JPH05502165A - プロピオン酸をベースにした生物学的混合体を特に工業的規模で製造するための半連続発酵法およびその装置 - Google Patents

プロピオン酸をベースにした生物学的混合体を特に工業的規模で製造するための半連続発酵法およびその装置

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JPH05502165A JP3508488A JP50848891A JPH05502165A JP H05502165 A JPH05502165 A JP H05502165A JP 3508488 A JP3508488 A JP 3508488A JP 50848891 A JP50848891 A JP 50848891A JP H05502165 A JPH05502165 A JP H05502165A
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ロジェ ロイク
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 プロピオン酸をベースにした生物学的混合体を特に工業的規模で製造するための 半連続発酵法およびその装置 免豆旦11 1、の1 この発明の分野はプロピオン酸をベースにした生物学的混合体を製造するための 炭酸塩源を半連続的に発酵させる分野に関する。
より詳細には、この発明はプロピオン酸を製造するためのプロピオンバクテリア により基質を半プロピオン発酵させるための方法とその装置に関する。
プロピオン酸およびプロピオン酸塩は抗かび特性を有するものとして知られてい る。これらの物質はパンの製造とビスケットの製造において特に使用されている 。これらの物質は一部はエメンタール(Emmental)タイプの調理用硬質 チーズの風味の原理となる。
多くの国で食料品の成分となるプロピオン酸またはプロピオン酸塩が添加剤とし て化学的に製造されている。現在、ある国では法律により人間が消費する食料品 を製造するための合成品の使用が禁止されている。
更に、消費者の多(は合成品より天然品を食品の成分に加えることを好んでいる 。それ故、生物学的な原理による代用品を提案することには価値がある。
生物学的なプロピオン酸はプロピオンバクテリアによる発酵により食料品に取り 入れられている。
発酵が行われることによりほんの少量の酢酸が生ずるが、この酢酸は多用途の保 存薬品となる。
チーズの調理に加えられる天然の製品にはこのように芳香塩基と保存薬品として の2つの機能があり、更にこの天然の製品により製造時間、とりわけ熟成時間の 短縮が図られるが、この熟成時間は特に芳香を発生させる役割をしている。
L−1困二上I プロピオン酸を製造するのに特に応用できる発酵の方法として周知の3つの方法 がある二回分発酵、連続発酵、非連続発酵である。しかしこれらの方法は現在と れも以下の理由から工業的規模ではプロピオン発酵として行われていない。
回分発酵は発酵容器に発酵の基質とバクテリアにより生成される接種材料を入れ ることから行われる。例えば、バクテリアを再生する期間の終りに相当する基質 の発酵が終れば、完全に発酵した製品は発酵容器から取り比され、更にバクテリ アは製品から分離される。この方法は発酵容器に新しい基質と新しい接種材料を 入れることにより行われる。バッチ発酵の大きな利点は実現の装置が簡単であり 、分離処理を行った製品の品質が高いことである。回分分離の大きな欠点は発酵 時間、特にプロピオン発酵が非常に長いことである。
発酵に対する他の方法は連続発酵の方法である。この方法では発酵した基質は製 品をバクテリアから分離するため発酵容器から連続的に取り出し、しかも容器に は常に同じ量の基質が含まれているように一定量の新しい基質が発酵培地に連続 的に加えられる。この発酵の利点は製造する製品が連続して得られることである 。しかし連続的な発酵を工業的な規模で行うことは今の所非常に難かしい。
更に、得られた物質を濾過により取り出す時、この方法を行うには一方のフィル タを使用している間は他方のフィルタを清掃するためと、発酵作用の中断を避け るために2つのフィルタ用モジュールが必要である。この欠点は各フィルタのユ ニット価格に対し大きな欠点がある。
連続発酵法は特にウェイマン(WAYVAN)他による米国特許出願筒3.06 7、107号およびチェリアン(CHERYAN)他によるPCT出願第851 01.064号に記載されている。
3番目の発酵法は半連続発酵法である。この方法は発酵培地の少なくとも一部が 発酵容器から周期的に取り除かれる間連続的なサイクルで発酵を行うことがら成 り、製造された製品は発酵容器から取り出され、更に取り除かれた量に相当する 量の新しい基質が発酵容器の中に入れられる。必要があれば、ゲル状のバクテリ アを含ませ、石灰、ケイソウ土または炭酸カルシウムのような浸透性または粉末 状の塩基に吸収させることができる。
プロピオン酸の半連続発酵の方法は特にステレス(STILES)による米国特 許番号第2.020.251号に記載されている。この特許では糖みつ、活性ア ルミナおよびベントナイトにより生成される基質の使用を提案している。半連続 発酵は50%の発酵物質を同量の新しい基質と置き換えることにより行われる。
しかし発酵時間は非常に長く、この場合は7日であるが活性アルミナおよびベン トナイトは触媒のように作用する。
プロピオン酸の半連続発酵に関する他の特許はステレス他による米国特許番号第 1,932,755号であり、この特許では発酵の速度を早めるためプロピオン バクテリアに乳バクテリアを加えることを提案している。しかしこの場合も発酵 は非常に長く、この方法で多量のプロピオン酸を製造することは期待できない。
プロピオンの製造に関する文献(アプライド アンド エンバイロメント マイ クロバイオロジイ、1986年2月、pp、 427−428、vol 51.  No、2 ;アプライドマイクロバイオロジイ アンド バイオチクノロシイ 、1987年、25、pp、 434−437 ;ジャーナル オブアプライド バクテリオロジイ、1989年、66、pp、 175−[14)の全ての記載 にはプロピオンバクテリアの再生の速度が遅いことによる問題点がある。
プロピオン発酵に対しては工業的な競争が少ないが、これは次の理由による: (1) プロピオンバクテリアの増殖の速度が低い;(2) 通常の成長のサイ クルの終りで得られる細胞の濃度が低い: (3)1伏時間が長い: (4) 品種の再生要素が大きくなることによりバクテリア汚染に対する抵抗が 低い。
この理由により、既知の方法では触媒剤または乳バクテリアで培養菌を作ること によりプロピオンバクテリアの新陳代謝を刺激することの他に、特に他の品種を 使用することを提案している。
この方法は実際にはプロピオンバクテリアにより限定されて作られたバイオマス を用いた工業的な条件のもとでは多量の生物的プロピオン酸を製造する基準を満 たさない。
この発明の目的は特にこれらの欠点を解決することである。
より詳細には、この発明の1番目の目的は工業的に利用できるプロピオン酸を発 酵させる方法および装置を提供することである。
この発明の他の目的は、例えば再生スピードが遅(しかも併発バクテリアにより 培地の感度が劣化するようなプロピオン発酵に対する種々の欠点および制限を解 決する方法および装置を与えることである。
この発明の他の目的は、発酵培地の測定(pH1温度等)を容易にする発酵装置 を提供することである。
この発明の更に他の目的は、製造量例えばバクテリアに対し塩基を使用しないで 単位量および単位時間当たりのプロピオン酸の量を増やすため細胞の濃度を増や すことである。
二IIL杓 これらの目的は他の目的と同じく以下の説明により明らかになり培地の半連続発 酵法により達成されるが、この培地は炭酸塩源、特にプロピオンタイプで接種材 料のバクテリアから製造されたバイオマスを用いたプロピオン酸塩基生物学的混 合体を工業的規模で製造するための乳糖塩基物質から構成されており、前記の方 法は発酵/取出しの連続サイクルを実施することから成るが、各サイクルには次 のことが含まれている: (1) 前記のバイオマスが閉じた環境内で前記炭酸塩源の新しい部分と相互作 用を及ぼしている発酵の第1段階; (2)次の発酵のサイクルの間、前記の製造された生物学的混合体を周期的に引 出すことと、生物学的混合体を製造するため接種材料から製造されるバイオマス をリサイクルするための第2段階。
(3)1番目の連続した発酵/取出しサイクルにより形成される1番目の期間で 、所定量のバイオマス(Xl)が得られるまで、前記プロピオンタイプのバクテ リアから成るバイオマスの成長を確実に行うように設計され、全てのバイオマス があるサイクルから次のサイクルまでリサイクルされる;(4)2番目の連続し た発酵/取出しサイクルにより形成される2番目の期間で、前記バイオマスの量 をバイオマスの対応した部分のみリサイクルすることによりほぼ所定量の(X、 )に保つことが行われる。
好ましい実施例では、前記の発酵の段階から前記の取出しの段階への移行は前記 のプロピオン酸塩基生物学的混合体を製造する出力量を最大にすることと、前記 プロピオンタイプバクテリアの成長速度を最大にすることから成るグループに属 する基準の1つを最適にするように行われる。
好都合なことに、前記の発酵の段階から前記の取出しの段階への移行が行われる のは次の基準の少な(とも1つが満たされた時である: (1)残留炭酸塩源が、導入された炭酸塩源の10%より少ない時で5%未満で あることが好ましい;(2)作られたプロピオン酸の濃度が炭酸塩源の初期の濃 度の約40%のスレッショルドを越える時。
酸濃度がスレッショルドを越えることはpHを保つため生物学的混合体に中和剤 を加える速さをモニタすることにより検出することが好ましい。
この発明によれば、バクテリアの濃度と、発酵培地の酢酸およびプロピオン酸と の両方または一方は、前記サイクルの少なくとも1回取出し段階の部分と発酵段 階の部分の両方または一方の間、少なくとも一度所定の抗バクテリアスレッショ ルドを越えることが好ましい。
この発明は更に発酵基質を循環させるため次の2つの外部ループを有する発酵容 器により構成される方法に適応できる装置にも関する: (1) 発酵基質を撹拌するループで、前記の発酵の容器から前記の発酵基質を 取り除き、前記の発酵基質を前記の発酵容器の中に再度入れること;(2)前記 の製造されたプロピオン酸塩基の生物学的混合体を取り出すループで、製造され た生物学的混合体をバクテリアから分離するモジュールを含む; 更に前記発酵基質の循環に対し半連続発酵法の作用として制御される前記ループ の一方に交互に選択的にルートを決める装置から成る。
この発明による方法は多量にバイオマスを製造するため使用することと、更に例 えばこの方法の2つの期間の最初の期間を実施するため最適期間を使用すること に対し好都合である。更に2番目の期間の間、この方法を実施することにより独 立に使用できる過度の量のバイオマスを各サイクルで回収できることに注目する 必要がある。
の な・ 本発明の他の特徴は、添付図面を参照した下記の説明により明らかとなる。ここ で、 第1図はこの発明による装置の好ましい実施例を示す。
第2A図は第1図のプロトタイプの装置で250時間測定したバイオマス濃度の 値の変化を示し、これにより所定のバイオマスの量X、が得られる。
第2B図は第1図のプロトタイプの装置で250時間測定したプロピオン酸の値 の変化を示し、これにより所定のバイオマスの量X1が得られる。
第3図はこの発明により実現されるバクテリア制御の原理を示すため、発酵培地 内のプロピオン酸の濃度により微生物汚染剤の成長のコースを示す。
支土旦 以下図面に基づきこの発明を更に詳しく説明するが、この発明はこの実施例には 制限されない。
第1図にはプロピオン酸塩基生物学的混合体を製造するためこの発明による装置 の好ましい実施例を示している。脱たんぽ(質炭酸塩源1は強化モジュール2に 入れられ窒素補充物3と一緒にされる。その結果得られた培地3は殺菌4され、 ポンプ5により発酵容器6に入れられる。発酵容器6は底が円錐で断熱用被覆材 の容器であり、回転撹拌器を有しないことが好都合である。
容器6にはプロピオンバクテリアから成る接種材料7の供給装置がある。若干過 圧状態で動き、アネロビック(anerobic)状態に近づけるため、窒素2 0は発酵容器6のドームの中に吹き込まれる。
容器6には更に中和剤を入れる装置6があることが好ましく、この中和剤により 発酵培地8のpHは一定レベルに保つようにされている。
発酵は接種材料が容器6に入れられた培地27に加えられた時開始する。
発酵容器6の中にある発酵基質8は撹拌ループ9と呼ばれる1番目の外側のルー プ9により一定に撹拌される。2つのバルブ12.13により連続的に循環され 通路Aに沿って回収される。容器6の中にある発酵基質8の一部は撹拌ループ9 に向かって容器6の低い部分からくみ上げられ10、発酵培地に再度入れられる 。泡が過度に生じないようにするため、培地はチューブ11を通り発酵容器6の 中に戻るが、このチューブ11は発酵培地のレベルより下に入れられている。
この循環により発酵培地に撹拌が生ずる。攪拌ループ9があることにより取扱い の間、人間かまたは洗浄が難かしい撹拌器があることにより生ずる攪拌処理に対 する汚染の危険を取り除(費用を減少させることができる。更に、撹拌器は比較 的費用が高く、しつかり密封する問題が生ずる。
撹拌ループ9により更に容器6の外側で部分18の上にpH14、温度15、バ イオマスコンテント28のセンサを設定できる。
pHはガス状または液体状のNH4、更には他のあらゆるガス状または液体状の 中和剤(ソーダ、炭酸カリウム、石灰、カセイソーダ、等)を加えること16に より約6.5の値に保たれる。
温度は加熱または冷却を行う管状の熱交換器17により、更に必要ならば外側の ループ9.19の共通部分18を循環させるものにより20℃から40℃の間、 できれば30℃に保たれる。2番目のループ19の役割の詳細は以下に記載する 通りである。
バイオマスコンテント測定センサ28は発酵容器6のプロピオンバクテリアの濃 度を確かめるのに使用される。
撹拌ループ9があることによりセンサ28を設置できることに注意する必要があ るが、この種のセンサを取付けることができるのはオンラインであるからである 。実際今の所、混濁度を測定するため発酵容器内に取付けられる測定センサはな い。
容器6は簡単な幾何学的形状を取ることができ、膨張することなく、また発酵容 器の内側にセンサを置くことに必要な平坦な形を有することができる:これによ りセンサと撹拌器を有した容器よりも価格が安くなる。
他の利点は例えば汚れが生じた時、センサ14.15をきれいにすることができ る点にある。殺菌剤をセンサ14.15を含んだチューブ18の中で圧力をかけ て簡単に循環させることによりセンサをきれいにできる。
その他の利点は発酵容器6での処理の間、測定を行うため容器6への直接の作用 を避けるため、汚れの危険を減少させることである。
この発明による方法の実施にはプロピオンバクテリアに対する塩基の存在が必要 でないことが判る。これにより容器6の単位体積当たりのバイオマスコンテント 値が高くなる。
通路Aに沿って発酵基質8を循環させることは以下に説明する発酵の1番目の段 階に対応している。
この発明により行われるサイクルの2番目の段階は混合体21からバクテリア2 3を取出すことから成る。このようにすることにより、バルブ12(第1図)に より取り出された製品は容器から、濾過モジュール22を有する取出しループと 呼ばれる2番目の外側ループ19の方向に向かう。
容器から取り出された製品は通路Bに沿って流れる。濾過モジュール22により 得られた混合体21からバクテリア23が分離される。このモジュールは薄膜の 形態の種類(平面、中空ファイバ、管状等)、使用した薄膜、得られた製品によ り限外濾過モジュールである場合もあるし、精密濾過モジュールである場合もあ る。
混合体21は回収され、バクテリア23はバルブ24の位置により発酵容器6の 全体か、または一部の中でリサイクルされる。バルブ13はバクテリア23のリ サイクルが容器6の中で行われるような位置にある。
リサイクルされないバクテリアは装置の比026で回収される。この発明による 発酵装置の構造に対する著しい利点は濾過モジュール22が運転状態でない時、 すなわち細胞の成長期間(Aに沿って循環)、きれいにされ、磨かれ、または消 毒されていることに注目する必要があるが、この時撹拌ループと共通の転換バル ブ12があることにより、発酵の処理が妨害されることはない。
バルブ12.13.24は発酵および取り出し段階が以下に記載する半連続発酵 法に応じて交互に変わるように動く 。
発酵は炭酸塩源に対して行われる。この炭酸塩源は特に乳糖のようなミルク誘導 体である。乳糖には乾燥状態の乳液たんばく質を14%まで含有する利点があり 、これは洗浄後の使用が非常に経済的になる見込みを有している。
この理由は、この発明の好ましい実施例によれば、プロピオン発酵は限外濾過に よりタンパク質が取り除かれた乳糖1について行われるが、この乳糖にはバクテ リアを生存させるため僅かな窒素補充3が行われる。
好都合なことに、浸透物は特にフリーアミノ酸またはペプチドの形で20%から 60%の窒素物により形成された補充物3により0.5%から1%の割合(重量 /重量)で濃縮2される。
これらの窒素物は例えば刻んだ藻の水、コーンシード(cornseed)洗浄 水の溶解エキス、または他のあらゆる窒素補充物(イーストのエキスまたは加水 分解物、動物性または植物性タンパク質の加水分解物、等)である。
例として全体の構成は次の通りとなる 更に乳酸化したミルクにより得られる乳糖を使用することには利点がある。これ は、発酵培地に乳酸塩があることによりバクテリアの成長に好ましい影響を及ぼ すからである。
全ての発酵方法に対して、基質には腐敗バクテリアを乗せる必要がある。この殺 菌処理4は種々の方法、特に薄膜の上に濾過4により行われるが、これによりバ クテリアが保たれる。これにより熱処理が標準的に行われている間に生ずる基質 の変性を避けることができる。出願にあたり作ったサイズグレーディングスレッ ショルドがほぼ0.22ミクロンである精密濾過は適当なものである。
ポンプ5により殺菌基質が予め殺菌された発酵タンク6の中に入れられる。
1番目の発酵サイクルを行うため、接種材料7は容器6の中にある基質8に加久 られる。接種材料7はプロピオンバクテリアから構成されている。プロピオンバ クテリアには炭酸塩源8(基質)をプロピオン酸、酢酸およびCO□に変換する 作用がある。
プロピオン酸を製造する為広く用いられている品種にはブロビオンバクテリアシ ャーマニイ(shermanii)とフロイデンライハイ(freudenre icheii)がある。この発明を実施する好ましいモードは基質8の発酵に対 しブロビオンバクテリアテオニイ(theonii)を使用することから成る。
しかしプロピオンバクテリアの他のあらゆるタイプの品種もこの発明の実施に使 用できる。
第2A図と第2B図はこの発明の方法の基本的な特性を示すのに使用される。こ れらの図は250時間にわたり測定したバイオマス濃度3】(第2A図)と、そ れにより作られたプロピオン酸1度32(第2B図)の値の変化を示しており、 これにより所定量のバイオマス(X+)が得られるが、この量を越えては種の製 造はもはや行われない。
第2A図と第2B図の曲線には定性的な値を本質的に有してる;これらの曲線は 非最適状態で局所的に行われるトライアルに対応している。他のトライアルは以 下に示すが良好な定量的状態と、炭酸塩源、バイオマス等が加えられた良好な濃 度に特に関して行われている。
この発明による発酵には次の2つの期間に分けられる連続した3つの段階がある ; (1)バイオマス(30+331の成長に対する1番目の期間; (2)一定の規則によるモード(34)で処理される2番目の期間。
1番目の期間(30+33)は連続した2つの段階に分けられる。1番目の段階 (30)は発酵容器への注入に対応しているがこの容器は発酵の全ての処理に役 立っている。原理的には、いかなる接種材料も発酵培地に加えられる必要がない 。発酵容器は例えば7%から10%までが好ましいが3%から15%の割合(容 積/容積)でバクテリアが入れられると発酵が開始する。
第1段階30は不連続発酵の段階である。この段階は期間t1の期間、前述の例 では70時間続く。潜伏期間りはプロピオン発酵の特性により定まるが、この期 間に注意する必要がある。
1番目の期間(30÷33)の第2段階(33)は期間t1から始まり期間t6 まで続く。
期間t1の終りで、容器6の中にある容器8の一部は取り除かれ、バクテリア2 3のリサイクルで得られる(プロピオン酸+酢酸)混合体2Iを取り出す処理が 行われる。
この取り出しは種々の方法、特に次の方法で行われる: (1)濾過(限外濾過または精密濾過)(2)遠心分離 (3)溶媒による化学的分離 成分エレメントの取り出しは限外濾過22により行われることが好ましい。
得られた濾過液21にはプロピオン酸を含んだ混合体があり、濾過の残留物23 にはプロピオンバクテリアがある。この残留物23は2番目の段階(33)の各 サイクルの中にあるが、発酵容器6の中で完全にリサイクルされ発酵培地6の中 でバクテリアの濃度が増加し、更に次の発酵に対する接種材料の役目をする。こ のリサイクルはバルブ13と24を通して行われる。新しい基質27の量は収集 された混合体21の量に等しいが、発酵容器6の中に入れられ、発酵処理が再開 される。
いかなる取り出し操作でも、プロピオンバクテリアにより発酵容器6の中にある バイオマスの濃度が増加(E)する。新しい基質27を入れることによりこの濃 度は減少する(F)。
この処理は3回から5回繰り返されるが、容器6の大きさと、装置の未使用の容 積の大きさにより更に多くの回数が繰り返される。第2図の例では、この操作は 期間t2、t5、j4.tsで繰り返され、各期間は発酵容器6の部分排出と、 フィルタ内で持続するバクテリアの全サイクルに対応している。
1番目の期間(30+33)の第2段階(33)は一連の連続したサイクルによ り構成され、バクテリアの濃度が増加するサイクルと製造された酢酸およびプロ ピオン酸を取り出すサイクルが交互に行われる。原理的には(必ずこのようにす る必要はない) tt> (tz tt) > (ts tz) >−−−> (ts ts)と なる。
容器6の中でバクテリアの全体または部分的なリサイクルは例えばバイオマスコ ンテントを測定するセンサ28により与えられる測定により自動的に行われる。
プロピオン酸を含む混合体21は蓄積され濃縮される。好都合なことに、濃縮液 はたんばく質、マルトデキストリン(maLtodextrine)、でんぷん 、または他のタイプの塩基を有した状態で乾燥される。
プロピオン酸は更に混合体から取り出され、きれいにされる。
一定数のサイクルの終りに、第2A図と第2B図の例では6サイクルの終りにバ イオマスの濃度は45g#2から55g/Aの間が好ましいが、30g/42か ら60g#2の範囲の値X1を取るが、この値を越えると製造はもはや行われな い。
次に2番目の期間(34) (第3段階)が生ずる。この段階にはバクテリアの 部分的なサイクル以外のものを行うものは何もない。これは分離22で得られた バクテリア23の一部分26が発酵容器6の中ではもはやリサイクルされないこ とを意味しており、バクテリアの濃度は所要の最適濃度x1に近い値に保たれる 。この濃度X、は抗バクテリアスレッショルドより大きくすることが好ましい。
この2番目の期間(34)の間では各サイクルの期間はほぼ一定で非常に短かい 。期間t6がら後方に向かい、発酵/取り出しサイクルはほぼ一定であり(t7 ts)七(t、1−tt)である。汚れが現われるまで、または品種の活動が少 なくなるまでいつまでも続く 。
非リサイクルのバクテリアにあるバイオマスは例えばこの発明による他の装置で は接種材料として働くことができ、または後述の例2に記載するように使用でき る。
各サイクルにおいで発酵の段階から取り出しの段階への移行は、特に生物学的混 合体21の出力またはバクテリアの成長速度のいずれかを最大にするため、所定 の作用論理に従って行われる。
より詳細には、前記の発酵段階から前記の取出し段階への移行は次の基準の少な くとも1つが満たされる時打われることが好ましい: (1)残留炭酸塩源コンテントが入れられた炭酸塩源の量の10%より小さく、 できれば5%より小さいことが好ましい; (2)製造されたプロピオン酸の濃度が炭酸塩源の初期の濃度の約40%だけス レッショルドを越える。
各サイクルのスタートでは、炭酸塩源は液体培地の反応に対する所定の濃度によ り供給される。
炭酸塩源は効果を抑圧する最初の成長の間、バイオマスを余分に取らないように 最初は低い濃度で供給される。
好都合なことに、各サイクルで入れられたそれぞれの量の炭酸塩源の濃度は次の レベルを有している(1)はぼ35g/ρから45g/ρの間で、前記1番目の 期間30.33の少なくともスタートに対するもの。
(2)できれば65g/ffから80g/βまでが好ましいが、60g/βから 1.10 g/j2までの間で少なくとも前記2番目の期間34に対するもの。
入れられた炭酸塩源の90%から95%まで消費されると、プロピオン酸の製造 曲線32はそれて、2番目の取り出し段階へ移行する瞬間を示す兆候を生ずる。
製造されたプロピオン酸の量を測定することは、発酵の段階から取り出しの段階 への変化に対するスレッショルドとして使用される。バクテリアの品種に対して 、トライアルとして使用したプロピオン酸菌は入れられた100gの炭酸塩a( 乳糖)により最大約45gの酸が得られることが実験的に確かめられている。こ のバクテリアの品種は最良の変換レートを有する品種の中から選ばれる。発酵段 階から取り出し段階への変化は例えばプロピオン酸濃度が47%が好ましいが炭 酸塩源の最初の濃度に対する40%のスレッショルドを越える時打われる。
発酵培地内のプロピオン酸と酢酸の両方または一方の瞬間の濃度に追従させるた め、例えばクロマトグラフ法(HPLCタイプの)のような直接法を使用するこ とができる。これらの方法はしばしば煩わしく、リアルタイムで実施することが 難かしい。むしろ、使用できる方法は中和剤16を容器に入れる曲線をトラッキ ングする方法である(第1図参照)。中和剤は発酵培地のpHをほぼ一定の値に 保つのに使用される。酸の製造が停滞し始めると(曲線32からそれると)、中 和剤を入れる速度は減少し、取り出し段階への転換がスレッショルドを適応する ことにより行われる。
この発明による方法により抗バクテリアスレッショルドを越えることが可能な限 り早くなる。この抗バクテリアスレッショルドは発酵基質がプロピオンバクテリ アの成長速度より大きい成長速度を有した非プロピオンバクテリアにより汚され るスレッショルドより低い。
抗バクテリアのスレッショルドは次の基準の少なくとも1つが実証される時越え る: (1)プロピオン酸菌タイプのバクテリアの濃度はあるスレッシシルトを越える 時、すなわち約40g/f2のオーダーの時; (2)培地内のプロピオン酸の濃度があるスレッショルドを越える時、すなわち 約20g/βのオーダーの時。
この発明によれば、抗バクテリアのスレッショルドのいずれか一方、すなわちバ クテリア濃度のスレッショルドか、または製造されたプロピオン酸の、濃度のス レッショルドのいずれかが取り出しの段階の一部分の間、できれば少なくとも1 つのサイクルの間の発酵の段階の一部分の間に、少なくとも越える必要がある。
第2A図に示すスレッショルド35ば25g/I2より大きくすることが好都合 であり、できれば40g/j2より大きくすることが好ましい。実際、このバイ オマス濃度を越えると、プロピオンバクテリアは併発バクテリアの成長を受ける ことが少ない。
この発明の好都合は特徴の1つは、バイオマス濃度が各サイクルの取り出しの段 階の間、頻繁に非常に高レベルになることである。併発バクテリアに対する殺菌 効果は最大となる。
同様に第2B図において、20g#2の領域内にスレッショルドをプロットする ことができるが、このプロットは以下に特に示すようにプロピオン酸濃度に対応 しており、この濃度を越えて抗バクテリア効果が検出される。第2B図で行われ しかも第2B図に示されるトライアルにおいて、プロピオン酸は実験の状態によ り20g/ffのスレッショルドを若干越えて製造される。これに対応するトラ イアルは炭酸塩源の添加が少ない状態で行われている。これらの実験の状態によ り非常に多量に製造することができ、しかも以下に述べる例2の表に示すように 特別に製造することができる。
他のトライアルも実施したが、その中で炭酸塩源の供給は若干高くバイオマスの 成長段階では40g/ffから50g/ρのオーダーであり、安定段階(期間3 4)では90g/f2にもなる。プロピオン酸の製造に対し、30g/I2を越 える濃度、更には40g/βのオーダーの濃度まですることができる。抗バクテ リアスレッショルドはかなりオーバーしでいる。
第3図にはこの発明の方法によるバクテリア制御特性の原理を示しており、この 基準には製造されたプロピオン酸の濃度の基準を使用している。図は微生物の汚 染剤の成長における変化を調べる実験室での実験に対応しており、この変化は発 酵の培地、調整されたpHを有する培地のプロピオン酸の濃度に基づいている。
微生物汚染剤としてはストレブトココス(strept。
−coccus)乳糖がある。この汚染剤はしばしばプロピオンバクテリアの発 酵サイクルで使用されている。
y軸は微生物汚染剤の成長に対して行った測定に対応した数 (m42当たりの 生存セルの数)であり、y軸は時間で目盛っである。プロピオン酸のないストレ ブトココス乳糖微生物の成長は曲線40で示している。この曲線は中性培地内で の微生物の成長の変化を示しており、参考文献の曲線に対応している。
10g/ρ、20g/9..30g/尼、40g/ρの濃度のプロピオン酸がそ れぞれあることにより微生物の成長が遅くなる。
曲線41には約10g/、9の濃度のプロピオン酸に対する微生物の成長が遅く なることを示しており、併発バクテリアの量は6ないし7時間後に減少し始める 。
20g/β(曲線43)から後方では、バクテリオスタティック(bacter iostatic)効果が直接生ずる、すなわちプロピオン酸の濃度が十分あり (微生物または他の)汚染剤の成長が妨げられる。数字間接に、有効バイオマス の濃度は殺菌性を帯びる。
曲線42は約30g/nのプロピオン酸の濃度に相当している。
30g/lの濃度により20g/lの濃度で得られる製品に近い結果が得られる が殺菌効果を得る時間が減少している。
曲線44は40g/ρの濃度に相当しており、殺菌効果を直接得ることができる 。
以下の例は発酵培地の量が500mρから750リツトルまでの基質の殺菌およ び接種について記載している。
(1) 500mn狭ロフラスコと6リツトルの容器これらの容器にはそれぞれ 250mj2と3.5リツトルが入っている。培地のpHはソーダ4Nで調整さ れてから圧力がまで、狭口フラスコに対しては115℃で25分間、容器に対し ては120℃で30分間処理される。
培養は毎日puの調整液で若干振りながら30℃で行われる。接種材料は50時 間から70時間かけた培養を10%の割合で加えられる。
(2)2リツトル発酵容器 加熱殺菌するため、1リツトルから1.6リツトルの培養基を含んだ発酵容器は 115℃で30分間圧力がまで処理される。
冷殺菌に対しては、1リツトルの水を含んだ発酵容器は最初115℃で30分間 圧力がまで処理され、次に殺菌した窒素圧力を加えて排水する。最後に限外濾過 培地または精密濾過培地は殺菌反応装置を通る。
シーディング(seeding)は40時間から60時間培養の10%の割合( vol/vol)で行われる。
発酵の条件は30℃、150rpm%pH6,5でありNaOH4N、 NH4 OH、ガス状のアンモニア、または他の塩基により調整される。
(3) 750リツトルの発酵容器 培養基は薄膜で濾過されるが、この薄膜の壁には直径が0.2ミクロン以下の細 孔があり、この壁は発酵容器に入っているが、この容器は予め害虫が駆除され1 02℃で30分間殺菌されている。
接種材料は有効容積が500リツトルに対し50リツトルの割合で加えられた4 0−50時間培養体、できれば45時間培養体である。この材料は2リツトル発 酵容器と同じ条件で準備され、加熱殺菌されている。
培養体の条件は30°C,pH6,5で濃縮塩基により調製されている。
発酵に対する次の3つの例はこの発明による発酵法に関している: 例1、回分培養:参照法: 2リツトルの発酵容器には5%の乾燥材で限外濾過された1、1 リットルの酸 乳糖を含んでおり1%の刻み1水が補充され115℃で30分間殺菌される。
培地は同一の培地に予め培養された60時間培養体を100m Q用いて接種さ れる。
70時間後に、乳糖は全て消費され17.8g/ρのプロピオン酸と7.1 g /f2の酢酸が作られる。
25時間から40時間までの間で得られる最大量はプロピオン酸に対し0.40 g、 ff −’h−’ となる。プロピオネート/アセタートの比は発酵の終 りで2.5である。
例2・品種が純粋である半連続培養体ニア50リツトルの発酵容器の中で650 リツトルの°“回分゛は酸乳糖で作られ、1%の刻まれた1水が補充され、0. 2ミクロンの穴があいた薄膜で精密濾過することにより殺菌されている。
反応体は予め同一の培地の中で培養された50リツトルに55時間かけた古い培 養体により種がまかれ、115℃で25分間殺菌される。60時間の培養の後、 1番目の細胞/培地の分離が生ずる。18.8g/f2のプロピオン酸と8.5  g/ρの酢酸を含んだ550リツトルの培地が集められるが、細胞は全体が発 酵容器の中でリサイクルされている。1%の1水を含んだ550リツトルの新し い培地は冷殺菌の後に反応体に加えられる。その後、この操作は24時間毎に繰 り返される。
300時間後、細胞の濃度は50g/ρとなる(乾燥材により表わされる)。こ の後、各サイクルの終りでバイオマスの一部は残留レベルをきれいにすることに より除去され、40g/βと55g/ffの間に濃度が保たれる。
この1縮された細胞の懸濁液はチーズ状に作られたイースト(エメンタール(E mmental)タイプの固く調理されたチーズ)として、またプロピオテック ス(probiotics)として、更には動物のえさ、あるいは液体懸A 1 (JFの形としてプロピオンバクテリアのバイオマスに対する他の用途として、 または防腐処理(乾燥、冷凍、凍結乾燥、または微生物の細胞を保存する他のあ らゆる手段)の役に用いられる。
300時間を越えると、半連続培養体は無制限に広がり、汚れが生ずることによ り、または品種が改良されなくなる時に中断される。
得られた結果を次の表に示す; プロピオン濃度は各細胞のリサイクルの間6g/ffから18−18−2Oまで 変化する。プロピオネート/アセタートの比は300時間の半連続培養の後2倍 になる。
標準的なバッチ発酵と比較すると、容積の生産性と同じ(細胞の濃度は係数を6 として増加するが種の生産性に注目すべき減少がなく、これが保持されるのは乾 燥細胞/時間に対するプロピオン酸/gが0.055gの領域である。
この発明を実施した方法により得られる製品の構成の例をg/100gの表示で 次の表に与える例3:混合培養体中の半連続培養体: 例2に記載した方法に従って乳糖の発酵はコーンシード(cornseed)の 洗浄水の溶解エキスが補充されるが、これはプロピオン酸菌ソエニ(Propi onbacterium−thoenii)とラクトバクラスケイセイ(Lac tobacilluscasei) との共同培養により行われる。ラクトバク ラスケイセイがあることによりプロピオン酸菌の活動が刺激される。他の乳バク テリアまたはプロピオンバクテリアの新陳代謝を刺激する他の微生物を使用する ことが理解できる。
要 約 書 この発明はプロピオン酸をベースにした生物学的混合体を製造するための炭酸塩 源を半連続的に発酵させる技術に関する。開示された装置は、発酵基質を循環さ せる2つの外部ループをもった発酵容器を有し、ひとつのループは発酵基質を発 酵容器から取り出しそして発酵容器の中に再入して撹拌し、ひとつのループは製 造されたプロピオン酸塩基生物学的混合体を取りζし、製造された生物学的混合 体をバクテリアから分離するモジュールを含む。完成した方法は、半連続形で、 バイオマスの一体リサイクル及びバイオマスの所定の濃度に達した後の部分的リ サイクルによる連続的な発#/取出しサイクルの連続により構成される。
図1 国際調査報告 1″+′f″m1lonelAeok+1las)Isp、■、「pq、、n、 、、n。
国際調査報告

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)プロピオン酸菌タイプのバクテリアの接種材料から作られたバイオマスを 用いてプロピオン酸をべースにした生物学的混合体を工業的規模で製造するため に、炭酸塩源特に乳糖ベースの物質から成る培地を半連続的に発酵させる方法で 、前記の方法は連続した発酵/取出しのサイクルを実施することから成り、サイ クルのそれぞれは次のことから構成されている: (1)前記のバイオマスが閉じた環境内で前記炭酸塩源の新しい量と相互に作用 を及ぼしている間の発酵の第1段階; (2)次のサイクルの発酵の段階の間に生物学的混合体を製造するため前記の製 造された生物学的混合体から周期的に取り出すためと、接種材料から作られたバ イオマスをリサイクルさせるための第2段階、 前記の方法は更に次のことから成る: (1)1番目の連続した発酵/取出しサイクルにより形成される1番目の期間で 、所定の量のバイオマス(Xi)が得られるまで前記のプロピオン酸菌タイプの バクテリアにより作られるバイオマスの成長を確実なものにするため計画され、 バイオマスは全体があるサイクルから他のサイクルヘリサイクルされている、( 2)2番目の連続した発酵/取出しサイクルにより形成される2番目の期間で、 バイオマスの対応した部分のみリサイクルすることにより前記のバイオマスの量 を前記の所定の量(Xi)に保つ。 (2)前記のバイオマスの量Xiが30g/lから60g/lの間で、できれば 45g/lから55g/lの間が好ましい請求項1に記載の方法。 (3)前記の取り出しの段階が次の方法の少なくとも1つの手段により行われる 請求項1に記載の方法:(1)濾過(限外濾過または精密濾過);(2)遠心分 離; (3)溶媒による化学的分離。 (4)各サイクルで入れられた炭酸塩源の濃度が次の通りである請求項1に記載 の方法: (1)前記1番自の期間の少なくともスタートでほぼ35g/lから45g/l までの間; (2)少なくとも前記2番目の期間に対し、60g/lから110g/lの間で 、できれば65g/lから80g/lまでの間。 (5)前記の発酵の段階から前記の取り出しの段階への移行が、前記プロピオン 酸をベースとした生物学的混合体の製造出力量を最大にすることと、プロピオン 酸菌タイプのバクテリアの成長速度を最大にすることから成るクループに属する 基準の1つを最適にするために行われる請求項1に記載の方法。 (6)前記の発酵の段階から前記の取り出しの段階への移行が次の基準の少なく とも1つを満たす時行われる請求項5に記載の方法: (1)残留炭酸塩源コンテントが入れられた炭酸塩源の量の10%未満であるこ と、できれば5%未満が好ましい、 (2)作られたプロピオン酸の濃度が炭酸塩源の最初の濃度の約40%のスレッ ショルドを越える。 (7)酸濃度がスレッショルドを越えることを、pHを保つため中和剤を生物学 的混合体に加える速さをモニタすることにより検出する請求項6に記載の方法。 (8)バクテリアの濃度と、酢酸および発酵培地内のプロピオン酸の濃度との両 方または一方が、取り出し段階の一部と前記サイクルの少なくとも1つの発酵の 段階の一部との両方または一方の間に少なくとも一度所定の抗バクテリアスレッ ショルドを越える請求項1に記載の方法。 (9)前記の抗バクテリアスレッショルドが、バイオマス濃度と発酵培地のプロ ピオン酸濃度との両方または一方に対応し、汚染併発品種に対する静菌と殺菌の 両方または一方の効果を表示する請求項8に記載の方法。 (10)前記バクテリアスレッショルドがプロピオン酸と酢酸の両方または一方 の濃度の約20g/l以上である請求項8に記載の方法。 (11)前記抗バクテリアスレッショルドがプロピオン酸菌タイプのバクテリア の濃度の約40g/l以上である請求項8に記載の方法。 (12)バイオマスを製造するために請求項1から11のいずれか1つに記載の 方法を使用すること。 (13)発酵基質を循環させるため次の2つの外部ループを有する発酵容器によ り構成される半連続発酵装置: (1)前記の発酵基質を前記の発酵容器から取り出し、更に前記の発酵基質を前 記の発酵容器の中に再度入れる発酵基質を撹拌するための1つのループ、 (2)前記の製造されたプロピオン酸塩基生物学的混合体を取り出すための1つ のループで、製造された生物学的混合体をバクテリアから分離するためのモジュ ールを含んでいる、 更に前記の発酵基質の循環を、請求項1から11までのいずれかによる方法を作 用として制御される前記のループの一方または他方に交互に選択的にルートを変 えるための装置が含まれている。 (14)前記の発酵容器に、窒素補充物で満たされ限外濾過された乳糖により構 成された培地を殺菌するための装置を用いて新しい基質を供給する請求項13に 記載の装置。 (15)前記の撹拌および取り出しのループが、前記の発酵基質の循環ルートを 選択的に決める装置を有する共通部分と、更に前記の発酵基質とバイオマスコン テントの両方または一方のpHと温度の両方または一方を測定するための装置と ポンプを有している請求項13に記載の装置。 (16)ガス状または液体状の中和剤を容器の中に入れるための装置から成り、 前記発酵容器の中にあるもののpHを所定の値に保つためpHを測定するための 装置で制御されている請求項15に記載の装置。 (17)前記の共通の部分に、前記発酵基質を加熱および冷却できる熱交換機を 有する請求項15に記載の装置。
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