JPH05321864A - 揚液装置 - Google Patents

揚液装置

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Publication number
JPH05321864A
JPH05321864A JP14821592A JP14821592A JPH05321864A JP H05321864 A JPH05321864 A JP H05321864A JP 14821592 A JP14821592 A JP 14821592A JP 14821592 A JP14821592 A JP 14821592A JP H05321864 A JPH05321864 A JP H05321864A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid
cylindrical casing
casing
discharge port
spiral
Prior art date
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Pending
Application number
JP14821592A
Other languages
English (en)
Inventor
Shizuo Tanaka
静夫 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tsurumi Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Tsurumi Manufacturing Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Tsurumi Manufacturing Co Ltd filed Critical Tsurumi Manufacturing Co Ltd
Priority to JP14821592A priority Critical patent/JPH05321864A/ja
Publication of JPH05321864A publication Critical patent/JPH05321864A/ja
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】固形物が混在しているスラリー溶液や、粘度の
比較的高い液体の移送に好適で、溶液路内の水密性が確
保されて揚液能力が高く、かつ、吐出口からの液体移送
量の調整機能をも有する揚液装置を提供すること。 【構成】螺旋杆8の外縁部を円筒状ケーシング1の内周
に当接させて下端吸込口2から上端送出口3に至る螺旋
状の揚液路9aを形成させ、円筒状ケーシング1の外周
に波防環4を昇降自在に遊合させてその遊合面を降液路
9bに形成し、波防環4の上方部外周を囲繞する集液ケ
ーシング5の外側に吐出口10を開設し、かつ、原動機
7の駆動により螺旋杆8と円筒状ケーシング1とが一体
状に回転するよう構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば小型の合併処理
槽における汚水の移送など、固形物が混在しているスラ
リー溶液や、粘度の比較的高い液体の移送に供せられる
揚液装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】固形物が混在しているスラリー溶液や、
粘度の比較的高い液体の移送には、一般的にスクリュー
ポンプが好適であることは周知の通りである。しかし従
来のスクリューポンプは図3に見られるよう、原動機で
回転させられる螺旋杆8′の外縁部と、非回転円筒状ケ
ーシング1′の内周面との間に若干の間隙gが形成され
ていて水密性が保持されないため、ロスを生じて揚液能
力が十分に確保できず、このロスを補うためには螺旋杆
8′の杆径および非回転円筒状ケーシング1′の筒径を
大きなものとしなければならず、槽内におけるスクリュ
ーポンプの占有面積が大きくなり、槽内の有効容積を縮
小させるという結果を招来する。また、螺旋杆8′を非
回転円筒状ケーシング1′内で回転させるため、螺旋杆
8′の軸承装置が必要で構造が複雑となり製造コストも
嵩むという欠点がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】大きな占有面積を必要
とする従来のスクリューポンプは、小型の浄化槽内に装
着するには不適当である。また、ローコストに製造する
ためには構造が簡潔であることが望ましい。
【0004】本発明の目的は、占有面積が小さくて揚液
能力が高く、構造簡潔でローコストに得られる揚液装置
を提供することにある。
【0005】
【問題を解決するための手段】本発明に係る揚液装置に
おいては、下端開口部を吸込口となし上端開口部を送出
口とする円筒状ケーシング内に螺旋杆を縦装し、該螺旋
杆の外縁部が上記円筒状ケーシングの内周に当接して吸
込口から送出口に至る螺旋状の揚液路を形成させ、原動
機の駆動により上記螺旋杆と円筒状ケーシングとが一体
状に回転するようになし、上記円筒状ケーシングの外周
に波防環を遊合させて該遊合面を降液路に形成し、上記
波防環の上方部分外周を集液ケーシングで囲繞し該集液
ケーシング内において上記波防環を昇降機構により昇降
自在に支承させ、上記集液ケーシングの外側に吐出口を
開設して該吐出口と揚液路とが連通すると共に、該揚液
路と前記降液路とが連通するよう構成した。
【0006】
【作用】本発明揚液装置の使用時には、円筒状ケーシン
グの下端吸込口を供液源に開口させ、集液ケーシングの
吐出口を送液先へ開口させた状態で原動機を駆動させ
る。原動機が駆動すれば螺旋杆が円筒状ケーシングと共
に回転して供液源の液体は夾雑物と共に吸込口から吸い
込まれ、螺旋状の揚液路を経て送出口から集液ケーシン
グ内に至り、吐出口から所定の送液先へ移送されること
になる。そして集液ケーシング内の液体の一部は、降液
路を通って元の供液源へ還戻せられ、集液ケーシング内
における波防環の支承位置を降下させることによりその
還戻量が多くなるため吐出口からの液体吐出量は少なく
なり、また、波防環の支承位置を上昇させることにより
降液路からの液体還戻量は減少して吐出口からの吐出量
が増大する。円筒状ケーシング外周に遊合されている波
防環は、供液源内に渦流を発生させない役割を司る。
【0007】
【実施例】以下実施例の図面により説明をする。
【0008】1は立形の円筒状ケーシング、2は円筒状
ケーシング1の下端方向に開口する吸込口、3は上端方
向に開口する送出口である。4は円筒状ケーシング1の
外側に遊合する波防環、5は波防環4の上方部分外周を
囲繞する集液ケーシング、6は集液ケーシング5内にお
いて波防環4を昇降自在に支承するための螺合式の昇降
機構、7は集液ケーシング5の上方に設置されたギヤモ
ーター等の原動機、8は原動機7のシャフトに連結され
る螺旋杆であって、杆体の外周にネジ溝を刻設し、或い
は心杆の外周に螺旋羽根を凸設するなどの態様に作られ
ており、その外縁部が円筒状ケーシング1の内周に当接
して吸込口2から送出口3に至る螺旋状の揚液路9を形
成する。10は集液ケーシング5の外側に開設された吐
出口であって、その上縁部10eが送出口3の開口上縁
部3eよりも低位置となるよう設定されている。また、
波防環4の昇降操作により、その上縁部4eを図1のよ
うに吐出口上縁部10eよりも高位置に調整し、或いは
図2のように吐出口上縁部10eよりも低位置に調整す
ることが可能である。そして波防環4の内周面には降液
路9bが形成される。
【0009】本発明揚液装置を例えば小型の合併処理浄
化槽内に設置するについては、吸込口2を一の槽内の下
方部に開口されると共に吐出口10を他の槽内の上方部
へ開口させた状態で、原動機7を駆動すれば螺旋杆8が
円筒状ケーシング1と共に回転する。螺旋杆8の外縁部
は円筒状ケーシング1の内周面に当接しており、従来の
スクリューポンプのような間隙は存しないので、一の槽
内における汚水原液を夾雑物と共に吸込口2から吸い込
んでロスを生じることなく螺旋状揚液路9を経て送出口
3から集液ケーシング5内へ揚液し、曝気処理等の次工
程を施す他の槽内へ吐出口10から吐出して移送する作
用をする。そして図1のように波防環上縁部4eを吐出
口上縁部10eよりも高位置に調整することにより、降
液路9bから供液源への液体還戻量は少なくなるが、図
2のように波防環上縁部4eを吐出口上縁部10eより
も低位置に調整すれば、降液路9bから供液源への液体
還戻量は増大して吐出口10からの液体吐出量を減少さ
せることができる。
【0010】
【発明の効果】本発明揚液装置においては、原動機7の
駆動により円筒状ケーシング1が螺旋杆8と一体となっ
て回転するよう構成せられ、螺旋杆8の外縁と円筒状ケ
ーシング1の内周面との間に間隙がなく吸い揚げロスを
生じないため、従来のスクリューポンプのように大径と
しなくても揚液能力は高く、占有面積が小さくて済むと
いう特徴がある。また、螺旋杆8が円筒状ケーシング1
と一体構成であるため、螺旋杆8の軸承装置を省略し得
て構造が簡潔となりローコストに生産し得られ、かつ、
円筒状ケーシング1の外周には波防環4が繞設されてい
るため、供液源内に渦流を発生させることがないという
利点がある。更にまた、波防環4の昇降操作によって吐
出口10からの液体吐出量を調整することも可能なた
め、使用上きわめて便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の要部縦断側面図であって、波防環
上縁部を吐出口上縁部よりも高位置に調整した状態を示
す。
【図2】本発明装置の要部縦断側面図であって、波防環
上縁部を吐出口上縁部よりも低位置に調整した状態を示
す。
【図3】従来のスクリューポンプの要部縦断側面図であ
る。
【符号の説明】
1 円筒状ケーシング 2 吸込口 3 送出口 4 波防環 5 集液ケーシング 6 昇降機構 7 原動機 8 螺旋杆 9a 揚液路 9b 降液路 10 吐出口

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 下端開口部を吸込口(2)となし上端開口部を送出口
    (3)とする円筒状ケーシング(1)内に螺旋杆(8)
    を縦装し、該螺旋杆(8)の外縁部が上記円筒状ケーシ
    ング(1)の内周に当接して吸込口(2)から送出口
    (3)に至る螺旋状の揚液路(9a)を形成させ、原動
    機(7)の駆動により上記螺旋杆(8)と円筒状ケーシ
    ング(1)とが一体状に回転するようになし、上記円筒
    状ケーシング(1a)の上方部分外周に波防環(4)を
    遊合させて該遊合面を降液路(9b)に形成し、上記波
    防環(4)の上方部分外周を集液ケーシング(5)で囲
    繞し該集液ケーシング(5)内において上記波防環
    (4)を昇降機構(6)により昇降自在に支承させ、上
    記集液ケーシング(5)の外側に吐出口(10)を開設
    して該吐出口(10)と揚液路(9a)とが連通すると
    共に、該揚液路(9a)と前記降液路(9b)とが連通
    するよう構成したことを特徴とする揚液装置。
JP14821592A 1992-05-13 1992-05-13 揚液装置 Pending JPH05321864A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14821592A JPH05321864A (ja) 1992-05-13 1992-05-13 揚液装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14821592A JPH05321864A (ja) 1992-05-13 1992-05-13 揚液装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05321864A true JPH05321864A (ja) 1993-12-07

Family

ID=15447848

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14821592A Pending JPH05321864A (ja) 1992-05-13 1992-05-13 揚液装置

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JP (1) JPH05321864A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009522501A (ja) * 2006-01-06 2009-06-11 ホ リー,キュン ポンプ及びこれを用いた取水装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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