JPH0546281U - 蹄 鉄 - Google Patents

蹄 鉄

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JPH0546281U
JPH0546281U JP10533691U JP10533691U JPH0546281U JP H0546281 U JPH0546281 U JP H0546281U JP 10533691 U JP10533691 U JP 10533691U JP 10533691 U JP10533691 U JP 10533691U JP H0546281 U JPH0546281 U JP H0546281U
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hoof
far infrared
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JP10533691U
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JPH071980Y2 (ja
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岡 紀 一 高
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高岡 紀一
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 蹄と蹄鉄の間に砂等をかんだり、他の原因に
よって蹄を損傷することがあっても、その傷の自然治癒
を助長し、また、このような損傷がなくても蹄に好影響
を付与する機能をもつ蹄鉄を開発すること。 【構成】 ハイテンション鋼、適宜の軽合金、エンプラ
材等により蹄鉄本体を形成すると共に、該蹄鉄の本体の
外周面又は内周面若しくは内部に遠赤外線を放射するセ
ラミックス装着部を形成した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、馬、殊に競争馬の蹄に装着して好適な蹄鉄に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
馬用の蹄鉄としては、従来より機械的強度、軽量性、耐摩耗性等の観点から、 例えば、特公昭57−8179号、同61−32934号、実公昭57−57590号、実公平1−108 78号など、数多くの提案がなされている。
【0003】 しかし、従来提案されている蹄鉄は、上記の機械的特性や加工性等の改善など に重点をおいて構成されているため、その所期の目的を達成することはできても 生体である馬、或は、その馬の蹄との相性については殆んど考慮されていないの が現状である。
【0004】 例えば、従来の蹄鉄では落鉄防止や蹄と蹄鉄の隙間に砂等をかまないようにし た対策は講じられているが、落鉄したり、砂をかんで五蹄を損傷した場合につい ては殆んど何らの対応策も考慮されていないのである。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
本考案はこのような点に鑑み、仮にも蹄と蹄鉄の間に砂等をかんだり、他の原 因によって蹄を損傷することがあっても、その傷の自然治癒を助長し、また、こ のような損傷がなくても蹄に好影響をもたらす機能をもつた蹄鉄を開発すること を課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決することを目的としてなされた本考案の構成は、まず、蹄鉄を その全部又は一部を遠赤外線を放出するラセミックスにより形成したことを特徴 とするものであり、具体的には、ハイテンション鋼、適宜の軽合金、エンジニア リングプラスチック材(以下、エンプラ材という)等により蹄鉄本体を形成する と共に、該蹄鉄本体の外周面又は内周面若しくは内部に遠赤外線を放射するセラ ミックス装着部を形成したことを特徴とするものである。
【0007】
【実施例】
次に、本考案の実施例を図に拠り説明する。図1は本考案蹄鉄の一例の平面図 、図2は図1のA−A矢視断面図、図3は本考案蹄鉄の実施例の他の断面図、図 4は本考案蹄鉄の別の実施例の断面図である。
【0008】 これらの図において、1はハイテンション鋼、又は、適宜の軽合金、或は、エ ンプラ材、若しくは、セラミックス材など蹄鉄用として従来知られている材料に より形成した蹄鉄本体、2は鉄唇、3は釘穴である。
【0009】 上記図1の蹄鉄本体1は、その上面にこの本体1に沿った溝部4を形成し、こ の溝部4に遠赤外線を放出する、例えば、セラミックス材5を充填焼結し、この セラミックス材5と前記本体1とを一体化して蹄鉄に形成されている。
【0010】 図3の例は、上記セラミックス材5を蹄鉄本体1の上面外周に形成した段状溝 部41に充填して本体1と一体化した本考案蹄鉄の別例である。
【0011】 図4の例は、上記セラミックス材5を蹄鉄本体1の上面内周に形成した段状溝 部42に充填して本体1と一体化した本考案蹄鉄の他の例である。
【0012】 以上の実施例は、蹄鉄本体1の一部に、遠赤外線を放出する材料の一例として セラミックス材を結合一体化した蹄鉄の例であるが、本考案は蹄鉄本体1の全部 を遠赤外線放出効果が高い材料、例えば、セラミックス材により形成してもよい 。
【0013】
【考案の効果】 上述のように、本考案では馬の蹄に直接当接する蹄鉄の上面側に遠赤外線を放 出する材料を位置付けて蹄鉄を形成したから、この蹄鉄は、それを装着した馬体 から遠赤外線放出材料に馬体温が伝わることにより加熱され遠赤外線を放出する 。
【0014】 このようにして放出される遠赤外線は、それを放出する材料が蹄に直接当接さ れていることによって、蹄又は蹄を通して馬脚に熱作用を及ぼすので、例えば、 冬期や寒冷地などでの馬の放牧など、或は、外気温度が低いときの競馬などにお いて、蹄又は脚におだやかで伝達深度が深い熱効果をもたらす。つまり、熱効果 によって蹄や蹄に近い部分の脚の血行を促進するのである。この血行促進が図ら れることにより、仮に、蹄に損傷が生じていてもその自然治癒力を助長するとい う効果をもたらすのである。
【0015】 また、上記のような熱作用をする本考案蹄鉄は、その本体が蹄鉄としての機械 的強度、軽量性、耐久性等の一般的要件を具備した材料で形成されるから、この 面において従来品に比べ何ら遜色はなく、むしろ、断面構造が複合化できること によって、摩耗したり損傷し易い箇所の強度等を高めるような構造をとることも 容易に可能となる。
【0016】 従って、本考案蹄鉄は、特に、競争馬用の蹄鉄としてきわめて有用である。勿 論、競争馬以外の馬に本考案蹄鉄を装着しても同等の効果は得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案蹄鉄の一例を示す平面図
【図2】図1のA−A矢視断面図
【図3】本考案蹄鉄の他の実施例の断面図
【図4】本考案蹄鉄の別の実施例の断面図
【符号の説明】
1 蹄鉄本体 2 馬唇 3 釘穴 4 溝部 5 セラミックス

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 全部又は一部を遠赤外線を放出するラセ
    ミックスにより形成したことを特徴とする蹄鉄。
  2. 【請求項2】 ハイテンション鋼、適宜の軽合金、エン
    ジニアリングプラスチック材等により蹄鉄本体を形成す
    ると共に、該蹄鉄本体の外周面又は内周面若しくは内部
    に遠赤外線を放出するセラミックス装着部を形成したこ
    とを特徴とする蹄鉄。
  3. 【請求項3】 遠赤外線放出セラミックスの装着部は、
    当該蹄鉄本体の外周面と内周面、又は、外周面と内部、
    若しくは、内周面と内部のいずれかである請求項2の蹄
    鉄。
  4. 【請求項4】 遠赤外線放出セラミックスの装着部は、
    馬の蹄に当接する側に形成した請求項1〜3のいずれか
    の蹄鉄。
JP1991105336U 1991-11-28 1991-11-28 蹄 鉄 Expired - Lifetime JPH071980Y2 (ja)

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JPH071980Y2 JPH071980Y2 (ja) 1995-01-25

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0217076U (ja) * 1988-07-18 1990-02-02

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JPH0217076U (ja) * 1988-07-18 1990-02-02

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JPH071980Y2 (ja) 1995-01-25

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