JPH05256718A - 差圧センサ - Google Patents

差圧センサ

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Publication number
JPH05256718A
JPH05256718A JP5552192A JP5552192A JPH05256718A JP H05256718 A JPH05256718 A JP H05256718A JP 5552192 A JP5552192 A JP 5552192A JP 5552192 A JP5552192 A JP 5552192A JP H05256718 A JPH05256718 A JP H05256718A
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JP
Japan
Prior art keywords
pressure
diaphragm
layer
room
chamber
Prior art date
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Pending
Application number
JP5552192A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoshi Fukuhara
聡 福原
Kyoichi Ikeda
恭一 池田
Tetsuya Watanabe
哲也 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokogawa Electric Corp
Original Assignee
Yokogawa Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 小型,軽量で低コストの差圧センサを提供す
る。 【構成】 第1、第2のダイアフラム部24,25が形
成されたシリコン層21と、第1又は第2のダイアフラ
ム24,25のどちらか一方に設けられた感圧素子32,
33と、第1の構造層22と、第2の構造層23と、第
1のダイアフラム24と第1、第2の構造層22,23
との空間にそれぞれ形成された第1の部屋26と、第
1′の部屋28と、第2のダイアフラム25と第1、第
2の構造層22,23との空間にそれぞれ形成された第
2の部屋27と、第2′の部屋29と、シリコン層21
に形成され、第1の部屋26,第2の部屋27を連絡す
る連通孔34と、第1及び第2の部屋26,27及び連
通孔34に充填された封入液35と、第1′の部屋28
に第1の圧力を導入する第1の導圧孔30と、第2′の
部屋29に第2の圧力を導入する第2の導圧孔31とで
構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、差圧センサの小型化,
軽量化及び高性能化に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は従来の差圧伝送器の断面構成図で
ある。図において、1は受圧ボディ、2は受圧ボディ1
内に設けられ、部屋3,4を形成するように設けられた
センタダイアフラムである。又、受圧ボディ1の両端面
には、部屋5,6が形成され、これらの部屋5,6を覆う
ように金属製のシールダイアフラム7,8が設けられて
いる。そして、部屋5,3間には第1の連通孔8が、部
屋4,6間には第2の連通孔9がそれぞれ形成されてい
る。
【0003】受圧ボディ1の上部には、差圧センサ10
が設けられている。11は差圧センサ10の一方の受圧
面と、部屋3とを連絡する第3の連通孔、12は差圧セ
ンサ10の他方の受圧面と部屋4とを連絡する第4の連
通孔である。
【0004】そして、部屋5,第1の連通孔8,部屋3及
び第3の連通孔11には封入液13が、部屋6,第2の
連通孔9,部屋4及び第4の連通孔12には封入液14
がそれぞれ充填されている。
【0005】次に、上記構成の作動を説明する。シール
ダイアフラム7,8に作用する圧力は、封入液13,14
を介して差圧センサ10の各受圧面に作用し、差圧セン
サ10はこれら圧力の差圧に応じた信号を出力する。
【0006】そして、シールダイアフラム7又は8に過
大圧が作用すると、シールダイアフラム7又は8は部屋
5又は6の底部に着座し、第1の連通孔8又は第2の連
通孔9の開口を塞ぎ、それ以上の圧力の伝達を防止す
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記構成の差
圧伝送器の場合、下記のような問題点がある。 差圧伝送器が大きくて、重い。
【0008】 シールダイアフラム7,8は金属製であ
るので、過大圧がシールダイアフラム7,8に作用する
と、塑性変形を起こし、伝送器の特性が悪化する。 差圧センサ10の信号の取出しは、ハーメチックシ
ールを介して行われるので、このことも差圧伝送器が大
きくなり、重くなる要因である。又、コストも高い。
【0009】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
ので、その目的は、小型,軽量で低コストの差圧センサ
を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明は、第1のダイアフラム部,第2のダイアフラム部が
形成されたシリコン層と、前記第1又は第2のダイアフ
ラムのうち少なくともどちらか一方に設けられた感圧素
子と、前記シリコン層の一方の面を覆うように形成され
た第1の構造層と、前記シリコン層の他方の面を覆うよ
うに形成された第2の構造層と、前記第1のダイアフラ
ムと前記第1の構造層との空間に形成された第1の部屋
と、前記第1のダイアフラムと前記第2の構造層との空
間に形成された第1′の部屋と、前記第2のダイアフラ
ムと前記第1の構造層との空間に形成された第2の部屋
と、前記第2のダイアフラムと前記第2の構造層との空
間に形成された第2′の部屋と、前記シリコン層に形成
され、前記第1の部屋,第2の部屋を連絡する連通孔
と、前記第1及び第2の部屋及び前記連通孔に充填され
た封入液と、前記第2の構造層に形成され、前記第1′
の部屋に第1の圧力を導入する第1の導圧孔と、前記第
2の構造層に形成され、前記第2′の部屋に第2の圧力
を導入する第2の導圧孔とを具備するものである。
【0011】
【作用】本発明の差圧センサにおいて、第1の導圧孔及
び第2の導圧孔を介して作用する圧力は、第1のダイア
フラム及び第2のダイアフラムの各面に作用し、感圧素
子は差圧に応じた信号を発生する。
【0012】又、第1の導圧孔又は第2の導圧孔に過大
圧が作用すると、第1のダイアフラム又は第2のダイア
フラムは第1の構造層に当接し、第1の部屋及び第2の
部屋の圧力の増大を禁止する。
【0013】
【実施例】次に図面を用いて本発明の一実施例を説明す
る。図1は本発明の一実施例の差圧センサの断面構成図
で、(A)は平面図、(B)は正面断面図であり、図2は図1
におけるシリコン層の製造工程を説明する図、図3は感
圧素子の信号の取出し構造を説明する図、図4はシリコ
ンオイル封入方法を説明する図、図5はシリコンオイル
の別の封止方法を説明する図である。
【0014】先ず、図1を用いて本実施例の差圧センサ
の構成を説明する。図において、21はシリコン層、2
2,23はシリコン層1を挟持するように形成されるパ
イレックスガラスの第1の構造層,第2の構造層であ
る。
【0015】シリコン層1には、第1のダイアフラム部
24及び第2のダイアフラム部25が形成されている。
そして、第1のダイアフラム部24と第1の構造層2と
の間の空間には第1の部屋26が、第2のダイアフラム
部25と第1の構造層2との間の空間には第2の部屋2
7が形成されている。
【0016】又、第1のダイアフラム部24と第2の構
造層23との間の空間には第1′の部屋28が、第2の
ダイアフラム部25と第2の構造層23との間の空間に
は第2′の部屋29がそれぞれ形成されている。尚、第
1部屋26の高さは第1′の部屋28の高さよりも遙か
に低く設定されている。同様に第2の部屋27の高さは
第2′の部屋29の高さよりも遙かに低く設定されてい
る。
【0017】第2の構造層23には、第1′の部屋28
に圧力を導入する第1の導圧孔30及び第2′の部屋2
9に圧力を導入する第2の導圧孔31がそれぞれ形成さ
れている。
【0018】第1のダイアフラム部24及び第2のダイ
アフラム部25には感圧素子32,33が形成されてい
る。尚、感圧素子としては、ピエゾ抵抗効果を用いた歪
ゲージ,シリコンの梁構造の振動式センサ等がある。
【0019】第1の部屋26と第2の部屋27とは連通
孔34によって連絡され、第1の部屋24,連通孔34
及び第2の部屋27は封入液としてのシリコンオイル3
5が充填されている。又、36はセンサ信号の端子であ
る。
【0020】次に、図2を用いてシリコン層1のダイア
フラム部24,25の製造方法を説明する。シリコン基
板41上面(第1の構造層22側)にはエピタキシャル法
で、n-層42及びギャップ45の形成されたp-層43が
形成され、シリコン基板41の下面(第2の構造層23
側)にはエピタキシャル法でn-層44が形成されてい
る。(ステップ1)。
【0021】次に、n++イオンを注入し(ステップ2)、
異方性エッチングで下面をエッチングする(ステップ
3)。最後に、弗硝酸を用いた等方性エッチングにより
ダイアフラム部24,25が形成される(ステップ4)。
尚、本実施例のn--層42,44はエッチストップに用い
られる。
【0022】この様なダイアフラム部24,25の形状
は圧力によりシリコン層21と第1の構造層22との接
合面にかかる引き剥がし応力を軽減するのに効果的であ
る。次に、図3を用いて端子36の製造方法を説明す
る。シリコン層21のp-層43上には、n++のリード5
1がイオン注入法で形成されている。そして、このリー
ド51上にボンディングワイヤ53が接続されるアルミ
ニウムの端子36を形成し、残りの部分にp-層53をエ
ピタキシャル成長させ、段差のないフィードスルー(配
線取出し)を実現している。
【0023】次に、図4を用いてシリコンオイルの封入
方法を説明する。先ず、ダイアフラム部24,25の形
成後、一方の側面にアルミニウム層61をスパッタリン
グで形成する(ステップ11)。この時、A部拡大図に示
すように、シリコン層21と第1の構造層22との接合
面には、異方性エッチングにより発生した溝62が形成
されている。
【0024】次に、第1の導圧孔30,第2の導圧孔3
1から大気圧より低い圧力で引いておき、差圧センサを
シリコンオイル中に配設し、溝62よりシリコンオイル
を充填する(ステップ12)。
【0025】最後に、溝62部分を半田63で塞ぐ。次
に、上記構成の作動を説明する。第1の導圧孔30及び
第2の導圧孔31を介して作用する圧力は、第1のダイ
アフラム部24及び第2のダイアフラム部25の各面に
作用し、感圧素子32,33は差圧に応じた信号を発生
する。
【0026】又、第1の導圧孔30又は第2の導圧孔3
1に過大圧が作用すると、第1のダイアフラム部24又
は第2のダイアフラム部25は第1の構造層22に当接
し、第1の部屋26及び第2の部屋27の圧力のそれ以
上の増大を禁止する。
【0027】上記構成によれば、差圧伝送器の構造を小
さく且つ軽量とすることが可能である。過大圧保護機構
にシリコンを用いているので、強度が強く、塑性変形が
起らないので、小型で長期安定性に優れている。
【0028】シリコンオイルの封入箇所は第1,第2の
部屋26,27及び連通孔34だけであるので、シリコ
ンオイルの膨張/収縮による温度係数の悪化や静圧の変
化を少なくすることができる。
【0029】信号線の取出しを従来のようなハーメチッ
クシール構造でないので、小型,軽量化に寄与すること
ができる。尚、本発明は上記実施例に限るものではな
い。例えば、シリコンオイルの封入方法は、図5に示す
ように、ダイアフラム部24,25からの溝71に対し
て異方エッチングの穴72を穿設し、この穴72を用い
て、シリコンオイルを充填すし、ワイヤボンディングの
ボール73で穴72を塞ぐようにしてもよい。
【0030】また、ダイアフラム部,感圧素子は複数有
ってもよい。複数有ると作動で信号を取ることができ、
精度のよい信号検出が可能となる。ダイアフラム部のエ
ッチング形状は上記実施例に限定しない。被測定対象の
静圧が低い場合には、過大圧も低いので、単に異方性エ
ッチング等で矩形のダイアフラム部を形成するようにし
てもよい。
【0031】更に、第1の構造材はシリコンとし、シリ
コン層21に直接接合するようにしてもよい。
【0032】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、小
型,軽量で低コストの差圧センサを実現することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の差圧センサの断面構成図
で、(A)は平面図、(B)は正面断面図である。
【図2】図1におけるシリコン層の製造工程を説明する
図である。
【図3】感圧素子の信号の取出し構造を説明する図であ
る。
【図4】シリコンオイル封入方法を説明する図である。
【図5】シリコンオイルの別の封止方法を説明する図で
ある。
【図6】従来の差圧伝送器の断面構成図である。
【符号の説明】
21 シリコン層 22 第1の構造層 23 第2の構造層 24 第1のダイアフラム部 25 第2のダイアフラム部 26 第1の部屋 27 第2の部屋 28 第1′の部屋 29 第2′の部屋 30 第1の導圧孔 31 第2の導圧孔 32,33 感圧素子 34 連通孔 35 シリコンオイル(封入液)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のダイアフラム部(24),第2の
    ダイアフラム部(25)が形成されたシリコン層(2
    1)と、 前記第1又は第2のダイアフラム(24,25)のうち
    少なくともどちらか一方に設けられた感圧素子(32,
    33)と、 前記シリコン層の一方の面を覆うように形成された第1
    の構造層(22)と、 前記シリコン層の他方の面を覆うように形成された第2
    の構造層(23)と、 前記第1のダイアフラム(24)と前記第1の構造層
    (22)との空間に形成された第1の部屋(26)と、 前記第1のダイアフラム(24)と前記第2の構造層
    (23)との空間に形成された第1′の部屋(28)
    と、 前記第2のダイアフラム(25)と前記第1の構造層
    (22)との空間に形成された第2の部屋(27)と、 前記第2のダイアフラム(25)と前記第2の構造層
    (23)との空間に形成された第2′の部屋(29)
    と、 前記シリコン層(21)に形成され、前記第1の部屋
    (26),第2の部屋(27)を連絡する連通孔(3
    4)と、 前記第1及び第2の部屋(26,27)及び前記連通孔
    (34)に充填された封入液(35)と、 前記第2の構造層(23)に形成され、前記第1′の部
    屋(28)に第1の圧力を導入する第1の導圧孔(3
    0)と、 前記第2の構造層(23)に形成され、前記第2′の部
    屋(29)に第2の圧力を導入する第2の導圧孔(3
    1)と、 を具備することを特徴とする圧力センサ。
JP5552192A 1992-03-13 1992-03-13 差圧センサ Pending JPH05256718A (ja)

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JP5552192A JPH05256718A (ja) 1992-03-13 1992-03-13 差圧センサ

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JP (1) JPH05256718A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11295176A (ja) * 1998-04-14 1999-10-29 Nagano Keiki Co Ltd 差圧センサ
DE10061153A1 (de) * 2000-12-08 2002-06-27 Lucas Varity Gmbh Sensoranordnung für einen Unterdruck-Bremskraftverstärker und damit ausgerüsteter Unterdruck-Bremskraftverstärker

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11295176A (ja) * 1998-04-14 1999-10-29 Nagano Keiki Co Ltd 差圧センサ
DE10061153A1 (de) * 2000-12-08 2002-06-27 Lucas Varity Gmbh Sensoranordnung für einen Unterdruck-Bremskraftverstärker und damit ausgerüsteter Unterdruck-Bremskraftverstärker

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