JPH0528276A - マルチプロセツサシステムにおける図形描画方式 - Google Patents

マルチプロセツサシステムにおける図形描画方式

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JPH0528276A
JPH0528276A JP17938591A JP17938591A JPH0528276A JP H0528276 A JPH0528276 A JP H0528276A JP 17938591 A JP17938591 A JP 17938591A JP 17938591 A JP17938591 A JP 17938591A JP H0528276 A JPH0528276 A JP H0528276A
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朗 小林
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Abstract

(57)【要約】 【構成】図形の種類、位置、大きさ、描画属性等からな
る図形デ−タに基づいて表示デ−タ(図形のドット情
報)を生成する図形演算プログラムを実行可能なCPU
101と、このCPU101と同時に動作可能で、か
つ、同じ図形描画演算プログラムをCPU101より高
速に実行可能で、かつ、CPU101から図形デ−タを
受けて図形描画演算を実行する1つ以上のグラフィック
プロセッサ104とを備え、CPU101は、予め定め
た選択条件に従って、各図形データの描画演算をCPU
101で行うかグラフィックプロセッサ104で行うか
を決定する。 【効果】CPUとグラフィックプロセッサで同じ図形演
算プログラムを使用するため、少ないコストで高速化が
可能であり、また、図形演算プログラムのバ−ジョンア
ップ等の保守作業も容易に行える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、図形描画演算処理を高
速に行う図形描画方式に係り、特にマルチプロセッサ構
成による負荷分散で描画演算処理の高速化を図る描画方
式に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、X Window System
のように、単一CPU上で図形の描画演算処理を実行す
るシステムが普及してきている。このようなシステム
は、図形描画演算プログラムが単一CPU上で動作する
ことを前提としているため、次のような特徴を有する。
【0003】(1)プログラムの構造が比較的単純であ
り、作成、バ−ジョンアップ等による機能追加及び変更
が容易である。
【0004】(2)2次元図形描画では、図形を描画す
る順序が変わると描画された結果が異なるため、図形描
画順序の保証が必要となるが、単一CPUであるため順
序制御が容易である。
【0005】(3)図形描画演算プログラムが演算を行
う際、図形デ−タに依存する容量のワ−ク用メモリを使
用するため、使用できるメモリ容量によって描画演算が
可能な図形デ−タに制限がある。
【0006】従来の技術により高速化を行う場合、特開
昭60−196880号に示すような専用描画演算ハ−
ドウエアと専用描画ハ−ドウエア制御プログラムとを開
発し、マルチプロセッサ構成による負荷分散で高速化を
行う方式が取られてきた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記公知例は、一つの
図形を分割し複数のプロセッサに割り当てて描画するこ
とにより高速化を行う方式であるが、この方式では、次
のような問題があった。
【0008】(1)目的とする図形描画演算に特化した
ハ−ドウエアを作成し高速化を行うため、専用描画ハ−
ドウエアと専用描画ハ−ドウエア制御用プログラムとを
開発しなければならず、相当な開発費用、期間が必要で
ある。
【0009】(2)一度作成した描画装置に対してバ−
ジョンアップ等で変更を加える場合、専用描画ハ−ドウ
エア及び専用描画ハ−ドウエア制御用プログラムの再開
発を行う必要があるため、保守性が悪い。
【0010】本発明の目的は、上記問題点を解決したう
えで、十分な高速描画演算処理を可能にするマルチプロ
セッサシステムにおける図形描画方式を提供することに
ある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明によるマルチプロ
セッサシステムにおける図形描画方式は、図形の種類、
位置、大きさ、描画属性等からなる図形デ−タに基づい
て表示デ−タ(図形のドット情報)を生成する図形演算
プログラムを実行可能なプロセッサ(以下CPUとい
う)と、該CPUと同時に動作可能で、かつ、前記CP
Uと同じ図形描画演算プログラムを前記CPUより高速
に実行可能で、かつ、前記CPUから前記図形デ−タを
受けて図形描画演算を実行する1つ以上のプロセッサ
(以下グラフィックプロセッサという)とを備え、前記
CPUは、予め定めた選択条件に従って、各図形データ
の描画演算を前記CPUで行うか前記グラフィックプロ
セッサで行うかを決定することを特徴とする。
【0012】
【作用】本発明では、最もコストのかかる専用描画ハ−
ドウエアと専用描画ハ−ドウエア制御プログラムを作成
せず、CPUと同じプログラムを実行できるプロセッサ
をグラフィックプロセッサとして用いることにより高速
化を行うため、開発が容易であり開発コストが少なくて
済む。また、CPU上で動作したアプリケーションソフ
トウエアは継続してそのまま利用できる。
【0013】また、一度作成した図形描画装置に対して
バ−ジョンアップ等で変更を加える場合、CPUとグラ
フィックプロセッサが同じプログラムを実行できるた
め、容易に変更が可能となる。
【0014】さらに、図形描画演算を行うプロセッサと
していずれのプロセッサを選択するかの選択条件を、図
形描画装置の使用目的にあわせて選択(例えば使用頻度
の高い図形はグラフィックプロセッサで描画演算できる
ようにする等)することにより、CPUとグラフィック
プロセッサの性能比にほぼ等しい高速化が可能である。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
して詳細に説明する。
【0016】図2に、本発明を適用した図形表示装置の
一実施例のハ−ドウエア構成を示す。この図形表示装置
は、CPU101、仮想記憶装置102、ファーストイ
ンファーストアウトバッファ(FIFO)103、グラ
フィックプロセッサ104、固定容量高速メモリ10
5、フレームメモリ106、ディスプレイ107からな
る。 仮想記憶装置102を持つCPU101は、FI
FO103にデ−タを書き込むことにより、グラフィッ
クプロセッサ104にデ−タを送信する。固定容量高速
メモリ105を持つグラフィックプロセッサ104は、
CPU101より高速に演算が可能なプロセッサ(例え
ば、インテル社製80860)であり、FIFO103
から、CPU101が書き込んだデ−タを読み込み、こ
の読み込んだデ−タに従いフレ−ムメモリ106に描画
書き込みをおこなう。このようにして、ディスプレイ1
07に図形表示が行われる。CPU101とグラフィッ
クプロセッサ104とは同じプログラムを実行可能であ
る。
【0017】図2の図形表示装置の動作を説明する前
に、本実施例の図形表示装置が、図3に示すような塗り
潰し図形201を描画する場合の図形デ−タ、表示デ−
タ、図形描画演算プログラムの使用するワ−ク用メモリ
容量について説明する。
【0018】(1)図形デ−タ 図4に示すように、図形デ−タ301は、塗り潰し図形
201を描画する際に使用するデ−タであり、図形の種
類(本例では塗り潰し)、前景色、頂点数、座標値の各
情報を含んでいる。
【0019】(2)表示デ−タ 図5に示すように、表示デ−タ401は、塗り潰し図形
の左辺上の座標値及び左辺から右辺までの長さの2つの
情報で構成され、同一Y座標の直線上に存在する図形の
ドットを表す。表示デ−タ401が表すドットの例を符
号402で示す。塗り潰し図形201を描画するために
は、(Y座標の最大値)−(Y座標の最小値)+1(以
下、Kで表す)個の表示デ−タが必要である。
【0020】(3)図形描画演算プログラムの使用する
ワ−ク用メモリ容量 塗り潰し図形描画演算プログラムの動作とプログラムが
使用するワ−ク用メモリ容量について図6を用いて説明
する。塗り潰し図形描画演算プログラムは、下記I〜III
の処理を実行し表示デ−タを生成する。
【0021】I.図形デ−タ301を参照して、辺の数
(頂点数と同じ数)個の項目を持つ辺デ−タテ−ブル5
01用のメモリ領域と、K個の項目を持つ表示デ−タテ
−ブル503用のメモリ領域を図2仮想記憶102また
は固定容量高速メモリ105に割り当てられたワ−ク用
メモリ上に確保する。
【0022】II.塗り潰し図形502(201と同一)
の各辺〜に対応して、辺デ−タテ−ブル501の各
項目に各辺の辺No、辺の始点座標、辺の傾きを格納す
る。
【0023】III.辺デ−タテ−ブル501の値をもと
に各辺のドット展開を行い、塗り潰し図形の塗り潰しド
ットを表す表示デ−タを求め、表示デ−タテ−ブル50
3に格納する。
【0024】上記I〜IIIの処理を行うために、次式で表
される容量のワ−ク用メモリが必要である。
【0025】(辺デ−タテ−ブル1項目当たりのメモリ
容量)×(頂点数)+(表示デ−タテ−ブル1項目当た
りのメモリ容量)×K …(数1) 次に、図1を用いて図形表示装置の動作を説明する。図
1は、図2で示した図形表示装置のCPU101および
グラフィックプロセッサ104の機能を示したブロック
図である。前述の場合と同様に、塗り潰し図形201を
描画する場合を例に説明する。CPU101上で動作す
るアプリケ−ションソフト1は、共用メモリ2に図形デ
−タ301を書き込む。共用メモリ2に書き込まれた図
形デ−タは、CPU101の図形デ−タ入力部3によっ
てCPU101内に読み込まれる。次に、本実施例で
は、図形描画演算処理に必要なワ−ク用メモリがグラフ
ィックプロセッサ104で確保できるか否かを、プロセ
ッサ選択処理部4が次の(1)、(2)の手順で判定す
る。 (1)図形デ−タを参照し、数1に従って描画演算に必
要なワ−ク用メモリの容量を算出する。 (2)図7に示す選択条件テ−ブル5の領域601に格
納されているグラフィックプロセッサ104で使用可能
なワ−ク用メモリ容量の値を参照し、上記(1)で算出
したメモリ容量がグラフィックプロセッサ104で確保
可能かどうか判定する。この判定の結果、グラフィック
プロセッサ104で確保不可能な場合は図形描画演算を
CPU101で行い、確保可能な場合は図形描画演算を
グラフィックプロセッサ104で行う。
【0026】以下に、CPU101で描画演算処理を行
う場合と、グラフィックプロセッサ104で描画演算処
理を行う場合の動作を説明する。
【0027】まず、CPU101で描画演算処理を行う
場合、図形描画演算処理は図形描画演算処理部6が行
う。図8に図形演算処理部6の機能ブロック図を示す。
図形選択処理701は、各図形ごとの描画演算プログラ
ム702〜706の中から、図形デ−タ301に含まれ
る図形の種類により対応する描画演算プログラムを選択
する。この例では、図形データ301が「塗り潰し」な
ので、塗り潰し描画演算プログラム704を選択する。
塗り潰し描画演算プログラム704は、前述の方法で表
示デ−タを求め、これらの表示デ−タをFIFO7に書
き込む。グラフィックプロセッサは、書き込まれた表示
デ−タをデ−タ入力部8で読み込み、フレ−ムメモリ書
き込み部9によってフレ−ムメモリ10に書き込むこと
によりディスプレイ11に表示する。
【0028】次に、グラフィックプロセッサで描画演算
を行う場合、CPU101のプロセッサ選択処理部4
は、図形データ入力部3から受けた図形デ−タをそのま
まFIFO7に書き込む。グラフィックプロセッサ10
4は、書き込まれた図形デ−タをそのデ−タ入力部8で
読み込み、図形描画演算部12により、CPU101の
場合と同様に表示デ−タを求める。図形描画演算部12
は、図形描画演算部6と同じ図形描画演算プロブラムに
よって構成される。求めた表示デ−タをフレ−ムメモリ
書き込み部9によって、フレ−ムメモリ10に書き込み
ディスプレイ11に表示する。
【0029】図9は、図1のCPU101で動作するプ
ログラム例のフロ−チャ−トである。このプログラム8
00は、まず、図形デ−タ入力部3の処理に相当する図
形デ−タ入力処理801を行う。次に、プロセッサ選択
処理部4の処理に相当するプロセッサ選択処理802を
行い、CPU101またはグラフィックプロセッサ10
4を選択する。CPU101を選択した場合は、図形描
画演算部6に相当する図形描画演算処理803で表示デ
−タを求め、表示デ−タ書き込み処理804でFIFO
7に表示デ−タ書き込みを行う。グラフィックプロセッ
サ104を選択した場合は、図1ではプロセッサ選択処
理部4の処理に含まれている図形デ−タ書き込み処理8
05で、FIFO7に図形デ−タの書き込みを行う。処
理804又は処理805の終了後、再び図形デ−タ入力
処理801に戻る。
【0030】図10は、図1のグラフィックプロセッサ
104で動作するプログラム例のフロ−チャ−トであ
る。このプログラム900は、まず、デ−タ入力部8の
処理に相当するデ−タ入力処理901を行う。次に、図
1ではデ−タ入力部8の処理に含まれているデ−タ判定
処理902を行い、入力されたデ−タが図形デ−タか表
示デ−タかを判定する。入力されたデ−タが図形デ−タ
の場合は、図形描画演算部12の処理に相当する描画演
算処理903により表示デ−タを求め、フレ−ムメモリ
書き込み部9の処理に相当するフレ−ムメモリ書き込み
処理904を行う。入力されたデ−タがCPU101で
描画演算された結果である表示デ−タの場合、フレ−ム
メモリ書き込み処理904によってフレ−ムメモリ10
に書き込みを行う。フレ−ムメモリ書き込み処理904
を終了後は、再びデ−タ入力処理901に戻る。
【0031】なお、本実施例では、図10の図形描画演
算処理903は、図9の図形描画演算処理803と同じ
プログラムにより構成されるが、グラフィックプロセッ
サ104で描画演算可能な図形の種類あるいは図形の属
性等を予め限定するようにしてもよい。
【0032】図11に、本発明の他の実施例の図形表示
装置のブロック図を示す。図11において、図1の要素
と同一の要素には同一の参照番号を付してある。本実施
例は、最近描画を行なった図形データの傾向(図形の使
用頻度等)をCPUが記憶し、その傾向から選択条件の
変更およびグラフィックプロセッサ側の図形描画演算プ
ログラムの入替えをCPUが行なうものである。CPU
101は、新たに、各図形の使用頻度の情報を格納する
図形使用頻度記憶テーブル1005、このテーブルの更
新を行なう頻度テーブル更新処理部1104、現在グラ
フィックプロセッサ104の処理可能な図形描画演算処
理を示すグラフィックプロセッサ用図形描画演算プログ
ラム記憶テーブル1008、このテーブル内容に基づい
てグラフィックプロセッサ用メモリ105内の図形描画
プログラムの入替えを行なう図形描画プログラム入替え
処理部1006を有する。
【0033】図11を用いて本実施例の図形表示装置の
動作を説明する。まず、CPU101上で動作するアプ
リケーションプログラム1は、先の実施例と同様に共用
メモリ2に図形データを書き込む。共用メモリ2に書き
込まれた図形データは、図形データ入力部3に読み込ま
れる。次に、頻度テーブル更新処理1004は、読み込
んだ図形データに従い、以下で説明する図形使用頻度記
憶テーブル1005内のカウンタの値を更新する。図形
使用頻度記憶テーブル1005は、図12(a)に示す
ように、図形表示装置で描画する図形ごとの使用回数カ
ウンタ1005a,b,cによって構成される。頻度テ
ーブル更新処理部1004は、この使用回数カウンタ
を、図形データの図形の種類に従ってカウントアップす
る。この図形使用頻度記憶テーブル1005は、図形描
画プログラム入替え処理部1006によって参照され
る。
【0034】図形描画プログラム入替え処理部1006
の処理を説明する前に、グラフィックプロセッサ用メモ
リ105について説明する。グラフィックプロセッサ用
メモリ105は、図2で説明したように固定容量高速メ
モリであり、プログラム格納部105aとワーク用メモ
リ部105bとによって構成され、グラフィックプロセ
ッサ104によって使用される。プログラム格納部10
5aは、グラフィックプロセッサ104を動作させるプ
ログラムを格納する部分であり、ワーク用メモリ部10
5bはグラフィックプロセッサ104の動作時に、図
5、図6に示したようなデータを格納するための部分で
ある。
【0035】図形描画プログラム入替え処理部1006
は、所定の時機(例えば一定時間ごと)に図形使用頻度
記憶テーブル1005を参照し、使用頻度の多い図形の
図形描画演算プログラムをグラフィックプロセッサ用図
形描画演算プログラム記憶テーブル1008に格納され
ているプログラムから選択し、グラフィックプロセッサ
用メモリ105内のプログラム格納部105aにコピー
することにより格納する。このとき、図形描画プログラ
ム入替え処理部1006は、以下で説明する選択条件テ
ーブル5内のグラフィックプロセッサ104で描画可能
な図形の種類を示す項目を更新する。なお、使用頻度の
多い図形に変更がない場合には、この処理は不要であ
る。また、図形描画演算プログラムはテーブル1008
とは別に記憶しておき、記憶テーブル1008にはプロ
グラムの識別子のみを記憶しておいてもよい。
【0036】図12(b)に選択条件テーブル5の内容
を示す。選択条件テーブル5は、グラフィックプロセッ
サ104で描画可能な図形の種類を示す項目5aと、前
述したワーク用メモリ部105bの容量を示すグラフィ
ックプロセッサ104で使用可能なワーク用メモリ容量
の項目5bによって構成される。項目5aおよび5b
は、それぞれ複数個あってもよい。複数個にした場合に
は、図形描画プログラム入替え処理部1006は、使用
頻度の高い上位の当該複数個について変化があった場合
に、そのプログラムの入替えを行なう。選択条件テーブ
ル5は、プロセッサ選択処理部4で参照され、図形描画
演算をCPU101で行なうか、グラフィックプロセッ
サ104で行なうかの決定に用いられる。
【0037】プロセッサ選択処理部4は、選択条件テー
ブル5と図形データを参照し、次の(1)、(2)の手
順で描画演算処理をCPU101で行なうかグラフィッ
クプロセッサ104で行なうかを決定する。
【0038】(1)選択条件テーブル5内のグラフィッ
クプロセッサ104で描画演算処理が可能な図形の種類
を示す項目5aを参照し、図形データがグラフィックプ
ロセッサ104で描画演算可能か否かを判定する。グラ
フィックプロセッサ104で描画演算処理が可能な場合
は手順(2)を行ない、不可能な場合はCPU101で
描画演算処理を行なう。
【0039】(2)先の実施例の動作と同様な方法で、
図形描画演算処理に必要なワーク用メモリがグラフィッ
クプロセッサ104で確保できるか否かを判定する。確
保できる場合はグラフィックプロセッサ104で描画演
算処理を行ない、できない場合はCPU101で描画演
算処理を行なう。
【0040】先の実施例と同様に、CPU101を選択
した場合、図形描画演算処理部1010で描画演算およ
び表示データのFIFO7への書込みを行ない、グラフ
ィックプロセッサ104、フレームメモリ10、ディス
プレイ11によって表示する。
【0041】グラフィックプロセッサ104を選択した
場合、プロセッサ選択処理部4が図形データをFIFO
7に書込み、グラフィックプロセッサ104で描画演算
を行ない、フレームメモリ10、ディスプレイ11によ
って表示する。
【0042】本実施例では、図形の出現頻度でグラフィ
ックプロセッサ104の図形描画演算プログラムを変更
しているが、図形データを与えるアプリケーションソフ
トごとに、図形描画プログラム入替え処理1006がグ
ラフィックプロセッサ104の図形描画演算プログラム
を変更することも可能である。
【0043】また、上記実施例で、ある数Nを決め、N
個単位で図形データの処理を交互にCPU101とグラ
フィックプロセッサ104に行なわせることも可能であ
る。
【0044】
【発明の効果】本発明によれば、次のような効果が得ら
れる。
【0045】(1)CPUとグラフィックプロセッサで
同じ図形演算プログラムを使用するため、少ないコスト
で高速化が可能であり、また、図形演算プログラムのバ
−ジョンアップ等の保守作業も容易に行える。
【0046】(2)グラフィックプロセッサで図形描画
演算処理を行う条件を変更し、あるいは、グラフィック
プロセッサ側のメモリ容量を変更することにより、簡単
に高速化の範囲(図形の種類、大きさ、属性等)をチュ
−ニング可能である。よって、高価な高速メモリを用い
て高速化する場合など、図形表示装置で使用される頻度
の高い図形デ−タがカバ−できるようにメモリ容量を調
整し、高速化の範囲を実用に十分な範囲にしぼることに
より、表示装置のコストを押さえながら、ほぼ、CPU
とグラフィックプロセッサの性能差に等しい高速化を行
うことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における図形表示装置のブロ
ック図。
【図2】図形表示装置のハ−ドウエア構成図。
【図3】図形表示装置で表示される塗り潰し図形の一例
の説明図。
【図4】図3の塗り潰し図形の図形デ−タの説明図。
【図5】表示デ−タの説明図。
【図6】図形描画演算処理で使用するワ−ク用テ−ブル
の説明図。
【図7】実施例1の選択条件テ−ブルの説明図。
【図8】図形描画処理部のブロック図。
【図9】実施例1のCPUで実行されるプログラムのフ
ロ−チャ−ト。
【図10】グラフィックプロセッサで実行されるプログ
ラムのフロ−チャ−ト。
【図11】本発明の実施例2における図形表示装置のブ
ロック図。
【図12】実施例2の図形使用頻度記憶テーブルおよび
選択条件テーブルの説明図。
【符号の説明】
1…アプリケーションソフトウエア、2…共用メモリ、
3…図形データ入力部、4…プロセッサ選択処理部、5
…選択条件テーブル、6…図形描画演算部、7…FIF
O、8…データ入力部、9…フレームメモリ書込み部、
10…フレームメモリ、11…ディスプレイ、12…図
形描画演算部、101…CPU、104…グラフィック
プロセッサ。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】図形の種類、位置、大きさ、描画属性等か
    らなる図形デ−タに基づいて表示デ−タ(図形のドット
    情報)を生成する図形演算プログラムを実行可能なプロ
    セッサ(以下CPUという)と、 該CPUと同時に動作可能で、かつ、前記CPUと同じ
    図形描画演算プログラムを前記CPUより高速に実行可
    能で、かつ、前記CPUから前記図形デ−タを受けて図
    形描画演算を実行する1つ以上のプロセッサ(以下グラ
    フィックプロセッサという)とを備え、 前記CPUは、予め定めた選択条件に従って、各図形デ
    ータの描画演算を前記CPUで行うか前記グラフィック
    プロセッサで行うかを決定することを特徴とするマルチ
    プロセッサシステムにおける図形描画方式。
  2. 【請求項2】前記選択条件は、図形描画演算プログラム
    のワ−ク用メモリ容量を基準として判断され、前記グラ
    フィックプロセッサを使用して描画演算を行う場合、各
    図形デ−タから図形描画演算に必要なワ−ク用メモリ容
    量を算出し、そのメモリ容量とグラフィックプロセッサ
    が使用できるメモリ容量とを比較して、必要なワーク用
    メモリ容量が足りない場合に前記CPUを選択し、足り
    る場合に前記グラフィックプロセッサを選択することを
    特徴とする請求項1記載のマルチプロセッサシステムに
    おける図形描画方式。
  3. 【請求項3】前記選択条件は、図形の種類(塗り潰し、
    直線、文字等)を基準として判断され、予め定めた種類
    の図形についてのみ前記グラフィックプロセッサを選択
    することを特徴とする請求項1記載のマルチプロセッサ
    システムにおける図形描画方式。
  4. 【請求項4】前記選択条件は、図形の描画属性(塗り潰
    し領域を単一色で塗り潰すか、ハッチパタ−ンで塗り潰
    すか等)を基準として判断され、予め定めた描画属性の
    図形についてのみ前記グラフィックプロセッサを選択す
    ることを特徴とする請求項1記載のマルチプロセッサシ
    ステムにおける図形描画方式。
  5. 【請求項5】前記選択条件は、描画する図形データの順
    番に従って判断されることを特徴とする請求項1記載の
    マルチプロセッサシステムにおける図形描画方式。
  6. 【請求項6】前記選択条件は、図形データを与えるアプ
    リケーションプログラムごとに判断されることを特徴と
    する請求項1記載のマルチプロセッサシステムにおける
    図形描画方式。
  7. 【請求項7】前記選択条件は、最近描画を行なった図形
    データの傾向を前記CPUが記憶し、その傾向から前記
    条件の変更を行なうことを特徴とする請求項1記載のマ
    ルチプロセッサシステムにおける図形描画方式。
  8. 【請求項8】前記グラフィックプロセッサは、各種描画
    演算プログラムの一部を格納する専用の固定容量メモリ
    を有することを特徴とする請求項1、3、4または7記
    載のマルチプロセッサシステムにおける図形描画方式。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7120035B2 (en) 2002-05-06 2006-10-10 O2Micro International Limited Inverter controller
JP2008503829A (ja) * 2004-06-23 2008-02-07 エヌエイチエヌ コーポレーション イメージリソースをローディングする方法及びイメージリソースローディングシステム
JP2009134732A (ja) * 2001-03-15 2009-06-18 Seiko Epson Corp 画像処理装置

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