JPH05241429A - 静電記録装置 - Google Patents
静電記録装置Info
- Publication number
- JPH05241429A JPH05241429A JP7831592A JP7831592A JPH05241429A JP H05241429 A JPH05241429 A JP H05241429A JP 7831592 A JP7831592 A JP 7831592A JP 7831592 A JP7831592 A JP 7831592A JP H05241429 A JPH05241429 A JP H05241429A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- needle
- electrode
- voltage
- discharge
- needle electrode
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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- Electrophotography Using Other Than Carlson'S Method (AREA)
- Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
- Dot-Matrix Printers And Others (AREA)
- Printers Or Recording Devices Using Electromagnetic And Radiation Means (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 針状電極とその駆動回路の時定数が変化した
場合でも各針状電極での放電に寄与する電圧の状態を均
一にし、各針状電極での放電とそれによる潜像を均一に
した静電記録装置を提供することを目的とする。 【構成】 本発明では上記課題を解決するために、針状
電極への電圧印加開始タイミングよりも遅れたタイミン
グで補助電極にパルス電圧ｄを印加するように構成し
た。針状電極の印加パルスｃよりも遅れたタイミングで
補助電極にパルス電圧ｄを印加することによって、各針
状電極で電圧波形ａ，ｂの立ち上がりが、ばらついたと
しても、各針状電極の電位がそろった状態で放電を開始
できるので、各針状電極での放電状態及びそれによって
形成される潜像は均一になり、画像の均一性は向上す
る。
場合でも各針状電極での放電に寄与する電圧の状態を均
一にし、各針状電極での放電とそれによる潜像を均一に
した静電記録装置を提供することを目的とする。 【構成】 本発明では上記課題を解決するために、針状
電極への電圧印加開始タイミングよりも遅れたタイミン
グで補助電極にパルス電圧ｄを印加するように構成し
た。針状電極の印加パルスｃよりも遅れたタイミングで
補助電極にパルス電圧ｄを印加することによって、各針
状電極で電圧波形ａ，ｂの立ち上がりが、ばらついたと
しても、各針状電極の電位がそろった状態で放電を開始
できるので、各針状電極での放電状態及びそれによって
形成される潜像は均一になり、画像の均一性は向上す
る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、針状電極に電圧を印加
することによって放電を発生し、記録媒体上に静電潜像
を形成する静電記録装置に関する。
することによって放電を発生し、記録媒体上に静電潜像
を形成する静電記録装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の静電記録方式と呼ばれる記録装置
は、多数の針状電極を短時間に制御するために、針状電
極を複数のグループに分け、複数のグループを同時に駆
動していた。針状電極に印加される電圧だけでは放電開
始電圧に達せず放電は起こらない。補助電極は、針状電
極に印加される電圧が放電開始電圧に足りない分の電圧
を補充するもので、針状電極と補助電極の双方に電圧が
印加されて初めて放電が開始される。したがって、各針
状電極から記録媒体への放電時間は、針状電極と補助電
極の双方に電圧が印加されている時間によって決定され
る。この時、印加時間はできる限り長くすることが放電
には有利であるとされ、針状電極の印加時間よりも補助
電極の印加開始時間が速いかまたは同時であるのが一般
的であった。ここでは補助電極はあくまで放電を有効に
発生させるためのフロート電圧であり、画像データの描
画・非描画は針状電極のＯＮ，ＯＦＦに委ねられてい
た。
は、多数の針状電極を短時間に制御するために、針状電
極を複数のグループに分け、複数のグループを同時に駆
動していた。針状電極に印加される電圧だけでは放電開
始電圧に達せず放電は起こらない。補助電極は、針状電
極に印加される電圧が放電開始電圧に足りない分の電圧
を補充するもので、針状電極と補助電極の双方に電圧が
印加されて初めて放電が開始される。したがって、各針
状電極から記録媒体への放電時間は、針状電極と補助電
極の双方に電圧が印加されている時間によって決定され
る。この時、印加時間はできる限り長くすることが放電
には有利であるとされ、針状電極の印加時間よりも補助
電極の印加開始時間が速いかまたは同時であるのが一般
的であった。ここでは補助電極はあくまで放電を有効に
発生させるためのフロート電圧であり、画像データの描
画・非描画は針状電極のＯＮ，ＯＦＦに委ねられてい
た。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】隣接する針状電極間に
は相方の電位状態の差によって静電容量が発生する。し
かも画像データのＯＮ，ＯＦＦ信号の配列によって針状
電極間の電位差も変動し、その静電容量はたえず変化す
る。これにより針状電極とその駆動回路の時定数もたえ
ず変化している。このことによって、出力される画像に
グループに対応した鎬状の不均一が生じるという問題が
あった。
は相方の電位状態の差によって静電容量が発生する。し
かも画像データのＯＮ，ＯＦＦ信号の配列によって針状
電極間の電位差も変動し、その静電容量はたえず変化す
る。これにより針状電極とその駆動回路の時定数もたえ
ず変化している。このことによって、出力される画像に
グループに対応した鎬状の不均一が生じるという問題が
あった。
【０００４】そこで、本発明は、かかる問題を改善する
ために針状電極とその駆動回路の時定数が変化した場合
でも各針状電極での放電に寄与する電圧の状態を均一に
し、各針状電極での放電とそれによる潜像を均一にした
静電記録装置を提供することを目的とする。
ために針状電極とその駆動回路の時定数が変化した場合
でも各針状電極での放電に寄与する電圧の状態を均一に
し、各針状電極での放電とそれによる潜像を均一にした
静電記録装置を提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明では上記課題を解
決するために、針状電極への電圧印加開始タイミングよ
りも遅れたタイミングで補助電極にパルス電圧を印加す
るように構成した。
決するために、針状電極への電圧印加開始タイミングよ
りも遅れたタイミングで補助電極にパルス電圧を印加す
るように構成した。
【０００６】
【作用】針状電極は相互に近接しているのが一般的であ
り、近接した針状電極が相互に同電位である場合は針状
電極間の静電容量はゼロまたは非常に微少である。一
方、近接針状電極のうち、どちらかがＯＮ、どちらかが
ＯＦＦ状態の場合は静電容量をもち、針状電極とその駆
動回路の時定数は大きくなる。
り、近接した針状電極が相互に同電位である場合は針状
電極間の静電容量はゼロまたは非常に微少である。一
方、近接針状電極のうち、どちらかがＯＮ、どちらかが
ＯＦＦ状態の場合は静電容量をもち、針状電極とその駆
動回路の時定数は大きくなる。
【０００７】画像データのＯＮ，ＯＦＦ信号に対する針
状電極の電圧波形の応答は針状電極とその駆動回路の時
定数の大小に応じて図１の波形ａ，波形ｂのごとく変化
する。一方補助電極は針状電極に比べ時定数は小さく、
また安定しているのが一般的である。今、多数の針状電
極によって画像形成する場合には、各針状電極の波形
は、画像パターンによってばらつき、必ずしも同一の応
答を示さない。本発明では図２のごとく針状電極の印加
パルスよりも遅れたタイミングで補助電極にパルス電圧
を印加することによって、各針状電極で電圧波形の立ち
上がりが、ばらついたとしても、各針状電極の電位がそ
ろった状態で放電を開始できるので、各針状電極での放
電状態及びそれによって形成される潜像は均一になり、
画像の均一性は向上する。
状電極の電圧波形の応答は針状電極とその駆動回路の時
定数の大小に応じて図１の波形ａ，波形ｂのごとく変化
する。一方補助電極は針状電極に比べ時定数は小さく、
また安定しているのが一般的である。今、多数の針状電
極によって画像形成する場合には、各針状電極の波形
は、画像パターンによってばらつき、必ずしも同一の応
答を示さない。本発明では図２のごとく針状電極の印加
パルスよりも遅れたタイミングで補助電極にパルス電圧
を印加することによって、各針状電極で電圧波形の立ち
上がりが、ばらついたとしても、各針状電極の電位がそ
ろった状態で放電を開始できるので、各針状電極での放
電状態及びそれによって形成される潜像は均一になり、
画像の均一性は向上する。
【０００８】
【実施例】本発明を実施例をもとに説明する。図３は本
発明の実施例の回路図である。図３において、１は記録
紙であり、記録紙１を挾んで針状電極２と補助電極３が
対向して配置されている。針状電極２は４本毎にグルー
プ化され、各グループ毎に駆動回路４に接続されてい
る。駆動回路４はマトリクス回路５に接続され、マトリ
クス回路５には描画信号が入力されている。補助電極３
は針状電極２のグループ毎に分割され補助電極駆動回路
７に接続されている。補助電極駆動回路７は補助電極用
電源８に接続されている。補助電極駆動回路７とマトリ
クス回路５にはタイミング制御回路６からトリガパルス
が供給されている。トリガパルスは遅延回路９によって
マトリクス回路５に供給されるパルスより補助電極駆動
回路７に供給されるパルスが遅延時間ｔd だけ遅れるよ
うに設定されている。
発明の実施例の回路図である。図３において、１は記録
紙であり、記録紙１を挾んで針状電極２と補助電極３が
対向して配置されている。針状電極２は４本毎にグルー
プ化され、各グループ毎に駆動回路４に接続されてい
る。駆動回路４はマトリクス回路５に接続され、マトリ
クス回路５には描画信号が入力されている。補助電極３
は針状電極２のグループ毎に分割され補助電極駆動回路
７に接続されている。補助電極駆動回路７は補助電極用
電源８に接続されている。補助電極駆動回路７とマトリ
クス回路５にはタイミング制御回路６からトリガパルス
が供給されている。トリガパルスは遅延回路９によって
マトリクス回路５に供給されるパルスより補助電極駆動
回路７に供給されるパルスが遅延時間ｔd だけ遅れるよ
うに設定されている。
【０００９】補助電極を記録紙の記録面側または背面側
に複数有する本実施例のような静電プロッターではグル
ープ分けされた針状電極のグループ境界付近の電圧波形
（図２の波形ｂ）はグループ中心付近（図２の波形ａ）
に比べ鈍っていることが多い。そこで、図２に示すよう
に波形の鈍りが大きい針状電極の電圧が飽和するタイミ
ングに合わせて遅延時間ｔd を決定し、補助電極３に電
圧印加を開始するタイミングを遅らせている。
に複数有する本実施例のような静電プロッターではグル
ープ分けされた針状電極のグループ境界付近の電圧波形
（図２の波形ｂ）はグループ中心付近（図２の波形ａ）
に比べ鈍っていることが多い。そこで、図２に示すよう
に波形の鈍りが大きい針状電極の電圧が飽和するタイミ
ングに合わせて遅延時間ｔd を決定し、補助電極３に電
圧印加を開始するタイミングを遅らせている。
【００１０】マトリクス回路５はトリガパルスを受ける
と描画信号と共に図２のｃに示すＯＮ，ＯＦＦ信号を駆
動回路４に送る。駆動回路４はＯＮ，ＯＦＦ信号に基づ
いて駆動電圧を針状電極２に印加するが時定数によって
駆動電圧波形は図２の波形ａ，波形ｂに示すように鈍っ
てしまう。
と描画信号と共に図２のｃに示すＯＮ，ＯＦＦ信号を駆
動回路４に送る。駆動回路４はＯＮ，ＯＦＦ信号に基づ
いて駆動電圧を針状電極２に印加するが時定数によって
駆動電圧波形は図２の波形ａ，波形ｂに示すように鈍っ
てしまう。
【００１１】補助電極駆動回路７はトリガパルスを受け
ると内部でＯＮ，ＯＦＦ信号を図２のｄに示すように発
生させ、このＯＮ，ＯＦＦ信号に基づいて補助電極３に
針状電極に印加される電圧と逆極性の電圧を印加する。
補助電極に印加される電圧と針状電極に印加される電圧
の差が所定値を超えると両電極間で放電が開始され、両
電極間に配置された記録紙１に静電潜像が形成される。
本実施例では、補助電極に電圧印加するタイミングを針
状電極に信号を印加するタイミングよりも僅かに遅らせ
ているので各針状電極の波形に、ばらつきが生じていた
としても、放電を開始するタイミングは補助電極への電
圧印加開始のタイミングに依存して一意に決定されるの
で形成される潜像は均一化される。
ると内部でＯＮ，ＯＦＦ信号を図２のｄに示すように発
生させ、このＯＮ，ＯＦＦ信号に基づいて補助電極３に
針状電極に印加される電圧と逆極性の電圧を印加する。
補助電極に印加される電圧と針状電極に印加される電圧
の差が所定値を超えると両電極間で放電が開始され、両
電極間に配置された記録紙１に静電潜像が形成される。
本実施例では、補助電極に電圧印加するタイミングを針
状電極に信号を印加するタイミングよりも僅かに遅らせ
ているので各針状電極の波形に、ばらつきが生じていた
としても、放電を開始するタイミングは補助電極への電
圧印加開始のタイミングに依存して一意に決定されるの
で形成される潜像は均一化される。
【００１２】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、外
乱または出図するデータによって針状電極の波形が鈍っ
たとしても、放電開始電圧を均一化することができ、画
像の均一化を図ることができる。
乱または出図するデータによって針状電極の波形が鈍っ
たとしても、放電開始電圧を均一化することができ、画
像の均一化を図ることができる。
【図１】従来の静電プロッタの印加方法の一例を示す説
明図である。
明図である。
【図２】本発明の印加方法の一例を示す説明図である。
【図３】本発明の一実施例である静電記録装置の回路図
である。
である。
１ 記録紙 ２ 針状電極 ３ 補助電極 ４ 駆動回路 ５ マトリクス回路 ６ タイミング制御回路 ７ 補助電極駆動回路 ８ 補助電極電源
Claims (1)
- 【請求項１】 隣接する多数の針状電極と前記針状電極
に対向する補助電極を有し、前記針状電極に選択的に電
圧を印加し、記録媒体に放電を行い前記記録媒体上に静
電潜像を形成する静電記録装置において、前記補助電極
への電圧の印加開始タイミングを前記針状電極への電圧
印加開始タイミングよりも遅らせた事を特徴とする静電
記録装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7831592A JPH05241429A (ja) | 1992-02-28 | 1992-02-28 | 静電記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7831592A JPH05241429A (ja) | 1992-02-28 | 1992-02-28 | 静電記録装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05241429A true JPH05241429A (ja) | 1993-09-21 |
Family
ID=13658511
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7831592A Withdrawn JPH05241429A (ja) | 1992-02-28 | 1992-02-28 | 静電記録装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05241429A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1348563A3 (en) * | 2002-03-29 | 2004-03-03 | Seiko Epson Corporation | Writing head and image forming apparatus using the same |
-
1992
- 1992-02-28 JP JP7831592A patent/JPH05241429A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1348563A3 (en) * | 2002-03-29 | 2004-03-03 | Seiko Epson Corporation | Writing head and image forming apparatus using the same |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990518 |