JPH05256872A - 光信号を用いた半導体試験装置 - Google Patents

光信号を用いた半導体試験装置

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JPH05256872A
JPH05256872A JP4088183A JP8818392A JPH05256872A JP H05256872 A JPH05256872 A JP H05256872A JP 4088183 A JP4088183 A JP 4088183A JP 8818392 A JP8818392 A JP 8818392A JP H05256872 A JPH05256872 A JP H05256872A
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功 石黒
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高速動作可能なICをウェハー基板上で精度
良く測定する。 【構成】 ガリウムひ素基板10上に形成された被測定
集積回路12や被測定素子14に、同じ基板10上に形
成した光信号でトリガすることのできる光トリガ高速信
号発生器100から高速パルスを印加し、被測定集積回
路12などの出力を広帯域サンプリング・オシロスコー
プで観測する。この広帯域サンプリング・オシロスコー
プも基板10上に形成することもできる。また、電気光
学効果を用いたサンプリング・オシロスコープを使用す
ることもできる。 【効果】 高速性能の保証された集積回路などを、効率
よく得ることが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はガリウムひ素基板上に形
成された高速素子や集積回路を試験するための試験装置
に関する。さらに具体的には、高速の被測定物のパルス
特性などを、光信号の印加により精度高く測定すること
を可能とした改良された装置を提供せんとするものであ
る。
【0002】
【従来の技術】 情報処理システムの大容量化、高
速化が進み、その信号を処理するための情報処理システ
ムは、そのハードおよびソフトにおいて高速化が望まれ
てきている。とくに、ハード面では、ガリウムひ素等の
キャリアのモビリティーが大きい半導体基板を使うこと
によって高速化が進み、かつ、パターンを微細化し、高
集積化して市場のニーズに応えてきている。このような
ガリウムひ素の集積回路も現在では半導体メーカー各社
で開発され、たとえば、株式会社日立製作所製ロジック
ICのHS6900シリーズでは2.4ギガビット/秒
の高速信号処理を、また、米国ギガビット・ロジック
(Gigabit Logic,Inc.)社製10G
ピコロジック系列(PicoLogic Famil
y)は3GHzの動作を保証している。
【0003】ところで、このような高速集積回路の開発
や検査においては、その性能を確認するために高速のク
ロック信号とデータ信号のようにスキュー関係(タイミ
ング関係)が明確になっている信号をICチップ内に入
力する必要性があり、そのマージンを知る必要性があ
る。また、それとともに集積回路(IC)から出力され
てくる高速信号を観測する必要性がある。
【0004】現在、このような評価をするにはICを専
用の装置に搭載し、その装置のコネクタを介して外部の
パルス・パターン・ジェネレータやサンプリング・オシ
ロスコープに接続する方法と、オンウェハー・プローブ
で直接ウェハー上の専用パッドに接続し、外部の機器に
接続する方法がある。ところが、実際には多くの場合、
ウェハーからチップを切り出し、専用の装置に搭載して
検査するということはなく、切断前のウェハー上のポイ
ントで抵抗と容量の値を測ることによって、その時定数
から計算で特性をシミュレーションしている。あるいは
ウェハー上の端にテスト用の単体素子を配置し、その特
性から類推している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】測定用の装置に装着し
て特性測定をする場合、この装置の性能と、搭載の仕方
による特性と、被測定物の特性とを総合的に評価するこ
とになる。測定装置の特性が被測定物の特性よりも充分
上回っているときには問題は生じないが、同等程度にな
る場合には、装置自体の特性を明確にしておかなけれ
ば、被測定物の特性を正確に知ることはできない。しか
し、信号が高速になればなるほど、入出力コネクタとの
インタフェースを設計することは難しく、入出力コネク
タの形状は外部に接続される測定装置との関係でサイズ
が決まっているので、多チャンネルになると装置自身の
大きさがかなり大きくなり、また、その大きさのために
入力コネクタ間でIC迄の距離および伝搬時間に違いが
生じ、タイミング依存性や位相マージンを正確に知るこ
とは非常に難しいという解決されるべき課題があった。
【0006】また、ウェハーを測定用装置に接続する信
号線の数も多くなるために、頻繁にウェハーに測定用の
コネクターを接続したり外したりはできないという課題
が残されていた。
【0007】オンウェハー・プローブでは専用のパッド
(測定端子)を設ける必要があり、ウェハーに直接接触
しなければならないので、傷を付けてしまうことがあ
る。また、ICに対し専用のプローバ・カードをその都
度設計制作する必要がある。ウェハー・プローブの高周
波特性は、たとえば米国のカスケード・マイクロテック
社(CASCADE MICROTECH)のWPHシ
リーズでは、直流から50GHzの測定可能な周波数範
囲を有している。このような高周波特性の測定は、ネッ
トワーク・アナライザーを使って行うため、測定系の特
性は補正をかけることによって、ある程度の範囲におい
てキャンセルでき、プローバの周波数特性はあまり問題
にならない。しかし、リアルタイムでスキューの観測を
する場合には、高速パルスの入出力が必要とされ、この
ようなプローバでは高速信号を劣化なく導入することは
不可能である。また、ICのスキューを調整するため
に、ICの伝送路の伝搬遅延時間を正確に知る必要があ
るが、ウェハー上でのこのようなタイムドメイン(時間
領域)の測定は実施できないという解決されねばならな
い課題があった。
【0008】ICの開発や検査の段階において、ICに
非接触で高速の信号を多チャンネル同時に導入し、か
つ、IC上の任意の点の信号を観測したいという強い要
求がある。任意の点の信号の観測については、電気光学
効果を用いた非接触プロービングが研究されている(文
献 IBM Journal of Research and Development V
ol.34, No.2/3, 3月/5月 1990 P.141-172 お
よび 1990年電子情報通信学会秋期全国大会 C291,
292, 293 )。このようなプロービングのみが発達して
も、信号を被測定回路に導入できなければシステムとし
ては未完成である。この問題を解決するために被測定回
路チップ上に高速信号源を作り込み、ボンディング・ワ
イヤやコネクタの問題を排除し、回路の特性を知る研究
が始まっている(NTT R&D Vol.40 N
o.1 1991)。このシステムでは、光電変換素子
をチップ上に形成している。ところが、このシステムの
光信号源はインパルスであるため、素子のインパルス応
答を知ることには適しているが、回路全体の評価をする
という点では問題がある。また、この光信号源にはモー
ド同期法が使われているために、任意の繰り返し周波数
を選択することができないという未解決の課題が残され
ていた。
【0009】ウェハー基板上の被測定素子あるいは被測
定集積回路に測定信号である立上がり時間が十数psの
パルス信号をプローバー等で導入することは、プローバ
ーあるいはプローバーと基板間で信号の立上がり時間の
劣化が生じるために極めて困難であり、このようなパル
ス信号の劣化を演算によって補正することは容易ではな
いという解決されるべき課題があった。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような課題
を解決するためになされたものであり、高速パルスの劣
化をなくすために、光信号を用いて非接触で比較的低速
な測定信号をウェハー上に導入し、ウェハー上において
立上がり時間を改善して高速信号を被測定素子あるいは
被測定集積回路(IC)に導入するようにした。
【0011】非接触で高速信号をICに導入する手段と
して、フォト・コンダクタと非線形伝送路と波形整形器
を集積化した光トリガ高速信号発生器を被測定素子およ
び被測定回路と同一のウェハー基板上に形成することに
より、ウェハー基板上の高速素子およびICを試験する
ように構成した。
【0012】この光トリガ高速信号発生器を単数あるい
は複数個、ウェハー上に集積化することによって、非接
触で高速信号をウェハー上の測定対象素子あるいはIC
上に導入することができる。光トリガ信号は空間を介し
て非接触でウェハー上の光トリガ高速信号発生器に導入
できる。この光信号をICなどに導入するために、光フ
ァイバーの先をテーパー状に加工した先球テーパー・フ
ァイバーをアレー状に複数本集積化し使用すれば、ウェ
ハー上の集積回路の微小な入力に多チャンネルの光信号
を導入できる。チャンネル間スキュー調整に光遅延回路
を使用することによって、ジッタの発生がなく、そのう
え遅延をかけることによる波形品質の劣化を防止してい
る。これにより正確なチャンネル間スキューの設定が可
能となる。フォト・コンダクタはフォト・ダイオードに
比べ構造が簡単なため、非線形伝送路および波形整形器
とともに、被測定素子あるいは被測定ICを形成したガ
リウムひ素のウェハー基板上に作ることが容易である。
【0013】非線形伝送路によって立上がり時間が数1
0psの信号を10ps以下にできるので、フォト・コ
ンダクタに入力する光トリガ信号には高速性は要求され
ない。したがって、高速光パルスを発生する色素レーザ
ーのような、大きく取り扱いが不便で繰り返し周波数が
固定である信号源を使う必要が無く、取扱が簡便で繰り
返し周期等を広範囲に変化させることができる半導体レ
ーザーをパルス幅の圧縮無しで使用することができる。
フォト・コンダクタはオン時においてもそのインピーダ
ンスは大きく数キロオームはあり、フォト・コンダクタ
の出力を非線形伝送路のインピーダンスで終端できるの
で、非線形伝送路自身や負荷のVSWR(電圧定在波
比)が悪く、反射波が発生しても、この終端器で吸収で
きる。また、フォト・ダイオードは電流源であるからバ
イアスを変えても取出せる信号は同じであるが、本発明
において採用するフォト・コンダクタには、大きなバイ
アス電圧を加えておけば、大きな信号を取出すことが可
能である。フォト・コンダクタによって発生した2〜3
Vで立上がり時間が約50psの信号は、最適化設計さ
れた非線形伝送路によって立上がり時間が10ps以下
に波形整形され、方向性結合器等によって所望のパルス
幅に整形される。
【0014】このようにフォト・コンダクタと非線形伝
送路と波形整形器を集積化した光トリガ高速信号発生器
を被測定素子および被測定ICと同一のウェハー基板上
に形成することによって、高速測定信号をウェハー基板
上の高速素子およびICに導入することができる。
【0015】また、被測定ICあるいは素子と同一ウェ
ハー上に従来の広帯域サンプリング・ゲートあるいは広
帯域フォト・サンプリング・ゲートを形成することによ
り、ウェハー基板上で高速信号をサンプリングし、第2
サンプリング・ゲートであるストレッチャー回路により
低速信号に変換して、プローバあるいは測定用治具等の
外部測定器とのインタフェースによる信号の劣化を排除
し、被測定ICあるいは素子から出力される高速信号の
観測を可能とし、ウェハーからの信号の取出しをきわめ
て容易にした。
【0016】これらの測定回路は被測定回路の入出力端
子に接続されているため、測定が終了した後、被測定回
路に通常の動作をさせるときに不都合である。したがっ
て、測定終了後には測定回路が被測定回路から完全に分
離されることが望ましい。本測定回路はウェハー基板上
で被測定回路とはスクライブによって切断されることに
よって完全に分離することができ、したがって、測定が
終了した後には、ICとして本来の動作が可能となる。
【0017】また、ここで電気光学効果を利用したサン
プリング方式を用いることで非接触で任意の点の信号観
測をも可能としている。
【0018】
【作用】このようにフォト・コンダクタと非線形伝送路
と波形整形器、そしてサンプリング・ゲートをガリウム
ひ素のウェハー基板上に集積化することにより装置を小
型化でき、かつ、非接触で高速信号を被測定回路あるい
は被測定素子に導入し、容易にウェハー基板上から高速
信号情報を取り出すことができ、高速ICの試験が可能
となる。また、電気光学効果によるサンプリング方式と
組み合わせることによって、非接触高速IC試験装置を
実現することができる。
【0019】
【実施例】本発明の第1の実施例を図1に示し、これを
用いて説明する。
【0020】本発明の光トリガによる高速信号発生器を
被測定物であるガリウムひ素ウェハー10上に被測定集
積回路と被測定素子とともに集積化している。ここで、
12は被測定集積回路、14は被測定素子、100は光
トリガ高速信号発生器、109は光トリガ高速信号発生
器100を評価するための伝送路、102は光トリガ高
速信号発生器100に含まれたダイオードの静電容量を
検査するためのダイオード容量検査用セルである。
【0021】高速で大規模集積しているICを開発する
ときには、ガリウムひ素ウェハー10上には数個の被測
定集積回路12のチップしか搭載せず、高周波特性を知
るためにガリウムひ素ウェハー10の一部に被測定集積
回路12と同一のプロセスで作ったトランジスタ素子な
どの被測定素子14を配置している。したがって、ガリ
ウムひ素ウェハー10上の空きスペースに、光信号でト
リガすることのできる光トリガ高速信号発生器100を
形成し、高速パルス信号を被測定素子14あるいは被測
定集積回路12に印加することができる。ダイオード容
量検査用セル102によって、光トリガ高速信号発生器
100に含まれた非線形伝送路の性能を支配するダイオ
ードの逆電圧対静電容量特性を容易に測定することがで
きる。
【0022】図2には図1の重要な構成要素である光ト
リガ高速信号発生器100の詳細な構成が示されてい
る。
【0023】122は光トリガ121を電気信号に変換
するフォト・コンダクタ、124はフォト・コンダクタ
122にバイアスをかけるためのバイアス端子、127
−1,127−2は非線形伝送路125より反射されて
来るパルス信号を吸収するための終端抵抗器、非線形伝
送路125に含まれた多くのD1はフォト・コンダクタ
122からのパルス信号によって逆バイアス電圧が加わ
るように配置されたショットキー・バリア型のダイオー
ド、141は方向性結合器を用いた波形整形器、128
は方向性結合器141を通過して来る信号を吸収するた
めの終端抵抗器、159は波形整形器141により波形
整形された信号を出力するための伝送路である出力端
子、147は出力端子159側より反射されてくる信号
を吸収するための終端抵抗器である。
【0024】図3には図2の構成の各部の波形を示し、
これを用いて動作を説明する。(a)に示す光トリガ信
号121がバイアス電源(図示されていない)に接続さ
れているフォト・コンダクタ122に入射されると、光
のパワーに応じて、フォト・コンダクタ122のコンダ
クタンスが変化し、フォト・コンダクタに光トリガ信号
121に対応した電流が流れる。フォト・コンダクタ1
22の光入射時のコンダクタンス遷移は非常に高速であ
る。このフォト・コンダクタ122の出力(b)は非線
形伝送路125に入力される。非線形伝送路125はグ
ランド・パターン160との間でコプレーナ伝送路を形
成するセンタ・コンダクタ129に沿って最適間隔で最
適数のダイオードD1をフォト・コンダクタ122の出
力信号によって逆バイアスされる向きに配置している
(文献 Appl. Phy. Lett. 54(11),131989年3
月)。
【0025】図4には図2に示した非線形伝送路125
に含まれた複数個のダイオードD1に逆電圧を印加した
ときのダイオードD1の端子間容量CD1(pF)を示し
ている。
【0026】ダイオードD1の端子間容量は、電圧変化
に対し非線形に変化する。センタ・コンダクタ129上
の信号の伝搬速度Vは1/(LC)1/2 で表わせるが、
非線形伝送路125では線路にダイオードD1が配置さ
れているので、センタ・コンダクタ129とグランド・
パターン160で形成された伝送路の容量Cにダイオー
ドD1の容量CD1が加算され、伝搬速度Vは1/{L
(C+CD11/2 になる。すなわち、信号の過渡応答に
応じて伝搬速度が変化する。たとえばパルス信号の極性
が正で、立ち上がりの過渡応答では、信号が立ち上がる
につれて容量が減少するので伝搬速度は相対的に速くな
るように変化する。このような現象から、遷移時間の速
くないパルス信号を入力すると、電圧が低い部分に対し
て、電圧が高い部分が時間的に追ついて、遷移時間を短
縮することができる。
【0027】非線形伝送路125によって遷移時間を短
縮されたパルス信号(図3(c))は、方向性結合器で
ある波形整形器141に入力される。波形整形器141
の一端は非線形伝送路125に接続され、反対の一端は
波形整形器141の特性インピーダンスの終端抵抗器1
28で終端する。結合された伝送路の非線形伝送路16
0の一端は出力端子159とし、反対の一端は方向性結
合器の特性インピーダンスの終端抵抗器147で終端す
る。
【0028】この方向性結合器である波形整形器141
の結合時間以上の幅をもったパルスが入力されると、信
号はそのまま伝搬し、終端器128によって吸収される
信号と結合線路に分かれる信号が発生する。結合線路に
分かれた信号のパルス幅は結合線路の結合時間長にな
る。また、パルスの後縁の遷移時間は前縁と同等にな
る。したがって、ある幅をもったパルス信号は正、負の
遷移が同等となり、所定のパルス幅をもった図3(d)
のパルスに波形整形されて出力端子159から出力さ
れ、被測定集積回路12や被測定素子14に印加され
る。このとき、被測定集積回路12や被測定素子14と
の整合が悪いと反射が発生するが、この反射は抵抗器1
47によって大部分を吸収する。144はグランド・パ
ターン160が非対称になることによって生じるコプレ
ーナ線路の奇モードの発生を抑えるボンディング・ワイ
ヤである。
【0029】図5にはダイオード容量検査用セル102
(図1)の詳細が示されている。これは、図2に示した
光トリガ高速信号発生器100に含まれた非線形伝送路
125を形成するダイオードD1の端子間容量特性(図
4)を測定するためのものであり、容量測定を容易にす
るために、光トリガ高速信号発生器100(図2)の構
成要素から、終端抵抗器127−1,127−2,12
8および147を除去したもの(147は必ずしも除去
する必要はない)であり、光トリガ高速信号発生器10
0と同じ工程を経てガリウムひ素基板10(図1)上に
形成される。
【0030】光トリガ高速信号発生器100に接続され
たガリウムひ素基板10上に形成された伝送路109
(図1)の線路長の往復の伝搬時間は、光トリガ高速信
号発生器100の出力端子159から得られるパルス
(図3(d))のパルス幅よりも大きくとってある。こ
れは光トリガ高速信号発生器100のパルス出力(図3
(d))を観測して光トリガ高速信号発生器100の性
能を評価するために使用される。
【0031】図6は本発明の第2の実施例を示してい
る。図1に示した第1の実施例と異なるのは、広帯域サ
ンプリング・ゲート200とダイオード容量検査用セル
202が、ガリウムひ素基板10上に形成されている点
である。被測定集積回路12や被測定素子14に光トリ
ガ高速信号発生器100から高速のパルス信号(図3
(d))を印加して、被測定集積回路12や被測定素子
14からの高速パルス出力を広帯域サンプリング・ゲー
ト200を用いて低速化して観測することができる。広
帯域サンプリング・ゲート200には、光トリガ高速信
号発生器100の場合と同様に、ダイオードを用いた非
線形伝送路が含まれており、そのダイオードの逆バイア
ス電圧に対するダイオード端子間容量(pF)(図4)
を検査するために、ダイオード容量検査用セル202は
使用される。
【0032】図7には広帯域サンプリング・ゲート20
0を含むサンプリング回路が示されている。ここで、被
測定集積回路12や被測定素子14の出力である信号源
231の信号を入力端子233に受けて、終端抵抗器2
34で終端し、サンプリング用のショットキー・バリア
・ダイオードであるダイオード235,236で、サン
プリング・パルス237,238をメモリ用のコンデン
サ241,242を介して印加されて、信号源231か
らの信号をサンプルする。コンデンサ241,242に
は、サンプルした信号の電圧に比例した電荷が蓄積さ
れ、抵抗251,252を介して緩やかにサンプルした
信号の電圧が取り出され、これが広帯域サンプリング・
ゲート200のサンプリング出力となる。ここで抵抗2
53,254は電源−VC およびVC に接続されてお
り、抵抗251,252を介してダイオード235,2
36に適当なバイアスをかけている。
【0033】サンプリング出力は抵抗255,256を
介して増幅器261で増幅され、スイッチ265を介し
てコンデンサ243に蓄積される。これは低速のサンプ
リング・ゲートであり、ストレッチャーとして動作して
いる。コンデンサ243に蓄積された信号は増幅器26
2で増幅されてその出力端子269から増幅されたサン
プリング出力が得られる。
【0034】図8には被測定集積回路12や被測定素子
14の出力信号である信号源231からの高速信号を観
測する広帯域サンプリング・ゲート200(図7)の部
分をガリウムひ素基板10上に形成した場合の構成が示
されている。
【0035】コンダクタ217と219との間にはフォ
ト・コンダクタ222が形成され、インダクタンス21
6を介してバイアス電源215が接続されている。この
フォト・コンダクタ222に光トリガ221が照射され
ると、このコンダクタンスは変化して、フォト・コンダ
クタ222の両端すなわちコンダクタ217と219と
の間に、光トリガに対応したトリガ信号が発生する。こ
のトリガ信号はバイアス電源215からのバイアスをブ
ロックするためのコンデンサ240を介してコンダクタ
218と219上を進んで、多くのダイオードD2を含
む非線形伝送路225へと伝搬する。ここで、ダイオー
ドD2の逆バイアス電圧に対するダイオード端子間容量
(pF)は図4に示す特性を示すから、図5の非線形伝
送路125の場合と同様にして、トリガ信号の遷移時間
(立上り時間)は高速化されて、コンダクタ218およ
び219の右端に到着する。この右端にはワイヤ・ボン
ディングあるいは金属箔であるエア・ブリッジ249が
両コンダクタ218と219を短絡しており、コンデン
サ241,242の位置に対してショート・スタブとし
ての機能を果たしており、極めて幅の狭い正および負の
サンプリング・パルスをコンダクタ245および246
を介してサンプリング用のダイオード235,236に
印加して、両ダイオード235,236を短期間だけ導
通せしめて、入力端子233に印加されている信号源2
31からの信号をサンプルして、その信号の振幅成分を
コンデンサ241,242に蓄積し、抵抗251,25
2を介して緩やかに取り出している。終端抵抗器234
は入力端子233からの信号を終端する位置にあり、ま
た、終端抵抗器239はエア・ブリッジ249および非
線形伝送路225側から反射されてくるパルスを終端す
る位置にある。
【0036】図9にはコンダクタ219上に形成された
コンデンサ242の構造が示されており、サンプリング
・パルスはコンデンサ242を介してコンダクタ246
に伝送され、ダイオード236をオンにする。同図
(a)は図8の抵抗253側からダイオード236の方
向を見た、コンダクタ246と、ガリウムひ素基板10
上に形成されたコンダクタ219と、その間に挿まれた
誘電体248の側断面図である。図9(b)は非線形伝
送路225側からエア・ブリッジ249側を見た場合
の、コンダクタ246と、ガリウムひ素基板10上に形
成されたコンダクタ219と、その間に挿まれた誘電体
248の断面図である。サンプリング・パルス238を
通し、サンプルされた信号を蓄積するコンデンサ242
は誘電体248を挿さんで両コンダクタ246と219
との間に形成されている。コンデンサ241も全く同様
の構造により形成されている。
【0037】以上は図7および図8の広帯域サンプリン
グ・ゲート200の部分をガリウムひ素基板10上に形
成した場合を説明した。しかしながら、図7の広帯域サ
ンプリング・ゲート200以外の部分、すなわち、抵抗
253〜256や増幅器261および第2サンプリング
・ゲートあるいはストレッチャーと呼ばれるスイッチ2
65,コンデンサ243,増幅器262もガリウムひ素
基板10上に広帯域サンプリング・ゲート200と一体
にして形成してもよいことは明らかであろう。
【0038】図10および図11には図6に示したガリ
ウムひ素基板10上に形成された光トリガ高速信号発生
器100および広帯域サンプリング・ゲート200を用
いて被測定物の特性を測定する場合のシステム例および
各部の波形が示されている。
【0039】システムを起動するためのトリガ信号が入
力端子20に印加されると、トリガ発生器21によって
一定の振幅およびパルス幅の信号に変換され(図11
(a))、光トリガ発生器22に印加される。光トリガ
発生器22にはレーザ・ダイオードが含まれており、そ
れが発光して(図11(b))、2分岐されて、光遅延
回路23−1,23−2に印加され、それぞれ所定量だ
け遅延されて、遅延された光トリガ121(図11
(c))および221(図11(g))を得る。
【0040】光トリガ121は図2にその詳細を示した
光トリガ高速信号発生器100に印加され、フォト・コ
ンダクタ122のコンダクタンスを変化せしめると、電
気信号に変換されて、非線形伝送路125に入力され
て、そこで信号の前縁の立上がり時間が圧縮された波形
を得る(図11(d))。これは波形整形器141にお
いてパルス幅が狭められ、パルス後縁部が波形整形され
て、出力端子159から出力され(図11(e))、被
測定集積回路12や被測定素子14である被測定物15
に印加される。被測定物15ではそれにより動作して信
号を出力し、これが図7および図8の広帯域サンプリン
グ・ゲート200の入力端子233に印加される信号源
231となる(図11(f))。
【0041】光トリガ221は図11(g)の実線で示
された時点、あるいは、さらに微小時間ずつ可変遅延さ
れた破線で示した時点において広帯域サンプリング・ゲ
ート200(図7,図8参照)に印加され、そこに含ま
れたフォト・コンダクタ222でパルスを発生し、非線
形伝送路225において、そのパルスの前縁部を圧縮
(立上りを速く)し(図11(h))、エア・ブリッジ
249で反射して正および負のサンプリング・パルス2
37,238を発生し(図11(i))、これがサンプ
リング用のダイオード235,236をオンにしてサン
プリング動作が行われる。サンプリングした出力は緩や
かな波形となって抵抗251,252から取り出され、
増幅されホールド動作によりストレッチされてサンプリ
ング回路の出力端子269に得られる。ここで抵抗25
1,252に得られるサンプリング出力は低速な信号で
あるから、ガリウムひ素基板10上から容易に外部へ取
り出すことができ、信号処理回路29において処理され
る。
【0042】図12には広帯域フォト・サンプリング・
ゲート201を含むサンプリング回路が示されている。
図7に示したサンプリング回路の他の実施例であり、ダ
イオード235,236(図7)に代えてフォト・コン
ダクタ223,224を用い、これに光サンプリング・
パルス111を入射している点が異なっている。フォト
・コンダクタ223,224は図8のダイオード23
5,236に、同じくコンデンサ241,242はコン
デンサ245,246に置き代えて、終端抵抗器234
および抵抗251,252を図8と同様にしてガリウム
ひ素基板10上に形成することができる。
【0043】この場合、光サンプリング・パルス111
はガリウムひ素基板10とは別個の装置から供給され
る。この広帯域フォト・サンプリング・ゲート201は
図6に示したガリウムひ素基板10上において、広帯域
サンプリング・ゲート200に代えて使用することがで
きることは、以上の説明から明らかであろう。
【0044】図13および図14には図12に示した広
帯域フォト・サンプリング・ゲート201を含むシステ
ムにより図6に示した被測定物を測定する場合の構成と
各部の波形を示している。
【0045】システムを起動するためのトリガ信号が入
力端子20に印加されると、トリガ発生器21によって
一定の振幅およびパルス幅の信号に変換され(図14
(a))、光トリガ発生器22−1,22−2に印加さ
れる。光トリガ発生器22−1,22−2には、それぞ
れレーザ・ダイオードが含まれており、それらが発光し
て、それぞれ光遅延回路23−1,23−2に印加され
る(図14(b),(g))。
【0046】光遅延回路23−1,23−2において、
それぞれ所定量遅延された光信号の一方は光トリガ12
1(図14(c))として光トリガ高速信号発生器10
0(図2参照)に印加され、そこに含まれた非線形伝送
路125によってその立上り部分が高速化され、(図1
4(d))、波形整形器141においてパルス幅が狭め
られ、パルスの後縁部が波形整形されて、出力端子15
9から出力されて(図14(e))、被測定集積回路1
2や被測定素子14である被測定物15に印加される。
被測定物15ではそれにより動作して信号を出力し、こ
れが図12の広帯域フォト・サンプリング・ゲート20
1の入力端子233に印加される信号源231となる
(図14(f))。
【0047】光トリガ発生器22−2の出力(図14
(g))は、光遅延回路23−2において図14(h)
の実線で示された時点、あるいはさらに微小時間ずつ可
変遅延された破線で示した時点において出力され、光パ
ルス圧縮器25に印加される。光パルス圧縮器25では
図14(h)の光パルスのパルス幅を数psに圧縮して
光サンプリング・パルス111(図14(i))を得
て、これを広帯域フォト・サンプリング・ゲート201
のフォト・コンダクタ223,224(図12)に照射
して、サンプリング動作を行う。その後の動作は図10
に示したシステムに同じである。
【0048】図15は本発明の第3の実施例を示してい
る。図6に示した第2の実施例と異なるのは、ガリウム
ひ素基板10上に形成された被測定集積回路12や被測
定素子14の出力を非接触で検出する電気光学結晶60
を用いている点である。
【0049】図16にはガリウムひ素基板10上に形成
された被測定物から出る信号電界を電気光学結晶を用い
て検出する場合の断面図が示されている。ガリウムひ素
基板10上の被測定集積回路12あるいは被測定素子1
4の信号電極52とその周辺にあるグランド電極51と
の間には、被測定集積回路12あるいは被測定素子14
に光トリガ高速信号発生器100から高速パルスが印加
されると、それに応じて動作するから、信号電極52の
電圧に応じて信号電界58(図16(a))および59
(図16(b))が発生する。
【0050】図16(a)において、ガリウムひ素基板
10には非接触で電気光学結晶60を信号電界58中に
置いて、サンプリング用のサンプリング入射光61を入
射するとサンプリング反射光62の偏光状態は信号電界
58により変化するから、その偏光状態の変化を電気信
号としてサンプリング・オシロスコープで観測するなら
ば、非接触で信号電極52の電圧波形を観測することが
できる。
【0051】図16(b)においては、ガリウムひ素基
板10の裏面からサンプリング入射光61を入射してい
る。ここではガリウムひ素基板10自身が図16(a)
の電気光学結晶60の機能を果し、ガリウムひ素基板1
0中に発生した信号電界59によってサンプリング反射
光64の偏波面は変化を生ずるから、その偏波面は変化
を電気信号としてサンプリング・オシロスコープで観測
するならば、非接触で信号電極52の電圧波形を観測す
ることができる。
【0052】このようにして、電気光学効果を用いた広
帯域サンプリング・ゲートにより波形観測をすることが
できる。
【0053】図17には、このような電気光学効果広帯
域サンプリング・ゲートを用いたシステムにより被測定
物を測定する場合の構成図が示されている。その各部の
波形は図14に示したものに対応しているので、それを
用いて説明する。
【0054】システムを起動するためのトリガ信号が入
力端子20に印加されると、トリガ発生器21によって
一定の振幅およびパルス幅の信号に変換され(図14
(a))、光トリガ発生器22−1,22−2に印加さ
れる。光トリガ発生器22−1,22−2には、それぞ
れレーザ・ダイオードが含まれており、それらが発光し
て、それぞれ光遅延回路23−1,23−2に印加され
る(図14(b),(g))。
【0055】光遅延回路23−1,23−2において、
それぞれ所定量遅延された光信号の一方は光トリガ12
1(図14(c))として光トリガ高速信号発生器10
0(図2参照)に印加され、そこに含まれた非線形伝送
路125によってその立上り部分が高速化され、(図1
4(d))、波形整形器141においてパルス幅が狭め
られ、パルスの後縁部が波形整形されて、出力端子15
9から出力されて(図14(e))、被測定集積回路1
2や被測定素子14である被測定物15に印加される。
被測定物15ではそれにより動作して信号電界58,5
9(図14(f)の信号源231を信号電界58,59
と読み代える)を発生し、これが図16に示した電気光
学効果を用いた電気光学効果広帯域サンプリング・ゲー
ト203に印加される。
【0056】光トリガ発生器22−2の出力(図14
(g))は、光遅延回路23−2において図14(h)
の実線で示された時点、あるいはさらに微小時間ずつ可
変遅延された破線で示した時点において出力され、光パ
ルス圧縮器25に印加される。光パルス圧縮器25では
図14(h)の光パルスのパルス幅を数psに圧縮して
光サンプリング入射光61(図14(i)の光サンプリ
ング・パルス111を光サンプリング入射光61と読み
代える。)を得て、これを電気光学効果広帯域サンプリ
ング・ゲート203の電気光学結晶60または図16
(b)のガリウムひ素基板10の裏面に照射して、サン
プリング動作を行う。その後の動作は図13に示したシ
ステムに同じである。
【0057】以上の説明から明らかなように、図1,図
6および図15に示したガリウムひ素基板10上に形成
された被測定集積回路12や被測定素子14は、高速信
号を用いて十分に試験することができるから、試験終了
後に被測定集積回路12や被測定素子14のみをダイシ
ングあるいはスクライビング等により光トリガ高速信号
発生器100や広帯域サンプリング・ゲート200など
から分離して高速性能の保証されたICとして使用する
ことが可能となる。
【0058】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように被測定物
の形成されたウェハー基板上に高速の半導体試験装置を
形成することによって、これまで不可能であった高速パ
ルス信号を被測定物に導入することを可能にした。した
がって、信号の劣化がなく観測することを可能にしたか
ら、非接触非破壊検査、リアルタイム・スキュー特性を
高精度で観測することができ、専用治具あるいはプロー
バの開発設計製作の時間と予算を省き、高速集積回路の
開発、検査の省力化を達成することができるようになっ
た。したがって本発明の効果は極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示すガリウムひ素基板
上の構成図である。
【図2】図1の構成要素である光トリガ高速信号発生器
の一実施例の詳細な構成図である。
【図3】図2に示した構成の各部の波形を示す波形図で
ある。
【図4】図2の構成要素であるダイオードの逆電圧に対
するダイオード端子間容量特性を示す特性図である。
【図5】図1の構成要素であるダイオード容量検査用セ
ルの詳細な構成図である。
【図6】本発明の第2の実施例を示すガリウムひ素基板
上の構成図である。
【図7】図6の構成要素である広帯域サンプリング・ゲ
ートを含むサンプリング回路の回路図である。
【図8】図6の構成要素である広帯域サンプリング・ゲ
ートの一実施例の詳細な構成図である。
【図9】図7および図8に示されたサンプリング・パル
スを通し、サンプルされた信号を蓄積するためのコンデ
ンサの構造を示す断面図である。
【図10】図6に示した被測定物を測定する場合のシス
テムの一実施例を示すシステム構成図である。
【図11】図10に示したシステムの各部の波形を示す
波形図である。
【図12】図7に示した広帯域サンプリング・ゲートを
含むサンプリング回路の他の実施例である広帯域フォト
・サンプリング・ゲートを含むサンプリング回路の回路
図である。
【図13】図12に示したサンプリング回路を用いて図
6に示した被測定物を測定する場合のシステムの他の実
施例を示すシステム構成図である。
【図14】図13に示したシステムの各部の波形を示す
波形図である。
【図15】本発明の第3の実施例を示すガリウムひ素基
板上の構成図である。
【図16】図15のガリウムひ素基板10上の被測定物
から電気光学結晶を用いて信号電界を取り出す様子を示
した断面図である。
【図17】図16の電気光学結晶を用いた図15の被測
定物を測定する場合のシステム構成図である。
【符号の説明】
10 ガリウムひ素基板 12 被測定集積回路 14 被測定素子 15 被測定物 20 入力端子 21 トリガ発生器 22 光トリガ発生器 23−1,23−2 光遅延回路 25 光パルス圧縮器 29 信号処理回路 51 グランド電極 52 信号電極 58,59 信号電界 60 電気光学結晶 61 サンプリング入射光 62,64 サンプリング反射光 100 光トリガ高速信号発生器 102 ダイオード容量検査用セル 109 伝送路 111 光サンプリング・パルス 121 光トリガ 122 フォト・コンダクタ 124 バイアス端子 125 非線形伝送路 127−1,127−2,128 終端抵抗器 129 センタ・コンダクタ 141 波形整形器 144 ボンディング・ワイヤ 147 終端抵抗器 159 出力端子 160 グランド・パターン 200 広帯域サンプリング・ゲート 201 広帯域フォト・サンプリング・ゲート 202 ダイオード容量検査用セル 203 電気光学効果広帯域サンプリング・ゲート 215 バイアス電源 216 インダクタンス 217〜219 コンダクタ 221 光トリガ 222〜224 フォト・コンダクタ 225 非線形伝送路 231 信号源 233 入力端子 234 終端抵抗器 235,236 ダイオード 237,238 サンプリング・パルス 239 終端抵抗器 240〜243 コンデンサ 245,246 コンダクタ 248 誘電体 249 エア・ブリッジ 251〜256 抵抗 261,262 増幅器 265 スイッチ 269 出力端子 D1,D2 ダイオード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/66 C 8406−4M F 8406−4M (72)発明者 神谷 武志 東京都杉並区宮前1丁目11番地4号

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バイアス電圧をかけられ、光トリガ(1
    21)の印加によりコンダクタンスを変化してトリガ・
    パルスを出力するためのフォト・コンダクタ(122)
    と、 前記トリガ・パルスを受けて、その振幅の小さな部分に
    対しては長い伝送時間を示し、振幅の大きな部分に対し
    ては短い伝送時間を示し、前記トリガ・パルスの前縁部
    を高速化して出力するための非線形伝送手段(125)
    と、 前記非線形伝送手段の出力を波形整形して高速パルス信
    号を得るための波形整形手段(141)と、 前記フォト・コンダクタと、前記非線形伝送手段と、前
    記波形整形手段と、 前記波形整形手段からの高速パルス信号を入力されて試
    験される被測定物(12,14,15)とを形成するた
    めの半導体基板(10)とを含む光信号を用いた半導体
    試験装置。
  2. 【請求項2】 前記半導体基板に形成された前記被測定
    物のみを個別に切り離して得るようにした請求項1の光
    信号を用いた半導体試験装置。
  3. 【請求項3】 前記光トリガが、遅延時間を得るための
    光遅延手段(23)を介して前記フォト・コンダクタに
    印加される請求項1の光信号を用いた半導体試験装置。
  4. 【請求項4】 バイアス電圧をかけられ、サンプリング
    用光トリガ(221)の印加によりコンダクタンスを変
    化してサンプリング用トリガ・パルスを出力するための
    サンプリング・トリガ用フォト・コンダクタ(222)
    と、 前記サンプリング用トリガ・パルスを受けて、その振幅
    の小さな部分に対しては長い伝送時間を示し、振幅の大
    きな部分に対しては短い伝送時間を示し、前記サンプリ
    ング用トリガ・パルスの前縁部を高速化して出力するた
    めのサンプリング用非線形伝送手段(225)と、 前記前縁部を高速化されたサンプリング用非線形伝送手
    段の出力から幅の狭いサンプリング・パルスを生成する
    ためのサンプリング・パルス生成手段(249)と、 前記サンプリング・パルスを受けて、印加された被測定
    信号の振幅成分をサンプルして緩やかなサンプルされた
    信号を得るためのサンプリング・ゲート手段(235,
    236,241,242)と、 前記サンプリング・トリガ用フォト・コンダクタと、前
    記サンプリング用非線形伝送手段と、前記サンプリング
    ・パルス生成手段と、前記サンプリング・ゲート手段
    と、前記サンプリング・ゲート手段に印加される被測定
    信号を発生して試験を受ける被測定物(12,14,1
    5)とを形成するための半導体基板(10)とを含む光
    信号を用いた半導体試験装置。
  5. 【請求項5】 前記半導体基板に形成された前記被測定
    物のみを個別に切り離して得るようにした請求項4の光
    信号を用いた半導体試験装置。
  6. 【請求項6】 前記半導体基板が、 前記サンプリング・ゲート手段からの前記緩やかなサン
    プルされた信号の振幅を保持するためのストレッチャー
    (265,243,262)を含むものである請求項4
    の光信号を用いた半導体試験装置。
  7. 【請求項7】 バイアス電圧をかけられ、光トリガ(1
    21)の印加によりコンダクタンスを変化してトリガ・
    パルスを出力するためのフォト・コンダクタ(122)
    と、 前記トリガ・パルスを受けて、その振幅の小さな部分に
    対しては長い伝送時間を示し、振幅の大きな部分に対し
    ては短い伝送時間を示し、前記トリガ・パルスの前縁部
    を高速化して出力するための非線形伝送手段(125)
    と、 前記非線形伝送手段の出力を波形整形して高速パルス信
    号を得るための波形整形手段(141)と、 バイアス電圧をかけられ、サンプリング用光トリガ(2
    21)の印加によりコンダクタンスを変化してサンプリ
    ング用トリガ・パルスを出力するためのサンプリング・
    トリガ用フォト・コンダクタ(222)と、 前記サンプリング用トリガ・パルスを受けて、その振幅
    の小さな部分に対しては長い伝送時間を示し、振幅の大
    きな部分に対しては短い伝送時間を示し、前記サンプリ
    ング用トリガ・パルスの前縁部を高速化して出力するた
    めのサンプリング用非線形伝送手段(225)と、 前記前縁部を高速化されたサンプリング用非線形伝送手
    段の出力から、幅の狭いサンプリング・パルスを生成す
    るためのサンプリング・パルス生成手段(249)と、 前記サンプリング・パルスを受けて、印加された被測定
    信号の振幅成分をサンプルして緩やかなサンプルされた
    信号を得るためのサンプリング・ゲート手段(235,
    236,241,242)と、 前記フォト・コンダクタと、前記非線形伝送手段と、前
    記波形整形手段と、 前記サンプリング・トリガ用フォト・コンダクタと、前
    記サンプリング用非線形伝送手段と、前記サンプリング
    ・パルス生成手段と、前記サンプリング・ゲート手段
    と、前記波形整形手段からの高速パルス信号を入力され
    て前記サンプリング・ゲート手段に印加される被測定信
    号を発生して試験を受ける被測定物(12,14,1
    5)とを形成するための半導体基板(10)とを含む光
    信号を用いた半導体試験装置。
  8. 【請求項8】 前記半導体基板に形成された前記被測定
    物のみを個別に切り離して得るようにした請求項7の光
    信号を用いた半導体試験装置。
  9. 【請求項9】 光サンプリング・パルス(111)の印
    加によりコンダクタンスを変化して被測定信号の振幅成
    分をサンプルして緩やかなサンプルされた信号を得るた
    めのフォト・サンプリング・ゲート手段(201)と、 前記フォト・サンプリング・ゲート手段と、前記フォト
    ・サンプリング・ゲート手段に印加される前記被測定信
    号を発生して試験を受ける被測定物(12,14,1
    5)とを形成するための半導体基板(10)とを含む光
    信号を用いた半導体試験装置。
  10. 【請求項10】 前記半導体基板が、 前記フォト・サンプリング・ゲート手段からの前記緩や
    かなサンプルされた信号の振幅を保持するためのストレ
    ッチャー(265,243,262)を含むものである
    請求項9の光信号を用いた半導体試験装置。
  11. 【請求項11】 前記フォト・サンプリング・ゲート手
    段に印加される前記光サンプリング・パルスが、光トリ
    ガ信号を遅延せしめるための光遅延手段(23−2)
    と、前記光遅延手段により遅延せしめられた光トリガ信
    号のパルス幅を圧縮するための光パルス圧縮手段(2
    5)とを介して得られる請求項9あるいは10の光信号
    を用いた半導体試験装置。
  12. 【請求項12】 バイアス電圧をかけられ、光トリガ
    (121)の印加によりコンダクタンスを変化してトリ
    ガ・パルスを出力するためのフォト・コンダクタ(12
    2)と、 前記トリガ・パルスを受けて、その振幅の小さな部分に
    対しては長い伝送時間を示し、振幅の大きな部分に対し
    ては短い伝送時間を示し、前記トリガ・パルスの前縁部
    を高速化して出力するための非線形伝送手段(125)
    と、 前記非線形伝送手段の出力を波形整形して高速パルス信
    号を得るための波形整形手段(141)と、 光サンプリング・パルス(111)の印加によりコンダ
    クタンスを変化して被測定信号の振幅成分をサンプルし
    て緩やかなサンプルされた信号を得るためのフォト・サ
    ンプリング・ゲート手段(201)と、 前記フォト・コンダクタと、前記非線形伝送手段と、前
    記波形整形手段と、 前記フォト・サンプリング・ゲート手段と、前記波形整
    形手段からの高速パルス信号を入力されて前記フォト・
    サンプリング・ゲート手段に印加される前記被測定信号
    を発生して試験を受ける被測定物(12,14,15)
    とを形成するための半導体基板(10)とを含む光信号
    を用いた半導体試験装置。
  13. 【請求項13】 前記半導体基板に形成された前記被測
    定物のみを個別に切り離して得るようにした請求項12
    の光信号を用いた半導体試験装置。
  14. 【請求項14】 バイアス電圧をかけられ、光トリガ
    (121)の印加によりコンダクタンスを変化してトリ
    ガ・パルスを出力するためのフォト・コンダクタ(12
    2)と、 前記トリガ・パルスを受けて、その振幅の小さな部分に
    対しては長い伝送時間を示し、振幅の大きな部分に対し
    ては短い伝送時間を示し、前記トリガ・パルスの前縁部
    を高速化して出力するための非線形伝送手段(125)
    と、 前記非線形伝送手段の出力を波形整形して高速パルス信
    号を得るための波形整形手段(141)と、 前記フォト・コンダクタと、前記非線形伝送手段と、前
    記波形整形手段と、 前記波形整形手段からの高速パルス信号を入力されて試
    験される被測定物(12,14,15)とを形成するた
    めの半導体基板(10)と前記被測定物(12,14,
    15)において発生する信号電界(58,59)を電気
    光学効果により検出して前記信号電界の波形を得るため
    の電気光学効果サンプリング手段(203)とを含む光
    信号を用いた半導体試験装置。
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