JPH05309978A

JPH05309978A - 契約書類等の書式集合体

Info

Publication number: JPH05309978A
Application number: JP9695492A
Authority: JP
Inventors: Masakazu Hayashi; 政和林
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1992-03-11
Filing date: 1992-03-23
Publication date: 1993-11-22

Abstract

(57)【要約】【目的】種々の書式を保管するための費用と保管場所
を削減する。【構成】各書式２には契約書などの内容を示す文章の
他に、売主、買主、などの個別事項を記載するための空
白部が設けられている。この書式を複写機で複写して使
用する際、常に原紙を複写するように、原紙であること
を示すマークＭが例えば螢光顔料を含んだインキにより
各書式に記入されている。一組の書式は一端が開放され
た樹脂製透明中袋４を備えたバインダー６のその中袋４
に入れられ、必要に応じて書式２がその中袋４から取り
出され、複写機により複写されて使用される。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は契約書類などの種々の書
式が集められた書式集合体に関する。

【０００２】

【従来の技術】不動産関係の売買や賃貸借の際、不動産
売買契約書、賃貸借契約書、土地賃貸借契約書、土地交
換契約書、確約書、手付け金領収書、預かり金領収書な
どの種々の書式が用いられる。これらの書式類はそれぞ
れ単位の数、例えば１００枚単位で天糊を用いて糊づけ
され、１枚ずつ剥がして使用できるような形態で販売さ
れている。不動産関係に限らず、建築業者、土木業者、
水道業者、弁護士、公認会計士、税理士、司法書士、測
量士、土地開発業者その他のものが業務上使用する書式
は多数に上っている。それらの書式も印刷されたものが
冊子単位で販売されている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】多数の書式の中にはご
く希にしか使用されないものも含まれている。そのよう
な書式も含めてすべての書式を冊子単位で用意すること
は費用の面で無駄が多く、大きな保管場所を必要とする
問題もある。例えば、不動産関係ではこのような書式の
種類は細分化すれば数百種類にも及ぶ。そのため、各書
式を１００枚あるいは数１００枚の単位で糊づけしたも
のでは、１つの書式で２種類以上の関連用途に兼用でき
るようにすることによって書式の種類を減らす必要が生
じるため、使用する際に不要部分の記載を削除する必要
が生じたり、記載文が多くなって文字が小さくなり、読
みにくくなったりするなどの不便が生じる。本発明の第
１の目的は不動産関係を初めとして種々の分野の業務で
用いる書式を保管するための費用と保管場所を削減する
ことである。本発明の第２の目的は種々の業務で用いる
書式を細分化するのを容易にすることである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本発明は契約書類、説明
書類、領収書類、申請書類などの書式で、共通事項が記
載され個別事項を記載するための空白部をもつ複数の書
式が一部ずつ集められ、複写機にて複写して使用される
ための原紙となる書式集合体である。好ましい態様では
各書式には複写機では複写されないインキにより各書式
ごとに異なるマークが付されている。他の好ましい態様
では各書式は電子化されて記録媒体に記録されている。

【０００５】書式には、不動産関係業者が使用する書式
の他、建築業者、土木業者、水道業者、弁護士、公認会
計士、税理士、司法書士、行政書士、測量士、土地開発
業者その他のものが業務上使用する書式も含まれる。例
を挙げると、不動産関係では契約書類、説明書類、領収
書類、申請書類など、民事関係では贈与、売買、交換、
貸借、請負、雇用、委任、寄託などの契約書類、申請書
類では裁判所、検察庁、法務局、地方法務局、官公署な
どに提出する書類などであり、多岐に渡っている。これ
らの書式からそれぞれの業務上関連するものを一まとめ
にして使用する。

【０００６】

【実施例】図１は一実施例として不動産関係の業務で使
用する一組の書式を表わしたものである。この組に含ま
れる書式の種類は多数に及び、その一部を例示すると、
不動産売買契約書、物件概要説明書、預かり金領収書、
手付け金領収書、中間金領収書、取得費用計算書、通行
承諾書、買取損益表、売渡し依頼書、売渡し証明書、買
受依頼書、支払計算書、貸室賃貸借契約書、重要事項説
明書、店舗賃貸借契約書、土地賃貸借契約書、不動産売
買契約書、権利譲渡契約書などである。

【０００７】例えば不動産売買契約書を例にすると、物
件の種類に応じて文面が少し異なるので、物件ごとに書
式を用意しておく。それにより書式の種類は増えるが使
いやすくなる。他の書式についても同様であり、物件ご
とに書式を用意しておく。従来のように予め印刷されて
所定枚数が糊づけされたものでは、書式の種類をむやみ
に増やすのを避けるために関連する物件については１つ
の書式で兼用できるように、複数の物件に兼用できる文
面になる傾向がある。そのため使用しにくい面がある
が、この実施例のように物件ごとに個別の書式を用意す
ることによって使用しやすくなる。各書式には契約書な
どの内容を示す文章の他に、売主、買主、売買代金、そ
の支払方法、所有権移転登録申請期日、物件引渡し日、
物件の表示など個別事項を記載するための空白部が設け
られている。項目によってはいくつかのものから選択で
きるような形式にしておいてもよい。

【０００８】この書式を複写機で複写して使用する際、
複写したものを更に複写する操作を繰り返していくと文
字が不鮮明になったり、汚れたりすることがあるので、
常に原紙を複写するように、原紙であることを示すマー
クＭを各書式に記入しておく。そのマークＭは複写機で
は複写されないインキ、例えば螢光顔料を含んだインキ
により記載しておく。マークＭとしては数字や記号を用
い、各書式ごとに異なったものを用いる。後述のように
書式を電子化してフロッピーディスクなどの記録媒体に
記録した場合には、そのマークＭを記録媒体に記録され
た書式のファイル番号と対応させておくと、なお便利で
ある。

【０００９】この一組の書式は取扱いを容易にするため
には、例えば図２に示されるように、一端が開放された
樹脂製透明中袋４を備えたバインダー６を使用してその
中袋４に各書式２を入れ、必要に応じて書式２をその中
袋４から取り出して複写機により複写をして使用するよ
うにすればよい。

【００１０】各書式をワードプロセッサにより電子化
し、フロッピディスクやハードディスクなどの記録媒体
に記録しておいてもよい。フロッピディスクなどに記録
された書式でも契約条項などの共通事項と個別事項を記
載するための空白部が用意されている。印刷する際にそ
の空白部に個別事項を入力するようにしてもよく、又は
空白部のままで印刷をし、その後に個別事項を記載する
ようにしてもよい。各書式は物件ごとに用意しておくと
あまりにも種類が増えすぎるときは、使用上不便になら
ない範囲でいくつかの物件について兼用できる形式にし
てもよい。

【００１１】

【発明の効果】本発明では各業務に関連する多数の書式
を一部ずつまとめて集合体としたので、使用の際には複
写機で複写をして個別事項を記入して使用することがで
き、原紙を保管する場所が少なくてすみ、予備の同じ書
式を用意する費用も少なくてすむ。例えば営業担当者が
この集合体を持ち歩くことによって、出先でもどんな契
約や申請書類などを作成するすることができる。また、
予備の同じ書式を用意しておかなくてもすむので、木材
資源の無駄を省く上でも効果がある。原紙に複写機で複
写されないインキでマークを付しておけば、原紙と複写
されたものとを区別するのが容易になり、常に原紙を用
いて複写することができるようになるので、複写された
書式の品質を維持することができる。各書式を電子化し
て記録媒体に記録しておけば、個別事項を入力した状態
で印字することもでき、また保管スペースが更に少なく
なる。

【図面の簡単な説明】

【図１】一実施例を示す一組の書式集合体を表わす斜視
図である。

【図２】各書式を透明中袋に収納した状態を示す斜視図
である。

【符号の説明】

２書式原紙４透明中袋６バインダーＭ原紙であることを示すマーク

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】契約書類、説明書類、領収書類、申請書
類などの書式で、共通事項が記載され個別事項を記載す
るための空白部をもつ複数の書式が一部ずつ集められ、
複写機にて複写して使用されるための原紙となる書式集
合体。
【請求項２】複写機では複写されないインキにより各
書式ごとに異なるマークが付されている請求項１に記載
の書式集合体。
【請求項３】契約書類、説明書類、領収書類、申請書
類などの書式で、共通事項が記載され個別事項を記載す
るための空白部をもつ複数の書式が電子化されて記録媒
体に記録されている書式集合体。