JPH0532650Y2 - - Google Patents

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JPH0532650Y2
JPH0532650Y2 JP17077287U JP17077287U JPH0532650Y2 JP H0532650 Y2 JPH0532650 Y2 JP H0532650Y2 JP 17077287 U JP17077287 U JP 17077287U JP 17077287 U JP17077287 U JP 17077287U JP H0532650 Y2 JPH0532650 Y2 JP H0532650Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、摩擦伝動用、搬送用、圧延用などに
用いられるローラに関する。
[従来の技術] 一対の原動車と従動車の互いの外周面を接触さ
せて、摩擦により回転動力を駆動および搬送力と
して伝達するためのこの種のローラとしては、従
来全体がゴム材あるいは合成樹脂材で一体成形さ
れたもの、金属製の本体部の外周面に沿つてゴム
あるいは樹脂を焼付成形したものまたは輪環状に
成形して金属製本体の外周面に接着あるいは嵌合
したものなどが知られる。
[考案が解決しようとする問題点] しかしながら、ゴムあるいは樹脂による一体成
形品の場合は、回転シヤフト外周で高負荷に耐え
られるほど強固に固定できないために採用が困難
である。この点に関しては、第3図に示すよう
に、金属製の本体部10の外周面にゴムまたは樹
脂を焼付成形したり、樹脂の輪環部材11を嵌め
込んで嵌合構造としたものでは、本体部10が金
属であるがゆえにキー12などにより回転シヤフ
ト13に強固に固定することが可能である。
ところが、図示のように、高負荷の運転条件下
で使用されると、金属製の本体部10の外周に焼
付成形した樹脂層や樹脂輪環部材11が摩擦力や
圧縮力などのために弾性変形を起こして歪11a
が発生し、これが原因で金属製の本体部10から
焼付成形層や輪環部材11がはずれたり相手のロ
ーラ14との間にずれやすべりが生じ、事実上使
用不可能となる場合がある。
また、これらの構造によるローラのいずれの場
合も、外周径が大きくなると、制作が困難でコス
ト的にも高価となる嫌いがある。
更に、樹脂輪環部材の嵌合構造のものを除き、
他のゴムあるいは樹脂焼付成形構造のものでは、
ゴム層あるいは樹脂層が経時使用により損傷に至
つたような場合に、金属製本体部を残して外周の
損傷部のみを新規に剥離取り替えるということは
事実不可能に近い。
本考案は、かかる従来の問題点に鑑みてなされ
たものであり、高負荷運転条件下での耐久性に優
れ、損傷した外周接触部の取り替えが容易である
ローラの提供を目的としている。
[問題点を解決するための手段] この目的を達成するために、本考案によるロー
ラは、回転シヤフトの外周上に嵌合固定される本
体部1の外周に沿つて歯2を設け、可撓性ベルト
状の接触部材3の円周方向に複数のアラミド繊維
芯線7を埋設すると共に、内面に本体部1側の歯
2に噛合する歯4を設けて、接触部材3を本体部
1の外周に沿つて歯付嵌合してなる。
ここで、本体部1の材質としては、鉄、ステン
レス鋼などの金属製、アルミニウムなどの非鉄金
属製の他、合成樹脂製のものが用いられ、用途に
応じた材質のものが選択される。
また、接触部材3の材質としては、クロロプレ
ンゴム、ウレタンガムなどが主として用いられる
が、他の天然ゴムまたはSBR、ブチルゴム、ブ
タジエンゴム、NBR、シリコンゴム、ふつ素ゴ
ムなどの合成ゴム、あるいはポリエステルエラス
トマーなどの熱可塑性エラストマーなども用いら
れる。
また、接触部材3の内部円周方向に抗張材であ
る複数のアラミド繊維芯線7を(1本の芯線をス
パイラル状に巻いたものでもよい)を埋設して、
接続部材3の運転中の伸びによる変形を防止す
る。
更に、本体部1の歯2の両側における外周縁に
沿つて段付部を設け、この段付部にリング状のフ
ランジ5をボルト締結することによつて、運転中
の接触部材3の横ずれを防止すると同時に、接触
部材3の交換を行い易くする構造も可能である。
本体部1および接触部材3の互いの歯付嵌合部
として双方に規則性のある歯2,4を形成するこ
となく、これら歯2,4と同一機能性のある山形
の凹凸を双方に規則性をもつて形成してもよい。
[作用] 経時使用により接触部材3が損傷したり、老朽
化して取り替えの必要が生じた場合、この接触部
材3が本体部1から簡単に取り外せる。
以下、実施例によつて本考案のローラを説明す
る。
第1図において、回転シヤフト(図示せず)周
りに嵌合される本体部1はその外周に所定数の歯
2が形成された歯車状となつている。歯2のモジ
ユールとしては、標準歯の他に台形歯や円弧歯な
どいずれの形状であつてもよい。この本体部1の
歯2に噛み合うようにしてベルト状素材を輪環状
に成形した接触部材3が強固に嵌合されている。
即ち、この接触部材3の嵌合内面には一般に本体
部1の歯2と同数の歯4が設けてあり、互いの歯
2,4同志が噛合した形となつている。
また、第2図は本考案の他の態様を示してい
る。即ち、この構造は、本体部1の外周両縁に沿
つてリング状のフランジ5,5を取り付け、これ
ら両フランジ5,5間で挟持されるようにして接
触部材3を嵌合させたものであり、フランジ5に
よつて接触部材3の横ずれを防止している。この
場合、両フランジ5,5の外周径の大きさは、本
体1の外径とほぼ同程度であることが使用上望ま
しい。また。フランジ5の本体部1に対する取付
手段としては、かしめによる嵌合構造とせず、図
示のようにボルトネジ6による締結構造にすれ
ば、接触部材3の交換を容易にするという意味で
も好ましい。
以上二つの態様のいずれにあつても、接触部材
3にはこの円周方向に抗張体としての芯線7を埋
め込むことで、経時使用による接触部材3の伸び
が防止され、耐久性を高めることができる。温度
上昇による熱膨張で接触部材3の伸びが懸念され
る場合は、芯線7の材質として、耐熱性にして熱
収縮性のあるケブラー(アラミド繊維)を用いる
と効果的であり、接触部材3の伸びによるガタ付
き防止に対して効果がある。
[実施例] 本体部1の材質として、機械構造用炭素鋼を用
い、この外周に通常のモジユールの歯2を所定数
成形した。所要数の歯数と材質を備えたものであ
れば、本体部1として市販製品の標準歯車などを
用いても構わない。
また、接触部材3の材質にはウレタンゴムを用
いてこれをベルト状に成形し、嵌合内面に本体部
1の歯2に嵌合する同一モジユールの歯4を設け
ると共に、内部円周方向に複数本のケブラー芯線
7を埋設した。
本体部1の外周両縁に沿つてそれぞれリング状
のフランジ5,5で挟み込み、これらをボルトネ
ジ6で締結した。フランジ5の材質はSPCCであ
る。
かかる実施例の摩擦伝動用ローラを実際に回転
シヤフトの外周面に嵌合固定して、受動側のロー
ラに接触させて、シヤフトの回転を100rpmに設
定し、1000時間運転を行つた。
その結果、運転中に接触部材3の横ずれやすべ
りといつた異常は認められず、ケブラー芯線7に
よる作用で、取り外し後の接触部材3に伸び等が
ほとんど見られなかつた。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案によるローラは、
ローラの本体部と外周の接触部材とを歯付嵌合構
造としたので、経時使用により損傷したり老朽化
した接触部材の交換が非常に容易である。本体部
および接触部材が従来のゴムあるいは樹脂焼付成
形構造のものに比べて機械加工が容易であるとい
う製作上の効果がある。
これに加えて、接触部材に抗張用アラミド繊維
芯線を埋設しているために、高負荷運転条件の下
でも、接触部材の伸びによる変形を抑えて、運転
中の横ずれや回転すべりの発生を防できるという
実用性の高い効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は、それぞれ本考案に係る
ローラの2つの態様を示す斜視図である。また、
第3図は従来のローラの態様を示す断面図であ
る。 符号の説明、1……本体部、2,4……歯、3
……接触部材、5……フランジ、6……ボルトネ
ジ、7……芯線。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 回転シヤフトの外周上に嵌合固定される本体部
    1の外周に沿つて歯2を設け、可撓性ベルト状の
    接触部材3の円周方向に複数のアラミド繊維芯線
    7を埋設すると共に、内面に本体部1側の歯2に
    噛合する歯4を設けて、接触部材3を本体部1の
    外周に沿つて歯付嵌合してなるローラ。
JP17077287U 1987-11-10 1987-11-10 Expired - Lifetime JPH0532650Y2 (ja)

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JP17077287U JPH0532650Y2 (ja) 1987-11-10 1987-11-10

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JPH0175619U JPH0175619U (ja) 1989-05-23
JPH0532650Y2 true JPH0532650Y2 (ja) 1993-08-20

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JPH0175619U (ja) 1989-05-23

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