JPH0522521U - 花輪用名札 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 何度も書換使用することができ、また装飾性
に富み花輪とよく調和する花輪用名札を提供することに
ある。 【構成】 樹脂製の名札板１１と、名札板１１の裏面下
部に設けられた差込棒１２と、名札板１１の表面周縁部
を覆う花額１３と、花額１３の表面内側開口部に沿って
配設され裏面に前記名札板１１の周縁部を保持する保持
部１９を有する金属枠１６と、前記花額１３の表面外周
寄りに配設された多数の造花１７とで花輪用名札１０を
構成する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、開店祝い、葬式等において慶弔の意を表すため飾られる花輪の名札 に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、この種の花輪用名札としては図４に示すようにベニヤ板からなる名札板 １と、花輪に差し込まれる差込棒２とで構成され、名札板１の表面に寄贈者の名 前を墨書きしていた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、ベニヤ板を用いた上記した従来の花輪用名札は、安価であると はいえ一度使用すると名前の書換えが困難なため、廃棄せざるを得ず、その都度 新しいものを準備する必要があり、また、名前を書き間違えたり、字が下手であ ったりすると、予備の名札も用意しておかなければならず、不経済であるといっ た問題があった。さらに、表示機能のみを重視した構成のため、安っぽくて装飾 性に欠け、花輪との調和しないという嫌いもあった。

【０００４】 したがって、本考案は上記したような従来の問題点に鑑みてなされたもので、 その目的とするところは、何度も書換使用することができ、また装飾性に富み花 輪とよく調和する花輪用名札を提供することにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

本考案は上記目的を達成するため、樹脂製の名札板と、名札板の裏面下部に設 けられた差込棒と、名札板の表面周縁部を覆う花額と、花額の表面内周縁に沿っ て配設され裏面に前記名札板の周縁部を保持する保持部を有する金属枠と、前記 花額の表面外周寄りに配設された多数の造花とで構成したものである。

【０００６】

【作用】

本考案において、樹脂製の名札板は木製のものと異なり何度でも書換使用を可 能にする。花額、金属枠および造花は花輪用名札の外観美及び装飾性を高める。

【０００７】

【実施例】

以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて詳細に説明する。 図１〜図３は本考案に係る花輪用名札の一実施例を示すものであり、図１は拡 大断面図、図２は正面図、図３は側面図である。これらの図において、全体を符 号１０で示す花輪用名札は、アクリル樹脂等からなる樹脂製の名札板１１と、名 札板１１の裏面下部に下端部を下方に突出させて設けられた差込棒１２と、名札 板１１の表面周縁部を覆う花額１３と、花額１３の内周縁に沿って表面側に配設 され前記名札板１１を保持する金属枠１６と、前記花額１３の表面外周寄りに配 列された多数の造花１７とで構成されている。

【０００８】 前記花額１３は、名札板１１と同様、アクリル板等によって平板状に形成され て、中央に前記名札板１１の形状より若干小さい開口部１４を有し、左右両側縁 および下縁部に前記造花１７の茎部が挿入される小孔１８が一定間隔をおいて多 数並設されている。前記金属枠１６は、アルミニウムの押し出し型材等によって 枠状に形成され、左右両側辺部および下辺部の裏面には前記名札板１１の両側縁 部および下縁部を保持する保持部１９が一体に突設されている。保持部１９は、 先端部が内側に折曲された鉤形片で構成されることにより、金属枠１６の裏面と で保持溝２０を形成しており、前記花額１３の後方に突出している。名札板１１ は、寄贈者の名前を書いた後上方から花額１３の裏面に沿って前記保持溝２０に 挿入されることにより、前記金属枠１６に取付けられる。また、前記金属枠１６ の上面中央には三角形のプレート２１が立設されており、このプレート２１の表 面には鳩を模した飾り鳥２２が取付けられている。造花１７は、樹脂製で、菊等 の花を模して製作される。 なお、２３は水引である。

【０００９】 かくしてこのような構成からなる花輪用名札１０によれば、樹脂製の名札板１ １を使用しているので、一度書いた名前を、石鹸、ベンジン等で綺麗に消し去れ ば何度でも再使用することができ、また書き間違い、字体の乱れ等を心配する必 要もなく、経済的である。さらに、樹脂製の名札板１１は表面がベニヤ板と比べ て綺麗で、しかも花額１３、金属枠１６、造花１７および飾り鳥２２によって名 札板１１の周囲を飾っているので、名札１０自体に装飾性と重厚さが加わり、花 輪と違和感無くよく調和し、寄贈者の慶弔の意を表明する上で一層効果的である 。

【００１０】

【考案の効果】

以上説明したように本考案に係る花輪用名札によれば、名札板を何度でも書き 直して使用することができるので、きわめて経済的である上、装飾性と重厚感に 富み、花輪ともよく調和するなど、実用上優れた効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係る花輪用名札の一実施例を示す断面
図である。

【図２】正面図である。

【図３】側面図である。

【図４】従来の花輪用名札の斜視図である。

【符号の説明】

１ 名札板 ２ 差込棒 １０ 花輪用名札 １１ 名札板 １２ 差込棒５ １３ 花額 １６ 金属枠 １７ 造花 １９ 保持部

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 樹脂製の名札板と、名札板の裏面下部に
   設けられた差込棒と、名札板の表面周縁部を覆う花額
   と、花額の表面内周縁に沿って配設され裏面に前記名札
   板の周縁部を保持する保持部を有する金属枠と、前記花
   額の表面外周寄りに配設された多数の造花とを備えたこ
   とを特徴とする花輪用名札。