JPH05259497A - 半導体素子の製造方法 - Google Patents
半導体素子の製造方法Info
- Publication number
- JPH05259497A JPH05259497A JP4053290A JP5329092A JPH05259497A JP H05259497 A JPH05259497 A JP H05259497A JP 4053290 A JP4053290 A JP 4053290A JP 5329092 A JP5329092 A JP 5329092A JP H05259497 A JPH05259497 A JP H05259497A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- sio
- deposited
- diffusion
- semiconductor device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Light Receiving Elements (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】InP n+基板1上に有機金属熱分解法によ
ってn- バッファー層2,n- 受光層3,n- 層4,n
- コンタクト層5を、順次、成長させる。次に、SiO
2 膜6を堆積後、ホトレジストマスク7を形成する。次
にSiO2 膜6をエッチングし、メサ構造エッチング用
マスクとする。SiO2 膜をマスクとして多層構造膜の
メサエッチ8を行なう。ホトレジストマスク7とSiO
2 膜6を除去後、SiN膜9を堆積する。 【効果】550℃で一時間N2 中でアニールした後に炉
中で一時間冷却することにより、従来逆方向電流が70
0nAあったものを1nAに低減することが出来る。
ってn- バッファー層2,n- 受光層3,n- 層4,n
- コンタクト層5を、順次、成長させる。次に、SiO
2 膜6を堆積後、ホトレジストマスク7を形成する。次
にSiO2 膜6をエッチングし、メサ構造エッチング用
マスクとする。SiO2 膜をマスクとして多層構造膜の
メサエッチ8を行なう。ホトレジストマスク7とSiO
2 膜6を除去後、SiN膜9を堆積する。 【効果】550℃で一時間N2 中でアニールした後に炉
中で一時間冷却することにより、従来逆方向電流が70
0nAあったものを1nAに低減することが出来る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体素子の製造方法に
関する。
関する。
【0002】
【従来の技術】従来の技術は特開平3−102882 号公報に
記載のように受光素子において、接合の形成のための不
純物拡散後、アニール処理を行なうと、拡散不純物が再
拡散を起こし拡散層の表面濃度が低下するという問題が
発生する。拡散層の表面濃度が低下すると、電極を形成
した時に接触抵抗が大きくなり、受光素子の特性に悪影
響を及ぼすとなっていた。
記載のように受光素子において、接合の形成のための不
純物拡散後、アニール処理を行なうと、拡散不純物が再
拡散を起こし拡散層の表面濃度が低下するという問題が
発生する。拡散層の表面濃度が低下すると、電極を形成
した時に接触抵抗が大きくなり、受光素子の特性に悪影
響を及ぼすとなっていた。
【0003】電極形成開口部全面に形成されたチタン膜
により不純物原子の再拡散が阻止されチタン膜と半導体
層との間の接触抵抗が低減されるとなっている。
により不純物原子の再拡散が阻止されチタン膜と半導体
層との間の接触抵抗が低減されるとなっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術はPIN
型フォトダイオード素子の逆方向電流の点について考慮
がされておらず逆方向電流が常に大きい問題があった。
型フォトダイオード素子の逆方向電流の点について考慮
がされておらず逆方向電流が常に大きい問題があった。
【0005】本発明の目的は逆方向電流を低減すること
にある。
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明はPIN型フォトダイオードのメサ構造部に
パッシベーション膜を堆積後、メサ構造の上部にZn拡
散用孔を開口し、Zn拡散を行なった後にSiN膜を除
去しないでZn拡散の後処理で汚染されたSiO2 のみ
を除去後、再び、SiO2 膜を堆積しメサ構造の上部に
電極用の孔を開口し、550℃で一時間N2 雰囲気で加
熱後電源をオフし、一時間冷却する。
に、本発明はPIN型フォトダイオードのメサ構造部に
パッシベーション膜を堆積後、メサ構造の上部にZn拡
散用孔を開口し、Zn拡散を行なった後にSiN膜を除
去しないでZn拡散の後処理で汚染されたSiO2 のみ
を除去後、再び、SiO2 膜を堆積しメサ構造の上部に
電極用の孔を開口し、550℃で一時間N2 雰囲気で加
熱後電源をオフし、一時間冷却する。
【0007】
【作用】メサ構造を形成後、上部及び側壁部が汚染され
ないよう、直ちに、SiN膜とSiO2 パッシベーショ
ン膜を堆積する。Zn拡散用孔を開口し、Zn拡散を行
ないSiO2 膜のみ除去し、その上部に再びSiO2 膜
を堆積後、電極用孔を開口し、高温N2 アニールするこ
とにより、メサ構造上部及び側壁部にある可動イオンが
揮発するか可動イオンが化合物を作って動かなくなり逆
方向電流が低減できる。
ないよう、直ちに、SiN膜とSiO2 パッシベーショ
ン膜を堆積する。Zn拡散用孔を開口し、Zn拡散を行
ないSiO2 膜のみ除去し、その上部に再びSiO2 膜
を堆積後、電極用孔を開口し、高温N2 アニールするこ
とにより、メサ構造上部及び側壁部にある可動イオンが
揮発するか可動イオンが化合物を作って動かなくなり逆
方向電流が低減できる。
【0008】
【実施例】図1のようにInP n+基板1上に有機金
属熱分解法によってn- バッファー層2,n- 受光層
3,n- 層4,n- コンタクト層5を、順次、成長させ
る。次に図2のように、SiO2 膜6を堆積後、図3の
ようにホトレジストマスク7を形成する。次にSiO2
膜6をエッチングし、メサ構造エッチング用マスクとす
る。SiO2 膜をマスクとして多層構造膜のメサエッチ
8を行なう。ホトレジストマスク7とSiO2 膜6を除
去後、図4のようにSiN膜9を堆積する。
属熱分解法によってn- バッファー層2,n- 受光層
3,n- 層4,n- コンタクト層5を、順次、成長させ
る。次に図2のように、SiO2 膜6を堆積後、図3の
ようにホトレジストマスク7を形成する。次にSiO2
膜6をエッチングし、メサ構造エッチング用マスクとす
る。SiO2 膜をマスクとして多層構造膜のメサエッチ
8を行なう。ホトレジストマスク7とSiO2 膜6を除
去後、図4のようにSiN膜9を堆積する。
【0009】次に、図5のようにSiO2 膜10を堆積
後、ホトレジストマスク11を形成する。
後、ホトレジストマスク11を形成する。
【0010】図6のように、SiO2 膜10をエッチン
グした後に、SiN膜9をドライエッチングし、Zn拡
散用孔12を開口する。ホトレジストマスク11を除去
後試料を石英アンプルで真空封止し、550℃で5分間
Zn拡散13を行なう。
グした後に、SiN膜9をドライエッチングし、Zn拡
散用孔12を開口する。ホトレジストマスク11を除去
後試料を石英アンプルで真空封止し、550℃で5分間
Zn拡散13を行なう。
【0011】SiO2 膜10を除去後、SiN膜9は除
去しないで、再び、図7に示すようにSiO2 膜14を
堆積する。次にホトレジストマスク15を形成する。図
8に示すようにSiO2 膜14をエッチングして電極取
り出し孔16を開口する。ホトレジストマスク15を除
去し、550℃のN2 雰囲気の炉で一時間アニールした
後、炉中で一時間放置する。アニールする以前には70
0nAあったものがアニール後では1nAに低減でき
る。図9のように電極リフトオフ用ホトレジスト膜17
を形成後Ti,Pt,Au18を蒸着する。ホトレジス
ト除去液を使用して図10のように所定部分の金属蒸着
膜18以外をリフトオフ法により除去する。N2 中でア
ロイを行ないオーミックコンタクトをとる。
去しないで、再び、図7に示すようにSiO2 膜14を
堆積する。次にホトレジストマスク15を形成する。図
8に示すようにSiO2 膜14をエッチングして電極取
り出し孔16を開口する。ホトレジストマスク15を除
去し、550℃のN2 雰囲気の炉で一時間アニールした
後、炉中で一時間放置する。アニールする以前には70
0nAあったものがアニール後では1nAに低減でき
る。図9のように電極リフトオフ用ホトレジスト膜17
を形成後Ti,Pt,Au18を蒸着する。ホトレジス
ト除去液を使用して図10のように所定部分の金属蒸着
膜18以外をリフトオフ法により除去する。N2 中でア
ロイを行ないオーミックコンタクトをとる。
【0012】以上の工程により逆方向電流が低いメサ構
造のPIN型フォトダイオード素子が得られる。
造のPIN型フォトダイオード素子が得られる。
【0013】本実施例ではPIN型フォトダイオード素
子の製造方法が示されているがPIN型フォトダイオード
アレーについても適用可能である。
子の製造方法が示されているがPIN型フォトダイオード
アレーについても適用可能である。
【0014】また、APD,LED,超高速マイクロ波
ダイオードについても適用可能である。
ダイオードについても適用可能である。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、InP n+基板上に
有機金属熱分解法により多層膜を堆積後、メサ構造を形
成する。次に、SiNとSiO2 のパッシベーション膜
を堆積した後にエッチングによりメサ構造の上部にZn
拡散用孔を開口し、Zn拡散を行ない、SiN膜は除去
しないでSiO2膜のみを除去する。次に、再びSiO2
膜を堆積後Zn拡散と同じ部分に電極取り出し孔を開口
する。550℃で一時間N2 中でアニールした後に炉中
で一時間冷却することにより、従来逆方向電流が700
nAあったものを1nAに低減することが出来る。
有機金属熱分解法により多層膜を堆積後、メサ構造を形
成する。次に、SiNとSiO2 のパッシベーション膜
を堆積した後にエッチングによりメサ構造の上部にZn
拡散用孔を開口し、Zn拡散を行ない、SiN膜は除去
しないでSiO2膜のみを除去する。次に、再びSiO2
膜を堆積後Zn拡散と同じ部分に電極取り出し孔を開口
する。550℃で一時間N2 中でアニールした後に炉中
で一時間冷却することにより、従来逆方向電流が700
nAあったものを1nAに低減することが出来る。
【図1】InP基板上に四層の膜を堆積した断面図。
【図2】四層構造膜上にSiO2 膜を堆積した断面図。
【図3】SiO2 膜をマスクとして多層構造膜をメサエ
ッチングした断面図。
ッチングした断面図。
【図4】多層構造膜上にSiN膜を堆積した断面図。
【図5】SiN膜上にSiO2 膜を堆積した上にホトレ
ジストパターンを形成した断面図。
ジストパターンを形成した断面図。
【図6】SiO2 膜をエッチング後SiN膜をドライエ
ッチし、Zn拡散をした断面図。
ッチし、Zn拡散をした断面図。
【図7】Zn拡散した上にSiO2 膜を再び堆積ホトレ
ジパターンを形成した断面図。
ジパターンを形成した断面図。
【図8】SiO2 膜をエッチングし、N2 アニールした
断面図。
断面図。
【図9】電極リフトオフ用ホトレジストの上に電極を蒸
着した図。
着した図。
【図10】電極をリフトオフした後の断面図。
1…InPn+基板、2…n- バッファー層、3…n-
受光層、4…P+層、5…P+コンタクト層、8…多層
構造のメサエッチ、9…SiN膜、13…Zn拡散層、
14…SiO2 膜。
受光層、4…P+層、5…P+コンタクト層、8…多層
構造のメサエッチ、9…SiN膜、13…Zn拡散層、
14…SiO2 膜。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 和弘 東京都国分寺市東恋ケ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 松田 広志 東京都国分寺市東恋ケ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 永野 祐二 東京都小平市上水本町5丁目20番1号 日 立超エル・エス・アイ・エンジニアリング 株式会社内
Claims (5)
- 【請求項1】pn接合をもつメサ型半導体素子におい
て、メサ構造を形成後、直ちに、パッシベーション膜を
堆積した後にメサ構造上部の前記パッシベーション膜に
不純物拡散用孔を開口し不純物拡散を行ない、次に40
0℃から650℃でアニールし、前記パッシベーション
膜を素子作製後まで除去しないことにより逆方向電流を
低減させることを特徴とする半導体素子の製造方法。 - 【請求項2】請求項1において、前記アニールの雰囲気
を窒素または水素または真空中で行なう半導体素子の製
造方法。 - 【請求項3】請求項1において、前記パッシベーション
膜にSiN膜を使用した半導体素子の製造方法。 - 【請求項4】請求項3の方法を用いたPIN型フォトダ
イオードの製造方法。 - 【請求項5】請求項3の方法を用いたPIN型フォトダ
イオードアレーの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4053290A JPH05259497A (ja) | 1992-03-12 | 1992-03-12 | 半導体素子の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4053290A JPH05259497A (ja) | 1992-03-12 | 1992-03-12 | 半導体素子の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05259497A true JPH05259497A (ja) | 1993-10-08 |
Family
ID=12938593
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4053290A Withdrawn JPH05259497A (ja) | 1992-03-12 | 1992-03-12 | 半導体素子の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05259497A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8610170B2 (en) | 2010-01-25 | 2013-12-17 | Irspec Corporation | Compound semiconductor light-receiving element array |
-
1992
- 1992-03-12 JP JP4053290A patent/JPH05259497A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8610170B2 (en) | 2010-01-25 | 2013-12-17 | Irspec Corporation | Compound semiconductor light-receiving element array |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4152824A (en) | Manufacture of solar cells | |
US5543333A (en) | Method for manufacturing a solar cell having combined metallization | |
US4545115A (en) | Method and apparatus for making ohmic and/or Schottky barrier contacts to semiconductor substrates | |
EP0383610A2 (en) | Manufacturing method of semiconductor device | |
JP3583451B2 (ja) | 半導体デバイスの作製方法 | |
JP2609267B2 (ja) | 自己整列ひ化ガリウム装置の製造方法 | |
EP0013342A1 (fr) | Procédé de fabrication de transistors à effet de champ auto-alignés du type métal-semi-conducteur | |
US3627647A (en) | Fabrication method for semiconductor devices | |
US6096629A (en) | Uniform sidewall profile etch method for forming low contact leakage schottky diode contact | |
EP0178000B1 (en) | Method of forming submicron grooves in, for example, semiconductor material and devices obtained by means of this method | |
WO1986002488A1 (en) | Coating of iii-v and ii-vi compound semiconductors | |
CA1277779C (en) | Method for production of compound semiconductor devices | |
US4090915A (en) | Forming patterned polycrystalline silicon | |
GB1356710A (en) | Semiconductor resistor | |
JPH0621099A (ja) | GaAs MESFETの製造方法 | |
US4116722A (en) | Method for manufacturing compound semiconductor devices | |
US5362658A (en) | Method for producing semiconductor device | |
JPH05259497A (ja) | 半導体素子の製造方法 | |
US3698077A (en) | Method of producing a planar-transistor | |
US5021358A (en) | Semiconductor fabrication process using sacrificial oxidation to reduce tunnel formation during tungsten deposition | |
US6902992B2 (en) | Method of fabricating semiconductor device having semiconductor resistance element | |
KR101083374B1 (ko) | 태양전지 및 그 제조방법 | |
KR100226831B1 (ko) | 발광 다이오드 및 그 제조방법 | |
JPH07169709A (ja) | 半導体装置の製造方法 | |
EP0292042B1 (en) | Semiconductor fabrication process using sacrificial oxidation to reduce tunnel formation during tungsten deposition |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990518 |