JPH05185041A - スパイラルブラシロール全自動洗浄処理法および装置 - Google Patents
スパイラルブラシロール全自動洗浄処理法および装置Info
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- JPH05185041A JPH05185041A JP4003333A JP333392A JPH05185041A JP H05185041 A JPH05185041 A JP H05185041A JP 4003333 A JP4003333 A JP 4003333A JP 333392 A JP333392 A JP 333392A JP H05185041 A JPH05185041 A JP H05185041A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】オフセット印刷機で使用するスパイラルブラシ
の洗浄を全自動で洗浄処理する方法及び装置の提供。 【構成】印刷機械から取出したスパイラルブラシロール
dを洗浄槽10の左右壁に突出した原動支持軸5a,5
bにて支持し、可逆モーター1で回転させ、洗浄液タン
ク9内で昇温した洗浄液をシヤワスプレーノズル8aか
らスプレー噴射して洗浄処理し、次いで同じくノズルか
ら水を噴射して水洗処理し、エヤーバルブ12bを経
て、エヤーノズルで圧縮空気を噴射してブラシロールの
水切り乾燥処理を行う。
の洗浄を全自動で洗浄処理する方法及び装置の提供。 【構成】印刷機械から取出したスパイラルブラシロール
dを洗浄槽10の左右壁に突出した原動支持軸5a,5
bにて支持し、可逆モーター1で回転させ、洗浄液タン
ク9内で昇温した洗浄液をシヤワスプレーノズル8aか
らスプレー噴射して洗浄処理し、次いで同じくノズルか
ら水を噴射して水洗処理し、エヤーバルブ12bを経
て、エヤーノズルで圧縮空気を噴射してブラシロールの
水切り乾燥処理を行う。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新聞社等のオフセット
印刷機械に於いて、紙面へ水を供給するのに使用される
スパイラルブラシロールを自動的に機械洗浄するスパイ
ラルブラシロール全自動洗浄処理法及び当該全自動洗浄
処理法に直接使用されるスパイラルブラシロール全自動
洗浄処理装置に関する。
印刷機械に於いて、紙面へ水を供給するのに使用される
スパイラルブラシロールを自動的に機械洗浄するスパイ
ラルブラシロール全自動洗浄処理法及び当該全自動洗浄
処理法に直接使用されるスパイラルブラシロール全自動
洗浄処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】新聞等オフセット印刷による印刷物の紙
面品質には、水とインキのバランスが多大に影響するの
で、安定して水を供給するための湿し水装置として、現
在ではスパイラルブラシロールが広く利用されている
が、当該スパイラルブラシロールは、使用につれてイン
キや紙粉が付着して汚れ、そのまま使用を続けると印刷
物の紙面品質が悪くなる。
面品質には、水とインキのバランスが多大に影響するの
で、安定して水を供給するための湿し水装置として、現
在ではスパイラルブラシロールが広く利用されている
が、当該スパイラルブラシロールは、使用につれてイン
キや紙粉が付着して汚れ、そのまま使用を続けると印刷
物の紙面品質が悪くなる。
【0003】この種、従来の印刷機械のスパイラルブラ
シロールの洗浄に於いては、定期的に印刷機械本体より
取り外したスパイラルブラシロールを流し台でタワシ等
を使用した手洗いを行っていた。
シロールの洗浄に於いては、定期的に印刷機械本体より
取り外したスパイラルブラシロールを流し台でタワシ等
を使用した手洗いを行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
様な人手による洗浄であると、長尺重量物であるスパイ
ラルブラシロールの周囲を端から端まで洗浄するのは極
めて苛酷でありかつ煩雑であると共に、ブラシ部に付着
した汚れは落ち難くかなりの労力を要するため、職場条
件としても良くないとともにそれだけ巨大な流し台を確
保することすら困難である。
様な人手による洗浄であると、長尺重量物であるスパイ
ラルブラシロールの周囲を端から端まで洗浄するのは極
めて苛酷でありかつ煩雑であると共に、ブラシ部に付着
した汚れは落ち難くかなりの労力を要するため、職場条
件としても良くないとともにそれだけ巨大な流し台を確
保することすら困難である。
【0005】亦、洗浄した後の廃液処理も流し台等で行
う洗浄では完全に管理出来ず、廃液を下水管に垂れ流し
たりして公害問題にも不安を残していた。ここにおい
て、本発明法及び装置は前記従来の課題に鑑み、前記従
来の人手に頼ったスパイラルブラシロール洗浄の難点を
克服するスパイラルブラシロール全自動洗浄処理法およ
び装置を提供せんとするものである。
う洗浄では完全に管理出来ず、廃液を下水管に垂れ流し
たりして公害問題にも不安を残していた。ここにおい
て、本発明法及び装置は前記従来の課題に鑑み、前記従
来の人手に頼ったスパイラルブラシロール洗浄の難点を
克服するスパイラルブラシロール全自動洗浄処理法およ
び装置を提供せんとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題の解決は、本発
明が次に列挙する新規な特徴的構成手法及び手段を採用
することにより達成される。即ち、本発明法の第1の特
徴は、セットしたスパイラルブラシロールのスパイラル
ブラシ溝に接線嵌入する円胴ブラシとスパイラルブラシ
外周に当接する平ブラシとを有する移動洗浄ブラシを、
回転する前記スパイラルブラシロールに沿い当該回転同
期をとって往復移動しながら洗浄液をスプレー噴射する
洗浄液噴射洗浄工程と、回転する前記スパイラルブラシ
ロールに沿い当該回転同期をとって前記移動洗浄ブラシ
を往復移動しながら洗浄水をスプレー噴射するとともに
エアー噴射する洗浄水・エアー噴射洗浄工程を少なくと
も経由してなるスパイラルブラシロール全自動洗浄処理
法である。
明が次に列挙する新規な特徴的構成手法及び手段を採用
することにより達成される。即ち、本発明法の第1の特
徴は、セットしたスパイラルブラシロールのスパイラル
ブラシ溝に接線嵌入する円胴ブラシとスパイラルブラシ
外周に当接する平ブラシとを有する移動洗浄ブラシを、
回転する前記スパイラルブラシロールに沿い当該回転同
期をとって往復移動しながら洗浄液をスプレー噴射する
洗浄液噴射洗浄工程と、回転する前記スパイラルブラシ
ロールに沿い当該回転同期をとって前記移動洗浄ブラシ
を往復移動しながら洗浄水をスプレー噴射するとともに
エアー噴射する洗浄水・エアー噴射洗浄工程を少なくと
も経由してなるスパイラルブラシロール全自動洗浄処理
法である。
【0007】本発明法の第2の特徴は、前記第1の特徴
における洗浄液噴射洗浄工程が、同時並行して洗浄液回
収工程を実行してなるスパイラルブラシロール全自動洗
浄処理法である。
における洗浄液噴射洗浄工程が、同時並行して洗浄液回
収工程を実行してなるスパイラルブラシロール全自動洗
浄処理法である。
【0008】本発明法の第3の特徴は、前記第1又は第
2の特徴における洗浄水・エアー噴射洗浄工程が、爾後
工程として水切り工程を連続後置してなるスパイラルブ
ラシロール全自動洗浄処理法である。
2の特徴における洗浄水・エアー噴射洗浄工程が、爾後
工程として水切り工程を連続後置してなるスパイラルブ
ラシロール全自動洗浄処理法である。
【0009】本発明法の第4の特徴は、前記第1,第2
又は第3の特徴における洗浄液と洗浄水の一方又は両方
が、予め適宜温度に昇温してなるスパイラルブラシロー
ル全自動法洗浄処理法である。
又は第3の特徴における洗浄液と洗浄水の一方又は両方
が、予め適宜温度に昇温してなるスパイラルブラシロー
ル全自動法洗浄処理法である。
【0010】本発明装置の第1の特徴は、エアーノズル
群とシヤワーノズル群をそれぞれ有するエアースプレー
パイプとシヤワースプレーパイプを内天面長手方向に並
行に添架した天蓋を開閉自在に蝶着する一方、中央長手
方向全長に亙り上下ガイドロッドを延架するとともに内
端にスパイラルブラシロールの片端を支持するカップリ
ングを固着した原動支持軸を可逆モータ駆動自在に片端
壁に貫通支承しかつ他片端壁側に前記カップリングに対
向して前記スパイラルブラシロールの他片端を回転自在
に保持する適宜従動軸支持手段を設け、他方底部に排出
口を開設した洗浄槽と、前記カップリングと前記従動軸
支持手段間に亙り両端を支持されてセットした前記スパ
イラルブラシロールのそれぞれスパイラルブラシ溝に接
線嵌入する円胴ブラシおよび係合する回転/直進変換手
段とスパイラルブラシ外周に当接する平ブラシとを有す
るブラシ取付部を前記上下ガイドロッドに往復摺動自在
に貫装するスライドブロックに着脱自在に装着する移動
洗浄ブラシと、ヒータを設けて中の洗浄液を昇温自在と
し洗浄液ポンプを介して前記シヤワースプレーパイプに
洗浄液を供給すると共に前記洗浄槽の排出口から洗浄排
液を回収する洗浄液タンクと、洗浄水を前記シヤワース
プレーパイプに供給しかつ前記排出口から排水する配管
を備えてなるスパイラルブラシロール全自動洗浄処理装
置である。
群とシヤワーノズル群をそれぞれ有するエアースプレー
パイプとシヤワースプレーパイプを内天面長手方向に並
行に添架した天蓋を開閉自在に蝶着する一方、中央長手
方向全長に亙り上下ガイドロッドを延架するとともに内
端にスパイラルブラシロールの片端を支持するカップリ
ングを固着した原動支持軸を可逆モータ駆動自在に片端
壁に貫通支承しかつ他片端壁側に前記カップリングに対
向して前記スパイラルブラシロールの他片端を回転自在
に保持する適宜従動軸支持手段を設け、他方底部に排出
口を開設した洗浄槽と、前記カップリングと前記従動軸
支持手段間に亙り両端を支持されてセットした前記スパ
イラルブラシロールのそれぞれスパイラルブラシ溝に接
線嵌入する円胴ブラシおよび係合する回転/直進変換手
段とスパイラルブラシ外周に当接する平ブラシとを有す
るブラシ取付部を前記上下ガイドロッドに往復摺動自在
に貫装するスライドブロックに着脱自在に装着する移動
洗浄ブラシと、ヒータを設けて中の洗浄液を昇温自在と
し洗浄液ポンプを介して前記シヤワースプレーパイプに
洗浄液を供給すると共に前記洗浄槽の排出口から洗浄排
液を回収する洗浄液タンクと、洗浄水を前記シヤワース
プレーパイプに供給しかつ前記排出口から排水する配管
を備えてなるスパイラルブラシロール全自動洗浄処理装
置である。
【0011】本発明装置の第2の特徴は、前記装置の第
1の特徴における洗浄槽が、エアースプレーパイプおよ
びシヤワースプレーパイプと上下ガイドロッドと原動支
持軸および従動軸支持手段と移動洗浄ブラシとを複対配
列して選択的又は同時に1つ以上のスパイラルブラシロ
ールを洗浄自在に複式構成してなるスパイラルブラシロ
ール全自動洗浄処理装置である。
1の特徴における洗浄槽が、エアースプレーパイプおよ
びシヤワースプレーパイプと上下ガイドロッドと原動支
持軸および従動軸支持手段と移動洗浄ブラシとを複対配
列して選択的又は同時に1つ以上のスパイラルブラシロ
ールを洗浄自在に複式構成してなるスパイラルブラシロ
ール全自動洗浄処理装置である。
【0012】本発明装置の第3の特徴は、前記装置の第
1又は第2の特徴におけるカップリングが、スパイラル
ブラシロールのロール軸長短を吸収挾持自在に閉塞先端
中央に挾持軸孔を貫設しかつ閉塞基端を除き上下二つ割
の中空円筒形とするとともに、先端寄り外周上側に前記
ロール軸押えボルトを螺合貫通してなるスパイラルブラ
シロール全自動洗浄処理装置である。
1又は第2の特徴におけるカップリングが、スパイラル
ブラシロールのロール軸長短を吸収挾持自在に閉塞先端
中央に挾持軸孔を貫設しかつ閉塞基端を除き上下二つ割
の中空円筒形とするとともに、先端寄り外周上側に前記
ロール軸押えボルトを螺合貫通してなるスパイラルブラ
シロール全自動洗浄処理装置である。
【0013】本発明装置の第4の特徴は、前記装置の第
1,第2又は第3の特徴における移動洗浄ブラシが、背
面両側に相対突設したセンサーロッド挿通片に亙り摺動
自在に貫通した上下一対のセンサーロッドをそれぞれ撥
条付勢して常時中立位置決め習性を付与して取付けたス
ライドブロックと、当該スライドブロック上端に基端を
嵌合自在かつピン連結自在に直角水平に前方張出した片
持連結部材の先端に垂板上部を高さ調節設定自在に取付
ける一方、当該垂板の下端背面に挾板にて平ブラシを下
向突設するとともに下端前面中央に回転/直進変換手段
の嵌合突端を下向突設し、他方前記垂板の中間部前面両
側に突設した並行控アームの先端に亙り渡着した下向二
股ブラシ保持部材の二股脚部に挾板にて軸棒を挾着して
円胴ブラシを並垂するブラシ取付部とからなるスパイラ
ルブラシロール全自動洗浄処理装置である。
1,第2又は第3の特徴における移動洗浄ブラシが、背
面両側に相対突設したセンサーロッド挿通片に亙り摺動
自在に貫通した上下一対のセンサーロッドをそれぞれ撥
条付勢して常時中立位置決め習性を付与して取付けたス
ライドブロックと、当該スライドブロック上端に基端を
嵌合自在かつピン連結自在に直角水平に前方張出した片
持連結部材の先端に垂板上部を高さ調節設定自在に取付
ける一方、当該垂板の下端背面に挾板にて平ブラシを下
向突設するとともに下端前面中央に回転/直進変換手段
の嵌合突端を下向突設し、他方前記垂板の中間部前面両
側に突設した並行控アームの先端に亙り渡着した下向二
股ブラシ保持部材の二股脚部に挾板にて軸棒を挾着して
円胴ブラシを並垂するブラシ取付部とからなるスパイラ
ルブラシロール全自動洗浄処理装置である。
【0014】
【作用】本発明は、前記のような手法及び手段を講じた
ので、印刷機械から取出したスパイラルブラシロールを
洗浄槽左右端壁にそれぞれ突設する原動支持軸と適宜従
動支持手段間に渡架支持し、モータを駆動して前記原動
支持軸を回動せしめ、スパイラルブラシロールを回動せ
しめつつ、ヒータにて昇温された洗浄液タンク内の洗浄
液を洗浄液ポンプを駆動して洗浄槽内のスパイラルブラ
シロールにシヤワースプレーパイプのシヤワーノズル群
よりスプレー噴射して洗浄処理を行う。
ので、印刷機械から取出したスパイラルブラシロールを
洗浄槽左右端壁にそれぞれ突設する原動支持軸と適宜従
動支持手段間に渡架支持し、モータを駆動して前記原動
支持軸を回動せしめ、スパイラルブラシロールを回動せ
しめつつ、ヒータにて昇温された洗浄液タンク内の洗浄
液を洗浄液ポンプを駆動して洗浄槽内のスパイラルブラ
シロールにシヤワースプレーパイプのシヤワーノズル群
よりスプレー噴射して洗浄処理を行う。
【0015】その後、前記洗浄液ポンプを停止して、完
全に洗浄槽内の洗浄液を排出した後、前記モータは駆動
したままで、洗浄水を前記シヤワースプレーパイプへと
導いて、スプレー噴射して水洗処理を行うとともに圧縮
空気をエアースプレーパイプのエアーノズル群よりスパ
イラルブラシロールに噴射する。次に、洗浄水噴射とエ
アー噴射を停止し完全に洗浄槽内の洗浄水を排出した
後、前記モータをも停止して所要時間放置して水切り乾
燥処理を行う。
全に洗浄槽内の洗浄液を排出した後、前記モータは駆動
したままで、洗浄水を前記シヤワースプレーパイプへと
導いて、スプレー噴射して水洗処理を行うとともに圧縮
空気をエアースプレーパイプのエアーノズル群よりスパ
イラルブラシロールに噴射する。次に、洗浄水噴射とエ
アー噴射を停止し完全に洗浄槽内の洗浄水を排出した
後、前記モータをも停止して所要時間放置して水切り乾
燥処理を行う。
【0016】前記の如く、水切り乾燥処理工程を除く処
理工程中に於いてモータは駆動され、同じく水切り乾燥
処理工程を除く処理工程中、スパイラルブラシロールは
回動するから、当該スパイラルブラシロールのスパイラ
ルブラシ溝に回転/直進変換手段を係合している移動ブ
ラシは、水切り乾燥処理工程を除く工程中上下ガイドロ
ッドに沿って、円胴ブラシをスパイラルブラシロール溝
に接線嵌入し、かつ表面に平ブラシを当接させながら左
右へ往復移動することとなり、高い洗浄効果をあげるこ
とが出来る。
理工程中に於いてモータは駆動され、同じく水切り乾燥
処理工程を除く処理工程中、スパイラルブラシロールは
回動するから、当該スパイラルブラシロールのスパイラ
ルブラシ溝に回転/直進変換手段を係合している移動ブ
ラシは、水切り乾燥処理工程を除く工程中上下ガイドロ
ッドに沿って、円胴ブラシをスパイラルブラシロール溝
に接線嵌入し、かつ表面に平ブラシを当接させながら左
右へ往復移動することとなり、高い洗浄効果をあげるこ
とが出来る。
【0017】
(装置例)本発明装置の実施例を図面につき詳説する。
図1は本実施例のスパイラルブラシロール全自動洗浄処
理装置の正面図、図2は同・右側面図、図3は同・平面
図、図4は同・スパイラルブラシロールをセットした洗
浄槽内カップリングの一部破断拡大正面図、図5は本実
施例に装備する配管系統図である。
図1は本実施例のスパイラルブラシロール全自動洗浄処
理装置の正面図、図2は同・右側面図、図3は同・平面
図、図4は同・スパイラルブラシロールをセットした洗
浄槽内カップリングの一部破断拡大正面図、図5は本実
施例に装備する配管系統図である。
【0018】図中、Aはスパイラルブラシロール全自動
洗浄処理装置、1は可逆モータ、2,3はスプロケッ
ト、4はスプロケットチェーン、5aは原動支持軸、5
bは従動軸支持部、αはスパイラルブラシロール、βは
カップリング、γはプラスチックカバー、6は給水口、
6aは給水パイプ、6bはエアー式給水バルブ、7は洗
浄液ポンプ、8はシヤワースプレーパイプ、8aはシヤ
ワーノズル、9は洗浄液タンク、9aは洗浄液パイプ、
9bはエアー式洗浄液バルブである。
洗浄処理装置、1は可逆モータ、2,3はスプロケッ
ト、4はスプロケットチェーン、5aは原動支持軸、5
bは従動軸支持部、αはスパイラルブラシロール、βは
カップリング、γはプラスチックカバー、6は給水口、
6aは給水パイプ、6bはエアー式給水バルブ、7は洗
浄液ポンプ、8はシヤワースプレーパイプ、8aはシヤ
ワーノズル、9は洗浄液タンク、9aは洗浄液パイプ、
9bはエアー式洗浄液バルブである。
【0019】10は洗浄槽、10aは洗浄槽底面、10
bは排出口、11は洗浄液還流パイプ、11aはエアー
式洗浄液還流バルブ、12はエアースプレーパイプ、1
2aはエアーノズル、12bは電気式エアーバルブ、1
3は排水口、13aは排水パイプ、13bはエアー式排
水バルブ、14は洗浄液充填口、15はドレイン口、1
6はシーズヒータ、17は温度計、18は観音開き開閉
蓋、19は上下二段並行ガイドロッド、6c,9c,1
1b,13cはそれぞれエアー切替ソレノイドバルブ、
20はエアー源21に連なるエアーブランチパイプ、2
2は圧縮エアー源、23はドアスイッチである。
bは排出口、11は洗浄液還流パイプ、11aはエアー
式洗浄液還流バルブ、12はエアースプレーパイプ、1
2aはエアーノズル、12bは電気式エアーバルブ、1
3は排水口、13aは排水パイプ、13bはエアー式排
水バルブ、14は洗浄液充填口、15はドレイン口、1
6はシーズヒータ、17は温度計、18は観音開き開閉
蓋、19は上下二段並行ガイドロッド、6c,9c,1
1b,13cはそれぞれエアー切替ソレノイドバルブ、
20はエアー源21に連なるエアーブランチパイプ、2
2は圧縮エアー源、23はドアスイッチである。
【0020】先ず、本実施例に係るスパイラルブラシロ
ール全自動洗浄処理装置Aの全体構成を説明する。本実
施例では、二本のスパイラルブラシロールα,αを一度
に洗浄出来るよう、そのロール軸α1の左端αaを支持
する原動支持軸5aは、洗浄槽10左端壁10cにそれ
ぞれ前後二個回転自在に貫通支承されており、当該原動
支持軸5aは、洗浄槽10貫通外端にスプロケット3を
固着する一方、ロール軸α1の右端αbはカップリング
βにそれぞれ対向する洗浄槽10内右端壁10d寄りに
ローラ5b′を取付けた従動軸支持部5b上に空転自在
に載置される。
ール全自動洗浄処理装置Aの全体構成を説明する。本実
施例では、二本のスパイラルブラシロールα,αを一度
に洗浄出来るよう、そのロール軸α1の左端αaを支持
する原動支持軸5aは、洗浄槽10左端壁10cにそれ
ぞれ前後二個回転自在に貫通支承されており、当該原動
支持軸5aは、洗浄槽10貫通外端にスプロケット3を
固着する一方、ロール軸α1の右端αbはカップリング
βにそれぞれ対向する洗浄槽10内右端壁10d寄りに
ローラ5b′を取付けた従動軸支持部5b上に空転自在
に載置される。
【0021】本実施例では、前記二個のスプロケット
3,3は、相互に無端スプロケットチェーン4′によっ
て連動自在となっており、又、前記スプロケット3,3
の内、一方は無端スプロケットチェーン4によってモー
タ1の軸に固着されたスプロケット2と連動自在となっ
ている。よって、モータ1を駆動すれば、二個の原動支
持軸5a,5aを回動せしめることが出来、ひいては二
本のスパイラルブラシロールα,αを回動せしめる事が
出来る。
3,3は、相互に無端スプロケットチェーン4′によっ
て連動自在となっており、又、前記スプロケット3,3
の内、一方は無端スプロケットチェーン4によってモー
タ1の軸に固着されたスプロケット2と連動自在となっ
ている。よって、モータ1を駆動すれば、二個の原動支
持軸5a,5aを回動せしめることが出来、ひいては二
本のスパイラルブラシロールα,αを回動せしめる事が
出来る。
【0022】図4に示す様、前記スパイラルブラシロー
ルαの軸α1左端αaは、前記原動支持軸5a内端に基
端β1を固着され先端β2軸孔β3を開口して基端β1
を除き上下二つ割形の中空円筒カップリングβの軸孔β
3に挿通しており、上下二つ割を結合ボルトβ4で軸孔
β3を介し挾持し、当該先端β2近傍の上側で固定ビス
β5にて固定されている。
ルαの軸α1左端αaは、前記原動支持軸5a内端に基
端β1を固着され先端β2軸孔β3を開口して基端β1
を除き上下二つ割形の中空円筒カップリングβの軸孔β
3に挿通しており、上下二つ割を結合ボルトβ4で軸孔
β3を介し挾持し、当該先端β2近傍の上側で固定ビス
β5にて固定されている。
【0023】スパイラルブラシロールαの着脱時には、
カップリングβを上下二分割出来る上部材β6を下部材
β7より分割して行う。この様な軸構造により、会社や
形式によって若干ロール軸α1の長さの違うスパイラル
ブラシロールαの場合でも容易に支持することが出来
る。図5に示すよう、前記スパイラルブラシロールαの
軸α1右端αb側を防水被包する為、被包時右端αbお
よび従動軸支持部5bが内部に直交嵌入する切欠部γ
1,γ2を欠設したプラスチックカバーγにて洗浄処理
工程や水洗処理工程に於いてシヤワー噴射される洗浄液
や水又は温水が浸入しないようにしている。
カップリングβを上下二分割出来る上部材β6を下部材
β7より分割して行う。この様な軸構造により、会社や
形式によって若干ロール軸α1の長さの違うスパイラル
ブラシロールαの場合でも容易に支持することが出来
る。図5に示すよう、前記スパイラルブラシロールαの
軸α1右端αb側を防水被包する為、被包時右端αbお
よび従動軸支持部5bが内部に直交嵌入する切欠部γ
1,γ2を欠設したプラスチックカバーγにて洗浄処理
工程や水洗処理工程に於いてシヤワー噴射される洗浄液
や水又は温水が浸入しないようにしている。
【0024】亦、前記洗浄槽10の集中傾斜底面10a
中心の排出口10bは、エアー切替ソレノイドバルブ1
1b作動の洗浄液還流バルブ11aを介在する洗浄液還
流パイプ11によって洗浄液タンク9と連通している。
亦、前記洗浄液還流パイプ11途中からは、エアー切替
ソレノイドバルブ13c作動の排水バルブ13bを介す
る排水パイプ13aが分岐しており、当該排水パイプ1
3aは、装置外部の排水口13へと連通している。
中心の排出口10bは、エアー切替ソレノイドバルブ1
1b作動の洗浄液還流バルブ11aを介在する洗浄液還
流パイプ11によって洗浄液タンク9と連通している。
亦、前記洗浄液還流パイプ11途中からは、エアー切替
ソレノイドバルブ13c作動の排水バルブ13bを介す
る排水パイプ13aが分岐しており、当該排水パイプ1
3aは、装置外部の排水口13へと連通している。
【0025】前記洗浄液タンク9には、内部の洗浄液昇
温の為のシーズヒータ16,洗浄液温計測の為の温度計
17が設けられており、亦、当該洗浄液タンク9に洗浄
液を充填する際には、洗浄液充填口14より充填し、使
用経過によって汚濁が進み排出する際には、ドレインコ
ック15aを開いてドレイン口15より排出する。
温の為のシーズヒータ16,洗浄液温計測の為の温度計
17が設けられており、亦、当該洗浄液タンク9に洗浄
液を充填する際には、洗浄液充填口14より充填し、使
用経過によって汚濁が進み排出する際には、ドレインコ
ック15aを開いてドレイン口15より排出する。
【0026】当該洗浄液タンク9からは洗浄液パイプ9
aが延びており、当該洗浄液パイプ9aは、途中洗浄液
ポンプ7,エアー切替ソレノイドバルブ9c作動の洗浄
液バルブ9bを介して給水パイプ6aと結合したのち供
給パイプ8’,8’に合流せしめる。亦、前記給水パイ
プ6aは、装置外部の給水口6と途中エアー切替ソレノ
イドバルブ6c作動の給水バルブ6bを介して連通して
いる。
aが延びており、当該洗浄液パイプ9aは、途中洗浄液
ポンプ7,エアー切替ソレノイドバルブ9c作動の洗浄
液バルブ9bを介して給水パイプ6aと結合したのち供
給パイプ8’,8’に合流せしめる。亦、前記給水パイ
プ6aは、装置外部の給水口6と途中エアー切替ソレノ
イドバルブ6c作動の給水バルブ6bを介して連通して
いる。
【0027】前記供給パイプ8’,8’は、前記洗浄槽
10のアクリル窓18aを有する観音開き開閉蓋18,
18内側の両蝶着部寄りに沿ってそれぞれ並架され、か
つ適宜間隔おきにシヤワーノズル8a群を有するシヤワ
ースプレーパイプ8,8に連通している。尚、前記シヤ
ワーノズル8a群は、前記洗浄槽10内部に取り付けら
れる被洗浄物たるスパイラルブラシロールα方向に向け
られている。
10のアクリル窓18aを有する観音開き開閉蓋18,
18内側の両蝶着部寄りに沿ってそれぞれ並架され、か
つ適宜間隔おきにシヤワーノズル8a群を有するシヤワ
ースプレーパイプ8,8に連通している。尚、前記シヤ
ワーノズル8a群は、前記洗浄槽10内部に取り付けら
れる被洗浄物たるスパイラルブラシロールα方向に向け
られている。
【0028】前記洗浄槽10の観音開き開閉蓋18,1
8内側の蝶着部寄りに沿ってそれぞれ並架されたシヤワ
ースプレーパイプ8,8の近傍には、同様に適宜間隔お
きにエアーノズル12a群を有し、かつ装置外部に亙っ
てエアーバルブ12bを有するエアースプレーパイプ1
2,12が並行に延架されている。前記シヤワーノズル
8a群同様、前記エアーノズル12a群も被洗浄物たる
スパイラルブラシロールα方向へ向けられている。
8内側の蝶着部寄りに沿ってそれぞれ並架されたシヤワ
ースプレーパイプ8,8の近傍には、同様に適宜間隔お
きにエアーノズル12a群を有し、かつ装置外部に亙っ
てエアーバルブ12bを有するエアースプレーパイプ1
2,12が並行に延架されている。前記シヤワーノズル
8a群同様、前記エアーノズル12a群も被洗浄物たる
スパイラルブラシロールα方向へ向けられている。
【0029】尚、前記シヤワースプレーパイプ8及びエ
アースプレーパイプ12は、本実施例ではそれぞれ二本
ずつであるが、一本ずつでも良い。亦、前記洗浄槽10
内部中央部域全長に亙って、前後各々二本ずつのガイド
ロッド19,19が上下並行渡架されており、当該ガイ
ドロッド19,19には、それぞれ次に詳説する移動洗
浄ブラシが装着される。
アースプレーパイプ12は、本実施例ではそれぞれ二本
ずつであるが、一本ずつでも良い。亦、前記洗浄槽10
内部中央部域全長に亙って、前後各々二本ずつのガイド
ロッド19,19が上下並行渡架されており、当該ガイ
ドロッド19,19には、それぞれ次に詳説する移動洗
浄ブラシが装着される。
【0030】図6は移動洗浄ブラシの正面図、図7は同
・左側面図、図8は同・底面図、図9は同・背面図、図
10は移動洗浄ブラシをスパイラルブラシロール全自動
洗浄処理装置Aのガイドロッド19,19に取付けた状
態を示す斜視図、図11は同・洗浄状態を示す斜視図で
ある。
・左側面図、図8は同・底面図、図9は同・背面図、図
10は移動洗浄ブラシをスパイラルブラシロール全自動
洗浄処理装置Aのガイドロッド19,19に取付けた状
態を示す斜視図、図11は同・洗浄状態を示す斜視図で
ある。
【0031】図中、Bは移動洗浄ブラシ、Baはスライ
ドブロック、Bbは洗浄ブラシ取付部、24はガイドロ
ッド挿通孔、25は結合ピン、26は止め蝶螺子、27
はセンサーロッド挿通片、28はセンサーロッド挿通
孔、29は片持連結部材、30は垂板固定ボルト、31
は垂板、32は回転/直進変換部材、33は二股ブラシ
保持部材、34は左右の平ブラシ、35は左右の円胴ブ
ラシ、36はセンサーロッド、37は圧縮コイルスプリ
ング、38は左右並行控アームである。
ドブロック、Bbは洗浄ブラシ取付部、24はガイドロ
ッド挿通孔、25は結合ピン、26は止め蝶螺子、27
はセンサーロッド挿通片、28はセンサーロッド挿通
孔、29は片持連結部材、30は垂板固定ボルト、31
は垂板、32は回転/直進変換部材、33は二股ブラシ
保持部材、34は左右の平ブラシ、35は左右の円胴ブ
ラシ、36はセンサーロッド、37は圧縮コイルスプリ
ング、38は左右並行控アームである。
【0032】移動洗浄ブラシBは、スライドブロックB
aと洗浄ブラシ取付部Bbに分割可能となっている。前
記スライドブロックBa及び洗浄ブラシ取付部Bb双方
の組合は、洗浄ブラシ取付部Bbの片持連結部材29の
嵌入基端部29aをスライドブロックBa上端の嵌合溝
Ba’に嵌合し、図8のみに示す前記嵌入基端部29a
のピン挿通孔29b及び嵌合溝Ba’両側壁よりスライ
ドブロックBa左右側面まで貫通されたピン挿通孔B
a”,Ba”に結合ピン25を一括貫通し、止め蝶螺子
26によって当該固定結合ピン25の移動を阻止するこ
とで行われる。
aと洗浄ブラシ取付部Bbに分割可能となっている。前
記スライドブロックBa及び洗浄ブラシ取付部Bb双方
の組合は、洗浄ブラシ取付部Bbの片持連結部材29の
嵌入基端部29aをスライドブロックBa上端の嵌合溝
Ba’に嵌合し、図8のみに示す前記嵌入基端部29a
のピン挿通孔29b及び嵌合溝Ba’両側壁よりスライ
ドブロックBa左右側面まで貫通されたピン挿通孔B
a”,Ba”に結合ピン25を一括貫通し、止め蝶螺子
26によって当該固定結合ピン25の移動を阻止するこ
とで行われる。
【0033】前記洗浄ブラシ取付部Bbの垂板31下端
背面には、左右にそれぞれ平ブラシ34,34が固定ビ
ス34’,34’にて挾板34″を介し下向きに突着さ
れている。更に、前記平ブラシ34,34中間部の垂板
31正面下端には、回転/直進変換部材32が固定ビス
32’にて挾板32″を介して下方に突出添着されてい
る。回転/直進変換部材32の幅は、被洗浄物たるスパ
イラルブラシロールαのスパイラルブラシα2の間隔L
とほぼ同一に形成されその嵌合突端32aはスパイラル
ブラシロールαの当接する外周面と同一の円弧面に陥設
されている。
背面には、左右にそれぞれ平ブラシ34,34が固定ビ
ス34’,34’にて挾板34″を介し下向きに突着さ
れている。更に、前記平ブラシ34,34中間部の垂板
31正面下端には、回転/直進変換部材32が固定ビス
32’にて挾板32″を介して下方に突出添着されてい
る。回転/直進変換部材32の幅は、被洗浄物たるスパ
イラルブラシロールαのスパイラルブラシα2の間隔L
とほぼ同一に形成されその嵌合突端32aはスパイラル
ブラシロールαの当接する外周面と同一の円弧面に陥設
されている。
【0034】亦、前記垂板31に固着された二股ブラシ
保持部材33の二股脚部33′,33′には、それぞれ
左右の円胴ブラシ35,35が軸棒35aを固定ビス3
5’,35’にて挾板35″を介して固着されている。
前記円胴ブラシ35ブラシ端直径は、図4,11に示す
スパイラルブラシロールαのスパイラルブラシ溝α3間
隙Lより少許太径となっており、スパイラルブラシα2
間に接線嵌入した時、円胴ブラシ35の弾性力によって
高い洗浄効果をあげることが出来る。
保持部材33の二股脚部33′,33′には、それぞれ
左右の円胴ブラシ35,35が軸棒35aを固定ビス3
5’,35’にて挾板35″を介して固着されている。
前記円胴ブラシ35ブラシ端直径は、図4,11に示す
スパイラルブラシロールαのスパイラルブラシ溝α3間
隙Lより少許太径となっており、スパイラルブラシα2
間に接線嵌入した時、円胴ブラシ35の弾性力によって
高い洗浄効果をあげることが出来る。
【0035】尚、前記垂板31は、垂板固定ボルト3
0,30を弛緩することで、前記洗浄ブラシ取付部Bb
の取付け高さ調整を行うことが出来るし、前記平ブラシ
34,円胴ブラシ35が汚濁した場合には、結合ピン2
5、止め蝶螺子26を外して適宜新しいブラシを取付け
た洗浄ブラシ取付部Bbに速やかに取り替えることが出
来る。
0,30を弛緩することで、前記洗浄ブラシ取付部Bb
の取付け高さ調整を行うことが出来るし、前記平ブラシ
34,円胴ブラシ35が汚濁した場合には、結合ピン2
5、止め蝶螺子26を外して適宜新しいブラシを取付け
た洗浄ブラシ取付部Bbに速やかに取り替えることが出
来る。
【0036】前記スライドブロックBaの上下のガイド
ロッド挿通孔24,24には、当該移動洗浄ブラシBを
前記スパイラルブラシロール全自動洗浄処理装置Aの洗
浄槽10内に取付ける際、当該洗浄槽10内中央部域全
長に亙り前後一対上下二段並行渡架されたガイドロッド
19,19を挿通するので、内周には図示しないボール
ベアリングを備えている。センサーロッド挿通片27の
センサーロッド挿通孔28には、それぞれ図9に示す様
センサーロッド36に固着したバネ受け37a,37a
とセンサーロッド挿通片27間のセンサーロッド36外
周に左右圧縮コイルスプリング33,33を捲装介在し
て常時センサーロッド36に中立位置決め習性を付勢し
てなる。
ロッド挿通孔24,24には、当該移動洗浄ブラシBを
前記スパイラルブラシロール全自動洗浄処理装置Aの洗
浄槽10内に取付ける際、当該洗浄槽10内中央部域全
長に亙り前後一対上下二段並行渡架されたガイドロッド
19,19を挿通するので、内周には図示しないボール
ベアリングを備えている。センサーロッド挿通片27の
センサーロッド挿通孔28には、それぞれ図9に示す様
センサーロッド36に固着したバネ受け37a,37a
とセンサーロッド挿通片27間のセンサーロッド36外
周に左右圧縮コイルスプリング33,33を捲装介在し
て常時センサーロッド36に中立位置決め習性を付勢し
てなる。
【0037】次に、移動洗浄ブラシBのスパイラルブラ
シロール全自動洗浄処理装置Aの洗浄槽10内部での装
着稼働状態を説明する。前記の如く、移動洗浄ブラシB
は、ガイドロッド挿通孔24,24に洗浄槽10内に渡
架されたガイドロッド19,19を滑動自在に挿通して
装着されるが、この時同時に、前記洗浄槽10内部に原
動支持軸5aと従動軸支持部5bによって両端を支持さ
れたスパイラルブラシロールαの片端部位のスパイラル
ブラシ溝α3の間隙Lにそれぞれ前記回転/直進変換部
材32の嵌合突端32aを溝底に嵌合当接するとともに
円胴ブラシ35を接線嵌入する。
シロール全自動洗浄処理装置Aの洗浄槽10内部での装
着稼働状態を説明する。前記の如く、移動洗浄ブラシB
は、ガイドロッド挿通孔24,24に洗浄槽10内に渡
架されたガイドロッド19,19を滑動自在に挿通して
装着されるが、この時同時に、前記洗浄槽10内部に原
動支持軸5aと従動軸支持部5bによって両端を支持さ
れたスパイラルブラシロールαの片端部位のスパイラル
ブラシ溝α3の間隙Lにそれぞれ前記回転/直進変換部
材32の嵌合突端32aを溝底に嵌合当接するとともに
円胴ブラシ35を接線嵌入する。
【0038】よって、可逆モータ1によってスパイラル
ブラシロールαが回動されると、スパイラルブラシ溝α
3に沿って当該移動洗浄ブラシBは、上下二段ガイドロ
ッド19,19上を始めに装着された片端よりもう一方
の片端へと摺動する。前記移動洗浄ブラシBが、前記も
う一方の片端にまで達したときに、反転せしめる為、前
記モータ1を逆回転して前記スパイラルブラシロールα
を逆回動しなければならないが、この移動洗浄ブラシB
の片端到達は、前記センサーロッド挿通孔28,28に
貫通した二本のセンサーロッド36,36が、前記洗浄
槽10の左右端壁10c,10dに設ける図示しない前
記モータ1と結線された切替近接またはリミットスイッ
チに貫設されたセンサー孔に嵌入することで検知され
る。
ブラシロールαが回動されると、スパイラルブラシ溝α
3に沿って当該移動洗浄ブラシBは、上下二段ガイドロ
ッド19,19上を始めに装着された片端よりもう一方
の片端へと摺動する。前記移動洗浄ブラシBが、前記も
う一方の片端にまで達したときに、反転せしめる為、前
記モータ1を逆回転して前記スパイラルブラシロールα
を逆回動しなければならないが、この移動洗浄ブラシB
の片端到達は、前記センサーロッド挿通孔28,28に
貫通した二本のセンサーロッド36,36が、前記洗浄
槽10の左右端壁10c,10dに設ける図示しない前
記モータ1と結線された切替近接またはリミットスイッ
チに貫設されたセンサー孔に嵌入することで検知され
る。
【0039】(方法例)しかして、スパイラルブラシロ
ール全自動洗浄処理装置A及び移動洗浄ブラシBを用い
て本発明法の施行例の作業手順を工程順に説明する。先
ず、印刷機械よりスパイラルブラシロールαを取り外
し、スパイラルブラシロール全自動洗浄処理装置Aの洗
浄槽10の左右端壁10c,10dに突設されたカップ
リングβと従動軸支持部5bにて両端を支持する(本施
行例ではスパイラルブラシロールαは二個)。この時、
移動洗浄ブラシBが邪魔になるので、一旦結合ピン25
を外して、洗浄ブラシ取付部BbをスライドブロックB
aより取外し、スパイラルブラシロールα設置の後、再
び組合取付ける。
ール全自動洗浄処理装置A及び移動洗浄ブラシBを用い
て本発明法の施行例の作業手順を工程順に説明する。先
ず、印刷機械よりスパイラルブラシロールαを取り外
し、スパイラルブラシロール全自動洗浄処理装置Aの洗
浄槽10の左右端壁10c,10dに突設されたカップ
リングβと従動軸支持部5bにて両端を支持する(本施
行例ではスパイラルブラシロールαは二個)。この時、
移動洗浄ブラシBが邪魔になるので、一旦結合ピン25
を外して、洗浄ブラシ取付部BbをスライドブロックB
aより取外し、スパイラルブラシロールα設置の後、再
び組合取付ける。
【0040】次に、移動洗浄ブラシB,Bをスパイラル
ブラシロールα,α片端寄りに装着せしめた後、可逆モ
ータ1を駆動してスパイラルブラシロールα,αを駆動
するが、最初は当然、当該スパイラルブラシロールα,
αのスパイラルブラシ溝α3に沿って移動するそれぞれ
の前記移動洗浄ブラシB,Bが反対側の端に移動する方
向に駆動することは言うまでもない。
ブラシロールα,α片端寄りに装着せしめた後、可逆モ
ータ1を駆動してスパイラルブラシロールα,αを駆動
するが、最初は当然、当該スパイラルブラシロールα,
αのスパイラルブラシ溝α3に沿って移動するそれぞれ
の前記移動洗浄ブラシB,Bが反対側の端に移動する方
向に駆動することは言うまでもない。
【0041】前記可逆モータ1を駆動したまま、図5に
示すエアー切替ソレノイドバルブ6c,13cを操作し
て給水バルブ6b,排水バルブ13bを閉じ、かつエア
ー切替ソレノイドバルブ9c,11bを操作して洗浄液
バルブ9b,洗浄液還流バルブ11aを開いた状態で、
洗浄液ポンプ7を駆動し、洗浄液を洗浄液タンク9より
洗浄液パイプ9a,供給パイプ8’,8’及び前後のシ
ヤワースプレーパイプ8,8を通して、当該シヤワース
プレーパイプ8,8のシヤワーノズル8a群より前記回
動しているスパイラルブラシロールα,αにシヤワー噴
射して洗浄処理を行う。
示すエアー切替ソレノイドバルブ6c,13cを操作し
て給水バルブ6b,排水バルブ13bを閉じ、かつエア
ー切替ソレノイドバルブ9c,11bを操作して洗浄液
バルブ9b,洗浄液還流バルブ11aを開いた状態で、
洗浄液ポンプ7を駆動し、洗浄液を洗浄液タンク9より
洗浄液パイプ9a,供給パイプ8’,8’及び前後のシ
ヤワースプレーパイプ8,8を通して、当該シヤワース
プレーパイプ8,8のシヤワーノズル8a群より前記回
動しているスパイラルブラシロールα,αにシヤワー噴
射して洗浄処理を行う。
【0042】当該洗浄液は、予め洗浄液タンク9に備え
られたシーズヒータ16にて約50〜70℃に昇温され
ているので、高い洗浄効果をあげることが出来る。前記
昇温された洗浄液のシヤワー噴射と同時に、移動洗浄ブ
ラシB,Bがスパイラルブラシロールα,αをブラッシ
ングしながら同調して左右移動するのでより高い洗浄効
果が得られる。
られたシーズヒータ16にて約50〜70℃に昇温され
ているので、高い洗浄効果をあげることが出来る。前記
昇温された洗浄液のシヤワー噴射と同時に、移動洗浄ブ
ラシB,Bがスパイラルブラシロールα,αをブラッシ
ングしながら同調して左右移動するのでより高い洗浄効
果が得られる。
【0043】前記の如く、洗浄処理工程中に移動洗浄ブ
ラシBがスパイラルブラシロールαの片端部位に来る
と、洗浄槽10の左右端壁10c,10dどちらかの図
示しない切替近接又はリミットスイッチセンサーのセン
サー孔に、センサーロッド36端が嵌合するので、これ
を検知した可逆モータ1は、前記移動洗浄ブラシBがも
う一方の片端に移動する様、逆回動する。
ラシBがスパイラルブラシロールαの片端部位に来る
と、洗浄槽10の左右端壁10c,10dどちらかの図
示しない切替近接又はリミットスイッチセンサーのセン
サー孔に、センサーロッド36端が嵌合するので、これ
を検知した可逆モータ1は、前記移動洗浄ブラシBがも
う一方の片端に移動する様、逆回動する。
【0044】尚、本実施例では、前記の如く移動洗浄ブ
ラシBは二個あるので、一方の移動洗浄ブラシBのセン
サーロッド36が、切替近接又はリミットスイッチのセ
ンサー孔に達し、かつもう一方の移動洗浄ブラシBのセ
ンサーロッド36が切替近接又はリミットスイッチのセ
ンサー孔に達してから可逆モータ1を逆回動する。この
間、先に切替近接又はリミットスイッチにセンサーロッ
ド36を取付けた移動洗浄ブラシBが前記洗浄槽10の
端壁10c,10dと衝突しない様、かつスパイラルブ
ラシロールαのスパイラルブラシα2端部を越さない
様、前記の如く前記センサーロッド36左右には、スプ
リング受け37a,37a及び圧縮コイルスプリング3
7,37が備えられている。
ラシBは二個あるので、一方の移動洗浄ブラシBのセン
サーロッド36が、切替近接又はリミットスイッチのセ
ンサー孔に達し、かつもう一方の移動洗浄ブラシBのセ
ンサーロッド36が切替近接又はリミットスイッチのセ
ンサー孔に達してから可逆モータ1を逆回動する。この
間、先に切替近接又はリミットスイッチにセンサーロッ
ド36を取付けた移動洗浄ブラシBが前記洗浄槽10の
端壁10c,10dと衝突しない様、かつスパイラルブ
ラシロールαのスパイラルブラシα2端部を越さない
様、前記の如く前記センサーロッド36左右には、スプ
リング受け37a,37a及び圧縮コイルスプリング3
7,37が備えられている。
【0045】当該洗浄液による洗浄処理工程中、前記シ
ヤワーノズル8a群よりシヤワー噴射され、スパイラル
ブラシロールα,αを洗浄した洗浄排液は、洗浄槽10
の底面10a中心の排出口10bより洗浄液還流パイプ
11を通って元の洗浄液タンク9に還流される。本施行
例では、洗浄処理工程は約5分間で完了する。尚、洗浄
液は30回程反復使用出来ることを確認している。
ヤワーノズル8a群よりシヤワー噴射され、スパイラル
ブラシロールα,αを洗浄した洗浄排液は、洗浄槽10
の底面10a中心の排出口10bより洗浄液還流パイプ
11を通って元の洗浄液タンク9に還流される。本施行
例では、洗浄処理工程は約5分間で完了する。尚、洗浄
液は30回程反復使用出来ることを確認している。
【0046】次に、図5に示す各バルブ6b,9b,1
1a,12b,13bはそのままで洗浄液ポンプ7を停
止し、約1分間洗浄槽10より洗浄液回収を完全に行っ
た後、閉じていた給水バルブ6b,排水バルブ13bを
開け、かつ開いていた洗浄液バルブ9b,洗浄液還流バ
ルブ11aを閉じて、図示しない外部の水道蛇口より供
給される水を、接続する給水口6より給水パイプ6a,
供給パイプ8’,8’及び前後のシヤワースプレーパイ
プ8,8を通して、当該シヤワースプレーパイプ8,8
のシヤワーノズル8a群より前記洗浄液同様、スパイラ
ルブラシロールα,αにスプレー噴射して水洗処理を行
う。
1a,12b,13bはそのままで洗浄液ポンプ7を停
止し、約1分間洗浄槽10より洗浄液回収を完全に行っ
た後、閉じていた給水バルブ6b,排水バルブ13bを
開け、かつ開いていた洗浄液バルブ9b,洗浄液還流バ
ルブ11aを閉じて、図示しない外部の水道蛇口より供
給される水を、接続する給水口6より給水パイプ6a,
供給パイプ8’,8’及び前後のシヤワースプレーパイ
プ8,8を通して、当該シヤワースプレーパイプ8,8
のシヤワーノズル8a群より前記洗浄液同様、スパイラ
ルブラシロールα,αにスプレー噴射して水洗処理を行
う。
【0047】これと同時並行して、図示しない外部のコ
ンプレッサ等の圧縮エアー源22に接続するエアースプ
レーパイプ12のエアーバルブ12bを開き、前記外部
のコンプレッサ等を駆動してエアースプレーパイプ12
のエアーノズル12a群より前記スパイラルブラシロー
ルα,αに圧縮空気を噴射してエアー処理を行う。
ンプレッサ等の圧縮エアー源22に接続するエアースプ
レーパイプ12のエアーバルブ12bを開き、前記外部
のコンプレッサ等を駆動してエアースプレーパイプ12
のエアーノズル12a群より前記スパイラルブラシロー
ルα,αに圧縮空気を噴射してエアー処理を行う。
【0048】前記水道の蛇口からの水圧が不足している
場合や、水道蛇口が近辺になく、槽等に貯留された水を
使用する時には、前記給水パイプ6aの洗浄液パイプ9
aと合流する箇所を、洗浄液パイプ9aが洗浄液タンク
9から洗浄ポンプ7に到る途中に設定し、当該洗浄液ポ
ンプ7によって、洗浄液同様、水洗液も供給すれば良
い。
場合や、水道蛇口が近辺になく、槽等に貯留された水を
使用する時には、前記給水パイプ6aの洗浄液パイプ9
aと合流する箇所を、洗浄液パイプ9aが洗浄液タンク
9から洗浄ポンプ7に到る途中に設定し、当該洗浄液ポ
ンプ7によって、洗浄液同様、水洗液も供給すれば良
い。
【0049】本施行例では、水洗処理工程は約3分間で
完了する。尚、当該水又は温水による水洗処理工程中
も、可逆モータ1は駆動しており、当然移動洗浄ブラシ
Bも左右へ往復運動している。次に、図5に示す給水バ
ルブ6b、エアーバルブ12bを閉じ、可逆モータ1を
停止して、その他のバルブ9b,11a,13bはその
ままで、約2分間排水処理を行う。本施行例では、水切
り処理工程は約2分間で完了する。
完了する。尚、当該水又は温水による水洗処理工程中
も、可逆モータ1は駆動しており、当然移動洗浄ブラシ
Bも左右へ往復運動している。次に、図5に示す給水バ
ルブ6b、エアーバルブ12bを閉じ、可逆モータ1を
停止して、その他のバルブ9b,11a,13bはその
ままで、約2分間排水処理を行う。本施行例では、水切
り処理工程は約2分間で完了する。
【0050】尚、前記のように、洗浄処理工程及び水洗
処理工程中、可逆モータ1は駆動しており、当然移動洗
浄ブラシBは左右へ往復運動しているので併せてスパイ
ラルブラシα2の乱れた毛並みを整揃することが出来
る。よって、被洗浄物たるスパイラルブラシロールαの
みならず、前記移動洗浄ブラシBの平ブラシ34及び円
胴ブラシ35,35も同時に洗浄効果を受けることとな
って、移動洗浄ブラシBの耐久性の向上も期待出来る。
前記一連の洗浄処理,水洗処理及び水切り処理工程は、
自動運転にて行うことが望ましいが、スパイラルブラシ
ロールαの汚れが激しい場合は、手動設定にて適宜洗浄
工程時間を長くすれば良い。
処理工程中、可逆モータ1は駆動しており、当然移動洗
浄ブラシBは左右へ往復運動しているので併せてスパイ
ラルブラシα2の乱れた毛並みを整揃することが出来
る。よって、被洗浄物たるスパイラルブラシロールαの
みならず、前記移動洗浄ブラシBの平ブラシ34及び円
胴ブラシ35,35も同時に洗浄効果を受けることとな
って、移動洗浄ブラシBの耐久性の向上も期待出来る。
前記一連の洗浄処理,水洗処理及び水切り処理工程は、
自動運転にて行うことが望ましいが、スパイラルブラシ
ロールαの汚れが激しい場合は、手動設定にて適宜洗浄
工程時間を長くすれば良い。
【0051】
【発明の効果】かくして本発明によれば、従来の流し台
に於いてのタワシ等を使った人手による印刷機械のスパ
イラルブラシロールの洗浄ではなく、スパイラルブラシ
ロール全自動洗浄処理方法および装置による機械洗浄で
あるから労力が極めて軽減される。更に、洗浄槽にてス
パイラルブラシロールにシヤワー噴射される洗浄液は、
約50〜70℃に昇温されて洗浄効果を高めるていると
共に、洗浄効果を更に高める場合には水洗時にスプレー
噴射される水に温水を使用すれば良い。
に於いてのタワシ等を使った人手による印刷機械のスパ
イラルブラシロールの洗浄ではなく、スパイラルブラシ
ロール全自動洗浄処理方法および装置による機械洗浄で
あるから労力が極めて軽減される。更に、洗浄槽にてス
パイラルブラシロールにシヤワー噴射される洗浄液は、
約50〜70℃に昇温されて洗浄効果を高めるていると
共に、洗浄効果を更に高める場合には水洗時にスプレー
噴射される水に温水を使用すれば良い。
【0052】加えて、洗浄,水洗の処理工程中、被洗浄
物たるスパイラルブラシロールは回動され、移動洗浄ブ
ラシが常にスパイラルブラシロール表面及びスパイラル
ブラシ間を万遍なく当接しつつ左右往復移動しているの
で、洗浄液のシヤワー噴射だけでは達成出来ない一層の
洗浄力の向上を果たしている。亦、洗浄した後の廃水お
よび液は一括して排水口およびドレイン口から排出し、
当該廃水および液を一括纏めて適宜処理することで、従
来の流し台での人手による洗浄に於ける廃水および液の
下水への垂れ流しも防止出来る等、優れた効果を奏す
る。
物たるスパイラルブラシロールは回動され、移動洗浄ブ
ラシが常にスパイラルブラシロール表面及びスパイラル
ブラシ間を万遍なく当接しつつ左右往復移動しているの
で、洗浄液のシヤワー噴射だけでは達成出来ない一層の
洗浄力の向上を果たしている。亦、洗浄した後の廃水お
よび液は一括して排水口およびドレイン口から排出し、
当該廃水および液を一括纏めて適宜処理することで、従
来の流し台での人手による洗浄に於ける廃水および液の
下水への垂れ流しも防止出来る等、優れた効果を奏す
る。
【図1】本発明の実施例のスパイラルブラシロール全自
動洗浄処理装置の正面図である。
動洗浄処理装置の正面図である。
【図2】同上、右側面図である。
【図3】同上、平面図である。
【図4】同上に備わる洗浄槽内カップリング部位の一部
破断拡大正面図である。
破断拡大正面図である。
【図5】同上に備わる配管系統図である。
【図6】移動洗浄ブラシの正面図である。
【図7】同上、左側面図である。
【図8】同上、底面図である。
【図9】同上、背面図である。
【図10】移動洗浄ブラシをスパイラルブラシロール全
自動洗浄処理装置のガイドロッドに取付けた状態を示す
斜視図である。
自動洗浄処理装置のガイドロッドに取付けた状態を示す
斜視図である。
【図11】同上、洗浄状態を示す斜視図である。
A…スパイラルブラシロール全自動洗浄処理装置 1…可逆モータ 2,3…スプロケット 4,4′…スプロケットチェーン 5a…原動支持軸 5b…従動軸支持部 α…スパイラルブラシロール α1…ロール軸 α2…スパイラルブラシ α3…スパイラルブラシ溝 αa…左端 αb…右端 β…カップリング γ…プラスチックカバー 6…給水口 6a…給水パイプ 6b…給水バルブ 7…洗浄液ポンプ 8…シヤワースプレーパイプ 8a…シヤワーノズル 9…洗浄液タンク 9a…洗浄液パイプ 9b…洗浄液バルブ 10…洗浄槽 10a…洗浄槽底面 10b…排出口 10c,10d…端壁 11…洗浄液還流パイプ 11a…洗浄液還流バルブ 12…エアースプレーパイプ 12a…エアーノズル 12b…エアーバルブ 13…排水口 13a…排水パイプ 13b…排水バルブ 14…洗浄液充填口 15…ドレイン口 16…シーズヒータ 17…温度計 18…観音開き開閉蓋 19…ガイドロッド B…移動洗浄ブラシ Ba…スライドブロック Bb…洗浄ブラシ取付部 24…ガイドロッド挿通孔 25…結合ピン 26…止め蝶螺子 27…センサーロッド挿通片 28…センサーロッド挿通孔 29…片持連結部材 30…垂板固定ボルト 31…垂板 32…回転/直進変換部材 32a…嵌合突端 33…二股ブラシ保持部材 34…平ブラシ 35…円胴ブラシ 36…センサーロッド 37…圧縮コイルスプリング 38…控アーム
Claims (8)
- 【請求項1】セットしたスパイラルブラシロールのスパ
イラルブラシ溝に接線嵌入する円胴ブラシとスパイラル
ブラシ外周に当接する平ブラシとを有する移動洗浄ブラ
シを、回転する前記スパイラルブラシロールに沿い当該
回転同期をとって往復移動しながら洗浄液をスプレー噴
射する洗浄液噴射洗浄工程と、回転する前記スパイラル
ブラシロールに沿い当該回転同期をとって前記移動洗浄
ブラシを往復移動しながら洗浄水をスプレー噴射すると
ともにエアー噴射する洗浄水・エアー噴射洗浄工程を少
なくとも経由することを特徴としたスパイラルブラシロ
ール全自動洗浄処理法 - 【請求項2】洗浄液噴射洗浄工程は、同時並行して洗浄
液回収工程を実行することを特徴とした請求項1記載の
スパイラルブラシロール全自動洗浄処理法 - 【請求項3】洗浄水・エアー噴射洗浄工程は、爾後工程
として水切り工程を連続後置することを特徴とした請求
項1又は2記載のスパイラルブラシロール全自動洗浄処
理法 - 【請求項4】洗浄液と洗浄水の一方又は両方は、予め適
宜温度に昇温することを特徴とした請求項1,2又は3
記載のスパイラルブラシロール全自動法洗浄処理法 - 【請求項5】エアーノズル群とシヤワーノズル群をそれ
ぞれ有するエアースプレーパイプとシヤワースプレーパ
イプを内天面長手方向に並行に添架した天蓋を開閉自在
に蝶着する一方、中央長手方向全長に亙り上下ガイドロ
ッドを延架するとともに内端にスパイラルブラシロール
の片端を支持するカップリングを固着した原動支持軸を
可逆モータ駆動自在に片端壁に貫通支承しかつ他片端壁
側に前記カップリングに対向して前記スパイラルブラシ
ロールの他片端を回転自在に保持する適宜従動軸支持手
段を設け、他方底部に排出口を開設した洗浄槽と、前記
カップリングと前記従動軸支持手段間に亙り両端を支持
されてセットした前記スパイラルブラシロールのそれぞ
れスパイラルブラシ溝に接線嵌入する円胴ブラシおよび
係合する回転/直進変換手段とスパイラルブラシ外周に
当接する平ブラシとを有するブラシ取付部を前記上下ガ
イドロッドに往復摺動自在に貫装するスライドブロック
に着脱自在に装着する移動洗浄ブラシと、ヒータを設け
て中の洗浄液を昇温自在とし洗浄液ポンプを介して前記
シヤワースプレーパイプに洗浄液を供給するとともに前
記洗浄槽の排出口から洗浄排液を回収する洗浄液タンク
と、洗浄水を前記シヤワースプレーパイプに供給しかつ
前記排出口から排水する配管を備えたことを特徴とする
スパイラルブラシロール全自動洗浄処理装置 - 【請求項6】洗浄槽は、エアースプレーパイプおよびシ
ヤワースプレーパイプと上下ガイドロッドと原動支持軸
および従動軸支持手段と移動洗浄ブラシとを複対配列し
て選択的又は同時に1つ以上のスパイラルブラシロール
を洗浄自在に複式構成したことを特徴とする請求項5記
載のスパイラルブラシロール全自動洗浄処理装置 - 【請求項7】カップリングは、スパイラルブラシロール
のロール軸長短を吸収挾持自在に閉塞先端中央に挾持軸
孔を貫設しかつ閉塞基端を除き上下二つ割の中空円筒形
とするとともに、先端寄り外周上側に前記ロール軸押え
ボルトを螺合貫通したことを特徴とする請求項5又は6
記載のスパイラルブラシロール全自動洗浄処理装置 - 【請求項8】移動洗浄ブラシは、背面両側に相対突設し
たセンサーロッド挿通片に亙り摺動自在に貫通した上下
一対のセンサーロッドをそれぞれ撥条付勢して常時中立
位置決め習性を付与して取付けたスライドブロックと、
当該スライドブロック上端に基端を嵌合自在かつピン連
結自在に直角水平に前方張出した片持連結部材の先端に
垂板上部を高さ調節設定自在に取付ける一方、当該垂板
の下端背面に挾板にて平ブラシを下向突設するとともに
下端前面中央に回転/直進変換手段の嵌合突端を下向突
設し、他方前記垂板の中間部前面両側に突設した並行控
アームの先端に亙り渡着した下向二股ブラシ保持部材の
二股脚部に挾板にて軸棒を挾着して円胴ブラシを並垂す
るブラシ取付部とからなることを特徴とする請求項5,
6又は7記載のスパイラルブラシロール全自動洗浄処理
装置
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4003333A JPH0679702B2 (ja) | 1992-01-10 | 1992-01-10 | スパイラルブラシロール全自動洗浄処理法および装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4003333A JPH0679702B2 (ja) | 1992-01-10 | 1992-01-10 | スパイラルブラシロール全自動洗浄処理法および装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05185041A true JPH05185041A (ja) | 1993-07-27 |
JPH0679702B2 JPH0679702B2 (ja) | 1994-10-12 |
Family
ID=11554429
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4003333A Expired - Lifetime JPH0679702B2 (ja) | 1992-01-10 | 1992-01-10 | スパイラルブラシロール全自動洗浄処理法および装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0679702B2 (ja) |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100443300C (zh) * | 2007-01-25 | 2008-12-17 | 中国印钞造币总公司 | 印钞胶辊自动清洗设备及其清洗方法 |
KR101376463B1 (ko) * | 2013-05-13 | 2014-03-19 | 박광식 | 디스플레이 장치용 프레임 브러쉬 세정장치 |
CN105149261A (zh) * | 2015-10-12 | 2015-12-16 | 马林 | 一种提绒毛刷清理器装置 |
CN108050022A (zh) * | 2018-01-23 | 2018-05-18 | 辽宁华宇电气设备有限公司 | 一种风电机组风冷器自动清洁机 |
CN110923064A (zh) * | 2019-12-08 | 2020-03-27 | 怀化盛源油脂有限公司 | 一种菜籽油炼油罐 |
CN111526671A (zh) * | 2020-04-29 | 2020-08-11 | 四川普瑞森电子有限公司 | 一种高频电路板生产用清洗装置及清洗方法 |
CN114800017A (zh) * | 2022-05-10 | 2022-07-29 | 昆山国润诚机械科技有限公司 | 一种用于机械加工治具的清洗装置 |
CN115106322A (zh) * | 2022-06-28 | 2022-09-27 | 江西新驱变速科技有限公司 | 一种汽车传动轴加工用除油装置 |
CN116172047A (zh) * | 2023-04-27 | 2023-05-30 | 烟台雨哥食品有限公司 | 一种提升贝类食品安全的净化清洗系统及方法 |
CN116493310A (zh) * | 2023-06-26 | 2023-07-28 | 江苏鑫泽不锈钢制品有限公司 | 一种金属钻铤自动化清洁清洗装置 |
-
1992
- 1992-01-10 JP JP4003333A patent/JPH0679702B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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CN114800017A (zh) * | 2022-05-10 | 2022-07-29 | 昆山国润诚机械科技有限公司 | 一种用于机械加工治具的清洗装置 |
CN115106322A (zh) * | 2022-06-28 | 2022-09-27 | 江西新驱变速科技有限公司 | 一种汽车传动轴加工用除油装置 |
CN116172047A (zh) * | 2023-04-27 | 2023-05-30 | 烟台雨哥食品有限公司 | 一种提升贝类食品安全的净化清洗系统及方法 |
CN116172047B (zh) * | 2023-04-27 | 2023-06-23 | 烟台雨哥食品有限公司 | 一种提升贝类食品安全的净化清洗系统及方法 |
CN116493310A (zh) * | 2023-06-26 | 2023-07-28 | 江苏鑫泽不锈钢制品有限公司 | 一种金属钻铤自动化清洁清洗装置 |
CN116493310B (zh) * | 2023-06-26 | 2023-08-25 | 江苏鑫泽不锈钢制品有限公司 | 一种金属钻铤自动化清洁清洗装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0679702B2 (ja) | 1994-10-12 |
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