JPH052486U - 液晶テレビスタンドセツト - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】液晶テレビ本体とスタンドとの機械的な連結
と、液晶テレビ本体に対する電源コードおよびアンテナ
入力線の電気的な接続を簡単化するとともに、省スペー
スを図る。 【構成】支柱２０の上端に載置支持台２２を取り付けた
スタンドＢと液晶テレビ本体Ａとからなる。載置支持台
２２と液晶テレビ本体Ａとに機械的連結のための結合部
２６と被結合部３８とを設ける。載置支持台２２にはモ
ジュラージャック４２を設ける。支柱２０の内部に電源
コード４６とアンテナ入力線４８を通線しモジュラージ
ャック４２に接続する。液晶テレビ本体Ａには、結合部
２６と被結合部３８との連結に伴ってモジュラージャッ
ク４２に電気的に接続されるモジュラーコネクタ５２を
設ける。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、液晶テレビ本体とこの液晶テレビ本体を載置支持するスタンドとの 組み合わせからなる液晶テレビスタンドセットに関する。

【０００２】

【従来の技術】

図６は、従来のこの種の液晶テレビスタンドセットを示す要部の正面図である 。

【０００３】 図において、Ａは液晶テレビ本体、Ｂはスタンドである。液晶テレビ本体Ａの 下面には被係止部２が設けられている。また、側面にジャックが設けられ、その ジャックに電源コード４のプラグ４ａやアンテナ入力線６のプラグ６ａが差し込 み接続されるようになっている。スタンドＢは、支柱８の上端に載置支持台１０ を取り付けてあり、載置支持台１０には液晶テレビ本体Ａの被係止部２を嵌合係 止する係止部１２が設けられている。

【０００４】 液晶テレビ本体ＡをスタンドＢに取り付ける場合、液晶テレビ本体Ａの被係止 部２をスタンドＢの係止部１２に嵌合係止する一方、電源コード４やアンテナ入 力線６のプラグ４ａ，６ａを液晶テレビ本体Ａのジャックに差し込む。

【０００５】

【考案が解決しようとする課題】

しかし、上記従来の液晶テレビスタンドセットの場合、液晶テレビ本体Ａとス タンドＢとの機械的な連結と、液晶テレビ本体Ａに対する電源コード４やアンテ ナ入力線６の電気的な接続とを別個に行わなければならないため、その取り付け 作業が面倒で手間のかかるものとなっていた。

【０００６】 また、液晶テレビ本体Ａの側面からプラグ４ａ，６ａを介して電源コード４や アンテナ入力線６が横側方に延びる状態となるため、外観体裁が好ましくないと ともに、比較的大きな設置スペースを必要としていた。

【０００７】 本考案は、このような事情に鑑みて創案されたものであって、液晶テレビ本体 とスタンドとの機械的な連結と、液晶テレビ本体に対する電源コードおよびアン テナ入力線の電気的な接続とをワンタッチ的に簡易に行えるようにするとともに 、設置に必要なスペースの省スペース化を図ることを目的とする。

【０００８】

【課題を解決するための手段】

本考案に係る液晶テレビスタンドセットは、支柱の上端に載置支持台を取り付 けたスタンドと液晶テレビ本体との組み合わせからなり、前記載置支持台の上面 と前記液晶テレビ本体の下面とに互いに機械的に連結される結合部と被結合部と が設けられているとともに、前記載置支持台の上面にはモジュラージャックが設 けられ、前記支柱の内部には電源コードとアンテナ入力線とが通線されて前記載 置支持台を通して前記モジュラージャックに接続されている一方、前記液晶テレ ビ本体の下面には前記結合部と被結合部との機械的な連結に伴って前記モジュラ ージャックに差し込まれて電気的に接続されるモジュラーコネクタが設けられて いることを特徴とするものである。

【０００９】

【作用】

結合部と被結合部とを機械的に連結すると、この連結に伴ってモジュラージャ ックにモジュラーコネクタが電気的に接続されることになる。すなわち、機械的 な連結と電気的な接続とがワンタッチ的に行える。また、電源コードとアンテナ 入力線とがスタンドの支柱内に通線されているため、外部からは見えず、すっき りとまとまった状態となる。

【００１０】

【実施例】

以下、本考案に係る液晶テレビスタンドセットの一実施例を図面に基づいて詳 細に説明する。

【００１１】 図１は液晶テレビスタンドセットの全体の概略的な正面図、図２は載置支持台 部分の詳細を示す斜視図、図３は電気的な接続部分を示す側方からの断面図、図 ４は機械的な連結部分を示す側方からの断面図である。

【００１２】 スタンドＢは、支柱２０と、この支柱２０の上端に取り付けられた載置支持台 ２２と、支柱２０を立設した状態で床面等に固定するための固定金具２４などか ら構成されている。

【００１３】 載置支持台２２はボックス状に構成され、その上面に液晶テレビ本体Ａを機械 的に連結するための結合部２６を有している。すなわち、図４に示すように、載 置支持台２２の内壁面から後方にガイド軸２８が突設され、このガイド軸２８に 摺動自在に嵌合するスライド操作棒３０が載置支持台２２の外部に導出され、そ の端部に操作ボタン３２が取り付けられている。結合部２６は、スライド操作棒 ３０から上方に延出されＬ形に折り曲げられたものであり、載置支持台２２の天 板に形成された前後方向のガイド溝３４に摺動自在に嵌合されている。載置支持 台２２の内壁面と結合部２６の基部との間には、結合部２６を連結方向すなわち 操作ボタン３２を外方へ押し出す方向に付勢するための圧縮スプリング３６が介 在されている。

【００１４】 載置支持台２２の結合部２６に対応して、液晶テレビ本体Ａの下面には被結合 部３８が設けられている。この被結合部３８の入口側には、結合部２６をガイド するテーパー面４０が形成されている。

【００１５】 載置支持台２２の天板には、それを上下方向に貫通する状態でモジュラージャ ック４２が取り付けられている。このモジュラージャック４２は、複数の送電端 子４４を有している。

【００１６】 支柱２０は中空パイプで構成され、その内部には、電源コード４６とアンテナ 入力線４８とが一体化された多軸ケーブル５０が通線されている。この多軸ケー ブル５０は載置支持台２２の内部へと導入され、電源コード４６とアンテナ入力 線４８とはモジュラージャック４２の送電端子４４に接続されている。

【００１７】 載置支持台２２のモジュラージャック４２に対応して、液晶テレビ本体Ａの下 面にはモジュラーコネクタ５２が設けられている。このモジュラーコネクタ５２ は、送電端子４４と同数の受電端子５４を有している。

【００１８】 次に、液晶テレビ本体ＡをスタンドＢに連結する要領を説明する。

【００１９】 スタンドＢの載置支持台２２に対して、その上方から液晶テレビ本体Ａを近づ けて、テーパー面４０をＬ形の結合部２６に位置合わせし、かつ、モジュラーコ ネクタ５２をモジュラージャック４２に位置合わせする。その状態で液晶テレビ 本体Ａを下側に押し込むと、テーパー面４０にガイドされた結合部２６が圧縮ス プリング３６の付勢力に抗して前方側に逃げる。これに伴って、被結合部３８が 結合部２６に接近していくとともに、モジュラージャック４２の送電端子４４に 対するモジュラーコネクタ５２の受電端子５４の差し込みが開始される。さらに 液晶テレビ本体Ａを押し込むと、被結合部３８が結合部２６に対して機械的に係 合し、その係合状態が圧縮スプリング３６によって弾性的に保持される。同時に 、送電端子４４に対する受電端子５４の差し込みが深まり、電気的接続が確実な ものとなる。

【００２０】 以上のように、液晶テレビ本体Ａを押し込むだけで、結合部２６と被結合部３ ８との機械的な連結と、モジュラージャック４２とモジュラーコネクタ５２との 電気的な接続とが同時的に行われることになる。すなわち、ワンタッチ的なきわ めて簡単な操作ですむ。

【００２１】 また、電源コード４６とアンテナ入力線４８とがスタンドＢの支柱２０の内部 に通線されており、外部からは見えないので外観体裁が非常にすっきりとした感 じの良いものとなっている。そして、従来例のように横側方に延び出していない ので、設置のためのスペースを省スペース化することができる。

【００２２】 液晶テレビ本体ＡをスタンドＢから取り外すときには、操作ボタン３２を圧縮 スプリング３６に抗して押し込むことにより、被結合部３８に対する結合部２６ の係合を解除し、その状態で液晶テレビ本体Ａを引き上げれば、液晶テレビ本体 Ａを取り外すことができる。このとき、同時に、電気的な接続も解除されること になる。

【００２３】 図５は、結合部と被結合部についての別実施例を示す。

【００２４】 この場合の結合部は雄ネジ２６ａに構成され、この雄ネジ２６ａは、これを回 転操作するための操作摘み５６に一体的に結合されている。操作摘み５６は、そ の一部が載置支持台２２よりも外部に突出している。被結合部は雌ネジ３８ａに 構成されている。モジュラージャック４２とモジュラーコネクタ５２との関係は 上記実施例と同じである。

【００２５】 雌ネジ３８ａを雄ネジ２６ａに位置合わせし、モジュラーコネクタ５２をモジ ュラージャック４２に位置合わせした後、操作摘み５６を回して雄ネジ２６ａを 雌ネジ３８ａに螺合して液晶テレビ本体Ａを載置支持台２２に対して機械的に連 結するのに伴って、モジュラーコネクタ５２がモジュラージャック４２に電気的 に接続されることになる。

【００２６】

【考案の効果】

以上のように、本考案によれば、液晶テレビ本体とスタンドとの機械的な連結 と、液晶テレビ本体に対する電源コードおよびアンテナ入力線の電気的な接続と をワンタッチ的にきわめて簡易に行うことができ、取り付けの作業が大幅に改善 されるとともに、電源コードとアンテナ入力線とがスタンド支柱内に通線されて いて外部から見えないので外観体裁が非常にすっきりとした感じの良いものにな るとともに、電源コードとアンテナ入力線が外部に延出していないので省スペー ス化することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例に係る液晶テレビスタンドセ
ットの全体の概略的な正面図である。

【図２】実施例の載置支持台部分の詳細を示す斜視図で
ある。

【図３】実施例のモジュラージャックとモジュラーコネ
クタとの電気的な接続関係を示す断面図である。

【図４】実施例の結合部と被結合部との連結関係を示す
断面図である。

【図５】結合部と被結合部についての別の実施例を示す
断面図である。

【図６】従来の液晶テレビスタンドセットを示す要部の
正面図である。

【符号の説明】

Ａ 液晶テレビ本体 Ｂ スタンド ２０ 支柱 ２２ 載置支持台 ２６ 結合部 ３８ 被結合部 ４２ モジュラージャック ４６ 電源コード ４８ アンテナ入力線 ５２ モジュラーコネクタ

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項１】 支柱の上端に載置支持台を取り付けたス
   タンドと液晶テレビ本体との組み合わせからなり、前記
   載置支持台の上面と前記液晶テレビ本体の下面とに互い
   に機械的に連結される結合部と被結合部とが設けられて
   いるとともに、前記載置支持台の上面にはモジュラージ
   ャックが設けられ、前記支柱の内部には電源コードとア
   ンテナ入力線とが通線されて前記載置支持台を通して前
   記モジュラージャックに接続されている一方、前記液晶
   テレビ本体の下面には前記結合部と被結合部との機械的
   な連結に伴って前記モジュラージャックに差し込まれて
   電気的に接続されるモジュラーコネクタが設けられてい
   ることを特徴とする液晶テレビスタンドセット。