JPH0523779B2 - - Google Patents

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JPH0523779B2
JPH0523779B2 JP2330516A JP33051690A JPH0523779B2 JP H0523779 B2 JPH0523779 B2 JP H0523779B2 JP 2330516 A JP2330516 A JP 2330516A JP 33051690 A JP33051690 A JP 33051690A JP H0523779 B2 JPH0523779 B2 JP H0523779B2
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JP
Japan
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needle
light
tip
acupuncture
optical fiber
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JP2330516A
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JPH04200464A (ja
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Emiko Deguchi
Shuji Yamada
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Publication of JPH04200464A publication Critical patent/JPH04200464A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、患部に刺して治療を行う鍼治療針に
係り、特に、患部の体内に直接光や熱を与えて治
療効果をあげるのに好適な、針体に光フアイバー
など光伝送部材を用いた光伝送式鍼治療針に関す
るものである。
[従来の技術] 近年、社会環境の多様化によるストレス、OA
機器による疲れ、スポーツブーム、高齢化社会等
の影響から、東洋的な鍼灸治療技術が注目されて
いる。
従来、鍼(ハリ)治療に用いられている鍼治療
針は、一般に患部に刺し込むべき針先を有する針
体と、この針体の反針先側を包むようにした針柄
(シンペイ)とからなつている。
第4図は、従来の鍼治療針の一例の外観図で、
ほぼ原寸大のものを示している。
第4図において、1Aは針体で、この針体1A
は、一般にステンレス製のものが多いが、金、
銀、白金製のものもある。2Aは、針体1Aの反
針先側を包むように取付けた針柄で、その材質、
デザインはさまざまであり、針柄2Aは、針体1
Aが体内に過度に進入するのを防止する機能とと
もに、治療時の針の取扱い部、すなわち捻鍼、打
鍼、管鍼などの手技の操作部となる。
ところで鍼治療は、病状、患部によつて針の打
ち方(刺し込み方)は異なるが、いわゆるツボと
なる身体組織中に的確に刺激を与え、例えば交感
神経等の作用の生理的活性化を図るものといえよ
う。
一般に、鍼治療では、患部または患部から離れ
たツボに針を刺す治療と、ツボに針を刺すととも
にモグサを焚いて熱を与える治療とがあり、患部
への熱付与による効用が大きいと考えられる。な
お、以下の説明では、針を刺す部分を一律に患部
と実現する。
従来、加熱針と称するものも開発されている
が、針先に抵抗発熱体を備え電流を流して加熱す
るもので、構成が複雑で高価となり、鍼治療の実
用に適しないものであつた。
一方、患部に光を与える、いわゆる光線治療も
進んでおり、例えば、赤外線治療、可視光線治
療、レーザ光線治療などが病状に応じて様々に用
いられるようになつている。
また近年、光学を医学に応用する技術開発も行
われており、例えば炭酸ガスレーザによるレーザ
メス、レーザ凝固装置が知られている。
さらに、光フアイバーを応用した計測システム
では、光センサーと光フアイバーとを組合わせ、
光源と検出器との間にフアイバーによる光の回路
を形成したものが開発されている。
[発明が解決しようとする課題] 前述のように、患部に対する熱付与、あるいは
光照射は、病状によつて適用手段は異なるにして
も、その生理的な作用は医学的にも注目されてい
る。
従来の鍼治療では、針を患部に打つのみの治療
は熱付与による効用が期待できないものであつ
た。
また、患部に針を刺すとともにモグサを焚いて
熱を与える治療では、加熱針は針体全体から発熱
するので患部以外の部位が不必要に加熱される副
作用があり、患部に適切に熱付与することは難し
いという問題があつた。
さらに、従来の光照射による治療は、患部表面
に光を当てることは容易であるが、鍼治療の標的
である体内患部そのものには、切開を行う場合以
外光を与えることは不可能である。すなわち、体
内の必要患部に局部的に熱と光を与えることがな
されていなかつた。
本発明は、上記従来技術の問題点を解決するた
めになされたもので、単純な構成で、従来の金属
針では光と熱を与え得なかつた体内患部に、局部
的かつ直接的に、光損失なく光を集め、また熱を
与えることを可能とし、治療効果を高めうる光フ
アイバー鍼治療針を提供することを、目的とする
ものである。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本発明に係る光伝
送式鍼治療針の構成は、患部に刺し込むべき針先
を有する針体と、この針体の反針先側を把持する
針柄とからなり、針体に光伝送部材を用いた光伝
送式鍼治療針において、針体は、その鍼治療針の
ほぼ全長にわたり光源からの光を伝送する光フア
イバーと、当該光フアイバーの先端に取り付けた
針先とからなり、この針体の反針先側の針柄端部
に、光源からの光を前記光フアイバーの端面に入
射させ、当該光フアイバー内を伝送させて前記針
先に集光させる凸レンズを備えたものである。
特に針先は、その先端に、患部に針を差し込み
うるRが形成されたものである。
また、針先は透光性部材あるいは非透光性部材
のいずれで形成されたものである。
[作用] 上記の技術的手段による働きは次のとおりであ
る。
鍼治療針の全長にわたる針体を、一端に透明な
針先を有し、他端に集光用の凸レンズを接着させ
た光フアイバーとしたので、光源からの光は、凸
レンズを経て光フアイバー端面に入射し、光フア
イバーのコア内を界面で全反射をくり返しながら
伝送され、透明な針先に集光される。
これにより、患部に刺し込まれた針先が体内に
あつて局部的に光を集め、光源の如何によつて針
先の温度上昇(熱付与)が可能となり、患部を適
正に刺激して生理的作用による治療効果を高める
ことができる。
特に、針先に熱伝導のよい金属材料を用いたも
のは、患部に対する熱治療を重視する場合に有効
である。
[実施例] 以下、本発明の光伝送式鍼治療針の一例とし
て、光フアイバー鍼治療針の一実施例を第1図お
よび第3図を参照して説明する。
第1図は、本発明の一実施例に係る光フアイバ
ー鍼治療針の拡大断面図、第3図は、第1図の針
の針先と針柄部を拡大して示した透視図である。
なお、第3図において丸で囲んだ拡大部は、第4
図に示した原寸大の針を丸で囲んだ部分の約4倍
の拡大図となつている。
第1図において、1は、患部に刺し込まれる針
体で、この針体1は、針先部分以外は光伝送部材
に係る光フアイバーFからなつている。光フアイ
バーFは、光源からの光を伝送させるコア1a
と、コア1aの外被となるクラツド1bとからな
り、一端に透明な針先1cを接着し、他端に集光
用レンズを接着させる曲面が形成されている。
2は、針体の反針先側を包むように把持された
針柄であり、その機能は前述の従来技術のものと
同じであるが、一端に集光用レンズを接着させる
曲面2aが形成されている。
3は、集光用のレンズに係る透明な凸レンズ
で、光フアイバーFおよび針柄2の反針先側に固
定されている。
第1図に示す光フアイバー鍼治療針についてよ
り詳しく説明する。
光フアイバーは、一般に石英系フアイバー、多
成分ガラスフアイバー、プラスチツクフアイバー
等があり、もつとも伝送損失が低い石英系フアイ
バーが好ましい。すなわち、石英(SiO2)が主
材料で、屈折材を上げるために酸化ゲルマニウム
(GeO2)その他の成分がコア1aに添加され、ク
ラツド1bには、屈折率を下げるために酸化ボロ
ン(B2O3)等が添加されるものである。また、
クラツド1bは合成樹脂でも差支えない。
針先1cは、患部にスムーズに刺し込むための
強度を必要とし、尖端の応力集中を避けるために
ミクロンオーダのRが形成されている。材質は透
光性部材である透明な石英が好ましい。
針体の寸法は、病状、患部によつて様々に使い
分けることができるように、直径dは0.1〜0.5
mm、全長lは50〜300mm程度に製作される。
凸レンズ3は、透明なガラスまたは合成樹脂が
用いられる。
光源は、これも病状、患部によつて選択される
ものであるが、可視光線、赤外線、レーザ光線等
が用いられる。
次に、上記のような光フアイバー鍼治療針の操
作と作用について説明する。
光フアイバー鍼治療針は、鍼治療医師によつて
従来の鍼治療針と全く同様の扱いで操作され、い
わゆるツボにハリを打つことができる。
光源からの光、例えば可視光線は、針柄端部に
設けられた凸レンズ3を経て光フアイバーFの端
面に入射し、その光は、光フアイバーFのコア1
a内を、コア1aとクラツド1bとで形成される
界面で全反射をくり返しながら伝送され、透明な
針先1cに集光される。すなわち、光フアイバー
Fは、光源からの光を光損失(光漏れ)なく針先
1cに伝送する。これにともない、光源からの熱
エネルギーも外部への損失なく光フアイバーF内
を伝わり、細い針先1cに集熱され、患部を加熱
することになる。
針先1cの温度は、光源の選択によつて、治療
目的に応じて好ましい温度に調節される。
すなわち、体内局部に対する熱付加と光治療が
行われ、患部を適正に刺激して生理的作用による
治療効果を高めることができる。
本実施例によれば次の効果がある。
(1) 従来の鍼治療針によつて得られた治療効果に
加えて、体内患部に刺し込んだ針治療針の針先
に集光された光により、患部局部の直接的な光
治療が可能である。
(2) 同様に、体内患部に差し込んだ鍼治療針の針
先に集光された光により、患部局部の直接的な
加熱治療が可能である。
(3) 従来の金属の鍼治療針では光と熱を与え得な
かつた体内患部に、直接光と熱を与えることが
でき、鍼治療の効果を高めることができる。
(4) 従来の加熱針やレーザメスなど光学利用医療
機器のように複雑な装置ではなく、従来の金属
治療針同様に取扱いうる、単純な構成で安価な
鍼治療針を提供することができる。
次に、本発明の他の実施例を第2図を参照して
説明する。
第2図は、本発明の他の実施例に係る光フアイ
バー鍼治療針の要部拡大図である。図には針体の
針先近傍を示しているが、図示しない針柄、凸レ
ンズ等は第1図に示したものと同様の構成になつ
ている。図中、第1図と同一符号のものは先の実
施例と同等部品であるから、その説明を省略す
る。
第2図の実施例が、第1図の実施例と相違する
ところは針体の構成であり、光フアイバーFの外
周を被覆部材1dで覆つたものである。被覆部材
1dは、光フアイバーFを保護し治療に必要な強
度を保有する部材であればよい。
なお、上記の実施例では、光フアイバー鍼治療
針の反針先側端部に、集光用の凸レンズを設けた
例を説明したが、凸レンズがなくても、光源から
の光を光フアイバー針を通して針先に伝送するこ
とができ、相応の集光、集熱効果を上げることが
できる。ただし、集光用レンズを設ける方が望ま
しいことは言うまでもない。
また、上記の実施例では、針先の材質が透明な
石英の例を説明したが、本発明はこれに限らず、
熱伝導のよい金属材料(非透光性部材)を用いて
もよい。この例は、患部に対する光治療より熱治
療を重視する場合に有効である。
[発明の効果] 以上詳細に説明したように、本発明によれば、
単純な構成で、従来の金属針では光と熱を与え得
なかつた体内患部に、局部的かつ直接的に、光損
失なく光を集め、また、熱を与えることを可能と
し、治療効果を高めうる光伝送式鍼治療針を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例に係る光フアイバ
ー鍼治療針の拡大断面図、第2図は、本発明の他
の実施例に係る光フアイバー鍼治療針の要部拡大
図、第3図は、第1図の針の針先と針柄部を拡大
して示した透視図、第4図は、従来の鍼治療針の
一例の外観図である。 1……針体、F……光フアイバー、1a……コ
ア、1b……クラツド、1c……針先、1d……
被覆部材、2……針柄、3……凸レンズ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 患部に刺し込むべき針先を有する針体と、こ
    の針体の反針先側を把持する針柄とからなり、針
    体に光伝送部材を用いた光伝送式鍼治療針におい
    て、 針体は、その鍼治療針のほぼ全長にわたり光源
    からの光を伝送する光フアイバーと、当該光フア
    イバーの先端に取り付けた針先とからなり、 この針体の反針先側の針柄端部に、光源からの
    光を前記光フアイバーの端面に入射させ、当該光
    フアイバー内を伝送させて前記針先に集光させる
    凸レンズを備えたことを特徴とする光伝送式鍼治
    療針。 2 針先は、その先端に、患部に針を差し込みう
    るRが形成されたものであることを特徴とする請
    求項1記載の光伝送式鍼治療針。 3 針先を透光性部材で形成したことを特徴とす
    る請求項1または2記載のいずれかの光伝送式鍼
    治療針。 4 針先を非透光性部材で形成したことを特徴と
    する請求項1または2記載のいずれかの光伝送式
    鍼治療針。
JP2330516A 1990-11-30 1990-11-30 光伝送式鍼治療針 Granted JPH04200464A (ja)

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JP2330516A JPH04200464A (ja) 1990-11-30 1990-11-30 光伝送式鍼治療針
US08/011,095 US5250068A (en) 1990-11-30 1993-01-29 Optical transmission type acupuncture needle

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JP2330516A JPH04200464A (ja) 1990-11-30 1990-11-30 光伝送式鍼治療針

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JPH04200464A JPH04200464A (ja) 1992-07-21
JPH0523779B2 true JPH0523779B2 (ja) 1993-04-05

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JP2769079B2 (ja) * 1992-12-07 1998-06-25 日本鋼管株式会社 熱間連続圧延機スタンド間の鋼板温度測定装置
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