JPH0522229A - 光フアイバーリンク - Google Patents
光フアイバーリンクInfo
- Publication number
- JPH0522229A JPH0522229A JP3175057A JP17505791A JPH0522229A JP H0522229 A JPH0522229 A JP H0522229A JP 3175057 A JP3175057 A JP 3175057A JP 17505791 A JP17505791 A JP 17505791A JP H0522229 A JPH0522229 A JP H0522229A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- signal
- optical
- optical fiber
- carrier
- photoelectric detector
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Optical Communication System (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】光ファイバーリンクの性能を改善し、経済的光
送信/受信装置を実施する。 【構成】 光受信機、光ファイバー、光送信機から構成
される光ファイバーリンクであって、送信された光信号
を復調する光電検出機と、上記復調された電気信号をデ
ータ信号と基準搬送波信号に分離する手段と、上記分離
手段によって分離された搬送波基準信号を増幅する手段
と、上記増幅手段によって増幅された基準搬送波信号を
上記光電検出機に再注入する手段と、上記光電検出機を
マイクロ波周波数変換器として用いることによって、光
ファイバーリンクを介して伝送されるデータ信号をアッ
プ/ダウンする手段と、上記アップ/ダウンコンバート
されたデータ信号を適当なフィルターを用いて検出する
手段とを有する事を特徴とする光受信機で構成される光
ファイバーリンク。
送信/受信装置を実施する。 【構成】 光受信機、光ファイバー、光送信機から構成
される光ファイバーリンクであって、送信された光信号
を復調する光電検出機と、上記復調された電気信号をデ
ータ信号と基準搬送波信号に分離する手段と、上記分離
手段によって分離された搬送波基準信号を増幅する手段
と、上記増幅手段によって増幅された基準搬送波信号を
上記光電検出機に再注入する手段と、上記光電検出機を
マイクロ波周波数変換器として用いることによって、光
ファイバーリンクを介して伝送されるデータ信号をアッ
プ/ダウンする手段と、上記アップ/ダウンコンバート
されたデータ信号を適当なフィルターを用いて検出する
手段とを有する事を特徴とする光受信機で構成される光
ファイバーリンク。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ファイバーリンクの
改善に関する。
改善に関する。
【0002】
【従来の技術】非常に短距離の通信においては、従来の
マイクロ波信号送信は、同軸、もしくは導波管の伝送媒
体を介して達成された。より長距離の通信には、光ファ
イバーリンクが、低損失、小型、及びマイクロ波周波数
における電磁気干渉を避けることができる理由からこれ
らの伝送媒体に代わり使用されるようになった。しかし
ながら、従来の光ファイバーリンクは、光デバイス(例
えばレーザーや光電検出器)の帯域幅内に限定される。
マイクロ波信号送信は、同軸、もしくは導波管の伝送媒
体を介して達成された。より長距離の通信には、光ファ
イバーリンクが、低損失、小型、及びマイクロ波周波数
における電磁気干渉を避けることができる理由からこれ
らの伝送媒体に代わり使用されるようになった。しかし
ながら、従来の光ファイバーリンクは、光デバイス(例
えばレーザーや光電検出器)の帯域幅内に限定される。
【0003】一般的な光ファイバーリンク構成は、以下
のような一連の構成要素から成り立っている:光送信
機、光ファイバー、光受信機である。マイクロ波信号送
信のために光送信機は、注入電流被変調レーザー、もし
くはレーザーの定常状態の光出力を、電気光学効果を用
いて変調する外部変調器のいずれかを用いる。サイズ、
重量、効果に関して注入電流被変調レーザーを用いるの
が好ましい。光ファイバーは、光信号を光送信機から光
受信機へ導く伝送媒体である。光受信機は、非線形素子
であるピンフォトダイオードあるいは電子なだれフォト
ダイオードあるいは光FET等を光電検出器として構成
される。光電検出器は普通、直接輝度検出と呼ばれる処
理によって光信号を電気信号に変換する。
のような一連の構成要素から成り立っている:光送信
機、光ファイバー、光受信機である。マイクロ波信号送
信のために光送信機は、注入電流被変調レーザー、もし
くはレーザーの定常状態の光出力を、電気光学効果を用
いて変調する外部変調器のいずれかを用いる。サイズ、
重量、効果に関して注入電流被変調レーザーを用いるの
が好ましい。光ファイバーは、光信号を光送信機から光
受信機へ導く伝送媒体である。光受信機は、非線形素子
であるピンフォトダイオードあるいは電子なだれフォト
ダイオードあるいは光FET等を光電検出器として構成
される。光電検出器は普通、直接輝度検出と呼ばれる処
理によって光信号を電気信号に変換する。
【0004】変調信号は、多くの場合、500MHzま
での帯域幅を備えるデジタルもしくはアナログのデータ
信号及び通常、準ミリ波周波数の範囲のマイクロ波であ
るアナログの搬送波信号から成る。データ信号は、通
常、搬送波で周波数変換され、アップコンバートされた
データ信号は、レーザーに直接もしくは外部変調器を介
して印加される。もう一つの方法は、二つの光ファイバ
ーリンクを介してデータ信号及び搬送波信号のそれぞれ
の信号を伝送することである。二つの光信号がそれぞれ
の光電検出器に検出された後に、結果として生じる二つ
の電気信号は、増幅され、その後にデータ信号をマイク
ロ波周波数もしくは準ミリ波周波数へとアップ/ダウン
コンバートされる。
での帯域幅を備えるデジタルもしくはアナログのデータ
信号及び通常、準ミリ波周波数の範囲のマイクロ波であ
るアナログの搬送波信号から成る。データ信号は、通
常、搬送波で周波数変換され、アップコンバートされた
データ信号は、レーザーに直接もしくは外部変調器を介
して印加される。もう一つの方法は、二つの光ファイバ
ーリンクを介してデータ信号及び搬送波信号のそれぞれ
の信号を伝送することである。二つの光信号がそれぞれ
の光電検出器に検出された後に、結果として生じる二つ
の電気信号は、増幅され、その後にデータ信号をマイク
ロ波周波数もしくは準ミリ波周波数へとアップ/ダウン
コンバートされる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】電気信号を光信号へ変
調する前に電気信号であるデータ信号及び搬送波信号を
マイクロ波合成することは、利得やダイナミックレンジ
といった回路全体の性能特性を減少することが、従来よ
り認識されている。このため二つの光ファイバーリンク
を介してこれらの信号を分離して送信し、その後に光電
検出器により検出された信号を周波数変換器において周
波数変換することが、すでに提案されている。しかしな
がらこのシステムは、高価であるばかりでなく同じ最終
結果を得るためにはマイクロ波構成要素を付加すること
が必要とされる。
調する前に電気信号であるデータ信号及び搬送波信号を
マイクロ波合成することは、利得やダイナミックレンジ
といった回路全体の性能特性を減少することが、従来よ
り認識されている。このため二つの光ファイバーリンク
を介してこれらの信号を分離して送信し、その後に光電
検出器により検出された信号を周波数変換器において周
波数変換することが、すでに提案されている。しかしな
がらこのシステムは、高価であるばかりでなく同じ最終
結果を得るためにはマイクロ波構成要素を付加すること
が必要とされる。
【0006】レーザー高調波発生及びフォトダイオード
合成によりマイクロ波光ファイバーリンクの帯域幅を拡
張することも、すでに提案されている。レーザー高調波
発生を用いる方法では、レーザーの非線形性のためシス
テム性能が劣化される。さらにフォトダイオード合成を
用いる方法も、実施可能ではあるが、光受信機に局部発
振器もしくは基準搬送波光ファイバーリンクの追加のい
ずれかを必要とする。このようにして、従来の技術では
費用の増加や、光ファイバーリンクのサイズの増加を伴
わずに、求められている高い帯域幅の光ファイバーリン
クを提供することはできない。
合成によりマイクロ波光ファイバーリンクの帯域幅を拡
張することも、すでに提案されている。レーザー高調波
発生を用いる方法では、レーザーの非線形性のためシス
テム性能が劣化される。さらにフォトダイオード合成を
用いる方法も、実施可能ではあるが、光受信機に局部発
振器もしくは基準搬送波光ファイバーリンクの追加のい
ずれかを必要とする。このようにして、従来の技術では
費用の増加や、光ファイバーリンクのサイズの増加を伴
わずに、求められている高い帯域幅の光ファイバーリン
クを提供することはできない。
【0007】上記各光ファイバーリンクは、送信/受信
(T/R)モジュールを基礎とする。これらのT/Rモ
ジュールは、衛星通信プラットホーム、アンテナリモー
トシステム、及びパーソナル通信用分配ネットワークを
含む多くの通信システムの主要構成要素となっている。
(T/R)モジュールを基礎とする。これらのT/Rモ
ジュールは、衛星通信プラットホーム、アンテナリモー
トシステム、及びパーソナル通信用分配ネットワークを
含む多くの通信システムの主要構成要素となっている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る、光ファイ
バーリンクにおいては、送信されてきた搬送波信号を検
出及び増幅し、その被増幅信号を光電検出器に再注入す
る。光電検出器はその非線形回路素子の持つ周波数変換
作用により、再注入された搬送波と被検出データ信号の
合成を行ないデータ信号のアップ/ダウンコンバートを
行なう。従って、唯一の光電検出器は、データ信号、及
び搬送波信号の両方を検出し、かつ信号アップ/ダウン
コンバートを行なう。さらに光電検出器は、光受信機回
路内に適当なフィルターを設置することによって基本波
もしくはサブハーモニックの周波数変換器として用いる
ことができる。
バーリンクにおいては、送信されてきた搬送波信号を検
出及び増幅し、その被増幅信号を光電検出器に再注入す
る。光電検出器はその非線形回路素子の持つ周波数変換
作用により、再注入された搬送波と被検出データ信号の
合成を行ないデータ信号のアップ/ダウンコンバートを
行なう。従って、唯一の光電検出器は、データ信号、及
び搬送波信号の両方を検出し、かつ信号アップ/ダウン
コンバートを行なう。さらに光電検出器は、光受信機回
路内に適当なフィルターを設置することによって基本波
もしくはサブハーモニックの周波数変換器として用いる
ことができる。
【0009】
【実施例】図1に、本発明による光受信機を含む基本的
な光ファイバーリンクのシステム構成を示す。光ファイ
バー3の左部分は光送信機Tの各構成要素であり、右部
分は光受信機Rの各構成要素である(以下、図2〜図5
に同じ)。データ信号6及び基準搬送波信号7は、マイ
クロ波電力合成器11において、最初に合成され電気合
成信号となる。電気合成信号は、光変調器1で電気−光
変換され、光信号となる。生成された光信号は送信さ
れ、光ファイバー3を伝搬し、光受信機内の光電検出器
2によって検出され、電気合成信号に復調される。その
後、復調された電気合成信号は、通過帯域を基準搬送波
の周波数に合わせて設定したバンドパスフィルター5に
よりデータ信号が反射されるため基準搬送波信号のみが
ろ波される。その後、この基準搬送波信号は、マイクロ
波サーキュレーター8を通過し、ブロック9を通じて増
幅される。ここでブロック9はマイクロ波増幅器であっ
ても注入ロック発振器であってもよい。これらの装置
は、共に高電力レベルにおいて独自の搬送波周波数を出
力するものである。もし、注入ロック発振器が用いられ
た場合、ブロック9は、基本波もしくはサブハーモニッ
クモードのいずれにおいても操作される。以上のことか
らこのブロック9は、増幅器と呼ぶことができる。その
後、被増幅基準搬送波信号は、再びマイクロ波サーキュ
レーター8を通過し、光電検出器2へ再注入される。光
電検出器2においては、再注入された被増幅基準搬送波
信号の高電力レベルにおける光電検出器の非線形応答に
より光電検出器が周波数変換器として機能し、被検出デ
ータ信号はこの被増幅基準搬送波信号により、光電検出
器内でアップコンバートされる(図5参照)。このアッ
プコンバートされたデータ信号は、アップコンバートさ
れたデータ信号のみを通過させるバンドパスフィルター
4を通り、出力ポート10へ伝搬される。図5に光電変
換器におけるデータ信号、基準搬送波、被増幅基準搬送
波及びアップコンバートされたデータ信号の各々の伝搬
の様子を示す。これから理解されるようにバンドパスフ
ィルター4は、被検出データ信号、被検出基準搬送波信
号及びアップコンバートされたデータ信号からアップコ
ンバートされたデータ信号だけをろ波するものでなくて
はならない。さらにバンドパスフィルター4は、基本波
もしくは高調波のいずれかを通過させることができるよ
うに設計することができるため、光電検出器は、基本波
モードでもサブハーモニックモードにおいても用いるこ
とができる。このサブハーモニックモードは、光ファイ
バーリンクの帯域幅を拡張することができる。ダウンコ
ンバートの処理も又、図1の光ファイバーリンクにおい
て実行できる。データ信号6をマイクロ波電力合成器1
1へ供給する代わりに前記アップコンバートされたデー
タ信号を入力ポート6へ印加することを除けば、回路の
残りの部分は、前記と同様に機能する。
な光ファイバーリンクのシステム構成を示す。光ファイ
バー3の左部分は光送信機Tの各構成要素であり、右部
分は光受信機Rの各構成要素である(以下、図2〜図5
に同じ)。データ信号6及び基準搬送波信号7は、マイ
クロ波電力合成器11において、最初に合成され電気合
成信号となる。電気合成信号は、光変調器1で電気−光
変換され、光信号となる。生成された光信号は送信さ
れ、光ファイバー3を伝搬し、光受信機内の光電検出器
2によって検出され、電気合成信号に復調される。その
後、復調された電気合成信号は、通過帯域を基準搬送波
の周波数に合わせて設定したバンドパスフィルター5に
よりデータ信号が反射されるため基準搬送波信号のみが
ろ波される。その後、この基準搬送波信号は、マイクロ
波サーキュレーター8を通過し、ブロック9を通じて増
幅される。ここでブロック9はマイクロ波増幅器であっ
ても注入ロック発振器であってもよい。これらの装置
は、共に高電力レベルにおいて独自の搬送波周波数を出
力するものである。もし、注入ロック発振器が用いられ
た場合、ブロック9は、基本波もしくはサブハーモニッ
クモードのいずれにおいても操作される。以上のことか
らこのブロック9は、増幅器と呼ぶことができる。その
後、被増幅基準搬送波信号は、再びマイクロ波サーキュ
レーター8を通過し、光電検出器2へ再注入される。光
電検出器2においては、再注入された被増幅基準搬送波
信号の高電力レベルにおける光電検出器の非線形応答に
より光電検出器が周波数変換器として機能し、被検出デ
ータ信号はこの被増幅基準搬送波信号により、光電検出
器内でアップコンバートされる(図5参照)。このアッ
プコンバートされたデータ信号は、アップコンバートさ
れたデータ信号のみを通過させるバンドパスフィルター
4を通り、出力ポート10へ伝搬される。図5に光電変
換器におけるデータ信号、基準搬送波、被増幅基準搬送
波及びアップコンバートされたデータ信号の各々の伝搬
の様子を示す。これから理解されるようにバンドパスフ
ィルター4は、被検出データ信号、被検出基準搬送波信
号及びアップコンバートされたデータ信号からアップコ
ンバートされたデータ信号だけをろ波するものでなくて
はならない。さらにバンドパスフィルター4は、基本波
もしくは高調波のいずれかを通過させることができるよ
うに設計することができるため、光電検出器は、基本波
モードでもサブハーモニックモードにおいても用いるこ
とができる。このサブハーモニックモードは、光ファイ
バーリンクの帯域幅を拡張することができる。ダウンコ
ンバートの処理も又、図1の光ファイバーリンクにおい
て実行できる。データ信号6をマイクロ波電力合成器1
1へ供給する代わりに前記アップコンバートされたデー
タ信号を入力ポート6へ印加することを除けば、回路の
残りの部分は、前記と同様に機能する。
【0010】図2に示される実施例は、光ファイバー3
から出力ポート10までは図1と同じである。図1との
基本的な違いは、二つの独立した光変調器1及び1’を
備え、その各々にデータ信号6と基準搬送波信号7を印
加することである。これら二つの光信号は、光電力合成
器12において合成される。これによって、図2の実施
例は、二つのマイクロ波信号を合成し、一つの光変調器
1へ送信される図1の光ファイバーリンクの一つの光変
調器に関与する内部変調の影響を減少することができ
る。ダウンコンバートの処理も又、図2の光ファイバー
リンクで実行される。データ信号6を最初の光変調器1
へ供給する代わりに、上記アップコンバートされたデー
タ信号をこの入力ポート6へ供給することを除けば、回
路の残りの部分は、前記と同様に機能する。
から出力ポート10までは図1と同じである。図1との
基本的な違いは、二つの独立した光変調器1及び1’を
備え、その各々にデータ信号6と基準搬送波信号7を印
加することである。これら二つの光信号は、光電力合成
器12において合成される。これによって、図2の実施
例は、二つのマイクロ波信号を合成し、一つの光変調器
1へ送信される図1の光ファイバーリンクの一つの光変
調器に関与する内部変調の影響を減少することができ
る。ダウンコンバートの処理も又、図2の光ファイバー
リンクで実行される。データ信号6を最初の光変調器1
へ供給する代わりに、上記アップコンバートされたデー
タ信号をこの入力ポート6へ供給することを除けば、回
路の残りの部分は、前記と同様に機能する。
【0011】図3に示される実施例は、ファイバー増幅
器、もしくは半導体増幅器である光増幅器13を光ファ
イバー3と光電検出器2との間に挿入することを除けば
図1の光ファイバーリンクと同じである。この実施例の
変形例として光増幅器13を光変調器1と光ファイバー
3との間のA点に挿入するようにしてもよい。いずれの
場合にも、光領域において低ノイズ増幅をおこなうマイ
クロ波増幅器9に要求される利得の総量を減少させるこ
とができる。これらの実施例は、より高いシステム利
得、より高い周波数変換利得、及びより低いシステムノ
イズ値といった有利な性能をもつ。ダウンコンバートに
おける処理も又、図3の光ファイバーリンクに示され
る。データ信号6をマイクロ波電力合成器11へ供給す
る代わりに、上記アップコンバートされたデータ信号を
入力ポート6へ印加することを除けば回路の残りの部分
は、前記と同様に機能する。
器、もしくは半導体増幅器である光増幅器13を光ファ
イバー3と光電検出器2との間に挿入することを除けば
図1の光ファイバーリンクと同じである。この実施例の
変形例として光増幅器13を光変調器1と光ファイバー
3との間のA点に挿入するようにしてもよい。いずれの
場合にも、光領域において低ノイズ増幅をおこなうマイ
クロ波増幅器9に要求される利得の総量を減少させるこ
とができる。これらの実施例は、より高いシステム利
得、より高い周波数変換利得、及びより低いシステムノ
イズ値といった有利な性能をもつ。ダウンコンバートに
おける処理も又、図3の光ファイバーリンクに示され
る。データ信号6をマイクロ波電力合成器11へ供給す
る代わりに、上記アップコンバートされたデータ信号を
入力ポート6へ印加することを除けば回路の残りの部分
は、前記と同様に機能する。
【0012】図4に示される実施例は、光増幅器13を
光ファイバー3と光受信機R内の光電検出器2との間に
挿入することを除けば図2の光ファイバーリンクと同じ
である。この実施例の変形例として光増幅器13を二つ
の光変調器1及び1’と光電力合成器12との間のB及
びB'点に挿入したもの、更にいま一つの変形例として
は光増幅器13を光電力合成器12と光ファイバー3と
の間のC点に挿入してもよい。いずれの場合にも、光領
域において低ノイズ増幅を生成し、このためマイクロ波
増幅器9に要求される利得を減少させることができる。
更には、二つの信号の保全は二つの光変調器を用いるこ
とで確保される。これらの実施例は、上記全ての光ファ
イバーリンクの中で最高の性能を発揮するものである。
ダウンコンバートにおける処理も又、図4の光ファイバ
ーリンクで実行される。データ信号6を最初の光変調器
1へ供給する代わりに、上記アップコンバートされたデ
ータ信号を入力ポート6へ印加することを除けば、回路
の残りの部分は、前記と同様に機能する。
光ファイバー3と光受信機R内の光電検出器2との間に
挿入することを除けば図2の光ファイバーリンクと同じ
である。この実施例の変形例として光増幅器13を二つ
の光変調器1及び1’と光電力合成器12との間のB及
びB'点に挿入したもの、更にいま一つの変形例として
は光増幅器13を光電力合成器12と光ファイバー3と
の間のC点に挿入してもよい。いずれの場合にも、光領
域において低ノイズ増幅を生成し、このためマイクロ波
増幅器9に要求される利得を減少させることができる。
更には、二つの信号の保全は二つの光変調器を用いるこ
とで確保される。これらの実施例は、上記全ての光ファ
イバーリンクの中で最高の性能を発揮するものである。
ダウンコンバートにおける処理も又、図4の光ファイバ
ーリンクで実行される。データ信号6を最初の光変調器
1へ供給する代わりに、上記アップコンバートされたデ
ータ信号を入力ポート6へ印加することを除けば、回路
の残りの部分は、前記と同様に機能する。
【0013】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
にかかる光ファイバーリンクは、従来の光ファイバーリ
ンクの構成に対して光ファイバーリンクの帯域幅を拡張
することができ、単一の光ファイバーを用いるだけでよ
く、光学的及び電気的機器の数を減少させることができ
るうえ、シンプルな構成によって、光ファイバーリンク
の性能を改善することができ、結果的に、経済的送信/
受信機器を設計することができる。
にかかる光ファイバーリンクは、従来の光ファイバーリ
ンクの構成に対して光ファイバーリンクの帯域幅を拡張
することができ、単一の光ファイバーを用いるだけでよ
く、光学的及び電気的機器の数を減少させることができ
るうえ、シンプルな構成によって、光ファイバーリンク
の性能を改善することができ、結果的に、経済的送信/
受信機器を設計することができる。
【図1】 データ信号と基準搬送波信号をマイクロ波電
力合成器において合成し、光変調器において光変調する
光送信機と、光受信機とを備える光ファイバーリンクの
実施例である。
力合成器において合成し、光変調器において光変調する
光送信機と、光受信機とを備える光ファイバーリンクの
実施例である。
【図2】 データ信号と基準搬送波信号をそれぞれ独立
した光変調器を用いて光変調し、その後に光電力合成器
によって光信号を合成する光送信機と、光受信機とを備
える光ファイバーリンクの実施例である。
した光変調器を用いて光変調し、その後に光電力合成器
によって光信号を合成する光送信機と、光受信機とを備
える光ファイバーリンクの実施例である。
【図3】 図1の実施例において、光信号を受信するた
めの光電検出の前に光増幅器によって光信号を増幅する
ことを含む実施例である。
めの光電検出の前に光増幅器によって光信号を増幅する
ことを含む実施例である。
【図4】 図2の実施例において、光信号を受信するた
めの光電検出の前に光増幅器によって光信号を増幅する
ことを含む実施例である。
めの光電検出の前に光増幅器によって光信号を増幅する
ことを含む実施例である。
【図5】 光電検出器での各々の信号の伝搬状態を示す
図である。
図である。
T…光送信機の各構成要素を示す
R…光受信機の各構成要素を示す
1,1’…電気信号を光信号として送信するための光変
調器 2…光電検出器 3…光ファイバー 4…バンドパスフィルター(中心周波数は、n*基準搬
送周波数+データ信号周波数、又はn*基準搬送波周波
数−データ信号周波数。[nは整数]) 5…単一周波数バンドパスフィルター(中央周波数は、
基準搬送波周波数) 6…データ信号(アップコンバートのための低周波数) 7…基準搬送波信号(マイクロ波周波数) 8…マイクロ波サーキュレータ 9…マイクロ波増幅器 10…アップ/ダウンコンバートされたデータ信号の出
力 11…マイクロ波電力合成器 12…光電力合成器 13…光増幅器
調器 2…光電検出器 3…光ファイバー 4…バンドパスフィルター(中心周波数は、n*基準搬
送周波数+データ信号周波数、又はn*基準搬送波周波
数−データ信号周波数。[nは整数]) 5…単一周波数バンドパスフィルター(中央周波数は、
基準搬送波周波数) 6…データ信号(アップコンバートのための低周波数) 7…基準搬送波信号(マイクロ波周波数) 8…マイクロ波サーキュレータ 9…マイクロ波増幅器 10…アップ/ダウンコンバートされたデータ信号の出
力 11…マイクロ波電力合成器 12…光電力合成器 13…光増幅器
Claims (5)
- 【請求項1】 データ信号と搬送波信号とを個別に、も
しくは合成した後に光変調して単一の光信号として送信
する光送信機と、上記光送信機からの光信号を伝送する
光ファイバーと、上記光ファイバーによって伝送されて
きた上記光信号を受信し、電気信号に復調する光受信機
で構成される光ファイバーリンクにおいて、上記光受信
機は、送信されてきた光信号を電気信号に復調する光電
検出器と、上記復調された電気信号から上記搬送波信号
をろ波する手段と、上記ろ波手段によってろ波された搬
送波信号を増幅する手段と、上記増幅手段によって増幅
された搬送波信号を上記光電検出器に再注入する手段と
を備え、上記光電検出器は、非線形応答性を有してお
り、上記再注入された被増幅搬送波信号で上記データ信
号をアップ/ダウンコンバートするようにしたことを特
徴とする光ファイバーリンク。 - 【請求項2】 データ信号と搬送波信号とを個別にもし
くは合成した後に光変調して単一の光信号として送信す
る光送信機と、上記光送信機からの光信号を伝送する光
ファイバーと、上記光ファイバーによって伝送されてき
た上記光信号を受信し、電気信号に復調する光受信機で
構成される光ファイバーリンクにおいて、上記光送信機
は、データ信号と搬送波信号を電気的に合成する手段
と、上記合成されたデータ信号と搬送波信号を光信号に
変調する手段を備え、上記光受信機は、送信されてきた
光信号を電気信号に復調する光電検出器と、上記復調さ
れた電気信号から上記搬送波信号をろ波する手段と、上
記ろ波手段によってろ波された搬送波信号を増幅する手
段と、上記増幅手段によって増幅された搬送波信号を上
記光電検出器に再注入する手段とを備え、上記光電検出
器は、非線形応答性を有しており、上記再注入された被
増幅搬送波信号で上記データ信号をアップ/ダウンコン
バートするようにしたことを特徴とする光ファイバーリ
ンク。 - 【請求項3】 請求項2の光ファイバーリンクであっ
て、更に、上記光送信機が、上記変調手段によって変調
された上記光信号を送信する前に上記光信号を光学的に
増幅する手段を備えるか、もしくは上記光受信機が、上
記光信号を上記光電検出器によって復調する前に、上記
光信号を光学的に増幅する手段を備える光ファイバーリ
ンク。 - 【請求項4】 データ信号と搬送波信号とを個別にもし
くは合成した後に光変調して単一の光信号として送信す
る光送信機と、上記光送信機からの光信号を伝送する光
ファイバーと、上記光ファイバーによって伝送されてき
た上記光信号を受信し、電気信号に復調する光受信機で
構成される光ファイバーリンクにおいて、上記光送信機
は、データ信号及び搬送波信号をそれぞれ独立に光信号
に変調する手段と、上記変調手段によって変調されたそ
れぞれの光信号を光学的に合成する手段とを備え、上記
光受信機は、送信されてきた光信号を電気信号に復調す
る光電検出器と、上記復調された電気信号から上記搬送
波信号をろ波する手段と、上記ろ波手段によってろ波さ
れた搬送波信号を増幅する手段と、上記増幅手段によっ
て増幅された搬送波信号を上記光電検出器に再注入する
手段とを備え、上記光電検出器は、非線形応答性を有し
ており、上記再注入された被増幅搬送波信号で上記デー
タ信号をアップ/ダウンコンバートするようにしたこと
を特徴とする光ファイバーリンク。 - 【請求項5】 請求項4の光ファイバーリンクにおい
て、更に、上記光送信機が、上記それぞれ独立した変調
手段と、上記合成手段との間で上記光信号を光学的に増
幅する手段を備え、又は上記合成手段によって合成され
た上記光信号が送信される前に、上記光信号を光学的に
増幅する手段を備えるか、もしくは上記光送信機が、上
記光信号が上記光電検出器によって復調される前に、上
記光信号を光学的に増幅する手段を備える光ファイバー
リンク。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03175057A JP3093338B2 (ja) | 1991-07-16 | 1991-07-16 | 光ファイバーリンク |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03175057A JP3093338B2 (ja) | 1991-07-16 | 1991-07-16 | 光ファイバーリンク |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0522229A true JPH0522229A (ja) | 1993-01-29 |
JP3093338B2 JP3093338B2 (ja) | 2000-10-03 |
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ID=15989482
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---|---|---|---|
JP03175057A Expired - Fee Related JP3093338B2 (ja) | 1991-07-16 | 1991-07-16 | 光ファイバーリンク |
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3093338B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114337859A (zh) * | 2022-01-05 | 2022-04-12 | 中国电子科技集团公司第四十四研究所 | 一种增益可调的集成探测放大模块 |
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---|---|---|---|---|
JPH05280788A (ja) * | 1992-02-17 | 1993-10-26 | Kimura Kohki Co Ltd | 室内空調における温度自動制御システム |
-
1991
- 1991-07-16 JP JP03175057A patent/JP3093338B2/ja not_active Expired - Fee Related
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CN114337859A (zh) * | 2022-01-05 | 2022-04-12 | 中国电子科技集团公司第四十四研究所 | 一种增益可调的集成探测放大模块 |
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JP3093338B2 (ja) | 2000-10-03 |
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