JPH0530171Y2 - - Google Patents
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- JPH0530171Y2 JPH0530171Y2 JP8990388U JP8990388U JPH0530171Y2 JP H0530171 Y2 JPH0530171 Y2 JP H0530171Y2 JP 8990388 U JP8990388 U JP 8990388U JP 8990388 U JP8990388 U JP 8990388U JP H0530171 Y2 JPH0530171 Y2 JP H0530171Y2
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- Control Of Fluid Pressure (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
<産業上の利用分野>
本考案は、主弁部とパイロツット部と駆動部か
らなり、前記パイロツト部から制御される供給圧
力を駆動部で受圧し、主弁部の主弁子の開閉を行
ない二次側圧力をほぼ一定に保持するパイロツト
作動形減圧弁であつて、その設定圧を遠隔操作可
能な遠隔操作型減圧弁に関する。
らなり、前記パイロツト部から制御される供給圧
力を駆動部で受圧し、主弁部の主弁子の開閉を行
ない二次側圧力をほぼ一定に保持するパイロツト
作動形減圧弁であつて、その設定圧を遠隔操作可
能な遠隔操作型減圧弁に関する。
<従来技術>
一般に使用される機器に於いて、パイロツト作
動形減圧弁は機器の上部や背面に設置され、機器
を操作する人にとつては設定変更のために減圧弁
の所まで行つてその操作ハンドルを回動しなけれ
ばならず、面倒であつた。
動形減圧弁は機器の上部や背面に設置され、機器
を操作する人にとつては設定変更のために減圧弁
の所まで行つてその操作ハンドルを回動しなけれ
ばならず、面倒であつた。
特にゴム加硫関係のプレス機器では、生産する
品物によつて加硫温度を変更するケースが多く、
局部的にでも遠隔操作できれば操作が簡単になり
生産性が向上する。
品物によつて加硫温度を変更するケースが多く、
局部的にでも遠隔操作できれば操作が簡単になり
生産性が向上する。
そこで、前記操作ハンドルを電動モーター等を
用いて遠隔操作しようとすれば、高価となりかつ
電気配線が必要となる。
用いて遠隔操作しようとすれば、高価となりかつ
電気配線が必要となる。
<目的>
本考案は、電気を使用せず工場で自由に使用可
能なエアー等の制御流体を利用し、減圧弁本来の
機能を生かすと共に遠隔制御を可能とする減圧弁
の提供を目的とする。
能なエアー等の制御流体を利用し、減圧弁本来の
機能を生かすと共に遠隔制御を可能とする減圧弁
の提供を目的とする。
ここでいう遠隔制御の構成は、減圧弁そのもの
の機能を生かすため、初期に減圧弁の操作ハンド
ルで設定した値より圧力の高い方向だけが制御で
きるものである。
の機能を生かすため、初期に減圧弁の操作ハンド
ルで設定した値より圧力の高い方向だけが制御で
きるものである。
換言すれば、供給排出装置に三気圧の設定を行
ない制御流体の供給圧力を制御流体室に与え圧力
を上昇させる。制御流体の供給を停止すると制御
流体室は三気圧となり、操作ハンドルの操作なし
に使用できるようにしてある。勿論、切換弁を排
出位置に切換え、レリーフ弁等により制御流体を
制御流体室から排出すれば、操作ハンドル操作で
減圧弁の設定を行える。
ない制御流体の供給圧力を制御流体室に与え圧力
を上昇させる。制御流体の供給を停止すると制御
流体室は三気圧となり、操作ハンドルの操作なし
に使用できるようにしてある。勿論、切換弁を排
出位置に切換え、レリーフ弁等により制御流体を
制御流体室から排出すれば、操作ハンドル操作で
減圧弁の設定を行える。
<問題点を解決するための手段>
本考案による問題点解決手段は、第1図〜第3
図の如く、主弁部Aとパイロツト部Bと駆動部C
からなり、前記パイロツト部Bから制御される供
給圧力を駆動部Cで受圧し、主弁部Aの主弁子6
の開閉を行ない二次側圧力をほぼ一定に保持する
パイロツト作動形減圧弁において、前記パイロツ
ト部Bには、パイロツト弁棒17と対向するベロ
ーズ19と、該ベローズ19の外側空間からなる
ベローズ室20と出口3とを接続する二次圧検出
孔21と、前記ベローズ19に内装されたベロー
ズスプリング22とが有せしめられ、前記ベロー
ズ19の受圧面板19aに前記ベローズスプリン
グ22と同方向の制御力を作用させる制御流体室
Rが、ベローズ19に関して前記ベローズ室20
と逆側に形成されたものである。
図の如く、主弁部Aとパイロツト部Bと駆動部C
からなり、前記パイロツト部Bから制御される供
給圧力を駆動部Cで受圧し、主弁部Aの主弁子6
の開閉を行ない二次側圧力をほぼ一定に保持する
パイロツト作動形減圧弁において、前記パイロツ
ト部Bには、パイロツト弁棒17と対向するベロ
ーズ19と、該ベローズ19の外側空間からなる
ベローズ室20と出口3とを接続する二次圧検出
孔21と、前記ベローズ19に内装されたベロー
ズスプリング22とが有せしめられ、前記ベロー
ズ19の受圧面板19aに前記ベローズスプリン
グ22と同方向の制御力を作用させる制御流体室
Rが、ベローズ19に関して前記ベローズ室20
と逆側に形成されたものである。
<作用>
上記問題点解決手段におして、遠隔操作型減圧
弁の設定圧変更のため第1図の閉弁状態ないし第
2図の開弁状態において、制御流体を遠隔操作型
減圧弁に供給すると、制御流体は供給口31から
ナツト24の外周面外側の空隙を通つて制御流体
室R内へ入り、ベローズ19の受圧面板19aを
押す。この状態では、第1図の閉弁状態ないし不
完全開弁状態では、受圧面板19aには、ベロー
ズスプリング22の作用力に制御流体の加圧力が
付加されたものが作用し、ベローズ19は伸長す
るので、遠隔操作型減圧弁の二次側である出口3
の設定圧は高い方へ変更される。
弁の設定圧変更のため第1図の閉弁状態ないし第
2図の開弁状態において、制御流体を遠隔操作型
減圧弁に供給すると、制御流体は供給口31から
ナツト24の外周面外側の空隙を通つて制御流体
室R内へ入り、ベローズ19の受圧面板19aを
押す。この状態では、第1図の閉弁状態ないし不
完全開弁状態では、受圧面板19aには、ベロー
ズスプリング22の作用力に制御流体の加圧力が
付加されたものが作用し、ベローズ19は伸長す
るので、遠隔操作型減圧弁の二次側である出口3
の設定圧は高い方へ変更される。
また第2図の完全開弁状態では、受圧面板19
aに制御流体の加圧力が付加されても、ベローズ
19は伸長することはないが、二次側圧力による
ベローズ19を押す力は増加した状態で、制御流
体の加圧力とベローズスプリング22の作用力の
合力とバランスするように変更される。
aに制御流体の加圧力が付加されても、ベローズ
19は伸長することはないが、二次側圧力による
ベローズ19を押す力は増加した状態で、制御流
体の加圧力とベローズスプリング22の作用力の
合力とバランスするように変更される。
<実施例>
以下、本考案の実施例を図面により説明する。
まず、第1,2,3図により第一実施例を説明す
ると、第1図は遠隔操作型減圧弁の主弁の閉弁状
態断面図、第2図は主弁の開弁状態断面図、第3
図は本考案遠隔操作型減圧弁を用いた蒸気消費シ
ステムの配管図である。
まず、第1,2,3図により第一実施例を説明す
ると、第1図は遠隔操作型減圧弁の主弁の閉弁状
態断面図、第2図は主弁の開弁状態断面図、第3
図は本考案遠隔操作型減圧弁を用いた蒸気消費シ
ステムの配管図である。
そして、図の如く、本考案遠隔操作型減圧弁に
おいて、主弁部Aは、ケーシング1に形成された
入口2と出口3の中間に位置する主弁孔4付主弁
座5と、該主弁孔4を開閉する主弁子6と、該主
弁子6を閉側に付勢する主スプリング7とから構
成されている。
おいて、主弁部Aは、ケーシング1に形成された
入口2と出口3の中間に位置する主弁孔4付主弁
座5と、該主弁孔4を開閉する主弁子6と、該主
弁子6を閉側に付勢する主スプリング7とから構
成されている。
そして駆動部Cは、主弁子6を開側に移動する
主弁棒8と、これに一体成形されピストン室9に
内装されたピストン10とから構成されている。
主弁棒8と、これに一体成形されピストン室9に
内装されたピストン10とから構成されている。
また前記パイロツト部Bは、入口2と接続され
た一次圧導入孔11と、これに連なるパイロツト
室12と、パイロツトケース13に形成されたパ
イロツット弁孔14と、該弁孔14と開閉するパ
イロツト弁子15と、該弁子15を閉方向へ付勢
するパイロツトスプリング16と、前記弁子15
と別体成形されたパイロツト弁棒17と、前記弁
孔14とピストン室9を接続する導出孔18と、
前記パイロツト弁棒17と対向する金属製ベロー
ズ19と、該ベローズ19の外側空間からなるベ
ローズ室20と出口3とを接続する二次圧検出孔
21と、前記ベローズ19に内装されたベローズ
スプリング22と、ベローズスプリング圧調整ね
じ棒23と、ケース13の内側で回転不能で直線
移動可能に内装されかつねじ棒23に螺嵌された
ナツト24と、前記ねじ棒23と一体的に固定さ
れた操作ハンドル25とから構成されている。
た一次圧導入孔11と、これに連なるパイロツト
室12と、パイロツトケース13に形成されたパ
イロツット弁孔14と、該弁孔14と開閉するパ
イロツト弁子15と、該弁子15を閉方向へ付勢
するパイロツトスプリング16と、前記弁子15
と別体成形されたパイロツト弁棒17と、前記弁
孔14とピストン室9を接続する導出孔18と、
前記パイロツト弁棒17と対向する金属製ベロー
ズ19と、該ベローズ19の外側空間からなるベ
ローズ室20と出口3とを接続する二次圧検出孔
21と、前記ベローズ19に内装されたベローズ
スプリング22と、ベローズスプリング圧調整ね
じ棒23と、ケース13の内側で回転不能で直線
移動可能に内装されかつねじ棒23に螺嵌された
ナツト24と、前記ねじ棒23と一体的に固定さ
れた操作ハンドル25とから構成されている。
上記において、第1図の如く、ベローズスプリ
ング22がフリーの状態では主弁子6とパイロツ
ト弁子15は共にスプリング7,16の力で閉止
している。パイロツト作動形減圧弁に蒸気を通気
すると一部は導入孔11とスクリーン26を通つ
てパイロツト室12に達する。第1図の状態で、
ハンドル25を反時計方向に回すと、スプリング
座兼用のナツト24が第2図仮想線の如く左方向
へ移動し、スプリング22がたわみ、第2図実線
の如くベローズ19が伸長しパイロツト弁棒17
が左へ押されパイロツト弁子15が開く。パイロ
ツト室12の蒸気は導入孔11からピストン10
上部に入り、ピストン10はその圧力により下方
に押し下げられ、ピストン10より一次側圧力の
受圧面積が小さい主弁子6を押し開き、二次側に
蒸気を流す。
ング22がフリーの状態では主弁子6とパイロツ
ト弁子15は共にスプリング7,16の力で閉止
している。パイロツト作動形減圧弁に蒸気を通気
すると一部は導入孔11とスクリーン26を通つ
てパイロツト室12に達する。第1図の状態で、
ハンドル25を反時計方向に回すと、スプリング
座兼用のナツト24が第2図仮想線の如く左方向
へ移動し、スプリング22がたわみ、第2図実線
の如くベローズ19が伸長しパイロツト弁棒17
が左へ押されパイロツト弁子15が開く。パイロ
ツト室12の蒸気は導入孔11からピストン10
上部に入り、ピストン10はその圧力により下方
に押し下げられ、ピストン10より一次側圧力の
受圧面積が小さい主弁子6を押し開き、二次側に
蒸気を流す。
二次側に流れた蒸気の一部は圧力検出孔21を
通つてベローズ室20に達し、ベローズ19を押
し縮める。この二次側の圧力によるベローズ19
の押す力とベローズスプリング22の力(ハンド
ル25により調整される)がバランスするように
パイロツト弁子15の開度が調節され、ピストン
10にかかる圧力が調整され、主弁子6の開度も
二次側蒸気圧力の増減に応じて調整される。
通つてベローズ室20に達し、ベローズ19を押
し縮める。この二次側の圧力によるベローズ19
の押す力とベローズスプリング22の力(ハンド
ル25により調整される)がバランスするように
パイロツト弁子15の開度が調節され、ピストン
10にかかる圧力が調整され、主弁子6の開度も
二次側蒸気圧力の増減に応じて調整される。
このように二次側の圧力を一定に制御し蒸気を
供給する。
供給する。
また、前記パイロツト部Bのパイロツト弁棒1
7の円柱形摺動部は、パイロツトケース13に固
定されたスリーブ27に微少間隙をもつて内嵌さ
れている。
7の円柱形摺動部は、パイロツトケース13に固
定されたスリーブ27に微少間隙をもつて内嵌さ
れている。
またベローズスプリング圧調整ねじ棒23は、
ベローズ19の受圧面板19aに当接するように
設けられたスプリングステー28と、該ステー2
8の中央孔28aに摺動自在に嵌入された小径部
29とねじ付大径部30とからなり、二次側圧力
の異常な昇圧やウオータハンマ等でベローズ19
の受圧面板19aに過大な荷重が加わつた時に、
スプリングステー28と大径部30とが接触し、
ベローズ19の縮みを規制して応力緩和と変形防
止を行う。
ベローズ19の受圧面板19aに当接するように
設けられたスプリングステー28と、該ステー2
8の中央孔28aに摺動自在に嵌入された小径部
29とねじ付大径部30とからなり、二次側圧力
の異常な昇圧やウオータハンマ等でベローズ19
の受圧面板19aに過大な荷重が加わつた時に、
スプリングステー28と大径部30とが接触し、
ベローズ19の縮みを規制して応力緩和と変形防
止を行う。
さらに、本考案では、ベローズ19の受圧面板
19aに前記ベローズスプリング22と同方向の
制御力を作用させる制御流体室Rが、ベローズ1
9に関して前記ベローズ室20と逆側に形成さ
れ、本考案減圧弁Vの制御流体室Rの供給口31
には、第3図のとおり遠隔制御流体の供給排出装
置32が接続され、前記供給排出装置32は、工
場の制御流体配管(圧力空気配管)と、これに付
設されたレリーフ弁付制御流体用減圧弁33と安
全弁34とからなり、その出口配管35は、制御
流体室Rの供給口31に接続されている。
19aに前記ベローズスプリング22と同方向の
制御力を作用させる制御流体室Rが、ベローズ1
9に関して前記ベローズ室20と逆側に形成さ
れ、本考案減圧弁Vの制御流体室Rの供給口31
には、第3図のとおり遠隔制御流体の供給排出装
置32が接続され、前記供給排出装置32は、工
場の制御流体配管(圧力空気配管)と、これに付
設されたレリーフ弁付制御流体用減圧弁33と安
全弁34とからなり、その出口配管35は、制御
流体室Rの供給口31に接続されている。
そして、前記制御流体用減圧弁33の出口側圧
力は手動により例えば三気圧に設定され、またそ
の減圧弁33の良否にかかわらず、配管の安全の
ために前記安全弁34が使用されている。
力は手動により例えば三気圧に設定され、またそ
の減圧弁33の良否にかかわらず、配管の安全の
ために前記安全弁34が使用されている。
なお、前記制御流体配管36の出口側には、制
御流体を供給、停止、排出できる切換弁38が設
けられる。37は遠隔操作型減圧弁の出口側に接
続された蒸気消費機器である。
御流体を供給、停止、排出できる切換弁38が設
けられる。37は遠隔操作型減圧弁の出口側に接
続された蒸気消費機器である。
ここでいう遠隔制御の構成は減圧弁そのものの
機能を生かすため、初期に減圧弁の操作ハンドル
で設定した値より圧力の高い方向だけが制御でき
るものである。換言すれば供給排出装置32に三
気圧の設定を行ない制御流体の供給圧力を制御流
体室Rに与え圧力を上昇させる。制御流体の供給
を停止すると制御流体室Rは三気圧となり、操作
ハンドルの操作なしに使用できるようにしてあ
る。勿論、切換弁38を排出位置に切換で、制御
流体を制御流体室Rかか排出すれば、操作ハンド
ル操作で減圧弁の設定を行える。
機能を生かすため、初期に減圧弁の操作ハンドル
で設定した値より圧力の高い方向だけが制御でき
るものである。換言すれば供給排出装置32に三
気圧の設定を行ない制御流体の供給圧力を制御流
体室Rに与え圧力を上昇させる。制御流体の供給
を停止すると制御流体室Rは三気圧となり、操作
ハンドルの操作なしに使用できるようにしてあ
る。勿論、切換弁38を排出位置に切換で、制御
流体を制御流体室Rかか排出すれば、操作ハンド
ル操作で減圧弁の設定を行える。
すなわち、遠隔操作型減圧弁の設定圧変更のた
め第1図の閉弁状態ないし第2図の開弁状態にお
いて、制御流体の供給排出装置32により制御流
体を遠隔操作型減圧弁に供給すると、制御流体は
供給口31からナツト24の外周面外側の空隙を
通つて制御流体室R内へ入り、ベローズ19の受
圧面板19aを押す。このとき供給排出装置32
の制御流体供給を停止する。
め第1図の閉弁状態ないし第2図の開弁状態にお
いて、制御流体の供給排出装置32により制御流
体を遠隔操作型減圧弁に供給すると、制御流体は
供給口31からナツト24の外周面外側の空隙を
通つて制御流体室R内へ入り、ベローズ19の受
圧面板19aを押す。このとき供給排出装置32
の制御流体供給を停止する。
この状態では、第1図の閉弁状態ないし不完全
開弁状態では、受圧面板19aには、ベローズス
プリング22の作用力に制御流体の加圧力が付加
されたものが作用し、ベローズ19は伸長するの
で、遠隔操作型減圧弁の二次側である出口3の設
定圧は高い方へ変更される。
開弁状態では、受圧面板19aには、ベローズス
プリング22の作用力に制御流体の加圧力が付加
されたものが作用し、ベローズ19は伸長するの
で、遠隔操作型減圧弁の二次側である出口3の設
定圧は高い方へ変更される。
また第2図の完全開弁状態では、受圧面板19
aに制御流体の加圧力が付加されても、ベローズ
19は伸長することはないが、二次側圧力による
ベローズ19を押す力は増加した状態で、制御流
体の加圧力とベローズスプリング22の作用力の
合力とバランスするように変更される。
aに制御流体の加圧力が付加されても、ベローズ
19は伸長することはないが、二次側圧力による
ベローズ19を押す力は増加した状態で、制御流
体の加圧力とベローズスプリング22の作用力の
合力とバランスするように変更される。
また、前記の切換弁38を設けなくても、減圧
弁33の設定圧を下げる方向に再設定すれば、そ
の内部に組み込まれたレリーフ弁が自動的に働き
制御流体室Rの制御流体を排出する。
弁33の設定圧を下げる方向に再設定すれば、そ
の内部に組み込まれたレリーフ弁が自動的に働き
制御流体室Rの制御流体を排出する。
次に、第4図により、本考案の第二実施例を説
明すると、これは、第一実施例との比較におい
て、制御流体室Rがベローズ19に関して逆側、
すなわちベローズ19の外側空間とされた点、ま
たパイロツト部Bが縦方向に配置された点、およ
びベローズ19の受圧面板19aとベローズ19
のスプリングステー28が嵌合された点が異なる
が、その他の点はほぼ第一実施例と同様である。
したがつて、詳しい説明は省略する。なお、図中
同機能を有する部品は、第一実施例と同符号を付
してある。
明すると、これは、第一実施例との比較におい
て、制御流体室Rがベローズ19に関して逆側、
すなわちベローズ19の外側空間とされた点、ま
たパイロツト部Bが縦方向に配置された点、およ
びベローズ19の受圧面板19aとベローズ19
のスプリングステー28が嵌合された点が異なる
が、その他の点はほぼ第一実施例と同様である。
したがつて、詳しい説明は省略する。なお、図中
同機能を有する部品は、第一実施例と同符号を付
してある。
なお、本考案は、上記実施例に限定されるもの
ではなく、本考案の範囲内で上記実施例に多くの
修正おび変更を加え得ることは勿論である。
ではなく、本考案の範囲内で上記実施例に多くの
修正おび変更を加え得ることは勿論である。
<考案の効果>
以上の説明から明らかな通り、本考案は、パイ
ロツト部に、パイロツト弁棒と対向するベローズ
と、該ベローズの外側空間または内側空間からな
るベローズ室と出口とを接続する二次圧検出孔
と、前記ベローズに内装されたベローズスプリン
グとが有せしめられ、前記ベローズの受圧面板に
前記ベローズスプリングと同方向の制御力を作用
させる制御流体室が、ベローズに関して前記ベロ
ーズ室と逆側に形成されたものである。
ロツト部に、パイロツト弁棒と対向するベローズ
と、該ベローズの外側空間または内側空間からな
るベローズ室と出口とを接続する二次圧検出孔
と、前記ベローズに内装されたベローズスプリン
グとが有せしめられ、前記ベローズの受圧面板に
前記ベローズスプリングと同方向の制御力を作用
させる制御流体室が、ベローズに関して前記ベロ
ーズ室と逆側に形成されたものである。
したがつて、本考案によると、制御流体を遠隔
操作型減圧弁に供給すると、制御流体は制御流体
室内へ入り、ベローズの受圧面板を押し、受圧面
板には、ベローズスプリングの作用力に制御流体
の加圧力が付加されたものが作用し、ベローズは
伸長するので、遠隔操作型減圧弁の二次側である
出口の設定圧は高い方向へ変更されるといつた優
れた効果がある。
操作型減圧弁に供給すると、制御流体は制御流体
室内へ入り、ベローズの受圧面板を押し、受圧面
板には、ベローズスプリングの作用力に制御流体
の加圧力が付加されたものが作用し、ベローズは
伸長するので、遠隔操作型減圧弁の二次側である
出口の設定圧は高い方向へ変更されるといつた優
れた効果がある。
さらに、使用機器によつては防爆効果を要求さ
れることがあり、従来のように電動モーターなど
電動機器による制御機器が使用できない場合で
も、本考案装置は問題なく使用できる。また、蒸
気用減圧弁の取付位置を、無理をして使用者の強
い勝手のよい位置へもつてきた場合は、無駄な配
管を装置のまわりに引き回すことになり、熱放散
による蒸気の乾き度の低下により、装置の生産性
に悪影響ができる。しかし、本考案装置では状態
変化の起きない空気などの制御流体をもちいるの
で、熱放散による影響は最小限にくい止める効果
もある。
れることがあり、従来のように電動モーターなど
電動機器による制御機器が使用できない場合で
も、本考案装置は問題なく使用できる。また、蒸
気用減圧弁の取付位置を、無理をして使用者の強
い勝手のよい位置へもつてきた場合は、無駄な配
管を装置のまわりに引き回すことになり、熱放散
による蒸気の乾き度の低下により、装置の生産性
に悪影響ができる。しかし、本考案装置では状態
変化の起きない空気などの制御流体をもちいるの
で、熱放散による影響は最小限にくい止める効果
もある。
第1図は本考案遠隔操作型減圧弁の第一実施例
における主弁の閉弁状態断面図、第2図は同じく
主弁の開弁状態断面図、第3図は同じく本考案遠
隔操作型減圧弁を用いた蒸気消費システムの配管
図、第4図は本考案の第二実施例における主弁の
閉弁状態断面図である。 3……出口、6……主弁子、13……ケース、
17……パイロツト弁棒、19……ベローズ、1
9a……受圧面板、20……ベローズ室、21…
…二次圧検出孔、22……ベローズスプリング、
23……ねじ棒、24……ナツト、25……操作
ハンドル、31……供給口、32……供給排出装
置、A……主弁部、B……パイロツト部、C……
駆動部、R……制御流体室。
における主弁の閉弁状態断面図、第2図は同じく
主弁の開弁状態断面図、第3図は同じく本考案遠
隔操作型減圧弁を用いた蒸気消費システムの配管
図、第4図は本考案の第二実施例における主弁の
閉弁状態断面図である。 3……出口、6……主弁子、13……ケース、
17……パイロツト弁棒、19……ベローズ、1
9a……受圧面板、20……ベローズ室、21…
…二次圧検出孔、22……ベローズスプリング、
23……ねじ棒、24……ナツト、25……操作
ハンドル、31……供給口、32……供給排出装
置、A……主弁部、B……パイロツト部、C……
駆動部、R……制御流体室。
Claims (1)
- 主弁部とパイロツト部と駆動部からなり、前記
パイロツト部から制御される供給圧力を駆動部で
受圧し、主弁部の主弁子の開閉を行ない二次側圧
力をほぼ一定に保持するパイロツト作動形減圧弁
において、前記パイロツト部には、パイロツト弁
棒と対向するベローズと、該ベローズの外側空間
または内側空間からなるベローズ室と出口とを接
続する二次圧検出孔と、前記ベローズに内装され
たベローズスプリングとが有せしめられ、前記ベ
ローズの受圧面板に前記ベローズスプリングと同
方向の制御力を作用させる制御流体室が、ベロー
ズに関して前記ベローズ室と逆側に形成されたこ
とを特徴とする遠隔操作型減圧弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8990388U JPH0530171Y2 (ja) | 1988-07-05 | 1988-07-05 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8990388U JPH0530171Y2 (ja) | 1988-07-05 | 1988-07-05 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0214108U JPH0214108U (ja) | 1990-01-29 |
JPH0530171Y2 true JPH0530171Y2 (ja) | 1993-08-02 |
Family
ID=31314441
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8990388U Expired - Lifetime JPH0530171Y2 (ja) | 1988-07-05 | 1988-07-05 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0530171Y2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS503662U (ja) * | 1973-05-18 | 1975-01-16 | ||
JPS51140359U (ja) * | 1975-05-02 | 1976-11-12 | ||
JP7333959B2 (ja) * | 2020-12-07 | 2023-08-28 | 株式会社ミヤワキ | スクリーンの自動清掃機構とこれを備えた減圧弁 |
JP7292738B2 (ja) * | 2020-12-11 | 2023-06-19 | 株式会社ミヤワキ | 弁装置とこれを用いた減圧弁 |
-
1988
- 1988-07-05 JP JP8990388U patent/JPH0530171Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0214108U (ja) | 1990-01-29 |
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