして も作用する。コンテナ（３）には壊れやすい外側に突起している部分がなく過度 の注意を必要とせず取り扱うことができる。唯一破損を受けやすい部品はコンテ ナの上側に取り付けられるポンプ手段である。安全のために、ポンプ手段（７） は前記コンテナを使用する時のみコンテナ（３）に取り付けられ、使用される迄 は配膳車カウンター面上のクランピング装置上に置かれるか引き出しく２）のう ちの１つにしまわれる。

コーヒー又は紅茶のどちらか一つを出すことができるように各コンテナ（３）は 第３図に示す通り隔壁により２つの室（３ａ）と（３ｂ）に分けられている。あ る一つの位置で注ぎ口（５）は送出パイプ（１０ａ）又は（１０ｂ）のどちらか 一つに連通ずるように、注ぎ口（５）は２つの位置間を線動し、前記パイプはそ れぞれ室（３ａ）と（３ｂ）内に取り付けられ、底部付近で開口している。ポン プ手段は以下に説明する方法で選択される室（３ａ）又は（３ｂ）に同時に連通 される。

第４図に前記外方に線動した位置の一つに配せられた注ぎ口（５）を示す。ポン プ手段（７）は取り除かれているが、該ポンプ手段はコンテナ（３）の運搬中、 注ぎ口（５）の上面にあるクランピング装置によりクランピングされる使い捨て 保護プレートを有する。注ぎ口（５）にはパイプ（１０ａ）のオリフィス中央に 位置する開口部（５１Ａ）と連通ずる注ぎチャネル（５ａ）が設けられている。

内腔（１１）即ち管の一端が注ぎ口（５）の上面端部で開口しており、内腔の他 の一端が室（３ａ）の壁（３１）内の開口部（３１ａ）の中央に開口している。

ポンプ手段（７）が注ぎ口（５）の平坦部に取り付けられクランピング手段によ って所定の位置にクランピングされた時、ポンプ手段（７）の排出口（７１）は 第５図に示すように内腔（１１）の孔口の上部に位置する。

注ぎ口（５）を他の外方線動位置に線動させた時、注ぎ口の別の注ぎチャネル（ ５ｂ）の下方に延びている部分（５１ｂ）はパイプ（ｆｉｂ）の上部孔口の反対 中央に位置する。同時に、ポンプ手段の排出口（７１）と内腔（１１）の底部孔 口は室（３ｂ）の壁内に於いて開口部（３１ｂ）で連通している。ポンプ手段（ ７）はスプリング（図示していない）の作用に抗して作動する下方に押圧するプ ランジャー又は蛇腹からなる。プランジャーが押下された時、注ぎ口（５）の位 置によるが、選択される室（３ａ）又は（３ｂ）内で過圧が発生し外方に引き出 されたプレート（８）に置かれ該当する注ぎチャネルの下方に位置するカップに 注ぎ管（５ａ）又は（５ｂ）を通してコーヒー又は紅茶が注がれる。

第６図に飲料を注ぐためにコンテナ（３）が引き出された時、内側の癌動位置に 収納されている注ぎ口（５）を示す。注ぎ口が第７図に示す位置に線動した時、 注ぎ管（５ｂ）はコンテナ室（３ｂ）に連通され同様に内腔（１１）も連通され る。ポンプ手段（７）は第８図に示す様に注ぎ口（５）の平坦部上に嵌め込まれ る。注ぎ口内の注ぎチャネル（５ａ）と内腔（１１）は反時計方向に注ぎ口（５ ）を癌動させることによってコンテナ室（３ａ）と連通ずる。

飲み物が注がれた後、ポンプ手段（７）は取り外され注ぎ口（５）は第６図に示 す位置に補動され、コンテナ（３）は配膳車カウンター面下に収納される。飛行 機が着陸した後、コンテナは配膳車から外され空港ビル内のサーヴイス・ステー ションに他の食器と共に送られ機械により洗浄され、温飲料を補充し他の食器及 び食べ物と共に最初にそのコンテナを使用した飛行機又はそれとは違う飛行機に 運搬される。

少なくとも本発明のディスペンサーを旅客機内で使用すれば高価な水運搬組織を 不要にし、飲料の品質を大幅に高める二とができ同時にキャビンクルーの仕事量 を減らすことができる。

要約帯 本発明は熱絶縁壁を有する完全密封コンテナからなる温飲料ディスペンス装置を 提供することにある。

コンテナはホルダー（１）に挿入でき、注ぎ口（５）がコンテナ上部の凹部内の 保護されている場所から延びており、コンテナ壁（３Ｉ）内に設けられた穴（１ ０ａ、３１ａ）は注ぎ口（５ａ）とポンプ手段（７）と密封するように連通する ために注ぎ口（５）とポンプ手段（７）がコンテナ内部に連通できる固定位置に 前記ホルダーから引き出されるように構成されている。

選択図：第５図 国際調査報告 、ＰＣ′Ｔ／ＳＥ　９１１００１３８

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. １．コンテナ（３）は実質的に平方六面体の形状を有し、該コンテナ（３）はカ ウンター面の下部に投げられたホルダー（１）に挿入可能に配され、さらに前記 ホルダーから引き出され所定のロック位置に移動可能でありこのロック位置に於 いて前記コンテナの内部（３ａ．３ｂ）は上記コンテナの上部に設けられたポン プ手段（７）と注ぎ口（５）を介して大気と連通することを特徴とする密封コン テナからなるポンプ手段を有する温飲料ディスペンス装置。
2. ２．注ぎロ（５）は所定位置で搖動可能になっておりその所定位置に於いてコン テナ（３）の上部に配されかつ底部で隣接して開口するパイプ連結部（１０ａ， １０ｂ）と連通する第１開口部が注ぎ口チャネル（５ａ，５ｂ）の対応開口部（ ５１ａ，５１ｂ）と密封状態に連通し同時に前記コンテナ内部（３ａ，３ｂ）を 開口する第２開口部（３１ａ，３１ｂ）が前記ポンプ手段（７）と密封状態に連 通する請求項１に記載の装置。
3. ３．コンテナ内部を２つに区分（３ａ，３ｂ）する隔壁を前記コンテナに設け、 さらに前記注ぎ口（５）を２つの異なる位置間に搖動可能に投げこれらの位置に 於いて注ぎ口（５）とポンプ（７）が選択的に前記（３ａ，３ｂ）のいずれか一 つに連通することを特徴とする請求項２に記載の装置。
4. ４．ポンプ手段（７）が取り外し自在に設けられ、該注ぎ口（５）上面に配され た開口部（１１）上に移動可能になっており、前記開口部（１１）は注ぎ口（５ ）が外方に搖動した時、コンテナ内部（３ａ，３ｂ）に連通する前記第２開口部 （３１ａ，３１ｂ）に連通していることを特徴とする請求項１〜３のいずれか１ 項に記載の装置。