JPH05193580A - ヘリコプタの振動軽減装置 - Google Patents
ヘリコプタの振動軽減装置Info
- Publication number
- JPH05193580A JPH05193580A JP732492A JP732492A JPH05193580A JP H05193580 A JPH05193580 A JP H05193580A JP 732492 A JP732492 A JP 732492A JP 732492 A JP732492 A JP 732492A JP H05193580 A JPH05193580 A JP H05193580A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vibration
- isolator
- helicopter
- main rotor
- attached
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B64—AIRCRAFT; AVIATION; COSMONAUTICS
- B64C—AEROPLANES; HELICOPTERS
- B64C27/00—Rotorcraft; Rotors peculiar thereto
- B64C27/001—Vibration damping devices
- B64C2027/002—Vibration damping devices mounted between the rotor drive and the fuselage
Landscapes
- Vibration Prevention Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明はヘリコプタ機体のあらゆる部分のどの
方向の振動も極めて小さくすることの出来る振動軽減装
置を提供することを目的とする。 【構成】図1に示すように機体6と主ロータ・ハウジン
グ100との間にアイソレータ1を挿入し、主ロータ・
ハウジング100とヘリコプタ機体6のアイソレータ1
との結合部分に変位センサ2を配置し、相対変位を検知
するとともに、微分器3の操作によって、アイソレータ
挿入部の相対速度を感知し、コントローラ4によってア
イソレータ1の減衰力を周期的に変化させることにより
ヘリコプタ機体の振動を大幅に低減することを特徴とす
る。
方向の振動も極めて小さくすることの出来る振動軽減装
置を提供することを目的とする。 【構成】図1に示すように機体6と主ロータ・ハウジン
グ100との間にアイソレータ1を挿入し、主ロータ・
ハウジング100とヘリコプタ機体6のアイソレータ1
との結合部分に変位センサ2を配置し、相対変位を検知
するとともに、微分器3の操作によって、アイソレータ
挿入部の相対速度を感知し、コントローラ4によってア
イソレータ1の減衰力を周期的に変化させることにより
ヘリコプタ機体の振動を大幅に低減することを特徴とす
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はヘリコプタのロータに起
因する振動を軽減するための振動軽減装置に関する。
因する振動を軽減するための振動軽減装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の振動軽減装置を図15〜図18に
示す。
示す。
【0003】図15に示すものはおもり12とばね13
から構成される吸振器11を1個または複数個、ヘリコ
プタ機体6に取り付けることにより、ロータで発生し、
機体に伝達されてくる振動を吸振器の運動エネルギに変
換し、吸振させようとするものである。
から構成される吸振器11を1個または複数個、ヘリコ
プタ機体6に取り付けることにより、ロータで発生し、
機体に伝達されてくる振動を吸振器の運動エネルギに変
換し、吸振させようとするものである。
【0004】図16は主ロータの上部に主ロータと一緒
に回転する支持架42とおもり12を配置し、主ロータ
に発生した主ロータの回転面内の振動成分と回転遠心力
場内のおもり12の剛体振子としての共振周波数を一致
させることにより、主ロータ回転面内の振動エネルギを
おもり12の運動エネルギに変換し、振動を吸収させよ
うとするものである。
に回転する支持架42とおもり12を配置し、主ロータ
に発生した主ロータの回転面内の振動成分と回転遠心力
場内のおもり12の剛体振子としての共振周波数を一致
させることにより、主ロータ回転面内の振動エネルギを
おもり12の運動エネルギに変換し、振動を吸収させよ
うとするものである。
【0005】図17は主ロータの非回転部分である主ロ
ータ・ハウジング100の下方部分を、支持ロッド8、
ばね13、ダンパ52を介してヘリコプタ機体6に結合
することにより、主ロータに発生した振動をばね13に
よる絶縁作用とダンパ52による吸収作用でヘリコプタ
機体への伝播を防止するものである。この方法によれば
ヘリコプタ機体に固定した座標系に対し主ロータに発生
する振動のロール方向とピッチ方向成分が軽減される。
ータ・ハウジング100の下方部分を、支持ロッド8、
ばね13、ダンパ52を介してヘリコプタ機体6に結合
することにより、主ロータに発生した振動をばね13に
よる絶縁作用とダンパ52による吸収作用でヘリコプタ
機体への伝播を防止するものである。この方法によれば
ヘリコプタ機体に固定した座標系に対し主ロータに発生
する振動のロール方向とピッチ方向成分が軽減される。
【0006】図18は主ロータ・ハウジング100をピ
ボット45と油圧アクチュエータ46を介して機体フレ
ーム51に取付け、主ロータ・ハウジング側と機体フレ
ーム側の両方にセンサ44を配置し、その信号によって
油圧アクチュエータ46の運動をコントローラ4によっ
て制御を行なうものである。また、油圧アクチュエータ
46にはサーボバルブ48が取付けられており、コント
ローラ4の出力信号に基づいて油圧源49から供給され
る油圧流量の入切操作をサーボバルブ48によって行な
うものである。
ボット45と油圧アクチュエータ46を介して機体フレ
ーム51に取付け、主ロータ・ハウジング側と機体フレ
ーム側の両方にセンサ44を配置し、その信号によって
油圧アクチュエータ46の運動をコントローラ4によっ
て制御を行なうものである。また、油圧アクチュエータ
46にはサーボバルブ48が取付けられており、コント
ローラ4の出力信号に基づいて油圧源49から供給され
る油圧流量の入切操作をサーボバルブ48によって行な
うものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上に示した従来の振
動軽減装置については、それぞれ、次に示すような欠点
がある。
動軽減装置については、それぞれ、次に示すような欠点
がある。
【0008】図15に示すものは、主ロータに発生した
振動がヘリコプタ機体に伝わった後、機体の各所に取付
けられた吸振器11によって振動エネルギを吸収するた
め、取付けられた機体部分の振動の状態、すなわち、ど
の程度の大きさで、どちらの方向に振れているかと云う
状態に応じて効果が左右され、ヘリコプタ機体の構造及
び装備品の配置から吸振器11の取り付け箇所が制限さ
れることが多く、最適位置への配置がむずかしい。その
上、吸振器11は原理的に1方向の振動を吸収するもの
であり、ヘリコプタ機体に伝達された振動は機体構造が
複雑なため、空間的に3次元のそれぞれの方向に成分を
有することとなり、1方向のみでは効果が小さくなる。
すなわち、この方式の振動軽減装置は、吸振器11に要
する質量に比して、振動軽減効果は余り大きいものでは
ない。
振動がヘリコプタ機体に伝わった後、機体の各所に取付
けられた吸振器11によって振動エネルギを吸収するた
め、取付けられた機体部分の振動の状態、すなわち、ど
の程度の大きさで、どちらの方向に振れているかと云う
状態に応じて効果が左右され、ヘリコプタ機体の構造及
び装備品の配置から吸振器11の取り付け箇所が制限さ
れることが多く、最適位置への配置がむずかしい。その
上、吸振器11は原理的に1方向の振動を吸収するもの
であり、ヘリコプタ機体に伝達された振動は機体構造が
複雑なため、空間的に3次元のそれぞれの方向に成分を
有することとなり、1方向のみでは効果が小さくなる。
すなわち、この方式の振動軽減装置は、吸振器11に要
する質量に比して、振動軽減効果は余り大きいものでは
ない。
【0009】図16に示すものは、主ロータの回転面内
の振動を吸収させるのみである。その上、主ロータのメ
ーンブレード5から生ずる振動はメーンブレードの回転
角とともに変化するが、吸振器11は主ロータの回転と
共に一定の回転速度でまわり、おもり12も等質量のも
のがまわるため、メーンブレードの回転と共に変動する
振動エネルギを完全に吸収し得ない。すなわち、この方
式のものも振動軽減には限度があって良好な効果は期待
できない。
の振動を吸収させるのみである。その上、主ロータのメ
ーンブレード5から生ずる振動はメーンブレードの回転
角とともに変化するが、吸振器11は主ロータの回転と
共に一定の回転速度でまわり、おもり12も等質量のも
のがまわるため、メーンブレードの回転と共に変動する
振動エネルギを完全に吸収し得ない。すなわち、この方
式のものも振動軽減には限度があって良好な効果は期待
できない。
【0010】また、図17に示すものは主ロータに生ず
る振動成分のうち、上下方向のものは支持ロッド8を介
してそのまま伝達される上に、ダンパ52による減衰力
が常に作用するために、ばね13による振動絶縁効果が
減じられ、主ロータからヘリコプタ機体6に伝達される
加振力を一定値以上にすることができない。そのため、
ある限度以上の振動軽減効果を期待することができな
い。
る振動成分のうち、上下方向のものは支持ロッド8を介
してそのまま伝達される上に、ダンパ52による減衰力
が常に作用するために、ばね13による振動絶縁効果が
減じられ、主ロータからヘリコプタ機体6に伝達される
加振力を一定値以上にすることができない。そのため、
ある限度以上の振動軽減効果を期待することができな
い。
【0011】最後に図18に示すものは原理的には主ロ
ータに生じた振動の上下及び水平方向の成分を絶縁、吸
収し得る機能を有するが、油圧アクチュエータ46には
主ロータに発生した揚力も推力も直接作用するため、強
度上、頑丈なものにする必要がある。また、振動軽減装
置の故障時にも主ロータが正常に機能し、安全に飛行を
継続できるような配慮が必要であり、振動軽減装置の信
頼性を確保するために、センサ44、サーボバルブ4
8、コントローラ4等に冗長性を持たせた設計が必要な
ため、振動軽減装置としては非常に複雑で大掛りなもの
となる。そのため装置の質量が過大となり、製造コスト
も整備コストも大になるという問題を有している。本発
明はこれらの問題を解決するヘリコプタの振動軽減装置
を提供することを目的とする。
ータに生じた振動の上下及び水平方向の成分を絶縁、吸
収し得る機能を有するが、油圧アクチュエータ46には
主ロータに発生した揚力も推力も直接作用するため、強
度上、頑丈なものにする必要がある。また、振動軽減装
置の故障時にも主ロータが正常に機能し、安全に飛行を
継続できるような配慮が必要であり、振動軽減装置の信
頼性を確保するために、センサ44、サーボバルブ4
8、コントローラ4等に冗長性を持たせた設計が必要な
ため、振動軽減装置としては非常に複雑で大掛りなもの
となる。そのため装置の質量が過大となり、製造コスト
も整備コストも大になるという問題を有している。本発
明はこれらの問題を解決するヘリコプタの振動軽減装置
を提供することを目的とする。
【0012】
(第1の手段)
【0013】本発明に係るヘリコプタの振動軽減装置
は、主ロータ・ハウジング100の上部を複数の支持ロ
ッド8により、下部を複数のアイソレータ1を介して機
体6に取り付けたヘリコプタにおいて、アイソレータ1
と変位センサ2と微分器3とコントローラ4を具備し、
前記変位センサ2は、アイソレータ1の取付部の変位を
検出して検出信号をコントローラ4に出力し、前記微分
器3はアイソレータ取付部の相対速度を算出して算出信
号をコントローラ4に出力し、前記コントローラ4はア
イソレータ1に制御信号を出力してアイソレータ1の動
作をコントロールすることを特徴とする。 (第2の手段)
は、主ロータ・ハウジング100の上部を複数の支持ロ
ッド8により、下部を複数のアイソレータ1を介して機
体6に取り付けたヘリコプタにおいて、アイソレータ1
と変位センサ2と微分器3とコントローラ4を具備し、
前記変位センサ2は、アイソレータ1の取付部の変位を
検出して検出信号をコントローラ4に出力し、前記微分
器3はアイソレータ取付部の相対速度を算出して算出信
号をコントローラ4に出力し、前記コントローラ4はア
イソレータ1に制御信号を出力してアイソレータ1の動
作をコントロールすることを特徴とする。 (第2の手段)
【0014】本発明に係るヘリコプタの振動軽減装置
は、主ロータ・ハウジング100を複数の支持ロッド8
により梁9に取付け、該梁9を結合金具10を介して機
体に取付けたヘリコプタにおいて、吸収器11を具備
し、
は、主ロータ・ハウジング100を複数の支持ロッド8
により梁9に取付け、該梁9を結合金具10を介して機
体に取付けたヘリコプタにおいて、吸収器11を具備
し、
【0015】前記吸収器11は、梁9の両端に配置し、
主ロータの軽減したい振動成分の周波数と前記取付状態
における共振用周波数を一致させるとともに、前記支持
ロッド8を前記梁9の共振振動モードの節の位置以外に
取付け、前記結合金具10を前記梁9の共振振動モード
の節の位置に取付けることを特徴とする。
主ロータの軽減したい振動成分の周波数と前記取付状態
における共振用周波数を一致させるとともに、前記支持
ロッド8を前記梁9の共振振動モードの節の位置以外に
取付け、前記結合金具10を前記梁9の共振振動モード
の節の位置に取付けることを特徴とする。
【0016】
【作用】最初に、アイソレータ1とこれに関係する構成
装置の作用について説明する。x0 ,x1 、をそれぞれ
主ロータ・ハウジング100の座標、ヘリコプタ機体6
のアイソレータ1取付部の座標とし、ある周波数におけ
るそれぞれの変位、速度を考え、相対変位と相対速度の
様子を記述したものを図12に示す。ここで、おもり1
2に作用するばね力は相対変位Δxに、減衰力は相対速
度に比例し、また、ばね力はΔxが正の時に上向きに、
減衰力も相対速度が正の時に上向きに作用することに着
目する。区間aとcではばね力と減衰力の向きが反対の
ため、それらの力を相殺するためにダンパの減衰が大き
くなるように、また、区間bとdではばね力と減衰力が
同じ向きのため、ダンパの減衰をできるだけ、小さくす
ることによってその和を減らすように作用させる。以上
の操作によって図12に示すおもり12に作用する加振
力を大幅に減ずることができるので、図8に示すような
アイソレータを取付け、図13のブロック線図に示す構
成で上記に示す動作を行なうことにより主ロータの有す
る横方向の振動を効率的に減ずることができる。次に、
梁9を挿入することによる作用を図4を参照しながら説
明する。図4は梁9の力学モデルを示す。
装置の作用について説明する。x0 ,x1 、をそれぞれ
主ロータ・ハウジング100の座標、ヘリコプタ機体6
のアイソレータ1取付部の座標とし、ある周波数におけ
るそれぞれの変位、速度を考え、相対変位と相対速度の
様子を記述したものを図12に示す。ここで、おもり1
2に作用するばね力は相対変位Δxに、減衰力は相対速
度に比例し、また、ばね力はΔxが正の時に上向きに、
減衰力も相対速度が正の時に上向きに作用することに着
目する。区間aとcではばね力と減衰力の向きが反対の
ため、それらの力を相殺するためにダンパの減衰が大き
くなるように、また、区間bとdではばね力と減衰力が
同じ向きのため、ダンパの減衰をできるだけ、小さくす
ることによってその和を減らすように作用させる。以上
の操作によって図12に示すおもり12に作用する加振
力を大幅に減ずることができるので、図8に示すような
アイソレータを取付け、図13のブロック線図に示す構
成で上記に示す動作を行なうことにより主ロータの有す
る横方向の振動を効率的に減ずることができる。次に、
梁9を挿入することによる作用を図4を参照しながら説
明する。図4は梁9の力学モデルを示す。
【0017】梁9の共振周波数と遮断したい主ロータの
振動周波数が一致するように、梁9の諸元と吸振器のお
もり17、ばね18の諸元を選ぶ。このように設定した
状態で梁9の節の位置で梁9と機体を結合すれば、ロー
タに発生し支持ロッド8、梁9を伝播してきた加振力は
ヘリコプタ機体に対し仕事をしないので、その加振力は
ヘリコプタ機体に振動を起こさせることができない。な
お、梁9に吸振器11を取付けるのは、機体との結合金
具10を取付ける位置を実用的な場所に選ぶため、すな
わち、取付け間隔を余りにも小さくしないことと、梁9
の長さを実用的な範囲に収めるためである。
振動周波数が一致するように、梁9の諸元と吸振器のお
もり17、ばね18の諸元を選ぶ。このように設定した
状態で梁9の節の位置で梁9と機体を結合すれば、ロー
タに発生し支持ロッド8、梁9を伝播してきた加振力は
ヘリコプタ機体に対し仕事をしないので、その加振力は
ヘリコプタ機体に振動を起こさせることができない。な
お、梁9に吸振器11を取付けるのは、機体との結合金
具10を取付ける位置を実用的な場所に選ぶため、すな
わち、取付け間隔を余りにも小さくしないことと、梁9
の長さを実用的な範囲に収めるためである。
【0018】吸振器のおもり17とばね18がなけれ
ば、この部分に大きな質量を搭載するか、または、梁を
非常に長くしないと機体結合部20の間隔を適当な長さ
に選ぶことができない。
ば、この部分に大きな質量を搭載するか、または、梁を
非常に長くしないと機体結合部20の間隔を適当な長さ
に選ぶことができない。
【0019】また、吸振器をおもり17とばね18で構
成し、梁9の共振周波数でこのおもりのとばねからなる
系も共振状態とすることにより、おもり17に大きな慣
性力を生じさせ梁9の力をバランスさせる。
成し、梁9の共振周波数でこのおもりのとばねからなる
系も共振状態とすることにより、おもり17に大きな慣
性力を生じさせ梁9の力をバランスさせる。
【0020】そのため、本発明の振動軽減装置は主ロー
タを振動源とする振動をヘリコプタ機体6に伝達しない
ようにするとともに、あらゆる方向の振動成分に対処で
き、振動絶縁度合いも大きいためヘリコプタ機体6の振
動軽減が効率良くできる。別の見方をすれば、同一の振
動軽減を達成させるための装置の質量を従来のものに比
し小さく抑えることができる。したがって、製造コス
ト、整備コストも小さくて済み、信頼性も高くできる。
タを振動源とする振動をヘリコプタ機体6に伝達しない
ようにするとともに、あらゆる方向の振動成分に対処で
き、振動絶縁度合いも大きいためヘリコプタ機体6の振
動軽減が効率良くできる。別の見方をすれば、同一の振
動軽減を達成させるための装置の質量を従来のものに比
し小さく抑えることができる。したがって、製造コス
ト、整備コストも小さくて済み、信頼性も高くできる。
【0021】
【実施例】本発明の実施例を図1〜図14に示す。 (第1実施例)本発明の第1実施例を図1、図2、図
8、図9及び図14に示す。図1は第1実施例に係る振
動軽減装置のアイソレータ部の構成図を示す。
8、図9及び図14に示す。図1は第1実施例に係る振
動軽減装置のアイソレータ部の構成図を示す。
【0022】図1に示すように主ロータ・ハウジング1
00をアイソレータ1及び支持ロッド8を4本介してヘ
リコプタ機体6に取付ける。そして、アイソレータ1の
取付部分の主ロータ・ハウジング側と機体側の相対変位
を感知するために、それぞれの側に変位センサ2を取付
ける。前記アイソレータ1と変位センサ2を組み合わせ
て4か所に配置し、主ロータにより主ロータ・ハウジン
グ100の横方向に生ずる振動を変位センサ2による相
対変位と微分器3の操作による相対速度信号を用いて検
出し、コントローラ4によりアイソレータ1の動作を制
御する。
00をアイソレータ1及び支持ロッド8を4本介してヘ
リコプタ機体6に取付ける。そして、アイソレータ1の
取付部分の主ロータ・ハウジング側と機体側の相対変位
を感知するために、それぞれの側に変位センサ2を取付
ける。前記アイソレータ1と変位センサ2を組み合わせ
て4か所に配置し、主ロータにより主ロータ・ハウジン
グ100の横方向に生ずる振動を変位センサ2による相
対変位と微分器3の操作による相対速度信号を用いて検
出し、コントローラ4によりアイソレータ1の動作を制
御する。
【0023】次に、アイソレータ1の構造と動作を図8
を用いて説明する。図8に示すアイソレータは中央にピ
ストン32を有し、シリンダ53とアイソレータ・ケー
シング36内にはシリコン・オイル35が充填されてい
る。また、シリンダ53の上方と下方の2箇所にはシリ
コン・オイル35の流通口があけられている。アイソレ
ータ・ケーシング36とシリンダ53の中間部分にはバ
ルブ26が配置されており、ピストン32の円板部分に
は流体抵抗を生じさせるためのオリフィス31が多数あ
けられている。また、ばね力を得るためにアイソレータ
・ケーシング36の外側にコイルばね21が取付けられ
ており、ピストン32につながる結合端子Aとアイソレ
ータ・ケーシング36及びシリンダ53に結合している
結合端子Bにコイルばね21の両端が取付けられてい
る。図8のアイソレータの原理を模式的に説明したもの
が図9である。すなわち、バルブ26の閉状態ではピス
トン32の運動に伴うシリコン・オイル35の移動はオ
リフィス31を通過せねばならないため、抵抗が大き
い。従って大きな減衰力が得られる。一方、バルブが開
となるとバルブ部分がバイパス流路となるためシリコン
オイルの移動は容易となり、ピストン32の運動に伴う
抵抗は非常に小さくなる。その結果、非常に小さな減衰
力しか得られないことになる。また、バルブ26の開閉
動作は図14のように、相対変位と相対速度の正負の符
号の組み合わせにより行なう。
を用いて説明する。図8に示すアイソレータは中央にピ
ストン32を有し、シリンダ53とアイソレータ・ケー
シング36内にはシリコン・オイル35が充填されてい
る。また、シリンダ53の上方と下方の2箇所にはシリ
コン・オイル35の流通口があけられている。アイソレ
ータ・ケーシング36とシリンダ53の中間部分にはバ
ルブ26が配置されており、ピストン32の円板部分に
は流体抵抗を生じさせるためのオリフィス31が多数あ
けられている。また、ばね力を得るためにアイソレータ
・ケーシング36の外側にコイルばね21が取付けられ
ており、ピストン32につながる結合端子Aとアイソレ
ータ・ケーシング36及びシリンダ53に結合している
結合端子Bにコイルばね21の両端が取付けられてい
る。図8のアイソレータの原理を模式的に説明したもの
が図9である。すなわち、バルブ26の閉状態ではピス
トン32の運動に伴うシリコン・オイル35の移動はオ
リフィス31を通過せねばならないため、抵抗が大き
い。従って大きな減衰力が得られる。一方、バルブが開
となるとバルブ部分がバイパス流路となるためシリコン
オイルの移動は容易となり、ピストン32の運動に伴う
抵抗は非常に小さくなる。その結果、非常に小さな減衰
力しか得られないことになる。また、バルブ26の開閉
動作は図14のように、相対変位と相対速度の正負の符
号の組み合わせにより行なう。
【0024】なお、図1に示すように、微分器3とコン
トローラ4はアイソレータ1とは別に離れた機体の機器
搭載区画等に配置される。次に共振梁による後半部分を
図2を参照しながら説明する。主ロータ・ハウジング1
00は4本の支持ロッド8により梁9に結合されてい
る。梁9は2本あり、それぞれの両端には吸振器11が
取付けられており、吸振器11はおもり12、ばね13
及びストッパ14とそれらを収納支持する吸振器ケーシ
ング101から構成されている。そして、梁9の共振振
動モード形の節の位置に機体との結合金具10を配置
し、ここでヘリコプタ機体6に結合させる。
トローラ4はアイソレータ1とは別に離れた機体の機器
搭載区画等に配置される。次に共振梁による後半部分を
図2を参照しながら説明する。主ロータ・ハウジング1
00は4本の支持ロッド8により梁9に結合されてい
る。梁9は2本あり、それぞれの両端には吸振器11が
取付けられており、吸振器11はおもり12、ばね13
及びストッパ14とそれらを収納支持する吸振器ケーシ
ング101から構成されている。そして、梁9の共振振
動モード形の節の位置に機体との結合金具10を配置
し、ここでヘリコプタ機体6に結合させる。
【0025】なお、図2ではアイソレータ1とこれに関
連する構成機器については図を繁雑化させないために省
略している。また、図2は梁9に対し上下方向の振動を
遮断することを前提にしたものとなっているが、梁9に
対し左右方向の振動を遮断する場合についても吸振器1
1の取付方向が変わるのみであり、まったく、同様の構
成によって対処することができる。 (第2実施例)
連する構成機器については図を繁雑化させないために省
略している。また、図2は梁9に対し上下方向の振動を
遮断することを前提にしたものとなっているが、梁9に
対し左右方向の振動を遮断する場合についても吸振器1
1の取付方向が変わるのみであり、まったく、同様の構
成によって対処することができる。 (第2実施例)
【0026】本発明の第2実施例を図3に示す。第2実
施例は第1実施例の図2において、梁9のかわりにカー
ボン・エポキシ複合材梁15を置き、両端の吸振器のう
ち、片端をエンジン16に置換えたものである。この場
合、エンジンは通常かなりの質量を有し、わざわざ吸振
器のばね18を配して振動に伴って発生する慣性力の増
幅工作を実施する必要が無いためエンジン16は複合材
梁15に直接取付けられている。 (第3実施例)本発明の第3実施例を図5及び図6に示
す。
施例は第1実施例の図2において、梁9のかわりにカー
ボン・エポキシ複合材梁15を置き、両端の吸振器のう
ち、片端をエンジン16に置換えたものである。この場
合、エンジンは通常かなりの質量を有し、わざわざ吸振
器のばね18を配して振動に伴って発生する慣性力の増
幅工作を実施する必要が無いためエンジン16は複合材
梁15に直接取付けられている。 (第3実施例)本発明の第3実施例を図5及び図6に示
す。
【0027】第3実施例は第1実施例の図2に示す吸振
器11の他の構成を示すものである。吸振器11は図5
に示すようにガイド棒102におもり12を通し、上下
円滑に動くように作られており、おもりの上下両端にコ
イルばね21を配し、これによって1自由度の振動系と
し、図2の梁9の共振周波数とほぼ等しい共振周波数に
なるようにコイルばね21とおもり12の諸元を選定す
る。また、図6はおもり12を4枚の板ばね22によっ
て支持したものであり、おもり12の大振幅時の衝突防
止にストッパ・ゴム23を配置したものである。 (第4実施例)本発明の第4実施例を図7に示す。
器11の他の構成を示すものである。吸振器11は図5
に示すようにガイド棒102におもり12を通し、上下
円滑に動くように作られており、おもりの上下両端にコ
イルばね21を配し、これによって1自由度の振動系と
し、図2の梁9の共振周波数とほぼ等しい共振周波数に
なるようにコイルばね21とおもり12の諸元を選定す
る。また、図6はおもり12を4枚の板ばね22によっ
て支持したものであり、おもり12の大振幅時の衝突防
止にストッパ・ゴム23を配置したものである。 (第4実施例)本発明の第4実施例を図7に示す。
【0028】図7は第1実施例の図1のアイソレータ1
の別の構成を示したもので、オリフィス付円板25がド
ーナツ状板ばね24によって支持され、内部にダンピン
グ・オイル27が充填される。シリンダ53にはバルブ
収納部30が取付けられており、バルブ26の開操作に
よってダンピング・オイル27が連結孔28を通ってバ
イパスできるようになっている。 (第5実施例)本発明の第5実施例を図10に示す。
の別の構成を示したもので、オリフィス付円板25がド
ーナツ状板ばね24によって支持され、内部にダンピン
グ・オイル27が充填される。シリンダ53にはバルブ
収納部30が取付けられており、バルブ26の開操作に
よってダンピング・オイル27が連結孔28を通ってバ
イパスできるようになっている。 (第5実施例)本発明の第5実施例を図10に示す。
【0029】図10は第1実施例の図1のアイソレータ
1の別の構成を示したものであり、2重シリンダ内にオ
リフィス付円板40とバルブ26、ダンピング・オイル
27があり、バルブの開操作によってダンピング・オイ
ルがバイパスできるように作られている。シリンダ53
の周囲には、より線コイルばね37が円周上に計8個配
置されており、より線コイルばね37はばね結合棒A3
8とばね結合棒B39に取付けられて結合端子A33と
結合端子B34の相対変位に対応してばね力が得られる
ようになっている。バルブ26の開閉操作は図14に示
す条件により行なわれる。
1の別の構成を示したものであり、2重シリンダ内にオ
リフィス付円板40とバルブ26、ダンピング・オイル
27があり、バルブの開操作によってダンピング・オイ
ルがバイパスできるように作られている。シリンダ53
の周囲には、より線コイルばね37が円周上に計8個配
置されており、より線コイルばね37はばね結合棒A3
8とばね結合棒B39に取付けられて結合端子A33と
結合端子B34の相対変位に対応してばね力が得られる
ようになっている。バルブ26の開閉操作は図14に示
す条件により行なわれる。
【0030】
【発明の効果】本発明は前述のように構成されているの
で、以下に記載するような効果を奏する。 (1)ヘリコプタ機体の振動を大幅に低減させることが
できる。
で、以下に記載するような効果を奏する。 (1)ヘリコプタ機体の振動を大幅に低減させることが
できる。
【0031】図11は本発明の振動軽減装置を適用した
場合と適用しない場合のヘリコプタ機体床面での振動の
様子を振動の周波数パルス図として模式的に示したもの
である。ヘリコプタの振動は主ロータの回転に伴って生
ずるものであるため、振動の周波数パルスは主ロータの
回転周波数の高調波成分で構成され、更にメーンブレー
ド5の枚数に関与した成分がその最大の大きさを与える
特徴を有する周期振動である。そのため図14に示すア
イソレータのバルブ開閉操作も周期的で簡単であり、ま
た、梁9の共振周波数の選定も容易なため、本発明の装
置は大きな振動軽減効果を有し、図11に示したように
ヘリコプタ機体の振動の大きさを大幅に低減させること
ができる。 (2)ヘリコプタ機体のあらゆる部分の、どの方向の振
動も極めて小さくすることができる。
場合と適用しない場合のヘリコプタ機体床面での振動の
様子を振動の周波数パルス図として模式的に示したもの
である。ヘリコプタの振動は主ロータの回転に伴って生
ずるものであるため、振動の周波数パルスは主ロータの
回転周波数の高調波成分で構成され、更にメーンブレー
ド5の枚数に関与した成分がその最大の大きさを与える
特徴を有する周期振動である。そのため図14に示すア
イソレータのバルブ開閉操作も周期的で簡単であり、ま
た、梁9の共振周波数の選定も容易なため、本発明の装
置は大きな振動軽減効果を有し、図11に示したように
ヘリコプタ機体の振動の大きさを大幅に低減させること
ができる。 (2)ヘリコプタ機体のあらゆる部分の、どの方向の振
動も極めて小さくすることができる。
【0032】本発明の装置は振動源である主ロータから
ヘリコプタ機体6に振動が伝わらないようにしたもので
あり、さらに、空間的なあらゆる方向の振動にも適確に
対処することができるため、ヘリコプタ機体6のあらゆ
る部分のどの方向の振動も極めて小さくすることができ
る。すなわち、従来の技術と対比すると、図15及び図
16に示す従来装置の欠点すなわち対処できる振動の方
向が限定され、軽減効果も余り大きなものが得られない
と云う欠点が全て解消される。
ヘリコプタ機体6に振動が伝わらないようにしたもので
あり、さらに、空間的なあらゆる方向の振動にも適確に
対処することができるため、ヘリコプタ機体6のあらゆ
る部分のどの方向の振動も極めて小さくすることができ
る。すなわち、従来の技術と対比すると、図15及び図
16に示す従来装置の欠点すなわち対処できる振動の方
向が限定され、軽減効果も余り大きなものが得られない
と云う欠点が全て解消される。
【0033】また、図17の従来装置と対比してもアイ
ソレータ1による振動絶縁効果は従来の装置よりかなり
大きく、その上、梁9によって上下方向の振動成分も遮
断するため振動の著しい軽減が得られる。次に、図18
のものと対比した場合、装置の可動部であるアイソレー
タ1には主ロータに発生する揚力や推力のような大きな
力が入っていないので、すなわち、本発明の装置ではこ
れらは支持ロッド8で受持つので、アイソレータ1の強
度を図18の油圧アクチュエータ46のように頑強に作
る必要がない。 (3)軽量で製造コスト、整備コストも安価にできる。
ソレータ1による振動絶縁効果は従来の装置よりかなり
大きく、その上、梁9によって上下方向の振動成分も遮
断するため振動の著しい軽減が得られる。次に、図18
のものと対比した場合、装置の可動部であるアイソレー
タ1には主ロータに発生する揚力や推力のような大きな
力が入っていないので、すなわち、本発明の装置ではこ
れらは支持ロッド8で受持つので、アイソレータ1の強
度を図18の油圧アクチュエータ46のように頑強に作
る必要がない。 (3)軽量で製造コスト、整備コストも安価にできる。
【0034】アイソレータ1の作動システムが故障して
も単に減衰力の伝達量が固定されるか、変動するのみで
あり、すなわち振動軽減効果が低下するのみであり、ヘ
リコプタの飛行安全を左右するような事態を生じさせな
い。従って、図13に示すアイソレータ1の作動システ
ムに高度の冗長性を持たせる必要もなく、また、油圧源
49も必要としない。そのため、軽量で製造コストと整
備コストが小で信頼性の高い振動軽減装置を提供するこ
とができる。
も単に減衰力の伝達量が固定されるか、変動するのみで
あり、すなわち振動軽減効果が低下するのみであり、ヘ
リコプタの飛行安全を左右するような事態を生じさせな
い。従って、図13に示すアイソレータ1の作動システ
ムに高度の冗長性を持たせる必要もなく、また、油圧源
49も必要としない。そのため、軽量で製造コストと整
備コストが小で信頼性の高い振動軽減装置を提供するこ
とができる。
【図1】本発明の第1実施例に係る振動軽減装置のアイ
ソレータ部の構成図。
ソレータ部の構成図。
【図2】本発明の第1実施例に係る振動軽減装置の共振
梁部の構成図。
梁部の構成図。
【図3】本発明の第2実施例に係る振動軽減装置の共振
梁部の構成図。
梁部の構成図。
【図4】本発明の振動軽減装置の共振梁部の原理説明
図。
図。
【図5】本発明の第3実施例の吸振器(その1)を示す
図。
図。
【図6】本発明の第3実施例の吸振器(その2)を示す
図。
図。
【図7】本発明の第4実施例のアイソレータを示す図。
【図8】本発明の第1実施例のアイソレータの詳細構成
図。
図。
【図9】図8のアイソレータの原理説明図。
【図10】本発明の第5実施例のアイソレータを示す
図。
図。
【図11】ヘリコプタの機体振動の周波数スペクトルを
示す説明図。
示す説明図。
【図12】アイソレータの運動とバルブの開閉の関係を
示す説明図。
示す説明図。
【図13】アイソレータの制御ブロック線図。
【図14】アイソレータの運動とバルブの開閉操作の関
係を示す図。
係を示す図。
【図15】従来の振動軽減装置の例1を示す図。
【図16】従来の振動軽減装置の例2を示す図。
【図17】従来の振動軽減装置の例3を示す図。
【図18】従来の振動軽減装置の例4を示す図。
1…アイソレータ、2…変位センサ、3…微分器、4…
コントローラ、5…メーンブレード、6…ヘリコプタ機
体、7…主ロータシャフト、8…支持ロッド、9…梁、
10…結合金具、11…吸振器、12…おもり、13…
ばね、14…ストッパ、15…カーボン・エポキシ複合
材梁、16…エンジン、17…吸振器のおもり、18…
吸振器のばね、19…梁上部に積載されたメーンブレー
ド等の質量、20…機体結合部、21…コイルばね、2
2…板ばね、23…ストッパ・ゴム、24…ドーナツ状
板ばね、25…オリフィス付円板、26…バルブ、27
…ダンピング・オイル、28…連結孔、29…結合端
子、30…バルブ収納部、31…オリフィス、32…ピ
ストン、33…結合端子A、34…結合端子B、35…
シリコン・オイル、36…アイソレータ・ケーシング、
37…より線コイルばね、38…ばね結合棒A、39…
ばね結合棒B、40…オリフィス付円板、41…アイソ
レータ本体、42…支持架、43…ギア・ボックス、4
4…センサ、45…ピボット、46…油圧アクチュエー
タ、47…油圧アクチュエータ・ピストン、48…サー
ボバルブ、49…油圧源、50…ギア・ボックス、51
…機体フレーム、52…ダンパ、53…シリンダ、10
0…主ロータ・ハウジング、101…吸振器ケーシン
グ、102…ガイド棒。
コントローラ、5…メーンブレード、6…ヘリコプタ機
体、7…主ロータシャフト、8…支持ロッド、9…梁、
10…結合金具、11…吸振器、12…おもり、13…
ばね、14…ストッパ、15…カーボン・エポキシ複合
材梁、16…エンジン、17…吸振器のおもり、18…
吸振器のばね、19…梁上部に積載されたメーンブレー
ド等の質量、20…機体結合部、21…コイルばね、2
2…板ばね、23…ストッパ・ゴム、24…ドーナツ状
板ばね、25…オリフィス付円板、26…バルブ、27
…ダンピング・オイル、28…連結孔、29…結合端
子、30…バルブ収納部、31…オリフィス、32…ピ
ストン、33…結合端子A、34…結合端子B、35…
シリコン・オイル、36…アイソレータ・ケーシング、
37…より線コイルばね、38…ばね結合棒A、39…
ばね結合棒B、40…オリフィス付円板、41…アイソ
レータ本体、42…支持架、43…ギア・ボックス、4
4…センサ、45…ピボット、46…油圧アクチュエー
タ、47…油圧アクチュエータ・ピストン、48…サー
ボバルブ、49…油圧源、50…ギア・ボックス、51
…機体フレーム、52…ダンパ、53…シリンダ、10
0…主ロータ・ハウジング、101…吸振器ケーシン
グ、102…ガイド棒。
Claims (2)
- 【請求項1】 主ロータ・ハウジング(100)の上部
を複数の支持ロッド(8)により、下部を複数のアイソ
レータ(1)を介して機体(6)“に取り付けたヘリコ
プタにおいて、アイソレータ(1)と変位センサ(2)
と微分器(3)とコントローラ(4)を具備し、 前記変位センサ(2)は、アイソレータ(1)の取付部
の変位を検出して検出信号をコントローラ(4)に出力
し、 前記微分器(3)はアイソレータ取付部の相対速度を算
出して算出信号をコントローラ(4)に出力し、 前記コントローラ(4)はアイソレータ(1)に制御信
号を出力してアイソレータ(1)の動作をコントロール
することを特徴とするヘリコプタの振動軽減装置。 - 【請求項2】 主ロータ・ハウジング(100)を複数
の支持ロッド(8)により梁(9)に取付け、該梁
(9)を結合金具(10)を介して機体に取付けたヘリ
コプタにおいて、吸収器(11)を具備し、 前記吸収器(11)は、梁(9)の両端に配置し、主ロ
ータの軽減したい振動成分の周波数と前記取付状態にお
ける共振用周波数を一致させるとともに、前記支持ロッ
ド(8)を前記梁(9)の共振振動モードの節の位置以
外に取付け、前記結合金具(10)を前記梁(9)の共
振振動モードの節の位置に取付けることを特徴とするヘ
リコプタの振動軽減装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP732492A JPH05193580A (ja) | 1992-01-20 | 1992-01-20 | ヘリコプタの振動軽減装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP732492A JPH05193580A (ja) | 1992-01-20 | 1992-01-20 | ヘリコプタの振動軽減装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05193580A true JPH05193580A (ja) | 1993-08-03 |
Family
ID=11662791
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP732492A Withdrawn JPH05193580A (ja) | 1992-01-20 | 1992-01-20 | ヘリコプタの振動軽減装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05193580A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007015681A (ja) * | 2005-05-16 | 2007-01-25 | Agusta Spa | 改良型振動制御装置を備えたヘリコプタ |
KR20180009706A (ko) * | 2016-07-19 | 2018-01-29 | 에어버스 헬리콥터스 | 공진기와, 그러한 공진기가 제공된 항공기 |
CN115535215A (zh) * | 2022-09-22 | 2022-12-30 | 成都市鸿侠科技有限责任公司 | 带有减振降噪机构的飞机翼尖 |
-
1992
- 1992-01-20 JP JP732492A patent/JPH05193580A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007015681A (ja) * | 2005-05-16 | 2007-01-25 | Agusta Spa | 改良型振動制御装置を備えたヘリコプタ |
KR20180009706A (ko) * | 2016-07-19 | 2018-01-29 | 에어버스 헬리콥터스 | 공진기와, 그러한 공진기가 제공된 항공기 |
CN115535215A (zh) * | 2022-09-22 | 2022-12-30 | 成都市鸿侠科技有限责任公司 | 带有减振降噪机构的飞机翼尖 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990408 |