JPH0524729Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0524729Y2
JPH0524729Y2 JP1986133697U JP13369786U JPH0524729Y2 JP H0524729 Y2 JPH0524729 Y2 JP H0524729Y2 JP 1986133697 U JP1986133697 U JP 1986133697U JP 13369786 U JP13369786 U JP 13369786U JP H0524729 Y2 JPH0524729 Y2 JP H0524729Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ceiling board
density
ceiling
thickness
sagging
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1986133697U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6254101U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1986133697U priority Critical patent/JPH0524729Y2/ja
Publication of JPS6254101U publication Critical patent/JPS6254101U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0524729Y2 publication Critical patent/JPH0524729Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Panels For Use In Building Construction (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は天井板に関するものである。
天井板としては硝子繊維(グラスウール)製、
岩綿(ロツクウール)製等各種のものが使用され
ており、硝子繊維製天井板は軽量で不燃性を有
し、断熱、吸音性に優れ、広く用いられている
が、剛性が比較的小さい難点がある。
近時システム天井等の普及に伴ない次第に大寸
法の天井板が用いられるようになつて来たが、硝
子繊維製天井板は剛性が小さいため、その周縁部
を支持具に固定支持した場合、中央部にかなり大
きい垂れ下がりが生じ外観が不良となり易い。実
開昭55−165015号記載のように、円弧状に弯曲し
た天井板(ドーム型天井板)を用いることも提案
されているが、このような構造は一般的ではな
く、平面状の天井板が用いられることが多い。平
面状の天井板の場合一般に良好な外観を得るため
には中央部の垂れ下りの大きさを短辺の0.5%以
下とする必要がある。垂れ下がりの大きさは硝子
繊維板の大きさ、厚み、密度等によつて変化し、
大きさの大きい程、又厚み、密度の少ない程垂れ
下がり量は大となる傾向を有する。
従つて大型(大寸法)の天井板の場合、垂れ下
がりを少なくしようとすると、小型の天井板の場
合に比し、硝子繊維板の厚み或は密度を大とする
必要が生じ、硝子繊維板の軽量という特徴が失わ
れ、製造コストが大となる。例えば厚み10mm、密
度36Kg/m3、大きさ450mm×900mmの天井板の四辺
を支持した場合、従来技術における天井板の中央
部の垂れ下りの大きさは約3mmで有り、中央部の
垂れ下りを実質上0とするためには密度を48Kg/
m3、厚みを15mmとする必要がある。
又、厚み15mm、密度48Kg/m3、大きさ1200mm×
1200mmの天井板の四辺を支持した場合、従来技術
における天井板の中央部の垂れ下りの大きさは約
15mmであり、垂れ下りを小とするためには450mm
×900mmの天井板により更に厚みを大とする必要
がある。厚みを30mmとしても、なお中央部に6mm
の垂れ下りが生ずる。
本考案はこのような難点を解決するための研究
に基づく新たなる提案である。
本考案においては、厚み、密度の小さい天井板
を使用した場合でも、天井板の中央部の垂れ下り
の大きさを、短辺の0.5%以下の極めて小さい値
とすることができる。
例えば、厚み10mm、密度36Kg/m3、大きさ450
mm×900mmの天井板、或は厚み15mm、密度48Kg/
m3、大きさ1200mm×1200mmの天井板の四辺を支持
した場合の中央部の垂れ下りを実質上零とするこ
とができる。
次に本考案を添付図面に就いて詳細に説明す
る。
第1〜3図に示す第1実施例において1は長方
形の硝子繊維板でその室内面2(第1図では下
面)には硝子クロス、有機繊維クロスのような弾
力のある薄い材料3が、長手方向に張力を与えた
状態で貼着されており、この薄い材料3が化粧層
を形成している。
硝子繊維板1は上記材料の弾性復元力により、
室内面2が凹面となるよう長手方向に僅かに彎曲
せしめられている。
彎曲の程度は同一寸法の従来の仕様の天井板の
二辺を枠金具で支持した際生ずる垂れ下り(弛
み)とほぼ同一の大きさとするのが適当であり、
上記張力の大きさを所定値とすることにより彎曲
の程度を所望の大きさとすることができる。
又、本願考案の天井板の弯曲度は、連続工程で
大量に生産された平面状の硝子繊維板に弾力を有
する薄い材料を貼着する際の張力の大きさを調整
することによつて自在に変化させることができる
ので、硝子繊維板の仕様に応じその都度弯曲した
プレス型を作成し、プレスする方法に比し極めて
経済的であり、生産性も大きい。
硝子繊維板としては密度24〜200Kg/m3、密度
(Kg/m3)と厚み(mm)の積が400〜5000のものを
使用する。密度が24Kg/m3より小さい場合、或は
密度と厚みの積が400より小さい場合垂れ下り防
止の効果が充分でない。密度が200Kg/m3より大
きい場合軽量性が失われ又断熱吸音効果が低下
し、密度と厚みの積が5000より大きい場合軽量性
が失われる。又厚みは10〜150mmとするのが適当
である。
第1実施例の硝子繊維板は上述の構成に伴ない
次のような効果を有する。
硝子繊維板1を第3図に示すように弾性を有す
る薄い材料を貼着した面を下として、硝子繊維板
1と同一寸法のIビーム状の棒杆を組んで形成し
た矩形状枠金具の該棒杆の下側のフランジ部5に
載置すると硝子繊維板1は長手方向に沿つて上向
きに彎曲せしめられているので、硝子繊維板1の
短辺6のみがフランジ部5に接し、長辺7は若干
浮上るが、天井板の自重によつて天井板の中央部
が下方に垂れ下るに従い長辺7はほぼ直線状とな
り、天井板はフランジ部5によつて長、短辺で支
持されるようになる。この状態において天井板の
自重によつて生ずる垂れ下がり力は、上述した天
井板の変形によつて生ずる応力によつて相殺さ
れ、天井板は下方にそれ以上垂れ下がることな
く、密度、厚みが小さく大寸法の天井板の場合で
も、良好な外観をうることができる。
第4図はほぼ球面状に彎曲せしめた第2実施例
であり、第1実施例と同様な材料を、直交する方
向に張力を与えた状態で貼着することにより化粧
層が形成されており、天井板の彎曲の程度等その
他の構成は第1実施例と同様なので、同一符号を
付し詳細な説明は省略する。
第2実施例の天井板を第1実施例と同様なフラ
ンジ部5上に載置すると、当初天井板はその四隅
のみが該フランジ部と当接するが、自重によつて
下方に彎曲変形し、平面状となつて長短辺で支持
されるようになり、天井板の自重によつて生ずる
垂れ下り力は天井板の変形によつて生ずる応力と
バランスし、下方にまで垂れ下がることはない。
なお上述の説明において、天井板を弾性を有す
る薄い材料を貼着した面を下に向けて水平に支持
した際、自重による垂れ下がりと天井板の変形に
よる応力が相殺され、天井板が水平になるよう硝
子繊維板を彎曲せしめるように説明したが、天井
板の垂れ下がりが外観を損わない限度において彎
曲の程度をこれより若干小とし、或は彎曲の程度
を若干大とする(この場合硝子繊維板に与えた彎
曲が外観を損わない程度僅かに残存する)ことも
できる。
なお又本考案の僅かに彎曲した天井板を弾性を
有する薄い材料を貼着した面(室内面)を上向き
にして水平な台上に載置すると、硝子繊維板の四
隅が若干台から浮上るが、この浮上りの大きさを
1〜50mm好ましくは3〜30mmならしめるのが適当
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の天井板の第1実施例を示す斜
視図、第2図は第1図の天井板を構成する硝子繊
維板の1部を取つた状態を示す平面図、第3図は
天井板を取付けた状態を示す斜視図、第4図は第
2実施例を示す斜視図である。 なお図中、1は硝子繊維板、2は室内面、3は
弾性のある薄い材料を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 密度24〜200Kg/m3、密度(Kg/m3)と厚み
    (mm)の積が400〜5000の硝子繊維板の一面に、弾
    性のある薄い材料が張力を与えられた状態で貼着
    されており、薄い材料の弾性復元力により、薄い
    材料を貼着した側が凹面となるよう硝子繊維板が
    僅かに弯曲せしめられていることを特徴とする天
    井板。
JP1986133697U 1986-09-02 1986-09-02 Expired - Lifetime JPH0524729Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986133697U JPH0524729Y2 (ja) 1986-09-02 1986-09-02

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986133697U JPH0524729Y2 (ja) 1986-09-02 1986-09-02

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6254101U JPS6254101U (ja) 1987-04-03
JPH0524729Y2 true JPH0524729Y2 (ja) 1993-06-23

Family

ID=31034245

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986133697U Expired - Lifetime JPH0524729Y2 (ja) 1986-09-02 1986-09-02

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0524729Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6493731B2 (ja) * 2014-12-15 2019-04-03 旭ファイバーグラス株式会社 化粧無機質繊維板

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3386220A (en) * 1965-05-24 1968-06-04 Henry N. Staats Ceiling panel construction with tensioning means
JPS5010453A (ja) * 1973-06-06 1975-02-03
US3979245A (en) * 1973-12-03 1976-09-07 Metal Buildings Insulation, Inc. Insulation blanket and method and apparatus for making same
JPS5352114U (ja) * 1976-10-07 1978-05-04
JPS5521266A (en) * 1978-07-31 1980-02-15 Matsushita Electric Works Ltd Method of molding sheet in synthetic resin
JPS5551930U (ja) * 1978-10-02 1980-04-05
JPS6136665U (ja) * 1984-08-07 1986-03-06 喜由 廣瀬 ゴルフ練習台
JPS6237846U (ja) * 1985-08-27 1987-03-06

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55165015U (ja) * 1979-05-16 1980-11-27

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3386220A (en) * 1965-05-24 1968-06-04 Henry N. Staats Ceiling panel construction with tensioning means
JPS5010453A (ja) * 1973-06-06 1975-02-03
US3979245A (en) * 1973-12-03 1976-09-07 Metal Buildings Insulation, Inc. Insulation blanket and method and apparatus for making same
JPS5352114U (ja) * 1976-10-07 1978-05-04
JPS5521266A (en) * 1978-07-31 1980-02-15 Matsushita Electric Works Ltd Method of molding sheet in synthetic resin
JPS5551930U (ja) * 1978-10-02 1980-04-05
JPS6136665U (ja) * 1984-08-07 1986-03-06 喜由 廣瀬 ゴルフ練習台
JPS6237846U (ja) * 1985-08-27 1987-03-06

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6254101U (ja) 1987-04-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4923733A (en) Flexible form sheet
US4901485A (en) Acoustical panel
JPH0524729Y2 (ja)
JPS6237846Y2 (ja)
JPS6136665Y2 (ja)
CN113530118A (zh) 一种装配式设计的墙体隔音饰面结构
CN213087145U (zh) 一种网格式幕墙装饰板
CN214220149U (zh) 一种角度可调的小单元式幕墙构造及包饰结构
JPH0355752Y2 (ja)
CN217812137U (zh) 一种墙阴角模块化弧形结构组件
CN212001840U (zh) 一种轻钢龙骨吊顶转角位置防开裂加固装置
CN112376767A (zh) 一种角度可调的小单元式幕墙构造及包饰结构
JPS6120640Y2 (ja)
JP3001726B2 (ja) ユニットルームの天井構造
JPH0671645U (ja) ダンボールパネル
JPH04213654A (ja) 断熱不燃パネル
JPH0423158Y2 (ja)
JPS5846975B2 (ja) 天井パネル
JPH0179712U (ja)
JPS62146833U (ja)
JP3635184B2 (ja) 建築構造物の外装板支持装置
JPS5832538Y2 (ja) 出窓用屋根部構造
JPH0335113U (ja)
JPS61129001U (ja)
JPH0194586U (ja)