JPH0520135A - 目的プログラムの実行時性能測定方式 - Google Patents
目的プログラムの実行時性能測定方式Info
- Publication number
- JPH0520135A JPH0520135A JP3200072A JP20007291A JPH0520135A JP H0520135 A JPH0520135 A JP H0520135A JP 3200072 A JP3200072 A JP 3200072A JP 20007291 A JP20007291 A JP 20007291A JP H0520135 A JPH0520135 A JP H0520135A
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- JP
- Japan
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- basic block
- execution
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 簡単な機構で基本ブロックの実行ＣＰＵ累積
値を得られるようにして、目的プログラムの実行時性能
を測定する。 【構成】 ソースプログラムを翻訳し目的プログラムを
生成するときに、基本ブロックＣＰＵ換算値集計手段５
は基本ブロックＣＰＵ換算値を集計して関数名および基
本ブロック番号とともに基本ブロック実行情報テーブル
７に登録し、基本ブロック実行回数値加算コード埋込み
手段６は各基本ブロックに対応するオブジェクトコード
の中に基本ブロック実行回数値加算コードを生成して挿
入する。目的プログラムの実行の終了時に、基本ブロッ
ク実行時性能編集出力手段８は、基本ブロック実行情報
テーブル７の基本ブロックＣＰＵ換算値および基本ブロ
ック実行回数値から基本ブロックの実行ＣＰＵ累積値を
求め関数名および基本ブロック番号とともに編集して実
行時性能測定結果リスト１２を出力する。
値を得られるようにして、目的プログラムの実行時性能
を測定する。 【構成】 ソースプログラムを翻訳し目的プログラムを
生成するときに、基本ブロックＣＰＵ換算値集計手段５
は基本ブロックＣＰＵ換算値を集計して関数名および基
本ブロック番号とともに基本ブロック実行情報テーブル
７に登録し、基本ブロック実行回数値加算コード埋込み
手段６は各基本ブロックに対応するオブジェクトコード
の中に基本ブロック実行回数値加算コードを生成して挿
入する。目的プログラムの実行の終了時に、基本ブロッ
ク実行時性能編集出力手段８は、基本ブロック実行情報
テーブル７の基本ブロックＣＰＵ換算値および基本ブロ
ック実行回数値から基本ブロックの実行ＣＰＵ累積値を
求め関数名および基本ブロック番号とともに編集して実
行時性能測定結果リスト１２を出力する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は情報処理における性能測
定処理に関し、特に目的プログラムの実行時性能測定方
式に関する。
定処理に関し、特に目的プログラムの実行時性能測定方
式に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種の目的プログラムの実行時
性能測定方式では、ハードウェア機構等を使って１命令
毎に情報を収集するか、一定間隔毎に割込みを発生させ
てそのときに実行していた命令に対して情報を収集する
か、または単に文や関数などの実行回数を集計するかし
ていた。
性能測定方式では、ハードウェア機構等を使って１命令
毎に情報を収集するか、一定間隔毎に割込みを発生させ
てそのときに実行していた命令に対して情報を収集する
か、または単に文や関数などの実行回数を集計するかし
ていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の目的プ
ログラムの実行時性能測定方式では、ハードウェア機構
等を使って１命令毎に情報を収集する方式および一定間
隔毎に割込みを発生させてそのときに実行していた命令
に対して情報を収集する方式の場合には、収集された情
報をそのつど集計するかあるいは蓄積するかしておかな
ければならないので、情報を収集するのに大掛かりな機
構を必要として処理時間もかかり、さらに収集された情
報を蓄積するための大きなメモリまたはファイル容量を
必要とするため、大規模プログラムや実行時間の長いプ
ログラムでは実質的に使えないという欠点がある。
ログラムの実行時性能測定方式では、ハードウェア機構
等を使って１命令毎に情報を収集する方式および一定間
隔毎に割込みを発生させてそのときに実行していた命令
に対して情報を収集する方式の場合には、収集された情
報をそのつど集計するかあるいは蓄積するかしておかな
ければならないので、情報を収集するのに大掛かりな機
構を必要として処理時間もかかり、さらに収集された情
報を蓄積するための大きなメモリまたはファイル容量を
必要とするため、大規模プログラムや実行時間の長いプ
ログラムでは実質的に使えないという欠点がある。
【０００４】また、文や関数などの実行回数を集計する
方式では、その文や関数などが目的プログラムの実行中
に何回実行されたかという情報しか得られないので、ど
の文や関数などがどれだけのＣＰＵ（Ｃｅｎｔｒａｌ
Ｐｒｏｃｅｓｓｉｎｇ Ｕｎｉｔ）時間を使ったかとい
う実行時性能を測定できないという欠点がある。
方式では、その文や関数などが目的プログラムの実行中
に何回実行されたかという情報しか得られないので、ど
の文や関数などがどれだけのＣＰＵ（Ｃｅｎｔｒａｌ
Ｐｒｏｃｅｓｓｉｎｇ Ｕｎｉｔ）時間を使ったかとい
う実行時性能を測定できないという欠点がある。
【０００５】本発明の目的は、上述の点に鑑み、目的プ
ログラムのオブジェクトコードに基本ブロック実行回数
値加算コードを挿入するとともに、基本ブロックに対応
するオブジェクトコードのＣＰＵ換算値と実行回数値と
を情報として持つようにして、簡単な機構で基本ブロッ
クの実行ＣＰＵ累積値を得られるようにした目的プログ
ラムの実行時性能測定方式を提供することにある。
ログラムのオブジェクトコードに基本ブロック実行回数
値加算コードを挿入するとともに、基本ブロックに対応
するオブジェクトコードのＣＰＵ換算値と実行回数値と
を情報として持つようにして、簡単な機構で基本ブロッ
クの実行ＣＰＵ累積値を得られるようにした目的プログ
ラムの実行時性能測定方式を提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明の目的プログラム
の実行時性能測定方式は、ソースプログラム中の対応す
る関数名と、その関数に対して生成された一連のオブジ
ェクトコードの命令の並びを分岐命令の出現毎に区切ら
れた基本ブロックと呼ばれる命令の集合として識別する
基本ブロック番号と、その基本ブロックの命令の集合を
実行するのに要するハードウェアのＣＰＵ性能値を示す
基本ブロックＣＰＵ換算値と、その基本ブロックの実行
時における実行回数を保持する基本ブロック実行回数値
とを情報として持つ基本ブロック実行情報テーブルと、
ソースプログラムを翻訳し目的プログラムを生成すると
きに各関数に対して生成されたオブジェクトコードの命
令群の各命令に対して分岐命令の出現まで毎にハードウ
ェアのＣＰＵ性能の換算値を集計しそれを基本ブロック
を構成するオブジェクトコードの命令群に対する基本ブ
ロックＣＰＵ換算値として基本ブロックを識別する基本
ブロック番号とその基本ブロックが属する関数名ととも
に前記基本ブロック実行情報テーブルに登録する基本ブ
ロックＣＰＵ換算値集計手段と、この基本ブロックＣＰ
Ｕ換算値集計手段によって登録された前記基本ブロック
実行情報テーブル中の基本ブロック実行回数値にその基
本ブロックが実行される毎に１ずつ加算されるように目
的プログラム中の各基本ブロックに対応するオブジェク
トコードの中に基本ブロック実行回数値加算コードを生
成して挿入する基本ブロック実行回数値加算コード埋込
み手段と、目的プログラムの実行の終了時に前記基本ブ
ロック実行情報テーブル中の基本ブロックＣＰＵ換算値
と基本ブロック実行回数値とから基本ブロックの実行Ｃ
ＰＵ累積値を求め関数名および基本ブロック番号ととも
に編集して実行時性能測定結果リストを出力する基本ブ
ロック実行時性能編集出力手段とを有する。
の実行時性能測定方式は、ソースプログラム中の対応す
る関数名と、その関数に対して生成された一連のオブジ
ェクトコードの命令の並びを分岐命令の出現毎に区切ら
れた基本ブロックと呼ばれる命令の集合として識別する
基本ブロック番号と、その基本ブロックの命令の集合を
実行するのに要するハードウェアのＣＰＵ性能値を示す
基本ブロックＣＰＵ換算値と、その基本ブロックの実行
時における実行回数を保持する基本ブロック実行回数値
とを情報として持つ基本ブロック実行情報テーブルと、
ソースプログラムを翻訳し目的プログラムを生成すると
きに各関数に対して生成されたオブジェクトコードの命
令群の各命令に対して分岐命令の出現まで毎にハードウ
ェアのＣＰＵ性能の換算値を集計しそれを基本ブロック
を構成するオブジェクトコードの命令群に対する基本ブ
ロックＣＰＵ換算値として基本ブロックを識別する基本
ブロック番号とその基本ブロックが属する関数名ととも
に前記基本ブロック実行情報テーブルに登録する基本ブ
ロックＣＰＵ換算値集計手段と、この基本ブロックＣＰ
Ｕ換算値集計手段によって登録された前記基本ブロック
実行情報テーブル中の基本ブロック実行回数値にその基
本ブロックが実行される毎に１ずつ加算されるように目
的プログラム中の各基本ブロックに対応するオブジェク
トコードの中に基本ブロック実行回数値加算コードを生
成して挿入する基本ブロック実行回数値加算コード埋込
み手段と、目的プログラムの実行の終了時に前記基本ブ
ロック実行情報テーブル中の基本ブロックＣＰＵ換算値
と基本ブロック実行回数値とから基本ブロックの実行Ｃ
ＰＵ累積値を求め関数名および基本ブロック番号ととも
に編集して実行時性能測定結果リストを出力する基本ブ
ロック実行時性能編集出力手段とを有する。
【０００７】
【作用】本発明の目的プログラムの実行時性能測定方式
では、基本ブロック実行情報テーブルがソースプログラ
ム中の対応する関数名と、その関数に対して生成された
一連のオブジェクトコードの命令の並びを分岐命令の出
現毎に区切られた基本ブロックと呼ばれる命令の集合と
して識別する基本ブロック番号と、その基本ブロックの
命令の集合を実行するのに要するハードウェアのＣＰＵ
性能値を示す基本ブロックＣＰＵ換算値と、その基本ブ
ロックの実行時における実行回数を保持する基本ブロッ
ク実行回数値とを情報として持ち、基本ブロックＣＰＵ
換算値集計手段がソースプログラムを翻訳し目的プログ
ラムを生成するときに各関数に対して生成されたオブジ
ェクトコードの命令群の各命令に対して分岐命令の出現
まで毎にハードウェアのＣＰＵ性能の換算値を集計しそ
れを基本ブロックを構成するオブジェクトコードの命令
群に対する基本ブロックＣＰＵ換算値として基本ブロッ
クを識別する基本ブロック番号とその基本ブロックが属
する関数名とともに基本ブロック実行情報テーブルに登
録し、基本ブロック実行回数値加算コード埋込み手段が
基本ブロックＣＰＵ換算値集計手段によって登録された
基本ブロック実行情報テーブル中の基本ブロック実行回
数値にその基本ブロックが実行される毎に１ずつ加算さ
れるように目的プログラム中の各基本ブロックに対応す
るオブジェクトコードの中に基本ブロック実行回数値加
算コードを生成して挿入し、基本ブロック実行時性能編
集出力手段が目的プログラムの実行の終了時に基本ブロ
ック実行情報テーブル中の基本ブロックＣＰＵ換算値と
基本ブロック実行回数値とから基本ブロックの実行ＣＰ
Ｕ累積値を求め関数名および基本ブロック番号とともに
編集して実行時性能測定結果リストを出力する。
では、基本ブロック実行情報テーブルがソースプログラ
ム中の対応する関数名と、その関数に対して生成された
一連のオブジェクトコードの命令の並びを分岐命令の出
現毎に区切られた基本ブロックと呼ばれる命令の集合と
して識別する基本ブロック番号と、その基本ブロックの
命令の集合を実行するのに要するハードウェアのＣＰＵ
性能値を示す基本ブロックＣＰＵ換算値と、その基本ブ
ロックの実行時における実行回数を保持する基本ブロッ
ク実行回数値とを情報として持ち、基本ブロックＣＰＵ
換算値集計手段がソースプログラムを翻訳し目的プログ
ラムを生成するときに各関数に対して生成されたオブジ
ェクトコードの命令群の各命令に対して分岐命令の出現
まで毎にハードウェアのＣＰＵ性能の換算値を集計しそ
れを基本ブロックを構成するオブジェクトコードの命令
群に対する基本ブロックＣＰＵ換算値として基本ブロッ
クを識別する基本ブロック番号とその基本ブロックが属
する関数名とともに基本ブロック実行情報テーブルに登
録し、基本ブロック実行回数値加算コード埋込み手段が
基本ブロックＣＰＵ換算値集計手段によって登録された
基本ブロック実行情報テーブル中の基本ブロック実行回
数値にその基本ブロックが実行される毎に１ずつ加算さ
れるように目的プログラム中の各基本ブロックに対応す
るオブジェクトコードの中に基本ブロック実行回数値加
算コードを生成して挿入し、基本ブロック実行時性能編
集出力手段が目的プログラムの実行の終了時に基本ブロ
ック実行情報テーブル中の基本ブロックＣＰＵ換算値と
基本ブロック実行回数値とから基本ブロックの実行ＣＰ
Ｕ累積値を求め関数名および基本ブロック番号とともに
編集して実行時性能測定結果リストを出力する。
【０００８】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して詳細に
説明する。
説明する。
【０００９】図１は、本発明の一実施例に係る目的プロ
グラムの実行時性能測定方式の構成を示すブロック図で
ある。本実施例の目的プログラムの実行時性能測定方式
は、ジョブ起動手段１と、コンパイラ２と、ユーザプロ
グラム３と、オブジェクトコード生成部４と、基本ブロ
ックＣＰＵ換算値集計手段５と、基本ブロック実行回数
値加算コード埋込み手段６と、基本ブロック実行情報テ
ーブル７と、基本ブロック実行時性能編集出力手段８
と、ソースプログラムライブラリ９と、目的プログラム
ライブラリ１０と、コンパイルリスト１１と、実行時性
能測定結果リスト１２と、パラメータ１３とから構成さ
れている。
グラムの実行時性能測定方式の構成を示すブロック図で
ある。本実施例の目的プログラムの実行時性能測定方式
は、ジョブ起動手段１と、コンパイラ２と、ユーザプロ
グラム３と、オブジェクトコード生成部４と、基本ブロ
ックＣＰＵ換算値集計手段５と、基本ブロック実行回数
値加算コード埋込み手段６と、基本ブロック実行情報テ
ーブル７と、基本ブロック実行時性能編集出力手段８
と、ソースプログラムライブラリ９と、目的プログラム
ライブラリ１０と、コンパイルリスト１１と、実行時性
能測定結果リスト１２と、パラメータ１３とから構成さ
れている。
【００１０】図２は、基本ブロックＣＰＵ換算値集計手
段５で登録され、ユーザプログラム３で更新され、基本
ブロック実行時性能編集出力手段８で参照される基本ブ
ロック実行情報テーブル７の詳細を示す図である。基本
ブロック実行情報テーブル７は、目的プログラムに対応
するソースプログラム中の各関数に対応する関数名と、
その関数に対して生成された一連のオブジェクトコード
の命令の並びを分岐命令の出現毎に区切られた基本ブロ
ックと呼ばれる命令の集合として識別する基本ブロック
番号と、その基本ブロックの命令の集合を実行するのに
要するハードウェアのＣＰＵ性能値を示す基本ブロック
ＣＰＵ換算値と、その基本ブロックの実行時における実
行回数を保持する基本ブロック実行回数値とからなる複
数のエントリで構成されている。
段５で登録され、ユーザプログラム３で更新され、基本
ブロック実行時性能編集出力手段８で参照される基本ブ
ロック実行情報テーブル７の詳細を示す図である。基本
ブロック実行情報テーブル７は、目的プログラムに対応
するソースプログラム中の各関数に対応する関数名と、
その関数に対して生成された一連のオブジェクトコード
の命令の並びを分岐命令の出現毎に区切られた基本ブロ
ックと呼ばれる命令の集合として識別する基本ブロック
番号と、その基本ブロックの命令の集合を実行するのに
要するハードウェアのＣＰＵ性能値を示す基本ブロック
ＣＰＵ換算値と、その基本ブロックの実行時における実
行回数を保持する基本ブロック実行回数値とからなる複
数のエントリで構成されている。
【００１１】次に、このように構成された本実施例の目
的プログラムの実行時性能測定方式の動作について説明
する。
的プログラムの実行時性能測定方式の動作について説明
する。
【００１２】ジョブ起動手段１は、パラメータ１３を入
力して処理すべきプログラム名情報を得た後、指定され
たソースプログラムを翻訳するためにコンパイラ２を起
動する。
力して処理すべきプログラム名情報を得た後、指定され
たソースプログラムを翻訳するためにコンパイラ２を起
動する。
【００１３】コンパイラ２は、ジョブ起動手段１より起
動されると、ソースプログラムライブラリ９より指定さ
れたソースプログラムを入力して翻訳を開始し、翻訳し
たソースプログラムに対してオブジェクトコードを生成
するためにオブジェクトコード生成部４を起動する。
動されると、ソースプログラムライブラリ９より指定さ
れたソースプログラムを入力して翻訳を開始し、翻訳し
たソースプログラムに対してオブジェクトコードを生成
するためにオブジェクトコード生成部４を起動する。
【００１４】オブジェクトコード生成部４は、コンパイ
ラ２より起動されると、翻訳されたソースプログラムの
各関数に対してオブジェクトコードを生成し、生成した
一連のオブジェクトコードの各命令の情報を持って基本
ブロックＣＰＵ換算値集計手段５を起動する。
ラ２より起動されると、翻訳されたソースプログラムの
各関数に対してオブジェクトコードを生成し、生成した
一連のオブジェクトコードの各命令の情報を持って基本
ブロックＣＰＵ換算値集計手段５を起動する。
【００１５】基本ブロックＣＰＵ換算値集計手段５は、
各関数に対して生成されたオブジェクトコードの命令群
の各命令に対して分岐命令の出現まで毎にハードウェア
のＣＰＵ性能の換算値を集計し、それを基本ブロックを
構成するオブジェクトコードの命令群に対する基本ブロ
ックＣＰＵ換算値とし、その基本ブロックを識別する基
本ブロック番号とその基本ブロックが属する関数名とと
もに基本ブロック実行情報テーブル７に登録する。この
とき、基本ブロック実行情報テーブル７中の基本ブロッ
ク実行回数値は、ゼロに初期化しておく。その後、基本
ブロックＣＰＵ換算値集計手段５は、基本ブロック実行
回数値加算コード埋込み手段６を起動する。
各関数に対して生成されたオブジェクトコードの命令群
の各命令に対して分岐命令の出現まで毎にハードウェア
のＣＰＵ性能の換算値を集計し、それを基本ブロックを
構成するオブジェクトコードの命令群に対する基本ブロ
ックＣＰＵ換算値とし、その基本ブロックを識別する基
本ブロック番号とその基本ブロックが属する関数名とと
もに基本ブロック実行情報テーブル７に登録する。この
とき、基本ブロック実行情報テーブル７中の基本ブロッ
ク実行回数値は、ゼロに初期化しておく。その後、基本
ブロックＣＰＵ換算値集計手段５は、基本ブロック実行
回数値加算コード埋込み手段６を起動する。
【００１６】基本ブロック実行回数値加算コード埋込み
手段６は、登録された基本ブロック実行情報テーブル７
中の基本ブロック実行回数値にその基本ブロックが実行
される毎に１ずつ加算されるように目的プログラム中の
各基本ブロックに対応するオブジェクトコードの中に基
本ブロック実行回数値加算コードを生成して挿入する。
手段６は、登録された基本ブロック実行情報テーブル７
中の基本ブロック実行回数値にその基本ブロックが実行
される毎に１ずつ加算されるように目的プログラム中の
各基本ブロックに対応するオブジェクトコードの中に基
本ブロック実行回数値加算コードを生成して挿入する。
【００１７】コンパイラ２は、翻訳した結果を目的プロ
グラムとして目的プログラムライブラリ１０に出力し、
ソースプログラムと各関数名および基本ブロック番号と
の対応を含む翻訳結果リストをコンパイルリスト１１に
出力する。
グラムとして目的プログラムライブラリ１０に出力し、
ソースプログラムと各関数名および基本ブロック番号と
の対応を含む翻訳結果リストをコンパイルリスト１１に
出力する。
【００１８】その後、ジョブ起動手段１は、翻訳された
目的プログラムを目的プログラムライブラリ１０より入
力し、ユーザプログラム３を起動する。
目的プログラムを目的プログラムライブラリ１０より入
力し、ユーザプログラム３を起動する。
【００１９】ユーザプログラム３は、ジョブ起動手段１
より起動されると、指定されたソースプログラムに対応
する目的プログラムを実行し、目的プログラムの実行中
に挿入された基本ブロック実行回数値加算コードが実行
される毎に対応する基本ブロック実行情報テーブル７中
の基本ブロック実行回数値が１ずつ加算される。目的プ
ログラムの実行が終了したならば、ユーザプログラム３
は、基本ブロック実行時性能編集出力手段８を起動す
る。
より起動されると、指定されたソースプログラムに対応
する目的プログラムを実行し、目的プログラムの実行中
に挿入された基本ブロック実行回数値加算コードが実行
される毎に対応する基本ブロック実行情報テーブル７中
の基本ブロック実行回数値が１ずつ加算される。目的プ
ログラムの実行が終了したならば、ユーザプログラム３
は、基本ブロック実行時性能編集出力手段８を起動す
る。
【００２０】基本ブロック実行時性能編集出力手段８
は、基本ブロック実行情報テーブル７中の基本ブロック
ＣＰＵ換算値と基本ブロック実行回数値とからその基本
ブロックの実行ＣＰＵ累積値を求め、関数名および基本
ブロック番号とともに編集して実行時性能測定結果リス
ト１２を出力する。
は、基本ブロック実行情報テーブル７中の基本ブロック
ＣＰＵ換算値と基本ブロック実行回数値とからその基本
ブロックの実行ＣＰＵ累積値を求め、関数名および基本
ブロック番号とともに編集して実行時性能測定結果リス
ト１２を出力する。
【００２１】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、目的プロ
グラムの実行時性能を測定する処理において、目的プロ
グラムのオブジェクトコードに基本ブロック実行回数値
加算コードを挿入するとともに基本ブロックに対応する
オブジェクトコードのＣＰＵ換算値と実行回数値とを情
報として持つことにより、情報を収集する機構が簡単で
あり、基本ブロック単位で挿入された基本ブロック実行
回数値加算コードにより実行回数値の加算が行われるた
めに処理速度が速く、必要とするテーブルエントリも基
本ブロックの個数分でよいためにメモリ量が少なく、蓄
積する必要もないためにファイル容量が不要であるとい
う効果がある。
グラムの実行時性能を測定する処理において、目的プロ
グラムのオブジェクトコードに基本ブロック実行回数値
加算コードを挿入するとともに基本ブロックに対応する
オブジェクトコードのＣＰＵ換算値と実行回数値とを情
報として持つことにより、情報を収集する機構が簡単で
あり、基本ブロック単位で挿入された基本ブロック実行
回数値加算コードにより実行回数値の加算が行われるた
めに処理速度が速く、必要とするテーブルエントリも基
本ブロックの個数分でよいためにメモリ量が少なく、蓄
積する必要もないためにファイル容量が不要であるとい
う効果がある。
【００２２】また、単に文や関数などの実行回数を集計
する方式と違って、どの箇所でどれだけのＣＰＵ時間を
使ったかという情報（実行ＣＰＵ累積値）が簡単かつ効
率よく得られるため、大規模プログラムや実行時間の長
いプログラムでも実行時性能を効率的に測定できるとい
う効果がある。
する方式と違って、どの箇所でどれだけのＣＰＵ時間を
使ったかという情報（実行ＣＰＵ累積値）が簡単かつ効
率よく得られるため、大規模プログラムや実行時間の長
いプログラムでも実行時性能を効率的に測定できるとい
う効果がある。
【図１】本発明の一実施例に係る目的プログラムの実行
時性能測定方式の構成を示すブロック図である。
時性能測定方式の構成を示すブロック図である。
【図２】図１中の基本ブロック実行情報テーブルの構成
図である。
図である。
１ ジョブ起動手段 ２ コンパイラ ３ ユーザプログラム ４ オブジェクトコード生成部 ５ 基本ブロックＣＰＵ換算値集計手段 ６ 基本ブロック実行回数値加算コード埋込み手段 ７ 基本ブロック実行情報テーブル ８ 基本ブロック実行時性能編集出力手段 ９ ソースプログラムライブラリ １０ 目的プログラムライブラリ １１ コンパイルリスト １２ 実行時性能測定結果リスト １３ パラメータ
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項１】 ソースプログラム中の対応する関数名
と、その関数に対して生成された一連のオブジェクトコ
ードの命令の並びを分岐命令の出現毎に区切られた基本
ブロックと呼ばれる命令の集合として識別する基本ブロ
ック番号と、その基本ブロックの命令の集合を実行する
のに要するハードウェアのＣＰＵ性能値を示す基本ブロ
ックＣＰＵ換算値と、その基本ブロックの実行時におけ
る実行回数を保持する基本ブロック実行回数値とを情報
として持つ基本ブロック実行情報テーブルと、 ソースプログラムを翻訳し目的プログラムを生成すると
きに各関数に対して生成されたオブジェクトコードの命
令群の各命令に対して分岐命令の出現まで毎にハードウ
ェアのＣＰＵ性能の換算値を集計しそれを基本ブロック
を構成するオブジェクトコードの命令群に対する基本ブ
ロックＣＰＵ換算値として基本ブロックを識別する基本
ブロック番号とその基本ブロックが属する関数名ととも
に前記基本ブロック実行情報テーブルに登録する基本ブ
ロックＣＰＵ換算値集計手段と、 この基本ブロックＣＰＵ換算値集計手段によって登録さ
れた前記基本ブロック実行情報テーブル中の基本ブロッ
ク実行回数値にその基本ブロックが実行される毎に１ず
つ加算されるように目的プログラム中の各基本ブロック
に対応するオブジェクトコードの中に基本ブロック実行
回数値加算コードを生成して挿入する基本ブロック実行
回数値加算コード埋込み手段と、 目的プログラムの実行の終了時に前記基本ブロック実行
情報テーブル中の基本ブロックＣＰＵ換算値と基本ブロ
ック実行回数値とから基本ブロックの実行ＣＰＵ累積値
を求め関数名および基本ブロック番号とともに編集して
実行時性能測定結果リストを出力する基本ブロック実行
時性能編集出力手段とを有することを特徴とする目的プ
ログラムの実行時性能測定方式。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3200072A JPH0520135A (ja) | 1991-07-15 | 1991-07-15 | 目的プログラムの実行時性能測定方式 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3200072A JPH0520135A (ja) | 1991-07-15 | 1991-07-15 | 目的プログラムの実行時性能測定方式 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0520135A true JPH0520135A (ja) | 1993-01-29 |
Family
ID=16418380
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3200072A Pending JPH0520135A (ja) | 1991-07-15 | 1991-07-15 | 目的プログラムの実行時性能測定方式 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0520135A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6279150B1 (en) * | 1997-09-01 | 2001-08-21 | Siemens Nixdorf Informationssysteme Aktiengesellschaft | Method for converting an object code into a program code |
| WO2011058946A1 (ja) * | 2009-11-10 | 2011-05-19 | 株式会社日立製作所 | 実行命令数計測方法、実行クロック数計測方法及び計算機システム |
| JP2015210574A (ja) * | 2014-04-24 | 2015-11-24 | 富士通株式会社 | 情報処理装置，処理方法及び処理プログラム |
-
1991
- 1991-07-15 JP JP3200072A patent/JPH0520135A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6279150B1 (en) * | 1997-09-01 | 2001-08-21 | Siemens Nixdorf Informationssysteme Aktiengesellschaft | Method for converting an object code into a program code |
| WO2011058946A1 (ja) * | 2009-11-10 | 2011-05-19 | 株式会社日立製作所 | 実行命令数計測方法、実行クロック数計測方法及び計算機システム |
| JP2011103026A (ja) * | 2009-11-10 | 2011-05-26 | Hitachi Ltd | 実行命令数計測方法、実行クロック数計測方法及び計算機システム |
| JP2015210574A (ja) * | 2014-04-24 | 2015-11-24 | 富士通株式会社 | 情報処理装置，処理方法及び処理プログラム |
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