JPH0541307Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は冷房又は、暖房装置における室外機
と室内機をつなぐ配管を覆う配管ダクトに関す
る。

従来の技術 例えば、冷暖房装置としては第３図に示すごと
く室外機５と室内機６を冷媒配管７でつなぎ、第
４図に示すごとく、断熱材８を有する配管７等が
配管ダクト９で壁面３に固定、挿通保持される。

考案が解決しようとする問題点 上記の従来例では配管ダクト９の内側に挿通さ
せる配管７に断熱材を被覆させ、外気との熱交換
を防ぎ、配管ダクト９内に収納させるという作業
をしなければならない。

以上のことは、配管工事作業がスムースに行え
ず、又、断熱被覆作業により、空調機の能力が配
管７ａ，７ｂ同志の熱交換によつて低下する等、
その作業の良否で左右される等の不具合があつ
た。

本考案はかかる従来の不具合を解消するもので
ある。

問題点を解決するための手段 本考案は配管ダクトの内側に空調用配管と外気
配管同志を断熱する断熱材を一体連設し、配管を
壁面に挿通保持出来る様にしたものである。

作 用 本考案は上記した構成によつて、ダクト本体内
に配管を挿通させ、壁面に固定し、ダクト蓋体を
覆せるのみで容易に断熱作業ができ、さらに配管
断熱効果が維持できるため、作業の良否での空調
機能力の低下防止も図れる。

実施例 以下、本考案の一実施例の配管ダクトについて
図面を参照しながら説明する。

第１図は本考案における配管用ダクトの斜視図
を示し第２図は同配管用ダクトの配管時の断面図
を示すものである。以下、第１図及び第２図を用
いて、説明する。

同図において、１はダクト本体、２はダクト蓋
体、１５，１６は空調用配管、１７はドレン用配
管、１８は接続電線である。

ダクト本体１は外殻部１１と断熱材１２と一体
連設している。ダクト蓋体２は同外殻部１３と同
断熱材１４と一体連設している。そしてダクト本
体１、ダクト蓋体２は両端の係合部１９の係合に
て保持され、配管ダクトを構成する。

配管ダクトは各ダクト内面断熱材１２，１４内
に空調用配管１５，１６及びドレン用配管１７、
接続電線１８等を挿通し保持させることができ
る。

考案の効果 本考案は、配管用ダクトの内面に断熱材を一体
連設させることにより空調用配管の断熱作業を省
き、配管工事作業性の簡易化が図れる。又、配管
断熱効果も維持できるため、空調機能力の低下防
止も図れる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例における配管ダクト
の斜視図、第２図は同ダクトの断面図、第３図は
空気調和機の据付状態を示す概略図であり、第４
図は従来例を示すダクトの断面図である。 １……ダクト本体、２……ダクト蓋体、１１，
１３……外殻部、１２，１４……断熱材、１５，
１６……空調用配管、１７……ドレン用配管、１
９……係合部。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 外部露出状態に配設された往復二本の空調用配
   管、これらの配管に沿つて室内機より導出された
   ドレン管をその内部に挿通保持させ、壁面に固定
   される配管用ダクトにおいて、筒状ダクトを周方
   向に二分割し、上面開口状のダクト本体とこのダ
   クトの上面を閉合するダクト蓋体からなり、ダク
   ト本体の外殻部の開口部とダクト蓋体の外殻部の
   上面閉合部に弾性的に係合連結する係合部を設
   け、前記外殻部の内面より上面開口側を開き、空
   調用配管と、外殻部を仕切る断熱材と、蓋体外殻
   部の内面に空調用配管を仕切る断熱材を前記ダク
   ト本体、ダクト蓋体の内面に設け、ダクト閉合時
   に各断熱材を弾性的に圧接させるようにした配管
   用ダクト。