JPH05504538A - 連続した紙バンドのための高速折畳機における改良されたシート停止装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 連続した紙バンドのための高速折畳機における改良されたシート停止装置 技術分野 本発明は、連続した紙バンドのための折畳機の集積面に対するシート停止装置の 改良、特に同一出願人名で１９８８年１１月２７日に出願されたイタリア特許出 願第２２５３６　Ａ／８８号において説明され特許請求された型式の高速折畳機 の改良として適用可能な改良されたシート停止装置に関するものであり、本出願 でこの先のイタリア特許出願は参照のために含まれる。

背景技術 前記特許出願の図面から判断すれば、当該発明に係る折畳機は、支持枠１０を有 し、この支持枠１０には、支持面１８と２つの円筒状ローラ２０および２２が設 けられている。このローラ２０．２２は相互に反対方向へ回転駆動されるととも に、連続した紙バンドの出だし部分が両ローラ２０．２２と前記支持面１８との 間に誤って入り込まないようにする規制手段２４．２６を具えている。この規制 手段２４．２６は、ローラ２０．２２に形成された溝４０．４４のそれぞれと係 合する上側レリーフ３２．３６と、前記支持面１８を削り取ることによって形成 される側面溝４２、４６とそれぞれ係合する下側レリーフ３４．３８とを具えて いる。

前記支持面１８に前記側面溝４２．４６を形成することは、技術的に困難であり 、経済的に高価なものとなる。しかしながら、単に下側レリーフ３４．３８を省 略することにより、連続した紙バンドの出だし部分が規制手段２４．２６および 支持面１８間に誤って入り込まないようにすることが可能となる。

本発明の目的は、削り取ることによって形成される前記側面溝４２．４６を用い ず、しかも、両規制手段２４．２６と支持面１８との間に位置する連続した紙バ ンドの前記出だし部分を効果的に停止させるようにすることにある。

発明の開示 この目的を達成するため、本発明は、完全に平滑にされた支持面と、規制手段の 下側レリーフに代えて設けられ、前記規制手段の端部に位置した一対の垂直方向 に滑動自在なフィンガとを具え、この一対のフィンガが前記支持面と係合するこ とにより、紙バンドの出だし部分が前記規制手段と前記支持面との間に入り込む のが完全に防止される。

前記フィンガは、前記支持面と接触し前記規制手段に固定されたサポートに対し 滑動可能な下側のロッド部を具え、このロッド部は、前記支持面を下方に押しつ けるとともに、この支持面上に載置され連続して折り畳まれた紙バンドのパッケ ージの形状によってもたらされる前記支持面の動きに追従する。

好ましい実施例としては、前記フィンガは、支持面の動きに追従するために下側 の中空ロッドを具え、この中空ロッドに、前記規制手段に固定され中空ロッドに 対し滑動可能な上側の中実ロッドが挿入されている。

かわりに、前記フィンガは支持面の動きに追従するために下側の中実ロッドを具 え、前記規制手段に固定され中実ロッドに対し滑動可能な上側の中空ロッドに下 側の中実ロッドが挿入されている。

前記フィンガの下側のロッドには、紙バンドがフィンガおよび支持面と接触する 側と対向する側に傾斜面が形成されるのが好ましい。

また、前記下側のロッドには、第１の傾斜面に連続かつ隣接して第２の傾斜面が 形成され、前記フィンガの全荷重を紙バンドとの接触ラインへ移動せしめるため 、フィンガの接触部を、紙バンドがフィンガ自身および支持面と接触する領域に おけるラインへ実質的に移動せしめるのがより好ましい。

さらに、前記フィンガの可動部分と固定部分との間には、弾性部材を介装するこ とができ、これにより前記支持面上における前記フィンガの接触力が増強される 。

本発明に係る上記構成は、その他の構成および効果とともに、図面を用いた下記 の実施例に関する詳細な説明によって、より明らかなものとなるであろう。

図面の簡単な説明 第１図は、上記イタリア特許出願において開示され、本発明に係る改良された規 制手段の実施例である折畳機の部分側面図である。

第２図は、本発明に係る滑動するフィンガの端部を示した部分側断面図である。

第３図は、第２図に示した端部自身を外側から内側方向へ見た部分図である。

発明を実施するための最良の形態 上記イタリア特許出願において、その明細書および図面で使用したのと同一符号 を可能な限り使用した図面に示されるように、高速折畳機１０は、折り畳まれた 紙バンドのパッケージ１６６がその上面と接触する支持面１８と、紙バンドの折 り畳みを開始させる折畳機１０の枠部材１４．１５によって支持されたサポート ５４にさらに支持されたピボット３０により回転可能なローラ２２と、前記ピボ ット３０により支持されストッパ８４により動きが規制され前記紙のパッケージ １６６を停止させる規制手段２６とを具えている。この規制手段２６は、ローラ ２２の表面に刻設されたｆｉ４４ａ〜４４ｅと係合するフィンガ３６ａ〜３６ｅ が上向きに突出したクロスパー２７と、支持面１８と下向きの全ストロークの過 程で接触し下側に設けられた２つの伸縮自在なフィンガ３８ａ、　３８ｂとから 構成される。

この伸縮自在なフィンガ３８ａ、　３８ｂの１造を理解するには第２図および第 ３図を参照すべきである。両図に示されるように、前記フィンガ３８の１つは、 滑動可能な中実ロッド６２が挿入される中空ロッドないしはシェル６０を具えて いる。この中空ロッド６０は、自重ないし場合によってはシェル６０に設けられ たスプリング６４の助けにより、面１８と当接する。シェル６０は、前記ロッド ６２に固定されたビン６８が摺動するスロット６６により、そのストロークが規 制される。規制手段２６の下側に紙バンドの出だし部分が誤って入り込まないよ うにするのに有効なシェル６０は、紙と対向し、自重ないし場合によってはスプ リング６４のほぼ全量が負荷され第１の傾斜面７２がこれに連続して形成される 前側の角部７０を有する。シェル６０の角部７０上において、シェル６０および 面１８間の極めて良好な密着が確保される。場合によっては、便宜上、第１の傾 斜面７２に続けて第２のより逃げを設けた傾斜面７４を設けることも可能である 。

本発明の動作手順を示せば下記のとおりである。

すなわち、支持面１８上に紙のパッケージ１６６が形成されはじめると、紙バン ドの出だし部分は規制手段２６へ至り、ローラ２２および支持面１８間のある一 点と接触する。このとき、支持面１８は、その最上部に位置し、伸縮自在なフィ ンガ３８ａ、　３８ｂは最短の長さに縮められている。

フィンガ３８ａ、　３８ｂは、紙バンドの出だし部分を安全に停止させるために は少な（とも２つ必要である。さらに、角部７０に続く傾斜面７２は、中空ロッ ドないしはシェル６０の自重ないし場合によってはスプリング６４によってもた らされる力のほぼ全量を前記角部に沿って形成された片すみに移転せしめ、かか る高い押圧力により、いかなる場合においても、紙がフィンガ３８ａ。

３８ｂを持ち上げないようにしている。紙バンドの出だしは、集積面１８に関し かすめる方向へはフィンガ３８ａ。

３８ｂに抗して行（ことは絶対にな（、常時、下側へ押し付けるのを助けるのに 十分に傾けられているから、これにより、フィンガ３８ａ、　３８ｂは集積面１ ８に対し、より以上に接近しようとする。この結果、紙バンドは、規制手段２６ と集積面１８との間には決して入り込むことはない。紙のパッケージ１６６が大 きくなると、その最後の折畳端は支持面１８からさらに遠ざかり、紙が規制手段 ２６と集積面１８との間に誤って入り込む可能性はより少な（なる。

実際上、紙が規制手段２６とローラ２２との間に誤って入り込む危険性はある訳 であるが、これは、ローラ２２に形成された溝４４ａ〜４４ｅと協働するクロス パー２７に上向きに形成されたフィンガ３６ａ〜３６ｅにより防ぐことができる 。

パッケージ１６６の極端な増量により、支持面１８とローラ２２との間の全空間 はパッケージ１６６で占められることになるが、これは、必然的に面１８を下げ 、パッケージ１６６のさらなる増量を受け入れることができるようにする必要に せまられる。本発明に係る伸縮自在のフィンガ３８ａ、　３８ｂは、常に面１８ を押し下げ、いかなる場合においてもパッケージ１６６の紙を停止させることが できる。

本発明は最良の実施例により説明されたが、当業者にとって可能な変更と自明な 事項は、その請求の範囲から逸脱することなく含めることができる。例えば、伸 縮自在なフィンガ３８ａ、　３８ｂは、第２図および第３図においては中空のロ ッドで構成される部分６０と中実のロッドで構成される部分６２とを有するフィ ンガとして説明したが、これとは異なる構成に製造することは可能である。

要約書 高速折畳機（１０）の集積面（１８）および規制手段（２６）間におけるシート 停止装置の改良であって、この装置は、規制手段（２６）から集積面（１８）側 の下方へ移動可能な少なくとも一対の伸縮自在なフィンガ（３８ａ、　３８ｂ） を具え、このフィンガ（３８ａ、　３８ｂ）は、集積面（１８）のいかなる変位 に対しても追従できるように伸縮する。

Claims (7)

【特許請求の範囲】
1. １．完全に平滑にされた支持面（１８）と、規制手段（２６）の複数の下側レリ ーフに代えて設けられ前記規制手段（２６）の端部に位置した一対の垂直方向に 滑動自在なフィンガ（３８ａ，３８ｂ）とを具え、この一対のフィンガ（３８ａ ，３８ｂ）が前記支持面（１８）と係合することにより、紙バンドの出だし部分 が前記規制手段（２６）と前記支持面（１８）との間に入り込むのが完全に防止 されるようにしたことを特徴とする紙折畳機の集積面に対するシート停止装置。
2. ２．前記フィンガ（３８ａ，３８ｂ）は、前記支持面（１８）と接触し前記規制 手段（２６）に固定されたサポート（６２）に対し滑動自在な下側のロッド部（ ６０）を具え、このロッド部（６０）は、前記支持面（１８）を下方へ押し付け るとともにこの支持面（１８）上に載置され連続して折り畳まれた紙バンドのパ ッケージの形状によってもたらされる前記支持面（１８）の動きに追従すること を特徴とする請求の範囲第１項に記載のシート停止装置。
3. ３．前記フィンガ（３８ａ，３８ｂ）は、前記規制手段（２６）に固定され支持 面（１８）の動きに追従するためにこれに対し滑動可能な挿入型の上側の中実ロ ッド（６２）を有する下側の中空ロッド（６０）を具えることを特徴とする請求 の範囲第２項に記載のシート停止装置。
4. ４．前記フィンガ（３８ａ，３８ｂ）は、前記規制手段（２６）に固定され支持 面（１８）の動きに追従するためにこれに対し滑動可能な下側の中実ロッドが挿 入された上側の中空ロッドを具えることを特徴とする請求の範囲第２項に記載の シート停止装置。
5. ５．前記フィンガ（３８ａ，３８ｂ）の下側のロッド（６０）には、紙がフィン ガ（３８ａ，３８ｂ）自身および支持面（１８）と接触する側と対向する側に傾 斜面（７２）が形成されていることを特徴とする請求の範囲第２項および第３項 に記載のシート停止装置。
6. ６．前記下側のロッド（６０）には、第１の傾斜面（７２）に連続かつ隣接して 第２の傾斜面（７４）が形成され、前記フィンガ（３８ａ，３８ｂ）の全荷重を 紙バンドとの接触ラインへ移動せしめるため、フィンガ（３８ａ，３８ｂ）自身 の接触部を、紙バンドが前記フィンガ（３８ａ，３８ｂ）および支持面（１８） と接触する部分に対応した実質的なライン（７０）へ移動せしめたことを特徴と する請求の範囲第５項に記載のシート停止装置。
7. ７．前記フィンガ（３８ａ，３８ｂ）の可動部分（６０）と固定部分（６２）と の間には弾性部材（６４）が介装され、前記フィンガ（３８ａ，３８ｂ）の前記 支持面（１８）上における接触力を補強していることを特徴とする請求の範囲第 ５項および第６項に記載のシート停止装置。