JPH05317437A - 消火装置 - Google Patents
消火装置Info
- Publication number
- JPH05317437A JPH05317437A JP16021792A JP16021792A JPH05317437A JP H05317437 A JPH05317437 A JP H05317437A JP 16021792 A JP16021792 A JP 16021792A JP 16021792 A JP16021792 A JP 16021792A JP H05317437 A JPH05317437 A JP H05317437A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rod
- frame body
- fire
- bottom plate
- slats
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Fire-Extinguishing By Fire Departments, And Fire-Extinguishing Equipment And Control Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 簡単な操作で火災地点に接近することなしに
迅速かつ安全確実に消火し、火災誘発の危険を防ぐため
の発明である。 【構成】 枠体１に複数枚のスラット２を互いに平行し
て揺動自在に枢支し、且つ互いによろい状に重なり合う
ように形成した開閉自在の底板３を設け、枠体の各スラ
ットの端と対向する側壁にロッド６を起立した状態から
錘７によって上部が枠体内に傾倒するように枢着し、該
ロッド６にその起立状態で各スラット２の端部を支えて
底板３を閉鎖保持する支持板８を設け、枠体１にロッド
６を起立保持する支持棒９を設け、該支持棒９に連結し
たワイヤー１０を枠体１より離隔した位置へ誘導して設
け、閉鎖した底板３上に腐蝕、変質することのない粉状
の消火材１１が盛り込んであることを特徴とする。
迅速かつ安全確実に消火し、火災誘発の危険を防ぐため
の発明である。 【構成】 枠体１に複数枚のスラット２を互いに平行し
て揺動自在に枢支し、且つ互いによろい状に重なり合う
ように形成した開閉自在の底板３を設け、枠体の各スラ
ットの端と対向する側壁にロッド６を起立した状態から
錘７によって上部が枠体内に傾倒するように枢着し、該
ロッド６にその起立状態で各スラット２の端部を支えて
底板３を閉鎖保持する支持板８を設け、枠体１にロッド
６を起立保持する支持棒９を設け、該支持棒９に連結し
たワイヤー１０を枠体１より離隔した位置へ誘導して設
け、閉鎖した底板３上に腐蝕、変質することのない粉状
の消火材１１が盛り込んであることを特徴とする。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、おもに一般家庭の台
所、あるいは小規模の厨房などに備える消火装置に関す
るものである。
所、あるいは小規模の厨房などに備える消火装置に関す
るものである。
【０００２】
【従来の技術】従来の消火装置として、家庭用または業
務用の消火器などがあった。また、実公昭５６−１３８
６１号公報に記述してある揚げ物用鍋が知られており、
該公報のものは、蓋揚げ物用鍋蓋の裏面に吊掛具を設
け、該吊掛具に野菜などを冷却物として設けたものであ
る。
務用の消火器などがあった。また、実公昭５６−１３８
６１号公報に記述してある揚げ物用鍋が知られており、
該公報のものは、蓋揚げ物用鍋蓋の裏面に吊掛具を設
け、該吊掛具に野菜などを冷却物として設けたものであ
る。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記の消火手段では、
以下のような問題点がある。消火器の使用法は一般にわ
かりにくく、あまり知られていないものであり、またそ
の使用方法を知っていても、こころが動揺して取扱いを
誤ることもあり、消火活動が遅れる可能性があった。し
かも消火器を使用する際には、火災地点に接近しなけれ
ばならず、火災の初期であれば問題がないが、大きな炎
となった時には、接近することができず煙に巻き込まれ
る危険性があった。また、消火器は使用期限が定まって
おり、１年に１回の点検と使用期限に応じて交換を必要
とする。一方前記揚げ物用鍋蓋は火災の初期段階には効
果的であるが、消火器と同じく火災地点に接近しなけれ
ばならず、火災による炎、煙に巻き込まれる危険性があ
った。
以下のような問題点がある。消火器の使用法は一般にわ
かりにくく、あまり知られていないものであり、またそ
の使用方法を知っていても、こころが動揺して取扱いを
誤ることもあり、消火活動が遅れる可能性があった。し
かも消火器を使用する際には、火災地点に接近しなけれ
ばならず、火災の初期であれば問題がないが、大きな炎
となった時には、接近することができず煙に巻き込まれ
る危険性があった。また、消火器は使用期限が定まって
おり、１年に１回の点検と使用期限に応じて交換を必要
とする。一方前記揚げ物用鍋蓋は火災の初期段階には効
果的であるが、消火器と同じく火災地点に接近しなけれ
ばならず、火災による炎、煙に巻き込まれる危険性があ
った。
【０００４】本発明の目的は上記問題を解決することに
あり、遠隔で簡単な操作で確実に消火することができる
ことを目的として提供することにある。
あり、遠隔で簡単な操作で確実に消火することができる
ことを目的として提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明による解決手段
は、枠体に複数枚のスラットを互いに平行して揺動自在
に枢支してあると共に、互いによろい状に重なり合うよ
うに形成した開閉自在の底板を設け、枠体の各スラット
の端と対向する側壁にロッドを起立した状態から錘によ
って上部が枠体内に傾倒するように枢着し、該ロッドに
その起立状態で各スラットの端部を支えて底板を閉鎖保
持する支持板を設け、枠体にロッドを起立保持する支持
棒を設け、該支持棒に連結したワイヤーを枠体より離隔
した位置へ誘導して設け、閉鎖した底板上に長年月を経
過しても腐蝕、変質することのない粉状の消火材が盛り
込んであることを特徴とする。
は、枠体に複数枚のスラットを互いに平行して揺動自在
に枢支してあると共に、互いによろい状に重なり合うよ
うに形成した開閉自在の底板を設け、枠体の各スラット
の端と対向する側壁にロッドを起立した状態から錘によ
って上部が枠体内に傾倒するように枢着し、該ロッドに
その起立状態で各スラットの端部を支えて底板を閉鎖保
持する支持板を設け、枠体にロッドを起立保持する支持
棒を設け、該支持棒に連結したワイヤーを枠体より離隔
した位置へ誘導して設け、閉鎖した底板上に長年月を経
過しても腐蝕、変質することのない粉状の消火材が盛り
込んであることを特徴とする。
【０００６】
【作用】上記のように構成すれば、他の部屋、廊下など
に誘導してあるワイヤ−の端部を引くことによって、枠
体の支持棒がはずれ、同時にロッドが内側方向に倒れる
から、そのロッドに設けた支持板が底板より外れ、底板
の各スラットが消火材の重みによって下方に垂れて開放
するため、消火材が一挙に落下して消火するものであ
る。
に誘導してあるワイヤ−の端部を引くことによって、枠
体の支持棒がはずれ、同時にロッドが内側方向に倒れる
から、そのロッドに設けた支持板が底板より外れ、底板
の各スラットが消火材の重みによって下方に垂れて開放
するため、消火材が一挙に落下して消火するものであ
る。
【０００７】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基いて詳細に説
明する。枠体１の下面に開閉可能の底板３を設けたもの
で、該底板３は複数の支軸４を間隔をあけて平行に設
け、各支軸４にそれぞれスラット２を互いに平行して揺
動自在に枢支すると共に、各スラット２で枠体１を閉鎖
した時、スラットの先端部が隣り合うスラットの軸支部
に重なるように、即ちよろい状に重なり合うように枢支
したものである。上記枠体１の各スラット２の端と対向
する側壁に軸受５を設け、該軸受け５にロッド６を起立
した状態から上部が枠体内に傾倒するように枢着する。
該ロッド６の上部にロッド６を転倒するのに十分な重量
を持つ錘７を設け、下部には該ロッド６の起立状態で各
スラット２の端部を支えて底板３を閉鎖保持する支持板
８を設ける。更に枠体１上と起立するロッド６の錘７と
の間にロッドを起立保持する支持棒９を介在するか、あ
るいは支持棒９を枠体１に回転自在に取り付けても良
く、該支持棒９にワイヤ−１０が接続してあり、ワイヤ
−１０は他の部屋、廊下などに誘導するものである。ま
た上記底板３の上には長年月を経過しても腐蝕、変質し
ない消火効果に優れた砂、土などを消火材１１として盛
り込んである。
明する。枠体１の下面に開閉可能の底板３を設けたもの
で、該底板３は複数の支軸４を間隔をあけて平行に設
け、各支軸４にそれぞれスラット２を互いに平行して揺
動自在に枢支すると共に、各スラット２で枠体１を閉鎖
した時、スラットの先端部が隣り合うスラットの軸支部
に重なるように、即ちよろい状に重なり合うように枢支
したものである。上記枠体１の各スラット２の端と対向
する側壁に軸受５を設け、該軸受け５にロッド６を起立
した状態から上部が枠体内に傾倒するように枢着する。
該ロッド６の上部にロッド６を転倒するのに十分な重量
を持つ錘７を設け、下部には該ロッド６の起立状態で各
スラット２の端部を支えて底板３を閉鎖保持する支持板
８を設ける。更に枠体１上と起立するロッド６の錘７と
の間にロッドを起立保持する支持棒９を介在するか、あ
るいは支持棒９を枠体１に回転自在に取り付けても良
く、該支持棒９にワイヤ−１０が接続してあり、ワイヤ
−１０は他の部屋、廊下などに誘導するものである。ま
た上記底板３の上には長年月を経過しても腐蝕、変質し
ない消火効果に優れた砂、土などを消火材１１として盛
り込んである。
【０００８】図４に使用例を示すように、本発明の消火
装置を台所の火を使うガスレンジの上方に吊り下げた状
態に設けて置き、火災が発生した際に、部屋、廊下など
に誘導して設られたワイヤ−１０を引くと、枠体１の支
持棒９がはずれ、同時に錘７が内側に倒れて支持板８が
外れ、底板３が開いて枠体１内の砂、土などの消火材１
１が火災地点に一気に落下し消火する。
装置を台所の火を使うガスレンジの上方に吊り下げた状
態に設けて置き、火災が発生した際に、部屋、廊下など
に誘導して設られたワイヤ−１０を引くと、枠体１の支
持棒９がはずれ、同時に錘７が内側に倒れて支持板８が
外れ、底板３が開いて枠体１内の砂、土などの消火材１
１が火災地点に一気に落下し消火する。
【０００９】
【発明の効果】本発明の消火装置であれば、他の部屋、
廊下などにワイヤ−を誘導してあり、そのワイヤーを引
くことにより消火が行われるものであるから、消火操作
を遠隔操作によって行うことができ、殊にてんぷらを揚
げている途中、来客や電話などでその場を離れることが
あり、こうした時に多く火災が発生しやすいものである
が、その際火災地点に接近することなしに迅速かつ確実
に消火でき、火災誘発の危険より免れ得ることができ
る。底板が複数枚のスラットを互いに平行して揺動自在
に枢支してあると共に、互いによろい状に重なり合うよ
うに形成されていることにより、ワイヤ−を引くと同時
に消火材が枠体の全面より一気に落下することができ、
多量の消火材が一時に落下することから確実な消火作用
が得られる。また砂、土などの消火材は長年月を経過し
ても腐蝕、変質しないので定期的に点検や交換を行う必
要がない。
廊下などにワイヤ−を誘導してあり、そのワイヤーを引
くことにより消火が行われるものであるから、消火操作
を遠隔操作によって行うことができ、殊にてんぷらを揚
げている途中、来客や電話などでその場を離れることが
あり、こうした時に多く火災が発生しやすいものである
が、その際火災地点に接近することなしに迅速かつ確実
に消火でき、火災誘発の危険より免れ得ることができ
る。底板が複数枚のスラットを互いに平行して揺動自在
に枢支してあると共に、互いによろい状に重なり合うよ
うに形成されていることにより、ワイヤ−を引くと同時
に消火材が枠体の全面より一気に落下することができ、
多量の消火材が一時に落下することから確実な消火作用
が得られる。また砂、土などの消火材は長年月を経過し
ても腐蝕、変質しないので定期的に点検や交換を行う必
要がない。
【図１】本発明の消火装置の斜視図である。
【図２】同じく底面図である。
【図３】図２のｄ−ｄ断面図である。
【図４】使用状態を示す斜視図である。
１ 枠体 ２ スラット ３ 底板 ４ 支軸 ６ ロッド ７ 錘 ８ 支持板 ９ 支持棒 １０ ワイヤ− １１ 消火材
Claims (1)
- 【請求項１】 枠体（１）に複数枚のスラット（２）を
互いに平行して揺動自在に枢支してあると共に、互いに
よろい状に重なり合うように形成した開閉自在の底板
（３）を設け、枠体の各スラットの端と対向する側壁に
ロッド（６）を起立した状態から錘（７）によって上部
が枠体内に傾倒するように枢着し、該ロッド（６）にそ
の起立状態で各スラット（２）の端部を支えて底板
（３）を閉鎖保持する支持板（８）を設け、枠体（１）
にロッド（６）を起立保持する支持棒（９）を設け、該
支持棒（９）に連結したワイヤー（１０）を枠体（１）
より離隔した位置へ誘導して設け、閉鎖した底板（３）
上に長年月を経過しても腐蝕、変質することのない粉状
の消火材（１１）が盛り込んであることを特徴とする消
火装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16021792A JPH05317437A (ja) | 1992-05-26 | 1992-05-26 | 消火装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16021792A JPH05317437A (ja) | 1992-05-26 | 1992-05-26 | 消火装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05317437A true JPH05317437A (ja) | 1993-12-03 |
Family
ID=15710267
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16021792A Pending JPH05317437A (ja) | 1992-05-26 | 1992-05-26 | 消火装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05317437A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007517583A (ja) * | 2004-01-14 | 2007-07-05 | ロイス・マッキム | 料理用コンロトップ火災の自動鎮火モジュール |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5079996A (ja) * | 1973-11-12 | 1975-06-28 |
-
1992
- 1992-05-26 JP JP16021792A patent/JPH05317437A/ja active Pending
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5079996A (ja) * | 1973-11-12 | 1975-06-28 |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007517583A (ja) * | 2004-01-14 | 2007-07-05 | ロイス・マッキム | 料理用コンロトップ火災の自動鎮火モジュール |
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