JPH05296697A - 低毒性小型安全スパークラー - Google Patents
低毒性小型安全スパークラーInfo
- Publication number
- JPH05296697A JPH05296697A JP12560892A JP12560892A JPH05296697A JP H05296697 A JPH05296697 A JP H05296697A JP 12560892 A JP12560892 A JP 12560892A JP 12560892 A JP12560892 A JP 12560892A JP H05296697 A JPH05296697 A JP H05296697A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sparkler
- powder
- cylinder
- paper
- low
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Toys (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 極めて低い毒性の噴出物と極めて安全かつ確
実な電気点火の出来る構造と構成を持ち形状を自由に設
定出来るスパークラー系の花火を得る。 【構成】 火花発生源としてアルミニウム粉末のみを使
用し燃焼成分にポリ酢酸ビニールなどの樹脂を用いて固
形化すること、および電気点火にソリッド抵抗を使用し
て直接火薬に点火する事を特徴とする。
実な電気点火の出来る構造と構成を持ち形状を自由に設
定出来るスパークラー系の花火を得る。 【構成】 火花発生源としてアルミニウム粉末のみを使
用し燃焼成分にポリ酢酸ビニールなどの樹脂を用いて固
形化すること、および電気点火にソリッド抵抗を使用し
て直接火薬に点火する事を特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】普通の家屋屋内などの天井の低い
場所でも安全に使用出来、かつ燃焼成分が低毒性なスパ
ークラー花火。
場所でも安全に使用出来、かつ燃焼成分が低毒性なスパ
ークラー花火。
【0002】
【従来の技術】従来のスパークラーは燃焼成分として人
体に有害なチタン、マグネシウムなどの酸化物等を含む
ため長期的な安全性に問題があった。
体に有害なチタン、マグネシウムなどの酸化物等を含む
ため長期的な安全性に問題があった。
【0003】また火花の噴き上がる高さが2メートル以
上にもなるため天井の低い場所では火災の危険性があっ
た。
上にもなるため天井の低い場所では火災の危険性があっ
た。
【0004】また火花が噴出する時間が25秒以上にも
達するためイベントの進行を妨げるきらいがあった。
達するためイベントの進行を妨げるきらいがあった。
【0005】また点火玉と本体の火薬の間に導火線を用
いているため時どき着火しない事がある。
いているため時どき着火しない事がある。
【0006】また火薬が粉末を押し固めたものなので容
器にいれないと一定の形状を保つ事ができない。
器にいれないと一定の形状を保つ事ができない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来のスパークラーの
欠点を解消するために、燃焼生成物が人体に、より低毒
性で安全で、かつ低い天井の場所でも安全に使え、かつ
火花の噴出する時間を短くすること。さらに確実に点火
するようにする事。かつ静電気等による暴発の起こらな
い安全な電気着火花火を得る事。また火薬の形状を自由
に変化せしむる事が出来るようにする事。
欠点を解消するために、燃焼生成物が人体に、より低毒
性で安全で、かつ低い天井の場所でも安全に使え、かつ
火花の噴出する時間を短くすること。さらに確実に点火
するようにする事。かつ静電気等による暴発の起こらな
い安全な電気着火花火を得る事。また火薬の形状を自由
に変化せしむる事が出来るようにする事。
【0008】
【課題を解決するための手段】火花のもととなる金属粉
末にアルミニウム粉末のみを用い燃焼成分として酢酸ビ
ニールなどの炭素、水素、酸素のみからなる結着性樹脂
を用いることにより燃焼生成物が低毒性になるようにす
ると共に噴出口を広くして燃焼筒内の圧力を下げ火花が
高くあがらないようにする。さらに薬量を少なくして燃
焼時間を短くする。そして着火性能をあげるため点火す
るためのヒーターを直接本体の火薬内に埋め込む。そし
てこのヒーターには白金線などの金属線ヒーターより抵
抗値の高いソリッド抵抗器を用いることにより少ない電
流でも点火出来るようにする。また熱が紙筒に伝わって
燃焼しやすいので難燃性の陶紙を用いて断熱する。
末にアルミニウム粉末のみを用い燃焼成分として酢酸ビ
ニールなどの炭素、水素、酸素のみからなる結着性樹脂
を用いることにより燃焼生成物が低毒性になるようにす
ると共に噴出口を広くして燃焼筒内の圧力を下げ火花が
高くあがらないようにする。さらに薬量を少なくして燃
焼時間を短くする。そして着火性能をあげるため点火す
るためのヒーターを直接本体の火薬内に埋め込む。そし
てこのヒーターには白金線などの金属線ヒーターより抵
抗値の高いソリッド抵抗器を用いることにより少ない電
流でも点火出来るようにする。また熱が紙筒に伝わって
燃焼しやすいので難燃性の陶紙を用いて断熱する。
【0009】
ポリ酢酸ビニール50%酢酸エチル溶液 7グラム 過塩素酸アンモニウム粉末 21グラム アルミニウム粉末 5グラム 以上を少量のアセトンを加えて攪拌混和し、そのあと溶
剤を蒸発させて粘度が適当な加工しやすい軟らかさにな
ったところで、これを5グラムほど取り、底をセメント
で閉じ内側を陶紙で作った紙筒に4分の3まで充填す
る。
剤を蒸発させて粘度が適当な加工しやすい軟らかさにな
ったところで、これを5グラムほど取り、底をセメント
で閉じ内側を陶紙で作った紙筒に4分の3まで充填す
る。
【0010】1オ−ム4分の1ワットのソリッド抵抗器
の抵抗体部分を充填した火薬の表面に埋め込みリード部
分を紙筒の外に出し点火電源接続用のリード線を半田付
けして紙筒の外側に紙テープで固定しこれを温度90度
くらいで乾燥する。
の抵抗体部分を充填した火薬の表面に埋め込みリード部
分を紙筒の外に出し点火電源接続用のリード線を半田付
けして紙筒の外側に紙テープで固定しこれを温度90度
くらいで乾燥する。
【0011】このリード線を点火電圧2ないし5ボルト
の点火器に接続し数アンペアの電流を流せば抵抗器はそ
れ自体の発熱により燃焼し火薬に着火して10数秒間火
花を1メートルほどの高さに噴き上げる。
の点火器に接続し数アンペアの電流を流せば抵抗器はそ
れ自体の発熱により燃焼し火薬に着火して10数秒間火
花を1メートルほどの高さに噴き上げる。
【0012】
【発明の効果】燃焼生成物の酸化アルミニウムは土壌中
の極く一般的な成分でもあり毒性は極めて少なく安全で
ある。またアルミニウムの極めて細かい粉末を大きな穴
から低い圧力で噴出させながら燃焼させているため火花
の高さは1メートル程度で低いためテーブルの上で用い
ても高さ2.5メートルの天井に届くことはなく火災な
どの危険はなく安全である。また燃焼時間も従来より少
ないためイベントの進行を妨げる事もなくかつ価格も安
価に出来、同じ費用で使用数を増やして効果を上げる事
が出来る。また点火電流が少ないため1個の点火器で同
時に点火出来る花火の数を増やす事が出来る。さらに火
薬が樹脂状であるため筒をつかわなくても一定の形状を
保つ事ができるのでハート型など自由な形状設定が出来
る。
の極く一般的な成分でもあり毒性は極めて少なく安全で
ある。またアルミニウムの極めて細かい粉末を大きな穴
から低い圧力で噴出させながら燃焼させているため火花
の高さは1メートル程度で低いためテーブルの上で用い
ても高さ2.5メートルの天井に届くことはなく火災な
どの危険はなく安全である。また燃焼時間も従来より少
ないためイベントの進行を妨げる事もなくかつ価格も安
価に出来、同じ費用で使用数を増やして効果を上げる事
が出来る。また点火電流が少ないため1個の点火器で同
時に点火出来る花火の数を増やす事が出来る。さらに火
薬が樹脂状であるため筒をつかわなくても一定の形状を
保つ事ができるのでハート型など自由な形状設定が出来
る。
【図1】 本スパークラーの断面図である。
【図2】 ハート型に形状設定した例の立体図である。
1 火薬 2 セメント製底栓 3 ソリッド抵抗本体部分 4 ソリッド抵抗リード部分 5 陶紙 6 紙筒 7 紙テープ 8 リード線 9 半田付け部分 10 点火用ソリッド抵抗取り付け部 11 取り付け枠 12 枠固定台 13 噴出口
Claims (11)
- 【請求項1】 噴出口(13)が筒(6)の内径の1/
2ないし1倍の径を有するスパークラー - 【請求項2】 火花発生源としての金属粉末として低毒
性金属または低毒性金属化合物の粉末のみを用いたスパ
ークラー - 【請求項3】 燃焼成分が炭素、水素、酸素のみからな
る結着性を有する樹脂よりなる火薬(1) - 【請求項4】 燃焼時間が20秒以下の短時間のスパー
クラー - 【請求項5】 火花の達する高さが1.8メートル以下
のスパークラー - 【請求項6】 点火するための発熱部分が1オーム以上
のスパークラー - 【請求項7】 電流の流れる発熱部分(3)が本体火薬
類(1)に直接接触ないし埋め込まれている構造を有す
る花火、雷管 - 【請求項8】 電気点火の発熱燃焼体としてソリッド抵
抗(3)を用いた花火、雷管 - 【請求項9】 筒(6)の高さが筒外径の2倍以下と低
いスパークラー - 【請求項10】 筒(6)の材料として難燃性の陶紙
(5)を用いた花火 - 【請求項11】 筒を用いないで形状を自由に設定しう
るように樹脂状にした火薬
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12560892A JPH05296697A (ja) | 1992-04-18 | 1992-04-18 | 低毒性小型安全スパークラー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12560892A JPH05296697A (ja) | 1992-04-18 | 1992-04-18 | 低毒性小型安全スパークラー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05296697A true JPH05296697A (ja) | 1993-11-09 |
Family
ID=14914322
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12560892A Pending JPH05296697A (ja) | 1992-04-18 | 1992-04-18 | 低毒性小型安全スパークラー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05296697A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108917495A (zh) * | 2018-10-12 | 2018-11-30 | 浏阳市中洲机械科技有限公司 | 一种烟花用引线插入装置 |
WO2023074532A1 (ja) * | 2021-10-25 | 2023-05-04 | 国立大学法人北海道大学 | 導電性固体燃料、点火装置およびその製造方法、点火方法ならびにロケット燃焼システム |
-
1992
- 1992-04-18 JP JP12560892A patent/JPH05296697A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108917495A (zh) * | 2018-10-12 | 2018-11-30 | 浏阳市中洲机械科技有限公司 | 一种烟花用引线插入装置 |
CN108917495B (zh) * | 2018-10-12 | 2023-10-31 | 浏阳市中洲烟花集团有限公司 | 一种烟花用引线插入装置 |
WO2023074532A1 (ja) * | 2021-10-25 | 2023-05-04 | 国立大学法人北海道大学 | 導電性固体燃料、点火装置およびその製造方法、点火方法ならびにロケット燃焼システム |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
RU2112915C1 (ru) | Воспламенительное устройство для инициирования детонаторов, которые содержат по крайней мере один основной заряд в корпусе детонатора | |
US4354432A (en) | Hot-wire ignition initiator for propellant charges | |
WO1990013529A1 (en) | Electric primer with intrinsic conductive mix | |
US4994125A (en) | Electric primer with intrinsic conductive mix | |
CN110186330A (zh) | 一种电子点火延期雷管 | |
US3211097A (en) | Pyrogen squib | |
AU2003254091A8 (en) | Lead-free electric match compositions | |
US4586435A (en) | Electric detonator | |
US2400103A (en) | Detonator or blasting cap | |
CN206583360U (zh) | 一种采用贴片桥丝的电子雷管 | |
JPH05296697A (ja) | 低毒性小型安全スパークラー | |
CA1094390A (en) | Explosives initiation assembly and system | |
US20020117071A1 (en) | Self-igniting sparkler | |
US2008366A (en) | Igniter powder | |
US2475281A (en) | Delay electric initiator | |
US4341573A (en) | Compositions for pulsating flares | |
US11041442B2 (en) | Self-eroding single-use gas-turbine-engine igniter | |
US4036139A (en) | Electrically initiated fuse ignitor | |
US2320880A (en) | Bridge plug assembly | |
US3450045A (en) | Electric explosive ignition assembly | |
TW370607B (en) | Enhanced bridge ignitor for ignition of explosive and energetic materials and method of use | |
US11692798B2 (en) | Electrical igniter assembly for incendiary and explosive devices | |
JPH07144991A (ja) | ガス発生器における高温化学点火装置 | |
CN209726258U (zh) | 一种安全电子点火头 | |
JP2753621B2 (ja) | スパークラー |