JPH053201Y2 - - Google Patents

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JPH053201Y2
JPH053201Y2 JP1984023802U JP2380284U JPH053201Y2 JP H053201 Y2 JPH053201 Y2 JP H053201Y2 JP 1984023802 U JP1984023802 U JP 1984023802U JP 2380284 U JP2380284 U JP 2380284U JP H053201 Y2 JPH053201 Y2 JP H053201Y2
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JP
Japan
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filter material
filter
filtration
layer
laminated
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JP1984023802U
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JPS60136716U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は多層巻き筒状フイルター機構の考案に
係り、フイルター材の経済的利用を図ると共に濾
過機構の性能を長期に亘つて安定化し、又フイル
ター材の調製を容易としたものである。
フイルター機構として多数の通孔を配設した軸
筒に対しフイルター材を添着して所定厚さの濾過
層を形成したカートリツジ式のものについては従
来から種々に実施されており、本出願人側におい
てもポリテトラフルオロエチレン系フイルター材
について多くの実用化に成功している。即ちこの
ポリテトラフルオロエチレン系フイルター材は
酸、アルカリ、有機溶剤などに対して広範な耐薬
品性を有し、特定の延伸処理によつて樹脂フイル
ムに結節部を中心としたクモの巣状繊維組織を形
成したものであつて、例えば0.2μm、0.5μm、
1.0μmのような精密濾過目的を達し得るところか
ら業界の好評を博し次第に普及化されつつある。
ところがこのようなフイルター機構として従来採
用されているものはアコーデオン式に前記素材を
折畳み、半径方向に襞状組織を上記軸筒周側に包
囲させたもので、その製作には特別な襞状組織形
成行程を必要とすると共に軸筒周側に対する組付
けにもそれなりの工夫を必要とする不利があり、
しかもこのものは成程前記のような襞構造によつ
てフイルター層の厚さ方向において濾過性を得よ
うとするものであつても実質的にはその外面側に
固形分が濾過附着することによつて濾過性能が急
速に低下し、若干の使用によつて軸筒を含む全般
を交換することが必要であつて、必要とされるフ
イルター材単位量当りの濾過処理量は相当に低い
ものとならざるを得ず、コストアツプとならざる
を得ない。
本考案は上記したような従来のものの不利を解
消するように研究して考案されたものであつて、
上記のようなポリテトラフルオロエチレン系など
による樹脂質多孔性フイルター材を多層に積層せ
しめると共に筒状に形成し、斯うした積層された
筒状フイルター材の周方向一部に部分的な熱融着
部を形成して一体的なフイルター材としての結合
性を得しめうるようにしたものである。
即ち本考案によるものの具体的な実施態様を添
附図面に示すものについて説明すると、通孔１１
を配設した軸筒１に前記したようなポリテトラフ
ルオロエチレン系の如き延伸処理などを用いた樹
脂質フイルター材２を多層に積層せしめると共に
筒状とし、その筒状積層フイルター材の周方向一
部に線状の熱融着部３を形成したものである。な
おこの実施態様のものはカートリツジ式に軸筒１
部分から交換するようにされたものであるが、本
考案によるものは斯かるカートリツジ式のみなら
ず、ヘツパー型フイルターなどに対しても多層構
造のフイルター材として同様に応用実施し得るこ
とは明らかである。
上記したような本考案によるものの使用操作に
ついて説明すると、液中又は気体中に設定し外側
から被処理流体を内側に通過せしめて濾過作用す
ることは従来のものと同様であり、前記バツクフ
イルターのような場合には内側から外側に流通せ
しめて濾過処理し得るが、何れにしてもこのよう
な濾過処理に際して被処理流体のフイルター材に
対する通過上流側において該流体中の固形分など
が濾過し、該部分の表層フイルター材に捕集さ
れ、このような捕集微細固形分などで表層フイル
ター材に目詰りが生じ濾過性能が低下したならば
この表層フイルター材のみを切り取るものであ
り、このようにすると目詰りした部分が剥がし取
られるのでその機能は略完全に回復更新されて引
続き濾過目的を達し得る。即ちこのようにして濾
過機能の回復更新を図ることにより、この種フイ
ルター機構の耐用性を従来のものの数倍或いはそ
れ以上に延長せしめ、経済的な利用をなすことが
できる。
以上説明したような本考案によるときはフイル
ター材を１層宛切取つてその機能を更新し得るの
でこの種フイルター機構の耐用性を充分に高め、
経済的なフイルター材の利用を図らしめるもので
あり、しかも多層状態とされたフイルター材が部
分的に熱融着されたものであるからその製作に当
つて一般的にシート状素材として得られる前記樹
脂質フイルター材２を用い、これを筒状として連
続せしめて巻きつけてから熱融着するだけで目的
のフイルター構造が得られることとなつて製作を
著しく容易とするものであり、又上記したように
目詰り状態となつて表層を切取つても残りのフイ
ルター層は熱融着部３によつて全く安定であつ
て、その組織構成関係が乱されることなく、上記
したように機能を更新して連続的に使用し得るこ
ととなるなどの作用効果を有しており、実用上そ
の効果の大きい考案である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施態様を示すものであつて、
本考案によるフイルター機構の１例について部分
切欠し斜面的に示した説明図である。 然してこの図面において、１は軸筒、２はフイ
ルター材、３は熱融着部、１１は通孔を示すもの
である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 使用済の最表層を順次剥離して廃棄し得るよう
    に、樹脂多孔性フイルター材を多層巻きに積層せ
    しめると共に筒状に形成し、該多層巻き筒状フイ
    ルター材各層の周方向特定部分に部分的な熱融着
    部を形成して一体的なフイルター材としたことを
    特徴とする多層巻き筒状フイルター機構。
JP2380284U 1984-02-23 1984-02-23 多層巻き筒状フィルター機構 Granted JPS60136716U (ja)

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JP2380284U JPS60136716U (ja) 1984-02-23 1984-02-23 多層巻き筒状フィルター機構

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JP2380284U JPS60136716U (ja) 1984-02-23 1984-02-23 多層巻き筒状フィルター機構

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Publication Number Publication Date
JPS60136716U JPS60136716U (ja) 1985-09-11
JPH053201Y2 true JPH053201Y2 (ja) 1993-01-26

Family

ID=30517365

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JP2380284U Granted JPS60136716U (ja) 1984-02-23 1984-02-23 多層巻き筒状フィルター機構

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JPS60136716U (ja) 1985-09-11

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