JPH0518347A - 発電方法 - Google Patents
発電方法Info
- Publication number
- JPH0518347A JPH0518347A JP19858891A JP19858891A JPH0518347A JP H0518347 A JPH0518347 A JP H0518347A JP 19858891 A JP19858891 A JP 19858891A JP 19858891 A JP19858891 A JP 19858891A JP H0518347 A JPH0518347 A JP H0518347A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- power generation
- electric power
- water
- natural energy
- energy
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E10/00—Energy generation through renewable energy sources
- Y02E10/20—Hydro energy
Landscapes
- Other Liquid Machine Or Engine Such As Wave Power Use (AREA)
- Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 無公害で安全性の高い新規な発電方式を提供
する。不安定な自然エネルギーを用いながら安定したエ
ネルギー供給を行うことのできる発電方式を提供する。 【構成】 自然エネルギーを用いて低所から高所に揚水
し、次いでこの高所の水を落下させて水力発電設備によ
り電力を得る。好ましくは、電力を得た後の水を自然エ
ネルギーを用いて高所に揚水して循環水路を形成する。
する。不安定な自然エネルギーを用いながら安定したエ
ネルギー供給を行うことのできる発電方式を提供する。 【構成】 自然エネルギーを用いて低所から高所に揚水
し、次いでこの高所の水を落下させて水力発電設備によ
り電力を得る。好ましくは、電力を得た後の水を自然エ
ネルギーを用いて高所に揚水して循環水路を形成する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は新規な着想に基づく発電
方法に関する。
方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の発電方式としては水力発電、火力
発電、原子力発電等が公知であり夫々実用化されてい
る。
発電、原子力発電等が公知であり夫々実用化されてい
る。
【０００３】水力発電はかつて我が国において主流であ
った発電方式であるが、発電所の建設のために巨額の費
用を要すること、その立地が必然的に山中に限定される
ため主な電力消費地である大工業地域や大都市から遠く
従って長距離送電を余儀なくされること、その発電力が
水力資源に左右され必ずしも必要十分な容量を確保する
ことが困難であること、水力資源の量が季節によって変
動しがちであって常に一定の発電力を得ることが困難で
あること、等の不利欠点があるため、近年では徐々にそ
の比重が小さくなってきている。
った発電方式であるが、発電所の建設のために巨額の費
用を要すること、その立地が必然的に山中に限定される
ため主な電力消費地である大工業地域や大都市から遠く
従って長距離送電を余儀なくされること、その発電力が
水力資源に左右され必ずしも必要十分な容量を確保する
ことが困難であること、水力資源の量が季節によって変
動しがちであって常に一定の発電力を得ることが困難で
あること、等の不利欠点があるため、近年では徐々にそ
の比重が小さくなってきている。
【０００４】火力発電は上記した水力発電における不利
欠点を殆ど解決することができるため、今日の我が国に
おける発電方式の主流となっている。現在の火力発電に
用いられる燃料の殆どは石油であるが、我が国は原油の
自給力に乏しくほぼ１００％輸入に頼っているのが現状
であるため、燃料の安定供給を確保することが不可欠と
なる。しかしながら、我が国の原油輸入量及び価格は種
々の国際情勢、特に我が国にとっての主要な産油国であ
るアラブ諸国における政情不安等の要因で大きく変動し
がちであって、火力発電に対する過大な依存にも懸念が
持たれつつある。更に、火力発電所はそのメリットを最
大限に発揮させるために大工業地域や大都市に近接して
立地されるので、石油の燃焼に伴うガスや煤煙が引き起
こす大気汚染問題が顕在化している。大気汚染に対する
公害防止技術も種々開発されてはいるが、根本的な解決
策はあり得ない。
欠点を殆ど解決することができるため、今日の我が国に
おける発電方式の主流となっている。現在の火力発電に
用いられる燃料の殆どは石油であるが、我が国は原油の
自給力に乏しくほぼ１００％輸入に頼っているのが現状
であるため、燃料の安定供給を確保することが不可欠と
なる。しかしながら、我が国の原油輸入量及び価格は種
々の国際情勢、特に我が国にとっての主要な産油国であ
るアラブ諸国における政情不安等の要因で大きく変動し
がちであって、火力発電に対する過大な依存にも懸念が
持たれつつある。更に、火力発電所はそのメリットを最
大限に発揮させるために大工業地域や大都市に近接して
立地されるので、石油の燃焼に伴うガスや煤煙が引き起
こす大気汚染問題が顕在化している。大気汚染に対する
公害防止技術も種々開発されてはいるが、根本的な解決
策はあり得ない。
【０００５】原子力発電は原子炉内で原子核分裂を起こ
して熱エネルギーを取り出すもので、近年我が国におい
ても徐々にその比重を高めつつある。火力発電のような
原油供給の問題がないので、資源に乏しい我が国にとっ
ては重要性が大きいが、チェルノブイリ事故に代表され
る放射能汚染の危険性が伴い、その安全性については未
だ確立しているとは言い難いのが現状である。
して熱エネルギーを取り出すもので、近年我が国におい
ても徐々にその比重を高めつつある。火力発電のような
原油供給の問題がないので、資源に乏しい我が国にとっ
ては重要性が大きいが、チェルノブイリ事故に代表され
る放射能汚染の危険性が伴い、その安全性については未
だ確立しているとは言い難いのが現状である。
【０００６】その他、風力発電、太陽熱発電、地熱発
電、波力発電、海洋温度差発電、電磁流体力学方式によ
るＭＨＤ発電、火山地帯の地下マグマの熱エネルギーを
利用する高温岩体発電、等についても種々提案され一部
実験ないし実用化されているが、これらの発電方式はい
ずれも自然エネルギーを利用するものであるため、安定
的な電力供給が困難であるという欠点を持っている。
電、波力発電、海洋温度差発電、電磁流体力学方式によ
るＭＨＤ発電、火山地帯の地下マグマの熱エネルギーを
利用する高温岩体発電、等についても種々提案され一部
実験ないし実用化されているが、これらの発電方式はい
ずれも自然エネルギーを利用するものであるため、安定
的な電力供給が困難であるという欠点を持っている。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】火力発電や原子力発電
は夫々長所を有するものではあるが、環境問題として把
握した場合、大気汚染を起こす火力発電や地球的規模の
放射能汚染を引き起こす危険性のある原子力発電への依
存度を安易に高めることには慎重にならなければならな
い。このような観点に基づくとき、無公害で安全性の高
い水力発電の利点が再認識される。
は夫々長所を有するものではあるが、環境問題として把
握した場合、大気汚染を起こす火力発電や地球的規模の
放射能汚染を引き起こす危険性のある原子力発電への依
存度を安易に高めることには慎重にならなければならな
い。このような観点に基づくとき、無公害で安全性の高
い水力発電の利点が再認識される。
【０００８】そこで本発明の目的は、水力発電方式を前
提としながら、従来の水力発電方式における不利欠点を
極力解消することのできる新規な発電方法を開発するこ
とにある。
提としながら、従来の水力発電方式における不利欠点を
極力解消することのできる新規な発電方法を開発するこ
とにある。
【０００９】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に発案された本発明は、自然エネルギーを用いて低所か
ら高所に揚水し、次いでこの高所の水を落下させて水力
発電設備により電力を得ることを特徴とする発電方法で
ある。電力を得た後の水を自然エネルギーを用いて高所
に揚水して循環水路を形成することにより、より効率的
な実施を図ることができる。水力発電設備としては従来
公知のダム式、水路式等が任意に採択される。
に発案された本発明は、自然エネルギーを用いて低所か
ら高所に揚水し、次いでこの高所の水を落下させて水力
発電設備により電力を得ることを特徴とする発電方法で
ある。電力を得た後の水を自然エネルギーを用いて高所
に揚水して循環水路を形成することにより、より効率的
な実施を図ることができる。水力発電設備としては従来
公知のダム式、水路式等が任意に採択される。
【００１０】揚水のためのエネルギーとして用いられる
自然エネルギーとしては太陽熱、地熱、風力、波力等が
挙げられる。これら自然エネルギーを利用する発電装置
については従来より各種のものが提案され開発されてい
るので、それらの中から任意の発電装置を単独で若しく
は任意組み合わせて用いることができる。中でも、風力
発電は比較的安定したエネルギーが得られる点で有利で
あると考えられる。いずれにしても自然エネルギーは天
候、季節等の自然条件によって変動する不安定なエネル
ギーであるが、本発明ではこの不安定な自然エネルギー
を揚水のためのエネルギーとして間接的に利用し、最終
的には安定したエネルギーである水力を利用して発電す
るものであるから、自然エネルギーのみを利用した従来
の発電方式に比べて格段に安定した電力を得ることがで
きる。
自然エネルギーとしては太陽熱、地熱、風力、波力等が
挙げられる。これら自然エネルギーを利用する発電装置
については従来より各種のものが提案され開発されてい
るので、それらの中から任意の発電装置を単独で若しく
は任意組み合わせて用いることができる。中でも、風力
発電は比較的安定したエネルギーが得られる点で有利で
あると考えられる。いずれにしても自然エネルギーは天
候、季節等の自然条件によって変動する不安定なエネル
ギーであるが、本発明ではこの不安定な自然エネルギー
を揚水のためのエネルギーとして間接的に利用し、最終
的には安定したエネルギーである水力を利用して発電す
るものであるから、自然エネルギーのみを利用した従来
の発電方式に比べて格段に安定した電力を得ることがで
きる。
【００１１】
【実施例】本発明の発電方法を実施するためのシステム
構成をより具体的に説明すると、主として、高所の貯水
池と、低所の貯水池と、高所の貯水池から低所の貯水池
に水を落下させてその落差によって発電する水力発電設
備と、風力等の自然エネルギーを用いて低所の貯水池か
ら高所の貯水池に揚水する一又は二以上の揚水ポンプと
によって該システムが構築される。
構成をより具体的に説明すると、主として、高所の貯水
池と、低所の貯水池と、高所の貯水池から低所の貯水池
に水を落下させてその落差によって発電する水力発電設
備と、風力等の自然エネルギーを用いて低所の貯水池か
ら高所の貯水池に揚水する一又は二以上の揚水ポンプと
によって該システムが構築される。
【００１２】風力は自然エネルギーの中では比較的安定
したエネルギーを与えるとしても、自然条件によって変
動する不安定要素を内在していることに変わりはないか
ら、いずれの自然エネルギーを利用するにしても、十分
なエネルギーが得られる自然条件下において発生される
電力によってポンプを駆動して揚水し、高所の貯水池に
は常に一定容量以上が貯水されているよう構成すること
が望ましい。
したエネルギーを与えるとしても、自然条件によって変
動する不安定要素を内在していることに変わりはないか
ら、いずれの自然エネルギーを利用するにしても、十分
なエネルギーが得られる自然条件下において発生される
電力によってポンプを駆動して揚水し、高所の貯水池に
は常に一定容量以上が貯水されているよう構成すること
が望ましい。
【００１３】好適な自然条件下において十分な発電力が
自然エネルギーによって得られた場合、揚水ポンプは約
１００メートルの水位差の高所に揚水させるに十分な能
力を有するものであることが、実験データによって確認
されている。高所の貯水池と低所の貯水池とにより大き
な水位差を持たせる必要がある場合には、必要に応じて
それら貯水池の間に一又は二以上の中間貯水池を配置す
れば良い。
自然エネルギーによって得られた場合、揚水ポンプは約
１００メートルの水位差の高所に揚水させるに十分な能
力を有するものであることが、実験データによって確認
されている。高所の貯水池と低所の貯水池とにより大き
な水位差を持たせる必要がある場合には、必要に応じて
それら貯水池の間に一又は二以上の中間貯水池を配置す
れば良い。
【００１４】
【発明の効果】本発明は、自然エネルギーによる発電方
式と水力発電方式を併用したものであり、大気汚染や放
射能汚染の問題を生じさせることのないクリーンで安全
な発電方式である。自然エネルギーによる発電方式は気
象条件等に左右されて安定した発電力を供給することが
困難な欠点を有するが、本発明ではこれを揚水ポンプ駆
動のための電力として用いるに過ぎないので、この欠点
は緩和ないし解消することができる。自然界に存在する
エネルギーを用いるため、その発電設備に係る費用は比
較的低廉である。本発明は最終的には水力発電方式によ
るが、自然の河川を利用する必要はなく、人工的に貯水
池やダム等を構築することができるので、用地さえ確保
することができればその立地条件は限定されない。
式と水力発電方式を併用したものであり、大気汚染や放
射能汚染の問題を生じさせることのないクリーンで安全
な発電方式である。自然エネルギーによる発電方式は気
象条件等に左右されて安定した発電力を供給することが
困難な欠点を有するが、本発明ではこれを揚水ポンプ駆
動のための電力として用いるに過ぎないので、この欠点
は緩和ないし解消することができる。自然界に存在する
エネルギーを用いるため、その発電設備に係る費用は比
較的低廉である。本発明は最終的には水力発電方式によ
るが、自然の河川を利用する必要はなく、人工的に貯水
池やダム等を構築することができるので、用地さえ確保
することができればその立地条件は限定されない。
Claims (2)
- 【請求項１】 自然エネルギーを用いて低所から高所
に揚水し、次いでこの高所の水を落下させて水力発電設
備により電力を得ることを特徴とする発電方法。 - 【請求項２】 電力を得た後の水を自然エネルギーを
用いて高所に揚水して循環水路を形成することを特徴と
する請求項１の発電方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19858891A JPH0518347A (ja) | 1991-07-11 | 1991-07-11 | 発電方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19858891A JPH0518347A (ja) | 1991-07-11 | 1991-07-11 | 発電方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0518347A true JPH0518347A (ja) | 1993-01-26 |
Family
ID=16393684
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19858891A Pending JPH0518347A (ja) | 1991-07-11 | 1991-07-11 | 発電方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0518347A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2006137193A1 (ja) * | 2005-06-21 | 2006-12-28 | Damdre Corporation | 浚渫土砂の輸送システム |
| CN106907289A (zh) * | 2017-03-03 | 2017-06-30 | 韩卫江 | 多功能海洋能源利用永恒发电机械运动恒定转换系统 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS52154940A (en) * | 1976-06-18 | 1977-12-23 | Seiichi Fujiwara | Water generating method of circulating water with wind force |
-
1991
- 1991-07-11 JP JP19858891A patent/JPH0518347A/ja active Pending
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS52154940A (en) * | 1976-06-18 | 1977-12-23 | Seiichi Fujiwara | Water generating method of circulating water with wind force |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2006137193A1 (ja) * | 2005-06-21 | 2006-12-28 | Damdre Corporation | 浚渫土砂の輸送システム |
| CN106907289A (zh) * | 2017-03-03 | 2017-06-30 | 韩卫江 | 多功能海洋能源利用永恒发电机械运动恒定转换系统 |
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