JPH052943A - 表示灯付きスイツチ - Google Patents

表示灯付きスイツチ

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JPH052943A
JPH052943A JP3129858A JP12985891A JPH052943A JP H052943 A JPH052943 A JP H052943A JP 3129858 A JP3129858 A JP 3129858A JP 12985891 A JP12985891 A JP 12985891A JP H052943 A JPH052943 A JP H052943A
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diodes
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light emitting
diode
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Yasushi Nishioka
恭志 西岡
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 負荷電流の大きさによる表示素子の明るさの
変化を小さくする。 【構成】 ダイオードD1〜D4をブリッジ状に接続し
て各辺の中点間をダイオードD5を接続して整流ブロッ
ク1を形成している。整流ブロック1はハンドル21の
収納部14に収納している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、負荷の動作状態が確認
できる表示灯付きスイッチに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の表示灯付きスイッチにお
いては、主回路に電流トランスを挿入接続し、電流トラ
ンスの2次側より負荷電流の大きさに応じて出力を得
て、この出力により表示素子を点灯させていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来例において
は、電流トランスを用いているため、製造コストが高く
なり、また、電流トランスは1次電流の大小により2次
電流が異なるため、表示素子の明るさが変化するという
問題があった。
【0004】本発明は、上述の点に鑑みて提供したもの
であって、負荷電流の大きさによる表示素子の明るさの
変化を小さくすることを目的とした表示灯付きスイッチ
を提供するものである。
【0005】
【課題を解決する為の手段】本発明は、ダイオードをブ
リッジ状に接続すると共に各辺の中点間にダイオードを
接続した整流ブロックとこの整流ブロックの入出力端間
に発光ダイオードを接続した表示ブロックとを一体形成
してモールドブロックを形成し、カバーとボデイからな
るスイッチ本体のボデイの収納部内には開閉機構部を納
装すると共に、ハンドルの収納部内にはこのモールドブ
ロックを納装したものである。
【0006】
【作 用】而して、整流ブロックの電圧降下を利用して
表示ブロックの発光ダイオードを明るさの変化を小さく
して点灯させるようにし、また、整流ブロックを実装し
たプリント基板と開閉機構部とをボデイとハンドルに分
離して、絶縁性を確保するようにし、また、プリント基
板を樹脂モールドして、衝撃や振動でリード線の断線や
パターンの剥離を防止している。
【0007】
【実施例】図1はスイッチ本体Aの回路図を示し、電気
的な回路構成としては、整流ブロック1と、表示ブロッ
ク2と、開閉機構部のスイッチ部SWとで構成されてい
る。
【0008】整流ブロック1は、ダイオードD1〜D4
をブリッジ状に接続し、更に、ダイオードD1とD4の
カソード同士の接続点にダイオードD5のアノードを接
続し、ダイオードD5のカソードをダイオードD2とD
3のアノード同士の接続点に接続している。
【0009】表示ブロック2は逆方向に並列接続した2
つの発光ダイオードLED1,LED2と、保護抵抗R
とで構成されている。
【0010】そして、表示ブロック2は整流ブロック1
の入出力端に接続されている。尚、上記保護抵抗Rの代
わりにチョークコイルでも良い。
【0011】スイッチ本体Aは、電源Vと負荷Lとの間
に介装されるようになっている。今、スイッチ部SWが
オンの時、ダイオードD1〜D5は交流電源のため、実
線方向の電流と破線方向の電流が交互に流れる。
【0012】すなわち、交流電源の正の半サイクルでは
実線の矢印に示すように、ダイオードD1→D5→D3
→負荷Lと電流が流れ、負の半サイクルでは、負荷Lと
電流がながれ、負の半サイクルでは、負荷L→ダイオー
ドD4→D5→D2へと電流が流れる。
【0013】そして、ダイオードD1〜D5の電圧降下
は、負荷電流の大きさにさほど影響を受けずほぼ一定で
あるから、a−b間には常時一定の電位差が発生する。
【0014】従って、このa−b間の電位差が発光ダイ
オードLED1,LED2にほぼ一定の電流を供給する
ことになるため、発光ダイオードLED1,LED2の
明るさはあまり変化は生じず、ほぼ一定の明るさとな
る。
【0015】ここで、ダイオード一個当たりの順方向の
電圧降下は、ほぼ0.7V程度である。
【0016】また、発光ダイオードの順方向電圧降下
は、例えば、ガリウム・リン素子の場合は、約1.8V
であり、ガリウム・アルミニウム・ヒ素素子の場合は約
1.5V程度のため、発光ダイオードLED1,LED
2に電流を流すには、3個のダイオードの直列接続が必
要となる。
【0017】本発明では図1に示すようにダイオードD
1〜D5を接続すると、負荷電流の向きに拘らず、ダイ
オードD5には同一方向の電流が流れるため、ダイオー
ドは計5個で良い。
【0018】ところが、発光ダイオードを点灯させるの
に、図2に示すように、3個のダイオードの直列回路を
並列接続した場合には、計6個のダイオードが必要とな
る。
【0019】つまり、本発明の図1のように接続するこ
とで、ダイオードを1個少なくすることができる。
【0020】ところで、半導体内蔵のスイッチの場合、
電源投入時の突入電流や、電源線に誘起される誘導雷サ
ージ及び人が操作の際に受ける静電気放電などの要因で
素子が故障し、不導通になる場合が考えられる。
【0021】図3は図1の回路の各ダイオードD1〜D
5の電流波形を示し、同図aは負荷電流を、同図bはダ
イオードD1,D3の電流を、同図cはダイオードD
2,D3の電流を、同図dはダイオードD5の電流を夫
々示している。
【0022】ダイオードD5には、片側の半サイクルの
み電流が流れる他のダイオードD1〜D4と比べて、両
半サイクルにわたって電流が流れるため、ダイオードD
5が故障して不導通になる確率が高い。
【0023】ダイオードD5が不導通になると、整流ブ
ロック1全体が不導通となり、負荷電流は表示ブロック
2にすべて流れることになる。
【0024】これは、負荷電流が発光ダイオードLED
1,LED2の定格内であれば支障なくスイッチ本体A
は使用可能であるが、定格以上であれば発光ダイオード
LED1,LED2は故障し、スイッチ本体Aは不導通
になる。
【0025】この点、単に複数のダイオードを直並列接
続した上述の図2に示すような回路の場合、ダイオード
D1〜D6がすべて故障する確率は一定であり、仮にダ
イオードD1が故障し、なおかつ負荷電流が発光ダイオ
ードLED1,LED2の定格以上で、発光ダイオード
LED1,LED2が故障した場合、回路には破線で示
すような半波整流電流が流れることになる。
【0026】尚、発光ダイオードの定格電流は、数十m
Aと小さいため、たいていの場合は負荷電流は定格電流
以上である。
【0027】このような状態になると、負荷Lに悪影響
を与え、最悪の場合、負荷Lの故障又は焼損という恐れ
があり危険である。
【0028】しかし、本発明の図1に示す回路構成であ
れば、前述のようにスイッチ本体A全体が不導通になる
確率が高く、安全なモードで故障する。
【0029】図4は本発明のスイッチ本体Aと従来の電
流トランス内蔵型スイッチの負荷電流と発光ダイオード
の明るさを比較したものである。
【0030】図4から明らかなように、本発明のスイッ
チ本体Aの方が負荷電流の大小にかかわらず、明るさの
変化は電流トランス型の場合と比べて小さい。
【0031】また、保護抵抗Rの抵抗値は、発光ダイオ
ードが、ガリウム・リン素子の場合、約100Ω、ガリ
ウム・アルミニウム・ヒ素の場合、約400Ωが適当で
ある。
【0032】また、保護抵抗Rの代わりにチョークコイ
ルを用いる場合も、商用周波数で同等のインピーダンス
になるようにインダクタンスを設定する。
【0033】次に、図5〜図8によりスイッチ本体Aの
具体構成について説明する。スイッチ本体Aの外殻はボ
デイ4とカバー5とで構成され、ボデイ4の両側には外
部からの電線と接続される端子部6が夫々形成してあ
る。
【0034】端子部6は、略コ字型の端子板7と、端子
板7に電線の導体を圧接接続する鎖錠ばね8と、電線の
解除を行う解除釦9とで構成されている。
【0035】ボデイ4の底部には電線を挿通させるため
の電線挿通孔10、解除釦9を押接すべくドライバ等の
先端を挿入する解除孔11が穿設してある。
【0036】ボデイ4の略中央部には絶縁材からなるリ
ブ12が一体に突設されていて、リブ12を境にして収
納部13が形成されている。
【0037】収納部13には開閉機構部が納装される。
すなわち、一方の端子板7と電気的導通している支持板
15が収納部13の底部に配置され、支持板15に形成
した突部16上に略コ字型の開閉体17が揺動自在に配
置されている。
【0038】開閉体17の一側面には可動接点18が固
着されており、この可動接点18に相対する固定接点1
9が他方の端子板6に設けてある。
【0039】カバー5の開口部20にはハンドル21が
設けられており、ハンドル21の下面より突設した作動
子22の下面に装着したスプリング26が開閉体17の
上端に当接し、ハンドル21のシーソー動作にて開閉体
17をシーソー動作させて、接点18,19の開閉を行
うようになっている。
【0040】尚、この接点18,19が図1に示すスイ
ッチ部SWを構成している。ハンドル21の収納部14
内には整流ブロック1のダイオードD1〜D5及び保護
抵抗Rを実装したプリント基板23と表示ブロック2の
発光ダイオードLED1,LED2を一体化した表示体
24のプリント基板25とを樹脂41にてモールドした
モールドブロック42を納装している。
【0041】そして、プリント基板25はリード線29
により接続されている。ここで、プリント基板25には
溝28が形成されていて、リード線29の端部の半田付
け部分から少したるませてリード線29を溝28に固定
している。
【0042】これは、ハンドル21が反転しても、リー
ド線29の半田付け部分が断線しないようにするためで
ある。
【0043】プリント基板23側は、樹脂41にてモー
ルドしているため、衝撃、振動等に対しての断線を防止
している。
【0044】ハンドル21に固定したプリント基板25
の表示体24の上面は、ハンドル21の表示孔30に対
応して位置しており、ハンドル21の外部から負荷状態
を視認することができる。
【0045】ここで、本発明のスイッチ本体Aは、規格
化された配線器具モジュール1個分の大きさに形成され
ており、規格化された取付枠に着脱自在に装着されるよ
うになっている。
【0046】カバー5の両側には取付枠に取り付けるた
めの係止爪31が側方に突設してある。
【0047】図9はスイッチ本体Aを取付枠であるプレ
ート枠32に取り付ける場合の分解斜視図を示し、この
プレート枠32は、規格化された配線器具モジュール1
個分の大きさのスイッチ本体Aを3個装着できる大きさ
である。
【0048】尚、スイッチ本体Aのボデイ4とカバー5
とは組立枠33にて結合され、この組立枠33に上述の
係止爪31が形成されている。
【0049】プレート枠32の一方の側片にはスイッチ
本体Aの一方の一対の係止爪31が挿入係止される一対
の係止孔34が形成されている。
【0050】また、プレート枠32の他方の側片には側
方に撓み可能な撓み片35が一体に形成されていて、こ
の撓み片35の一対の係止部にスイッチ本体Aの他方の
一対の係止爪31が挿入係止されて、スイッチ本体Aが
プレート枠32に着脱自在に装着されるようになってい
る。
【0051】また、プレート枠32には、壁面内に埋設
されたスイッチボックスに取り付けるためのネジ挿通用
の取付穴36が穿孔されている。
【0052】プレート枠32の前面には化粧プレート3
7が装着されるものであり、背面には係合爪38が突設
され、この係合爪38をプレート枠32の係合孔39に
嵌合することで、化粧プレート37がプレート枠32に
着脱自在に装着される。
【0053】また、化粧プレート37にはスイッチ本体
Aのハンドル21を露出させる開口部40が穿設してあ
る。
【0054】
【発明の効果】本発明は上述のように、ダイオードをブ
リッジ状に接続すると共に各辺の中点間にダイオードを
接続した整流ブロックとこの整流ブロックの入出力端間
に発光ダイオードを接続した表示ブロックとを一体形成
したモールドブロックを形成し、カバーとボデイからな
るスイッチ本体のボデイの収納部内には開閉機構部を納
装すると共に、ハンドルの収納部内にはこのモールドブ
ロックを納装したものである。
【0055】従って、整流ブロックの電圧降下を利用し
て表示ブロックの発光ダイオードを明るさの変化を小さ
くして点灯させることで、電流トランスを用いた従来と
比べて安価に製造できる。
【0056】しかも、ダイオードの電圧降下を利用して
発光ダイオードを点灯させているため、負荷電流の大き
さによる発光ダイオードの明るさの変化が小さいもので
ある。
【0057】また、整流ブロックを実装し樹脂モールド
したプリント基板と開閉機構部とを分離していること
で、大きな負荷電流が流れる開閉機構部と整流ブロック
を実装したプリント基板との絶縁性を確保することがで
きる効果を奏するものである。
【0058】更に、プリント基板を樹脂モールドしてい
ることで、衝撃や振動でリード線の断線やパターンの剥
離を防止して、品質が安定するという効果を奏するもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図 1】本発明の一実施例の回路図。
【図 2】同上の説明図。
【図 3】同上の動作波形図。
【図 4】同上の負荷電流と発光ダイオードの明るさを
示す特性図。
【図 5】同上のスイッチ本体の断面図。
【図 6】同上のカバーを外した状態の平面図。
【図 7】同上の要部斜視図。
【図 8】同上の要部正面図。
【図 9】同上の施工状態を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
1 整流ブロック 2 表示ブロック 4 ボデイ 5 カバー 13 収納部 14 収納部 21 ハンドル 24 表示体 42 モールドブロック

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 ダイオードをブリッジ状に接続すると共
    に、各辺の中点間にダイオードを接続した整流ブロック
    とこの整流ブロックの入出力端間に発光ダイオードを接
    続した表示ブロックとを一体形成したモールドブロック
    を形成し、カバーとボデイからなるスイッチ本体のボデ
    イの収納部内には開閉機構部を納装すると共に、ハンド
    ルの収納部内にはこのモールドブロックを納装したこと
    を特徴とする表示灯付きスイッチ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106400916A (zh) * 2016-09-14 2017-02-15 杨明文 一种用于智能马桶的智能生化分析机构及智能马桶

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106400916A (zh) * 2016-09-14 2017-02-15 杨明文 一种用于智能马桶的智能生化分析机构及智能马桶

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