JPH05241080A - 二重視野反射画像再形成望遠鏡 - Google Patents
二重視野反射画像再形成望遠鏡Info
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- JPH05241080A JPH05241080A JP4262379A JP26237992A JPH05241080A JP H05241080 A JPH05241080 A JP H05241080A JP 4262379 A JP4262379 A JP 4262379A JP 26237992 A JP26237992 A JP 26237992A JP H05241080 A JPH05241080 A JP H05241080A
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- G02B23/00—Telescopes, e.g. binoculars; Periscopes; Instruments for viewing the inside of hollow bodies; Viewfinders; Optical aiming or sighting devices
- G02B23/02—Telescopes, e.g. binoculars; Periscopes; Instruments for viewing the inside of hollow bodies; Viewfinders; Optical aiming or sighting devices involving prisms or mirrors
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- G02B17/02—Catoptric systems, e.g. image erecting and reversing system
- G02B17/06—Catoptric systems, e.g. image erecting and reversing system using mirrors only, i.e. having only one curved mirror
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- G02B17/0694—Catoptric systems, e.g. image erecting and reversing system using mirrors only, i.e. having only one curved mirror with variable magnification or multiple imaging planes, including multispectral systems
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、反射鏡のみを使用した小型で収差
の少ない多視野光学システムを得ることを目的とする。 【構成】 入射瞳孔18を通過したエネルギを反射する１
対の反射鏡22,24 よりなる第１の対物鏡装置と、入射瞳
孔18を通過したエネルギを反射する１対の反射鏡26,28
よりなる第２の対物鏡装置と、これら対物鏡装置から反
射したエネルギを受けて観察面20へ反射させる接眼鏡16
とを具備し、第２の対物鏡装置は前記第１の対物鏡装置
に関して可動的に構成され、第１の対物鏡への入射を妨
害しない第１の位置では１の対物反射鏡22,24 が入射瞳
孔18を通過したエネルギを接眼鏡16へ反射し、第１の対
物鏡の前に配置される第２の位置では第２の対物反射鏡
26,28 がエネルギを接眼鏡16に反射し、第１、第２の対
物鏡装置と接眼鏡の視野および非焦点倍率は異なってい
ることを特徴とする。
の少ない多視野光学システムを得ることを目的とする。 【構成】 入射瞳孔18を通過したエネルギを反射する１
対の反射鏡22,24 よりなる第１の対物鏡装置と、入射瞳
孔18を通過したエネルギを反射する１対の反射鏡26,28
よりなる第２の対物鏡装置と、これら対物鏡装置から反
射したエネルギを受けて観察面20へ反射させる接眼鏡16
とを具備し、第２の対物鏡装置は前記第１の対物鏡装置
に関して可動的に構成され、第１の対物鏡への入射を妨
害しない第１の位置では１の対物反射鏡22,24 が入射瞳
孔18を通過したエネルギを接眼鏡16へ反射し、第１の対
物鏡の前に配置される第２の位置では第２の対物反射鏡
26,28 がエネルギを接眼鏡16に反射し、第１、第２の対
物鏡装置と接眼鏡の視野および非焦点倍率は異なってい
ることを特徴とする。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は屈折望遠鏡システム、特
に全て反射性の多重視野の光学システムに関する。
に全て反射性の多重視野の光学システムに関する。
【０００２】
【従来の技術】望遠鏡を通して遠方の物を見るとき、観
察者は通常、２つの異なった順次の機能を使用すること
に関心をもつ。これらの機能のうち１つは先に検出でき
なかった対象をつきとめ、捕捉する目的で広範囲を捜索
する粗サーチ機能である。他方の機能は先につきとめた
物体を確認し、識別する目的で狭い視野を精密に調査す
る機能である。
察者は通常、２つの異なった順次の機能を使用すること
に関心をもつ。これらの機能のうち１つは先に検出でき
なかった対象をつきとめ、捕捉する目的で広範囲を捜索
する粗サーチ機能である。他方の機能は先につきとめた
物体を確認し、識別する目的で狭い視野を精密に調査す
る機能である。
【０００３】異なった倍率を有する３個の反射鏡をもつ
非点収差の望遠鏡が過去において設計され、製造され
た。しかし、これらの設計は典型的に１つの視野しか満
足させていない。このタイプのシステムは1972年４月の
米国特許第3,647,334 号明細書に記載されている。典型
的にシステムの多重視野を達成するため、２つ以上の望
遠鏡が使用されている。各望遠鏡はそれぞれ分離してい
る異なった入射瞳孔領域、光路、一纏めの容積、出力瞳
孔面を有する。これらの構造は非常に大きい空間または
容積をとる。従って、共通の容積を共有し、多重視野の
システムを与えることにより空間の必要条件を最小限に
するシステムが所望されている。
非点収差の望遠鏡が過去において設計され、製造され
た。しかし、これらの設計は典型的に１つの視野しか満
足させていない。このタイプのシステムは1972年４月の
米国特許第3,647,334 号明細書に記載されている。典型
的にシステムの多重視野を達成するため、２つ以上の望
遠鏡が使用されている。各望遠鏡はそれぞれ分離してい
る異なった入射瞳孔領域、光路、一纏めの容積、出力瞳
孔面を有する。これらの構造は非常に大きい空間または
容積をとる。従って、共通の容積を共有し、多重視野の
システムを与えることにより空間の必要条件を最小限に
するシステムが所望されている。
【０００４】異なった倍率を有し、共通の入射瞳孔領
域、一纏めの容積、出力瞳孔面を使用する３個の反射鏡
をもつ非点収差望遠鏡は1990年３月21日出願の米国特許
出願第525,801 号明細書に記載されている。この出願は
多重視野の光学システムを与えるため、互いに移動する
１対の３個の反射鏡の単一の非点収差望遠鏡を示してい
る。
域、一纏めの容積、出力瞳孔面を使用する３個の反射鏡
をもつ非点収差望遠鏡は1990年３月21日出願の米国特許
出願第525,801 号明細書に記載されている。この出願は
多重視野の光学システムを与えるため、互いに移動する
１対の３個の反射鏡の単一の非点収差望遠鏡を示してい
る。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】また屈折望遠鏡システ
ムは全体または部分的に使用されている。屈折光学シス
テムは一般的に後述する１つ以上の欠点を有する。屈折
システムは通常、スペクトル制限と色収差を有する。屈
折システムは寸法の制限とレンズ材料の制限と放射硬度
の欠如を有する。さらに屈折システムは熱変化に対して
敏感であり、大きな開口設計で使用されるとき、異常に
重くなる。
ムは全体または部分的に使用されている。屈折光学シス
テムは一般的に後述する１つ以上の欠点を有する。屈折
システムは通常、スペクトル制限と色収差を有する。屈
折システムは寸法の制限とレンズ材料の制限と放射硬度
の欠如を有する。さらに屈折システムは熱変化に対して
敏感であり、大きな開口設計で使用されるとき、異常に
重くなる。
【０００６】本発明の目的は、反射光学素子の多用性と
利点を維持し、屈折光学システムの欠点を除去するシス
テムを提供することである。
利点を維持し、屈折光学システムの欠点を除去するシス
テムを提供することである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は２対の対物反射
鏡を有する単一の望遠鏡を提供し、この対物反射鏡の一
方の対は他方の対に関して移動し、両者とも光を共通の
接眼反射鏡に向けて反射する。対物鏡は両者とも接眼鏡
に沿って３個の反射鏡の非点収差構造を与え、多重視野
の光学システムを生成する。通常、望遠鏡システムは低
い倍率、粗な解像度、システムの動作期間中の調査およ
び監視機能を可能にする広視野を含む。またシステムは
高い倍率、高い解像度、システムの期間中細かい画像を
追跡できる狭い視野を有する。
鏡を有する単一の望遠鏡を提供し、この対物反射鏡の一
方の対は他方の対に関して移動し、両者とも光を共通の
接眼反射鏡に向けて反射する。対物鏡は両者とも接眼鏡
に沿って３個の反射鏡の非点収差構造を与え、多重視野
の光学システムを生成する。通常、望遠鏡システムは低
い倍率、粗な解像度、システムの動作期間中の調査およ
び監視機能を可能にする広視野を含む。またシステムは
高い倍率、高い解像度、システムの期間中細かい画像を
追跡できる狭い視野を有する。
【０００８】本発明は実際的に不明瞭な開口と視野能力
を示す全て反射性素子よりなる非焦点望遠鏡を提供す
る。光学システムで必要な空間と部品を最小限にするよ
うに一纏めにした多重視野の動作が本発明により提供さ
れる。本発明は平坦な視野を提供する一方、球面収差と
コマ収差と非点収差の補正を与える。本発明は高伝達
率、ゼロのナルシス反射、外部からの圧迫に対する構成
要素の耐久能力、熱に安定した構造を有する。本発明の
両対物鏡構造は共通の接眼鏡または３次反射鏡、共通の
入射瞳孔領域、共通の出力瞳孔を使用する。種々の走査
または監視用画像光学装置は最終的な画像面を与えるた
め通常、出力瞳孔の後方に配置されている。
を示す全て反射性素子よりなる非焦点望遠鏡を提供す
る。光学システムで必要な空間と部品を最小限にするよ
うに一纏めにした多重視野の動作が本発明により提供さ
れる。本発明は平坦な視野を提供する一方、球面収差と
コマ収差と非点収差の補正を与える。本発明は高伝達
率、ゼロのナルシス反射、外部からの圧迫に対する構成
要素の耐久能力、熱に安定した構造を有する。本発明の
両対物鏡構造は共通の接眼鏡または３次反射鏡、共通の
入射瞳孔領域、共通の出力瞳孔を使用する。種々の走査
または監視用画像光学装置は最終的な画像面を与えるた
め通常、出力瞳孔の後方に配置されている。
【０００９】好ましい実施例では、反射多重視野の光学
システムは入射瞳孔領域、観察対象からのエネルギを反
射するための第１、第２の対物鏡構造、第１、第２の対
物鏡構造から反射されたエネルギを受け、そのエネルギ
を観察用の出力瞳孔に反射するための接眼鏡構造を含
む。第２の対物鏡構造は第１の対物鏡構造に関して可動
的に位置され、その結果、第１の位置では第１または第
２の対物鏡構造は入射瞳孔領域を通過したエネルギを接
眼鏡構造に反射する。第２の位置では他方の対物鏡構造
がエネルギを接眼鏡構造に反射する。接眼鏡構造は両者
の例でエネルギを観察平面に反射し、各３個の反射鏡の
非点収差構造（対物鏡構造と接眼鏡構造）の視野と非焦
点倍率は異なっている。
システムは入射瞳孔領域、観察対象からのエネルギを反
射するための第１、第２の対物鏡構造、第１、第２の対
物鏡構造から反射されたエネルギを受け、そのエネルギ
を観察用の出力瞳孔に反射するための接眼鏡構造を含
む。第２の対物鏡構造は第１の対物鏡構造に関して可動
的に位置され、その結果、第１の位置では第１または第
２の対物鏡構造は入射瞳孔領域を通過したエネルギを接
眼鏡構造に反射する。第２の位置では他方の対物鏡構造
がエネルギを接眼鏡構造に反射する。接眼鏡構造は両者
の例でエネルギを観察平面に反射し、各３個の反射鏡の
非点収差構造（対物鏡構造と接眼鏡構造）の視野と非焦
点倍率は異なっている。
【００１０】本発明の種々の利点は図面を伴った後述の
説明を考察することにより当業者に明白である。
説明を考察することにより当業者に明白である。
【００１１】
【実施例】図１、２を参照すると、非焦点光学システム
は第１および第２の対物鏡構造10、12を有する。システ
ムは共通の接眼鏡16、入射瞳孔領域18、出力瞳孔20も含
んでいる。第１の対物鏡構造10は１次反射鏡22と２次反
射鏡24からなる。同様に第２の対物鏡構造12は１次反射
鏡26と２次反射鏡28からなる。
は第１および第２の対物鏡構造10、12を有する。システ
ムは共通の接眼鏡16、入射瞳孔領域18、出力瞳孔20も含
んでいる。第１の対物鏡構造10は１次反射鏡22と２次反
射鏡24からなる。同様に第２の対物鏡構造12は１次反射
鏡26と２次反射鏡28からなる。
【００１２】第１の対物鏡構造10の１次反射鏡22はシス
テムの光学軸30を限定する中心軸を含む。１次反射鏡22
は光学軸30に関して固定し、即ち静止して位置されてい
る。１次反射鏡22は正の倍率の反射鏡であり円錐型また
は高次の非球面反射鏡である。１次反射鏡22は双曲面表
面であることが好ましい。
テムの光学軸30を限定する中心軸を含む。１次反射鏡22
は光学軸30に関して固定し、即ち静止して位置されてい
る。１次反射鏡22は正の倍率の反射鏡であり円錐型また
は高次の非球面反射鏡である。１次反射鏡22は双曲面表
面であることが好ましい。
【００１３】２次反射鏡24は負の倍率の反射鏡で１次反
射鏡22と共にカセグレイン構造のような構造で配置され
ている。２次反射鏡24は光学軸30に関して軸上に固定し
て配置されている。２次反射鏡24は円錐型または高次の
非球面反射鏡である。２次反射鏡24は双曲面表面である
ことが好ましい。
射鏡22と共にカセグレイン構造のような構造で配置され
ている。２次反射鏡24は光学軸30に関して軸上に固定し
て配置されている。２次反射鏡24は円錐型または高次の
非球面反射鏡である。２次反射鏡24は双曲面表面である
ことが好ましい。
【００１４】第２の対物鏡構造12の１次反射鏡26は光学
軸30に関して軸上に可動状態で配置されている。この１
次反射鏡26は正の倍率の反射鏡で円錐型または高次の非
球面反射鏡である。１次反射鏡26は放物面表面を有する
ことが好ましい。
軸30に関して軸上に可動状態で配置されている。この１
次反射鏡26は正の倍率の反射鏡で円錐型または高次の非
球面反射鏡である。１次反射鏡26は放物面表面を有する
ことが好ましい。
【００１５】第２の対物鏡構造12の２次反射鏡28は負の
倍率の反射鏡であり、１次反射鏡26と共にカセグレイン
構造のような構造で配置されている。２次反射鏡28は光
学軸30に関して可動状態に配置されている。２次反射鏡
28は円錐型または高次の非球面反射鏡である。２次反射
鏡28は双曲面表面を有することが好ましい。
倍率の反射鏡であり、１次反射鏡26と共にカセグレイン
構造のような構造で配置されている。２次反射鏡28は光
学軸30に関して可動状態に配置されている。２次反射鏡
28は円錐型または高次の非球面反射鏡である。２次反射
鏡28は双曲面表面を有することが好ましい。
【００１６】接眼鏡構造16は第１および第２の対物鏡構
造10、12の両者に共通の３次反射鏡である。３次反射鏡
16はシステムの光学軸30に関して軸上に位置されてい
る。３次反射鏡16は正の倍率鏡であり、円錐型または高
次の非球面反射鏡である。好ましくは３次反射鏡16は放
物面の表面を有する。
造10、12の両者に共通の３次反射鏡である。３次反射鏡
16はシステムの光学軸30に関して軸上に位置されてい
る。３次反射鏡16は正の倍率鏡であり、円錐型または高
次の非球面反射鏡である。好ましくは３次反射鏡16は放
物面の表面を有する。
【００１７】３次反射鏡16は両方の視野の距離焦点を調
節するために光学軸30に沿って縦方向に移動される。異
なった量の反射鏡の焦点を結ばせる動作は第１、第２の
対物鏡構造に関して焦点を調節するために必要とされ
る。
節するために光学軸30に沿って縦方向に移動される。異
なった量の反射鏡の焦点を結ばせる動作は第１、第２の
対物鏡構造に関して焦点を調節するために必要とされ
る。
【００１８】光が第１の対物鏡構造10と接眼鏡16を通過
して反射されると、これらの３個の反射鏡は３個の反射
鏡の非点収差補正構造を形成し、光を出力瞳孔20に反射
する。この３個の反射鏡の（１次反射鏡22、２次反射鏡
24、３次反射鏡16）非点収差補正は光学システムの動作
期間中、高い倍率、高い解像度、追跡と画像の細部描写
を可能にする狭い視野を提供できる狭い範囲の視野を形
成する。
して反射されると、これらの３個の反射鏡は３個の反射
鏡の非点収差補正構造を形成し、光を出力瞳孔20に反射
する。この３個の反射鏡の（１次反射鏡22、２次反射鏡
24、３次反射鏡16）非点収差補正は光学システムの動作
期間中、高い倍率、高い解像度、追跡と画像の細部描写
を可能にする狭い視野を提供できる狭い範囲の視野を形
成する。
【００１９】第２の対物鏡構造12と接眼鏡の３次反射鏡
16は３個の反射鏡の非点収差補正構造を形成する。この
３個の反射鏡の（１次反射鏡26、２次反射鏡28、３次反
射鏡16）非点収差補正構造は光学システムの動作期間
中、低い倍率、低い解像度、探索可能な程の非常に広い
視野と監視機能を提供する広視野の動作を行う。
16は３個の反射鏡の非点収差補正構造を形成する。この
３個の反射鏡の（１次反射鏡26、２次反射鏡28、３次反
射鏡16）非点収差補正構造は光学システムの動作期間
中、低い倍率、低い解像度、探索可能な程の非常に広い
視野と監視機能を提供する広視野の動作を行う。
【００２０】通常、全ての反射鏡は回転対称の元の反射
鏡の軸から外れた部分であり、共通の光学軸を有する。
両者の動作方式で、望遠鏡は閉口中では軸外れで使用さ
れ、視野では軸上で使用される。前述の全ての反射鏡の
表面構造は精密なダイヤモンドタ−ニング技術を用いて
光学品質に加工される。これらの反射鏡は高反射率とシ
ステム光学の高伝送率を提供する。また精密な機械加工
による製造は屈折素子に比べて、総部品数および比較的
高価な材料の使用量を少なくする。
鏡の軸から外れた部分であり、共通の光学軸を有する。
両者の動作方式で、望遠鏡は閉口中では軸外れで使用さ
れ、視野では軸上で使用される。前述の全ての反射鏡の
表面構造は精密なダイヤモンドタ−ニング技術を用いて
光学品質に加工される。これらの反射鏡は高反射率とシ
ステム光学の高伝送率を提供する。また精密な機械加工
による製造は屈折素子に比べて、総部品数および比較的
高価な材料の使用量を少なくする。
【００２１】第２の対物鏡構造12の反射鏡は両反射鏡2
6、28が固定した第１の対物鏡構造10の反射鏡22、24に
関して可動であるように位置されている。第２の対物鏡
構造12の２つの反射鏡の可動性または回転は望遠鏡を小
型にし、第２の対物鏡構造が第１の対物鏡構造に関して
回転して、システムを狭い視野から広視野へ切替えるこ
とを可能にする。回転は第２の対物鏡構造が第１の対物
鏡構造の視線の外に位置するようにし、それ故エネルギ
が第１の対物鏡構造10を通して見られる対象から接眼鏡
16、さらに最終的には観察面まで通過することを可能に
する。第２の対物鏡構造12を使用することが所望であれ
ば、メカニズムは第２の対物鏡構造の反射鏡が観察対象
を観察するために整列されるように移動又は回転でき
る。特に第２の対物鏡構造12の２次反射鏡28は第１の対
物鏡構造10の２次反射鏡24を遮り、エネルギを第２の対
物鏡構造12から接眼鏡構造16へ反射する。システムは通
常、共通の入射瞳孔領域18と共通の出力瞳孔20を使用す
る。
6、28が固定した第１の対物鏡構造10の反射鏡22、24に
関して可動であるように位置されている。第２の対物鏡
構造12の２つの反射鏡の可動性または回転は望遠鏡を小
型にし、第２の対物鏡構造が第１の対物鏡構造に関して
回転して、システムを狭い視野から広視野へ切替えるこ
とを可能にする。回転は第２の対物鏡構造が第１の対物
鏡構造の視線の外に位置するようにし、それ故エネルギ
が第１の対物鏡構造10を通して見られる対象から接眼鏡
16、さらに最終的には観察面まで通過することを可能に
する。第２の対物鏡構造12を使用することが所望であれ
ば、メカニズムは第２の対物鏡構造の反射鏡が観察対象
を観察するために整列されるように移動又は回転でき
る。特に第２の対物鏡構造12の２次反射鏡28は第１の対
物鏡構造10の２次反射鏡24を遮り、エネルギを第２の対
物鏡構造12から接眼鏡構造16へ反射する。システムは通
常、共通の入射瞳孔領域18と共通の出力瞳孔20を使用す
る。
【００２２】本発明によるシステムの特別な説明は以下
のように図１、２で示されている。
のように図１、２で示されている。
【００２３】 表１ 本発明の光学系システムの特別な実施例の光学的説明 ＃ 説明 半径 円錐定数 厚さ ディセンタ 傾斜 18 入射瞳孔領域 10 第１の 対物鏡構造 22 １次反射鏡 -13.4504 -1.0044 -5.7333 ０ ０ 24 ２次反射鏡 -3.1673 -4.9418 4.9049 ０ ０ 12 第２の 対物鏡構造 26 １次反射鏡 -6.8429 -1.0000 -2.6642 ０ ０ 28 ２次反射鏡 -2.4413 -5.0039 4.2385 ０ ０ 16 接眼鏡構造の ３次反射鏡 -4.5000 -1.0000 -3.8500 ０ ０ 20 出力瞳孔 ０ ０ ０ -.6700 ０ ［（＋）厚さは右方向に測定する （＋）半径は右方向の半径を有する （＋）ディセンタは上方に測定する （＋）傾斜は半時計方向である （＋）ディセンタは傾斜前に測定される （＋）傾斜は度数である］ 表２ 本発明の３個の反射鏡の非点収差補正レンズシステムの 特別な実施例における光学的特徴 ＃ 説明 非焦点倍率 視野 長方形の オフセット 出力瞳孔の直径 の視野 10 第１の ８× ２°円形 0.525 ×0.60 対物鏡構造と 接眼鏡構造（16） 12 第２の ４× ４°円形 0.525 ×0.60 対物鏡構造と 接眼鏡構造（16） 入射瞳孔領域は長方形で狭い視野モ−ドが約4.2 ×4.8
インチであり、広視野モ−ドが2.1 ×2.4 インチである
ことが好ましい。この入射瞳孔は各３個の反射鏡の非点
収差構造（１次反射鏡22、２次反射鏡24、３次反射鏡1
6、１次反射鏡26、２次反射鏡28、３次反射鏡16）によ
り３次反射鏡16の頂点の背後3.85インチに位置する共通
の出力瞳孔へ画像が再形成される。通常、屈折画像再形
成装置が後続する瞳孔走査反射鏡はこの位置に配置され
る。この設計の視野範囲は回折が10マイクロメ−タに限
定されると、狭い視野のモ−ドでは２度の円形視野、広
視野のモ−ドでは４度の円形視野で最も効率的に使用さ
れる。可視波長の光学補正は視野の中心で最も良く、視
野の端部程低下する。長方形の視野の範囲の大きい視野
は付加的な設計の最適条件により与えられる。距離焦点
は３次反射鏡16を共通の光学軸30に沿って移動すること
により両者の動作モ−ドで達成される。回折の制限され
た光学性能は狭い視野では400 フィ−トの範囲で、広視
野モ−ドでは100 フィ−トの範囲で維持される。より近
い焦点範囲は３次反射鏡16の付加的な移動で達成され
る。
インチであり、広視野モ−ドが2.1 ×2.4 インチである
ことが好ましい。この入射瞳孔は各３個の反射鏡の非点
収差構造（１次反射鏡22、２次反射鏡24、３次反射鏡1
6、１次反射鏡26、２次反射鏡28、３次反射鏡16）によ
り３次反射鏡16の頂点の背後3.85インチに位置する共通
の出力瞳孔へ画像が再形成される。通常、屈折画像再形
成装置が後続する瞳孔走査反射鏡はこの位置に配置され
る。この設計の視野範囲は回折が10マイクロメ−タに限
定されると、狭い視野のモ−ドでは２度の円形視野、広
視野のモ−ドでは４度の円形視野で最も効率的に使用さ
れる。可視波長の光学補正は視野の中心で最も良く、視
野の端部程低下する。長方形の視野の範囲の大きい視野
は付加的な設計の最適条件により与えられる。距離焦点
は３次反射鏡16を共通の光学軸30に沿って移動すること
により両者の動作モ−ドで達成される。回折の制限され
た光学性能は狭い視野では400 フィ−トの範囲で、広視
野モ−ドでは100 フィ−トの範囲で維持される。より近
い焦点範囲は３次反射鏡16の付加的な移動で達成され
る。
【００２４】本発明は従来の典型的な３個の反射鏡の非
点収差補正レンズの光学システムに関して幾つかの有点
を有する。本発明は複数の視野を提供する全ての反射性
のシステムを使用する。本発明は視野を切り替える期間
に狭い視野の反射鏡が固定される反射望遠鏡を提供し、
この望遠鏡は開口の整列を維持し、常に光学的解像度を
持続する。広視野の反射鏡は共通の３次反射鏡の正面の
光路に回転する必要があり、本発明の装置を小型にし、
空間の節約を可能にする。さらに、本発明は共通の３次
反射鏡を望遠鏡の光学軸に沿って動かすことにより距離
焦点の補正を行う。本発明は多重スペクトルの応用に使
用されることが可能であり、これらの応用では典型的に
１つまたは多数の開口を通じてテレビ、レ−ザ、ＦＬＩ
Ｒスペクトル帯域を可視的に同期的動作を必要とする。
点収差補正レンズの光学システムに関して幾つかの有点
を有する。本発明は複数の視野を提供する全ての反射性
のシステムを使用する。本発明は視野を切り替える期間
に狭い視野の反射鏡が固定される反射望遠鏡を提供し、
この望遠鏡は開口の整列を維持し、常に光学的解像度を
持続する。広視野の反射鏡は共通の３次反射鏡の正面の
光路に回転する必要があり、本発明の装置を小型にし、
空間の節約を可能にする。さらに、本発明は共通の３次
反射鏡を望遠鏡の光学軸に沿って動かすことにより距離
焦点の補正を行う。本発明は多重スペクトルの応用に使
用されることが可能であり、これらの応用では典型的に
１つまたは多数の開口を通じてテレビ、レ−ザ、ＦＬＩ
Ｒスペクトル帯域を可視的に同期的動作を必要とする。
【００２５】本発明は種々の変形、応用の特別な例と共
に説明され、記載された好ましい実施例の変形は説明、
図面、請求項の考察からの有益から得られることが認め
られるであろう。
に説明され、記載された好ましい実施例の変形は説明、
図面、請求項の考察からの有益から得られることが認め
られるであろう。
【図１】本発明による装置の上下向方向を示す概略図。
【図２】本発明による装置の方位角方向を示す概略図。
Claims (10)
- 【請求項１】 入射瞳孔領域と、 観察対象から前記入射瞳孔領域を通過したエネルギを反
射するための第１の対物鏡手段と、 観察対象から前記入射瞳孔領域を通過したエネルギを反
射するための第２の対物鏡手段と、 前記エネルギを観察面へ反射させるため前記第１、第２
の対物鏡手段から反射したエネルギを受ける接眼鏡手段
とを具備し、 前記第２の対物鏡手段は前記第１の対物鏡手段に関して
可動的に位置され、第１の位置では前記第１または第２
の対物鏡手段の一方が前記入射瞳孔を通過したエネルギ
を前記接眼鏡手段へ反射し、第２の位置では前記第１ま
たは第２の対物鏡手段の他方がエネルギを前記接眼鏡手
段に反射し、前記接眼鏡手段はエネルギを前記観察平面
に反射し、前記第１、第２の対物鏡手段と接眼鏡手段の
視野および非焦点倍率は異なっていることを特徴とする
全反射性多視野光学システム。 - 【請求項２】 前記第１の対物鏡手段と接眼鏡手段は非
焦点の３個の反射鏡をもつ非点収差補正構造を形成する
請求項１記載の光学システム。 - 【請求項３】 前記第２の対物鏡手段と接眼鏡手段は３
個の反射鏡をもつ非点収差補正構造を形成する請求項１
記載の光学システム。 - 【請求項４】 前記接眼鏡手段は前記視野の距離焦点を
調整するため光学軸に沿って移動可能である請求項１記
載の光学システム。 - 【請求項５】 入射瞳孔領域と、 １次反射鏡とこの１次反射鏡に対面している２次反射鏡
とを有し、２次反射鏡により観察対象からエネルギが反
射される２つの倍率を有する反射鏡システムを具備する
第１の対物鏡装置と、 １次反射鏡とこの１次反射鏡に対面している２次反射鏡
を有し、２次反射鏡により観察対象からエネルギが反射
される２つの倍率を有する反射鏡システムを具備する第
２の対物鏡装置と、 ３次反射鏡が観察対象の画像を出力瞳孔の観察面へ反射
するように前記２次反射鏡からの光を受けるように配置
されている両方の対物鏡装置に共通の３次反射鏡を具備
している接眼鏡装置とを具備し、 前記第１の対物鏡装置は固定して配置され、第２の対物
鏡装置は第１の対物鏡装置に関して可動的に配置されて
おり、前記第２の対物鏡装置の第１の位置において、一
方の対物鏡装置が前記入射瞳孔領域からの光を前記観察
面まで反射するように前記接眼鏡装置と共に３個の反射
鏡をもつ非点収差補正構造を形成し、前記第２の対物鏡
装置の第２の位置において、他方の対物鏡装置が前記入
射瞳孔領域からの光を前記観察面へ反射するように前記
接眼鏡装置と共に３個の反射鏡をもつ非点収差補正構造
を形成し、前記第１と第２の３個の反射鏡をもつ非点収
差補正構造の視野と非焦点倍率は異なっていることを特
徴とする全反射性多視野光学システム。 - 【請求項６】 前記３個の反射鏡をもつ非点収差補正構
造は非焦点である請求項５記載の光学システム。 - 【請求項７】 前記３個の反射鏡をもつ非点収差補正構
造は共通の光学軸を有する請求項５記載の光学システ
ム。 - 【請求項８】 前記第１の対物鏡装置の１次、２次反射
鏡は双曲面表面を有する請求項５記載の光学システム。 - 【請求項９】 前記第２の対物鏡装置の１次反射鏡は放
物面表面を有し、２次反射鏡は双曲面表面を有する請求
項５記載の光学システム。 - 【請求項１０】 前記３次反射鏡は放物面表面を有する
請求項５記載の光学システム。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US07/767,957 US5227923A (en) | 1991-09-30 | 1991-09-30 | Dual-field of view reflective reimaging telescope |
| US767957 | 1991-09-30 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05241080A true JPH05241080A (ja) | 1993-09-21 |
Family
ID=25081088
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4262379A Pending JPH05241080A (ja) | 1991-09-30 | 1992-09-30 | 二重視野反射画像再形成望遠鏡 |
Country Status (6)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5227923A (ja) |
| EP (1) | EP0535410B1 (ja) |
| JP (1) | JPH05241080A (ja) |
| DE (1) | DE69219846T2 (ja) |
| ES (1) | ES2101774T3 (ja) |
| IL (1) | IL103045A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104865686A (zh) * | 2015-05-22 | 2015-08-26 | 哈尔滨工业大学 | 基于主三镜一体化宽光谱的离轴三反光学系统 |
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| US5477395A (en) * | 1994-11-14 | 1995-12-19 | Hughes Aircraft Company | Two nested all-reflective afocal telescopes providing four fields of view |
| US5831762A (en) * | 1996-06-21 | 1998-11-03 | Raytheon Company | Imaging sensor having multiple fields of view and utilizing all-reflective optics |
| GB9711366D0 (en) * | 1997-06-02 | 1997-07-30 | Pilkington Perkin Elmer Ltd | Optical imaging system |
| GB9711363D0 (en) * | 1997-06-02 | 1997-07-30 | Pilkington Perkin Elmer Ltd | Optical system |
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| US8534851B2 (en) | 2010-07-20 | 2013-09-17 | Raytheon Company | Multiple path substantially symmetric three-mirror anastigmat |
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- 1991-09-30 US US07/767,957 patent/US5227923A/en not_active Expired - Fee Related
-
1992
- 1992-09-03 IL IL10304592A patent/IL103045A/en not_active IP Right Cessation
- 1992-09-08 EP EP92115359A patent/EP0535410B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1992-09-08 DE DE69219846T patent/DE69219846T2/de not_active Expired - Fee Related
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- 1992-09-30 JP JP4262379A patent/JPH05241080A/ja active Pending
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| DE69219846T2 (de) | 1997-11-27 |
| EP0535410A1 (en) | 1993-04-07 |
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