JPH05249038A - オイルミスト濃度測定装置 - Google Patents
オイルミスト濃度測定装置Info
- Publication number
- JPH05249038A JPH05249038A JP4049399A JP4939992A JPH05249038A JP H05249038 A JPH05249038 A JP H05249038A JP 4049399 A JP4049399 A JP 4049399A JP 4939992 A JP4939992 A JP 4939992A JP H05249038 A JPH05249038 A JP H05249038A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oil mist
- light
- light amount
- window
- mist concentration
- Prior art date
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-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N21/00—Investigating or analysing materials by the use of optical means, i.e. using sub-millimetre waves, infrared, visible or ultraviolet light
- G01N21/17—Systems in which incident light is modified in accordance with the properties of the material investigated
- G01N21/47—Scattering, i.e. diffuse reflection
- G01N21/49—Scattering, i.e. diffuse reflection within a body or fluid
- G01N21/53—Scattering, i.e. diffuse reflection within a body or fluid within a flowing fluid, e.g. smoke
- G01N21/532—Scattering, i.e. diffuse reflection within a body or fluid within a flowing fluid, e.g. smoke with measurement of scattering and transmission
Abstract
(57)【要約】
【目的】 オイルミスト濃度測定対象気体中のオイルミ
スト濃度を簡単、正確に測定することができ、比較的安
価に製作できるオイルミスト濃度測定装置を提供する。 【構成】 オイルミスト濃度測定対象気体を入れる測定
セル１であって、該測定セル内空間を介して互いに向か
い合う光線入射窓２及び減衰光量検出窓３並びに前記光
線入射窓から前記減衰光量検出窓へ向かう方向を横切る
方向から測定セル内空間に臨む散乱光量検出窓４を有す
る測定セル１と、光線入射窓２に臨むオイルミスト濃度
検出光線の光源５と、減衰光量検出窓３に臨む減衰光量
検出素子６と、散乱光量検出窓４に臨む散乱光量検出素
子７と、前記素子６、７により検出される減衰光量と散
乱光量からオイルミスト濃度を求めて出力する濃度出力
手段とを備え、光源５はオイルミストに吸収される又は
吸収され易い波長を中心波長とする光線を発する光源で
あるオイルミスト濃度測定装置。
スト濃度を簡単、正確に測定することができ、比較的安
価に製作できるオイルミスト濃度測定装置を提供する。 【構成】 オイルミスト濃度測定対象気体を入れる測定
セル１であって、該測定セル内空間を介して互いに向か
い合う光線入射窓２及び減衰光量検出窓３並びに前記光
線入射窓から前記減衰光量検出窓へ向かう方向を横切る
方向から測定セル内空間に臨む散乱光量検出窓４を有す
る測定セル１と、光線入射窓２に臨むオイルミスト濃度
検出光線の光源５と、減衰光量検出窓３に臨む減衰光量
検出素子６と、散乱光量検出窓４に臨む散乱光量検出素
子７と、前記素子６、７により検出される減衰光量と散
乱光量からオイルミスト濃度を求めて出力する濃度出力
手段とを備え、光源５はオイルミストに吸収される又は
吸収され易い波長を中心波長とする光線を発する光源で
あるオイルミスト濃度測定装置。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、切削油を使用する工作
機械等から発せられるオイルミストを含む雰囲気中のオ
イルミスト濃度を測定する装置に関する。
機械等から発せられるオイルミストを含む雰囲気中のオ
イルミスト濃度を測定する装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】工場における切削油を使用する工作機械
等から発せられるオイルミストは作業環境悪化の原因と
なる。そのため、作業空間におけるオイルミスト濃度を
測定し、濃度が高くなると警報を発したり、作業空間の
換気を行ったり、オイルミスト除却装置を作動させたり
して、作業環境を改善することが望ましい。
等から発せられるオイルミストは作業環境悪化の原因と
なる。そのため、作業空間におけるオイルミスト濃度を
測定し、濃度が高くなると警報を発したり、作業空間の
換気を行ったり、オイルミスト除却装置を作動させたり
して、作業環境を改善することが望ましい。
【０００３】従来、このようなオイルミスト濃度の測定
には粉塵計が流用されていた。
には粉塵計が流用されていた。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、多くの
粉塵計の測定原理は、粉塵粒子に光源から可視光を照射
し、粉塵粒子表面で発生する光散乱を増幅して粉塵濃度
を測定するものであり、オイルミストも粉塵粒子と同様
に光を散乱するため、オイルミストと粉塵（例えば煙粒
子等）の区別がつかないばかりか、オイルミストと粉塵
の反射率の違いによっても正確なオイルミスト濃度の測
定が困難であった。
粉塵計の測定原理は、粉塵粒子に光源から可視光を照射
し、粉塵粒子表面で発生する光散乱を増幅して粉塵濃度
を測定するものであり、オイルミストも粉塵粒子と同様
に光を散乱するため、オイルミストと粉塵（例えば煙粒
子等）の区別がつかないばかりか、オイルミストと粉塵
の反射率の違いによっても正確なオイルミスト濃度の測
定が困難であった。
【０００５】また、簡易な粉塵計では、粉塵粒子により
遮光される透過光の減衰を利用して粉塵濃度の測定を行
うものもあるが、この場合には、オイルミストが可視光
を透過させてしまうため、オイルミストを検出し難く、
あえてオイルミスト濃度を検出しようとすると、高ダイ
ナミック高分解能の受光器が必要となり、装置コストが
きわめて高くなってしまう。
遮光される透過光の減衰を利用して粉塵濃度の測定を行
うものもあるが、この場合には、オイルミストが可視光
を透過させてしまうため、オイルミストを検出し難く、
あえてオイルミスト濃度を検出しようとすると、高ダイ
ナミック高分解能の受光器が必要となり、装置コストが
きわめて高くなってしまう。
【０００６】そこで本発明は、オイルミスト濃度測定対
象気体中のオイルミスト濃度を簡単、正確に測定するこ
とができ、比較的安価に製作できるオイルミスト濃度測
定装置を提供することを目的とする。
象気体中のオイルミスト濃度を簡単、正確に測定するこ
とができ、比較的安価に製作できるオイルミスト濃度測
定装置を提供することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的に従
い、オイルミスト濃度測定対象気体を入れる測定セルで
あって、該測定セル内空間を介して互いに向かい合う光
線入射窓及び減衰光量検出窓並びに前記光線入射窓から
前記減衰光量検出窓へ向かう方向を横切る方向から測定
セル内空間に臨む散乱光量検出窓を有する測定セルと、
前記光線入射窓に臨むオイルミスト濃度検出光線の光源
と、前記減衰光量検出窓に臨む減衰光量検出手段と、前
記散乱光量検出窓に臨む散乱光量検出手段と、前記減衰
光量検出手段及び散乱光量検出手段により検出される減
衰光量と散乱光量からオイルミスト濃度を求めて出力す
る濃度出力手段とを備え、前記光源はオイルミストに吸
収される又は吸収され易い波長を中心波長とする光線を
発する光源であることを特徴とするオイルミスト濃度測
定装置を提供するものである。
い、オイルミスト濃度測定対象気体を入れる測定セルで
あって、該測定セル内空間を介して互いに向かい合う光
線入射窓及び減衰光量検出窓並びに前記光線入射窓から
前記減衰光量検出窓へ向かう方向を横切る方向から測定
セル内空間に臨む散乱光量検出窓を有する測定セルと、
前記光線入射窓に臨むオイルミスト濃度検出光線の光源
と、前記減衰光量検出窓に臨む減衰光量検出手段と、前
記散乱光量検出窓に臨む散乱光量検出手段と、前記減衰
光量検出手段及び散乱光量検出手段により検出される減
衰光量と散乱光量からオイルミスト濃度を求めて出力す
る濃度出力手段とを備え、前記光源はオイルミストに吸
収される又は吸収され易い波長を中心波長とする光線を
発する光源であることを特徴とするオイルミスト濃度測
定装置を提供するものである。
【０００８】前記光源としては、オイルミストに吸収さ
れる又は吸収され易い光線として波長３５０ｎｍ付近の
紫外線を挙げ得ることから、当該波長及び（又は）それ
に近い波長の光線を発する紫外線発光器を例示すること
ができる。当然のことながら、前記各窓は、前記オイル
ミスト濃度検出光を透過させるものでなければならな
い。
れる又は吸収され易い光線として波長３５０ｎｍ付近の
紫外線を挙げ得ることから、当該波長及び（又は）それ
に近い波長の光線を発する紫外線発光器を例示すること
ができる。当然のことながら、前記各窓は、前記オイル
ミスト濃度検出光を透過させるものでなければならな
い。
【０００９】前記減衰光量検出手段としては、減衰光量
検出窓を透過する光線の受光素子（例えばＰｉｎフォト
ダイオード）、さらにはこの素子の出力を増幅する増幅
器を含むものを例示でき、前記散乱光量検出手段として
は、散乱光量検出窓を透過する散乱光線の受光素子（例
えばＧａＡｓＰフォトダイオード）、さらにはこの素子
の出力を増幅する増幅器を含むものを例示できる。
検出窓を透過する光線の受光素子（例えばＰｉｎフォト
ダイオード）、さらにはこの素子の出力を増幅する増幅
器を含むものを例示でき、前記散乱光量検出手段として
は、散乱光量検出窓を透過する散乱光線の受光素子（例
えばＧａＡｓＰフォトダイオード）、さらにはこの素子
の出力を増幅する増幅器を含むものを例示できる。
【００１０】前記濃度出力手段としては、代表的には差
動増幅器を挙げることができるが、これに限定されず、
前記減衰光量検出手段及び散乱光量検出手段からの出力
を比較し、それに基づいてオイルミスト濃度を表わす信
号を出力できるものを広く採用できる。
動増幅器を挙げることができるが、これに限定されず、
前記減衰光量検出手段及び散乱光量検出手段からの出力
を比較し、それに基づいてオイルミスト濃度を表わす信
号を出力できるものを広く採用できる。
【００１１】
【作用】本発明オイルミスト濃度測定装置によると、オ
イルミスト濃度測定対象気体が前記測定セルに入れら
れ、前記光源が点灯される。光源からの光線は光線入射
窓から測定セル内へ照射される。一方、減衰光量検出手
段が減衰光量検出窓を透過してくる光量に応じて透過光
線の減衰量を出力するとともに、散乱光量検出手段が散
乱光量検出窓を透過してくる散乱光線に応じて散乱光量
を出力する。
イルミスト濃度測定対象気体が前記測定セルに入れら
れ、前記光源が点灯される。光源からの光線は光線入射
窓から測定セル内へ照射される。一方、減衰光量検出手
段が減衰光量検出窓を透過してくる光量に応じて透過光
線の減衰量を出力するとともに、散乱光量検出手段が散
乱光量検出窓を透過してくる散乱光線に応じて散乱光量
を出力する。
【００１２】前記減衰光量検出手段により検出される透
過光線の減衰は、オイルミストによる光線吸収とオイル
ミスト、煙等の粒子による光散乱の双方に起因する一
方、前記散乱光量検出手段により検出される光散乱は、
オイルミスト、煙等の粒子による光散乱に起因する。そ
こで、検出された前記透過光線の減衰量の１因となって
いる光散乱を、前記検出された光散乱量で相殺すれば、
オイルミスト濃度を正確に求めることができる。そこで
前記濃度出力手段が、これら両検出量からオイルミスト
濃度を求めて出力する。
過光線の減衰は、オイルミストによる光線吸収とオイル
ミスト、煙等の粒子による光散乱の双方に起因する一
方、前記散乱光量検出手段により検出される光散乱は、
オイルミスト、煙等の粒子による光散乱に起因する。そ
こで、検出された前記透過光線の減衰量の１因となって
いる光散乱を、前記検出された光散乱量で相殺すれば、
オイルミスト濃度を正確に求めることができる。そこで
前記濃度出力手段が、これら両検出量からオイルミスト
濃度を求めて出力する。
【００１３】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図１は一実施例装置の概略構成図である。このオ
イルミスト濃度測定装置は、オイルミスト濃度測定対象
気体を入れる測定セル１を備えている。セル１は窓２、
３及び４を有している。
する。図１は一実施例装置の概略構成図である。このオ
イルミスト濃度測定装置は、オイルミスト濃度測定対象
気体を入れる測定セル１を備えている。セル１は窓２、
３及び４を有している。
【００１４】窓２は筒形のセル本体１１の一端開口にオ
イルミスト濃度検出光を透過させ得る光学フィルタ２１
を気密に取り付けて形成したもので、光線入射窓であ
る。窓３はセル本体１１の他端開口に光学ウインド（水
晶ガラス）板３１を気密に取り付けて形成したもので、
減衰光量検出窓である。窓４はセル本体１１の中央部か
ら該本体の中心軸線Ｘに対し直交する方向Ｙに突設され
た短筒部１２に光学ウインド（水晶ガラス）板４１を気
密に取り付けて形成したもので、散乱光量検出窓であ
る。
イルミスト濃度検出光を透過させ得る光学フィルタ２１
を気密に取り付けて形成したもので、光線入射窓であ
る。窓３はセル本体１１の他端開口に光学ウインド（水
晶ガラス）板３１を気密に取り付けて形成したもので、
減衰光量検出窓である。窓４はセル本体１１の中央部か
ら該本体の中心軸線Ｘに対し直交する方向Ｙに突設され
た短筒部１２に光学ウインド（水晶ガラス）板４１を気
密に取り付けて形成したもので、散乱光量検出窓であ
る。
【００１５】窓２及び３はセル内空間を介して互いに平
行に向かい合っており、窓４はこれら窓に対し直角方向
に形成されている。また、セル本体１１は測定対象気体
を導入する気体導入口１３とこの気体をセル本体から排
出するための排気口１４を備えている。光線入射窓２に
は３５０ｎｍ付近の波長の紫外線（検出光）を発する紫
外線発光器５が臨み、減衰光量検出窓３には透過光受光
素子（Ｐｉｎフォトダイオード）６が臨み、散乱光量検
出窓４には散乱光受光素子（ＧａＡｓＰフォトダイオー
ド）７が臨んでいる。
行に向かい合っており、窓４はこれら窓に対し直角方向
に形成されている。また、セル本体１１は測定対象気体
を導入する気体導入口１３とこの気体をセル本体から排
出するための排気口１４を備えている。光線入射窓２に
は３５０ｎｍ付近の波長の紫外線（検出光）を発する紫
外線発光器５が臨み、減衰光量検出窓３には透過光受光
素子（Ｐｉｎフォトダイオード）６が臨み、散乱光量検
出窓４には散乱光受光素子（ＧａＡｓＰフォトダイオー
ド）７が臨んでいる。
【００１６】受光素子６は増幅器６１を介して差動増幅
器８に接続され、受光素子７は増幅器７１を介して前記
差動増幅器８に接続されている。このオイルミスト濃度
測定装置によると、オイルミスト濃度測定対象気体ａが
図示しないポンプ等の送気手段にて測定セル１の気体導
入口１３からセル内へ導入される一方、紫外線発光器５
が点灯される。
器８に接続され、受光素子７は増幅器７１を介して前記
差動増幅器８に接続されている。このオイルミスト濃度
測定装置によると、オイルミスト濃度測定対象気体ａが
図示しないポンプ等の送気手段にて測定セル１の気体導
入口１３からセル内へ導入される一方、紫外線発光器５
が点灯される。
【００１７】セル１への気体導入は、当初、セル１の排
気口１４を開けた状態で導入口１３からセル１内へ気体
を導入し、所定量の気体が導入されると導入口１３及び
排気口１４を共に閉じるという方法が考えられるほか、
測定対象気体を導入口１３から常時セル１内へ流し込
み、且つ、セル１内気体を排気口１４から排出させてお
くという方法も採ることができる。
気口１４を開けた状態で導入口１３からセル１内へ気体
を導入し、所定量の気体が導入されると導入口１３及び
排気口１４を共に閉じるという方法が考えられるほか、
測定対象気体を導入口１３から常時セル１内へ流し込
み、且つ、セル１内気体を排気口１４から排出させてお
くという方法も採ることができる。
【００１８】前者の気体導入法を採用すれば、バッチ的
にオイルミスト濃度を測定することができ、後者の気体
導入法を採用すれば、連続的にオイルミスト濃度を測定
することができる。さて、紫外線発光器５の点灯により
発せられた紫外線は窓２を通過し、セル１中の気体中に
Ｘ方向に通って窓３から受光素子６に到達する。この場
合、入射光線はオイルミストに吸収される又はされ易い
３５０ｎｍ付近の波長の光線であるから、測定気体中に
オイルミストがあるとそれに一部吸収され、また、オイ
ルミストや煙等の粒子があると、それにより一部散乱
し、減衰されて受光素子６に到達する。また、このよう
に散乱した光線はＸ方向に直交するＹ方向にも進み、窓
４を通過して受光素子７に到達する。
にオイルミスト濃度を測定することができ、後者の気体
導入法を採用すれば、連続的にオイルミスト濃度を測定
することができる。さて、紫外線発光器５の点灯により
発せられた紫外線は窓２を通過し、セル１中の気体中に
Ｘ方向に通って窓３から受光素子６に到達する。この場
合、入射光線はオイルミストに吸収される又はされ易い
３５０ｎｍ付近の波長の光線であるから、測定気体中に
オイルミストがあるとそれに一部吸収され、また、オイ
ルミストや煙等の粒子があると、それにより一部散乱
し、減衰されて受光素子６に到達する。また、このよう
に散乱した光線はＸ方向に直交するＹ方向にも進み、窓
４を通過して受光素子７に到達する。
【００１９】かくして、受光素子６が透過光の減衰光量
を出力する結果となり、受光素子７が散乱光量を出力す
る結果となる。受光素子６、７によるこれら出力は増幅
器６１、７１にて増幅されたのち作動増幅器８に入力さ
れる。作動増幅器８では受光素子６、７からの出力差に
応じてオイルミスト濃度を示す信号を出力する。
を出力する結果となり、受光素子７が散乱光量を出力す
る結果となる。受光素子６、７によるこれら出力は増幅
器６１、７１にて増幅されたのち作動増幅器８に入力さ
れる。作動増幅器８では受光素子６、７からの出力差に
応じてオイルミスト濃度を示す信号を出力する。
【００２０】かくして作動増幅器８からの出力を見るこ
とにより、測定気体中のオイルミスト濃度を知ることが
できる。受光素子６、７からの出力、差動増幅器８の出
力の状態を、測定対象気体中にオイルミストが無く、煙
等の粒子のみが含まれる場合と、さらにオイルミストも
含まれる場合について、図示説明すると図２及び図３の
ようになる。図２は前者を、図３は後者を説明してい
る。
とにより、測定気体中のオイルミスト濃度を知ることが
できる。受光素子６、７からの出力、差動増幅器８の出
力の状態を、測定対象気体中にオイルミストが無く、煙
等の粒子のみが含まれる場合と、さらにオイルミストも
含まれる場合について、図示説明すると図２及び図３の
ようになる。図２は前者を、図３は後者を説明してい
る。
【００２１】図２に示すように、測定対象気体に含まれ
るものが煙等の粒子でオイルミストが無い場合、これら
粒子は不透明物質であり検出光を散乱する度合いが高
く、検出光の減衰量と散乱光の増加量は比例し、各検出
信号を適当な増幅率で増幅し差動信号を取れば相殺され
る。図３に示すように、測定対象気体がオイルミストを
含む場合は、オイルミストが煙等の粒子に比べ検出光の
吸収率が高いため、検出光の減衰率は散乱光の増加率よ
り大きくなり、各信号を差動増幅したあとの検出光の減
衰量がオイルミストの濃度を示すことになる。
るものが煙等の粒子でオイルミストが無い場合、これら
粒子は不透明物質であり検出光を散乱する度合いが高
く、検出光の減衰量と散乱光の増加量は比例し、各検出
信号を適当な増幅率で増幅し差動信号を取れば相殺され
る。図３に示すように、測定対象気体がオイルミストを
含む場合は、オイルミストが煙等の粒子に比べ検出光の
吸収率が高いため、検出光の減衰率は散乱光の増加率よ
り大きくなり、各信号を差動増幅したあとの検出光の減
衰量がオイルミストの濃度を示すことになる。
【００２２】以上説明した測定装置によると、セル１中
気体のオイルミスト濃度を簡単、正確に測定することが
できる。しかも全体が構造簡単で小型に製作することが
でき、使い易い。また、構造が簡単で小型に済むから製
作費も安価に済む。
気体のオイルミスト濃度を簡単、正確に測定することが
できる。しかも全体が構造簡単で小型に製作することが
でき、使い易い。また、構造が簡単で小型に済むから製
作費も安価に済む。
【００２３】
【発明の効果】以上説明したように本発明によると、オ
イルミスト濃度測定対象気体中のオイルミスト濃度を簡
単、正確に測定することができ、比較的安価に製作でき
るオイルミスト濃度測定装置を提供することができる。
イルミスト濃度測定対象気体中のオイルミスト濃度を簡
単、正確に測定することができ、比較的安価に製作でき
るオイルミスト濃度測定装置を提供することができる。
【図１】本発明の一実施例の概略構成を示す図である。
【図２】測定対象気体中にオイルミストが無く煙等の粒
子がある場合の各受光素子の出力及び差動増幅器の出力
の状態を説明する図である。
子がある場合の各受光素子の出力及び差動増幅器の出力
の状態を説明する図である。
【図３】測定対象気体中にオイルミスト及び煙等の粒子
がある場合の各受光素子の出力及び差動増幅器の出力の
状態を説明する図である。
がある場合の各受光素子の出力及び差動増幅器の出力の
状態を説明する図である。
１ 測定セル １１ セル本体 １２ 短筒部 １３ 気体導入口 １４ 排気口 ２ 光線入射窓 ３ 減衰光量検出窓 ４ 散乱光量検出窓 ５ 紫外線発光器 ６、７ 受光素子 ６１、７１ 増幅器 ８ 作動増幅器
Claims (1)
- 【請求項１】 オイルミスト濃度測定対象気体を入れる
測定セルであって、該測定セル内空間を介して互いに向
かい合う光線入射窓及び減衰光量検出窓並びに前記光線
入射窓から前記減衰光量検出窓へ向かう方向を横切る方
向から測定セル内空間に臨む散乱光量検出窓を有する測
定セルと、前記光線入射窓に臨むオイルミスト濃度検出
光線の光源と、前記減衰光量検出窓に臨む減衰光量検出
手段と、前記散乱光量検出窓に臨む散乱光量検出手段
と、前記減衰光量検出手段及び散乱光量検出手段により
検出される減衰光量と散乱光量からオイルミスト濃度を
求めて出力する濃度出力手段とを備え、前記光源はオイ
ルミストに吸収される又は吸収され易い波長を中心波長
とする光線を発する光源であることを特徴とするオイル
ミスト濃度測定装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4049399A JPH05249038A (ja) | 1992-03-06 | 1992-03-06 | オイルミスト濃度測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4049399A JPH05249038A (ja) | 1992-03-06 | 1992-03-06 | オイルミスト濃度測定装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05249038A true JPH05249038A (ja) | 1993-09-28 |
Family
ID=12829968
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4049399A Withdrawn JPH05249038A (ja) | 1992-03-06 | 1992-03-06 | オイルミスト濃度測定装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05249038A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003535327A (ja) * | 2000-05-31 | 2003-11-25 | テトラ ラバル ホールデイングス エ フイナンス ソシエテ アノニム | 気相媒体を製造する方法および装置 |
| WO2006129054A2 (en) * | 2005-05-28 | 2006-12-07 | Schlumberger Technology B.V. | Devices and methods for quantification of liquids in gas-condensate wells |
| GB2438217A (en) * | 2006-05-19 | 2007-11-21 | Draeger Safety Ag & Co Kgaa | Device and method for the selective determination of the quantity of oil mist in a gas sample |
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