JPH0544710A - 自己施栓式ブラインド・リベツト - Google Patents

自己施栓式ブラインド・リベツト

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JPH0544710A
JPH0544710A JP4006850A JP685092A JPH0544710A JP H0544710 A JPH0544710 A JP H0544710A JP 4006850 A JP4006850 A JP 4006850A JP 685092 A JP685092 A JP 685092A JP H0544710 A JPH0544710 A JP H0544710A
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JP
Japan
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tail end
length
shank
rivet
self
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Pending
Application number
JP4006850A
Other languages
English (en)
Inventor
Laurence A Browne
ローレンス・アンソニー・ブラウン
Keith Denham
キース・デナム
Raymond Dennis Lacey
レイモンド・デニス・レイシー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Avdel UK Ltd
Original Assignee
Avdel Systems Ltd
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Publication date
Application filed by Avdel Systems Ltd filed Critical Avdel Systems Ltd
Publication of JPH0544710A publication Critical patent/JPH0544710A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21JFORGING; HAMMERING; PRESSING METAL; RIVETING; FORGE FURNACES
    • B21J15/00Riveting
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16BDEVICES FOR FASTENING OR SECURING CONSTRUCTIONAL ELEMENTS OR MACHINE PARTS TOGETHER, e.g. NAILS, BOLTS, CIRCLIPS, CLAMPS, CLIPS OR WEDGES; JOINTS OR JOINTING
    • F16B19/00Bolts without screw-thread; Pins, including deformable elements; Rivets
    • F16B19/04Rivets; Spigots or the like fastened by riveting
    • F16B19/08Hollow rivets; Multi-part rivets
    • F16B19/10Hollow rivets; Multi-part rivets fastened by expanding mechanically
    • F16B19/1027Multi-part rivets
    • F16B19/1036Blind rivets
    • F16B19/1045Blind rivets fastened by a pull - mandrel or the like
    • F16B19/1054Blind rivets fastened by a pull - mandrel or the like the pull-mandrel or the like being frangible

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Insertion Pins And Rivets (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 この発明は、シャンク部にひだ付け加工や硬
化作業をする必要のない自己施栓式ブラインド・リベッ
トを提供することを目的としている。 【構成】 シャンク部30は、均一な硬さにつくられ、
胴部42と尾端部40とを有し、胴部42は尾端部40
に比して小径であり、尾端部40の長さBがその外径D
との間に次の式を満たすような関係にあることを特徴と
する自己施栓式ブラインド・リベット10である。 B=mD+n ここで、Bはミリメータで表される尾端部40の長さ;
Dはミリメータで表される尾端部40外径;nはミリメ
ータで表される2.15から2.68ミリメータまでの
長さ;mは0.373から3.527までの数である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自己施栓式ブライン
ド・リベットに関し、さらに詳しくは、その一端に径方
向に拡大された頭部を有する、長いほぼ円柱状の幹状体
と、被加工品の一面に係合するためにその一端に径方向
に拡大された頭部が予め形成されたシャンク部を有す
る、筒状本体とからなるようなブラインド・リベットで
あって、幹状体が筒状本体の軸方向の中空部を通って筒
状本体の頭部側から突出し、幹状体の頭部が予め形成さ
れた頭部から離れた他端すなわち尾端部でシャンク部に
当接することによって、リベットをセットするために、
筒状本体の頭部を支持しながら突出する幹状体を牽引す
るときに、尾端部に近接するシャンク部が被加工品の反
対の面すなわち“フラインド”面と係合するブラインド
頭部を形成するために変形される自己施栓式ブラインド
・リベットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】所定の最大厚さのものに適用するために
充分な長さに作られているリベットは、リベットの設計
で予定した最大厚さより薄い被加工品には満足できる使
用ができるように、尾端部と予め形成された頭部との間
の中間のシャンク部が形づけられ、かつ寸法づけられて
いるので、このようなシャンク部は、リベットの設計で
予定した最大厚さより薄い被加工品のブラインド面への
係合に効力のある環状の膨大部すなわちひだ部として軸
方向に崩れ、かくして、被加工品は予め形成された頭部
とむしろブラインド・ヘッドという方が適切な環状膨大
部との間で締付けられることができる。
【0003】ある特に成功した、この種の既知のリベッ
トは、商品名“AVEX”として市販され、これは、筒
状の初期外形のシャンク部を有し、リベットのセットの
際に、適切な位置での適切な形状の形成を増進または可
能とするように、シャンク部の端部に近接する部分に比
して外径を縮小した胴部を形成するために、製造の時
に、予め形成された頭部と尾端部との間の中間シャンク
部がひだ付けされている。
【0004】シャンク部のひだ付けはリベットの製造に
おいて個別の作業が必要であり、リベットが筒状本体の
中空部への幹状体の挿入によって完成された後に実施さ
れる。このように、シャンク部は幹状体上でひだ付けさ
れ、筒状本体が幹状体を保持し、それらの偶然の分離を
防止することを確実にし、そして、ひだ付けの際には、
幹状体がシャンク部を支持し、ひだ付け部分のシャンク
部の内径の大きな減少を防止するので、筒状本体の内径
は中空部の全長にわたって実質的に一定に維持される。
【0005】リベット製造の個別の工程としてひだ付け
作業を実施することの必要性は面倒であり、このような
工程の必要性を避けたいと願われている。
【0006】しかしながら、ひだ付け作業は、シャンク
部のひだ付け領域において材料の加工硬化を生じさせる
という効果を有している。シャンク部の残りの部分より
硬い胴部を実際上つくることなく、ひだ付けされた筒状
本体を模造する形で筒状本体を単に形成することは、リ
ベットのセットの際に、このような筒状本体の行動が従
来生産されたリベットの行動と相違しているので、満足
できる代替製造方法として確立されたものでないことが
判明している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】今や、ひだ付けされた
筒状本体と同様に作用するために、シャンク部の残りの
部分より硬くされない胴部を有する筒状本体に対して
は、筒状本体の各部分の間にある寸法関係を維持するこ
とが必要であり、そして、これらの関係が同様な形状の
ひだ付けされた筒状本体のそれらとは一般的に相違して
いることが見いだされた。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明によれば、その
一端に径方向に拡大された頭部を有する、長いほぼ円柱
状の幹状体と、シャンク部を有する筒状本体と、このシ
ャンク部の一端で径方向に拡大した予め形成された頭部
とからなる自己施栓式ブラインド・リベットであって、
前記幹状体が筒状本体の軸方向の中空部を通って筒状本
体の頭部側から突出し、幹状体の頭部が予め形成された
頭部から離れたシャンク部の他端に当接し、このシャン
ク部が前記他端に近接する尾端部とこの尾端部と前記予
め形成された頭部との間の中間に胴部とを有し、胴部の
外径が尾端部の外径より小さく、シャンク部がその全長
にわたって均一に硬く、尾端部の長さと尾端部の外径の
関係が次式を実質的に満たすものであるところの自己施
栓式ブラインド・リベットが提供されるものである。
【0009】B=mD+n ここで、Bはミリメータで表される尾端部の長さ;Dは
ミリメータで表される尾端部の外径;nはミリメータで
表される2.15から2.68ミリメータまでの長さ;
そして、mは0.373から0.527までの間の数で
ある。
【0010】
【実施例】以下、この発明は、添付した図について例に
よって説明される。先ず、図1に関し、自己施栓式ブラ
インド・リベット10は幹状体12と筒状本体14とか
らなっている。
【0011】幹状体12は、冷間延伸された柔らかい鋼
で形成されており、その一端にマッシュルーム形の径方
向に拡大した一体の頭部16とこの頭部から少し距離を
置いてブレークネック18とを有している長い、ほぼ円
柱状の形をなしている。頭部16には、幹状体から離れ
る方向を向いた部分球体面と、その面が頭部16から遠
く離れる幹状体の端の方向を向いた実質的に環状の接合
面22とが設けられている。この具体例では、接合面が
僅かに下方で切り込まれている。ブレークネック18と
頭部16から離れた端の間の幹状体の部分は幹状体の尾
部として知られ、符号24によって示されている。
【0012】幹状体の尾部24は、長く延び、その全長
にわたってほぼ一定の直径を有するが、把持を容易にす
るためにその一部に複数の環状溝を設けることができ、
また、頭部16から離れた端に案内部を提供するために
短い傾斜部を有することもできる。ブレークネック18
と頭部16との間では、幹状体は、短い傾斜部18とし
てその直径が頭部に向かって僅かに減少している短い部
分26を有している。
【0013】筒状本体14は、旋削または形成後の冷間
鍛造により、アルミニウム合金から作られ、焼き名増し
されるので筒状本体は柔らかく、全体にわたって均一な
硬さを有している。筒状本体14は、長く延びたシャン
ク部30とそのシャンク部の一端の径方向に拡大した予
め形成された頭部32とからなっている。シャンク部3
0の他端は尾端部として知られ、符号34によって示さ
れている。筒状本体14は筒状で、シャンク部と予め形
成された頭部とにわたって軸方向に延びている一定の直
径の中空部36を有している。リベットが組み立てられ
た場合には、幹状体12はこの中空部内に配置され、幹
状体の拡大した頭部16の接合面22が筒状本体の尾端
部34に接合し、幹状体の尾部24は筒状本体の予め形
成された頭部32を越えて中空部から突出する。幹状体
は筒状本体の中空部に押し嵌めされ、組み立て後は、必
要な時まで、使用に備えて各部品が一緒に留どめられ
る。
【0014】シャンク部30はその尾端に隣接して尾端
部40を有し、この尾端部の直径は、リベットを最も適
切に装着できる、リベットの名目上の直径および穴の大
きさ(即ち、被加工品における穴の直径)を決定してい
る。
【0015】この具体例におけるシャンク部は、胴部4
2と予め形成した当部32との間に短いブッシュ部46
を有し、このブッシュ部46は胴部42より大きく、尾
端部40と同じ大きさの直径を有している。ブッシュ部
は、約90°の頂角を有する短い截頭円錐部48を介し
て胴部42に接続している。ブッシュ部分46は、リベ
ットが装着される被加工品の穴に入り、穴の中でリベッ
トの中心位置づけをするためのものである。
【0016】ブッシュ部46は締付具としてのリベット
の作用には基本的な部分ではなく、尾端部40より小さ
な直径を有する胴部に予め形成した頭部32を直接取り
付けることもできるからである。しかし、ブッシュ部の
設定は多くの有益な目的に役立ち、すなわち、予め形成
した当部32に対するシャンク部30の取付けを強化
し、予め形成した頭部32と尾端部40および胴部42
との間の距離を増加し、かくして、他の場合にできるよ
りもより厚い被加工品にリベットを適用可能ならしめ
る。
【0017】図2を参照すると、より重要な寸法を参照
文字で示している図1のリベットの筒状本体14が示さ
れている。Lはシャンク部の全長を表す;lはブッシュ
部46と、截頭円錐部48と、そして筒状胴部42を合
わせた長さを表す;Xはブッシュ部と截頭円錐部48を
合わせた長さを表す;Aは筒状胴部42の長さを表す;
Bは截頭円錐部44の長さを含む尾端部40の長さを表
す;Dは尾端部40の直径を表す;Wは胴部42の外径
を表す;dは中空部36の直径を表す;Hは予め形成し
た頭部32の直径を表す。これらの寸法の意義は次に説
明する。
【0018】シャンク部30の長さL(頭の下の長さ)
は、リベットに要求される最大締付厚さによって決定さ
れ、Lは締め付ける被加工品の最大厚さに被加工品を越
えて突出して穴より大きいブラインドヘッドをつくるた
めに変形されるのに充分な尾端部の長さを加えた総計に
等しくいものでなければならない。
【0019】截頭円錐部44を含む尾端部40の長さB
は、所定のリベットの直径に対して、その直径でつくら
れる締付長さの範囲を越えて一定であり、幹状体の頭部
をあまりにも遠くへ引き出さねばならないので、余り長
くしないで、ブラインドヘッドを形成するために充分な
長さであることが必要である。
【0020】長さl(すなわち、LーB)は、リベット
に次のことを可能ならしめる予め形成した頭部と尾端部
との間のシャンク部の長さである。 (a)予定の最高締付厚さまでのシート厚さに適応でき
ること、そして(b)長さAの胴部42によって予定の
最高厚さより薄いシート厚さに適応できること。
【0021】胴部の長さAは、被加工品の穴より大きな
直径を有する環状の膨大部を形成するために、軸方向へ
の圧縮で胴部の膨らみを増進するに充分でなければなら
ない。胴部の長さAは、胴部の中空部の直径dと直径D
の尾端部の周りに間隙がなければならない穴の直径との
差よりも少なくとも僅かばかり大きくなければならな
い。AはDーdの3倍から3.5倍とするのがよい。
【0022】もし、胴部の長さAがlより小さければ、
長さXの頭の下のブッシュ部があり、これは、この具体
例では尾端部と実質的に同じ直径である。ブッシュ部は
使用の際に余り変形されず、したがって、被加工品がこ
のブッシュ部の長さXと実質的に等しい最小の厚さを有
しなければならない。かくして、頭の下のフッシュ部の
長さXはリベットの最小締付厚さを決定し、長さlより
実質的に小さくなければならないことが明らかに望まし
い。
【0023】シャンク部はその全長にわたって均一な硬
さからなるので、シャンク部のある部分の寸法がある他
の部分のそれらと特定の関係の中にあるように調整され
ることが必要である。かくして、スペーサとして作用す
るブッシュ部46の存在は、リベットの“最小締付厚
さ”、すなわち、そのリベットが適用可能である被加工
品の最小厚さを増加するものである。
【0024】ブッシュ部は、リベットに実質的に厚さ0
の被加工品を締め付けさせる場合に省略することができ
る。リベットの最小締付厚さは、一般的に、ブッシュ部
の軸方向の長さに直接的に対応している。
【0025】胴部と尾端部とは、予め形成した頭部と協
働して被加工品の締付を可能とするシャンク部の作用部
分である。尾端部40は、原則的に胴部42の長さとブ
ッシュ部がある場合にはこれの長さを合わせた長さに依
存し、この距離こそがリベットの最大締付厚さを決定す
るものである。
【0026】リベットの適用できる最大厚さの被加工品
においては、すなわち、“最大締付厚さ”状態では、被
加工品は尾端部40の変形によってつくられるブライン
ドヘッドによって係合され、胴部42は、より短い長さ
に軸方向に圧縮される結果として、リベットが装着され
る穴を満たすために単に径方向に拡張する。最小の締付
厚さの方に向かって最大締付厚さよりかなり薄い厚さを
有する被加工品においては、被加工品は胴部の軸方向の
崩壊によってつくられる膨大部またはひだ部によって係
合される。最大締付厚さに近い厚さの被加工品において
は、一緒に被加工品を締め付けるのに役立つブラインド
ヘッドと膨大した胴部との協働提携により形成されるこ
とができ、一方の変化が不確定である他方への係合を形
成するものである。
【0027】最小と最大の締付厚さの範囲は胴部の長さ
42によって主に決定されるが、この範囲に僅かな影響
が胴部の外径及び内径によってもたらされる。
【0028】かくして、限度内で、胴部が長ければ長い
程、適用できる厚さの範囲は広くなるだろう。しかしな
がら、もしも胴部があまりにも長すぎるならば、特に比
較的薄い被加工品においては軸方向の圧縮で不安定にな
り、均整な環状の膨大部やひだ部を形成することができ
ない。
【0029】シャンク部30がその全長にわたって比較
的に柔らかい(胴部がシャンク部の残りの部分より比較
的に硬い既知のリベットに比較して)時には、リベット
のセットの際の胴部の安定性を確実にするために、硬く
された胴部を有する既知のリベットの場合より僅かばか
り胴部を短くつくることが好ましいことが見いだされ
た。
【0030】さらに、均一な硬さを有するシャンク部の
尾端部を硬くされた胴部を有するシャンク部のそれより
僅かに長くすることが必要なことが見いだされている。
さらに、特に、もしも尾端部40が長すぎるならば、幹
状体12の頭部16はあまりに容易に入り過ぎ、尾端部
に沿ってあまりに遠くまで通り過ぎ、その結果、満足で
きるブラインドヘッドを構成するために適切な尾端部の
変形をつくることに失敗することが見いだされている。
【0031】もしも、尾端部40があまりに短いなら
ば、幹状体の牽引の際の変形が満足なブラインドヘッド
を構成するために不十分であるという事実が同様に重要
である。
【0032】約3.0mmから約5.0mmまでの直径
(すなわち、約1/8インチから約3/16インチまで
の名目上の直径)を有する穴に装着しようとする適当な
寸法のリベットにとって、尾端部の軸方向の長さとその
外径の関係は実質的に次の式を満足ようにしなければな
らない。 B=mD+n ここで、Bはミリメータで表される尾端部の軸方向の長
さ、Dはミリメータで表される尾端部の外径、mは0.
373から0.527までの数、そしてnは2.15ミ
リメータから2.68ミリメータまでの長さである。
【0033】このようなリベットは、メートル法に従う
被加工品の3.2mm、4.0mmおよび4.8mmの
名目直径、または英国流に従う被加工品の1/8イン
チ、5/32インチおよび3/16インチの名目直径を
有する穴に装着するのに適した標準寸法でつくられてい
る。尾端部の外径は、勿論、挿入する穴の直径より僅か
に小さくつくられているので、リベットのシャンク部は
穴に間隙を有して嵌合する。
【0034】さらに、各標準直径に対して、リベットは
被加工品の種々の範囲の厚さに適用しようとして種々の
長さにつくられる。長さは胴部の長さを調節することに
よって調節されるが、好適には、適当な長さのブッシュ
部を提供することによって調節される。
【0035】この発明は、図2を参照することおよび次
の表に示されるように、例としてのある特定の具体例の
実際の寸法によってより詳細に示されるだろう。 表 寸法(ミリメータ) 例 L X A B D W d H 1 9.14 0.25 5.08 3.81 3.07 2.82 1.7 6.5 2 10.72 1.83 5.08 3.81 3.07 2.82 1.7 6.5 3 12.32 3.43 5.08 3.81 3.07 2.82 1.7 6.5 4 10.72 0.43 6.10 4.19 3.86 3.56 2.08 8.0 5 11.56 0.0 6.99 4.57 4.76 4.39 2.79 10.0 6 16.33 4.77 6.99 4.57 4.76 4.39 2.79 10.0
【0036】上記例において、例1,2および3のリベ
ットは全て1/8インチ(3.2mm)の直径の穴に装
着しようとする名目上1/8インチの直径寸法である。
例1のリベットは0.25mmの長さのブッシュ部を含
み、0.25mmから4.75mmまでの範囲の厚さを
有するシートに使用するのに適している。例2および3
のリベットは、より長いブッシュ部を有し、相応により
厚いシートへの使用に適している。
【0037】例4のリベットは、名目上5/32インチ
の直径寸法で、例1,2および3の直径や強度より相応
に大きなそれらを有している。例4のリベットは0.4
3mmの長さからからなる短いブッシュ部を有し、0.
4mmから6.35mmまでの範囲の厚さを有するシー
トに対する使用に適している。
【0038】例5のリベットは、名目上3/16インチ
の直径寸法でブッシュ部を有さず、胴部が予め形成した
頭部に連続している。例5のリベットは殆ど0から6.
3mmまでの厚さ範囲のシートに使用するのに適してい
る。
【0039】例6のリベットは、最小と最大締付厚さの
両方を増大する4.77mmの長さを有するブッシュ部
を含むことを除いて、例5のリベットと同様であり、こ
のリベットは4.8mmから11.1mmまでの厚さの
範囲のシートに使用するのに適している。
【0040】前述の例において、Bによって表される、
截頭円錐部44を含む尾端部の長さに対する値は、一定
の直径Dの尾端部を有するリベットにおけるこの寸法の
ための最適値であると思われる。かくして、特定の例に
おける、式 B=mD+nにおけるmとnとの値は特定
の数値m=0.456、そしてn=2.41を有してい
る。
【0041】前述の例の全てのリベットは、ここで規定
される式 B=mD+nを実質的に満足している。次の
説明は、この発明の広範囲の態様によれば、式B=mD
+nにおけるmとnとはその値に幅を有しているという
事実を提供する。
【0042】リベットの所定の直径に対して、尾端部の
長さBは、リベットの使用が薦められる被加工品の全て
の厚さ範囲に満足できるように、リベットを損なうよう
に最適条件から離れることなく、変えることができる。
【0043】例に示された3個の直径Dのリベットに対
して、尾端部の長さBに対する上限と下限が、実験的か
つ主観的判断によって確立されており、これはmやnの
数値の幅が確定されているという決定の結果である。B
の値が3個の直径Dのそれぞれに対して変えられる範囲
は、以下に表にされる。 この表から、Bの上限は0.527D+2.73、そし
て、Bの下限は0.373D+2.15であることが確
立される。
【0044】図3を参照するに、図Aから図Dまで、例
2のリベツトが適している6.3mmの厚さを有する被
加工品シートに、例2のリベット10を装着する4つの
連続的段階をが示されている。リベットは、シートに前
以て形成された直径1/8インチ(3.2mm)の直径
の穴に先ず挿入され、予め形成した頭部がシート50の
一面に接し、図Aに示されるように、シャンク部の胴部
がシートの反対面を越えて突出する。
【0045】従来のブレークステムのリベット装着用工
具(図示されていない)が使用され、予め形成した頭部
32に当接することによってリベット本体を動きに対し
て支持し、幹状体の尾部24を把持し牽引する。これに
より、当接している工具と幹状体との間での筒状本体へ
の圧縮によって、徐々に筒状本体の変形が生じる。
【0046】この変形の第1段階は図Bに示され、そこ
では筒状本体の胴部が軸方向に縮められることが見ら
れ、その両端間の丁度中間で径方向の膨張することによ
ってバレル形となり、ブッシュ部と尾端部とが連結して
両端間が最小となる。胴部の最初の変形と同時に、尾端
部も僅かに短縮し、その直径を増加する。その間に、幹
状体の頭部はシャンク部の尾端部に噛み込む。
【0047】工具による圧縮強制力を続けると、胴部と
ブッシュ部が被加工品シートの穴を満たすに充分な程に
膨張し、最初存在していた間隙を塞ぎ、尾端部はさらに
変形し、シートの穴直径より大きい直径を有するように
バレル形になってくる。この段階が図Cに示されてい
る。
【0048】一旦、穴が実質的に満たされると、適用す
る力は、ブラインドヘッドを構成し、シートの反対面を
しっかりと押し付けるために、尾端部の変形とさらなる
膨張とを生じさせるように段々と作用的となる。幹状体
のヘッドは、幹状体の頭部とシートとの間の材料の形成
が、もしそれ以上の力が加えられるならばブレークネッ
ク18が切断されるという、幹状体の頭部の移動に対す
る充分な抵抗を提供するまで尾端部にさらに入り込む。
被加工品は、かくして、予め形成した頭部とブラインド
ヘッドとの間でしっかりと締め付けられる。この段階が
D図に示されている。
【0049】通常、ブレークネックの切断まで牽引は続
けられ、幹状体の尾部の廃棄が許容され、一方、幹状体
の頭部は、中空部の栓として役立ち、かつリベットに対
する剪断強度に貢献するために、変形した筒状本体内に
ロックされて残留する。
【0050】例2のリベットは、また、リベットの設計
が予定した最大厚さより1.8mmの最小厚さに向けて
かなり小さい厚さを有している、1枚のシートまたは複
数のシートあるいは他の部材を締め付けるために使用す
ることもできる。最大厚さよりも小さい厚さのシートに
おけるリベットの行動は、最大厚さのシートのそれとは
相違し、厚さが最小厚さに近付く程、リベットはそのよ
うに設計される。
【0051】図4を参照するに、そこには、そのリベッ
トを適用するには最小の厚さである1.8mmの厚さを
有する被加工品シート70に例2のリベット10を装着
する、連続5段階がA〜E図に示されている。図3と比
較するに、最初の相違はシート70がシート50より薄
いというだけで、リベットと穴の直径は同一である。
【0052】リベットは穴に挿入され、予め形成した頭
部はシートの一方の面に接し、尾端部と胴部の実質的な
部分は反対の面を越えて突出する。リベット装着用工具
が前述のように使用され、リベットを変形し、装着す
る。
【0053】最初の変形段階は図Bに示され、これは図
3のB図と同様に見られ、胴部がバレル形となって尾端
部の変形が僅かに生じている。しかしながら、胴部がシ
ート70の中にないので、胴部はシートによって制約さ
れず、胴部は、継続する圧縮力の適用によって、図Cに
示されるように、穴の直径より実質的に大きな直径を有
する大きな球状体72変形する。この段階では、尾端部
の幾らかの変形も見られる。
【0054】圧縮力の適用を継続することによって、球
状体72は、図Dに示されるように環状ひだ部74に崩
壊し、シート70に向けて押し付けられ、尾端部も軸方
向に圧縮され、径方向に膨張する。結局、環状ひだ部7
4はシートに接触するようにしっかりと押し付けられ、
さらなる変形に抵抗し、幹状体の頭部16は、図4のE
図に示されるように、尾端部にさらに噛み込む。
【0055】さらに、増加する圧縮力の適用は、上述の
ように、最後にブレークネックの切断を生じさせ、装着
されたリベットを残すものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は一部断面としたこの発明による自己施栓
式ブラインド・リベットの側面図である。
【図2】図2はリベットの部分の参照指示寸法を含む図
1のリベットの部分側面図である。
【図3】図3は、リベットの設計が予定した最大厚さの
被加工品に図1のリベットを装着する段階を図A、図
B、図Cおよび図Dの連続4段階として例示する各断面
図である。
【図4】図4は、リベットの設計が予定した最小厚さの
被加工品に図1のリベットを装着する段階を図A,図
B,図C,図Dおよび図Eの連続5段階として例示する
各断面図である。
【符号の説明】
10 自己施栓式ブラインド・リベット 12 幹状体 14 筒状本体 16 頭部 18 ブレークネック 20 球状面 22 接合面 24 幹状体の尾部 30 シャンク部 32 予め形成した頭部 34 尾端 36 中空部 40 尾端部 42 胴部 44,48 截頭円錐部 46 ブッシュ部 50,70 被加工品 60 ブラインドヘッド 70 球状体 74 環状ひだ部
フロントページの続き (72)発明者 キース・デナム イギリス国、ハートフオードシヤー、ウエ ルウイン、オールド・フオージ・クロース 6 (72)発明者 レイモンド・デニス・レイシー イギリス国、ハートフオードシヤー、エツ センドン、ハンベリー・レイン、ザ・ビ ー・ハウス(番地なし)

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 その一端に径方向に拡大された頭部を有
    する、長く延びたほぼ円柱状の幹状体と、シャンク部を
    有する筒状本体と、このシャンク部の一端で径方向に拡
    大した予め形成された頭部とからなる自己施栓式ブライ
    ンド・リベットであって、前記幹状体が筒状本体の軸方
    向の中空部を通って筒状本体の頭部側から突出し、幹状
    体の頭部が予め形成された頭部から離れたシャンク部の
    他端に当接し、このシャンク部が前記他端に近接する尾
    端部とこの尾端部と前記予め形成された頭部との間の中
    間に胴部とを有し、胴部の外径が尾端部の外径より小さ
    く、シャンク部がその全長にわたって均一に硬く、尾端
    部の長さと尾端部の外径の関係が次式を実質的に満たす
    ものであるところの自己施栓式ブラインド・リベット。 B=mD+n ここで、Bはミリメータで表される尾端部の長さ;Dは
    ミリメータで表される尾端部の外径;nはミリメータで
    表される2.15から2.68ミリメータまでの長さ;
    そして、mは0.373から0.527までの間の数で
    ある。
  2. 【請求項2】 mが0.456の数,および、nが2.
    41ミリメータであるところの請求項1記載の自己施栓
    式ブラインド・リベット。
  3. 【請求項3】 筒状本体が胴部と予め形成した頭部との
    間にブッシュ部を含むところの請求項1または2のいず
    れかに記載の自己施栓式ブラインド・リベット。
  4. 【請求項4】 Dが3.07ミリメータでBが3.81
    ミリメータであるところの請求項1〜3のいずれかに記
    載の自己施栓式ブラインド・リベット。
  5. 【請求項5】 胴部が2.82ミリメータの長さを有す
    るところの請求項4記載の自己施栓式ブラインド・リベ
    ット。
  6. 【請求項6】 Dが3.86ミリメータでBが4.19
    ミリメータであるところの請求項1〜3のいずれかに記
    載の自己施栓式ブラインド・リベット。
  7. 【請求項7】 胴部が3.56ミリメータの長さを有す
    るところの請求項6記載の自己施栓式ブラインド・リベ
    ット。
  8. 【請求項8】 Dが4.76ミリメータでBが4.57
    ミリメータであるところの請求項1〜3のいずれかに記
    載の自己施栓式ブラインド・リベット。
  9. 【請求項9】 胴部が4.39ミリメータの長さを有す
    るところの請求項8記載の自己施栓式ブラインド・リベ
    ット。
JP4006850A 1991-01-18 1992-01-17 自己施栓式ブラインド・リベツト Pending JPH0544710A (ja)

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