JPH05217504A - 受像管の製造方法 - Google Patents
受像管の製造方法Info
- Publication number
- JPH05217504A JPH05217504A JP4018645A JP1864592A JPH05217504A JP H05217504 A JPH05217504 A JP H05217504A JP 4018645 A JP4018645 A JP 4018645A JP 1864592 A JP1864592 A JP 1864592A JP H05217504 A JPH05217504 A JP H05217504A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bulb
- glass bulb
- gas
- front wall
- discharge needle
- Prior art date
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- Manufacture Of Electron Tubes, Discharge Lamp Vessels, Lead-In Wires, And The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 前面壁の内面上に蛍光体膜およびメタルバッ
クを付設してなるガラスバルブ内に不本意に残存する異
物を、効率よく排出せしめる。 【構成】 前面壁の内面上に蛍光体膜およびメタルバッ
クを付設してなるガラスバルブ内に放電針を挿通する。
ガラスバルブに機械的衝撃を与えつつ、放電針とメタル
バックとの間に高電圧を印加する。 【構成】 ガラスバルブ内に導入した気体がイオン化さ
れるので、管内異物の帯電による付着がとり除かれ、残
留異物による障害発生を防止できる。
クを付設してなるガラスバルブ内に不本意に残存する異
物を、効率よく排出せしめる。 【構成】 前面壁の内面上に蛍光体膜およびメタルバッ
クを付設してなるガラスバルブ内に放電針を挿通する。
ガラスバルブに機械的衝撃を与えつつ、放電針とメタル
バックとの間に高電圧を印加する。 【構成】 ガラスバルブ内に導入した気体がイオン化さ
れるので、管内異物の帯電による付着がとり除かれ、残
留異物による障害発生を防止できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、前面壁の内面上に蛍光
体膜およびメタルバックを付設してなるガラスバルブ内
に不本意に残存する異物を、効率よく排出せしめ得るよ
うに構成した受像管の製造方法に関する。
体膜およびメタルバックを付設してなるガラスバルブ内
に不本意に残存する異物を、効率よく排出せしめ得るよ
うに構成した受像管の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】前面壁の内面上に蛍光体膜およびメタル
バックを付設してなるガラスバルブ内に微小の導電性異
物が不本意に残存すると、管内スパークや電極間短絡等
をひきおこす危険があるのみならず、ストレーエミッシ
ョンを発生しやすい。そこで、ガラスバルブ内に電子銃
を挿入する前の段階において、ガラスバルブに機械的衝
撃を与えつつ、空気または窒素等の気体をガラスバルブ
内に流通させることが一般に行われている。
バックを付設してなるガラスバルブ内に微小の導電性異
物が不本意に残存すると、管内スパークや電極間短絡等
をひきおこす危険があるのみならず、ストレーエミッシ
ョンを発生しやすい。そこで、ガラスバルブ内に電子銃
を挿入する前の段階において、ガラスバルブに機械的衝
撃を与えつつ、空気または窒素等の気体をガラスバルブ
内に流通させることが一般に行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記異物は帯
電によってガラスバルブの内面上に静電的に付着してい
る場合が多く、機械的な衝撃を受けても脱落せずにいわ
ゆる管内異物として残存しやすい。なお、とくに投写型
TVに供される受像管では、とくに大きい光出力を得る
ために、そのアノード電圧を一般のカラー受像管に比べ
て高く設定している。このため、高電圧動作における信
頼性がとくにきびしく要望され、管内スパークやストレ
ーエミッション等の発生原因となる管内異物の存在は許
されない。
電によってガラスバルブの内面上に静電的に付着してい
る場合が多く、機械的な衝撃を受けても脱落せずにいわ
ゆる管内異物として残存しやすい。なお、とくに投写型
TVに供される受像管では、とくに大きい光出力を得る
ために、そのアノード電圧を一般のカラー受像管に比べ
て高く設定している。このため、高電圧動作における信
頼性がとくにきびしく要望され、管内スパークやストレ
ーエミッション等の発生原因となる管内異物の存在は許
されない。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明によると、前面壁
の内面上に蛍光体膜およびメタルバックを付設してなる
ガラスバルブ内に放電針を挿通せしめ、前記ガラスバル
ブに機械的衝撃を与えつつ、前記放電針と前記メタルバ
ックとの間に高電圧を印加し、前記ガラスバルブ内に導
入した気体をイオン化せしめる。
の内面上に蛍光体膜およびメタルバックを付設してなる
ガラスバルブ内に放電針を挿通せしめ、前記ガラスバル
ブに機械的衝撃を与えつつ、前記放電針と前記メタルバ
ックとの間に高電圧を印加し、前記ガラスバルブ内に導
入した気体をイオン化せしめる。
【0005】
【作用】このように構成すると、ガラスバルブ内に不本
意に残存していた異物に対して正または負の電荷が与え
られることから、前記異物の帯電が中和され、機械的衝
撃を受けた前記異物は容易に脱落して、ガラスバルブ内
に導入された気体とともにガラスバルブ外へ排出され
る。
意に残存していた異物に対して正または負の電荷が与え
られることから、前記異物の帯電が中和され、機械的衝
撃を受けた前記異物は容易に脱落して、ガラスバルブ内
に導入された気体とともにガラスバルブ外へ排出され
る。
【0006】
【実施例】つぎに、本発明を図示した実施例とともに説
明する。図1に示すガラスバルブ1は、投写型TVに供
される受像管用のもので、その前面壁の内面上に蛍光体
膜2およびメタルバックとしてのアルミニウム蒸着膜3
を付設してなる。これらはベーキング処理ずみのもの
で、アルミニウム蒸着膜3はアノード用ボタン端子4に
電気的に接続されている。そして、ボタン端子4は接地
されている。ガラスバルブ1の前面壁には、ガラスバル
ブ1に機械的衝撃を与えるためのバイブレータ5が結合
されている。6はアクアダック層を示す。
明する。図1に示すガラスバルブ1は、投写型TVに供
される受像管用のもので、その前面壁の内面上に蛍光体
膜2およびメタルバックとしてのアルミニウム蒸着膜3
を付設してなる。これらはベーキング処理ずみのもの
で、アルミニウム蒸着膜3はアノード用ボタン端子4に
電気的に接続されている。そして、ボタン端子4は接地
されている。ガラスバルブ1の前面壁には、ガラスバル
ブ1に機械的衝撃を与えるためのバイブレータ5が結合
されている。6はアクアダック層を示す。
【0007】ガラスバルブ1内には、空気または窒素等
の気体7を導入するための気体導入管8および放電針9
が挿通されていて、放電針9は高電圧発生用電源10に
接続されている。11は放電針9に対する絶縁層を示
す。バイブレータ5は一定またはランダム周波数の機械
的衝撃をガラスバルブ1に与える作用をなし、高電圧発
生用電源10は数KVの直流電圧または交流電圧を発生
する。また、気体導入管8を通じて毎秒数10リットル
の量で導入された気体7は、ガラスバルブ1内を循環し
て逐次排出される。
の気体7を導入するための気体導入管8および放電針9
が挿通されていて、放電針9は高電圧発生用電源10に
接続されている。11は放電針9に対する絶縁層を示
す。バイブレータ5は一定またはランダム周波数の機械
的衝撃をガラスバルブ1に与える作用をなし、高電圧発
生用電源10は数KVの直流電圧または交流電圧を発生
する。また、気体導入管8を通じて毎秒数10リットル
の量で導入された気体7は、ガラスバルブ1内を循環し
て逐次排出される。
【0008】ガラスバルブ1内に導入された気体7は、
高電圧の印加による放電でイオン化する。高電圧が直流
の場合、その正負極性を途中で切り替えるのがよい。ま
た、交流を使用する場合、昇圧されたサイン波商用電源
や、矩形波の低周波電源を使用することができる。いず
れにしても、ガラスバルブ1の内面上に静電的に付着し
ていた異物の電荷が中和によって解消または減少するの
で、バイブレータ5による機械的衝撃を受けることによ
り、結合がたち切られる。そして、脱落した異物はガラ
スバルブ1内を循環した気体とともにガラスバルブ1外
へ排出される。
高電圧の印加による放電でイオン化する。高電圧が直流
の場合、その正負極性を途中で切り替えるのがよい。ま
た、交流を使用する場合、昇圧されたサイン波商用電源
や、矩形波の低周波電源を使用することができる。いず
れにしても、ガラスバルブ1の内面上に静電的に付着し
ていた異物の電荷が中和によって解消または減少するの
で、バイブレータ5による機械的衝撃を受けることによ
り、結合がたち切られる。そして、脱落した異物はガラ
スバルブ1内を循環した気体とともにガラスバルブ1外
へ排出される。
【0009】かかる処理を施したのち、ガラスバルブ1
内に電子銃を挿入し、封着、排気およびエージングの各
工程を経ることによって受像管が完成する。
内に電子銃を挿入し、封着、排気およびエージングの各
工程を経ることによって受像管が完成する。
【0010】
【発明の効果】以上のように本発明によると、電子銃挿
入工程前のガラスバルブ内に不本意に残存していた異物
をほぼ完全に除去することができ、管内スパークやスト
レーエミッションの発生を防ぐことができて、高電圧特
性のすぐれた受像管を得ることができる。
入工程前のガラスバルブ内に不本意に残存していた異物
をほぼ完全に除去することができ、管内スパークやスト
レーエミッションの発生を防ぐことができて、高電圧特
性のすぐれた受像管を得ることができる。
【図1】本発明の実施例を示す側断面図
1 ガラスバルブ 2 蛍光体膜 3 アルミニウム蒸着膜 5 バイブレータ 7 気体 9 放電針 10 電源
Claims (1)
- 【請求項1】前面壁の内面上に蛍光体膜およびメタルバ
ックを付設してなるガラスバルブ内に放電針を挿通せし
め、前記ガラスバルブに機械的衝撃を与えつつ、前記放
電針と前記メタルバックとの間に高電圧を印加し、前記
ガラスバルブ内に導入した気体をイオン化せしめること
を特徴とする受像管の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01864592A JP3254711B2 (ja) | 1992-02-04 | 1992-02-04 | 受像管の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01864592A JP3254711B2 (ja) | 1992-02-04 | 1992-02-04 | 受像管の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05217504A true JPH05217504A (ja) | 1993-08-27 |
JP3254711B2 JP3254711B2 (ja) | 2002-02-12 |
Family
ID=11977351
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP01864592A Expired - Fee Related JP3254711B2 (ja) | 1992-02-04 | 1992-02-04 | 受像管の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3254711B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100529912B1 (ko) * | 2003-07-30 | 2005-11-22 | 엘지전자 주식회사 | 브라운관 세정장치 및 그 세정방법 |
-
1992
- 1992-02-04 JP JP01864592A patent/JP3254711B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100529912B1 (ko) * | 2003-07-30 | 2005-11-22 | 엘지전자 주식회사 | 브라운관 세정장치 및 그 세정방법 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3254711B2 (ja) | 2002-02-12 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |