JPH05305578A - 衝撃吸収機構を備えた脚式歩行ロボット - Google Patents

衝撃吸収機構を備えた脚式歩行ロボット

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JPH05305578A
JPH05305578A JP13625692A JP13625692A JPH05305578A JP H05305578 A JPH05305578 A JP H05305578A JP 13625692 A JP13625692 A JP 13625692A JP 13625692 A JP13625692 A JP 13625692A JP H05305578 A JPH05305578 A JP H05305578A
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秀明 ▲高▼橋
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 衝撃吸収機構を備えた脚式歩行ロボット。基
体と脚部リンクとの連結部あるいは脚部リンクの膝関節
に弾性体を介挿する。足裏面にもショックアブソーバ状
の衝撃吸収機構を設ける。 【効果】 着地時などに発生する大きな路面反力を吸
収、緩和することができると共に、ロボットの姿勢を崩
すことがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は衝撃吸収機構を備えた
脚式歩行ロボットに関し、より具体的には2足歩行など
の脚式移動ロボットにおいて、着地時などに生ずる外力
による衝撃を、吸収緩和する機構を備えた脚式歩行ロボ
ットに関する。
【0002】
【従来の技術】近時、人間の労力を軽減することを目的
としてロボットが移動型のものも含めて種々提案されて
おり、本出願人も先に特開平3−184782号公報に
おいて2足歩行の脚式歩行ロボットを提案している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この様な脚式歩行ロボ
ットにあっては、脚が路面に接地している限り、路面か
ら常に反力を受けているが、その反力は特に歩行中に遊
脚が着地したときに大きな衝撃力となり、場合によって
はそれが外乱となってロボットの姿勢を不安定にする。
また本出願人が先に提案した脚式歩行ロボットはリンク
を連結する関節を備え、そこで電動モータの出力を減速
機で減速しつつリンクを相対変位させているが、着地時
に発生する衝撃力は減速機ないしは軸受部などの関節の
駆動機構に負荷として作用する。更に、かかる脚式歩行
ロボットは2本の脚を交互に前方に振り出しつつ歩行す
ることになるが、この遊脚を振って前方に押し出すとき
の振り回し力(慣性力)も遊脚の関節、特に膝関節に負
荷として作用する。この様な外力に起因する負荷は関節
の駆動機構にとって耐久性上望ましいものではなく、姿
勢を不安定にする一因ともなる。また脚式歩行ロボット
にはマイクロ・コンピュータなどの精密電子部品からな
る制御装置を搭載すると共に、必要に応じて貨物を運搬
させることになるが、着地衝撃力ないしは慣性力などの
外力は搭載部品、積載貨物にも作用して悪影響を与える
恐れがある。
【0004】従って、この発明の目的は、路面反力ない
し慣性力などの外力が生じたときにロボットに作用する
衝撃を吸収、緩和して軽減する衝撃吸収機構を備えた脚
式歩行ロボットを提供することにある。
【0005】他方、この様な衝撃を吸収するためにリン
クの剛性を低下させることも考えられるが、それではロ
ボットの座標軸上の位置を決定するのが困難となって新
たな問題を生ずる。
【0006】従って、この発明の第2の目的は、ロボッ
トの座標軸上の位置決定に対する影響を可能な限り抑制
しつつ外力による衝撃を吸収、緩和する衝撃吸収機構を
備えた脚式歩行ロボットを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ためにこの発明は例えば請求項1項に示す如く、基体
と、それに連結される複数本の可動脚部を備えた脚式歩
行ロボットにおいて、前記基体と可動脚部とを弾性体か
らなる衝撃吸収機構を介して連結して相対変位自在と
し、前記基体または可動脚部に作用する外力による衝撃
を吸収する如く構成した。
【0008】
【作用】基体と可動脚部とを弾性体からなる衝撃吸収機
構を介して連結したので、着地時などに可動脚部に路面
反力が大きく作用するときも、その外力を吸収する方向
に相対変位して衝撃を効果的に吸収、緩和することがで
きる。
【0009】
【実施例】以下、ロボットとして2足歩行脚式移動ロボ
ットを例にとってこの発明の実施例を説明する。図1は
そのロボット1を全体的に示す説明スケルトン図であ
り、左右それぞれの脚部に6個の関節(軸)を備える
(理解の便宜のために各関節(軸)をそれを駆動する電
動モータで例示する)。該6個の関節(軸)は上から順
に、腰の脚部回旋用の関節(軸)10R,10L(右側
をR、左側をLとする。以下同じ)、腰のピッチ方向
(X方向)の関節(軸)12R,12L、同ロール方向
(Y方向)の関節(軸)14R,14L、膝部のピッチ
方向の関節(軸)16R,16L、足首部のピッチ方向
の関節(軸)18R,18L、同ロール方向の関節
(軸)20R,20Lとなっており、その下部には足部
22R,22Lが取着されると共に、最上位には胴体部
(基体)24が設けられる。上記において股関節は関節
(軸)10R(L),12R(L),14R(L)から
構成され、また足関節は、関節(軸)18R(L),2
0R(L)から構成されると共に、脚部リンクは左右の
脚についてそれぞれ6つの自由度を与えられ、歩行中に
これらの6×2=12個の関節(軸)をそれぞれ適宜な
角度に駆動することで、脚全体に所望の動きを与えるこ
とができ、任意に3次元空間を歩行することができる様
に構成される。尚、股関節と膝関節との間は大腿リンク
26R,26Lで、膝関節と足関節との間は下腿リンク
28R,28Lで連結される。
【0010】図2以下を参照して上記した構成を具体的
に説明すると、胴体部24は図2に示す様に、人の骨盤
に相当する腰板30に適宜な手段でマウントされ、腰板
30を介して左右の脚部は結合されてロボットの移動手
段を構成している。尚、図1に示した如く、股関節を含
む脚部は左右対称であるので、以下その内の一方につい
てのみ説明する。具体的には、図2において、腰板30
の内部には第1のハーモニック減速機(商品名)32が
あって、該減速機32の入力軸にはプーリ34が取着さ
れ、プーリ34にはベルト35を介して第1の電動モー
タ36から駆動力が伝達される。減速機32の入力軸が
回されると周知の如く、そのフレックスリング38とサ
ーキュラスプラインのS側(固定側)40とD側(駆動
側)42との間に相対運動が生じて第1電動モータ36
の回転が減速される。サーキュラスプラインのS側40
は腰板30に、D側42は出力部材44にボルト止めさ
れているので、第1電動モータ36の回転に応じて腰板
30と出力部材44とは、前記した関節軸線10を中心
として相対回転する。
【0011】出力部材44にはその下部で第1のヨーク
部材50がボルト止めされる。第1ヨーク部材の上部は
空洞51になっていて第2の電動モータ52を横向きに
収納している。第2電動モータ52の出力は、ベルト5
4を介してその下方に位置する第2のハーモニック減速
機56に入力される。第2ハーモニック減速機56も第
1のものと同様に入力回転を減速して倍力し、そのサー
キュラスプラインのD側58を駆動する。そのS側60
は第1ヨーク部材50の下部左側にボルト止めされてお
り、D側58は第1ヨーク部材50の下位に位置する大
腿リンク26の上端部に出力部材62を介して固定され
ているので、第2電動モータ52の作動によって第1ヨ
ーク部材50と大腿リンク26とは相対回転し、図で大
腿リンク26を前記した関節軸線14(ロール軸)を中
心として相対回転させる。即ち、第1ヨーク部材50の
下部はその右側で軸受部を構成しており、大腿リンク2
6を出力部材62と共働して支持する。
【0012】また図3(図2のIII −III 線断面図)に
明示する如く、大腿リンク26の上部は第2のヨーク部
材71を構成しており、そこにおいて左右のヨークに架
橋される形で第3のハーモニック減速機72とそれにト
ルクを入力する第3の電動モータ74とが横方向に直列
して配置される。この第3ハーモニック減速機72のサ
ーキュラスプラインのS側76は前記した第2出力部材
62に結合されており、そのD側78は第2ヨーク部材
71に結合されていることから、第3電動モータ74が
駆動されると、出力部材62と第2ヨーク部材71との
間に相対回転が生じ、図で大腿リンク26を軸線12
(ピッチ軸)を中心として回転運動させる。図から明ら
かな如く、腰部において軸線10,12,14は相互に
直交しつつ1点で交差し、その角度位置を直交座標系の
変換で算出することができる様に構成される。尚、大腿
リンク26の上端側には凹部79が形成され、そこに第
4の電動モータ80が収納され、その出力はベルト82
を介して後で述べる膝関節に送られる。
【0013】ここで特徴的なことは、胴体部24と脚部
リンクの腰板30とを衝撃吸収機構200を介して連結
したことにある。図4はその衝撃吸収機構200を良く
示す要部拡大断面図であるが、図示の如く、胴体部24
の底板240と脚部リンク側の腰板30は所定以上の厚
みを有する部位で穿孔され、そこにボルト202が挿通
され、ワッシャ204,204を介してナット206で
締結され、底板240と腰板30とは相互に連結され
る。ボルト202には円筒状のシャフト208が嵌めら
れると共に、その外周には円形状のゴムなどからなる弾
性体210が嵌められ、更にその外周には同様に円形状
の圧縮スプリング212が弾装される。また底板240
と腰板30の穿孔面とシャフト208との間にはメタル
ブシュ(ドライブシュ)214,214が嵌装されて摩
耗を防止する。この構成において脚部リンクに着地時な
どに所定以上の外力が作用すると、腰板30と底板24
0とは想像線で示す如く相対変位するので、それによっ
て外力を吸収、緩和することができる。尚、ここで腰板
30と底板240の所定以上の厚みを有する穿孔部にお
いてシャフト208を介して腰板30と底板240とを
ボルト止めしているので、鉛直軸方向(Z軸方向)にの
み相対変位、即ち上下動のみ行って衝撃を吸収、緩和す
る。換言すれば、X,Y軸方向には変位しないことか
ら、ロボットの姿勢を不安定にすることがない。また後
述する如く、座標軸上の位置計算に支障を来すことがな
い。
【0014】次いで、膝関節について説明する。図5と
図6はその詳細を示す説明断面図である。図5において
前記した大腿リンク26に配置された電動モータ80か
らベルト82を介して送られる出力は、膝関節16にお
いて第4のハーモニック減速機84の入力軸に入力され
る。入力されたモータ出力はそこで所定の倍率で減速さ
れ、減速された出力は一方ではサーキュラスプラインの
S側86から後で述べる第2の衝撃吸収機構300を介
して出力部材88に伝達され、更にボルト90でそれに
連結された大腿リンク26に伝達されると共に、他方で
はそのD側92からそれにボルト94で固定される下腿
リンク28に伝達され、大腿リンク26と下腿リンク2
8とを図5において軸線16を中心として紙面の前後方
向に相対変位させる。即ち、大腿リンク26は下端の膝
関節位置で軸受部を構成しており、その内部に下腿リン
ク28の上端を収容して回動自在に支持する。
【0015】ここで膝関節に設けられた第2の衝撃吸収
機構300について説明する。ここで特徴的なことは、
図2と図3に示した構成においてはハーモニック減速機
のサーキュラスプラインのS側(あるいはD側)はそれ
に隣接する部材に強固に固定され、減速機出力が直ちに
伝達される様に構成されているのに対し、膝関節におい
ては減速機のサーキュラスプラインの一方、この場合S
側86が隣接する出力部材88にピン302を介して連
結されている点である。即ち、図6(図5のVI−VI線断
面図)に良く示す様に、ピン302は長孔304内に移
動自在に収容され、長孔304内でピン302の両側に
はゴムなどからなる弾性体306が充填されている。即
ち、第4ハーモニック減速機84のサーキュラスプライ
ンのS側86の出力がピン302、長孔304、弾性体
306からなる衝撃吸収機構300を介して出力部材8
8に伝達される様に構成される。尚、S側86と出力部
材88との間には摩耗防止のためにメタルブシュ96が
介挿される。ここで、弾性体306の硬度を適正に設定
し、外力が生じない状態では、減速機出力は、ピン30
2を図6に示す中央位置付近に位置させたまま、換言す
れば弾性体306をほとんど変形させることなく出力部
材88に伝達され、それに固定される大腿リンク26
を、サーキュラスプラインの他方のD側92を介して駆
動される下腿リンク28に対してモータ出力に比例する
量だけ相対変位させると共に、着地時に大きな路面反力
が下腿リンク28に作用したときは、ピン302を長孔
304内において弾性体306を変形させつつ外力を吸
収する方向に移動し、大腿リンク26と下腿リンク28
とを相対変位させる。よって、ピン302の変位量に比
例する量だけ外力を吸収して衝撃を緩和することができ
る。また、ここで強調されるべきことは、この相対変位
が関節軸線16を中心として行われるため、座標系の位
置決め計算に殆ど支障を来さないことである。これにつ
いては後述する。
【0016】更に下側について説明を続けると、膝関節
付近において下腿リンク28に第5の電動モータ98が
装着され、その出力はベルト100を介して図7に示す
足関節に送られて第5のハーモニック減速機102に入
力され、足部22を軸線18(ピッチ軸)を中心として
回動する。またそれと直交配置された第6の電動モータ
(図示せず)とその出力を入力する第6のハーモニック
減速機104を介して足部22を軸線20(ロール軸)
を中心として回動する。足部22の足裏面には路面との
摩擦力を増強するために弾性材106,106が貼りつ
けられると共に、踵部にはショックアブソーバ状の第3
の衝撃吸収機構400が設けられる。
【0017】図8はそれを良く示す図7の要部拡大断面
図であって、第3の衝撃吸収機構400は、足部22に
穿設された孔内に埋設され、足部22に一体的に固定さ
れたシリンダ402と、その内部に摺動自在に収容され
たピストン404とを備える。即ち、シリンダ402に
はその下部が肉厚に形成されてそこに底部402aが設
けられると共に、その中央付近は穿孔されてメタルブシ
ュ406が嵌められ、その内部にピストン404のロッ
ド404aが挿通される。ロッド404aの自由端はキ
ノコ状に拡径されて接地体404bが形成される。また
シリンダ402内においてピストン404の上部には圧
縮スプリング408が弾装され、ピストン404を図で
下方に付勢する。シリンダ402内には油などの作動流
体が充填される。作動油はピストン404に穿設された
通路404cを通ってピストン404で画成された上室
402bと下室402cとを流通する。尚、シリンダの
底部402aのピストンロッド404aの挿通路は液密
に形成される。
【0018】この構成において、遊脚側の足部22が着
地しようとすると、先ずピストン404の接地体404
bが路面に接触し、ピストン404をスプリング力に抗
して上方に駆動しようとする。このとき作動油は押圧さ
れて通路404cを通って上室402bから下室402
cに徐々に移動する。このスプリング力と流体抵抗とに
よって着地時にロボット1が受ける衝撃を吸収、緩和す
ることができる。尚、その後に離床するときは、ピスト
ン404はスプリング408によって初期位置に復帰さ
せられ、そのピストン404の復帰作用によって作動油
も上室402bに復帰させられて次の着地に備える。
尚、ここでシリンダ402の底部402aは肉厚に形成
され、そこにピストンロッド404aが液密に挿通され
る様に構成されているため、ピストンロッド404aの
移動方向が規制され、ロボット1の着地姿勢を不安定に
することがない。
【0019】ここで図1に示したロボットの歩行制御動
作について簡単に説明すると、図2から図7に示した様
に、各電動モータにはその回転量を検出するロータリエ
ンコーダ110,112,114,116,118,1
20が配置され、その出力は胴体部24内に配置される
制御ユニット130(図1)に送出される。またロボッ
ト1の足部22には6軸力センサ132が設けられ、足
部を介してロボット1に伝達されるX,Y,Z方向の力
成分とその方向回りのモーメント成分とを検出し、足部
の着地の有無と支持脚に加わる力の大きさと方向とを検
出する。また胴体部24の上部には一対の傾斜センサ1
34,136が設置され、X−Z,Y−Z平面内のZ軸
にたいする傾斜角速度を検出する。これらのセンサ出力
も制御ユニットに送られる。制御ユニット130はマイ
クロ・コンピュータ、電動モータ駆動回路などから構成
され、そのマイクロ・コンピュータにおいてCPUは予
め設定された歩行データとセンサ出力から各関節の駆動
制御値を決定して電動モータ駆動回路に出力する。尚、
前記した様に股関節と足関節において関節軸は直交配置
され、また膝関節を含む3本のピッチ軸はロボット1が
どの様な動きを行おうと常に平行な位置関係にあるの
で、各関節の位置を直交座標系で容易に算出できる構成
となっている。更に、胴体部24には各電動モータ用の
バッテリなども収容される。
【0020】この実施例は上記の如く構成したので、股
関節と膝関節と足部とに設けた第1ないし第3の衝撃吸
収機構を介して着地時などにロボット1に作用する衝撃
を効果的に吸収、緩和することができ、ロボット1の姿
勢の安定化に寄与すると共に、各関節に配置された減速
機、軸受部などにかかる負荷を低減することができ、ま
た特に第2の衝撃吸収機構300の場合には遊脚の振り
回しによる慣性力をも吸収、緩和することができ、更に
胴体部24内に収容した制御ユニットなどの精密電子部
品を衝撃から保護することができる。また第1の衝撃吸
収機構200においては相対変位する方向をZ軸方向に
規制すると共に、膝関節に設けた第2の衝撃吸収機構3
00においても膝関節の軸線16を中心に相対変位する
様にしたので、各関節の直交座標系での位置計算にほと
んど影響を与えることがない。即ち、リンクの剛性を低
減して衝撃を吸収することも考えられるが、その場合に
は各関節の実際の位置が算出値から大きくことなる恐れ
がある。しかし上記した実施例の場合には実際値とのず
れがほとんど生じることがない。
【0021】更に、第1ないし第3の3つの衝撃吸収機
構を全て設けた例を示したが、そのうちの1つまたは2
つのみ使用し、例えば膝関節に第2の衝撃吸収機構30
0のみを設けても良いことは言うまでもない。また第
1、第2の衝撃吸収機構200,300の弾性体21
0,306の素材としてゴムを例示したが、それに限ら
れるものではなく、粘性特性を備えたものであればどの
様なものでも良い。また第1の衝撃吸収機構200にお
いて弾性体210の回周に圧縮スプリング212を配置
したが、それがなくてもバネダンパ系が構成されている
ので、このスプリングの配置を省略しても良い。また第
2の衝撃吸収機構300を減速機のサーキュラスプライ
ンのS側に連結したが、D側に連結しても良い。
【0022】図9はこの発明の第2の実施例を示す、図
5に類似する膝の関節構造の要部断面図である。この場
合には図6に示した膝関節に配置した第2の衝撃吸収機
構300においてピン302の初期位置を長孔304の
時計方向の終端位置に寄せる様に弾性体306aを充填
したものである。この例の場合には図に矢印で示す方向
に対してのみ大腿リンク26と下腿リンク28とを相対
変位させることができる。よって衝撃を吸収する方向は
限定されるが、ピン302の移動距離が大きくなって衝
撃の吸収量が増加する。
【0023】図10はこの発明の第3の実施例を示す、
図5に類似する膝の関節構造の要部断面図である。この
場合には、第2実施例の場合とは逆に、図6に示した膝
関節に配置した第2の衝撃吸収機構300においてピン
302の初期位置を長孔304の反時計方向の終端位置
に寄せる様に弾性体306bを充填したものである。衝
撃を吸収する方向が逆になる点を除き、効果は第2実施
例と異ならない。
【0024】図11はこの発明の第4の実施例を示す、
図5に類似する膝の関節構造の要部断面図である。図1
1を参照して説明すると、この実施例においては膝関節
に配置された第2の衝撃吸収機構300において、長孔
304とピン302により形成される孔よりも大きなサ
イズの弾性体306cが、適正な予圧を加えられて圧縮
された上で長孔304内のピン302の両側に設置され
ている。これにより、設置後の弾性体306cの荷重−
変形量の特性は図12に実線で示す様なものとなり(図
12中、破線で示すのは予圧を加えないときの特性であ
る。)、弾性体306cは所定値以上の負荷が加わった
ときだけ変形して外力を吸収する様にした。
【0025】図13はこの発明の第5の実施例を示す、
図5に類似する膝の関節構造の要部断面図である。この
実施例においては、膝関節に配置された第2の衝撃吸収
機構300において、長孔304dとピン302dとを
図示の様な断面形状として、ピン302dの両側に配置
される弾性体306dをコイルスプリングをもって構成
した。効果は第1実施例と同様である。尚、コイルスプ
リングに代えて皿ばねを用いても良い。
【0026】図14はこの発明の第6の実施例を示す、
腰の脚部回旋用の関節の構造を示す図3と同様の要部断
面図である。この実施例においては、第1実施例に示し
た第1の衝撃吸収機構200、第2の衝撃吸収機構30
0、第3の衝撃吸収機構400に加え、第1実施例の第
2の衝撃吸収機構300と類似する構造を有する第4の
衝撃吸収機構500を腰の脚部回旋用の関節に配置し
た。
【0027】この実施例における第4の衝撃吸収機構5
00を備えた腰の脚部回旋用の関節について説明する。
図14において、第1実施例で述べた如く、腰板30の
内部には第1のハーモニック減速機(商品名)32があ
って、該減速機32の入力軸にはプーリ34が取着さ
れ、プーリ34にはベルト35を介して第1の電動モー
タ36(図示省略)から駆動力が伝達される。減速機3
2の入力軸が回されると周知の如く、そのフレックスリ
ング38とサーキュラスプラインのS側(固定側)50
4とD側(駆動側)42との間に相対運動が生じて第1
電動モータ36の回転が減速される。サーキュラスプラ
インのS側504はピン510、出力部材502を介し
て腰板30に連結され、D側42は出力部材44にボル
ト止めされているので、第1電動モータ36の回転に応
じて腰板30と出力部材44とは、関節軸線10を中心
として相対回転する。ここで特徴的なことは、図2と図
3に示した第1実施例の構成においてはハーモニック減
速機のサーキュラスプラインのS側(あるいはD側)は
それに隣接する部材に強固に固定され、減速機出力が直
ちに伝達される様に構成されているのに対し、本実施例
の腰の脚部回旋用の関節においては減速機のサーキュラ
スプラインの一方、この場合S側504が隣接する出力
部材502にピン510を介して連結されている点であ
る。即ち、第1実施例の膝関節に設けられた第2の衝撃
吸収機構300についての図6と同様に、ピン510は
長孔内に移動自在に収容され、長孔内でピン510の両
側にはゴムなどからなる弾性体が充填されている。即
ち、第1のハーモニック減速機32のサーキュラスプラ
インのS側504の出力が、ピン510、長孔、弾性体
からなる衝撃吸収機構500を介して出力部材502に
伝達される様に構成される。尚、S側504と出力部材
502との間には摩耗防止のためにメタルブシュ506
が介挿される。
【0028】ここで、弾性体の硬度を適正に設定し、外
力が生じない状態では、減速機出力は、ピン510をそ
の初期位置付近に位置させたまま、換言すれば弾性体を
ほとんど変形させることなく出力部材502に伝達さ
れ、それに固定される腰板30を、サーキュラスプライ
ンの他方のD側42、出力部材44を介して駆動される
第1ヨーク部材以下の脚部リンクに対してモータ出力に
比例する量だけ相対変位させると共に、着地時に大きな
路面反力(関節軸線10回りのモーメント)が脚部リン
クに作用したときは、ピン510を長孔内において弾性
体を変形させつつ外力を吸収する方向に移動し、腰板3
0と第1ヨーク部材以下の脚部リンクとを相対変位させ
る。よって、ピン510の変位量に比例する量だけ外力
を吸収して衝撃を緩和することができる。また、第1実
施例の第2の衝撃吸収機構300と同様に、この相対変
位は関節軸線10を中心として行われるため、座標系の
位置決め計算に殆ど支障を来さない。
【0029】尚、上記において、第1実施例では第1の
衝撃吸収機構200、第2の衝撃吸収機構300、第3
の衝撃吸収機構400を組み合わせて用い、また第6実
施例では、これらにさらに第4の衝撃吸収機構500に
加えて構成したが、本発明に係る衝撃吸収機構を備えた
脚式歩行ロボットはこの構成に限られるものではない。
上記の組み合わせ以外の任意の複数の衝撃吸収機構の組
み合わせとしても良いし、また任意の1つの衝撃吸収機
構のみを用いても良い。
【0030】最後に、上記した衝撃吸収機構に関するテ
スト結果を図15、図16、図17に示す。図15は衝
撃吸収機構を持たない場合の上下方向床反力のテスト結
果である。この場合、最大で250kgfの上下方向床
反力が作用しており、これはロボットの自重の385%
に相当する。図16は本発明の第1実施例の第1の衝撃
吸収機構200を設けた場合のテスト結果であり、この
場合最大で147kgfの上下方向床反力が作用してお
り、これはロボットの自重の225パーセントに相当す
る。図17は第1実施例で示した第3の衝撃吸収機構4
00を設けた場合のテスト結果であり、この場合最大で
134kgfの上下方向床反力が作用しており、これは
ロボットの自重の204パーセントに相当する。以上の
テスト結果より、本発明に係る衝撃吸収機構が効果的に
衝撃を吸収、緩和していることが確認できる。更に、複
数種の衝撃吸収機構を併用して用いる場合は、一層効果
的にロボットに作用する衝撃が吸収、緩和される。
【0031】尚、上記した実施例においてこの発明を2
足歩行の脚式歩行ロボットについて説明したが、それに
限られるものではなく、この発明は産業用ロボットと総
称される据え付け型のロボットにも妥当すると共に、3
足以上の脚式歩行ロボットにも妥当するものである。
【0032】
【発明の効果】請求項1項にあっては、基体と、それに
連結される複数本の可動脚部を備えた脚式歩行ロボット
において、前記基体と可動脚部とを弾性体からなる衝撃
吸収機構を介して連結して相対変位自在とし、前記基体
または可動脚部に作用する外力による衝撃を吸収する様
に構成したので、着地時などにロボットに大きく作用す
る路面反力を有効に吸収、緩和することができ、またロ
ボットの姿勢を崩すことがない。
【0033】請求項2項の脚式歩行ロボットにあって
は、前記相対変位が、鉛直軸線方向の相対変位である様
に構成したので、相対変位する方向を規制することとな
って前記ロボットの座標軸上の位置計算に支障を来すこ
とがない。
【0034】請求項3項にあっては、少なくとも2個の
リンクを連結する少なくとも1個の関節からなる可動脚
部を複数本備え、動力手段で該関節を駆動して2個のリ
ンクを相対移動させつつ歩行自在とした脚式歩行ロボッ
トにおいて、前記2個のリンクを弾性体からなる衝撃吸
収機構を介して連結して相対変位自在とし、前記2個の
リンクの一方に作用する外力による衝撃を吸収する様に
構成したので、前記可動脚部に着地時などに大きく作用
する路面反力または遊脚の振り回し動作による慣性力な
どの外力による衝撃が作用しても有効に吸収、緩和する
ことができ、またロボットの姿勢を崩すことがない。
【0035】請求項4項の脚式歩行ロボットにあって
は、前記2個のリンクの相対変位が、前記関節の軸線を
中心とする相対変位である様に構成したので、前記関節
の座標軸上の位置計算に支障を来すことがない。
【0036】請求項5項にあっては、複数本の可動脚部
を備えた脚式歩行ロボットにおいて、前記可動脚部の先
端に、該脚部に固定されたシリンダとその内部に摺動自
在に収容されたピストンとからなる衝撃吸収機構を設
け、着地時にピストンのロッドの自由端を接地せしめて
ピストンを作動流体に抗してシリンダ内で摺動させ、着
地時に前記ロボットに作用する外力による衝撃を吸収す
る様に構成したので、着地時に大きく路面反力が作用し
てもその衝撃を有効に吸収、緩和することができ、また
ロボットの姿勢を崩すことがない。
【0037】請求項6項の脚式歩行ロボットにあって
は、前記シリンダ内に、前記ピストンの摺動方向を規制
する手段を設ける様に構成したので、ロボットの座標軸
上の位置計算に支障を来すことがなく、またロボットの
姿勢を崩すことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る脚式歩行ロボットを全体的に示
す概略図である。
【図2】図1に示す脚式歩行ロボットの腰部の関節構造
の詳細を示す説明断面図である。
【図3】図2のIII −III 線断面図である。
【図4】図1に示す脚式歩行ロボットの第1の衝撃吸収
機構を詳細に示す図2の要部拡大断面図である。
【図5】図1に示す脚式歩行ロボットの膝の関節構造を
詳細に示す説明断面図である。
【図6】図5のVI−VI線断面図であって図1に示す脚式
歩行ロボットの第2の衝撃吸収機構を詳細に示す断面図
である。
【図7】図1に示す脚式歩行ロボットの足部の構造を詳
細に示す説明断面図である。
【図8】図7に示す足部に設けられた第3の衝撃吸収機
構を詳細に示す要部拡大断面図である。
【図9】この発明の第2の実施例を示す図5に類似する
膝の関節構造の要部断面図である。
【図10】この発明の第3の実施例を示す図9と同様の
膝の関節構造の要部断面図である。
【図11】この発明の第4の実施例を示す図9の膝の関
節構造の要部断面図に類似する説明図である。
【図12】この発明の第4の実施例に用いられる弾性体
の特性を表す説明図である。
【図13】この発明の第5の実施例を示す図9と同様の
膝の関節構造の要部断面図である。
【図14】この発明の第6の実施例を示す、第4の衝撃
吸収機構を詳細に示す断面図である。
【図15】衝撃吸収機構を持たない場合に作用する衝撃
(上下方向床反力)のテスト結果を示すデータである。
【図16】この発明に係る第1の衝撃吸収機構の衝撃
(上下方向床反力)吸収テスト結果を示すデータであ
る。
【図17】この発明に係る第3の衝撃吸収機構の衝撃
(上下方向床反力)吸収テスト結果を示すデータであ
る。
【符号の説明】
1 脚式歩行ロボット(2足歩行ロボ
ット) 10R,10L 脚部回旋用の関節(軸) 12R,12L 股部のピッチ方向の関節(軸) 14R,14L 股部のロール方向の関節(軸) 16R,16L 膝部のピッチ方向の関節(軸) 18R,18L 足首部のピッチ方向の関節(軸) 20R,20L 足首部のロール方向の関節(軸) 22R,22L 足部 24 胴体部 200,300,400 第1ないし第3の衝撃吸収機
構 210,306 弾性体 402 シリンダ 404 ピストン 404a ピストンロッド 404b 接地体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ▲高▼橋 秀明 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 高橋 忠伸 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基体と、それに連結される複数本の可動
    脚部を備えた脚式歩行ロボットにおいて、前記基体と可
    動脚部とを弾性体からなる衝撃吸収機構を介して連結し
    て相対変位自在とし、前記基体または可動脚部に作用す
    る外力による衝撃を吸収する様に構成したことを特徴と
    する脚式歩行ロボット。
  2. 【請求項2】 前記相対変位が、鉛直軸線方向の相対変
    位であることを特徴とする請求項1項記載の脚式歩行ロ
    ボット。
  3. 【請求項3】 少なくとも2個のリンクを連結する少な
    くとも1個の関節からなる可動脚部を複数本備え、動力
    手段で該関節を駆動して2個のリンクを相対移動させつ
    つ歩行自在とした脚式歩行ロボットにおいて、前記2個
    のリンクを弾性体からなる衝撃吸収機構を介して連結し
    て相対変位自在とし、前記2個のリンクの一方に作用す
    る外力による衝撃を吸収する様に構成したことを特徴と
    する脚式歩行ロボット。
  4. 【請求項4】 前記2個のリンクの相対変位が、前記関
    節の軸線を中心とする相対変位であることを特徴とする
    請求項3項記載の脚式歩行ロボット。
  5. 【請求項5】 複数本の可動脚部を備えた脚式歩行ロボ
    ットにおいて、前記可動脚部の先端に、該脚部に固定さ
    れたシリンダとその内部に摺動自在に収容されたピスト
    ンとからなる衝撃吸収機構を設け、着地時にピストンの
    ロッドの自由端を接地せしめてピストンを作動流体に抗
    してシリンダ内で摺動させ、着地時に前記ロボットに作
    用する外力による衝撃を吸収する様に構成したことを特
    徴とする脚式歩行ロボット。
  6. 【請求項6】 前記シリンダ内に、前記ピストンの摺動
    方向を規制する規制手段を設けたことを特徴とする請求
    項5項記載の脚式歩行ロボット。
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