JPH05501390A - 地面効果乗物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 地面効果乗物 本発明は少なくとも一個の翼配列、該翼配列の前部に座置する少なくとも一個の スラスト発生機および該スラスト発生機からの空気流ダクトであって、該翼配列 の下方に向くか、または下方に向けることができそしてそれにより空気ジェット を該翼配列の下方に導くことのできる空気流ダクト少なくとも一個を有する浮動 性地面効果乗物に関する。

地面効果乗物において、地面または水面近くでの飛行中、翼配列下の中空空間に 流れる空気は静圧の形成（ビルドアンプ）を発生し、これは乗物が滑走するエア クッションのように作用する。乗物の運動に対する抵抗はかかる手段により相当 に減少できる。この乗物は水面または地面上の適当な高さで釣り合いをとること ができそして昇降舵や取り付けられた原動機出力の相互作用により飛行高度に自 動的に安定化される。低い抵抗を得られる為、この乗物は僅かの推進力を必要と するに過ぎない。

公知の地面効果乗物（ＥＰＵ１７０８４６開示）においては翼配列は支持体とし て設計され、その上面に客室が位置する。

この公知の地面効果乗物は少数の乗客または小荷重に対してのみ設計されている 。

本発明は公知の地面効果機械の浮動型を更に開発する目的に基づいて、多数の乗 客を運搬することもできるように設計される。

本発明によれば、この目的は乗物の中央域を多数の乗客のための縦長の客室とし て設計し、この客室をボート型のフロート上に座置させるか、またはボート船体 自体として設計し、その両側に配置されそして等距離に分配された複数の短翼（ ｓｔｕｂ　ｗｉｎｇ）が客室の全長に亘って設けられ、該短翼はその下面に静圧 形成空間を含みそして少なくとも一個のスラスト発生機が少なくとも数個の短翼 の前面に配置され、該スラスト発生機は空気流ダクトにより該静圧形成空間に連 結し、乃至は連結可能になっていることにより達成される。

本発明の地面効果乗物において、乗客収容面積を自由に拡大し、そして事実バス または旅客機の大きさ程度に迄も拡大することが、直ちに可能である。幾つかの 対をなす短翼は次いで縦長の胴体の全長に亘って縦列に配置され従って各スラス ト発生機の空気流が短翼下の静圧形成空間のそれぞれに供給されるため、客室の 全長に亘って地面効果が発生し得る。

客室が例えば約２０乃至３０名の乗客を収容できる乗物では３個の対の短翼を縦 列に配置できる。然し、１００名またはそれ以上の乗客用の客室を設計すること も可能であり、この場合は客室をそれだけ長く設計する。この伸長した型では、 客室の側面に５個乃至それ以上の対の短翼を取り付けるのが都−合良い。

短翼の自由外端の各々はその両端で、移動方向に向けて位置される共通フロート に連結されることが好ましい。

第一に、これにより乗物が停止乃至未だ地面効果の生じない低速で移動している 時に浮動安定性を増大させる。

第二には更に、乗物が地面効果によって水面から上昇するより高速において、向 上した機械安定性により走行安楽性が増木する。

水流からのより良好な離水のためには、フロートの下面を幾つかにオフセット（ 段付け）させ、各オフセント域を走行方向に上昇させるのが良い。これにより水 中でのフロートの滑走機能を向上する。

この乗物を動かすには客室の後端にある舵を有する少なくとも一個のフィンを備 えるのが便である。

移動性を向上させるため、舵を有する２個の平行フィンが相互に離隔して配置さ れることが好ましい。

客室の後端に扉を備えることができ従って乗客はこれにより客室への出入ができ そして好ましい具体例ではこの扉は例えば２個のフィン間に配置される。

この扉は客室の縦軸を横切って位置する下方軸の周りに枢動でき従ってこの扉の 内側は、政界が開扉されそして下方に畳み込まれた時に客室空間の内側と着地面 間のガングウェーとして使用できる。

乗物が水面上を尚浮上している低速での良好な運転性能を保証するため、それぞ れの舵の下方部分は下方に充分に伸長させて乗物の少なくとも浮遊状態で水中に 浸っているように構成する。各舵の下方部分はかくして船の舵と同様に作用する 。

本発明の地面効果乗物は種々異なる寸法で合理的方法で生産できるようにモジュ ール構造として製造できる。従って各客室や各対の短翼等を構造モジュールとす ることが可能である。

然し別法として客室は更に別個独立の中央部としても製造でき、一方スラスト（ 推力）発生機を含む個々の短翼のみをそれぞれモジュール部分として形成する。

必要とするスラスト力に応じて一個またはそれ以上のスラスト発生機を個々の短 翼上に設けることができる。

空気力学的理由から、前部の短翼対はスラスト発生機無しにも設計できる。

本発明は添付図面における実施例として説明されそして該図面を使用して以下詳 細に説明される。

ここに： 第１図は約２０乃至３０名の乗客用で、３個の対の短翼を有する浮動性地面効果 乗物の図示例を示し、第２図は第１図の地面効果乗物の平面図で、そして第３図 は第１図および第２図の地面効果乗物の前面図である。

上記図面において、地面効果乗物１は縦長の客室２からなり、該客室の全長に亘 り、その両側に等距離で分配された短翼が配置される。

客室２は地面効果乗物１の中央部分を形成して、ボート型フロート上に座置する か、またはボート船体４をその下面に形成後に客室それ自体を構成する。

図面に示す例における約２０乃至３０名の乗客用の設計された客室２には、その 部域にコックピット５を航空機と同様に設けそして図示のように、後方に向かっ て数列の客席が続き、各客席は図示してないが前後に配置される。窓６が客室の 両側に乗客の為に設けられる。

扉７はコンクピット５の後方で客室２の両側に設けられそして非常時には乗員が これらを通じて出入りできる。

若し着地域に比較的広い静止着地面が利用できる際は乗員は客室２の後端部に設 けた枢動扉８を経て出入できる。この枢動扉は客室２の縦軸を横切って位置する 下方軸９の周りを枢動できる。この枢動扉の外面を着地面と接触させるように枢 動扉を開いて下方に回転した状態において、原罪の内面は乗客のガングウェーと して使用でき乗客は易々と出入りできる。

短翼３は対をなして客室２の両側上に配置され、客室２の側面上に固着されてい る。図示の例では３個の対の翼が縦列に設けられる。

スラスト発生機１０は各短翼３の前部に設置される。該発生機はプロペラ１１か らなり、これは短翼域に位置する原動機１２により駆動される。各プロペラ１１ は拡散筒（ディフューザー）１３により囲まれ、これから空気流ダクト１４が関 連する短翼３の下方に導かれる。従ってプロペラ１１により発生した空気流は乗 物自体の推進を行うのみか同時に関連短翼下に静圧を形成し従って強力な揚力が 地面効果により直ちに発生し従って速度の急速な増加が生ずる。かくして静圧形 成が効果的に生じ、短翼は特定の静圧形成空間を掩うように設計される。、枢動 フラップ１５が短翼の後端に設けられそしてこれらは静圧形成効果を変化させる のに使用できる。

添付平面図において、短翼は梯形に設計されその長底辺は客室２に隣接する。

各短翼３は相互に比較的小間隔で客室２上に縦列に配置される。その梯形底辺に 対向しそして外方に向いている平行な側辺は比較的短く設計され従って短翼は外 方に比較的急に収れんする。

各短翼３の外端はその外縁部で、進行方向に向は位置する共通フロート１６に固 定される。２個のフロート１６はそれらの下面で何回かに亘りオフセット（段付 け）され各段部１７は乗物の進行方向に持ち上がっている。

各々が舵１９を有する２個の平行フィン１８は客室２の後端の両側に、相互に離 隔して配置される。特に第２図に図示されるように、フィン１８は２個の後部短 翼３に固定されている。

各舵１９の下部２０は下方に充分に伸長して乗物の浮動状態においても水中に浸 って、従って低速での乗物の運転において作動できる。

この２個のフィンは充分に相互に離隔してこれらの間に位置する枢動扉８が都合 良く上下に枢動して乗客が出入りできるようになっている。

参照リスト １　地面効果乗物 ２　客室 ３　短翼 ４　ポート船体 ８　枢動扉 ９　枢動軸 １０　スラスト発生機 １１　プロペラ １２　原動機 １３　吸入拡散筒（ディフューザー） １４　空気流ダクト １５　フラノプ 補正書の写しく翻訳文）提出書（特許法第１８４条の８）平成４年　５月　７日

Claims (12)

【特許請求の範囲】
1. １．少なくとも一個の翼配列、該翼配列の前部に座置する少なくとも一個のスラ スト発生機および該スラスト発生機からの空気流ダクトであって、該翼配列の下 方に向くか、または下方に向けることができる空気流ダクトを有する浮動性地面 効果乗物において、該乗物（１）の中央域は可成多数の乗客用の縦長の客室（２ ）として設計され、該客室（２）はボート型フロート上に座置されるか、または ボート船体（４）として設計され、両側に配置され等間隔で分布された短翼（３ ）が該客室（２）の全長に亘って設けられ、該短翼各々はその下面に静圧形成空 間を有し、そして少なくとも一個のスラスト発生機（１０）が少なくとも幾つか の短翼（３）の前部に設置され、該スラスト発生機は空気流ダクト（１４）によ り、それぞれの静圧形成空間に連結または連結可能になっていることを特徴とす る上記乗物。
2. ２．請求項１に従う浮動性地面効果乗物において、該短翼（３）の自由端はその 両外縁部において、進行方向に向けて配置される共通フロート（１６）に固着さ れる上記乗物。
3. ３．請求項２に従う浮動性地面効果乗物において、該フロート（１６）各々の下 面は数段階的にオフセットされ、各オフセット域（１７）は乗物の移動方向に持 ち上がっている上記乗物。
4. ４．請求項１乃至３の何れかに従い浮動性地面効果乗物において、舵（１９）を 有するフィン（１８）少なくとも一個が客室（２）の後端に配置される上記乗物 。
5. ５．請求項４に従う浮動性地面効果乗物において、各々舵（１９）を有する２つ の平行フィン（１８）が相互に離隔して配置され該フィンは客室（２）の後端に 設けられる上記乗物。
6. ６．請求項４または５の何れかに従う浮動性地面効果乗物において、それぞれの 舵（１９）の下部（２０）が下方に充分の距離伸長して乗物（１）の少なくとも 浮遊状態において水中に浸かることができる上記乗物。
7. ７．請求項５または６の何れかに従う浮動性地面効果乗物において、客室（２） の２個のフィン間に位置する後端部分に乗員の出入できる枢動扉（８）が設けら れる上記乗物。
8. ８．請求項７に従う浮動性地面効果乗物において、該枢動扉（８）は客室（２） の縦軸を横切る下方軸（９）の周りを枢動できそして該枢動扉（８）の内面は、 その開いて下方に回動された状態で、該客室内部空間と着地面間のガングウエー として役立つ上記乗物。
9. ９．請求項１乃至８の何れかに従う浮動性地面効果乗物において、該乗物（１） はモジュール構造として製造できる上記乗物。
10. １０．請求項９に従う浮動性地面効果乗物において、客室部分およびそれと組み 合わされる短翼対（３）の各々がモジュールとして構成される上記乗物。
11. １１．請求項９に従う浮動性地面効果乗物において、スラスト発生機（１０）を 含む個々の短翼（３）の各々がモジュール部材を構成する上記乗物。
12. １２．請求項１乃至１１の何れかに従う浮動性地面効果乗物において、その前部 短翼対にはスラスト発生機（１０）が設けられていない上記乗物。