JPH05178012A - 空気入りタイヤ - Google Patents
空気入りタイヤInfo
- Publication number
- JPH05178012A JPH05178012A JP4001047A JP104792A JPH05178012A JP H05178012 A JPH05178012 A JP H05178012A JP 4001047 A JP4001047 A JP 4001047A JP 104792 A JP104792 A JP 104792A JP H05178012 A JPH05178012 A JP H05178012A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rubber
- tread
- physical properties
- units
- joining
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/80—Technologies aiming to reduce greenhouse gasses emissions common to all road transportation technologies
- Y02T10/86—Optimisation of rolling resistance, e.g. weight reduction
Landscapes
- Tires In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 トレッドの幅方向の物性や性能を任意に設定
し要求特性の設計を容易にし、しかも、密度や残留歪み
等のバラツキの発生しない成形を行うことができ、成型
後のトレッドの品質管理を容易にする。 【構成】 実質的に三角形の子午線断面を有し、該三角
形の子午線断面をタイヤ周方向に連続させた形状からな
る複数本のゴム単体１を、その辺同士を互いに接合させ
てトレッドＴを構成し、前記ゴム単体１として互いにゴ
ム物性の異なる３種類以上を混在させる。
し要求特性の設計を容易にし、しかも、密度や残留歪み
等のバラツキの発生しない成形を行うことができ、成型
後のトレッドの品質管理を容易にする。 【構成】 実質的に三角形の子午線断面を有し、該三角
形の子午線断面をタイヤ周方向に連続させた形状からな
る複数本のゴム単体１を、その辺同士を互いに接合させ
てトレッドＴを構成し、前記ゴム単体１として互いにゴ
ム物性の異なる３種類以上を混在させる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、トレッド性能の設計を
容易にした空気入りタイヤに関するものである。
容易にした空気入りタイヤに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】空気入りタイヤのトレッドは、一般に単
一のゴム組成物の押出成型物から構成されている。しか
し、トレッドに対する要求特性は耐摩耗性、グリップ性
能、転動抵抗など多様であり、ゴム組成物の選択によっ
ては乗心地性と操縦安定性のように、二律背反の関係に
あるような特性を同時に満足させることができなくなる
るという問題があった。
一のゴム組成物の押出成型物から構成されている。しか
し、トレッドに対する要求特性は耐摩耗性、グリップ性
能、転動抵抗など多様であり、ゴム組成物の選択によっ
ては乗心地性と操縦安定性のように、二律背反の関係に
あるような特性を同時に満足させることができなくなる
るという問題があった。
【０００３】しかも押出機の口金からトレッド材を押し
出すとき、押出成型物の中央部と両端部とで密度や残留
歪み等にバラツキを生ずるため、所期するトレッド性能
の品質管理が難しいという問題があった。
出すとき、押出成型物の中央部と両端部とで密度や残留
歪み等にバラツキを生ずるため、所期するトレッド性能
の品質管理が難しいという問題があった。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、トレ
ッドの要求特性の設計を容易にし、しかも成型後のトレ
ッドの品質管理を容易にする空気入りタイヤを提供する
ことにある。
ッドの要求特性の設計を容易にし、しかも成型後のトレ
ッドの品質管理を容易にする空気入りタイヤを提供する
ことにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
る本発明は、実質的に三角形の子午線断面を有し、該三
角形の子午線断面をタイヤ周方向に連続させた形状から
なる複数本のゴム単体を、その辺同士を互いに接合させ
てトレッドを構成し、前記ゴム単体として互いにゴム物
性の異なる３種類以上を混在させたことを特徴としてい
る。
る本発明は、実質的に三角形の子午線断面を有し、該三
角形の子午線断面をタイヤ周方向に連続させた形状から
なる複数本のゴム単体を、その辺同士を互いに接合させ
てトレッドを構成し、前記ゴム単体として互いにゴム物
性の異なる３種類以上を混在させたことを特徴としてい
る。
【０００６】このように、ゴム特性が互いに異なる３種
類以上のゴム単体を複数本集合させるため、これらゴム
単体の組合せ及び配置の仕方を最適化することによりト
レッド幅方向の物性や性能を任意に設定することができ
る。また、小単位のゴム単体を複数寄せ集めて一つのト
レッドにするので、これを一度に押出成形する従来のト
レッドのように、密度や残留歪み等のバラツキの発生し
ない成形を行うことができる。
類以上のゴム単体を複数本集合させるため、これらゴム
単体の組合せ及び配置の仕方を最適化することによりト
レッド幅方向の物性や性能を任意に設定することができ
る。また、小単位のゴム単体を複数寄せ集めて一つのト
レッドにするので、これを一度に押出成形する従来のト
レッドのように、密度や残留歪み等のバラツキの発生し
ない成形を行うことができる。
【０００７】
【実施例】以下図面を参照して本発明を具体的に説明す
る。図１は、本発明に使用するキャップトレッドの１例
を子午線断面で示す。キャップトレッドＴは三角断面形
状の多数のゴム単体１が辺同士を互いに接合させて一体
化することにより形成されている。各ゴム単体１は子午
線断面が三角形であると共に、この三角断面形状をタイ
ヤ周方向に連続させた形状を有している。しかも、これ
ら複数本のゴム単体１は、全て同じゴム物性ではなく、
互いにゴム物性が異なる３種類以上のゴム単体１が混在
するようになっている。例えば，耐摩耗性に優れたゴム
組成物Ａからなるゴム単体、グリップ性能に優れたゴム
組成物Ｂからなるゴム単体、転動抵抗が小さいゴム組成
物Ｃからなるゴム単体、耐熱性に優れたゴム組成物Ｄか
らなるゴム単体などである。これら複数種類のゴム単体
１が、キャップトレッドＴの中においてそれらのゴム特
性を最も反映し易い場所に選択的に組み込まれている。
また、ゴム単体１の子午線断面は、その三角形の形状や
大きさが全て同一である必要はなく、種々異なったもの
を任意に組合せて一つのキャップトレッドＴを形成する
ようにするとよい。
る。図１は、本発明に使用するキャップトレッドの１例
を子午線断面で示す。キャップトレッドＴは三角断面形
状の多数のゴム単体１が辺同士を互いに接合させて一体
化することにより形成されている。各ゴム単体１は子午
線断面が三角形であると共に、この三角断面形状をタイ
ヤ周方向に連続させた形状を有している。しかも、これ
ら複数本のゴム単体１は、全て同じゴム物性ではなく、
互いにゴム物性が異なる３種類以上のゴム単体１が混在
するようになっている。例えば，耐摩耗性に優れたゴム
組成物Ａからなるゴム単体、グリップ性能に優れたゴム
組成物Ｂからなるゴム単体、転動抵抗が小さいゴム組成
物Ｃからなるゴム単体、耐熱性に優れたゴム組成物Ｄか
らなるゴム単体などである。これら複数種類のゴム単体
１が、キャップトレッドＴの中においてそれらのゴム特
性を最も反映し易い場所に選択的に組み込まれている。
また、ゴム単体１の子午線断面は、その三角形の形状や
大きさが全て同一である必要はなく、種々異なったもの
を任意に組合せて一つのキャップトレッドＴを形成する
ようにするとよい。
【０００８】これらゴム単体は機械的に変形し難い三角
断面形状を有しているため、一体化した後にトレッド部
に各ゴム単体のゴム特性を反映し易くすることができ
る。上記キャップトレッド材は、上述したゴム単体１を
未加硫ゴム組成物から予め成形し、これらを必要な位置
に組合せ配置して相互に接合一体化することにより成形
すればよい。この場合、ゴム単体１を、図２に示すよう
にさらに細分化されたゴム物性の異なる小単体１ａ，１
ｂ，１ｃを組合せた複合ゴム単体として予め成形してお
き、これを上述のように組合せ配置することによってキ
ャップトレッド材に形成するようにしてもよい。このよ
うな組合せによって、トレッド特性をさらにきめ細かく
設計することが可能となる。
断面形状を有しているため、一体化した後にトレッド部
に各ゴム単体のゴム特性を反映し易くすることができ
る。上記キャップトレッド材は、上述したゴム単体１を
未加硫ゴム組成物から予め成形し、これらを必要な位置
に組合せ配置して相互に接合一体化することにより成形
すればよい。この場合、ゴム単体１を、図２に示すよう
にさらに細分化されたゴム物性の異なる小単体１ａ，１
ｂ，１ｃを組合せた複合ゴム単体として予め成形してお
き、これを上述のように組合せ配置することによってキ
ャップトレッド材に形成するようにしてもよい。このよ
うな組合せによって、トレッド特性をさらにきめ細かく
設計することが可能となる。
【０００９】上述のように、ゴム特性が互いに異なる３
種類以上のゴム単体を複数本集合させて１つのトレッド
を構成するようにしたから、３種類以上のゴム単体の組
合せと配置の仕方を選択することにより、トレッド表面
の偏摩耗を低減したり、二律背反の関係にあるタイヤ特
性を同時に向上する設計を容易に行うことができる。例
えば、その両ショルダー部を高硬度、高損失正接ｔａｎ
δのゴムからなるゴム単体から構成し、センター部をシ
ョルダー部に比べて低硬度、低ｔａｎδのゴムからなる
ゴム単体から構成すると、耐偏摩耗性に優れ、しかも、
高速耐久性に優れたタイヤにすることが可能である。
種類以上のゴム単体を複数本集合させて１つのトレッド
を構成するようにしたから、３種類以上のゴム単体の組
合せと配置の仕方を選択することにより、トレッド表面
の偏摩耗を低減したり、二律背反の関係にあるタイヤ特
性を同時に向上する設計を容易に行うことができる。例
えば、その両ショルダー部を高硬度、高損失正接ｔａｎ
δのゴムからなるゴム単体から構成し、センター部をシ
ョルダー部に比べて低硬度、低ｔａｎδのゴムからなる
ゴム単体から構成すると、耐偏摩耗性に優れ、しかも、
高速耐久性に優れたタイヤにすることが可能である。
【００１０】また、本発明によるトレッドは、複数本の
独立したゴム単体を接合することにより成形するため、
押出機から一度に押し出した成形材のように密度や残留
歪みのバラツキを生ずることがなく、トレッドの各箇所
に所期のゴム物性を効率的に反映させた高性能タイヤに
することができる。
独立したゴム単体を接合することにより成形するため、
押出機から一度に押し出した成形材のように密度や残留
歪みのバラツキを生ずることがなく、トレッドの各箇所
に所期のゴム物性を効率的に反映させた高性能タイヤに
することができる。
【００１１】
【発明の効果】本発明によれば、ゴム特性が互いに異な
る３種類以上のゴム単体を複数本集合させるため、これ
らゴム単体の組合せと配置の仕方を最適化することによ
りトレッド幅方向の物性や性能を任意に設定することが
できる。また、小単位のゴム単体を複数寄せ集めて一つ
のトレッドにするので、従来の一度に押出成形するとき
のように、密度や残留歪み等のバラツキのない成形を行
うことができる。
る３種類以上のゴム単体を複数本集合させるため、これ
らゴム単体の組合せと配置の仕方を最適化することによ
りトレッド幅方向の物性や性能を任意に設定することが
できる。また、小単位のゴム単体を複数寄せ集めて一つ
のトレッドにするので、従来の一度に押出成形するとき
のように、密度や残留歪み等のバラツキのない成形を行
うことができる。
【図１】本発明の実施例からなる空気入りタイヤのトレ
ッド部の１例を示す断面図である。
ッド部の１例を示す断面図である。
【図２】本発明に使用するゴム単体の１例を示す断面図
である。
である。
１ ゴム単体 Ｔ キャップトレ
ッド
ッド
Claims (1)
- 【請求項１】 実質的に三角形の子午線断面を有し、該
三角形の子午線断面をタイヤ周方向に連続させた形状か
らなる複数本のゴム単体を、その辺同士を互いに接合さ
せてトレッドを構成し、前記ゴム単体として互いにゴム
物性の異なる３種類以上を混在させた空気入りタイヤ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4001047A JPH05178012A (ja) | 1992-01-07 | 1992-01-07 | 空気入りタイヤ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4001047A JPH05178012A (ja) | 1992-01-07 | 1992-01-07 | 空気入りタイヤ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05178012A true JPH05178012A (ja) | 1993-07-20 |
Family
ID=11490643
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4001047A Pending JPH05178012A (ja) | 1992-01-07 | 1992-01-07 | 空気入りタイヤ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05178012A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006044006A (ja) * | 2004-08-03 | 2006-02-16 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | タイヤ用ゴム部材の製造方法。 |
| JP2018080268A (ja) * | 2016-11-17 | 2018-05-24 | 横浜ゴム株式会社 | タイヤ用ゴム組成物の製造方法およびそれを用いた空気入りタイヤ |
-
1992
- 1992-01-07 JP JP4001047A patent/JPH05178012A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006044006A (ja) * | 2004-08-03 | 2006-02-16 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | タイヤ用ゴム部材の製造方法。 |
| JP4589676B2 (ja) * | 2004-08-03 | 2010-12-01 | 住友ゴム工業株式会社 | タイヤ用ゴム部材の製造方法。 |
| JP2018080268A (ja) * | 2016-11-17 | 2018-05-24 | 横浜ゴム株式会社 | タイヤ用ゴム組成物の製造方法およびそれを用いた空気入りタイヤ |
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