JPH05300760A - 圧電アクチュエ−タ及び圧電アクチュエ−タの変位検出方法 - Google Patents

圧電アクチュエ−タ及び圧電アクチュエ−タの変位検出方法

Info

Publication number
JPH05300760A
JPH05300760A JP4119847A JP11984792A JPH05300760A JP H05300760 A JPH05300760 A JP H05300760A JP 4119847 A JP4119847 A JP 4119847A JP 11984792 A JP11984792 A JP 11984792A JP H05300760 A JPH05300760 A JP H05300760A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
displacement
piezoelectric element
actuator
rod
casing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4119847A
Other languages
English (en)
Inventor
Takayoshi Hatayama
貴善 畑山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Heavy Industries Ltd filed Critical Sumitomo Heavy Industries Ltd
Priority to JP4119847A priority Critical patent/JPH05300760A/ja
Publication of JPH05300760A publication Critical patent/JPH05300760A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)
  • Control Of Position Or Direction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 圧電素子を用いる伸展型アクチュエ−タ全体
の変位を正確に測定する機構及び方法を提供することを
目的とする。 【構成】 ケ−シングと該ケ−シング内を摺動するロッ
ドを有し、該ケ−シングと該ロッド間に圧電素子を有
し、変位検出機構として非接触変位計及び変位計タ−ゲ
ットを備えた圧電素子を用いた伸展型アクチュエ−タに
おいて、一つは前記ロッドの圧電素子支持部と反対側端
部にフランジを設け、前記変位計タ−ゲットを該フラン
ジに取り付けた延長シリンダ−の先端に取り付け、該延
長シリンダ−は該フランジと固定フランジ間に力が作用
しても縮みや伸びの影響を受けないようにした。他方は
圧電素子外の構成部品のひずみを測定するひずみゲ−ジ
を前記ロッド上に備え、圧電素子の変位から圧電素子以
外の構成部品の変位を差し引くことによってアクチュエ
−タ全体変位を求めるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、圧電素子を用いる伸展
型アクチュエ−タに関し、特にアクチュエ−タ全体の変
位(伸び又は縮み)を正確に測定できる機構を備えたア
クチュエ−タ及び伸び(又は縮み)を測定する方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば図9の如き宇宙構造物aは地上で
は折りたたんだ状態でロケットに載せられ、宇宙空間に
到着した後、展開されて正規の構造物の形になる。宇宙
空間では空気がないため、展開時の衝撃で発生した振動
が持続され減衰しにくいという状況が考えられる。そこ
でアクチュエ−タを構造物内に組み込んでおき、それに
より振動を打ち消すよう力を発生させて積極的に振動制
御を行う方法が考えられている。図9に示したのは構造
物aがトラス状をしている場合で、3つのアクチュエ−
タb1,b2,b3が下部に設けられている。もちろんア
クチュエ−タは1本用いる場合も3本以上用いる場合も
ある。
【0003】さて、図1に示すように従来の圧電素子を
用いたアクチュエ−タは、アクチュエ−タ内部に非接触
変位計9と変位計タ−ゲット8を用いてアクチュエ−タ
全体の変位を測定しようとしている。図4はアクチュエ
−タの変形を等価的なバネモデルで示している。13を
アクチュエ−タが接続された物体の拘束を表わす等価的
なばねとすると、アクチュエ−タ全体の変位は△bで示
される。図4の(a)と(b)にそれぞれアクチュエ−タを
停止した状態及び圧電素子に電圧を加えアクチュエ−タ
を駆動した状態を示すが、図1に示す従来のアクチュエ
−タの変位測定機構では、図4に示す△a即ち圧電素子
の変位が測定できるにすぎない。もしKa<<Kbの条
件が満されれば、△b=△aとみなすことができるが、
一般的にはKa≧Kbとなるため、12で示されるロッ
ド等の部分が縮み(又は伸び)て△b<△aとなり、アク
チュエ−タの全体としての伸び(又は縮み)量を正しく
測定することができないという欠点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来技術の問題点に鑑
み、本発明は圧電素子を用いる伸展型アクチュエ−タ全
体の変位を正確に測定できる機構を備えたアクチュエ−
タの伸び又は縮みを正確に測定する機構及び方法を提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】ケ−シングと該ケ−シン
グ内を摺動するロッドを有し、さらに該ケ−シングと該
ロッド間に圧電素子を有し、変位検出機構として非接触
変位計及び変位計タ−ゲットを備えた圧電素子を用いた
伸展型アクチュエ−タにおいて、前記ロッドの圧電素子
支持部と反対側端部にフランジを設け、前記変位計タ−
ゲットを該フランジに取り付けた延長シリンダ−の先端
に取付け、該延長シリンダ−は該フランジと固定フラン
ジ間に力が作用しても縮みや伸びの影響を受けないよう
にした。又、ケ−シングと該ケ−シング内を摺動するロ
ッドを有し、さらに該ケ−シングと該ロッド間に圧電素
子を有し、変位検出機構として非接触変位計及び変位計
タ−ゲットを備えた圧電素子を用いた伸展型アクチュエ
−タにおいて、圧電素子の変位を測定する非接触変位計
と圧電素子以外の構成部品のひずみを測定するひずみゲ
−ジを前記ロッド上に備え、圧電素子の変位から圧電素
子以外の構成部品の縮み(又は伸び)による変位を差し
引くことによってアクチュエ−タ全体変位を求めるよう
にした。
【0006】
【実施例】本発明によるアクチュエ−タの構造を図5及
び図6に示す。変位検出機構としては従来と同じ非接触
変位計9と変位計タ−ゲット8を用いている。変位計タ
−ゲット8は、アクチュエ−タ端部の可動側取付フラン
ジ14に取付けられた延長シリンダ−6′の先端に設置
される。また非接触変位計9は固定側フランジ15に直
接取付けられている。
【0007】このように、変位計タ−ゲット8の設置さ
れる延長シリンダ−6′が可動側フランジ14に取付け
られているので、固定側フランジ15と可動側取付フラ
ンジ14間に力が作用した場合においても、可動側ロッ
ド1に生じる縮み(又は伸び)の影響を直接受けない構造
となっている。このため可動側取付フランジ14の動き
(変位)をそのまま変位計タ−ゲット8に伝えることがで
きる。その動きは、固定側フランジ15に直接取付けら
れた非接触変位計9で検出されるので、この出力がその
ままアクチュエ−タ全体の変位を正確に表わすことがで
きる。
【0008】次に圧電アクチュエ−タの変位検出方法の
実施例を図7と図8に基いて説明する。図7はアクチュ
エ−タの内部断面を示す。図1と比べ明らかなように、
可動側ロッド1には補償機構のセンサ−となるひずみゲ
−ジ18を取付けている。このひずみゲ−ジ18の出力
と従来より取付けられている非接触変位計9の出力を用
いて、図8に示すロジックによってアクチュエ−タ全体
の伸び(又は縮み)を測定する。
【0009】この構成であるから、先ず図4において圧
電素子11に通電しない状態(図4(a))で固定側ロッ
ド10と可動側ロッド1の間に外力を加え、その時の固
定側ロッド10と可動側ロッド1間の相対変位と非接触
変位計9の出力及びひずみゲ−ジ18の発生ひずみの関
係を求める。この結果より圧電素子4以外のロッド等の
ちぢみ△′bと発生ひずみの関係を予め求めておく。
【0010】次に通電した時のアクチュエ−タ全体の伸
び(又は縮み)の測定について述べる。先ず、非接触変
位計9の出力から従来と同様に圧電素子の伸び(又は縮
み)△aを求める。これと同時にその時のひずみゲ−ジ
18の出力を用いて前掲の関係に従い、圧電素子以外の
ロッド等のちぢみ△′bを求め圧電素子4の伸び(又は
縮み)から差し引けば、アクチュエ−タ全体としての伸
び(又は縮み)△bを求めることができる。
【0011】
【効果】変位検出機構として非接触変位計9及び変位計
タ−ゲット8を備えた圧電素子を用いた伸展型アクチュ
エ−タにおいて、該変位計タ−ゲット8を可動側取付フ
ランジ14に取り付けた延長シリンダ−6′の先端に取
付けたので、延長シリンダ−6′は可動側取付フランジ
14と固定フランジ15間に力が作用しても縮みや伸び
の影響を受けないので正確な測定が可能となった。
【0012】又圧電素子4の変位を測定する非接触変位
計9と圧電素子外の構成部品のひずみを測定するひずみ
ゲ−ジ18を備え、圧電素子4の変位から圧電素子外の
構成部品の縮み(又は伸び)による変位を差し引くこと
によってアクチュエ−タ全体変位を求めるようにしたの
で、この方法により、アクチュエ−タ全体の変位を正確
に測定することが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の圧電アクチュエ−タ。
【図2】図1のII矢視図。
【図3】図1のA−A矢視断面図。
【図4】図1のアクチュエ−タの等価モデル図。
【図5】図5(a)は本発明の圧電アクチュエ−タ。図5
(b)は図5(a)のB−B断面図。
【図6】図5のB−B断面図。
【図7】本発明圧電アクチュエ−タの変位検出方法を実
施するひずみゲ−ジを備えたアクチュエ−タを示す。
【図8】同じく変位検出方法に係るロジック図。
【図9】本発明が実施される宇宙構造物の一例を示す。
【符号の説明】
1 可動側ロッド 2 圧電素子支持部 3 予圧用バネ 4 圧電素子 5 ケ−シング 6 延長ロッド 6′ 延長シリンダ− 7 圧電素子支持部 8 変位計タ−ゲット 9 非接触変位計 10 固定側ロッド 11 圧電素子の等
価バネ 12 ロッド等圧電素子外の等価バネ 13 アクチュエ−タ拘束条件相当のバネ 14 可動側取付フランジ 15 固定側取付フ
ランジ 16 穴 17 カバ− 18 ひずみゲ−ジ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケ−シングと該ケ−シング内を摺動する
    ロッドを有し、さらに該ケ−シングと該ロッド間に圧電
    素子を有し、変位検出機構として非接触変位計及び変位
    計タ−ゲットを備えた圧電素子を用いた伸展型アクチュ
    エ−タにおいて、前記ロッドの圧電素子支持部と反対側
    端部にフランジを設け、前記変位計タ−ゲットを該フラ
    ンジに取り付けた延長シリンダ−の先端に取り付け、該
    延長シリンダ−は該フランジと固定フランジ間に力が作
    用しても縮みや伸びの影響を受けないようにしたことを
    特徴とする圧電アクチュエ−タ。
  2. 【請求項2】 ケ−シングと該ケ−シング内を摺動する
    ロッドを有し、さらに該ケ−シングと該ロッド間に圧電
    素子を有し、変位検出機構として非接触変位計及び変位
    計タ−ゲットを備えた圧電素子を用いた伸展型アクチュ
    エ−タにおいて、圧電素子の変位を測定する非接触変位
    計と圧電素子以外の構成部品のひずみを測定するひずみ
    ゲ−ジを前記ロッド上に備え、圧電素子の変位から圧電
    素子以外の構成部品の縮み(又は伸び)による変位を差
    し引くことによってアクチュエ−タ全体変位を求めるよ
    うにした圧電アクチュエ−タの変位検出方法。
JP4119847A 1992-04-15 1992-04-15 圧電アクチュエ−タ及び圧電アクチュエ−タの変位検出方法 Pending JPH05300760A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4119847A JPH05300760A (ja) 1992-04-15 1992-04-15 圧電アクチュエ−タ及び圧電アクチュエ−タの変位検出方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4119847A JPH05300760A (ja) 1992-04-15 1992-04-15 圧電アクチュエ−タ及び圧電アクチュエ−タの変位検出方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05300760A true JPH05300760A (ja) 1993-11-12

Family

ID=14771742

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4119847A Pending JPH05300760A (ja) 1992-04-15 1992-04-15 圧電アクチュエ−タ及び圧電アクチュエ−タの変位検出方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05300760A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN117411343A (zh) * 2023-12-11 2024-01-16 上海隐冠半导体技术有限公司 压电致动器

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN117411343A (zh) * 2023-12-11 2024-01-16 上海隐冠半导体技术有限公司 压电致动器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Weinberg Working equations for piezoelectric actuators and sensors
US5103667A (en) Self-testable micro-accelerometer and method
US5355712A (en) Method and apparatus for thermally actuated self testing of silicon structures
US20070006652A1 (en) Load measuring sensor and method
JP6815903B2 (ja) 力覚センサ
US20010054311A1 (en) Method and apparatus for determining air flow and pressure data of an aircraft or aerodynamic vehicle
JP6120120B2 (ja) 弾性体を有する高精度ロードセル
US4975643A (en) Measurement and control of magnetostrictive transducer motion using strain sensors
US4479391A (en) Resonator force transducer assembly
JPH05300760A (ja) 圧電アクチュエ−タ及び圧電アクチュエ−タの変位検出方法
US7228746B2 (en) Strain-measuring device
US4742261A (en) Constant length strut
US7434471B2 (en) Pressure measurement transducer with protective device
US20040031911A1 (en) Device with an electromagnetic actuator
Irschik et al. Shaping of distributed piezoelectric sensors for flexural vibrations of smart beams
US7624637B2 (en) Beam accelerometer with limiting apparatus
JP3130647B2 (ja) 微動機構
JPH0750686Y2 (ja) 密閉型ロードセル
GB2338793A (en) Force measurement system for a jet engine
Liu et al. Temperature-Insensitive Resonant Strain Sensor
Canuto et al. Digital control of an interferometric balance for micro-thrust measurement
JPH0560504A (ja) 補償用ひずみゲージの配設構造
US5742011A (en) Load cell having a neutral plane spaced from a top surface thereof by a distance greater than from a bottom surface thereof
Beeby et al. Micromachined accelerometer with microprocessor controlled self‐test procedure
Chang et al. A patch-type smart self-sensing actuator