JPH0537520Y2 - - Google Patents

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JPH0537520Y2
JPH0537520Y2 JP1987179361U JP17936187U JPH0537520Y2 JP H0537520 Y2 JPH0537520 Y2 JP H0537520Y2 JP 1987179361 U JP1987179361 U JP 1987179361U JP 17936187 U JP17936187 U JP 17936187U JP H0537520 Y2 JPH0537520 Y2 JP H0537520Y2
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sheet
synthetic resin
magnetic material
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ferrite
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JP1987179361U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、棒状の漏洩電波減衰材や棒状のマグ
ネツト吸着材等、棒状の磁性材含有合成樹脂体を
高精度な寸棒精度で作成することが可能で、特に
長さ方向における寸法精度が従来品に比べて極め
て高いものとなすことができる棒状の単位構造部
が連設された磁性材含有合成樹脂シートを提供せ
んとするものであり、加えて製造に際して、製造
装置に摩耗等の問題も起こさず、且つ迅速に製造
することもできる磁性材含有合成樹脂シートを提
供せんとするものである。
〔従来の技術〕
従来、電子レンジの扉内面に取り付ける漏洩電
波減衰材や冷蔵庫の扉用ガスケツト等は、通常、
ソフトフエライトやハードフエライトを分散した
合成樹脂をダイスを用いて押し出すことによつて
製造していた。その構造は、第5図に示す如く例
えば平板棒状のものaであつたり、又は断面U字
型の棒状のものbであつたりするが、これらの押
出しによる製作物は通常押出し方向にテンシヨン
をかけながら、ロールに巻き取つている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、このような製造方法において
は、材料中に含まれるフエライト粒子によりダイ
スの摩耗が大きくなるばかりでなく、製造スピー
ドが遅くなり、又テンシヨンをかけながら巻き取
る結果、これを解放したときには、製造された棒
状の磁性材含有合成樹脂体は長さ方向において、
例えば100cmあたり2mm程度のばらつきが発生す
るという問題があつた。電子レンジに用いる漏洩
電波減衰材や冷蔵庫に用いるガスケツトは通常、
棒状に成形されたこれら漏洩電波減衰材やガスケ
ツトを取付け用溝部に緊密な状態で密嵌すること
により取り付けるが、長さ方向において前述した
ような寸法誤差があると、取り付けが困難となる
ことは勿論のこと、電波の漏洩防止効果が低下す
る問題がある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案はかかる現況に鑑みて成されたものであ
り、寸法精度に優れた棒状の磁性材含有合成樹脂
体を得ることができ、しかも製造装置の摩耗もな
く、加えて製造速度が速く量産にも適した磁性材
含有合成樹脂製棒状体を連設した磁性材含有合成
樹脂シートを得ることを目的とするものである。
このような課題を達成した本考案の磁性材含有
合成樹脂シートは、ソフトフエライト、ハードフ
エライト等の磁性材を合成樹脂に混合したシート
をプレス又はエンボスロールにて押圧して形成し
たところの、シートの巾方向に長くされた使用単
位である棒状の単位構造部が破断用溝部を介して
連設されたものとしたことを特徴としている。
〔作用〕
以上の如く、本考案にかかる磁性材含有合成樹
脂シートは磁性材を含有混合したシートに対して
プレス又はエンボスロールでシート表面を押圧し
て所定間隔毎に破断用溝部を形成することによつ
て、漏洩電波減衰部や磁性吸着部等、シートの巾
方向に長くされた棒状の単位構造部の連設体を形
成している。プレス方式を用いるときには一時的
に移送を停止したシート体に対しシートの厚み方
向からシートを押圧することとなり、又、エンボ
スロールを用いるときには、その周面がシートの
移送速度と略同速度で回転するエンボスロールが
シートをシート厚み方向から押圧することとなる
ので、これら装置の型材がシートの移送方向に向
かう押圧力を受けることはない。したがつて従来
のダイスを用いた押出し方法による製作のよう
に、ダイスが摩耗したり、又製造が遅くなつたり
することがなく、更に、使用単位である各単位構
造部はその長さ方向をシートの巾方向としている
ので、テンシヨンをかけながら巻き取つたシート
を巻き取りロールから取り外したときに発生する
シートの収縮の影響は、各単位構造部の短辺巾に
おける僅かな寸法誤差として反映するのみであ
り、従来のように単位構造部の長さ方向に大きな
寸法誤差が発生することはないのである。
〔実施例〕
本考案の詳細を更に図示した実施例にもとづき
説明する。第1図は本考案にかかる磁性材含有合
成樹脂シート1であり、シート素材である合成樹
脂としては、例えばポリプロピレン、ポリアミ
ド、ポリフエニレンサルフアイド等の各種合成樹
脂が用いられ、この合成樹脂中にソフトフエライ
トやハードフエライト等の磁性材が混合分散され
る。ソフトフエライトとしては、例えばマンガン
ジンクフエライトやニツケルジンクフエライト等
があり、又ハードフエライトとしてはバリウムフ
エライト、ストロンチユームフエライト等が用い
られる。そしてこのような磁性材を含有した合成
樹脂シートには、プレス又はエンボスロールを用
いて所定間隔毎に破断用溝部を形成することによ
り、シート全体を、シートの巾方向に長くされた
単位構造部の連設体としている。図中3がこの溝
部で厚みが0.5〜0.8mmが破断容易なものであり、
第1図においては、溝3を挟んだ2つの山部が単
位構造部2となり、そして、この第1図の単位構
造部2を溝部3において破断した状態が第2図で
示される。第3図は他の実施例で第2図の如き溝
部4を挟んだ2つの山構造のものではなく1山の
ものを例示している。そして、このような第1図
で示す本シート1は、第4図に示す如くエンボス
ロール5により押圧しながら、これをロール6に
巻き取ることで、シート表面に第1図の如き構造
を与えたり、更に種々の構造を与えることができ
る。
単位構造部2はその長手方向即ち長辺側をシー
トの巾方向に一致させているから、巻き取りロー
ル6によつてテンシヨンをかけながら巻き取り、
その後使用時に該ロール6から取外した場合、テ
ンシヨン解除による収縮の影響は単位構造部の短
辺側に僅かに出るものの、その誤差は極めて小さ
く無視することができるのである。そしてこのよ
うなエンボスロール5の代わりに単にプレス成形
によつても前記シート1をつくることができる。
尚、以上の如き磁性材含有合成樹脂シート1
は、ソフトフエライトやハードフエライトを磁性
材を含有する結果、それぞれの用途に応じた使用
がなされるが、例えばソフトフエライトを磁性材
として含有する本シート1にあつては、この単位
構造部2を漏洩電波減衰部として使用し、これを
例えば、電子レンジの扉内面における電波漏洩防
止装置に用いることができるし、ハードフエライ
トを磁性材として用いたシート2にあつては、例
えば冷蔵庫のガスケツト等における如く、扉を本
体側へ吸着するときの磁性吸着部として用いるこ
とができるのである。そして、これら部位への漏
洩電波減衰体や磁性吸着体の取り付けは、これら
部位に刻設した溝部に緊密な状態で密嵌すること
によつて成すものであるが、本考案の磁性材含有
合成樹脂シート上に形成された各単位構造部は長
辺側の寸法精度が極めて高く、しかも短辺側の寸
法誤差も無視できる程度であるから、溝部への密
嵌は容易且つ確実である。
〔考案の効果〕
以上の如く、本考案にかかる磁性材含有合成樹
脂シートは、プレス又はエンボスロールを用いて
所定間隔毎に破断用溝部を形成し、シート全体
を、シート巾方向に長くされた使用単位である単
位構造部の連設体としたから、巻き取りロールに
よりテンシヨンをかけながら巻き取つて製造した
本シートを巻き取りロールから取り外したときに
も、テンシヨン解除によるシートの収縮が単位構
造部の長辺方向の寸法誤差として影響することは
なく、又、短辺側に対する影響も極めて僅かなも
のとすることができるので、寸法精度の高い単位
構造部を得ることができ、電子レンジの扉内面の
漏洩電波減衰材や冷蔵庫の扉用ガスケツト等とし
て用いる場合にも、これら機器に形成された溝部
に容易に密嵌することができるのである。又、破
断用溝部を形成する為のプレスやエンボスロール
による押圧は、プレスの場合は一時的に移送を停
止したシートに対してシートの厚み方向から押圧
するものであり、又、エンボスロールによる場合
はその周面がシートの移送速度と略一致した速度
で回転しながらシートを厚み方向から押圧するも
のであつて、いずれもシート自体からシートの移
送方向に向かう押圧力を受けないことから、これ
ら装置の型材がシート内に存在する高硬度の磁性
材による摩耗を受けることもなく、したがつて従
来の押出し方法で作成した時の如くダイスが摩耗
したり損傷したりすることもないのである。又、
シートの移送速度の高速化がプレス装置やエンボ
スロールを摩耗させる直接の原因となることもな
いので、シートの移送速度を高速化することが可
能であり、生産性を向上させることもできる。そ
して、使用単位となる各単位構造部は破断用溝部
によつて仕切られており、この破断用溝部は薄肉
となしているので、使用に際しては破断用溝部を
手又はカツターナイフ等で適宜破断するだけで簡
易に使用でき、且つ使用しないときにはシート形
状のまま保管することができるので保管が容易で
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案にかかるシートの斜視説明図、
第2図並びに第3図は単位構造部の説明用斜視
図、第4図はエンボスロールによる本シートの製
造状態を示す説明図、第5図は従来のプラスチツ
クマグネツトの側面状態を示す図である。 1……シート、2……単位構造部、3……破断
用溝部、4……溝部、5……エンボスロール、6
……ロール。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 ソフトフエライト、ハードフエライト等の磁
    性材を合成樹脂に混合したシートをプレス又は
    エンボスロールにて押圧して形成したところ
    の、シートの巾方向に長くされた使用単位であ
    る棒状の単位構造部が破断用溝部を介して連設
    された磁性材含有合成樹脂シート。 2 単位構造部が漏洩電波減衰部である実用新案
    登録請求の範囲第1項記載の磁性材含有合成樹
    脂シート。 3 単位構造部がマグネツト吸着部である実用新
    案登録請求の範囲第1項記載の磁性材含有合成
    樹脂シート。
JP1987179361U 1987-11-24 1987-11-24 Expired - Lifetime JPH0537520Y2 (ja)

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JP1987179361U JPH0537520Y2 (ja) 1987-11-24 1987-11-24

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JP1987179361U JPH0537520Y2 (ja) 1987-11-24 1987-11-24

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Publication Number Publication Date
JPH0183398U JPH0183398U (ja) 1989-06-02
JPH0537520Y2 true JPH0537520Y2 (ja) 1993-09-22

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58188194A (ja) * 1982-04-28 1983-11-02 住友電気工業株式会社 複合材料板の製造法

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58188194A (ja) * 1982-04-28 1983-11-02 住友電気工業株式会社 複合材料板の製造法

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JPH0183398U (ja) 1989-06-02

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