JPH051969A - 光ヘテロダイン干渉装置 - Google Patents

光ヘテロダイン干渉装置

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JPH051969A
JPH051969A JP18025991A JP18025991A JPH051969A JP H051969 A JPH051969 A JP H051969A JP 18025991 A JP18025991 A JP 18025991A JP 18025991 A JP18025991 A JP 18025991A JP H051969 A JPH051969 A JP H051969A
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interference
beam splitter
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Masaru Otsuka
勝 大塚
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    • G01B2290/70Using polarization in the interferometer

Abstract

(57)【要約】 【目的】 参照面と被測定面とのアライメントを干渉縞
を観察しながら容易に行なうことができるようにした光
ヘテロダイン干渉装置を得ること。 【構成】 光源手段より出射した周波数の異なる第1光
波と第2光波のうち偏光ビームスプリッター6を介して
測定光波と、参照光波を得た後、該偏光ビームスプリッ
ターで合成し、該合成した双方の光波に基づく干渉光波
よりビート信号を得て、このうち一方のビート信号を第
1検出手段で検出し、他方のビート信号を第2検出手段
で検出し、このとき得られる信号を利用して、該測定光
波の光学的位相変化を検出する際、該光源手段と該偏光
ビームスプリッターとの間の光路中に所定面上で干渉縞
を観察することができるようにした光学手段を挿脱可能
に設けたこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光ヘテロダイン干渉装置
に関し、例えば光学レンズやミラー等の被測定物の形状
を、該形状に伴う入射光波の光学的位相変化を検出する
ことにより、測定するようにした光ヘテロダイン干渉装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来よりレンズ、ミラー等の光学部材の
形状を光波干渉を利用して比較的高精度に測定すること
ができる装置として光ヘテロダイン干渉装置が知られて
いる。例えば米国特許第4188122号やApplied Op
tics Vol.19.No.1(1980)P.154〜P.160 等に紹介されて
いる。
【0003】図3は従来の光ヘテロダイン干渉装置の光
学系の要部概略図である。
【0004】同図ではKrイオンレーザ等のレーザ10
1から出射した光波はミラーM1で反射し、ビームスプ
リッター102で反射光と透過光に2分割している。こ
のうち透過光(第1光波)はブラックセル105a、ミ
ラーM2そしてλ/2板104を介した後、反射光(第
2光波)はブラックセル105b、ミラーM3を介した
後、ビームスプリッター103で合波している。
【0005】このときブラックセル105aを通った第
1光波は周波数f1の周波数シフトを受け、λ/2板1
04を通り偏光面が90度回転されている。又ブラック
セル105bを通った第2光波は周波数f2の周波数シ
フトを受けている。
【0006】そして、これらの光波はビームスプリッタ
ー103で合波した後、ビームエキスパンダー106に
より光束径が拡大し偏光ビームスプリッター107に入
射している。このうち周波数f1の第1光波は偏光ビー
ムスプリッター107を通過し、λ/4板108bで円
偏光となり、コリメータレンズ110を通って被測定物
111に入射する。そして被測定物111で反射した被
検波面(測定光波)は元の光路を戻る。このときλ/4
板108bに再入射するときの光波は入射時に比べて被
測定物111で反射した為に逆回りの円偏光となってい
るので、λ/4板108bを通過したときの偏光方向
(偏光面)は入射時に比べて90度変位している。この
為、今度は偏光ビームスプリッター107で反射する。
【0007】一方、周波数f2の第2光波は偏光ビーム
スプリッター107で反射してλ/4板108aで円偏
光となり、参照平面ミラー109で反射した参照波面
(参照光波)は逆回りの円偏光となり元の光路を戻る。
そしてλ/4板108aを通り、入射時とは偏光方向
(偏光面)が90度変位した直線偏光となり、今度は偏
光ビームスプリッター107を通過し、先の被検波面と
合波(合成)している。
【0008】ここで再び合波した被検波面と参照波面の
2つの光波は直線偏光素子より成る偏光板112を介す
ることにより互いに干渉可能の波面として干渉させてい
る。このときの干渉光波を周波数シフト差f1−f2の
ヘテロダイン信号(ビート信号)として光検出器(フォ
トディテクター)15及び像検出カメラ(イメージディ
セクターカメラ)116によって各々検出している。
【0009】尚、像検出カメラ116はコンピュータ1
18の指令により2次元像の任意の一点を選択し、その
点に入射してくる光の強度信号をリアルタイムで検出可
能なカメラである。
【0010】同図におけるヘテロダイン信号f1−f2
の位相分布は参照平面ミラー109を仮に理想平面とす
ればコリメータレンズ110によって作られる球面波か
らの被測定物111の形状の誤差を直接表わしている。
【0011】即ち、このときの被測定物111の形状に
基づく位相分布φ(x,y)は被測定物111の形状誤
差分布ε(x,y)を表わしており、その関係は次式で
表わされる。
【0012】 ε(x,y)=φ(x,y)・λ/4π ‥‥‥‥(1) ただし λは測定光の波長 そこで光検出器115で得られるヘテロダイン信号を参
照信号Rとし、像検出カメラ116からの各信号を測定
信号Sとして位相計117にて参照信号Rと測定信号S
との位相差φを検出する。更に像検出カメラ116の各
測定点をコンピュータ118からの指令により2次元的
走査し、各測定点での測定信号Sと参照信号Rとの位相
差φ(x,y)の2次元分布を求める。これにより被測
定物111の形状に基づく位相分布ε(x,y)を検出
している。例えば(1)式において電気的な位相測定を
1度程度の精度で行なえばnm以下の精度で形状誤差の
分布を検出することができる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】一般に光波干渉計で
は、参照面と被測定面のアライメントを精密に行なう必
要がある。この為、多くの場合参照面からの光束と被測
定面からの光束の干渉による干渉縞を見ながら双方のア
ライメントを行なっている。
【0014】しかしながら光ヘテロダイン干渉装置で
は、検出手段面上で非常に速い速度で干渉縞が振動して
いるために、干渉縞を見ることができない。この為干渉
縞を可視化するためには、何らかの手段が必要となって
いる。前記従来の光ヘテロダイン干渉装置においては、
2つのブラッグセルに与えるRF信号の周波数を等しく
することにより単一の周波数の光束として干渉縞を静止
させて、該干渉縞を観察している。
【0015】しかしながら、この方法では光源手段であ
るレーザーがそもそも2周波を発振しているゼーマンレ
ーザーには用いることができず、またブラッグセルを1
つだけ用いることによって2つの周波数の光を得るよう
な使い方ではブラッグセルのRF信号入力を止めると、
回折が起こらなくなりレーザー光のアライメントが崩れ
るという問題点があった。
【0016】本発明は光ヘテロダイン干渉装置におい
て、光源手段と偏光ビームスプリッターとの間の光路中
に所定の光学作用を有する光学手段を挿脱可能に設ける
ことにより、容易にしかも良好に参照面と被測定面との
アライメントを行なう為の干渉縞を所定面上で観察する
ことができるようにした光ヘテロダイン干渉装置の提供
を目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明の光ヘテロダイン
干渉装置は、光源手段より出射した周波数の異なる第1
光波と第2光波のうち偏光ビームスプリッターを介して
一方の光波を被測定物に入射させて測定光波を得、他方
の光波を参照面を介して参照光波を得た後、該偏光ビー
ムスプリッターで双方の光波を合成し、該合成した双方
の光波に基づく干渉光波よりビート信号を得て、このう
ち一方のビート信号を第1検出手段で検出し、他方のビ
ート信号を第2検出手段で検出し、該第1、第2検出手
段で得られる信号を利用して、該測定光波の光学的位相
変化を検出する際、該光源手段と該偏光ビームスプリッ
ターとの間の光路中に所定面上で干渉縞を観察すること
ができるようにした光学手段を挿脱可能に設けたことを
特徴としている。
【0018】この他本発明では、前記光学手段は前記光
源手段から出射した周波数の異なる第1光波と第2光波
のうち一方の光波のみを通過させる光学的作用を有して
いることや、前記光学手段は偏光ビームスプリッター又
は偏光板を有していることや、前記干渉光波の光路中に
該干渉光波を用いて干渉縞を観察するようにした干渉縞
観察手段を設け、前記光学手段の光路中への挿着に同期
させて該干渉縞観察手段に該干渉光波を導光する導光部
材を光路中に挿着するようにしたこと等を特徴としてい
る。
【0019】
【実施例】図1は本発明の実施例1の要部概略図であ
る。
【0020】本実施例は図3の従来の光ヘテロダイン干
渉装置に比べて光源手段1と偏光ビームスプリッター6
との間に干渉縞を可観測にする為の光学手段を設けてい
る点、偏光板11とビームスプリッター13との間の光
路中に干渉縞観察手段を配置している点が異なってお
り、その他の構成は実質的に同じである。
【0021】次に図3の説明と一部重複するが本発明の
特徴について図1を用いて説明する。
【0022】1は光源手段であり、例えば2周波レーザ
等から成り、互いに直交する直線偏光の周波数が僅かに
異なるコヒーレントな第1光波(周波数f1)と第2光
波(周波数f2)を出射している。
【0023】200は光学手段であり、後述するように
所定面上において干渉縞を可観測にする為、光路中に矢
印200aの如く挿脱可能に設けている。光学手段20
0は干渉縞を観察するときのみ光路中に配置している。
光学手段200は直交する2つの偏光成分のうち、どち
らか一方だけを選択して透過させる偏光ビームスプリッ
ター2と偏光角度を変化させ、後述の偏光ビームスプリ
ッターによって測定系と参照系の2つの系に適当な光量
が振り分けられるように調整する1/2波長板3、そし
て不要なもう一方の光を吸収するアブソーバ4とを有し
ている。
【0024】5はビームエキスパンダであり、入射光束
径を拡大し射出させている。6は偏光ビームスプリッタ
ーであり、入射光束の偏光状態に応じて反射又は透過さ
せ光の進行方向を変えている。7a,7bはλ/4板で
あり、入射光束の偏光面を45度回転させて出射させて
いる。8は参照平面ミラーで参照波面を形成している。
9はコリメータレンズであり、入射光束を集光し、後述
する被測定物10に入射させている。被測定物10はミ
ラーやレンズ等から成り、それらの3次元形状や材質の
均一性等を検出するものである。
【0025】11は偏光板であり、直交する2つの直線
偏光成分を持つ光波のうちから特定の偏光成分を抽出し
干渉させるものである。偏光板11は偏光軸を45度傾
けて配置している。12はミラーであり、光学手段20
0の挿着に同期させて光路中に着脱可能に設けており、
偏光板11からの光束を後述する干渉縞観察手段201
に導光している。
【0026】干渉縞観察手段201はミラー12からの
光束を集光する集光レンズ14aと干渉縞を観察するC
CDカメラ14bとTVモニター15とを有している。
【0027】13はビームスプリッターであり、入射光
束を反射光と透過光の2つの光束に分割している。17
bは集光レンズ、17はピンホール板であり、特定の位
置に入射してきた光束を通過させるピンホール17aを
有している。
【0028】16は第1検出手段であり、フォトディテ
クターより成り、ビームスプリッター13からの干渉光
波に基づくビート信号のうちから参照信号を得ている。
18aは集光レンズであり、ビームスプリッター13か
らの干渉光波を第2検出手段18bに集光(結像)して
いる。第2検出手段18bはイメージディセクタカメラ
(像検出カメラ)より成り、コンピュータ20によって
アドレス指定された位置の光信号をリアルタイムで読み
出している。19は位相検出手段(位相測定回路)であ
り、第1検出手段16と第2検出手段18bから入力さ
れてくる2つの信号の位相差を検出している。コンピュ
ータ20は位相測定回路19からの信号に基づいて被測
定物10の形状を演算し求めている。
【0029】本実施例において参照平面ミラー8と被測
定物10とのアライメントを干渉縞を観察しながら行な
う場合には光学手段200とミラー12を実線の如く光
路中に挿着する。
【0030】このような構成において光源手段1より出
射した周波数の異なる互いに直交する直線偏光の第1光
波と第2光波のうち光学手段200の偏光ビームスプリ
ッター2により、どちらか一方の周波数成分の光のみを
選択して直進している。そしてもう一方の光は折曲げら
れアブソーバ4によって吸収している。直進した光は1
/2波長板3の作用で元の直線偏光から45度方向に偏
光角度の傾いた光へと変換し、ビームエキスパンダ5で
口径を広げたのち偏光ビームスプリッター6に入射させ
ている。
【0031】入射した光は直交する2つの直線偏光に分
割し、一方が参照平面ミラー8側へ、もう一方が被測定
物10側へと進み、それぞれ1/4波長板7a,7bを
往復することにより偏光角度が90度回転した状態で偏
光ビームスプリッター6に戻り共に偏光板11へ入射す
る。偏光板11は偏光軸を45度傾けてあるために2つ
の光は干渉し、干渉縞が観察される状態になり、45度
に傾けたミラー12で反射し、集光レンズ14aによっ
てCCDカメラ14へと導光しTVモニタ15で観察し
ている。このときの干渉縞を観察することにより参照平
面ミラー8と被測定物10とのアライメントを行なって
いる。
【0032】尚、本実施例において干渉縞観察装置20
1を用いずに第1検出手段又は第2検出手段面上に干渉
縞を形成し、このときの干渉縞を観察しながら参照平面
ミラーと被測定物とのアライメントを行なっても良い。
【0033】本実施例ではこの状態で参照平面ミラー8
又は被測定物10を適当にアライメントし、干渉縞が十
分粗くでるように調整した後、光学手段200とミラー
12を光路より抜き去り従来例通りの光ヘテロダイン干
渉装置としている。
【0034】次に本実施例において光ヘテロダイン干渉
装置として被測定物10の形状を測定する場合について
説明する。測定方法としては従来の光ヘテロダイン干渉
装置と略同様である。
【0035】即ち、光源手段1から出射した周波数の異
なる偏光方向が互いに直交する直線偏光の第1光波(周
波数f1)と第2光波(周波数f2)の2つの光束をビ
ームエキスパンダ5に入射させている。そしてビームエ
キスパンダ5により光束径を拡大して偏光ビームスプリ
ッター6に入射させている。このうち周波数f1の第1
光波は偏光ビームスプリッター6を通過し、λ/4板7
bで円偏光とし、コリメータレンズ9を通って被測定物
10に入射している。そして被測定物10で反射した被
検波面は元の光路を戻る。このときλ/4板7bに再入
射するときの光波は入射時に比べて被測定物10で反射
した為に逆回りの円偏光となっているので、λ/4板7
bを通過したときの偏光方向(偏光面)は入射時に比べ
て90度変位している。この為今度は偏光ビームスプリ
ッター6で反射する。
【0036】一方、周波数f2の第2光波は偏光ビーム
スプリッター6で反射してλ/4板7aで円偏光とな
り、参照平面ミラー8で反射した参照波面は逆回りの円
偏光となり元の光路を戻る。そしてλ/4板7aを通
り、入射時とは偏光方向(偏光面)が90度変位した直
線偏光となり、今度は偏光ビームスプリッター6を通過
し、先の被検波面と合波(合成)している。
【0037】ここで再び合波した被検波面と参照波面の
2つの光波は偏光板11を介することにより互いに干渉
可能の波面として干渉させている。そしてこのときの2
つの干渉光波は周波数シフト差f1−f2のヘテロダイ
ン信号(ビート信号)として第1検出手段16と第2検
出手段18bによって各々検出している。
【0038】本実施例におけるヘテロダイン信号f1−
f2の位相分布は参照平面ミラー8を仮りに理想平面と
すればコリメータレンズ9によって作られる球面波から
の被測定物10の形状の誤差を直接表わしている。
【0039】そこで例えば第1検出手段16で得られる
ヘテロダイン信号を参照信号Rとし第2検出手段18b
からの各信号を測定信号Sとして位相測定回路19にて
参照信号Rと測定信号Sとの位相差φa を検出してい
る。
【0040】更に第2検出手段18bの各測定点をコン
ピュータ20からの指令により2次元走査し、各測定点
での測定信号Sと参照信号Rとの位相差φx,yの2次元
分布を求める。これにより被測定物10全体の形状誤差
を測定している。
【0041】図2は本発明の実施例2の要部概略図であ
る。本実施例では図1の実施例1に比べて光学手段を構
成する偏光ビームスプリッターの代わりに偏光板21を
用いている点、アブソーバ4を除去した点が異なってお
り、その他の構成は実質的に実施例1と同じである。
【0042】即ち、本実施例においては光学手段201
を光路中に配置し、光学手段201の偏光板21によっ
て互いに直交する直線偏光の第1光波と第2光波のうち
一方の光のみを通過させている。
【0043】そしてこれにより実施例1と同様に参照平
面ミラー8と被測定物10からの光による干渉縞をTV
モニター15で観察しながら参照平面ミラー8と被測定
物10とのアライメントを行なっている。
【0044】
【発明の効果】本発明によれば光源手段と偏光ビームス
プリッターとの間の光路中に前述したような光学的性質
を有した光学手段を挿脱可能に設けることにより、容易
にしかも良好に干渉縞を観察しながら参照平面ミラーと
被測定物とのアライメントを行なうことができる光ヘテ
ロダイン干渉装置を達成することができる。
【0045】特に本発明はいかなる2周波の光源手段を
用いても干渉縞が可観測となり、通常の干渉装置の如く
被測定物のアライメントを容易にし、かつ光学手段を光
路中から挿脱可能に設けることにより、アライメント完
了後に光学手段を光路から抜き去り、高精度なヘテロダ
イン測定を可能としている。
【0046】更に干渉縞の観察のための専用カメラを設
け、前述の如く光学手段とミラーを光路中に挿脱させる
ことにより、優れた画質での干渉縞の観察と高精度なヘ
テロダイン位相測定を光をロスすることなくスムーズに
切り替えることができる等の特長を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1の要部概略図
【図2】 本発明の実施例2の要部概略図
【図3】 従来の光ヘテロダイン干渉装置の概略図
【符号の説明】
1 光源手段 2 偏光ビームスプリッター 3 1/2波長板 4 アブソーバ 5 ビームエキスパンダ 6 偏光ビームスプリッター 7a,7b 1/4波長板 8 参照平面ミラー 9 コリメーターレンズ 10 被測定物 11 偏光板 12 ミラー 13 ビームスプリッター 14a 集光レンズ 14b CCDカメラ 15 TVモニター 16 第1検出手段 17 ピンホール板 18a 集光レンズ 18b 第2検出手段 19 位相測定回路 20 コンピュータ 200,202 光学手段 201 干渉縞観察装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源手段より出射した周波数の異なる第
    1光波と第2光波のうち偏光ビームスプリッターを介し
    て一方の光波を被測定物に入射させて測定光波を得、他
    方の光波を参照面を介して参照光波を得た後、該偏光ビ
    ームスプリッターで双方の光波を合成し、該合成した双
    方の光波に基づく干渉光波よりビート信号を得て、この
    うち一方のビート信号を第1検出手段で検出し、他方の
    ビート信号を第2検出手段で検出し、該第1、第2検出
    手段で得られる信号を利用して、該測定光波の光学的位
    相変化を検出する際、該光源手段と該偏光ビームスプリ
    ッターとの間の光路中に所定面上で干渉縞を観察するこ
    とができるようにした光学手段を挿脱可能に設けたこと
    を特徴とする光ヘテロダイン干渉装置。
  2. 【請求項2】 前記光学手段は前記光源手段から出射し
    た周波数の異なる第1光波と第2光波のうち一方の光波
    のみを通過させる光学的作用を有していることを特徴と
    する請求項1の光ヘテロダイン干渉装置。
  3. 【請求項3】 前記光学手段は偏光ビームスプリッター
    又は偏光板を有していることを特徴とする請求項2の光
    ヘテロダイン干渉装置。
  4. 【請求項4】 前記干渉光波の光路中に該干渉光波を用
    いて干渉縞を観察するようにした干渉縞観察手段を設
    け、前記光学手段の光路中への挿着に同期させて該干渉
    縞観察手段に該干渉光波を導光する導光部材を光路中に
    挿着するようにしたことを特徴とする請求項1の光ヘテ
    ロダイン干渉装置。
JP18025991A 1991-06-25 1991-06-25 光ヘテロダイン干渉装置 Pending JPH051969A (ja)

Priority Applications (2)

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