JPH05326108A - 雷サージ保護装置 - Google Patents

雷サージ保護装置

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Publication number
JPH05326108A
JPH05326108A JP14996492A JP14996492A JPH05326108A JP H05326108 A JPH05326108 A JP H05326108A JP 14996492 A JP14996492 A JP 14996492A JP 14996492 A JP14996492 A JP 14996492A JP H05326108 A JPH05326108 A JP H05326108A
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JP
Japan
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protection device
side ground
lightning surge
surge
voltage
Prior art date
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Pending
Application number
JP14996492A
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English (en)
Inventor
Shigeru Nakano
茂 中野
Hiroyuki Kinoshita
浩行 木下
Koichiro Yamamoto
貢一郎 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP14996492A priority Critical patent/JPH05326108A/ja
Publication of JPH05326108A publication Critical patent/JPH05326108A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 雷サージからの機器の保護を行う。 【構成】 雷サージによる異常サージ電圧が加っている
ことを異常サージ検知回路1により検知する。該検知回
路1によって得た制御信号は警告表示用の信号として利
用され、LED4,ブザー5,スクリーン6によりユー
ザーに知らされる。また、警告表示されてもユーザーが
必要な処置をとらなかった場合には、一定時間経過後に
マイコン3により保護動作命令を出し、リレー回路8を
オフにし、供給電源を遮断して機器の保護を図る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、雷サージ保護装置に関
し、より詳細には、テレビ受像機や衛星放送受信機等の
電子機器、特に落雷等によるサージ電流が商用交流電
源、または室外に設置されたアンテナから流入してくる
可能性があるような電子機器の雷サージ保護装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】電波雑音は、自然雑音と人工雑音とに分
類される。テレビの受信障害の原因となるのは、主に人
工雑音によるものが多い。例えば、自動車や航空機など
の点火系での火花放電,新幹線や電車などの火花放電,
送電線でのコロナ放電,サーミスタやリレーなどの点
滅,断続器の火花放電,受信機の局部発振の漏えい等が
挙げられる。しかし、雷放電などによる自然雑音なども
無視することはできない。従来は、雷サージに対する機
器の保護として、機器に使用される個別部品の耐圧を上
げたり、又はサージ電圧の吸収部材としてバリスタ等を
機器に付加して保護を行っていたが、サージ電圧の大き
さによっては完全に機器を雷サージから保護することが
できない。そこで考えられる確実な方法としては、電源
供給をストップさせることである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、従来の
雷サージ保護装置においては、所定以上のサージ電圧の
大きさに対して機器を保護する保護機能が充分でなく、
また電源供給のストップ機能が不充分であるという問題
点があった。
【0004】本発明は、このような実情に鑑みてなされ
たもので、機器にある一定以上のサージ電圧が加わると
そのサージ電圧を検知し、先ずユーザーにACコードを
抜く等の必要な安全処置をとるように警告を行うこと、
また処置が行われない場合は、自動的にAC入力部のリ
レーをオフさせ、電源供給を止めて機器の保護を図り、
より確実に雷サージから機器の保護を行うようにした雷
サージ保護装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、(1)雷サージによる電子機器の保護装
置において、異常サージ電圧を検出する検出手段を有
し、該検出手段が、ホット側アースとコールド側アース
との接続部に直列接続された放電ギャップと、前記コー
ルド側アースと前記放電ギャップの間に、対極関係を有
して並列接続された2つのフォトカプラと、該フォトカ
プラの2次側に直列接続された抵抗とから成ること、
(2)前記ホット側アースと前記コールド側アースとの
接続部にバリスタが直列接続されること、(3)前記検
出手段により検出された制御信号により、警告表示を行
って異常電圧を知らしめる表示手段を有すること、
(4)前記検出手段により検出された制御信号により電
源回路を遮断することを特徴としている。
【0006】
【作用】雷サージによる異常電圧を検知して制御信号を
得る。該制御信号はマイコンに入力され、ユーザーへの
警告動作として、LED(発光ダイオード)、ブザー、
又はスクリーン上への表示動作を行う。ユーザはこの警
告表示を見ることにより、ACコードを抜く等の安全必
要動作を行い、機器の保護が確保される。しかし、ユー
ザーがこの処置を行わなかった場合は、ある一定時間後
に保護動作命令がマイコンより出力される。これによ
り、リレーをオフさせて電源供給をストップさせ、機器
の保護を行う。
【0007】
【実施例】実施例について、図面を参照して以下に説明
する。図1は、本発明による雷サージ保護装置の一実施
例を説明するための構成図で、図中、1は異常サージ検
知回路、2は警告表示回路、3はマイクロプロセッサー
(マイコン)、4はLED(Light Emitting Diode;発
光ダイオード)、5はブザー、6はスクリーン、7はリ
レードライブ、8はパワーリレーである。異常サージ検
知回路1によって得た制御信号は警告表示として利用さ
れる。警告表示としては、様々な方式が考えられるが、
TVにおいては、システムコントロール用にマイコンが
使用されているのが一般的であるため、このマイコンを
利用するのが最も経済的と考えられる。
【0008】マイコン3を利用すれば、制御信号を特定
の入力ポートに印加することができる。そして、出力ポ
ートにLEDドライブ又はブザードライブ端子を付加す
れば、マイコン3の内部のソフト処理により、入力に応
じた警告用出力回路が簡単に得られる。又、スクリーン
上の警告表示に関しても、キャラクタージェネレータを
あらかじめ有するTVが現在一般的であることより、マ
イコン3に入力された制御信号により、内部ソフト処理
でスクリーン6上の警告表示が得られる。これらの警告
表示により、ユーザー側でACコードを抜く等の機器保
護に必要な処置がとられれば、機器を過大な雷サージ電
圧から保護できる。なお、図1においては説明を簡略化
するために、リレーをAC入力の片側のみの接続となっ
ているが、リレーはAC入力の両極に各々接続するのが
より効果的である。
【0009】ここで、もし警告表示があったにもかかわ
らず、ユーザーがACコードを抜く等の必要な処置をと
らなかった場合は、一定の時間経過後、マイコン3より
保護動作命令を出してリレードライブ用出力ポート電圧
をオフし、リレー回路8を強制的にオフさせることによ
り、TVへの供給電源を遮断させる。
【0010】図3は、図1におけるマイコンの動作を示
すフローチャートである。以下、各ステップに従って順
に説明する。step1 :まず、異常サージ電圧を検知する。step2 :異常サージが検出された時は、警告OSD(On
Screen Display)表示を行う。step3 :OSDタイマにより、一定時間表示を行う。step4 :一定時間後、警告OSDをオフする。step5 :1/3タイマで一定の時間をとり、再び警告O
SD表示を行う。step6 :この動作をカウンターで計数(N)し、計3回
繰り返す。step7 :繰り返し判定を行い、N<3であれば、前記st
ep2に戻る。step8 :前記step7において、N=3であり、ユーザー
が必要な処置をとらなかった場合に警告ブザーをオンす
る。step9 :また、前記step7において、N=3であれば、
TV電源をオフにし、告知用OSD表示を行う。step10 :タイマにより所定時間表示を行う。step11 :所定時間経過後、TV電源をオフする。step12 :前記step1により、異常サージ電圧を検知した
ら、警告LEDをオンする。 なお、図3においては、TVへの応用例を示している
が、警告表示方法はマイコンを利用せずに、他の制御信
号を利用しても様々な方式で構成できることはもちろん
である。
【0011】図2(a),(b)は、本発明による異常
サージ検知回路の構成図で、図(b)は、図(a)にお
けるスパークギャップの替わりにバリスタを用いた例を
示す図である。図中、11はホット側アース、12a,
12bはコールド側アース、13はチューナー、14は
アンテナ、15はコールド側アース、16はバリスタ、
1,F2はフォトカプラ、SG1はスパークギャップ、
3,R4は制限抵抗、R1,R2は制御電圧取出用抵抗で
ある。
【0012】誘雷において、サージ電圧はアンテナ14
から進入してコールド側アース15からホット側アース
11を通り、AC入力部に抜ける場合と、AC入力部の
ホット側アース11からコールド側アース15を通り、
アンテナ14へ抜ける場合の二通りが考えられている。
サージ電圧の検知方法は、アンテナ側から進入した場合
を例にとると、径路は、フォトカプラF1のコールド側
アース12a,フォトカプラF1,制限抵抗R3,スパー
クギャップSG1,ホット側アース11を通って、AC
入力部へと流れていく。
【0013】今、アンテナ14に誘雷によりサージ電圧
が加わったとすると、コールド側アース電位が全体的に
持ち上げられ、ホット側アースとの電位差がSG1で決
定される放電電圧以上になると、サージ電流がフォトカ
プラF1,制限抵抗R3,スパークギャップSG1を通し
て流れる。フォトカプラF1に電流が流れたことによ
り、該フォトカプラF1の内部トランジスタが導通し、
Vccから制限電圧取出用抵抗R1とフォトカプラF1を通
して電流が流れる。抵抗R1に電流が流れると、これに
より生じた電圧降下の情報を制御回路(警告表示回路)
へ供給して検知電圧として利用する。
【0014】電圧AC入力部からのサージ電圧は、同様
にスパークギャップSG1以上の電位差が電圧降下の情
報をホット側アースとコールド側アース間で生じると、
フォトカプラF2が導通し、抵抗R2に電圧降下の情報が
得られ、これを制御電圧として利用することが可能とな
る。又、図2(b)において、スパークギャップSG1
の替りに、バリスタ16を用いることでも上述と全く同
様の効果が得られる。
【0015】
【発明の効果】本発明は、以上に説明したように構成さ
れているので、以下のような効果を奏する。機器に雷サ
ージによる異常電圧が加っていることをユーザーに知ら
しめることにより、ユーザーが必要な安全処置をとるこ
とができるとともに、ユーザーが必要な処置をとらなか
った場合でも、その後、自動的にAC入力電源を遮断さ
せる機能を有することで、より確実に雷サージから機器
の保護が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による雷サージ保護装置の一実施例を説
明するための構成図である。
【図2】図1における検知回路の構成図である。
【図3】図1におけるマイコンの動作を示すフローチャ
ートである。
【符号の説明】
1…異常サージ検知回路、2…警告表示回路、3…マイ
コン、4…LED(Light Emitting Diode;発光ダイオ
ード)、5…ブザー、6…スクリーン、7…リレードラ
イブ、8…パワーリレー。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 雷サージによる電子機器の保護装置にお
    いて、異常サージ電圧を検出する検出手段を有し、該検
    出手段が、ホット側アースとコールド側アースとの接続
    部に直列接続された放電ギャップと、前記コールド側ア
    ースと前記放電ギャップの間に、対極関係を有して並列
    接続された2つのフォトカプラと、該フォトカプラの2
    次側に直列接続された抵抗とから成ることを特徴とする
    雷サージ保護装置。
  2. 【請求項2】 前記ホット側アースと前記コールド側ア
    ースとの接続部にバリスタが直列接続されることを特徴
    とする請求項1記載の雷サージ保護装置。
  3. 【請求項3】 前記検出手段により検出された制御信号
    により、警告表示を行って異常電圧を知らしめる表示手
    段を有することを特徴とする請求項1記載の雷サージ保
    護装置。
  4. 【請求項4】 前記検出手段により検出された制御信号
    により電源回路を遮断することを特徴とする請求項1記
    載の雷サージ保護装置。
JP14996492A 1992-05-18 1992-05-18 雷サージ保護装置 Pending JPH05326108A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14996492A JPH05326108A (ja) 1992-05-18 1992-05-18 雷サージ保護装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP14996492A JPH05326108A (ja) 1992-05-18 1992-05-18 雷サージ保護装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05326108A true JPH05326108A (ja) 1993-12-10

Family

ID=15486462

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14996492A Pending JPH05326108A (ja) 1992-05-18 1992-05-18 雷サージ保護装置

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JP (1) JPH05326108A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006325288A (ja) * 2005-05-17 2006-11-30 Thor:Kk 雷サージ保護装置
US7256977B2 (en) 2002-12-10 2007-08-14 Nippon Kouatsu Electric Co., Ltd. Device for protection from thunder

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7256977B2 (en) 2002-12-10 2007-08-14 Nippon Kouatsu Electric Co., Ltd. Device for protection from thunder
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