JPH0535891U - 脱インキフローテーシヨンセル - Google Patents
脱インキフローテーシヨンセルInfo
- Publication number
- JPH0535891U JPH0535891U JP9064491U JP9064491U JPH0535891U JP H0535891 U JPH0535891 U JP H0535891U JP 9064491 U JP9064491 U JP 9064491U JP 9064491 U JP9064491 U JP 9064491U JP H0535891 U JPH0535891 U JP H0535891U
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- JP
- Japan
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- flotation cell
- pipe
- outlet pipe
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- Withdrawn
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-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W30/00—Technologies for solid waste management
- Y02W30/50—Reuse, recycling or recovery technologies
- Y02W30/64—Paper recycling
Landscapes
- Paper (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 フローテーションセル内での古紙中の脱イン
キを、吹込み空気量を増やしたり、処理時間を長くしな
くても、効率的に脱インキの処理ができるようにする。 【構成】 上方部にフロス出口管9と原料出口管11、
下方部に沈降物出口管10を有する脱インキフローテー
ションセルにおいて、同フローテーションセル1の底部
内面に通路7aが上方部に向く多段管7を設け、同通路
の途中に超音波発生装置4を配設すると共に、同通路7
aに外部下方から原料入口管2とその周囲を取囲むよう
に設けられた空気入口管3を連結してなるものである。
キを、吹込み空気量を増やしたり、処理時間を長くしな
くても、効率的に脱インキの処理ができるようにする。 【構成】 上方部にフロス出口管9と原料出口管11、
下方部に沈降物出口管10を有する脱インキフローテー
ションセルにおいて、同フローテーションセル1の底部
内面に通路7aが上方部に向く多段管7を設け、同通路
の途中に超音波発生装置4を配設すると共に、同通路7
aに外部下方から原料入口管2とその周囲を取囲むよう
に設けられた空気入口管3を連結してなるものである。
Description
【0001】
本発明は古紙処理設備として使用される脱インキフローテーションセルに関す るものである。
【0002】
従来のフローテーションセルは、図6に示す様にフローテーションセル1外で 空気と原料の混合が行なわれ、これは原料入口管2(エジェクタ)よりセル1内 に導入し、セル1内の浮上過程でこれを分離する方法であった。なお、図中9は フロス出口管、10は沈降物出口管、11は原料出口管である。
【0003】
従来の空気混合方式で採用されている図6に示すようなエジェクタでは、次の 様な問題があった。即ち、空気粒子径は、除去するインキ粒子径の5倍程度が最 適とされているが、この調節(特に1mm以下の気泡生成)が困難であった。また 自吹式のエジェクタでは、空気量のコントロールが不可能であり、フローテータ が多量の泡で充満することにより脱インキ効果が低下する欠点があった。更に白 色度を一段と向上するには、10μm〜20μm以下の微細インキの除去が必要 である。この為従来方式では、吹込み空気量を増やしたり、リテンションタイム (滞留時間又は処理時間)を延長したりする必要があった。 本考案は前記従来の問題を解決しようとするものである。
【0004】
このため本考案は、上方部にフロス出口管と原料出口管、下方部に沈降物出口 管を有する脱インキフローテーションセルにおいて、同フローテーションセルの 底部内面に通路が上方部に向く多段管を設け、同通路の途中に超音波発生装置を 配設すると共に、同通路に外部下方から原料入口管と、その周囲を取囲むように 設けられた空気入口管とを連結してなるもので、これを課題解決のための手段と するものである。
【0005】
本考案はフローテーションセル底部に設けた空気入口管の圧力を任意にコント ロール出来る様にし、原料入口管より注入する原料の圧力を高めにすることと、 同入口管の直後にある多段管を通すことにより、機械力を与えてインキの分離効 率を高める。また複数の多段管の通路の途中に複数個の超音波発生装置を設ける ことにより、吹出空気の粒子径の微細化を図り、微細なインキ粒子も効率よく除 去できる。 以上の如く本考案では、フローテーションセル底部に設けた複数の原料入口管 から原料を吹出し、超音波発生装置と多段管内部を通過するときの乱流により、 空気粒子に原料中のインキ粒子が付着して液面上に浮上し、オーバーフローした ものがフロス樋に流出して脱インキを図る。
【0006】
以下本考案を図面の実施例に基づいて説明すると、図1〜図5は本考案の第1 実施例を示し、図1は脱インキフローテーションセル全体の縦断面図、図2は図 1と異なる第2実施例の要部の断面図、図3及び図4は夫々図1及び図2のA〜 A及びB〜B断面図、図5は原料及び空気吹出管と超音波発生装置を示す図1の 要部の拡大断面図である。 図において、脱墨剤(界面活性剤)と混合された原料(濃度1〜1.5%)は 、ノズル5よりフローテーションセル1内に導入されるようになっている。同フ ローテーションセル1の底部には、前記ノズル5に接続された原料入口管2及び 同原料入口管2を取囲む空気入口管3と、多段管7の複数の通路7a内に配設さ れた複数の超音波発生装置4が設けられると共に同入口管2と3は何れも通路7 aに連通しており、同空気入口管3よりフローテーションセル1へ微細な空気を 分散供給し、原料と混合する。その際、疎水性に調整されたインキ粒子は浮上空 気の粒子に付着後、液表面に浮上してフロス樋6にオーバーフローし除去される 。
【0007】 本考案の特徴は、超音波発生装置4と多段管7にある。原料及び圧縮空気はノ ズル5より高圧でフローテーションセル1内に供給され、供給直後に複数個の超 音波発生装置4により流体に対して直角方向に超音波を照射し、これにより気泡 が微細化されると共に、原料と摩擦力が発生しインキの分離効率が高まる。また 適正な空気粒子径を得る為に、空気圧力は任意にコントロールが可能である。 前記の如く空気粒子に付着したインキは泡として液面上に浮上し、フローテー ションセル1の上部に設置されたフロス樋6にオーバーフローするが、フローテ ーションセル1の上部には消泡用のシャワー8が設置されており、インキは消泡 後、フロス出口管9より排出される。 一方フローテーションセル1の底に沈澱し易い砂などの重量異物の堆積による 不具合を避けるために、フローテーションセル1の下部に沈降物出口管10を設 けてあり、断続的に前記異物の一定量を抜き、ポンプ(図示せず)にて同重量異 物を除去する。 インキを取除いた原料は、フロス樋6下部の原料出口管11より連続的に次工 程に送液される。なお、超音波発生装置4の波長は、各々40KHz で、出力は1 kwで実施した。
【0008】
以上詳細に説明した如く本考案は構成されており、原料及び空気をフローテー ションセル内に同時に吹出し、超音波照射による気泡の微細化、多段管によるイ ンキ分離を行なうことにより、微細な空気粒子に原料中の微細インキが付着し易 くなり、脱インキが容易となる。また超音波発生装置及び多段管部分での滞留時 間は短時間である為、原料中のパルプ繊維への影響は殆ど無い。なお、原料入口 管及び超音波発生装置を複数設ければ、処理量の増大を図ることができる。
【図1】本考案の第1実施例に係る脱インキフローテー
ションセルの縦断面図である。
ションセルの縦断面図である。
【図2】本考案の第2実施例に係る脱インキフローテー
ションセルの要部の断面図である。
ションセルの要部の断面図である。
【図3】図1のA〜A断面図である。
【図4】図2のB〜B断面図である。
【図5】図1の要部の詳細断面図である。
【図6】従来の脱インキフローテーションセルの縦断面
図である。
図である。
1 フローテーションセル 2 原料入口管 3 空気入口菜 4 超音波発生装置 5 ノズル 6 フロス樋 7 多段管 7a 通路 8 シャワー 9 フロス出口管 10 沈降物出口管 11 原料出口管
Claims (1)
- 【請求項1】 上方部にフロス出口管と原料出口管、下
方部に沈降物出口管を有する脱インキフローテーション
セルにおいて、同フローテーションセルの底部内面に通
路が上方部に向く多段管を設け、同通路の途中に超音波
発生装置を配設すると共に、同通路に外部下方から原料
入口管と、その周囲を取囲むように設けられた空気入口
管とを連結してなることを特徴とする脱インキフローテ
ーションセル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9064491U JPH0535891U (ja) | 1991-10-09 | 1991-10-09 | 脱インキフローテーシヨンセル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9064491U JPH0535891U (ja) | 1991-10-09 | 1991-10-09 | 脱インキフローテーシヨンセル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0535891U true JPH0535891U (ja) | 1993-05-14 |
Family
ID=14004220
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9064491U Withdrawn JPH0535891U (ja) | 1991-10-09 | 1991-10-09 | 脱インキフローテーシヨンセル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0535891U (ja) |
-
1991
- 1991-10-09 JP JP9064491U patent/JPH0535891U/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19960208 |