JPH05290243A - 釣り銭載置用トレー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 運転席の給油客に釣り銭や伝票を手渡す際、
夜間など手元が薄暗いときでも釣り銭の額や伝票の内容
の確認が行ないやすく、給油客に安心感を与えることが
でき、また、事務所などから運ぶ間に紙幣などが風に飛
ばされることも防止する。 【構成】 トレー本体１に照明具２と紙幣などの押さえ
用のバインダー４と凹部に形成した硬貨受け部７とを設
ける。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は自動車などにガソリンな
どの燃料を給油する給油所等で使用する釣り銭載置用の
トレーに関する。

【０００２】

【従来の技術】かかる給油所では給油終了後に給油料金
を精算する場合、給油所の作業員は自動車の運転席に座
っている給油客から給油料金を受取り、これを給油所内
の事務所やあるいは屋外に設置のキャッシュレジスター
まで持参し、ここで精算して釣り銭や伝票を給油客の所
まで再び運び客に手渡している。

【０００３】この場合、釣り銭や伝票を手で直接持って
給油客の所へ運ぶこともあるが、釣り銭などをトレーに
載せて運ぶこともあり、ここで使用するトレーは従来、
一般的に使用されている周縁を僅かに立ち上げた平板状
のものである。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】給油客への釣り銭や伝
票などの手渡しは前記のように運転席、すなわち屋外で
行なわれるため、夜間は上方のキャノピイからの給油所
全体を照らす照明灯以外に手元を照らす照明手段がな
く、手元が薄暗いことがあり、釣り銭の額や伝票の内容
を確認しにくいことがある。

【０００５】また、トレー上に紙幣や伝票を載せて事務
所などから運転席まで運ぶ間に、風の強い日などは紙幣
等が風で飛ばされるおそれもある。

【０００６】本発明の目的は前記従来例の不都合を解消
し、夜間など手元が薄暗いときでも釣り銭や伝票の確認
が行ないやすく、また、紙幣などが風に飛ばされること
も防止できる釣り銭載置用トレーを提供することにあ
る。

【０００７】

【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するため、トレー本体に照明具と紙幣などの押さえ用の
バインダーと硬貨受け用の凹部とを形成したことを要旨
とするものである。

【０００８】

【作用】本発明によれば、夜間など周囲が暗いときは、
トレー本体に設けた照明具がトレー本体に載せた釣り銭
や伝票を照らすから、手元が明るくなり釣り銭や伝票の
内容の確認が行ないやすい。また、紙幣や伝票はバイン
ダーで押さえられるから風で飛ばされることもなく、釣
り銭の硬貨は凹部に収納されるから運搬中にこぼれるこ
ともない。

【０００９】

【実施例】以下、図面について本発明の実施例を詳細に
説明する。図１は本発明の釣り銭載置用トレーの実施例
を示す斜視図で、図中１は全体を長方形の平板状に形成
したトレー本体を示し、該トレー本体１の上面の上部に
トレー本体１上を照らす照明具２とこの照明具２をオン
オフするためのスイッチ３を設ける。

【００１０】照明具２の下方でトレー本体１の上面ほぼ
中央に位置させて紙幣や伝票を押さえるためのバインダ
ー４を設け、前記スイッチ３の下方など使用しやすい個
所にペン立て５を取り付ける。また、前記バインダー４
に並べてカード客が持参したカードを保持するためのカ
ード立て６を設けた。なお、このカード立て６は使用し
やすいように斜めに取付ける。

【００１１】前記バインダー４の下方に位置させて硬貨
受け部７を設ける。この硬貨受け部７は運搬中に硬貨が
飛びださないように凹部に形成した。

【００１２】次に使用法について説明する。給油終了後
に給油客に釣り銭や伝票を手渡すには、事務所内で精算
した給油料金の釣り銭のうち、硬貨は硬貨受け部７内に
収め、紙幣と伝票はバインダー４でトレー本体１の上面
に止め、この状態でトレー本体１を手で持って事務所か
ら運転席の給油客の所まで運ぶ。

【００１３】この間、屋外を運ぶこととなるが、風が吹
いても紙幣や伝票はバインダー４で押さえてあるので飛
ばされるおそれはなく、また、硬貨も凹部に形成した硬
貨受け部７に収めてあるので運搬中にトレー本体１から
飛びだすこともない。

【００１４】このようにして、釣り銭や伝票を客の所ま
で運び、釣り銭の額や伝票の内容を確認したうえで客に
渡す。この場合、夜間などで手元が薄暗い時はスイッチ
３をオンして照明具２に通電すれば、照明具２から発す
る光線がトレー本体１上を照らすから、手元が明るくな
り釣り銭の額や伝票の内容の確認が行ないやすい。

【００１５】さらに、カード客が伝票にサインする場合
は、ペン立て５からボールぺンなどを取ってトレー本体
１の上でサインする。この場合も、照明具２をオンして
おけば手元が明るくサインしやすい。

【００１６】

【発明の効果】以上述べたように本発明の釣り銭載置用
トレーは、夜間など手元が薄暗いときはトレー上を明る
く照射できるので、トレー上の釣り銭の額や伝票の内容
の確認がおこないやすく、給油客に安心感を与えること
ができる。また、釣り銭や伝票をトレー上に載せて運ぶ
間、風などでこれが飛ばされるおそれもなく、使い勝手
のよいものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の釣り銭載置用トレーの実施例を示す斜
視図である。

【符号の説明】

１…トレー本体 ２…照明具 ３…スイッチ ４…バイン
ダー ５…ペン立て ６…カード
立て ７…硬貨受け部

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 トレー本体に照明具と紙幣などの押さえ
   用のバインダーと硬貨受け用の凹部とを形成したことを
   特徴とする釣り銭載置用トレー。