JPH05341274A - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

Info

Publication number
JPH05341274A
JPH05341274A JP15086292A JP15086292A JPH05341274A JP H05341274 A JPH05341274 A JP H05341274A JP 15086292 A JP15086292 A JP 15086292A JP 15086292 A JP15086292 A JP 15086292A JP H05341274 A JPH05341274 A JP H05341274A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid crystal
crystal display
display substrate
tablet board
support frame
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP15086292A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiyuki Sakuma
敏幸 佐久間
Yoshiyuki Tsukizaki
義幸 月崎
Naofumi Aoyama
直文 青山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP15086292A priority Critical patent/JPH05341274A/ja
Publication of JPH05341274A publication Critical patent/JPH05341274A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)
  • Position Input By Displaying (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 液晶表示基板に対するタブレットボードを精
度よい位置決め状態で固定する。 【構成】 支持枠体と、この支持枠体に位置決めされて
配置された液晶表示基板と、前記液晶表示基板の裏面側
に配置されたタブレットボードとを備え、該液晶表示基
板の表示面側にスタイラスをなぞることにより該スタイ
ラスの軌跡を前記タブレットボードが検知し、この検知
に基づいて液晶表示基板の表示基板の表示面に該軌跡を
表示する液晶装置において、前記タブレットボードの支
持枠体に対する固定手段を螺子によって行なっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液晶表示装置に係り、
特に、その表示面をスタイラスによってなぞることによ
りその軌跡が表示される液晶表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の液晶表示装置は、その基本的構
成において、液晶表示基板と、この液晶表示基板の裏面
側に配置されたタブレットボードとを備え、該液晶表示
基板の表示面側にスタイラスをなぞることにより該スタ
イラスの軌跡を前記タブレットボードが検知し、この検
知に基づいて液晶表示基板の表示面に該軌跡を表示する
ようになっている。
【0003】そして、該スタイラスによる描画は、液晶
表示基板の表示面を背景にしてなされることから、液晶
表示基板に対するタブレットボードの位置決めは精度良
くなされることが要求されることになる。
【0004】従来においては、液晶表示基板はたとえば
合成樹脂材からなる支持枠体に位置決めされて配置さ
れ、またタブレットボードはフレームを介して前記支持
枠体に固定されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに構成された液晶表示基板は、支持枠体に対する液晶
表示基板の配置は特に問題とするところはなかったが、
該支持枠体に対するタブレットボードの配置に関して
は、上述のようにフレームを介した配置を行なっていた
ために、充分な位置精度がとれなかったという問題点を
残していた。
【0006】すなわち、支持枠体とタブレットボードと
の該フレームによる固定は、押えによる固定であるた
め、支持枠体とタブレットボードとの間にずれが生じ易
く、また、押えの段階でずれが生じてしまうということ
が往々にしてあった。
【0007】それ故、本発明はこのような事情に基づい
てなされたものであり、その目的とするところのもの
は、液晶表示基板に対するタブレットボードを精度よい
位置決め状態で固定できる液晶表示装置を提供すること
にある。
【0008】また、本発明の他の目的は、タブレットボ
ードを大きくしないで、ひいては支持枠体の幅を大きく
しないで、液晶表示基板に対するタブレットボードを精
度よい位置決め状態で固定できる液晶表示装置を提供す
ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明は、基本的には、支持枠体と、この支
持枠体に位置決めされて配置された液晶表示基板と、前
記液晶表示基板の裏面側に配置されたタブレットボード
とを備え、該液晶表示基板の表示面側にスタイラスをな
ぞることにより該スタイラスの軌跡を前記タブレットボ
ードが検知し、この検知に基づいて液晶表示基板の表示
基板の表示面に該軌跡を表示する液晶装置において、前
記タブレットボードの支持枠体に対する固定手段を螺子
によって行なっていることを特徴とするものである。
【0010】また、本発明は、上述した液晶表示装置に
おいて、前記螺子は、タブレットボードの各辺のそれぞ
れに形成された切欠きを通して前記支持枠に螺入されて
いることを特徴とするものである。
【0011】
【作用】このように構成した液晶表示装置によれば、支
持枠体に対するタブレットボードの固定は螺子によって
なされていることから、該支持枠体とタブレットボード
との位置ずれは極めて生じにくくなり、常時、支持枠体
に対するタブレットボードの位置関係は所定通りに保持
されることになる。
【0012】そして、螺子による固定の際においても、
タブレットボードにおける螺子の貫通孔に対して支持枠
体を精度良く位置決めした状態でそのまま螺子の螺入を
行なえることから、支持枠体に対するタブレットボード
の位置ずれを極力押えることができるようになる。
【0013】また、本発明において、特に、前記螺子を
タブレットボードの各辺のそれぞれに形成された切欠き
を通して前記支持枠に螺入させるようにすれば、該タブ
レットボードの大きさを最小限に抑えることができ、支
持枠体の幅もそれに応じて小さくできる。
【0014】このことは、表示面の大きさをできる限り
大きくする一方において、その周辺の枠体(通常額縁と
称している)の幅を極力小さくする、という近年の要望
に合致する目的となる。
【0015】
【実施例】以下、本発明による液晶表示装置の一実施例
を図面を用いて説明する。
【0016】図2は、本発明による液晶表示装置の一実
施例を示した分解斜視図である。
【0017】同図において、まず液晶表示基板62があ
り、この液晶表示基板62の周辺(この図では三辺部)
には該液晶表示基板62と同一面内にコ字形状を有する
プリント基板62Aが配置されている。
【0018】そして、この液晶表示基板62とプリント
基板62Aとの境界部には液晶表示駆動回路62Bが配
置されている。この液晶表示駆動回路62Bはたとえば
フレキシブル基板に半導体装置が搭載された構成をな
し、該フレキシブル基板に形成された電極が前記液晶表
示基板62およびプリント基板62Aのそれぞれの電極
に接続されたものとなっている。
【0019】さらに、該液晶表示基板62の裏面には導
光体63が配置されている。この導光体63は液晶表示
基板62の裏面を光照射させる機能を有している。すな
わち導光体63の一側端面には冷陰極線管63Aからな
る光源が配置され、この冷陰極線管63Aからの光が該
一側端面を介して導光体63内に入射され該導光体63
の主表面(液晶表示基板62に対向する面)から乱反射
されるようになっている。
【0020】このため、導光体63の前記一側端面と主
表面を除く他の面には乱反射膜が形成されているととも
に、前記冷陰極線管63Aからの光の全てを導光体63
側に導入するための冷陰極線管カバー64が備えられて
いる。
【0021】また、前記液晶表示基板62、導光体6
3、冷陰極線管63A、冷陰極線管カバー64が精度良
く位置決めされて収納される支持枠体65がある。この
支持枠体65は箱形状をなし、たとえば合成樹脂で構成
されその一体成形によって、上記各部品の配置形態に応
じてたとえば突起からなる係止部が形成されるようにな
っている。すなわち、該係止部に各部品の側端面が当接
するように該部品を配置することによって該部品の支持
枠体65に対する位置決めができるようになっている。
また、この支持枠体65は前記冷陰極線管63Aからの
光の全てを導光体63側に導入するための遮光カバーの
機能をも有している。
【0022】さらに、支持枠体65の裏面にはタブレッ
トボード66が配置されている。このタブレットボード
66は後述するスタイラスが近接された場合にそのスタ
イラスの位置をタブレットボード66の座標で検出する
ものであり、該座標位置に該当する液晶表示基板62の
座標位置を表示するようになっている。これにより、該
スタイラスをなぞることにより、その軌跡が液晶表示基
板62にそのまま表示されることになる。
【0023】前記スタイラスは、液晶表示基板62の表
示面においてなぞられるものであるが、該液晶表示基板
62の主表面側にはいわゆるハードコートガラス67が
配置され、このハードコートガラス67面に直接なぞら
れるようになっている。けだし、液晶表示基板62はた
とえば2枚のガラス基板を液晶を介して対向配置させた
構造となっているために、該液晶表示基板62の表面を
スタイラスによって直接なぞることは、その加圧による
ガラス基板のたわみで液晶むらがそのまま表示されるこ
とになるからである。
【0024】そして、これら液晶表示基板62、導光体
63、冷陰極線管カバー64、支持枠体65、タブレッ
トボード66、ハードコートガラス67は、それら組立
体の長手方向における一対の各辺部にそれぞれ断面コ字
状の金属フレーム68が勘合されて一体化され、これに
よりモジュール化された液晶表示装置を構成したものと
なっている。
【0025】図3は、このようにモジュール化された液
晶表示装置を示した構成図であり、(a)は平面図、
(b)は左側面図、(c)は右側面図、(d)は下側面
図である。
【0026】なお、同図において、IV−IV線、V−V
線、VI−VI線、VII−VII線における断面図は、それぞれ
図4、図5、図6、図7に示している。
【0027】次に、上述した液晶表示基板62、導光体
63、冷陰極線管カバー64、支持枠体65、タブレッ
トボード66、ハードコートガラス67、金属フレーム
68等について更に詳述する。
【0028】液晶表示基板62 図8は、液晶表示基板62の一実施例を示す斜視分解図
である。
【0029】液晶層50を挟持する2枚の上,下電極基
板11,12間で液晶分子がねじれたらせん状構造をな
すように配向させるには、上,下電極基板11,12上
の、液晶に接する、例えばポリイミドからなる有機高分
子樹脂からなる配向膜21,22の表面を、例えば布な
どで一方向にこする方法、いわゆるラビング法が採られ
ている。このときのこする方向、すなわちラビング方
向、上電極基板11においてはラビング方向6,下電極
基板12においてはラビング方向7が液晶分子の配列方
向となる。このようにして配向処理された2枚の上,下
電極基板11,12をそれぞれのラビング方向6,7が
互いにほぼ180度から360度で交叉するように間隙
1をもたせて対向させ、2枚の電極基板11,12を
液晶を注入するための切欠け部51を備えた枠状のシー
ル剤52により接着し、その間隙に正の誘電異方性をも
ち、旋光性物質を所定量添加されたネマチック液晶を封
入すると、液晶分子はその電極基板間で図中のねじれ角
θのらせん状構造の分子配列をする。なお31,32は
それぞれ上,下電極である。このようにして構成された
液晶セル60の上電極基板11の上側に複屈折効果をも
たらす部材(以下複屈折部材と称す)40が配設されて
おり、さらにこの部材40および液晶セル60を挟んで
上,下偏光板15,16が設けられる。
【0030】しかし、本実施例においては、前記上偏光
板15は特に設けられておらず(したがって図中、点線
で示している。)、後述するハードコートガラス67に
形成されたものとなっている。また、上電極基板11の
表面は通常光反射を防止する目的でいわゆるノングレア
処理が施されるものとなっているが、本実施例の場合は
施されておらず、ハードコートガラス67の主表面にお
いて施されたものとなっている。
【0031】このような構成についての詳述は後述のハ
ードコートガラス67の説明において行なう。
【0032】液晶50における液晶分子のねじれ角θは
好ましくは200度から300度であるが、透過率−印
加電圧カーブのしきい値近傍の点灯状態が光を散乱する
配向となる現象を避け、優れた時分割特性を維持すると
いう実用的な観点からすれば、230度から270度の
範囲がより好ましい。この条件は基本的には電圧に対す
る液晶分子の応答をより敏感にし、優れた時分割特性を
実現するように作用する。また優れた表示品質を得るた
めには液晶層50の屈折率異方性Δn1とその厚さd1
積Δn1・d1は好ましくは0.5μmから1.0μm、よ
り好ましくは0.6μから0.9μmの範囲に設定するこ
とが望ましい。
【0033】複屈折部材40は液晶セル60を透過する
光の偏光状態を変調するように作用し、液晶セル60単
体では着色した表示しかできなかったものを白黒の表示
に変換するものである。このためには複屈折部材40の
屈折率異方性Δn2とその厚さd2の積Δn2・d2が極め
て重要で、好ましくは0.4μmから0.8μm、より好
ましくは0.5μmから0.7μmの範囲に設定する。
【0034】さらに、本発明になる液晶表示装置62は
複屈折による楕円偏光を利用しているので偏光板15,
16の軸と、複屈折部材40として一軸性の透明複屈折
板を用いる場合はその光学軸と、液晶セル60の電極基
板11,12の液晶配列方向6,7との関係が極めて重
要となる。
【0035】導光体63 たとえばアクリル等からなる透明樹脂体から構成され、
上述のように液晶表示基板62に対向する主表面と冷陰
極線管63が配置されている側の側端面を除いて乱反射
膜が形成されている。この場合の乱反射膜は必ずしも導
光体63に被着されたものに限らず、該当する面に当接
するように配置されたものであってもよい。
【0036】なお、この実施例の場合、前記冷陰極線管
63は長手方向辺でない他の辺のうちの一辺側に配置さ
れたものとなっている。
【0037】冷陰極線管カバー64 たとえば合成樹脂材で構成されたものであり、冷陰極線
管63からの光を導光体63側へ導入するための遮光カ
バーの機能を有するものである。図4に示すように、導
光体63の一辺部上に位置付けられるように延在し、そ
の延在部の側端面は液晶表示基板62に近接している。
【0038】さらに、該側端面には段差部64Aが形成
され、この段差部64にはハードコートガラス67の一
辺部が支持されるようになっている。そして、このハー
ドコートガラス67の他の辺部は、図2に示すようにシ
リコンあるいはゴムからなるスペーサ69によって支持
されている。すなわち、冷陰極線管カバー64はハード
コートガラス67の支持を兼用する構成となっている。
【0039】ハードコートガラス67は、これにより液
晶表示基板62の表示面から一定の間隙を有して支持さ
れることになる。
【0040】このように構成した場合、ハードコートガ
ラス67はその一辺において冷陰極線管カバー64の側
端面で係止されることによって保持されているものであ
ることから、ここの部分には特にスペーサ69を必要と
しなくなるものとなる。
【0041】したがって、スペーサ69の点数を減少さ
せることができるようになる。また、不要となったスペ
ーサ69の幅の分だけ、液晶表示基板の表示面の周囲の
部材(いわゆる額縁)の幅を小さくすることができるよ
うになる。
【0042】なお、上述した実施例では、冷陰極線カバ
ー64が一つしかない場合について説明したが、対向す
る他の辺部にも形成する場合があり(したがって冷陰極
線は二つになる)、この場合には、他の冷陰極線カバー
にも同様の構成をとることができる。
【0043】支持枠体65 箱形状からなり、たとえば合成樹脂材から構成されてい
る。この支持枠体65内には、導光体63、冷陰極線管
63A、液晶表示基板62、および冷陰極線管カバー6
4が精度よい位置決めで配置できるようになっている。
【0044】たとえば、合成樹脂材の一体成形で形成さ
れる支持枠体65は、図2に示すように、突起部100
が同時に形成され、この突起部100は、その側面が上
記各部品の側端面に当接するように配置されたものとな
っている。
【0045】タブレットボード66 図9に示すように、液晶表示基板62の表示面に対応す
る検出領域66Aにはいわゆるアンテナコイルが配置さ
れたものとなっている。このアンテナコイルは、x軸方
向に等間隔に並設された複数のコイルとy軸方向に等間
隔に並設された複数のコイルとから構成されたものとな
っている。
【0046】すなわち、x軸方向に等間隔に並設された
コイル80A、80B、80C、…とy軸方向に等間隔
に並設されたコイル81A、81B、81C、…は、図
10に示すように配置され、このようなアンテナコイル
が形成された平面上に、磁束の変化する磁力を発するス
タイラス83を近接させると、その近接部におけるx方
向のコイル80Aとy方向のコイル81Cとに電流が生
じる。したがって、電流が流れたコイルがどれであるか
を検知することによって、該スタイラス83の位置を座
標(x,y)によって知ることができるようになる。
【0047】また、このようにアンテナコイルが形成さ
れた検出領域66Aの周囲には各コイルの電極を外部に
とりだす配線層が形成された配線層領域66Bが形成さ
れたものとなっている。
【0048】さらに、タブレットボード66の周辺部に
は切欠き66Cが形成されている。この切欠き66C
は、たとえば長手方向辺のそれぞれに設けられ、かつ該
長手方向辺に直交する他の辺に近接して設けられてい
る。
【0049】これら切欠き66Cは該タブレットボード
66を支持枠体65に固定するための螺子孔となるもの
であり、螺子66Dを用いて固定した状態のタブレット
ボード66側から観た図を図1に示す。
【0050】このように構成した場合、支持枠体65に
対するタブレットボード66の固定は螺子66Dによっ
てなされていることから、該支持枠体65とタブレット
ボード66との位置ずれは極めて生じにくくなり、常
時、支持枠体65に対するタブレットボード66の位置
関係は所定通りに保持されることになる。
【0051】そして、螺子66Dによる固定の際におい
ても、タブレットボード66における螺子66Dの貫通
孔に対して支持枠体65を精度良く位置決めした状態で
そのまま螺子66Dの螺入を行なえることから、支持枠
体65に対するタブレットボード66の位置ずれを極力
押えることができるようになる。
【0052】また、特に、前記螺子66Dをタブレット
ボード66の各辺のそれぞれに形成された切欠きを通し
て前記支持枠体65に螺入させるようにすれば、該タブ
レットボード66の大きさを最小限に抑えることがで
き、支持枠体65の幅もそれに応じて小さくできる。
【0053】このことは、表示面の大きさをできる限り
大きくする一方において、その周辺の枠体(通常額縁と
称している)の幅を極力小さくする、という近年の要望
に合致する目的となる。
【0054】ハードコートガラス67 主表面上において筆記手段が直接なぞられる透明基板で
あり、本来液晶表示基板62の主表面に貼付される上偏
光板15(図8においては点線で示している)がこのハ
ードコートガラス67の主表面に貼付されたものとなっ
ている。
【0055】そして、該主表面には該筆記手段による書
き味を良好にするため、いわゆるノングレア処理が施さ
れている。このノングレア処理は、たとえば表面にシリ
コン粒子が被着された透明シートの貼付によってなされ
るようになっている。
【0056】この場合、上偏光板15の表面にシリコン
粒子が被着されてノングレアシートを兼ねたものを用い
てもよいことはいうまでもない。
【0057】なお、前記上偏光板15は、ハードコート
ガラス67の主表面に限らず、裏面であってもよいこと
はいうまでもない。
【0058】このようにした場合、液晶表示基板62に
基づく表示面は上偏光板15の形成されているハードコ
ートガラス67の表面あるいは裏面となる。
【0059】したがって、筆記手段がなぞられる面と表
示面とが同一面、あるいはハードコートガラス67の厚
さに相当する分だけのギャップを有するだけとなること
から、所望の箇所にスタイラスを当接した場合に該箇所
とスタイラスの当接部とにずれがなく一致できるように
なる。
【0060】また、いわゆるノングレア処理は、スタイ
ラスがなぞられるハードコートガラス67の表面だけに
形成したものとなって、該スタイラスによる書き味を良
好なものとしている。反射光の抑制においても該ハード
コートガラス67の表面にだけ形成すれば足り、特に液
晶表示基板62の表面にまで形成する必要のないものと
なる。
【0061】したがって、液晶表示基板62側からの光
の透過率を高くでき表示品質を向上させるようにでき
る。
【0062】金属フレーム68 断面がコ字状のたとえばステンレスの非磁性体で構成さ
れ、ハードコートガラス67、液晶表示基板29、プリ
ント基板62A、導光体63、冷陰極線管63A、冷陰
極線管カバー64、支持枠体65、タブレットボード6
6の組立体の各辺のうち、長手方向の一対の各辺におい
て、ハードコートガラス67の表面およびタブレットボ
ード66の裏面を押圧するように勘合されている。
【0063】これにより、機械的強度において信頼性の
あるモジュール化された液晶表示装置が構成される。
【0064】なお、上記構成は、金属フレーム68のい
ずれにおいても非磁性体となっているものであるが、た
とえば下辺に位置付けられる金属フレーム68は磁性体
であってもよい。
【0065】このように構成した場合、前記金属フレー
ム68は、そのいずれにおいて非磁性体で構成され、あ
るいは一方において非磁性体で構成されているものであ
る。
【0066】このため、前者の場合、表示面の周囲は全
て磁力に影響を与えない構成となり、スタイラスの位置
の検出に誤差を生じさせるようなことはなくなる。
【0067】また、後者の場合、たとえば表示面の下辺
等(非磁性体でない金属フレーム68が使用されている
場合)において、表示面から比較的遠距離で該金属フレ
ーム68を取付けることによりタブレットボード66に
おけるスタイラスの位置の検出に信頼性をもたせること
ができるようになる。
【0068】本発明による他の実施例 図12は、上述した液晶表示装置をパネル70内に組み
込んだ状態を示すものである。この場合において、ハー
ドコートガラス67Aは液晶表示装置本体が分離して配
置できるようになっている。
【0069】すなわち、液晶表示基板62がパネル70
の表示面に露呈されて配置され、該液晶表示基板62の
上方にハードコートガラス67Aが配置できるようにな
っている。
【0070】そして、このハードコートガラス67A面
には、グラフを描く際の方眼71が描かれて、該グラフ
を描くのに便ならしめている。
【0071】また、ハードコートガラス67Aの他に、
図13(a)、(b)、(c)に示すように、それぞれ
罫線が描かれたハードコートガラス67B、ドッドが描
かれたハードコートガラス67C、原稿桝が描かれたハ
ードコートガラスDがあり、これらは必要に応じてパネ
ル70に交換配置することができるようになっている。
【0072】このようにした場合、たとえば文字を書く
場合には罫線が描かれたハードコートガラス67Bを装
着し、グラフを描く場合には方眼が描かれたハードコー
トガラス67Aを装着することができるようになる。
【0073】したがって、文字あるいはグラフ等の描画
態様に応じてその描画を行ない易いように構成できるよ
うになる。
【0074】また、本実施例では、たとえば寸法の異な
る方眼が描かれたハードコートガラス67Aの場合には
その辺の1ヶ所にバーコード72が形成されており、か
つ、パネル70には該ハードコートガラス67Aが配置
された際に該バーコード72を読み取るフォトダイオー
ド列73が形成されている。
【0075】そして、図15に示すように、フォトダイ
オード列90からの出力は識別回路91入力され、この
識別回路91では予めメモリ92に格納された情報に基
づいて現在配置されているハードコートガラス67Aの
方眼の種別を認識するようになっている。そして座標変
換回路93によって液晶表示基板62における原点を前
記方眼の原点に一致づけるようになっている。
【0076】このようにした場合、液晶表示基板62の
表示面において実質的な表示領域が狭くなり、該液晶表
示基板62におけるグラフ表示のための演算が少なくな
って表示レスポンスが速くなるという効果を有するよう
になる。
【0077】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
本発明による液晶表示装置によれば、液晶表示基板に対
するタブレットボードを精度よい位置決め状態で固定で
きるようになる。
【0078】また、タブレットボードを大きくしない
で、ひいては支持枠体の幅を大きくしないで、液晶表示
基板に対するタブレットボードを精度よい位置決め状態
で固定できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による液晶表示装置に適用されるタブ
レットボードを支持枠体に固定した平面図である。
【図2】 本発明による液晶表示装置の一実施例を示す
分解斜視図である。
【図3】 本発明による液晶表示装置のモジュールを示
した説明図で、(a)は平面図、(b)は左側面図、
(c)は右側面図、(d)は下側面図である。
【図4】 図3のIV−IV線における断面図である。
【図5】 図3のV−V線における断面図である。
【図6】 図3のVI−VI線における断面図である。
【図7】 図3のVII−VII線における断面図である。
【図8】 本発明による液晶表示装置に適用される液晶
表示基板の一実施例を示す分解斜視図である。
【図9】 本発明による液晶表示装置に適用されるタブ
レットボードの一実施例を示す平面図である。
【図10】 本発明による液晶表示装置に適用されるタ
ブレットボードの原理的説明図である。
【図11】 本発明による液晶表示装置に適用されるハ
ードコートガラスの一実施例を示した斜視図である。
【図12】 本発明による液晶表示装置の他の実施例を
示す説明図である。
【図13】 (a)ないし(c)はそれぞれ本発明によ
る液晶表示装置の他の実施例に用いられるハードコート
ガラスを示した平面図である。
【図14】 本発明による液晶表示装置の他の実施例に
用いられるグラフ描画のためのハードコートガラスを示
した平面図である。
【図15】 本発明による液晶表示装置の他の実施例で
組み込まれる回路を説明するための回路図である。
【符号の説明】
65 支持枠体 66 タブレットボード 66D 螺子

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持枠体と、この支持枠体に位置決めさ
    れて配置された液晶表示基板と、前記液晶表示基板の裏
    面側に配置されたタブレットボードとを備え、該液晶表
    示基板の表示面側にスタイラスをなぞることにより該ス
    タイラスの軌跡を前記タブレットボードが検知し、この
    検知に基づいて液晶表示基板の表示基板の表示面に該軌
    跡を表示する液晶装置において、前記タブレットボード
    の支持枠体に対する固定手段を螺子によって行なってい
    ることを特徴とする液晶表示装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の液晶表示装置において、
    前記螺子は、タブレットの各辺のそれぞれに形成された
    切欠きを通して前記支持枠に螺入されていることを特徴
    とする液晶表示装置。
JP15086292A 1992-06-10 1992-06-10 液晶表示装置 Pending JPH05341274A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15086292A JPH05341274A (ja) 1992-06-10 1992-06-10 液晶表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15086292A JPH05341274A (ja) 1992-06-10 1992-06-10 液晶表示装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05341274A true JPH05341274A (ja) 1993-12-24

Family

ID=15506011

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15086292A Pending JPH05341274A (ja) 1992-06-10 1992-06-10 液晶表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05341274A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005208319A (ja) * 2004-01-22 2005-08-04 Sharp Corp 液晶表示装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005208319A (ja) * 2004-01-22 2005-08-04 Sharp Corp 液晶表示装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9891458B2 (en) Input-capable display device
KR100251878B1 (ko) 액정 표시장치
US8035784B2 (en) Semi-transmissive liquid crystal display device and manufacturing method of the same
US20130050628A1 (en) Liquid crystal display apparatus
KR100306177B1 (ko) 액정표시장치
KR100277144B1 (ko) 액정 표시 장치
CN109188784B (zh) 显示基板及其制作方法、显示装置
EP0851269B1 (en) Liquid crystal display device
KR100304226B1 (ko) 액정표시장치
JPH05341275A (ja) 液晶表示装置
US7528914B2 (en) Vertical alignment mode reflective-transmissive liquid crystal display with multi cell gap
TW496986B (en) Liquid crystal display device
JPH05341285A (ja) 液晶表示装置
JPH05341274A (ja) 液晶表示装置
JPH05341277A (ja) 液晶表示装置
JPH05341282A (ja) 液晶表示装置
JPH05188359A (ja) 液晶表示装置及び入力装置
KR19990037939U (ko) 터치 패널이 구비된 액정표시소자
KR20050043692A (ko) 액정 표시 장치 및 전자 기기
JPH07248488A (ja) 液晶表示装置
KR20080044512A (ko) 액정 표시 장치 및 그 제조 방법
JP3062352B2 (ja) 液晶表示装置
JP3222268B2 (ja) 液晶表示装置
JP2001147450A (ja) 液晶表示装置
KR20070028929A (ko) 액정 표시 장치