JPH05280369A - キャットアンドマウス型ロータリー機関の逆転防止装置及び動力取出装置並びにキャットアンドマウス型ロータリー機械の差動装置 - Google Patents

キャットアンドマウス型ロータリー機関の逆転防止装置及び動力取出装置並びにキャットアンドマウス型ロータリー機械の差動装置

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JPH05280369A
JPH05280369A JP21233992A JP21233992A JPH05280369A JP H05280369 A JPH05280369 A JP H05280369A JP 21233992 A JP21233992 A JP 21233992A JP 21233992 A JP21233992 A JP 21233992A JP H05280369 A JPH05280369 A JP H05280369A
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piston
shaft
cylinder
cat
mouse
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JP21233992A
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Tadashi Nishitani
正 西谷
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 キャットアンドマウス型ロータリー機関の2
枚の回転板のうち遅く回る側の膨張力を発電により回収
し相対的逆転を防止し、速く回る側と連動する増速モー
タに発電された電気を送電し増速したモータ回転子軸か
ら動力を取り出す。 【構成】 キャットアンドマウス型ロータリー機関のシ
リンダ軸36又はピストン軸32のうち速く回る側に連
なる速軸165に発電機169を連動させ、シリンダ軸
36(ピストン軸32)をシリンダ側発電機回転子17
3(ピストン側発電機回転子174)に連動させ、シリ
ンダ側発電機回転子173又はピストン側発電機回転子
174のうち遅く回る側とシリンダ側発電機固定子17
1及びピストン側発電機固定子172との間で発電され
た電気を速軸165に連動する増速モータ179に送
り、増速モータ179のシリンダ側モータ回転子軸18
6又はピストン側モータ回転子軸187のうち速く回る
側から動力を取り出す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、同軸機械の一であるキ
ャットアンドマウス型ロータリー機械に関し、さらに詳
しくはキャットアンドマウス型ロータリー機関の逆転防
止装置及び動力取出装置、並びにキャットアンドマウス
型ロータリー機関の始動装置若しくはキャットアンドマ
ウス型ロータリーポンプの駆動装置として用いるキャッ
トアンドマウス型ロータリー機械の差動装置に関するも
のである(なお、本明細書において、機関、ポンプの概
念は、IPC、Fセクション、注(2)に基づくもので
あるが、機械は機関及びポンプを合わせた概念として用
いている。)。
【0002】
【従来の技術】従来のキャットアンドマウス型ロータリ
ー機関においては、2つの回転板、即ち本発明(以下、
段落番号0029まで、本発明とは平成4年2月7日に
提出した特願平4−56036に係る発明を指すものと
する。)におけるI型隔壁及びX型隔壁(以下、シリン
ダ隔壁と総称する。)並びにピストンが交互に加速・減
速して変速回転を繰り返す動作を歯車等からなる機械的
連動装置を用いて実現しようとしたものである(特許第
101870号参照。)。
【0003】
【発明の解決しようとする課題】従来のキャットアンド
マウス型ロータリー機関においては、2つの回転板の交
互変速回転運動を機械的連動装置による差動によって実
現しようとしたため、2つの回転板の間にできる2つの
燃焼室で交互に発生する膨張力は2つの回転板及び連動
装置双方に抵抗力として作用するにすぎず、同一方向へ
の回転持続を達成できなかった。
【0004】本発明は、2つの回転板の間で発生する膨
張力を同一方向への回転持続に利用するための装置を提
供することを主な目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のキャットアンドマウス型ロータリー機関に
おいては、回転板の片方をシリンダと一体化されたシリ
ンダ隔壁とし、これに連なる回転軸をシリンダ軸とし、
他方の回転板をシリンダ内に嵌入され2つのシリンダ隔
壁間を回動するピストンとし、これに連なる回転軸をピ
ストン軸とし、シリンダ軸及びピストン軸を同軸配置と
した。また、従来の同軸機関の多くは4サイクル行程機
関であったが、本発明においては、弁の開閉機構を回避
するため2サイクル行程機関とした。ただし、本発明の
キャットアンドマウス型ロータリーポンプにおいては、
空圧の差により自動的に開閉する逆止弁を有する4サイ
クル行程構造で、機関における圧縮及び排気の内向行程
を圧縮行程とし、膨張及び吸気の外向行程を排気行程と
する、即ち2行程で圧縮及び排気を完了するものとし、
且つピストンの両側を圧縮室とする複働2サイクル行程
ポンプとした。
【0006】シリンダ軸又はピストン軸のうち速く回転
している側の回転をラチェット装置によって取り出し、
この速軸の回転力を発電機外枠に伝動し、発電機外枠の
内側に独立した2個の発電機固定子を固着し、この2個
の発電機固定子に向かいあうように2個の発電機回転子
を配し、2個の発電機回転子にシリンダ軸及びピストン
軸の回転力を伝動し、シリンダ軸又はピストン軸のうち
遅く回転している側の発電機回転子と発電機固定子との
間で発電が行われ、相対的逆転を電気エネルギーとして
回収することにより逆転を防止する逆転防止装置を設け
た。さらに、速軸の回転力を増速モータのモータ固定子
に伝動し、増速モータに前記電気エネルギーを送ってモ
ータ回転子を増速させ、モータ回転子軸から動力を取り
出す動力取出装置を設けた。
【0007】シリンダ軸及びピストン軸の少なくとも片
側に、摩擦車及び円錐形摩擦車からなる無段変速装置若
しくはカム形歯車を作用させ、相対的変速回転を行わせ
る差動装置は、本発明においては、機関の始動装置、又
はポンプの駆動装置として用いるものとした。
【0008】
【作用】上記のように構成されたキャットアンドマウス
型ロータリー機関が作動すると、2つの燃焼室において
交互に発生する膨張力はある行程ではシリンダ隔壁及び
シリンダ軸を先行させピストン及びピストン軸を相対的
逆転させ、次の行程ではピストン及びピストン軸を先行
させシリンダ隔壁及びシリンダ軸を相対的逆転させる。
【0009】シリンダ軸又はピストン軸のうち速く回転
する側(速軸)の回転力は発電機外枠及び2個の発電機
固定子に伝動され、シリンダ軸並びにピストン軸の回転
は相互に独立した2つの発電機回転子に伝動されてお
り、遅く回転している側の発電機回転子と発電機固定子
との間で発電が起こり、相対的逆転力が電気エネルギー
に変換されて回収され、相対的逆転は抑制される。シリ
ンダ軸又はピストン軸のうち速く回転している側の回転
力は増速モータにも伝動されており、前記電気エネルギ
ーが送られてきた増速モータのモータ回転子は増速さ
れ、モータ回転子軸から動力が取り出される。
【0010】シリンダ軸及びピストン軸は、無段変速装
置又はカム形歯車からなる差動装置によって交互に加速
・減速を繰り返し、キャットアンドマウス型ロータリー
機関は始動し、若しくはキャットアンドマウス型ロータ
リーポンプは駆動される。
【0011】
【実施例】図1は本発明のキャットアンドマウス型ロー
タリー機械の全体図であり、図中央部は機械本体、同図
右側は機関の逆転防止装置及び動力取出装置、同図左側
は機関の始動装置若しくはポンプの駆動装置として用い
られる機械の差動装置、の各々の概略を示す縦断面図で
ある。図2は、図1に示す線II−IIに沿う横断面図であ
る。図3は機械本体の平面図、図4は機械本体の底面
図、図5は機械本体の概観を示す縦断面図である。
【0012】図1〜図5に示される本発明のキャットア
ンドマウス型ロータリー機関の一実施例において、環状
のシリンダ12の内部空間はI型隔壁14及びX型隔壁
16により1以上の弧状空間18に仕切られている。弧
状空間18にはピストン20が回動可能に嵌入され、ピ
ストン20の平端面22とI型隔壁14との間は予圧室
24、ピストン20の三角端面26とX型隔壁16との
間は燃焼室28になっている。ピストン20の回動によ
り、予圧室24、燃焼室28の体積は変化するが、両者
の体積の合計は常に一定である。
【0013】ピストン20は連結部30を介してピスト
ン軸32に固着され、シリンダ12も連結部34を介し
てシリンダ軸36に固着されている。ピストン軸32及
びシリンダ軸36は同軸配置とされている。シリンダ軸
36の連結部34寄りは中空状となっており、その中に
連結部30中央に固設された凸部38が挿入される構成
となっている。なお、連結部34を廃し、シリンダ12
とシリンダ軸36とを直結することもできる。
【0014】シリンダ12とピストン20との間で発生
する振動は、シリンダ軸36の中空部に凸部38が挿入
されることにより防止され、さらにシリンダ12の外周
にガイドレール42を固着し、ケーシング10に支承さ
れる3以上のガイド車輪40がガイドレール42に当接
することにより強化される。図5及び図6に示されるよ
うに、吸気管44はケーシング10を貫き、さらに回転
管継手46、吸気路48、吸気口50等を経て予圧室2
4に吸気される。ピストン20のI型隔壁14方向への
回動により予圧された気体は、掃気送出口52、掃気路
54、掃気口56等を経て燃焼室28に入る。膨張行程
を終えた廃ガスは掃気され、排気口58、排気路60、
回転管継手62、排気管64等を経てケーシング10外
へ排気される。なお、吸気管44、排気管64等はケー
シング10に固着され一定位置を保持され、吸気路4
8、掃気路54、排気路60等はシリンダ12に固着さ
れ、シリンダ12に開けられた吸気口50、掃気送出口
52、掃気口56、排気口58等とともにシリンダ12
と一体となって回転し、回転管継手46,62等が固定
部分と回転部分とを結んでいる。図6は、1つの弧状空
間18に於る吸気、掃気、及び排気系統の構成を模式図
的に示したものである。
【0015】燃料は、図示しない燃料タンク66、燃料
ポンプ68、燃料管70、回転管継手72、燃料路7
4、噴射口76等を経て燃焼室28へインジェクション
され、圧縮熱により自然着火し、若しくは図示しない点
火プラグ78により点火される。 潤滑油は、図示しな
いオイルタンク80、オイルポンプ81、送油管82、
回転管継手84、送油路86等を経て予圧室24へ送ら
れ潤滑作用を行なったのち、予圧室24から図示しない
返油路88、回転管継手90、返油管92等を経て、ケ
ーシング10外に設けられた図示しないオイルフィルタ
ー94、返油ポンプ96等を経て前記オイルタンク80
に戻る。
【0016】冷却液は、ケーシング10内に入れられ、
燃焼によって高温となった冷却液は、図5に示されるよ
うに、連結管98を経て冷却ファン100を有するラジ
エータ102に送られ冷却されたのち、連結管104を
経てケーシング10内に戻される。連結管98,104
の少なくとも片方には図示しないウォーターポンプ10
6を設けるものとする。また、シリンダ12の周囲に図
示しない冷却フィン108を固着する空冷式とすること
もでき、この場合はケーシング10は不要となる。
【0017】図8は、気密装置及び潤滑装置を示す図で
あって、ピストン20の三角端面26寄りには図示しな
い1以上のコンプレッションリング溝110が穿たれ同
数のコンプレッションリング112が嵌め込まれ、コン
プレッションリング112の平端面22寄りには図示し
ないオイル戻し穴116を有する1以上のオイルリング
溝118が穿たれ、オイル戻し窓120を有しオイルリ
ング溝118と同数のオイルリング122が嵌め込まれ
る。オイルリング122により掻き取られた潤滑油はオ
イル戻し窓120、オイル戻し穴116、オイル戻し管
124等を経て予圧室24へ戻る。なお、コンプレッシ
ョンリング112及びオイルリング122には合口12
6が設けられ熱変形を吸収するが、複数の合口126の
位置はずらして設けることが望ましい。
【0018】以上の燃料系統、点火系統、潤滑系統、冷
却系統、気密系統等の概略は、現用往復動内燃機関と同
様な構成であって、上記以外の部材並びに他の実施例は
現用機構を援用するものとする。前記のようにピストン
20は連結部30の外周に固着されるが、ピストン20
が取り付けられていない部分の連結部30と連結部3
4,34若しくはシリンダ12との間には隙間ができ
る。この隙間をシールするのが図1及び図5に示される
連結部リング128であって、図3及び図4に示される
ようにピストン20が取り付けられていない部分の連結
部30に固着される。
【0019】図1〜図6及び図8に示される実施例は2
サイクル行程キャットアンドマウス型ロータリー機械で
あったが、他の実施例においては例えば図7に示される
ように4サイクル行程機関と同構造で、内向行程を圧縮
行程、外向行程を排気行程とする、即ち2行程で圧縮及
び排気を完了するものとし、且つピストン21の両側を
圧縮室130,130とする複働2サイクル行程ポンプ
とすることもできる。シリンダ13はI型隔壁15によ
り1以上の弧状空間19に仕切られ、弧状空間19には
ピストンリング114を有する円盤状のピストン21が
回動可能に嵌入されている。弧状空間19はピストン2
1により2つの圧縮室130,130に仕切られてい
る。圧縮室130のI型隔壁15寄りには吸気口51が
開けられ、逆止弁であり圧力の差により自動的に開閉す
る吸気弁132を有する吸気路49が連なり、図示しな
い回転管継手47、吸気管45等を経て、外部から吸気
される。吸気口51の反対面には排気口59が穿たれ、
逆止弁であり圧力の差により自動的に開閉する排気弁1
34を有する排気路61が連なり、図示しない回転管継
手63、排気管65等を外部へ排気する。図7に示され
る4サイクル行程構造の実施例は、機関として使用する
場合は吸気弁132及び排気弁134の開閉装置が複雑
となるため(環状シリンダ4サイクルエンジン、特開平
4−94422参照。)、機関としては適さず、ポンプ
として用いるものとする。
【0020】図1の右側は、本発明のキャットアンドマ
ウス型ロータリー機関の逆転防止装置及び動力取出装置
の概要を示す断面図である。シリンダ軸36(ピストン
軸32)の回転はプーリ136(138)、伝動ベルト
140(142)、プーリ144(146)等を経てシ
リンダ側伝動軸148(ピストン側伝動軸150)へ伝
えられ、さらに歯車152(154)、歯車156(1
58)等を経て伝動軸160(162)へ伝動される。
伝動軸160(162)と速軸165との係合部分には
ラチェット装置163(164)が設けられ、伝動軸1
60,162のうち速く回転する側の回転力だけが速軸
165に伝動される。すなわち、速軸165にはシリン
ダ軸36又はピストン軸32のうち速く回転する側の回
転力のみが伝動される仕組みである。
【0021】速軸165の回転力は歯車166、歯車1
67等を経て歯車168が外側に固着された発電機外枠
170に伝動される。発電機169の主要部分は発電機
固定子及び発電機回転子から構成されているが、発電機
固定子及び発電機回転子は各々2分割され、シリンダ側
発電機固定子171(ピストン側発電機固定子172)
及びシリンダ側発電機回転子173(ピストン側発電機
回転子174)となっている。後者の各々の回転中心軸
であるシリンダ側発電機回転子軸175(ピストン側発
電機回転子軸176)には、歯車152(154)、歯
車177(178)等を経てシリンダ軸36(ピストン
軸32)の回転力が伝動されている。すなわち、シリン
ダ側発電機固定子171及びピストン側発電機固定子1
72にはシリンダ軸36又はピストン軸32のうち速く
回転している側の回転力が伝動されているのに対し、シ
リンダ側発電機回転子173(ピストン側発電機回転子
174)にはシリンダ軸36(ピストン軸32)の回転
力が伝動される構成となっており、シリンダ軸36又は
ピストン軸32のうち遅く回転している側の相対的逆転
力からなる回転力が発電により回収される。なお、シリ
ンダ側発電機回転子173(ピストン側発電機回転子1
74)を図示しない移動装置により上方(下方)へシフ
トさせることによって、相対的逆転力の回収率を加減さ
せ、加速度等を調節できることができるものとする。
【0022】図1右端にはモータ固定子及びモータ回転
子等からなる増速モータ179が設けられており、この
増速モータ179のモータ外枠180に固着された歯車
181には、歯車166と一体化された速軸165の回
転力が伝動されている。増速モータ179のモータ固定
子及びモータ回転子は各々2分割され、シリンダ側モー
タ固定子182(ピストン側モータ固定子183)及び
シリンダ側モータ回転子184(ピストン側モータ回転
子185)となっている。前記相対的逆動力を回収した
電気は、シリンダ側導線188(ピストン側導線18
9)により、シリンダ側発電機固定子171及びシリン
ダ側発電機回転子173の少なくとも片方(ピストン側
発電機固定子172及びピストン側発電機回転子174
の少なくとも片方)からシリンダ側モータ固定子182
及びシリンダ側モータ回転子184の少なくとも片方
(ピストン側モータ固定子183及びピストン側モータ
回転子185の少なくとも片方)に送られ、シリンダ側
モータ回転子軸186(ピストン側モータ回転子軸18
7)を増速回転させる。このシリンダ側モータ回転子軸
186(ピストン側モータ回転子軸187)の回転は歯
車190,192(191,193)により伝動軸19
4(195)に伝動され、ラチェット装置196(19
7)により速く回転している側の回転力が取り出されて
動力取出軸198に伝動され、ここから最終的動力が取
り出される。また、図示されない他の実施例において
は、シリンダ側モータ回転子軸186及びピストン側モ
ータ回転子軸187を直結し、ここから直接に動力を取
り出す構成とすることもできる。なお、ラチェット装置
163,164,196,197の詳細構造及び実施例
については、環状シリンダ2サイクルエンジン(特開平
4−94421)第9図,第10図を参照されたい。ま
た、速軸165は伝動軸160,162のうち速く回転
する側と同速度で回転するものであってもよく、また他
の実施例においては図1に示されるように速軸165又
は速軸に連動する回転体にはずみ車199を取り付け
て、回転数の安定化をはかるとともに膨張行程が終わり
に近づくことにより起こる伝動軸160又は伝動軸16
2の回転数の低下の影響を受けない構成とすることもで
きる。なお、シリンダ側導線188及びピストン側導線
189の各々は、直流及び単相交流の場合は2本、三相
交流の場合は3本の電線から構成されるものとする。
【0023】図1左端は、機関の始動装置若しくはポン
プの駆動装置として用いられるキャットアンドマウス型
ロータリー機械の差動装置の一実施例の概略を示す断面
図である。シリンダ軸36(ピストン軸32)はプーリ
200(202)、伝動ベルト204(206)、プー
リ208(210)等を経て等速軸212(変速軸21
4)へ連なる。始動モータ216の回転力はモータ軸2
18に取り付けられた歯車220から歯車222と一体
化された等速軸212に伝動され、シリンダ軸36(ま
たはピストン軸32)を等速回転させる。モータ軸21
8は伸縮継手224を経て延設軸228へ、さらに自在
継手226を経て延設軸229と連動する。延設軸22
8の途中には両側を止め金具234,234により保持
されつつ回転自由に中空体236が外設されている。差
動モータ238の回転中心軸であるモータ軸240に取
り付けられたクランクアーム242の外端のクランクピ
ン244と、中空体236に取り付けられたピン246
との間をコネクティングロッド248が結ぶ構成になっ
ている(図1及び図2参照)。差動モータ238が作動
し、クランクアーム242が回転すると、中空体236
は上記のクランク=コネクティングロッド機構により上
下に往復動する仕組みである。始動モータ216の回転
力は延設軸229に取り付けられた摩擦車230を介し
て円錐形摩擦車232と一体化された変速軸214に伝
動され、摩擦車230が上方(下方)へシフトすると円
錐形摩擦車232は加速(減速)し、ピストン軸32
(又はシリンダ軸36)は交互に加速・減速する。なお
摩擦車230と円錐形摩擦車232とはばね250によ
り圧着される。
【0024】シリンダ軸36又はピストン軸32を交互
に加速・減速させる仕組みは、図1に示される摩擦車2
30及び円錐形摩擦車232の組合せからなる無段変速
装置以外の他の無段変速装置を用いるものであってもよ
い。図9〜図11は、無段変速装置を用いないキャット
アンドマウス型ロータリー機械の差動装置に係る他の実
施例を示すものである。シリンダ軸36及びピストン軸
32には円形歯車252が取り付けられ、シリンダ軸3
6及びピストン軸32の少なくとも片側に取り付けられ
たカム形歯車254と係合する。カム形歯車254の外
周部には突起256が設けられ、案内車輪258が突起
256に当接することによりカム形歯車254と円形歯
車252とが密着する仕組みである。案内車輪258の
回転中心軸である案内車輪軸260は、外部及び連結板
262によりシリンダ軸36若しくはピストン軸32と
一定間隔を保持されている。なお、止め金具263,2
63は案内車輪258の縦方向位置を一定に保つための
ものである。
【0025】カム形歯車254の回転軸であるカム軸2
64は枠266により支承され、枠266は外部に固設
される支持板268,268を貫くピン270,270
を中心として揺動可能に支承されている。カム軸264
に取り付けられたプーリ272と、始動モータ274の
モータ軸276に取り付けられたプーリ278との間を
伝動ベルト280が結び、始動モータ274の回転力は
カム形歯車254に伝動される。なお、モータ軸276
とピン270,270は同軸配置とする。
【0026】すなわち、始動モータ274の回転力はカ
ム形歯車254を介して円形歯車252を交互に加速・
減速させる仕組みである。カム形歯車254はシリンダ
軸36及びピストン軸32の少なくとも片方と係合する
よう構成されるが、片方と係合する場合は他方は等速回
転するよう構成し、両方と係合する場合はカム形歯車2
54,254の形状又は取付位相は異なるよう構成す
る。図1,図2及び図9〜図11に示されるキャットア
ンドマウス型ロータリー機械の差動装置を機関の始動装
置として用いる場合、機関が自力回転したのちはクラッ
チ機構若しくは歯車同士の係合を解除することにより、
あるいは現用の他の装置を用いることにより、始動装置
と機関本体とを切り離す構成とする。
【0027】図3〜図6に示される一実施例において
は、掃気口56と排気口58とは向かい合わせに配され
る横断掃気であったが、他の実施例にあってはループ掃
気(マン型、シュニューレ型、カーティス型等)及びユ
ニフロー掃気であってもよい。図12はユニフロー掃気
の一実施例における機関本体の平面図である。シリンダ
282には1以上のI型隔壁284が固設され、シリン
ダ282内には燃焼室ピストン286及び予圧室ピスト
ン288が各々回動可能に嵌入されている。燃焼室ピス
トン286とI型隔壁284との間は燃焼室290とな
り、燃焼室ピストン286,286の間はオイル室29
2となっている。燃焼室ピストン286のI型隔壁28
4寄りには1以上のコンプレッションリング294が、
そのオイル室292寄りには1以上のオイルリング29
6が、各々嵌め込まれている。予圧室ピストン288の
両端にも1以上のコンプレッションリング298が嵌め
込まれている。I型隔壁284には掃気口300が開け
られ、圧力の差によって開閉される掃気弁302が設け
られ、弁棒304の周囲に設けられた弁ばね306によ
って掃気弁302は掃気口300に押し付けられてい
る。吸気は、図示しない吸気管308、回転管継手31
0、逆止弁である吸気弁312が設けられた吸気路31
4、吸気口316等を経て、予圧室ピストン288とI
型隔壁284との間にある予圧室318に入り、予圧室
ピストン288のI型隔壁284方向への回動により予
圧された気体は掃気弁302を押し開け掃気口300を
通って燃焼室290に入り掃気する。掃気された廃ガス
は排気口320、排気路322、図示しない回転管継手
324、排気管326等を通って外部へ排気される。な
お、潤滑油はオイルリング296によって掻き取られオ
イル室292に戻されるが、その他の燃料系統、点火系
統、潤滑系統、冷却系統、気密系統、逆転防止装置及び
動力取出装置、始動装置等は図1〜図11に示される実
施例とほぼ同様である。なお、掃気弁302は図12に
示される茸弁でなく、吸気弁312の如き簡単な構造の
逆止弁であってもよい。
【0028】前記のように、燃焼室28(290)はシ
リンダ12(282)内に1以上設けられるが、燃焼室
28(290)が1つの場合はシリンダ12(282)
を2以上設け、各シリンダ12(282)は360°を
シリンダ数で除した角度ずらして配置し、燃焼室28,
290を2以上設ける場合は、図3に示されるように燃
焼室28,28はX型隔壁16を挾むよう配置し若しく
は図12に示されるように燃焼室290,290は2つ
の燃焼室ピストン286,286と2つのI型隔壁28
4,284との間に配置することにより、2以上の燃焼
室28,28(290,290)で交互に膨張が行なわ
れるように構成されるものとする。
【0029】シリンダ軸36(ピストン軸32)は挿通
孔328(330)において吸気管44(排気管64)
を貫通し、またシリンダ軸36又はピストン軸32は図
示しない挿通孔332,334,336,338,34
0において吸気管45,排気管65,燃料管70,送油
管82,返油管92を貫通するが、これらの挿通孔32
8,330,332,334,336,338,340
並びに回転管継手46,47,62,63,72,8
4,90,310,324において存在する間隙はでき
るかぎり小さな、気密性の高いものであることが望まし
い。
【0030】以上の実施例においてはシリンダ及びピス
トンはともに回転するものであったが、他の実施例にお
いては固定されたシリンダ内を2組のピストンが相対的
往復動からなる回動を行う構成とすることもできる。な
お、逆転防止装置、動力取出装置、差動装置等は前記実
施例と同様である。図13〜図16は固定シリンダ式キ
ャットアンドマウス型ロータリーポンプの一実施例に関
する構造図、図17,図18は他の実施例に関する構造
図、図19〜図22は固定シリンダ式キャットアンドマ
ウス型ロータリー機関に関する構造図、図23(a)〜
(c)は同実施例の行程図である。
【0031】図13〜図16に示されるように固定シリ
ンダ式キャットアンドマウス型ロータリーポンプの一実
施例はシリンダ壁に吸気口及び排気口を設けたものであ
る。これらの図において、シリンダ350は中空状環状
体で固定されており、シリンダ350内にはピストン
352及びピストン354が回動可能に嵌入されてい
る。ピストン352とピストン354との間は圧縮
室356となっており、ピストン352とピストン
354との間で発生する相対的往復動により圧縮室35
6の容積が変化しポンプとして用いることができる(図
13においてはバランス保持のためピストン352及
びピストン354を各々2個対称形に配しており、こ
れに伴い圧縮室356は4室となっているが、ピストン
及びピストンは各々1以上の任意の同数、圧縮室は
ピストンとピストンの合計数を設けるものとす
る。)。ピストン352及びピストン354の外周
にはピストンリング358が嵌め込まれている。図14
は、図13に示す線XIV−XIVに沿う断面図並びに潤滑系
統の概観を示す構造図である。シリンダ350には吸気
口360及び排気口362が開けられ、吸気口360
(排気口362)には吸気弁364(排気弁366)が
設けられ、弁ばね368(370)により通常は閉弁さ
れており、圧縮室356内の圧力が減少(増加)したと
きに自動的に開弁され吸気管372(排気管374)、
連結吸気路376(連結排気路378)を通り吸気(排
気)が行われる仕組みである。
【0032】ピストン352(ピストン354)は
ピストン連結部380(ピストン連結部382)を
介してピストン軸384(ピストン軸386)と一
体化されている。シリンダ350もシリンダ連結部38
8を介しシリンダ軸390と一体化されており、ピスト
ン軸384及びピストン軸386はシリンダ軸39
0及び外部に設けられた図示しない軸受により回転可能
に支承されている。ピストン352及びピストン3
54の少なくとも片方には潤滑装置が設けられている。
図14に示される潤滑装置の一実施例にみられるよう
に、オイルタンク392からオイルポンプ394により
圧送された潤滑油は、送油管396を通り、回転管継手
398を介し固定側から回転側に移り、さらにピストン
軸内送油路400、ピストン連結部内送油路402、環
状送油路404、放射状送油路406等を経て、ピスト
ン352及びピストン354の外周に設けられた送
油口408からシリンダ350とピストンリング358
との摺動面に送られる。潤滑作用を終えた潤滑油はシリ
ンダ350に開けられた返油口410、U字管412を
有する返油管414、オイルフィルター416等を経て
前記オイルタンク392に戻る。
【0033】図15は回転管継手398周辺の部分拡大
図、図16は図15に示す線XVI−XVIに沿う断面図であ
る。送油管396を通ってきた潤滑油は、回転管継手3
98内を貫通するピストン軸384またはピストン軸
386に穿たれた開口部418からピストン軸及び
ピストン軸内に移る仕組みである。またピストン連結
部380またはピストン連結部382の片方には凹
部420が設けられ、他方に設けられた凸部422に嵌
合されて振動が防止される。ピストン軸384、ピス
トン軸386、ピストン軸内送油路400、ピストン
連結部内送油路402、凹部420、凸部422等の適
宜箇所には送油口424が開けられ、摺動面に潤滑油が
供給される。
【0034】シリンダ軸390とピストン軸384及
びピストン軸386との間にできる挿通孔426,4
28(図14参照)はできるかぎり狭く気密性が高いこ
とが好ましい。またピストン352及びピストン3
54が吸気口360及び排気口362を通り過ぎる際に
1つの圧縮室356から隣の圧縮室356へ流体が吹き
抜けることを防ぐため、吸気口360及び排気口362
の周方向寸法は小さいことが望ましい(図13参照)。
後者の気密性をさらに高めるために、ピストン352
及びピストン354の周方向寸法を吸気口360及び
排気口362の周方向寸法より大きくし、ピストン3
52及びピストン354の各々の周方向両端にピスト
ンリング358,358を嵌め込み、ピストンリング3
58,358の少なくとも片方が常にシリンダ350内
壁と接触するよう構成することにより、吹き抜けをほぼ
完全に阻止することができる。
【0035】図13〜図16に示される固定シリンダ式
キャットアンドマウス型ロータリーポンプにおいては吸
気口及び排気口はシリンダ壁に設けられるものであった
が、他の実施例においては、例えば図17,図18に示
されるように、ピストン側に吸気口及び排気口を設ける
構成とすることもできる。即ち、図17に示されるよう
に、シリンダ430内にはピストン432とピストン
434とが回動可能に嵌入されている。ピストン4
32及びピストン434との間は圧縮室436となっ
ている(同図においてはピストン432及びピストン
434は各々2個、圧縮室436は4室設けられてい
るが、ピストン及びピストンは1以上の任意の同
数、圧縮室はピストンとピストンの合計とす
る。)。ピストン432及びピストン434の外周
にはピストンリング438が嵌め込まれている。さら
に、同図に示されるように、ピストン432またはピ
ストン434の片方には吸気口440、他方には排気
口442が設けられ、吸気口440(排気口442)に
は、吸気弁444(排気弁446)が設けられ、圧縮室
436内の圧力が減少(増加)したとき自動的に開弁
し、吸気(排気)が行われる仕組みである。なお、吸気
弁444及び排気弁446には、図14に示される実施
例と同様に弁ばねを用い通常は閉弁させる構成とするこ
ともできる。
【0036】図18は、図17に示す線XVIII−XVIIIに
沿う断面図である。同図において、ピストン432
(ピストン434)はピストン連結部448(ピス
トン連結部450)を介しピストン軸452(ピス
トン軸454)と一体化されている。吸気口440
(排気口442)は、ピストン434及びピストン連
結部450(ピストン432及びピストン連結部
448)内に設けられた吸気路456(排気路458)
を通り、外部に固設された吸気管460(排気管46
2)に連なっている。ピストン連結部448またはピ
ストン連結部450の片方には凹部464、他方には
凸部466が設けられ、さらにピストン軸452及び
ピストン軸454は吸気管軸受468及び排気管軸受
470並びに図示されない外部に設けられた軸受により
支承されている。なお、潤滑装置の構成は図14〜図1
6に示される実施例と同様であるが、ピストン432
及びピストン434の外周に設けられる図示しない送
油口472は、図17に示すピストンリング438,4
38の中間に設けられるものとする。
【0037】図19〜図23は固定シリンダ式キャット
アンドマウス型ロータリー機関の一実施例を示すもので
あって、図17,図18に示されるピストンに吸気口及
び排気口を設けたロータリーポンプを機関に転用したも
のである。これらの図において、シリンダ480内には
掃排気ピストン482、予圧ピストン484、燃料ピス
トン486等が回動可能に嵌入されており、掃排気ピス
トン482と予圧ピストン484との間は予圧室48
8、掃排気ピストン482と燃料ピストン486との間
は燃焼室490、燃料ピストン486,486の間はオ
イル室491となっている。掃排気ピストン482には
掃気口492(排気口494)が開けられ、掃気口49
2(排気口494)には掃気弁棒496(排気弁棒49
8)を有する掃気弁500(排気弁502)が設けら
れ、掃気弁棒496及び排気弁棒498は連杆装置50
4により同時に開閉する。また燃料ピストン486には
噴射口506が開けられ、噴射弁508は燃焼室490
の内向行程の終了時に噴射弁棒510が掃排気ピストン
482に当接することにより開弁する。さらにまた、燃
料ピストン486には点火プラグ512が設けられ、点
火スイッチ514はスイッチ棒516が掃排気ピストン
482と当接することにより作動する。なお、掃排気ピ
ストン482及び燃料ピストン486の燃焼室490寄
り並びに予圧ピストン484の両端には各々1以上のコ
ンプレッションリング518、掃排気ピストン482の
予圧室488寄り並びに燃料ピストン486のオイル室
491寄りには各々1以上のオイルリング520が嵌め
込まれている(図19において掃排気ピストン482、
燃料ピストン486、予圧室488、燃焼室490等
〔以下、この丸括弧内において前者という。〕は各2
個、予圧ピストン484、オイル室491〔以下、この
丸括弧内において後者という。〕は各1個設けられてい
るが、シリンダ480が1個のときは前者は2以上の偶
数、後者は前者の半数とする。シリンダ480が2個以
上のときは1シリンダにつき前者は1又は2以上の偶
数、後者は1又は前者の半数とする。
【0038】図20は、図19に示す線XX−XXに沿う断
面図である。前記シリンダ480の適宜箇所には1以上
の吸気口522が開けられ、吸気弁524は弁ばね52
6により通常は閉弁されており、予圧室488内の圧力
が下がったときに自動的に開弁されて吸気される(燃焼
室490は内向行程においては圧縮中であり開弁せず、
外向行程においても膨張中であるために開弁しない。ま
た、オイル室491の容積は常に一定であり開弁するこ
とはない。)。吸気口522が複数のときは、図示しな
い連結吸気路528を介し、吸気管530に連なってい
る。掃排気ピストン482は連結部532を介しピス
トン軸534と一体化され、予圧ピストン484及び
燃料ピストン486は連結部536を介してピストン
軸538と一体化されている。排気口494は連結部
内排気路540、ピストン軸内排気路542、回転
管継手544等を経て排気管546に通じている。ま
た、噴射口506はピストン内燃料路548、連結部
内燃料路550、ピストン軸内燃料路552、回転管
継手554等を経て燃料管556に通じている。即ち、
燃料は図示しない燃料タンク557から燃料管556、
回転管継手554、ピストン軸内燃料路552、連結
部内燃料路550等を経て、噴射口506から燃焼室
490内へインジェクションされる。潤滑油は送油管5
58、回転管継手560、ピストン軸内送油路56
2、連結部内送油路564等を経て送油口566から
摺動面へ供給される(上記以外の潤滑装置の構成部材及
び送油口566の設置箇所等については、図14〜図1
6及びこれらの図に関する実施例を参照されたい。な
お、図20及び図22においては、送油口566は燃料
ピストン486に設けられるものとしたが、掃排気ピス
トン482及び予圧ピストン484にも設けることがで
きるものとする。)。この結果、図20にみられるよう
に、ピストン軸538及び連結部536内には各々
2本のパイプ、即ち、ピストン軸内燃料路552及び
ピストン軸内送油路562並びに連結部内燃料路5
50及び連結部内送油路564が形成されることとな
るが、ピストンを冷却することが必要な場合には、ピス
トン軸534及び連結部532(掃排気ピストン4
82を冷却する場合)、ピストン軸538及び連結部
536(予圧ピストン484及び燃料ピストン486
の少なくとも片方を冷却する場合)の各々に図示しない
送液路、冷却路、返液路等を設け、外部に設けたラジエ
ータ、送液管、返液管との間を送液用回転管継手、返液
用回転管継手により結ぶ構成とする。なお、図14,1
5,20,22等においては、ピストン軸384,5
34、ピストン軸386,538等内のパイプは軸の
途中に設けられた回転管継手398,544,554,
560等により外部と結ばれる構成であったが、他の実
施例においては、例えば図24に示されるように、ピス
トン軸及びピストン軸内に配される複数の管路は同
心円状に配管し、軸端に設けた複数管路用回転管継手5
92によって外部と結ぶ構成とすることもできるものと
する。
【0039】図21は、掃排気ピストン482の断面図
である。前記したように、掃気弁500(排気弁50
2)には掃気弁棒496(排気弁棒498)がピン結合
によって連結されており、これらは連杆装置504によ
り同時に開閉する。この連杆装置504は、支柱568
に揺動可能に支承され掃気弁棒496とピン結合される
掃気杆570並びに支柱572により揺動可能に支承さ
れ排気弁棒498とピン結合される排気杆574等から
なっており、掃気杆570及び排気杆574は接触部5
76において嵌合し、掃気杆570及び排気杆574は
連動し掃気弁500及び排気弁502は同時に開閉する
仕組みである(接触部576の形状は同図に示される以
外のもの、例えば、片方は中空状、他方はその中に挿入
される棒状のものであってもよい。)。なお、同図及び
図22に示される符号578はオイル戻し管であって、
オイルリング520により掻き取られた潤滑油はオイル
戻し管578を通って予圧室488及びオイル室491
へ戻され、さらに返油管414を通ってオイルタンク3
92に戻る。
【0040】図22は、燃料ピストン486の拡大図で
ある。噴射口506に開閉可能に設けられている噴射弁
508には噴射弁棒510がピン結合されており、噴射
弁棒510に取り付けられたスプリングキャップ580
がばね582に押されることにより、噴射弁508は通
常は閉弁されている。また点火プラグ512は点火スイ
ッチ514が離れると電源584から供給される電気が
イグニッションコイル586で増幅されて作動するが、
点火スイッチ514にピン結合されたスイッチ棒516
に取り付けられたスプリングキャップ588がばね59
0に押されることにより、通常は点火スイッチ514は
閉じている。なお、点火方式は上記イグニッションコイ
ル方式以外に他の現用点火方式を用いることもできるも
のとする。
【0041】図23(a)〜(c)は、図19〜図22
に示される固定シリンダ式キャットアンドマウス型ロー
タリー機関の一実施例に係る行程図であるが、説明の都
合上、一部の構成部材は省略されており、ことに燃料ピ
ストン486は1つにまとめられオイル室491は描か
れていない。
【0042】同図(a)はピストン等の配置が図19と
同一であって、左上の予圧室488は吸気行程、右上の
燃焼室490は圧縮行程にあり、予圧ピストン484及
び燃料ピストン486は左回りに回転中である(説明を
簡略化するため、掃排気ピストン482は一定位置にあ
るものと仮定する。)。
【0043】同図(b)では各行程が終局を迎え、噴射
弁棒510が掃排気ピストン482に当接し噴射弁50
8が開いて燃料が燃焼室490内にインジェクションさ
れ、ほぼ同時にスイッチ棒516も掃排気ピストン48
2に当接し点火スイッチ514が開き点火プラグ512
が作動し、燃焼室490内の燃料に点火し、このあと、
燃焼室490は膨張行程に、予圧室488は予圧行程に
移行する。なお、図中の矢印付き破線は燃料が送られる
経路を示すものである。
【0044】同図(c)では上記各行程が終局に近づ
き、十分に膨張した燃焼室490内の圧力が十分に圧縮
縮小された予圧室488の圧力より低くなったとき、掃
気弁500が開き連杆装置504により排気弁502が
開く。その結果、予圧室488内の気体は掃気口492
を通って燃焼室490に入り掃気を行い、代わりに燃焼
室490内の廃ガスは排気口494を通って排気され
る。なお、図中の矢印付き破線は掃気及び排気の流れを
示すものである。
【0045】前記したように、図13〜図23に示され
る実施例における逆転防止装置、動力取出装置、差動装
置等は、図1〜図12に示されるものと同様であるが、
図1〜図12に係るシリンダ側伝動軸148又はピスト
ン側伝動軸150、シリンダ側発電機固定子171又は
ピストン側発電機固定子172、シリンダ側発電機回転
子173又はピストン側発電機回転子174、シリンダ
側発電機回転子軸175又はピストン側発電機回転子軸
176、シリンダ側モータ固定子182又はピストン側
モータ固定子183、シリンダ側モータ回転子184又
はピストン側モータ回転子185、シリンダ側モータ回
転子軸186又はピストン側モータ回転子軸187、シ
リンダ側導線188又はピストン側導線189の各々
は、図13〜図23に示される実施例においては、ピス
トン側伝動軸594又はピストン側伝動軸595、
ピストン側発電機固定子596又はピストン側発電
機固定子597、ピストン側発電機回転子598又は
ピストン側発電機回転子599、ピストン側発電機
回転子軸600又はピストン側発電機回転子軸60
1、ピストン側モータ固定子602又はピストン側
モータ固定子603、ピストン側モータ回転子604
又はピストン側モータ回転子605、ピストン側モ
ータ回転子軸606又はピストン側モータ回転子軸6
07、ピストン側導線608又はピストン側導線6
09の各々に読み替えられるものとし、図1〜図12に
示される実施例においてシリンダ軸36又はピストン軸
32の作用を受け若しくは作用を及ぼす構成も、図13
〜図23に示される実施例においてはピストン軸38
4,452,534又はピストン軸386,454,
538の作用を受け若しくは作用を及ぼすものとする。
【0046】本明細書中で用いたプーリ及び伝動ベル
ト、並びに2以上の歯車からなる伝動機構は、プーリ及
び伝動ベルト、チェーン及びチェーン歯車、2以上の歯
車、若しくは他の現用伝動装置と置換できるものとす
る。また、逆止弁は各図に示された形態及び形状に限ら
ず、他の現用逆止弁を用いることもできるものとする。
シリンダ12,13,282,350,430,480
は製造、点検、ピストンリング交換等を容易にするた
め、2以上に分割することができるものとする。なお、
本発明の逆転防止装置、動力取出装置、始動装置、及び
駆動装置等は、本発明以外の同軸機械にも適用できるも
のとする。
【0047】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記されるような効果を奏する。従来
のキャットアンドマウス型ロータリー機関の多くと異な
り2サイクル行程機関としたことにより、複雑な弁装置
を不要なものとし、高速回転に適し、かつ実現性の高い
ものとした。
【0048】従来のキャットアンドマウス型ロータリー
機関においては2枚の回転板相互の離合は機械的連動装
置によって実現しようとしていたため、2枚の回転板の
間で発生する膨張力は2枚の回転板に等しく作用し同一
方向への回転を持続させることができなかったのに対
し、本発明においては、2枚の回転板の間で発生する膨
張力のうち先行する回転板の回動を動力とし、他側の回
転板の相対的逆転回動を発電により回収し、その回収電
気を先行回転板と連なる増速モータに送り増速されたモ
ータ回転子軸から最終的な動力を取り出す構成とするこ
とにより、2枚の回転板の間で発生し2枚の回転板双方
に作用する膨張力の大半を取り出すことができ、キャッ
トアンドマウス型ロータリー機関の実現性を高めた。
【0049】従来のヴァンケル式多角形ロータ偏心回転
型ロータリー機関では気密面及び潤滑面で課題が多かっ
たのに対し、本発明はコンプレッションリング及びオイ
ルリングからなるピストンリングが設けられているため
気密性が高く、摩耗変形及び熱変形に対してもピストン
リングのもつ自己伸張力があるため持続的な高気密性の
保持が容易である。また、シリンダとピストンリングと
の間で相対的往復動がなされるため、シリンダとピスト
ンリングとの摺動面に必要な潤滑油を供給し、余分な潤
滑油はオイルリングによって掻き取られ燃焼室への侵入
を防止することができるので、潤滑性がよくオイル消費
率も低い。また、本発明のキャットアンドマウス型ロー
タリーポンプは、シリンダに占める加圧空間(本発明に
おいては圧縮室)の割合が高いため容積効率が高い。さ
らに気密性保持が容易であるので、ヴァンケル式ロータ
リー機械に比べ精度の要求水準が低いため製造及び保守
が容易であり、耐久性が高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のキャットアンドマウス型ロータリー機
械全体の縦断面図
【図2】図1に示す線II−IIに沿う横断面図
【図3】機関本体の平面図
【図4】機関本体の底面図
【図5】機関本体及び冷却系統の概略を示す縦断面図
【図6】機関本体の1つの弧状空間の模式図である縦断
面図
【図7】本発明のキャットアンドマウス型ロータリーポ
ンプの1つの弧状空間の模式図である縦断面図
【図8】機関本体の気密装置及び潤滑装置を示す平面図
【図9】本発明のキャットアンドマウス型ロータリー機
械の差動装置の他の実施例の平面図
【図10】図9に示す線X−Xに沿う縦断面図
【図11】図9に示す線XI−XIに沿う縦断面図
【図12】本発明のキャットアンドマウス型ロータリー
機関の機関本体の他の実施例の平面図
【図13】本発明のキャットアンドマウス型ロータリー
ポンプの他の実施例に係るポンプ本体の平面図
【図14】図13に示す線XIV−XIVに沿う縦断面図並び
に潤滑系統の概略を示す構造図
【図15】図14の部分拡大図
【図16】図15に示す線XVI−XVIに沿う平断面図
【図17】本発明のキャットアンドマウス型ロータリー
ポンプの他の実施例に係るポンプ本体の平断面図
【図18】図17に示す線XVIII−XVIIIに沿う断面図
【図19】本発明のキャットアンドマウス型ロータリー
機関の他の実施例に係る機関本体の平断面図
【図20】図19に示す線XX−XXに沿う縦断面図
【図21】図19に示す符号482の拡大図である平断
面図
【図22】図19に示す符号486の拡大図である平断
面図
【図23】図19〜図22に示す実施例の行程図
【図24】本発明に用いる回転管継手の他の実施例であ
る複数管路用回転管継手の縦断面図
【符号の説明】
12,13,282,350,430,480 シリン
ダ 20,21 ピストン 32 ピストン軸 36,390 シリンダ軸 163,164,196,197 ラチェット装置 165 速軸 171 シリンダ側発電機固定子 172 ピストン側発電機固定子 173 シリンダ側発電機回転子 174 ピストン側発電機回転子 179 増速モータ 182 シリンダ側モータ固定子 183 ピストン側モータ固定子 184 シリンダ側モータ回転子 185 ピストン側モータ回転子 186 シリンダ側モータ回転子軸 187 ピストン側モータ回転子軸 188 シリンダ側導線 189 ピストン側導線 198 動力取出軸 216 始動モータ 230 摩擦車 232 円錐形摩擦車 252 円形歯車 254 カム形歯車 352,432 ピストン 354,434 ピストン 384,452,534 ピストン軸 386,454,538 ピストン軸 482 掃排気ピストン 484 予圧ピストン 486 燃料ピストン 596 ピストン側発電機固定子 597 ピストン側発電機固定子 598 ピストン側発電機回転子 599 ピストン側発電機回転子 602 ピストン側モータ固定子 603 ピストン側モータ固定子 604 ピストン側モータ回転子 605 ピストン側モータ回転子 606 ピストン側モータ回転子軸 607 ピストン側モータ回転子軸 608 ピストン側導線 609 ピストン側導線

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダと連動するシリンダ軸並びにシ
    リンダ内を回動するピストンと連動するピストン軸を有
    する回転シリンダ式キャットアンドマウス型ロータリー
    機関において、シリンダ軸又はピストン軸のうち速く回
    転する側の回転力をラチェット装置により取り出す速軸
    取出機構を持ち、速く回転する側即ち速軸と連結されて
    回転するシリンダ側発電機固定子及びピストン側発電機
    固定子並びにシリンダ軸(ピストン軸)と連結されたシ
    リンダ側発電機回転子(ピストン側発電機回転子)等か
    らなりシリンダ軸又はピストン軸のうち遅く回転する側
    の相対的逆転よりなる回転力を電気エネルギーに変えて
    取り出し逆転力を回収する逆転防止装置と、シリンダ側
    モータ固定子及びピストン側モータ固定子が速軸と連結
    された増速モータにシリンダ側導線(ピストン側導線)
    を介して前記電気エネルギーを送りシリンダ側モータ回
    転子(ピストン側モータ回転子)を速軸の回転数以上に
    増速させシリンダ側モータ回転子軸又はピストン側モー
    タ回転子軸のうち速く回転する側の回転力をラチェット
    装置により取り出し動力取出軸に伝動し、そこから動力
    を取り出す動力取出装置と、を持つことを特徴とするキ
    ャットアンドマウス型ロータリー機関の逆転防止装置及
    び動力取出装置。
  2. 【請求項2】 シリンダと連動するシリンダ軸並びにシ
    リンダ内を回動するピストンと連動するピストン軸を有
    する回転シリンダ式キャットアンドマウス型ロータリー
    機械において、シリンダ軸又はピストン軸の片軸に始動
    モータの回転力を伝動し等速回転させ他軸に摩擦車及び
    円錐形摩擦車からなる無段変速装置を作用させ交互に加
    速・減速させ、若しくは片軸に円形歯車を他軸にカム形
    歯車からなる変速装置を作用させ交互に加速・減速させ
    ることにより、2軸相互間を相対的変速回転させ、キャ
    ットアンドマウス型ロータリー機関の始動装置として用
    い、若しくはキャットアンドマウス型ロータリーポンプ
    の駆動装置として用いることをもって特徴とするキャッ
    トアンドマウス型ロータリー機械の差動装置。
  3. 【請求項3】 シリンダ内を回動する掃排気ピストンに
    連動するピストン並びに予圧ピストン及び燃料ピスト
    ンと連動するピストン軸を有する固定シリンダ式キャ
    ットアンドマウス型ロータリー機関において、ピストン
    軸又はピストン軸のうち速く回転する側の回転力を
    ラチェット装置により取り出す速軸取出機構を持ち、速
    く回転する側即ち速軸と連結されて回転するピストン
    側発電機固定子及びピストン側発電機固定子並びにピ
    ストン軸(ピストン軸)と連結されたピストン側
    発電機回転子(ピストン側発電機回転子)等からなり
    ピストン軸又はピストン軸のうち遅く回転する側の
    相対的逆転よりなる回転力を電気エネルギーに変えて取
    り出し逆転力を回収する逆転防止装置と、ピストン側
    モータ固定子及びピストン側モータ固定子が速軸と連
    結された増速モータにピストン側導線(ピストン側
    導線)を介して前記電気エネルギーを送りピストン側
    モータ回転子(ピストン側モータ回転子)を速軸の回
    転数以上に増速させピストン側モータ回転子軸又はピ
    ストン側モータ回転子軸のうち速く回転する側の回転
    力をラチェット装置により取り出し動力取出軸に伝動
    し、そこから動力を取り出す動力取出装置と、を持つこ
    とを特徴とする請求項1記載のキャットアンドマウス型
    ロータリー機関の逆転防止装置及び動力取出装置。
  4. 【請求項4】 シリンダ内を回動するピストン及びピ
    ストンの各々と連動するピストン軸及びピストン軸
    を有する固定シリンダ式キャットアンドマウス型ロー
    タリー機械において、ピストン軸又はピストン軸の
    片軸に始動モータの回転力を伝動し等速回転させ他軸に
    摩擦車及び円錐形摩擦車からなる無段変速装置を作用さ
    せ交互に加速・減速させ、若しくは片軸に円形歯車を他
    軸にカム形歯車からなる変速装置を作用させ交互に加速
    ・減速させることにより、2軸相互間を相対的変速回転
    させ、キャットアンドマウス型ロータリー機関の始動装
    置として用い、若しくはキャットアンドマウス型ロータ
    リーポンプの駆動装置として用いること、をもって特徴
    とする請求項2記載のキャットアンドマウス型ロータリ
    ー機械の差動装置。
JP21233992A 1992-02-07 1992-07-17 キャットアンドマウス型ロータリー機関の逆転防止装置及び動力取出装置並びにキャットアンドマウス型ロータリー機械の差動装置 Pending JPH05280369A (ja)

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JP4-56036 1992-02-07
JP5603692 1992-02-07

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