JPH05180196A - 圧縮機ステータ - Google Patents

圧縮機ステータ

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Publication number
JPH05180196A
JPH05180196A JP4162843A JP16284392A JPH05180196A JP H05180196 A JPH05180196 A JP H05180196A JP 4162843 A JP4162843 A JP 4162843A JP 16284392 A JP16284392 A JP 16284392A JP H05180196 A JPH05180196 A JP H05180196A
Authority
JP
Japan
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case
compressor stator
shroud
axially
hooks
Prior art date
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Pending
Application number
JP4162843A
Other languages
English (en)
Inventor
Thomas S Koertge
トーマス・スコット・コエートジェ
Mohammad Ehteshami
モハマッド・イーテシャミ
Ambrose A Hauser
アンブローズ・アンドリアス・ハウザー
James W Tucker
ジェームス・ウイリアム・タッカー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
General Electric Co
Original Assignee
General Electric Co
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Filing date
Publication date
Application filed by General Electric Co filed Critical General Electric Co
Publication of JPH05180196A publication Critical patent/JPH05180196A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01D—NON-POSITIVE DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, e.g. STEAM TURBINES
    • F01D25/00—Component parts, details, or accessories, not provided for in, or of interest apart from, other groups
    • F01D25/24—Casings; Casing parts, e.g. diaphragms, casing fastenings
    • F01D25/26—Double casings; Measures against temperature strain in casings
    • F01D25/265—Vertically split casings; Clamping arrangements therefor
    • F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01D—NON-POSITIVE DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, e.g. STEAM TURBINES
    • F01D25/00—Component parts, details, or accessories, not provided for in, or of interest apart from, other groups
    • F01D25/24—Casings; Casing parts, e.g. diaphragms, casing fastenings
    • F01D25/246—Fastening of diaphragms or stator-rings
    • F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04D—NON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04D29/00—Details, component parts, or accessories
    • F04D29/60—Mounting; Assembling; Disassembling
    • F04D29/64—Mounting; Assembling; Disassembling of axial pumps
    • F04D29/644—Mounting; Assembling; Disassembling of axial pumps especially adapted for elastic fluid pumps

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 周方向の熱膨縮の均等性を高め構成部の周方
向熱ひずみを減らす圧縮機ケーシングを提供する。 【構成】 軸方向中心線を有する圧縮機ステータが、一
体の環状外側ケースと、それから半径方向内方に延在す
る複数の周方向に相隔たる外側フックを有する。また、
周方向に分割した内側ケースが外側ケースの半径方向内
側に配置されそして複数の弧状内側ケース部片を有す
る。各内側ケース部片は環状シュラウドと、それから半
径方向外方に延在する少なくとも一つの内側フックとを
含み、そして対応する外側および内側フックが軸方向に
滑動自在に組み合わされて環状シュラウドの内面を共通
半径の位置で半径方向に支持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はガスタービンエンジンの
ファンと圧縮機に関し、特に、間隙制御を改良した二重
壁の圧縮機ステータに関する。
【０００２】
【従来の技術】ガスタービンエンジンにおける従来の軸
流圧縮機は、軸方向に相隔たる複数の列をなす周方向離
隔動翼を有するロータと、軸方向に相隔たる複数の列を
なす周方向離隔静翼を含み、これらの静翼列は対応動翼
列の上流に配置される。静翼は単一の環状外側ケーシン
グにそれから半径方向内方に延在するように通常の仕方
で装着される。
【０００３】圧縮機外側ケーシングは通例２個の１８０
度の半ケーシングを含み、各半ケーシングは、圧縮機の
中心線と平行に長手方向に延在する１対の軸方向フラン
ジを有する。これにより、２つの半ケーシングをそれら
に取付けた静翼が対応動翼列間に位置するように動翼列
に被せて圧縮機を組立てることができ、その後軸方向フ
ランジをボルトで結合して組立てを完了する。
【０００４】しかし、外側ケーシングは比較的剛性の軸
方向フランジを持つ軸方向分割部材であるから、圧縮機
の作用中、空気がその各段を経て圧縮される結果発生す
る熱により圧縮機構成部の熱膨張の周方向変動が生ず
る。圧縮機ケーシングは静翼と、動翼端を囲む従来のシ
ュラウドとを支持するので、シュラウドと動翼端との間
隙と、静翼と従来のラビリンスシール歯との間隙が周方
向において変動して空力性能に悪影響を及ぼす。
【０００５】先行技術は、周方向の熱膨縮の均等性を高
めるために一体の外側ケースと周方向に分割された内側
ケースとを有する二重壁の圧縮機ケーシングを包含す
る。しかし、一体の外側ケーシングの使用は、圧縮機製
造の複雑さと費用を増すような特殊な圧縮機組立方法を
必要とする。さらに、従来の二重壁圧縮機ケーシングは
様々な構造体を利用するので、ケーシングの周方向熱ひ
ずみを減らす効果が変動する。
【０００６】
【発明の目的】従って、本発明の目的は新規改良二重壁
圧縮機ステータを提供することである。本発明の他の目
的は、周方向の熱膨縮の均等性を高めしかも圧縮機構成
部の周方向熱ひずみを減らすような、一体の外側ケース
と周方向に分割された内側ケースとを有する圧縮機ケー
シングを提供することである。
【０００７】本発明の他の目的は、組立てを容易かつ正
確に行い得る二重壁の圧縮機ステータを提供することで
ある。
【０００８】
【発明の概要】軸方向中心線を有する圧縮機ステータ
が、一体の環状外側ケースと、それから半径方向内方に
延在する複数の周方向に相隔たる外側フックを有する。
また、周方向に分割した内側ケースが外側ケースの半径
方向内側に配置されそして複数の弧状内側ケース部片を
有する。各内側ケース部片は弧状シュラウドと、それか
ら半径方向外方に延在する少なくとも一つの内側フック
とを含み、そして対応する外側および内側フックが軸方
向に滑動自在に互いに組み合わされて環状シュラウドの
内面を共通半径の位置で半径方向に支持する。
【０００９】本発明は、他の目的と利点とともに、添付
図面と関連する以下の詳述からさらに明らかとなろう。
【００１０】
【実施例の記載】図１はガスタービンエンジン１２の軸
流圧縮機の一例１０の概略図である。圧縮機１０は縦軸
線１６を中心として配置された従来のロータ１４を含
む。ロータ１４は、それから半径方向外方に延在しそし
て周方向に相隔たる動翼１８を有し、これらの動翼１８
は軸方向に相隔たる複数の列をなし、図１では４つの動
翼列が例示されている。
【００１１】本発明の一実施例によれば、圧縮機１０は
中心線１６の周りに同軸的に配置された圧縮機ステータ
２０を含み、圧縮機ステータ２０には一体の３６０度連
続環状半径方向外側ケース２２が含まれ、中心線１６と
同軸的に配置されている。図示の実施例では、外側ケー
ス２２は前側外側ケース２２ａと後ろ側外側ケース２２
ｂの形態をなしている。各外側ケース２２には複数の周
方向に相隔たる軸方向の外側フック２４が含まれ、外側
ケース２２から半径方向内方にかつまた中心線１６と平
行に軸方向に延在する。
【００１２】図２にも示すように、圧縮機ステータ２０
はさらに、周方向に分割された半径方向内側ケース２６
を含み、この内側ケースは、図示の実施例では、前側内
側ケース２６ａと後ろ側内側ケース２６ｂを有する。内
側ケース２６は中心線１６と同軸的に配置され、そして
環状に配列した複数の周方向に当接し合う弧状の半径方
向内側ケース部片２８、例えば、前側内側ケース部片２
８ａと後ろ側内側ケース部片２８ｂとを含む。各内側ケ
ース部片２８は弧状シュラウド３０、例えば、前側シュ
ラウド３０ａと後ろ側シュラウド３０ｂを含み、これら
のシュラウドそれぞれから複数の周方向に相隔たる従来
の圧縮機静翼３２が半径方向内方に延在し、対応動翼１
８間に従来のように配置されている。外側フック２４
は、内側ケース部片２８に形成したそれぞれの内側フッ
ク３４と協働して部片２８の半径方向支持をなす。
【００１３】上述の図１と図２は本発明による圧縮機ス
テータ２０の概略を示す。残りの図と関連して、図１と
図２に示した圧縮機ステータ２０において実施し得る本
発明の様々な実施例を以下に開示する。さらに詳述する
と、図３〜図５に本発明の一実施例を示す。図３は外側
ケース２２を内側ケース部片２８から取外した状態を示
す分解図である。各シュラウド３０は中心線１６の周り
に同軸的に配置され、そして弧状外面３６と、反対側の
弧状内面３８を有する。図示のように、各内側ケース部
片２８はまた少なくとも一つの内側フック、好ましく
は、シュラウド３０の周方向対向端に配置した二つの内
側フック３４を含む。各内側フック３４はシュラウド外
面３６から半径方向外方にそして中心線１６と平行に軸
方向に延在する。外側および内側フック２４、３４は形
が補完的であり、そして対応する外側および内側フック
が軸方向に滑動自在に互いに組み合わされてシュラウド
内面３８、例えば、その軸方向横断面を中心線１６から
共通半径Ｒ1 の位置で半径方向に支持する。
【００１４】静翼３２はシュラウド内面３８から半径方
向内方に延在しそして弧状内側バンド４０に固定されて
おり、この内側バンドは、ロータ１４から突出した従来
のラビリンスシール歯４２の半径方向外側に配置されて
いる。静翼３２は従来のようにろう付け、溶接または鋳
造によりシュラウド３０とバンド４０とに接合されてい
る。
【００１５】各外側フック２４は好ましくは横断面がＬ
形で、半径方向内方に延在する脚部４４と、周方向に延
在する足部４６とを有する。各内側フック３４も横断面
がＬ形で、半径方向外方に延在する脚部４８と、周方向
に延在する足部５０を有し、足部５０は対応する外側フ
ック足部４６の半径方向外面上に滑動自在に配置され
る。
【００１６】図３に示した実施例では、隣り合う外側フ
ック２４を、それらの足部４６が向かい合って、軸方向
に延在する長方形チャネル５２を画成するように配置
し、また隣り合う内側ケース部片２８の隣り合う内側フ
ック３４を、それらの足部５０が相離れる方向に向きそ
してそれらの脚部４８が互いに密接に隣接するように配
置してある。こうして、各対の外側フック２４が、隣り
合う内側ケース部片２８の対応する１対の内側フック３
４の下に軸方向に配置され、内側ケース部片２８の半径
方向支持と周方向拘束とをなし得る。
【００１７】また、図３に示した実施例では、各シュラ
ウド３０がその軸方向前後両端に半径方向フランジ５４
を有し、両フランジはそれぞれ内側フック３４間に周方
向に延在しかつシュラウド外面３６から半径方向外方に
延在する。これらの半径方向フランジ５４は内側ケース
部片２８に追加的な曲げ抵抗をもたらしてシュラウド内
面３８の弧状輪郭を半径Ｒ1 の位置に比較的正確に維持
する。
【００１８】本発明の一利点は、一体の外側ケース２２
と複数の内側ケース部片２８の組立てを比較的容易にす
ることである。さらに詳述すると、圧縮機ステータ２０
を組立てるには、内側ケース部片２８をロータ１４の周
りに周方向に配置しそして動翼１８の対応列、例えば、
図１に示した前側外側ケース２２ａ内の第１動翼列に隣
接する最終位置に配置すればよい。部片２８は一時的
に、例えば適当な金属製固定バンドにより、従来のよう
に周方向に一緒に束縛され得る。
【００１９】次いで、ケーシング２２、例えばケーシン
グ２２ａをロータ１４に被せるように中心線１６と平行
に軸方向に移動して、外側フック２４を、図１における
外側ケーシング２２ａの右から左への移動により示され
るように、また図３において仮想移動矢印を軸方向にた
どることにより図解的に示されるように、内側フック３
４の後端に隣接させる。その後、外側フック２４の足部
４６を内側フック３４の足部５０の半径方向下側に挿入
し、さらに外側ケース２２を中心線１６と平行に軸方向
に右から左へ移動し、その際外側フック２４の脚部４４
が内側フック３４の足部５０を周方向に避けて通るよう
にする。外側および内側フック２４、３４の結合の少な
くとも初めの段階で固定バンドを適当に除去できる。
【００２０】この組立てはすべて外側フック２４と内側
フック３４が見える状態で達成できるので、全フックを
完全に結合し得る。外側ケーシング２２ａに関して図１
に破線で示しまた図４に実線で示すように、外側ケーシ
ング２２のうちの最前のものを、外側ケーシング２２の
構成部の合体に用いられる従来の半径方向フランジ５６
の対応するものと当接する最終位置に置く。図４に示す
ように、個々の外側ケース２２と内側ケース２６をそれ
ぞれの対をなす静翼３２と動翼１８の翼列に対して使用
でき、その場合、２つの実質的に同等の当接する外側ケ
ース２２を、それぞれの内側ケース２６を含めて、順に
用いて組立てる。
【００２１】図５は外側ケース２２の最後のものと対応
内側ケース２６の一部分を上流方向に見た横方向図で、
それらの最終組立てを示す。図示のように、本例の外側
フック２４と内側フック３４の配置は、共通半径Ｒ1 の
位置におけるシュラウド内面３８の正確な半径方向位置
づけと、半径方向拘束とをもたらす。このフック配置
は、内側ケース部片２８が外側ケース２２とともに一斉
に半径方向に移動するように内側ケース部片２８を外側
ケース２２に結合するものである。内側ケース部片２８
は周方向に分割されているので、各部片は隣接部片２８
とは無関係に膨縮でき、従って、隣り合う部片２８間
と、外側および内側フック２４、３４の対応する足部と
脚部との間に適量の周方向間隙が設けられる。それゆ
え、フック２４、３４は部片２８の周方向移動を抑制す
るとともに、部片２８相互間の所定量の熱膨縮差を許容
する。各内側ケース部片２８は、圧縮機ステータ２０に
おける隣接構造体、例えば、図４に示したような軸方向
に隣接する内側ケース２６に当接することにより、対応
外側ケース２２に対し軸方向において拘束される。
【００２２】図３と図４を再度参照するに、圧縮機ステ
ータ２０のこの具体例に含まれるシュラウド３０は、静
翼３２の半径方向外側に配置したシュラウド内面第１部
分すなわち前部３８ａと、動翼１８の半径方向外側そし
て静翼３２の軸方向下流に配置したシュラウド内面第２
部分すなわち後部３８ｂとを有する。この場合、シュラ
ウド内面後部３８ｂは動翼１８の先端との間に半径方向
間隙Ｇを画成し、そして圧縮機１０により圧縮されつつ
ある空気５８の一部分が必然的にこの間隙を通って漏れ
る。従って、半径方向間隙Ｇをなるべく狭くかつ周方向
にできるだけ均等に保つことが望ましい。軸方向に延在
する外側フック２４と内側フック３４を有する圧縮機ス
テータ２０は、内側ケース部片２８を完全に環状の連続
外側ケース２２で支持するので、静翼を支持する従来の
水平方向に分割された外側ケーシングに比べて、外側ケ
ース２２従って内側ケース２６の周方向ひずみを極めて
少なくする。さらに、外側ケース２２と内側ケース２６
の周方向ひずみがこのように減らされるかまたは除去さ
れるので、内側バンド４０を備えた静翼３２も比較的正
確に半径方向に位置づけられ、従ってラビリンスシール
歯４２を通過する漏流を減らす。
【００２３】軸方向に延在する外側および内側フック２
４、３４を利用する他の利点は、流体流が軸方向に発生
可能でありそして周方向延在フックによって阻止されな
いことである。なお、周方向延在フックは、軸方向延在
フック２４、３４を利用しなければ、先行技術において
開示されているように使用されるものである。再び図４
について説明すると、内側ケース２６のうちの後ろ側ケ
ースが、（図３にも示してあるように）隣り合う静翼３
２の間においてシュラウド３０を貫通している抽気入口
６０を有し得る。また、外側ケース２２は、内側ケース
２６のうちの前側ケースの半径方向外側に配設された抽
気出口６２を有する。軸方向に隣り合う前後両内側ケー
ス２６の軸方向に延在する内側フック３４と外側フック
２４により抽気入口６０から抽気出口６２への流体流が
生じ、例えば、従来知られているリバースト運転中前側
の内側ケース２６の熱膨張を増すために使用され得る。
【００２４】周知のように、空気５８は圧縮機１０の連
続段において順次圧縮されるにつれて加熱され、各後続
段における空気はその前段における空気より温度が高
い。空気５８を図４に示すように後続段から前段に抽出
することにより、入口６０を経て抽出される空気５８は
前側の内側ケース２６内の圧縮機段において圧縮されつ
つある空気５８より高温であり、従って、前側の内側ケ
ース２６と外側ケース２２は通常より高温に加熱される
ので膨張が早まり、従って、リバースト運転中、動翼１
８を含むロータ１４が周囲のステータ構造体より早く膨
張するところで動翼１８の先端とシュラウド３０との間
の摩擦の可能性を減らす。
【００２５】図６の分解図と図７に本発明の他の実施例
を示す。この例では、隣り合う外側フック２４ａがそれ
らの脚部４４ａを一体とした共通脚部を有しそしてそれ
ぞれの足部５０が周方向に互いに逆向きに延在して共通
Ｔ形外側フック６４を形成している。これに対応して、
各内側フック内側フック３４ａが、半径方向フランジ５
４の端部に設けた軸方向および周方向に延在するスロッ
ト６６により形成されている。図６と図７に示した実施
例では、半径方向フランジ５４はシュラウド３０の軸方
向対向端に配置され、そしてそれ以外には相互に連結さ
れていない。従って、スロット６６はそれぞれ半径方向
フランジ５４の周方向端部に簡単に形成されそして半径
方向に互いに整合して中心線１６と平行に延在する。
【００２６】図６に示すように、組立て中、外側ケース
２２を（図１におけるように）中心線１６と平行に軸方
向に移動して、Ｔ形フック６４の一端を、隣り合う部片
２８間に形成した補完的なスロット６６内に挿入する。
まず部片２８を、例えば図１に示した任意の段におい
て、ロータ１４の周りに周方向に適切に配置し、静翼３
２を最終的にそれぞれの動翼１８に隣接させる。周方向
に配列した部片２８は一時的に前述のように環状の金属
バンドにより相互に適当に連接され得る。その後、外側
ケース２２を中心線１６と平行に軸方向に滑らせそして
部片２８の軸方向両端部のスロット６６内に十分に挿入
すると部片２８の半径方向支持がなされる。一時的に用
いた金属バンドは、前例におけるように適当に除去され
る。
【００２７】Ｔ形フック６４は部片２８を半径方向に支
持するので、部片２８は外側ケース２２の動きにつれて
半径方向に移動する。Ｔ形フック６４はまた部片２８の
周方向拘束をなすとともに、足部５０とスロット６６間
の適度の周方向間隙により隣り合う部片２８の所定量の
周方向膨縮を許容する。前例と同様に、内側ケース部片
２８は隣接構造体、例えば、軸方向に隣接する部片２８
により軸方向において拘束され、部片２８の外側ケース
２２に対する軸方向位置を維持する。
【００２８】上述の本発明の実施例では、外側ケース２
２は筒形であり、外側フック２４は中心線１６と平行に
配置されているので、外側ケース２２は、それを中心線
１６と平行に軸方向に移動して内側ケース２６に被せる
ことにより、簡単に組付けることができる。図８と図９
に示す本発明の他の実施例では、外側ケース２２は２２
ｃで表され、円錐台形である。しかし、外側フック２４
（２４ｃで表わされ）は中心線１６と平行に軸方向に延
在するように配設されている。外側フック２４ｃは横断
面が本発明の図３の実施例に例示した同様の外側フック
２４と実質的に同じであり、それぞれの脚部４４は４４
ｃで表され、適当なテ−パが付いており、その半径方向
寸法は外側ケース２２ｃの小さい方の直径に隣接する比
較的小さな半径方向寸法から外側ケース２２ｃの大きい
方の直径に隣接する比較的大きな半径方向寸法まで増加
している。従って、足部４６は中心線１６と平行に保た
れている。こうすると、外側ケース２２ｃを本発明の図
３の実施例におけるように内側ケース２６に対して軸方
向に移動することにより内側ケース２６上に同様に組付
けることができる。
【００２９】本発明のこの実施例では、内側フック３４
は３４ｃで表され、図３の実施例に示されている内側フ
ック３４と同じであるが、図３の実施例の後ろ側半径方
向フランジ５４は含まれておらず、前側半径方向フラン
ジ５４は５４ｃで表され、内側フック３４ｃの前端と一
体に完全に延在し、図３の実施例におけるような脚部４
４ｃと足部４６用の凹みを設けてない。こうすると、外
側フック２４ｃを内側フック３４ｃの足部５０の下側に
沿って軸方向に移動して前側半径方向フランジ５４ｃに
当接させることができ、このフランジは外側フック２４
ｃのさらなる軸方向移動を阻止する。図９に示すよう
に、内側フック３４ｃは、図５の実施例に示されている
対応フックと同様に半径方向および周方向において外側
フック２４ｃに支持される。
【００３０】図８に示した本発明の実施例の他の特徴
は、静翼３２を同例の後端部に配置しそして１列の動翼
１８を前端部の下に配置し得ることであり、これは図３
の実施例に示した配置とは逆である。図１０と図１１と
図１２は前述の本発明の各実施例の特徴を利用した本発
明の他の実施例を示す。前述の本発明の各実施例に含ま
れる外側ケース２２は１個だけの内側ケース２６を覆う
ように軸方向に延在するのに対し、本発明のこの実施例
における外側ケース２２ｄは少なくとも２個の内側ケー
ス、すなわち、軸方向に隣り合う前側内側ケース２６ｄ
と後ろ側内側ケース２６ｅを覆うように軸方向に延在す
る。
【００３１】図１１に示すように、両内側ケース２６
ｄ、２６ｅそれぞれのシュラウド３０ｄ、３０ｅは好ま
しくは互いに整合して延在し、圧縮空気５８の共通外側
流路境界となっている。この実施例では、シュラウド３
０ｄ、３０ｅは下流方向に向かって半径方向内方に傾斜
しており、そして組立て中の外側ケース２２の軸方向移
動を可能にするために、外側ケース２２は好ましくは２
つの軸方向に整合するが半径方向に互い違いになってい
るＴ形フック６４ｄ、６４ｅを含み、両Ｔ形フックは本
発明の図６の実施例に例示したＴ形フック６４と実質的
に同じである。前側Ｔ形フック６４ｄの足部４６は後ろ
側Ｔ形フック６４ｅの足部４６より大きな半径の位置に
配置されているが、両足部４６は中心線１６に平行であ
る。
【００３２】前側内側ケース２６ｄと後ろ側内側ケース
２６ｅそれぞれの後ろ側半径方向フランジ５４は中心線
１６から相異なる半径だけ離れた位置で半径方向に延在
し、前者は後者より大きな半径の位置にある。図６の実
施例のスロット６６と実質的に同じである両内側ケース
それぞれの前側スロット６６ｄと後ろ側スロット６６ｅ
はそれぞれ中心線１６と平行に延在し、組立て時に外側
Ｔ形フック６４ｄ、６４ｅとそれぞれ整合し得る。本発
明のこの実施例では、各シュラウド３０ｄ、３０ｅがそ
の周方向対向端に軸方向フランジ６８ｄ、６８ｅを有
し、両軸方向フランジは対応する半径方向フランジ５４
間に軸方向に延在しかつシュラウド３０ｄ、３０ｅの外
面から半径方向外方に延在する。それぞれのスロット６
６ｄ、６６ｅは軸方向フランジ６８ｄ、６８ｅに沿って
軸方向にそして半径方向フランジ５４間に完全に延在す
る。
【００３３】図１０と図１１に示した本発明の実施例を
組立てるには、やはり内側ケース２６ｄ、２６ｅをそれ
ぞれの動翼１８に隣接する適所に配置しそして一時的に
例えば適当な金属製バンドにより周方向に合体させる。
次いで、外側ケース２２ｄを中心線１６と平行に軸方向
に移動してそれぞれの外側Ｔ形フック６４ｄ、６４ｅを
それぞれのスロット６６ｄ、６６ｅに合わせる。さらに
外側ケース２２ｄを軸方向前方に移動して外側フック６
４ｄ、６４ｅの足部４６をそれぞれのスロット６６ｄ、
６６ｅに充分に挿入する。後ろ側外側フック６４ｅの前
端は好ましくは前側内側ケース２６ｄの後ろ側フランジ
５４の後端に当接して内側ケース２６ｄ、２６ｅと外側
ケース２２ｄとの間の軸方向移動を抑制する。
【００３４】図１２に示すように、内側ケース２６ｄ、
２６ｅは隣り合う内側ケース部片２８間に適当に形成さ
れたそれぞれのスロット７２内に軸方向に延在する従来
のスプラインシール７０を含み得る。同様のスプライン
シール７０を前述の本発明の全実施例において使用でき
るが、明示のため図示してない。図１１には環状Ｗ形シ
ール７４も示してあり、このＷ形シールは隣り合う内側
ケース２６ｄ、２６ｅの半径方向フランジ５４間に軸方
向に設けられて適切な漏止めをなし得る。
【００３５】以上、本発明の好適実施例と考えられるも
のを説明したが、それらの様々な改変が本発明の範囲内
で可能であることはもちろんである。
【図面の簡単な説明】
【図１】ガスタービンエンジン圧縮機の一例の縦方向中
心線に沿う概略図で、組立て直前の位置にある外側ケー
スを示す。
【図２】図１に示した圧縮機の線２−２に沿う部分横断
面図である。
【図３】一体の外側ケースと、周方向に分割された内側
ケースとを有する圧縮機ケーシングの一例の一部分の分
解斜視図である。
【図４】図３に示した本発明の実施例の縦方向中心線に
沿う概略図で、同例を２つ軸方向に当接させたものを示
す。
【図５】図４に示した圧縮機ステータの一つの、線５−
５に沿う横断面図である。
【図６】本発明の他の実施例による圧縮機ステータの分
解斜視図である。
【図７】図６に示した圧縮機ステータの隣り合う内側ケ
ースの一部分の横方向端面図である。
【図８】本発明の他の実施例による圧縮機ステータの分
解斜視図である。
【図９】図８に示した圧縮機ステータの隣り合う内側ケ
ースの一部分の横方向端面図である。
【図１０】本発明の他の実施例による圧縮機ステータの
縦方向中心線に沿う概略図である。
【図１１】図１０に示した圧縮機ステータの分解斜視図
である。
【図１２】図１０に示した圧縮機ステータの隣り合う内
側ケースの一部分の、線１２−１２に沿う横方向端面図
である。
【符号の説明】
１８ 動翼 ２０ 圧縮機ステータ ２２、２２ａ、２２ｂ、２２ｃ，２２ｄ 外側ケース ２４、２４ａ、２４ｃ 外側フック ２６、２６ａ、２６ｂ、２６ｄ、２６ｅ 内側ケース ２８、２８ａ、２８ｂ 内側ケース部片 ３０、３０ａ、３０ｂ、３０ｄ、３０ｅ 弧状シュラウ
ド ３２ 静翼 ３４、３４ａ、３４ｃ 内側フック ４０ 弧状内側バンド ４４、４４ａ、４４ｃ 脚部 ４６ 足部 ４８ 脚部 ５０ 足部 ５４、５４ｃ 半径方向フランジ ６０ 抽気入口 ６２ 抽気出口 ６４、６４ｄ、６４ｅ Ｔ形フック ６６、６６ｄ、６６ｅ スロット ６８ｄ、６８ｅ 軸方向フランジ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 モハマッド・イーテシャミ フランス、77300、フォンテーヌブリゥ、 レジデンス・42・ビー・エル・ブイ・ディ ー・ホック、２番 (72)発明者 アンブローズ・アンドリアス・ハウザー アメリカ合衆国、オハイオ州、ワイオミン グ、ワシントン・アベニュー、27番 (72)発明者 ジェームス・ウイリアム・タッカー アメリカ合衆国、オハイオ州、シンシナテ ィ、モネッツ・レーン、3777番

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 軸方向中心線を有する圧縮機ステータに
    おいて、一体の環状外側ケースを前記中心線と同軸的に
    配置し、この外側ケースはそれから半径方向内側にそし
    て前記中心線と平行に軸方向に延在する複数の周方向に
    相隔たる外側フックを有し、また、周方向に分割した内
    側ケースを前記外側ケースの半径方向内側に前記中心線
    と同軸的に配置し、この内側ケースは複数の周方向に当
    接し合う弧状内側ケース部片を有し、各内側ケース部片
    は、外面と内面とを有する弧状シュラウドと、前記シュ
    ラウド外面から半径方向外方にそして前記中心線と平行
    に軸方向に延在する少なくとも一つの内側フックとを含
    み、前記外側および内側フックは形が補完的でありそし
    て対応する外側および内側フックが軸方向に滑動自在に
    互いに組み合わされて前記シュラウド内面を共通半径の
    位置で半径方向に支持するようになっている圧縮機ステ
    ータ。
  2. 【請求項２】 各内側ケース部片が、周方向に相隔たる
    ２つの前記内側フックを含む、請求項１記載の圧縮機ス
    テータ。
  3. 【請求項３】 前記内側ケース部片はさらに複数の圧縮
    機ステータ静翼を含み、これらの静翼は前記シュラウド
    内面から半径方向内方に延在し、そして密封歯上に配置
    し得る弧状内側バンドに固定されている、請求項２記載
    の圧縮機ステータ。
  4. 【請求項４】 前記シュラウド内面は、前記静翼の半径
    方向外側に配置された第１部分と、前記静翼に軸方向に
    隣接して配置し得る複数の周方向に相隔たる動翼の半径
    方向外側に配置し得る第２部分とを含む。請求項３記載
    の圧縮機ステータ。
  5. 【請求項５】 前記外側ケースは前記内側ケースの１個
    だけを覆うように軸方向に延在する、請求項３記載の圧
    縮機ステータ。
  6. 【請求項６】 前記外側ケースは互いに軸方向に隣接す
    る少なくとも２つの前記内側ケースを覆うように軸方向
    に延在する、請求項３記載の圧縮機ステータ。
  7. 【請求項７】 前記内側ケースのうちの後ろ側ケース
    が、前記静翼の隣り合うものの間において前記シュラウ
    ドを貫通している抽気入口を有し、前記外側ケースは前
    記内側ケースのうちの前側ケースの外側に配設された抽
    気出口を有し、、前後両内側ケースの前記軸方向延在内
    側および外側フックにより前記抽気入口から前記抽気出
    口への流体流が生じて前記内側ケースの熱膨張を増す、
    請求項６記載の圧縮機ステータ。
  8. 【請求項８】 前記外側ケースは筒形である請求項３記
    載の圧縮機ステータ。
  9. 【請求項９】 前記外側ケースは円錐台形でありそして
    前記外側フックは前記中心線と平行に軸方向に延在す
    る、請求項３記載の圧縮機ステータ。
  10. 【請求項１０】 前記外側フックはＬ形で、半径方向内
    方に延在する脚部と、周方向に延在する足部とを有し、
    また前記内側フックはＬ形で、半径方向外方に延在する
    脚部と、前記外側フック足部の半径方向外面上に滑動自
    在に配置された周方向延在足部とを有する、請求項３記
    載の圧縮機ステータ。
  11. 【請求項１１】 前記外側フックの隣り合うものを、そ
    れらの足部が向かい合って軸方向延在チャネルを画成す
    るように配置し、また隣り合う内側ケース部片の隣り合
    う内側フックを、それらの足部が相離れる方向に向きそ
    してそれらの脚部が互いに隣接するように配置した、請
    求項１０記載の圧縮機ステータ。
  12. 【請求項１２】 各シュラウドがその軸方向対向端に半
    径方向フランジを有し、これらの半径方向フランジはそ
    れぞれの内側フック間に周方向に延在しかつ前記シュラ
    ウド外面から半径方向外方に延在する、請求項１１記載
    の圧縮機ステータ。
  13. 【請求項１３】 前記外側フックの隣り合うものがそれ
    らの脚部を一体とした共通脚部を有しそしてそれらの足
    部が周方向に互いに逆向きに延在して共通Ｔ形外側フッ
    クを形成している、請求項１２記載の圧縮機ステータ。
  14. 【請求項１４】 各内側フックが前記半径方向フランジ
    の一端に設けた軸方向および周方向延在スロットにより
    形成されている請求項１３記載の圧縮機ステータ。
  15. 【請求項１５】 各シュラウドがその周方向対向端に軸
    方向フランジを有し、これらの軸方向フランジは対応す
    る前記半径方向フランジ間に軸方向に延在しかつ前記シ
    ュラウド外面から半径方向外方に延在し、また前記スロ
    ットは前記軸方向フランジに沿って前記半径方向フラン
    ジ間に延在する、請求項１４記載の圧縮機ステータ。
JP4162843A 1991-06-24 1992-06-22 圧縮機ステータ Pending JPH05180196A (ja)

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