JPH05189137A

JPH05189137A - 計算機用コマンド入力装置

Info

Publication number: JPH05189137A
Application number: JP551492A
Authority: JP
Inventors: Tetsuya Okamura; 哲也岡村
Original assignee: Sumitomo Heavy Industries Ltd
Current assignee: Sumitomo Heavy Industries Ltd
Priority date: 1992-01-16
Filing date: 1992-01-16
Publication date: 1993-07-30

Abstract

(57)【要約】【目的】分解能が高く、操作性に優れた計算機用コマ
ンド入力装置を提供する。【構成】ディスプレイ５を備えた計算機１にコマンド
を入力するための計算機用コマンド入力装置において、
ディスプレイ５の画面前方に形成された所定の直方体を
呈する検出空間１０の互いに直交する側面にそれぞれ対
向配設され、検出空間１０内に挿入された物体を撮像し
てそれぞれ画像信号２１および３１を出力するカメラ２
および３と、画像信号２１および３１に基づいて物体の
ディスプレイ５の画面に最近な部位の座標を示す指先位
置信号４１ａを計算機１に出力する３次元位置検出部４
とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、計算機等のコンピュー
タ機器へコマンドを入力するためのコマンド入力装置に
関する。

【０００２】

【従来の技術】計算機へコマンドあるいはデータを入力
するための入力装置としては、キーボード、ライトペ
ン、タッチパネルおよびマウス（トラックボール）等が
知られている。このうち、タッチパネルは、計算機の備
えるディスプレイ画面上において、計算機の操作者の指
先が接触した部位（点）を検知しこの部位に対応するソ
フトウエアメニューを選択するものである。これは、入
力操作が比較的簡単な点、および、操作遂行不行が指先
の感触で認識できる点で優れている。また、マウスは、
画面上に表示されるポインティングカーソルを移動、指
示させてメニューを選択するものである。これは、画面
上においてカーソルにより比較的詳細に指示できるた
め、分解能は比較的高い（例えば、数ｍｍ四方以下）と
いう利点がある。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかし、タッチパネル
は、操作者の指の大きさや視点差等により、メニュー選
択の分解能は比較的低い（例えば、１〜２ｃｍ四方）と
いう問題点がある。

【０００４】また、マウスは、操作遂行不行の認識が視
覚のみによる点、および、カーソルを移動させるために
はマウスを動かすという間接的操作が必要な点から操作
性は劣る。

【０００５】本発明の課題は、分解能が高く、操作性に
優れたコマンド入力装置を提供することである。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本発明によれば、ディス
プレイを備えた計算機にコマンドを入力するための計算
機用コマンド入力装置において、前記ディスプレイの画
面前方に形成された所定の直方体を呈する検出空間内の
互いに直交する側面にそれぞれ対向配設され、該検出空
間に挿入された物体を撮像してそれぞれ画像信号を出力
する２つの撮像手段と、２つの前記画像信号に基づいて
前記物体の前記ディスプレイの画面に最近な部位の座標
を示す信号を前記計算機に出力する３次元位置検出部と
を有することを特徴とする計算機用コマンド入力装置が
得られる。

【０００７】

【実施例】以下、図面を参照して、本発明の一実施例に
よる計算機用コマンド入力装置を説明する。

【０００８】図１は、本実施例によるコマンド入力装置
を説明するための概略図である。図１において、本装置
は、計算機１と、計算機１の出力する表示信号１１を受
け表示を行うＣＲＴディスプレイ５とに用いられる。図
中、ＣＲＴディスプレイ５の画面前方に破線で示す空間
は、後述する検出空間１０である。本装置は、検出空間
１０の上方に配設されたカメラ２と、検出空間１０の側
方に配設されたカメラ３と、カメラ２および３の出力す
る画像信号２１および３１を受け演算を行い検出信号４
１を計算機１に出力する３次元位置検出部４とを有す
る。

【０００９】図２および３は、カメラ２および３の撮像
範囲を示す図である。両図を併せ見て本装置の動作例を
説明する。今、検出空間１０内に操作者の手が挿入され
ると、カメラ２および３は、図２および３に示すような
撮像を行う。カメラ２および３は、所定のしきい値で背
景か否かの走査を行い、画像信号２１および３１を３次
元位置検出部４に出力する。３次元位置検出部４は、画
像信号２１および３１に基づいて、走査原点１０１から
の背景の走査時間から、指先の座標を演算する。即ち、
カメラ２の出力する画像信号２１から指先の（ｘ、ｚ）
座標を、カメラ３の出力する画像信号３１から指先の
（ｙ、ｚ）座標を演算する。これにより、走査者の指先
の（ｘ、ｙ、ｚ）座標が得られる。尚、各座標は、走査
原点１０１から指先の画像信号（非背景色の画像信号）
の出現するまでの所要時間を算出することにより得られ
る。

【００１０】３次元位置検出部４は、演算した（ｘ、
ｙ、ｚ）座標のうち、（ｘ、ｙ）座標を示す指先位置信
号４１ａを計算機１に出力する。一方、指先がＣＲＴデ
ィスプレイ５の画面表面に十分に接近（例えば、３ｍ
ｍ）した際、即ち、（ｚ）座標の値が所定の値以下であ
れば、指先がＣＲＴディスプレイ５の画面表面に触れた
とみなす指先接触信号４１ｂを計算機１に出力する。

【００１１】計算機１は、指先位置信号４１ａに基づい
て、ＣＲＴディスプレイ５の画面上にカーソルを（ｘ、
ｙ）座標に表示させる。一方、指先接触信号４１ｂが入
力された際には、その際の（ｘ、ｙ）座標に応じたメニ
ューが選択されたものとして、所定の処理を行う。以
後、所定の周期で撮像、走査、演算、検出が繰り返され
る。これにより、カーソルは、ＣＲＴディスプレイ５画
面上の、指先の位置に応じた位置に随時表示される。

【００１２】尚、３次元位置検出部４は、指先接触信号
４１ｂを出力するかわりに、ブザーを駆動して、指先が
接触した旨の電子音を発声させてもよい。また、表示装
置は、ＣＲＴに限らずＬＣＤ等でもよく、複数台配設し
てもよい。

【００１３】また、撮像手段としてのカメラにかえて、
レーザダイオードとフォトダイオードとの組合わせ、あ
るいは、磁気センサを応用して、３次元位置検出部に信
号を出力させてもよい。

【００１４】さらに、計算機に、（ｘ、ｙ、ｚ）座標を
出力して３次元コマンド入力装置としての利用が期待で
きる。

【００１５】

【発明の効果】本発明による計算機用コマンド入力装置
は、検出空間内に挿入された物体をカメラにより撮像し
て画像信号を出力し、この画像信号に基づいて指先位置
信号を計算機に出力して計算機にコマンドを入力するた
め、分解能が高く、操作性に優れている。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例による計算機用コマンド入力
装置を示す概略図である。

【図２】図１に示す装置のカメラの撮像画面を示す図で
ある。

【図３】図１に示す装置のカメラの撮像画面を示す図で
ある。

【符号の説明】

１計算機２、３カメラ４３次元位置検出部５ＣＲＴディスプレイ１０検出空間１１表示信号２１、３１画像信号４１ａ指先位置信号４１ｂ指先接触信号１０１走査原点

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】ディスプレイを備えた計算機にコマンド
を入力するための計算機用コマンド入力装置において、
前記ディスプレイの画面前方に形成された所定の直方体
を呈する検出空間の互いに直交する側面にそれぞれ対向
配設され、該検出空間内に挿入された物体を撮像してそ
れぞれ画像信号を出力する２つの撮像手段と、２つの前
記画像信号に基づいて前記物体の前記ディスプレイの画
面に最近な部位の座標を示す信号を前記計算機に出力す
る３次元位置検出部とを有することを特徴とする計算機
用コマンド入力装置。