JPH0518567U - ロ−ラ−スケ−ト - Google Patents
ロ−ラ−スケ−トInfo
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- JPH0518567U JPH0518567U JP7513991U JP7513991U JPH0518567U JP H0518567 U JPH0518567 U JP H0518567U JP 7513991 U JP7513991 U JP 7513991U JP 7513991 U JP7513991 U JP 7513991U JP H0518567 U JPH0518567 U JP H0518567U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 旋回性能がスムーズであると共に、その旋回
性能を変化することができ、かつ、大口径車輪の装着に
より、ファッショナブルで、スピードアップすることに
ある。 【構成】 靴の底部の中心線上に離間して互いに対向方
向に下降傾斜する支持ボルトを設け、この各支持ボルト
にそれぞれ大口径車輪のシャフトを装着し、該大口径車
輪の外側面にホイールキャップ52を着脱自在に設け
た。
性能を変化することができ、かつ、大口径車輪の装着に
より、ファッショナブルで、スピードアップすることに
ある。 【構成】 靴の底部の中心線上に離間して互いに対向方
向に下降傾斜する支持ボルトを設け、この各支持ボルト
にそれぞれ大口径車輪のシャフトを装着し、該大口径車
輪の外側面にホイールキャップ52を着脱自在に設け
た。
Description
【0001】
本考案は、底に4個の車輪を装備した靴により路面上を滑走するローラースケ ートに関する。
【0002】
従来の、ローラースケートは、靴1の底部に固定されたフレーム2に直径が6 7mmの車輪を前方に一対の前車輪6,6と、後方に一対の後車輪7,7として 合計4個装備したもので、その基本構造は図10および図11に示すようなもの であった。図面において、靴1の底部に固定されたフレーム2には、その中央の 前後に離間してそれぞれフロント支持ボルト3とリア支持ボルト4がほぼ垂直状 態に固定されている。また、フロント支持ボルト3の前位置とリア支持ボルト4 の後位置には、それぞれ凹部5が形成されている。
【0003】 そして、上記フロント支持ボルト3とリア支持ボルト4とに、それぞれ装着さ れる前車輪6と後車輪7の車軸8の中央には、上記支持ボルト3,4の挿入孔を 有するブラケット9,10が水平方向に突設されていると共に、先端が先細りの アーム11,12が立設されている。なお、上記前車輪6のブラケット9は後方 向に、後車輪7ブラケット10は前方向に突設してある。
【0004】 そこで、上記前車輪6と後車輪7は、それぞれブラケット9,10の上下にク ッションゴム13を介してフロント支持ボルト3とリア支持ボルト4とに挿入し 、ナット14の締付けにより固定され、前車輪6および後車輪7の各アーム11 ,12の上端は、それぞれ上記凹部5にゴム15を介して挿入されている。16 はフレーム2の先端に固定したボルトに装着されたストッパである。
【0005】 そこで、ローラースケートを所定方向に回転する場合には、図11に示すよう に、靴1を矢印A方向に傾けると、前後の支持ボルト3,4、即ち前後車輪6, 6,7,7の各ブラケット9,10が上記矢印とは反対方向に移動されるため、 前車輪6と後車輪7は互いにアーム11,、12の上端を支点にして一点鎖線に 示すように逆方向に回動して旋回することができるように構成されている。
【0006】
上記のように従来のローラースケートは、車輪6,7の直径が67mmという のが標準である。このように車輪6,7の径が小さいため、スピードがそんなに 出ないうえ、走行路面に米粒程度の凹凸があってもそれにつまづいて、安全には 走れなくなる。このため、ローラースケートの走行路面は特に滑らかに形成され た専用路面である場合が殆どで、人や車が普段に使用している荒れたり小石があ る一般道路では、ほとんどの場合、危険で走れないというのが現状であった。
【0007】 そこで、車輪の径を100mm〜130mm程度に大きくし、スピードを30 %以上アップさせるように図るとともに、路面に多少の凹凸があっても安定性が 維持できるようにすることによって、特に凹凸の大きい荒れた路面でないかぎり 一般道路でも充分ローラースケートが楽しめるように改良せんとしたものである 。
【0008】 しかし、車輪の直径をこのように大きくすると、次のような技術的課題が生じ るので、その実現は非常に困難であった。
【0009】 第1に、従来のローラースケートの場合、旋回することが容易なように前車輪 6と後車輪7が、前後の支持ボルト3,4により各ブラケット9,10を押動す ることにより、前車輪6と後車輪7をアーム11,12の上端を支点にして逆方 向に回動するように旋回機構が構成されている。しかし、従来の構造の場合には 、このとき、前後の支持ボルト3,4やフレーム2に過大な応力集中が生じるた め、該支持ボルト3,4が折損したり、場合によってはフレーム2が中央からね じれ変形したり折損することがあり、更に、アーム11,12の上端に過大な力 が加わるため、ゴム15が破損することがあるなど、耐久性に乏しいという欠点 があった。特に、車輪の直径を100mm〜130mmと大型にすると、スピー ドが従来のものに比較して30%〜50%アップし、負荷される応力も倍増する ので、上記のような基本構造は耐久力において不十分なものとなっていた。そこ で、大型口径車輪を装着する場合には、この旋回機構をもっと応力集中が起きな い構造にし、耐久力のある構造に改良する必要がある。
【0010】 第2に、車輪の大きさを直径67mmから100mm〜130mmと大型にす ると、必然的にその車輪が重くなり、動きにくくなる。そこで、車輪を軽量化す るとともの耐久性の良いものにする必要がある。
【0011】 第3に、従来のローラースケートの車輪は、その径が小さく、その側面も狭く 目立たないため、何らの装飾的工夫はされていなくても充分であった。しかし、 車輪の径を大きくすると、その側面積も大きくなり、意匠的にも重要な要素にな るので、ここを装飾する欲求が生じてきた。そこで、重さや走行性能にほとんど 影響を与えないで装飾効果のあるホイールキャップを着脱自在となし、ローラー スケートをファッショナブルにすることを思いついた。
【0012】 本考案は上記のような技術課題を解決するために成されたもので、旋回性能が スムーズでしかも無理な応力集中やねじれ応力の負荷がない旋回機構にすること 、その旋回性能を任意に変化調整することができること、しかも、軽量の大口径 車輪の外側面に、重さや走行性能にほとんど影響を与えないようなホイールキャ ップを着脱自在となすことによって、本願考案は、従来に比較してファッショナ ブルで、走行スピードアップが可能であり、安定性や旋回性能に優れ、しかも耐 久力もあるローラースケートを具現化することを目的としたものである。
【0013】
本考案は上記のような目的を達成するため、旋回機構を靴の底部の中心線上に 離間して互いに対向方向に下降傾斜する支持ボルトを設け、この各支持ボルトに それぞれシャフトを備えたブラケットを所定以上の負荷によって回動し得るよう にの軸着し、当該シャフトに大口径車輪を装着した基本構造となし、それに大口 径車輪を装着し、さらに当該大口径車輪の外側面に必要に応じて装飾を施したホ イールキャップを着脱自在に装着するようにしたものである。
【0014】 即ち、登録を受けようとする第1考案は、靴の底部または靴を着脱自在に固着 するための装着部の中心線上に離間して互いに対向方向に下降傾斜する支持ボル トを設け、この各支持ボルトにそれぞれシャフトを備えたブラケットを所定以上 の負荷によって回動し得るようにの軸着し、当該シャフトに大口径車輪を装着し たことを特徴とするローラースケートである。
【0015】 登録を受けようとする第2考案は、靴の底部靴を着脱自在に固着するための装 着部の中心線上に離間して互いに対向方向に下降傾斜する支持ボルトを設け、こ の各支持ボルトにそれぞれシャフトを備えたブラケットを所定以上の負荷によっ て回動し得るようにの軸着し、当該シャフトに大口径車輪を装着し、該大口径車 輪の外側面に必要に応じて装飾を施したホイールキャップを着脱自在に設けたこ とを特徴とするローラースケートである。
【0016】 登録を受けようとする第3考案は、第1考案または第2考案に記載する大口径 車輪の直径を100mm〜130mmにしたことを特徴とするローラースケート である。
【0017】 登録を受けようとする第4考案は、第1考案もしくは第2考案または第3考案 に記載する大口径車輪を、内輪と外輪との間に転動子を介在させた転がり軸受の 外表面を高分子化合物で被覆して軸受部となし、その軸受部から放射状に数本の 外車輪支持体を突出して車輪外枠と連結し、当該車輪外枠の表面を合成ゴム材で 層状に被覆固着し、前記車輪外枠および外車輪支持体の外側面にはホイールキャ ップ装着部を有する表装部を形成するようにしたことを特徴とするローラースケ ートである。
【0018】 登録を受けようとする第5考案は、第2考案に記載するホイールキャップを、 発泡スチロールもしくは紙または不織布にて形成し、必要に応じて装飾されてお り、これを大口径車輪の外側面に形成したホイールキャップ装着部に着脱自在に 取り付けたことを特徴とするローラースケートである。
【0019】
本考案の実施例について図面を参照して説明する。図1は本考案の実施例に係 るローラースケートの側面図で、図2は同底面図、図3は同正面図、図4は同ロ ーラースケートの一部を除去した側面図、図5は同ローラースケートの構成部品 の斜視図、図6は同ローラースケートの車輪を外側より見た斜視図で、図7は同 車輪を内側より見た斜視図、図8は同ローラースケートの作用を示す正面図、図 9は同平面図である。
【0020】 図1乃至図5において、20は靴21の底部に固定されるフレームで、該フレ ーム20は、鉄板により長方形状の天面部20Aと、該天面部20Aの長手方向 の両側に垂下した側壁部20Bとから形成され、その天面部20Aの前後に形成 された挿入穴22に挿入されたボルトおよびナットにより靴2に固定される。
【0021】 図5に示す23,24は同一形状のフロントキングピンとリアキングピンで、 両キングピン23,24は、上記フレーム1の両側壁部1Bの内のり幅と同一長 で、両端面に雌ネジ25aを刻設したロッド25と、その中央に連結したL形状 の支持ボルト26とから形成されている。
【0022】 そして、上記フロントキングピン23とリアキングピン24とは、図4、図5 に示すように、それぞれフレーム1の両側壁部1B間の先端部と後端部にロッド 25を挿入し、その両端の雌ネジ25aにフレーム1の両側壁部1Bに形成され た挿入穴27に挿入したナット28を螺合して固定する。
【0023】 なお、この際、フロントキングピン23は支持ボルト26が後方に向くように 、また、リアキングピン24は支持ボルト26が前方に向くように取り付けるの である。
【0024】 図4、図5に示すように、29,30はフロントアッパブラケットとリアアッ パブラケットで、両アッパブラケット29,30の上端両側には、挿入穴31a を有する取付片31が同一方向に平行に連接されており、アッパブラケット29 ,30の中央下部には、上記フロントキングピン23とリアキングピン24との 支持ボルト26の挿入穴32が形成されている。
【0025】 そこで、上記フロントアッパブラケット29とリアアッパブラケット30とは 、それぞれフレーム1の両側壁部1B内において、その取付片31の挿入穴31 aと側壁部1Bの先端部と後端部から離間した中央よりの挿入穴33とに挿入し たボルト34とナット35により取り付ける(図4、図5)。
【0026】 図5に示す36はフロントロアブラケットで、L形状に折曲された垂直部37 と水平部38とからなり、垂直部37の中央には、上記支持ボルト26の挿入穴 39が形成され、その上端は後方向に折曲片40が連接されている。また、フロ ントロアブラケット36の水平部38の先端は下方向に挿入片41が形成されて いる。
【0027】 更に、フロントロアブラケット36の垂直部37と水平部38との折曲部の内 側には、フロントシャフト42が固定され、その両端部には雄ネジ部42aが刻 設されている。
【0028】 43はリアロアブラケットで、L形状に折曲された垂直部44と短長な水平部 45とからなり、垂直部44の中央には、図示しないが上記支持ボルト26の挿 入穴44aが形成され、その上端は前方向に折曲片46が連接されている。 また、リアロアブラケット43の垂直部44と水平部45との折曲部の内側に は、リアシャフト47が固定され、その両端部には雄ネジ部47aが刻設されて いる。
【0029】 そして、上記フロントシャフト42とリアシャフト47の両端の雄ネジ部42 a,47aには、それぞれフロント車輪48とリア車輪49とを装着しボルト5 0で固定する。当該車輪48,49は、直径100〜130mmと大口径のもの が使用されている。
【0030】 すなわち、この各支持ボルト26にそれぞれシャフト42,47を備えたブラ ケットを所定以上の負荷によって回動し得るように軸着し、当該シャフトに大口 径車輪48、49を装着した構成になっているのである。
【0031】 上記大口径車輪48,49は、図6、図7に示すように大内輪と外輪との間に 転動子を介在させた転がり軸受50が内装されており、その外表面を高分子化合 物で被覆して軸受部51が形成されている。その軸受部51から放射状に数本の 外車輪支持体52が突出して車輪外枠53を連結し、当該車輪外枠53の表面を 合成ゴム材で層状に被覆54し、前記車輪外枠53および外車輪支持体52の外 側面には同心円状の凹部から形成されるホイールキャップ装着部55を有する表 装部56を形成してある。尚、このときの車輪外枠の幅は2cm〜3.5cmが 望ましい。このように本考案にかかる大口径車輪48,49は、軽量の高分子化 合物を主体に用いて必要最小限の材料にて耐久性がある車輪を構成し、当該車輪 外枠53の表面を弾力性のある合成ゴム材で被覆するようにしたので、軽量化と 凹凸に対する安定性をもたらすことができるようになった。
【0032】 また、当該車輪48,49の外側面の表装部56に設けたホイールキャップ装 着部55には、発泡スチロールもしくは紙または不織布にて形成した円盤状のホ イールキャップ56で、その表面には必要に応じて色彩や図形、記号、模様等と いった装飾が適宜施こされており、図示しないが両面テープや取り付け金具によ り着脱自在に取り付けてある。尚、図中56aはホイールキャップ56を打ち抜 き、嵌合手段などにより着脱自在な小円盤で装飾に変化を付け得るように構成さ れている。このようにホイールキャップ56は軽量な発泡スチロールもしくは紙 または不織布にて形成してあるので、重量増加により走行性能に影響をほとんど 与えないで、ローラースケートをファッショナブルに装飾することができる。し かもホイールキャップ56は車輪とともの回転するので、その装飾効果は抜群で あるし、該ホイールキャップ56を任意に取り替えることも可能なので装飾する ことの楽しさが倍増する。
【0033】 そこで、上記フロントロアブラケット36は、その垂直部37をフロントアッ パブラケット29の裏面に当接し重合した両挿入穴に前記フロントキングピン2 3の支持ボルト26を挿入して後方向に突出する。 そして、上記フロントアッパブラケット29の裏面に、樹脂等の弾性材により 長方形状に形成されたスタピライザ57をボルト、ナット58により固定して、 その下面を上記フロントロアブラケット36の折曲片40に当接する。
【0034】 また、上記リアロアブラケット43は、その垂直部44をリアアッパブラケッ ト30の前面に当接し重合した両挿入穴44a,32に前記フロントキングピン 24の支持ボルト26を挿入して前方向に突出する。 そして、上記リアアッパブラケット30の前面に、前記と同様のスタピライザ 57をボルト、ナット58により固定して、その下面を上記リアロアブラケット 43の折曲片46に当接する。 なお、上記支持ボルト26の軸心は、フレーム1の天面部1Aに対して所定の 傾斜角度θを有する。
【0035】 また、上記、アッパプブラケット29,30とロアブラケット36、43の両 挿入穴32,39,44aにキングピン23,24の支持ボルト26を挿入する 際には、予め支持ボルト26の終端にナット59とクッションゴム60を装着し た後、上記の両挿入穴に挿入し、該挿入穴から突出した支持ボルト26に再びク ッションゴム61を介してナット62を締付けるのである。すなわち、上記上下 のブラケットは、前後のクッションゴム61,62を介して支持ボルト26に連 結されていることになる。
【0036】 63はウレタン製のストッパで、その上面の溝64には、前記フロントロアブ ラケット36先端の挿入片41が挿入され、このフロントロアブラケット36先 端部分とサポートブラケット65の先端部分とをボルト、ナット66により一体 に固定し、サポートブラケット65の後端は、前記フレーム1の天面部20Aと 該フレーム1の先端部に固定されたロッド25との間に挿入される。
【0037】 そこで、ローラースケートを所定方向に回転する場合には、図8および図9に 示すように、靴21を矢印方向Aに傾けると、前後の支持ボルト26の軸心がフ レーム1の天面部1Aに対して所定の傾斜角度θを成しているので、前後の支持 ボルト26が旋回方向への傾斜し、その結果、支持ボルト自体が有する傾斜角θ によってその軸心方向が構造的に靴の底部の中心線に対して互いに逆方向に回転 したような状態になり、車輪が旋回方向を向くことになる。即ち前後車輪は48 、49アッパブラケットとロアブラケットの両挿入穴を支点にして靴の中心線に 対して互いに一点鎖線に示すように逆方向に回転した状態となり、スムーズに旋 回することができる。 このように、体重移動により靴21を矢印方向Aに傾けるだけで車輪が旋回方 向を向く現象が、支持ボルト26のもつ傾斜角度θにより構造的に生じるため、 支持ボルトやフレームには無理な応力が加わらない。そのため、支持ボルトやフ レームを折損したりねじ曲げたりすることが起こらず、耐久性を向上した。その 結果、大口径車輪の採用によりスプードアップし、走行時のローラースケートへ の平均負荷が増大するようなことがあっても、充分耐えることができるようにな った。
【0038】 また、ストッパ63はフロントロアブラケット36の先端に取り付けられ、ま た、板形状のサポートブラケット61で補強され弾性力が付与されているので、 ストップ時の大きな衝撃力を吸収し耐久性が向上する。
【0039】
本考案は上述したように、旋回機構を靴の底部の中心線上に離間して互いに対 向方向に下降傾斜する支持ボルトを設け、この各支持ボルトにそれぞれ大口径車 輪のシャフトを装着した基本構造となし、それに大口径車輪を装着し、さらに当 該大口径車輪の外側面にホイールキャップを着脱自在に装着するようにしたので 、下記のような効果がある。
【0040】 (1)本考案は、軽量に形成した大口径車輪の使用により、従来より30%〜5 0%以上のスピード感を味わうことができるとともに、弾性力を具備した大口径 車輪によって多少の路面の凹凸でも充分に安定性を維持することが可能となった ので、特に荒れていないかぎり舗装道路であれば一般道路面でも充分走行が可能 となった。その結果、ローラースケートの走行を専用路面から開放し、ローラー スケートを履いての一般道路のジョギングや、マラソンなどを楽しむことができ るようになった。
【0041】 (2)本考案は、靴の底部の中心線上に離間して互いに対向方向に下降傾斜する 支持ボルトを設け(傾斜角θが設けてある)、この各支持ボルトにそれぞれシャ フトを備えたブラケットを所定以上の負荷によって回動し得るように軸着してあ るので、フレームに旋回方向に重心を負荷して当該フレームとともに支持ボルト を左右いずれかの旋回方向に傾斜させると、前後の車輪は靴の底部の中心線に対 して互いに逆方向に回転して、旋回走行がスムーズに行えるように構成されてい る。このように、本考案の旋回機構は、体重の移動によって車輪が旋回方向を向 く現象が、構造的な原因によるもので支持ボルトやフレームには無理な応力を加 えることによっ起こすものではないので、支持ボルトやフレームに折損やねじれ 等の起こるおそれがなく、耐久性が格段に向上した。その結果、大口径車輪の使 用によるスプードアップによって、走行時のローラースケートへの平均負荷が増 大するようなことがあっても、充分耐えることができるようになった。
【0042】 (3)また、本考案は、各部材を組み立て自在にして、車輪取り付けボルト26 の傾斜角θを変更することにより、簡単に旋回の切れ味を変えることができるよ うになった。
【0043】 (4)本考案は、大口径車輪を使用し、その外側面にホイールキャップ装着部を 設け、そこに発泡スチロールもしくは紙または不織布にて形成し、必要に応じて 装飾を施したホイールキャップを着脱自在に取り付けることができるようにした ので、走行性能に影響を殆ど与えることなく、好みに応じて装飾したファッショ ナブルなローラースケートを楽しむことができるようになった。
【図1】本考案の実施例に係るローラースケートの側面
図である。
図である。
【図2】同底面図である。
【図3】同正面図である。
【図4】同ローラースケートの一部を除去した側面図で
ある。
ある。
【図5】同ローラースケートの構成部品の斜視図であ
る。
る。
【図6】同ローラースケートの車輪を外側より見た斜視
図である。
図である。
【図7】同車輪を内側より見た斜視図である。
【図8】同ローラースケートの作用を示す正面図であ
る。
る。
【図9】同ローラースケートの作用を示す平面図であ
る。
る。
【図10】従来のローラースケートの一部を切除した側
面図である。
面図である。
【図11】同ローラースケートの作用を示す平面図であ
る。
る。
21 靴 23 キングピン 24 キングピン 26 支持ボルト 42 シャフト 47 シャフト 48 前方大口径車輪 49 後方大口径車輪 55 ホイールキャップ装着部 56 ホイールキャップ θ 傾斜角度
Claims (5)
- 【請求項1】 靴の底部または靴を着脱自在に固着する
ための装着部の中心線上に離間して互いに対向方向に下
降傾斜する支持ボルトを設け、この各支持ボルトにそれ
ぞれシャフトを備えたブラケットを所定以上の負荷によ
って回動し得るようにの軸着し、当該シャフトに大口径
車輪を装着したことを特徴とするローラースケート。 - 【請求項2】 靴の底部または靴を着脱自在に固着する
ための装着部の中心線上に離間して互いに対向方向に下
降傾斜する支持ボルトを設け、この各支持ボルトにそれ
ぞれシャフトを備えたブラケットを所定以上の負荷によ
って回動し得るようにの軸着し、当該シャフトに大口径
車輪を装着し、該大口径車輪の外側面には必要に応じて
装飾を施したホイールキャップを着脱自在に設けたこと
を特徴とするローラースケート。 - 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載する大口
径車輪の直径を100mm〜130mmにしたことを特
徴とするローラースケート。 - 【請求項4】 請求項1若しくは請求項2または請求項
3に記載する大口径車輪を、内輪と外輪との間に転動子
を介在させた転がり軸受の外表面を高分子化合物で被覆
した軸受部となし、その軸受部から放射状に数本の外車
輪支持体を突出して車輪外枠を連結し、当該車輪外枠の
表面を合成ゴム材で層状に被覆固着し、前記車輪外枠お
よび外車輪支持体の外側面にはホイールキャップ装着部
を有する表装部を形成するようにしたことを特徴とする
ローラースケート。 - 【請求項5】 請求項2に記載するホイールキャップ
は、発泡スチロールもしくは紙または不織布にて形成
し、必要に応じて装飾されており、これを大口径車輪の
外側面に形成したホイールキャップ装着部に着脱自在に
取り付けたことを特徴とするローラースケート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7513991U JPH0518567U (ja) | 1991-08-26 | 1991-08-26 | ロ−ラ−スケ−ト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7513991U JPH0518567U (ja) | 1991-08-26 | 1991-08-26 | ロ−ラ−スケ−ト |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0518567U true JPH0518567U (ja) | 1993-03-09 |
Family
ID=13567569
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7513991U Pending JPH0518567U (ja) | 1991-08-26 | 1991-08-26 | ロ−ラ−スケ−ト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0518567U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008508953A (ja) * | 2004-08-04 | 2008-03-27 | ヒーリング・スポーツ・リミテッド | 電動移動具及び電動移動方法 |
-
1991
- 1991-08-26 JP JP7513991U patent/JPH0518567U/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008508953A (ja) * | 2004-08-04 | 2008-03-27 | ヒーリング・スポーツ・リミテッド | 電動移動具及び電動移動方法 |
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