JPH05246382A - 降下式乗込装置のプラットフォーム - Google Patents

降下式乗込装置のプラットフォーム

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JPH05246382A
JPH05246382A JP5128392A JP5128392A JPH05246382A JP H05246382 A JPH05246382 A JP H05246382A JP 5128392 A JP5128392 A JP 5128392A JP 5128392 A JP5128392 A JP 5128392A JP H05246382 A JPH05246382 A JP H05246382A
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JP
Japan
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platform
air chamber
floor surface
boarding device
water
Prior art date
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Pending
Application number
JP5128392A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuo Orii
勝雄 織井
Kanzo Tayama
寛三 田山
Hideaki Usui
英明 臼井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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Publication of JPH05246382A publication Critical patent/JPH05246382A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プラットフォーム1が展張した際、浸入水を
自動的に排水し、逆方向からの水の浸入を防止すること
ができ、これにより脱出者がぬれず、また人手による排
水の必要がない降下式乗込装置のプラットフォームを得
る。 【構成】 それぞれ環状のチューブ状に形成された膨張
式の上気室2と下気室3の間に、傾斜したシート状の床
面4を接合し、床面4の最下部に逆止弁11を設けて、
床面4上の浸入水7を排出するようにしたプラットフォ
ーム1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、船舶等に装備する救
命設備としての緊急時退船用の降下式乗込装置の膨張式
プラットフォームに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6は例えば実公昭53−51031号
に示された従来の降下式乗込装置のプラットフォームを
示す断面図、図7はその使用状態を示す断面図である。
図において、1はプラットフォームで、それぞれ環状の
チューブ状に形成された膨張式の上気室2および下気室
3間にシート状の床面4が接合された構造となってい
る。2a、3aは上気室2および下気室3内に形成され
た気室、5は海面6と床面4間に形成される下部空間、
7は浸入水である。
【0003】上記のプラットフォームは、降下式乗込装
置の一部分であり、この降下式乗込装置には、プラット
フォーム1のほかに降下路を有し、これらは船舶の舷側
近傍に設けられた格納箱の中に、投下した際正常に作動
展張するよう折りたたみ状態で収納されているが図示は
省略されている。そしてプラットフォーム1は投下した
後に作動するよう、上気室2および下気室3の空気は帆
用の排気装置により排気された状態で収納されている。
【0004】上記のように収納されたプラットフォーム
1は、格納箱が回動することにより折りたたまれた降下
路とともに自然落下する。このときプラットフォーム1
に取付けられている図示しないガス充気装置が作動しな
がら海面6に落下着水し、ガス充気装置の作動によりプ
ラットフォーム1の上気室2と下気室3の気室2a、3
a内にガスが流入し、図6に示す形状にプラットフォー
ム1は展張する。
【0005】展張が完了すると、脱出者が降下路から滑
り下りプラットフォーム1の床面4に降りて、展張の際
プラットフォーム1に浸入した浸入水7を甲板より持参
したバケツによりくみ出す。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の降下式乗込装置
のプラットフォームは、周囲同径の上気室2と周囲同径
の下気室3と、その中間に張られた傾斜のない床面4で
構成されているため、投下展張により海面に着水する
際、上気室2、下気室3がガス充気圧力により膨らむと
同時に、折りたたみ部が展げられる過程で、プラットフ
ォーム1の床面4上に海水が浸入し、また波浪により海
水が浸入する。この浸入水が脱出者の衣服をぬらして危
険にするのを防止するために、脱出時に浸入水7を人手
で排出する必要があり、脱出に要する時間を長くすると
いう問題点があった。
【0007】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、プラットフォームが展張した
際、プラットフォーム内の浸入水を自動的に排水し、ま
た逆方向から水の流入を防止できる降下式乗込装置のプ
ラットフォームを提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は次の降下式乗
込装置のプラットフォームである。 (1)それぞれ環状のチューブ状に形成された膨張式の
上気室および下気室と、前記上気室および下気室間に傾
斜状態で接合されたシート状の床面と、前記床面の最下
部に、床面上の水を排水するように設けられた逆止弁と
を備えた降下式乗込装置のプラットフォーム。 (2) 床面が傾斜を維持するように床面の下部に設け
た補強気室を備えた上記(1)記載の降下式乗込装置の
プラットフォーム。
【0009】
【作用】本発明の降下式乗込装置のプラットフォームに
おいては、降下式乗込装置の格納箱から、降下路ととも
にプラットフォームを投下展張することにより、プラッ
トフォームの上気室および下気室がガス充気圧力によっ
て膨張し、海面上でプラットフォームが形成される。こ
のとき床面上に浸入した浸入水は、傾斜した床面の最下
部にたまり、その部分に設けられた逆止弁を通って、自
重により海面に排出される。従ってその後プラットフォ
ームに降下する脱出者は水にぬれず、また人手による排
水の必要はなく、脱出に要する時間は短くなる。
【0010】この発明の請求項2の降下式乗込装置のプ
ラットフォームにおいては、床面が補強気室により剛性
を付与されているので、常に床面の傾斜が保たれる。こ
のため脱出者が降下後に、水の浸入があっても自動的に
排水され、脱出者がぬれることが防止され、後からの排
水の必要もなくなる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図について説明す
る。 実施例1 図1は実施例1の降下式乗込装置を示す斜視図、図2は
そのプラットフォームを示すA−A断面図、図3はB−
B断面図、図4は逆止弁の断面図であり、図において、
図6および図7と同一符号は同一または相当部分を示
す。
【0012】プラットフォーム1は、それぞれ径が変化
する環状のチューブ状に形成された膨張式の上気室2お
よび下気室3間に、シート状の床面4が傾斜状態で接合
され、床面4の最下部に逆止弁11が設けられている。
上気室2および下気室3は、それぞれ正方形に近い八角
形に形成され、このうち一対の対向辺の一方が大径、他
方が小径とされ、上気室2の大径部または小径部と、下
気室3の小径部または大径部が積層されることにより、
床面4がCの角度で傾斜している。
【0013】逆止弁11は、床面4の開口部4aに固着
される弁座部12に、弁座部12の開口部12aを開閉
するように、弾性を有するシート材からなる弁体13が
取付けられている。弁体13は、浸入水7の自重により
開き、排水後は弾性により復帰して弁を閉じるようにな
っている。
【0014】床面4の下部には、下気室3に接続する補
強気室15が形成されており、これにより床面4は剛性
を付与され、傾斜を維持している。
【0015】20は格納投下装置で、甲板21の舷側2
1a付近に設置されている。22はこの格納投下装置2
0にプラットフォーム1その他を格納する格納箱、23
はウインチ、24は扉、25は筒状の降下路で、内部に
らせん状の滑り面26を有し、下端部はプラットフォー
ム1の床面4に接合され、その付近に出口27を有す
る。28、29は支え索、30は吊上げ索、31は脱出
者、32は救命いかだ、33は係止部材である。
【0016】上記のプラットフォーム1は、降下式乗込
装置の一部分であり、全体の降下式乗込装置は、船舶の
甲板21上の舷側21a近傍に設けられた格納投下装置
20の格納箱22の中に、投下した際正常に作動展張す
るように、折りたたみ状態で収納されている。このとき
プラットフォーム1は投下した後に作動するように、上
気室2および下気室3の空気は帆用の排気装置により排
気されている。
【0017】そして格納投下装置20のウインチ23を
操作すると、格納箱22が回動して扉24が開き、折り
たたまれた降下路25とプラットフォーム1は自然落下
する。このときプラットフォーム1に取付けられている
図示しないガス充気装置が作動しながら海面6に落下着
水する。ガス充気装置の作動により、プラットフォーム
1の上気室2と下気室3の気室2a、3a内にガスが流
入し、プラットフォーム1は展張する。
【0018】プラットフォーム1は、落下および展張時
に、あるいはその後も波浪により海水が浸入するが、浸
入水7は、傾斜した床面4の最下部にたまり、その部分
に設けられた逆止弁11を通って、海面に排出される。
このとき浸入水7の自重により弁体13が開いて、浸入
水7は開口部4a、12aを通して排出される。排水後
は、弁体13が復帰して弁が閉じ、海面から持上がる海
水は弁体13に遮られて逆流が防止される。
【0019】プラットフォーム1の展張後、脱出者31
は、降下路25の滑り面26を滑り降り、出口27から
プラットフォーム1の床面に移り、救命いかだ32に乗
込む。このときプラットフォーム1の浸入水7は排水さ
れているので、プラットフォームに降下する脱出者は水
にぬれず、また人手による排水の必要はなく、脱出に要
する時間は短くなる。
【0020】上記のプラットフォーム1においては、床
面が補強気室により剛性を付与されているので、常に床
面の傾斜が保たれる。このため脱出者が降下後に、水の
浸入があっても自動的に排水され、脱出者がぬれること
が防止され、後からの排水の必要もなくなる。
【0021】実施例2 図5は実施例2の降下式乗込装置のプラットフォームを
示す断面図である。この実施例のプラットフォーム1は
上気室2の全体が大径に、下気室3の全体が小径に形成
されている。これにより床面4は中央部から周辺部に向
って角度Dで傾斜し、最下部となる周辺部に逆止弁11
が設けられており、これにより前記実施例1とほぼ同様
の作用効果が得られる。
【0022】なお、上記の説明において、上気室2、下
気室3および逆止弁11の形状、構造、数等は図示のも
のに限らず、変更可能である。また床面4も剛性を有す
る構造としてもよく、その枚数も制限されない。
【0023】
【発明の効果】この発明の請求項1の降下式乗込装置の
プラットフォームは、上気室および下気室間に傾斜した
床面を形成し、最下部に逆止弁を設けたので、プラット
フォームが展張した際、浸入水を自動的に排水し、逆方
向からの水の浸入を防止することができ、これにより脱
出者がぬれず、また人手による排水の必要がないなどの
効果が得られる。
【0024】この発明の請求項2の降下式乗込装置のプ
ラットフォームは、床面の下部に補強気室を設けたの
で、常に床面が傾斜を維持し、これにより展張後の浸入
水も排出されるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の降下式乗込装置の斜視図である。
【図2】実施例1のプラットフォームを示す図1のA−
A断面図である。
【図3】図1のB−B断面図である。
【図4】逆止弁の断面図である。
【図5】実施例2のプラットフォームを示す断面図であ
る。
【図6】従来のプラットフォームの断面図である。
【図7】図6の使用状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 プラットフォーム 2 上気室 3 下気室 4 床面 6 海面 7 浸入水 11 逆止弁 12 弁座部 13 弁体 15 補強気室 20 格納投下装置 21 甲板 22 格納箱 25 降下路 26 滑り面 28、29 支え索 30 吊上げ索 31 脱出者 32 救命いかだ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ環状のチューブ状に形成された
    膨張式の上気室および下気室と、 前記上気室および下気室間に傾斜状態で接合されたシー
    ト状の床面と、 前記床面の最下部に、床面上の水を排水するように設け
    られた逆止弁とを備えたことを特徴とする降下式乗込装
    置のプラットフォーム。
  2. 【請求項2】 床面が傾斜を維持するように床面の下部
    に設けた補強気室を備えたことを特徴とする請求項1記
    載の降下式乗込装置のプラットフォーム。
JP5128392A 1992-03-10 1992-03-10 降下式乗込装置のプラットフォーム Pending JPH05246382A (ja)

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JP5128392A JPH05246382A (ja) 1992-03-10 1992-03-10 降下式乗込装置のプラットフォーム

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JPH05246382A true JPH05246382A (ja) 1993-09-24

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ID=12882612

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JP5128392A Pending JPH05246382A (ja) 1992-03-10 1992-03-10 降下式乗込装置のプラットフォーム

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JP (1) JPH05246382A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7357688B2 (en) * 2004-03-18 2008-04-15 Ferrara Thomas B Floatation apparatus and method

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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