JPH05177559A - ターンバックル用回転補助具 - Google Patents

ターンバックル用回転補助具

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JPH05177559A
JPH05177559A JP9309692A JP9309692A JPH05177559A JP H05177559 A JPH05177559 A JP H05177559A JP 9309692 A JP9309692 A JP 9309692A JP 9309692 A JP9309692 A JP 9309692A JP H05177559 A JPH05177559 A JP H05177559A
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JP
Japan
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gear
turnbuckle
main body
rotated
communication passage
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Application number
JP9309692A
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English (en)
Inventor
Kosui Omi
孝椎 大見
Hachio Masuda
▲はち▼夫 増田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omi Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Omi Kogyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ターンバックルを容易に回転させることができ
るターンバックル用回転補助具を提供すること。 【構成】ギア2とギアストッパ10の歯10aとの係合
関係によって、本体1をギア2に対して一方向のみ回転
できるようにしたので、本体1を一定範囲内で小刻みで
間欠的な回転運動を行わせることが可能となる。その結
果、狭い場所等においてもターンバックルの回転を容易
に行うことができ、ロッドの緊張作業の効率を向上させ
ることが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ロッドやワイヤーの張
力調整時に使用されるターンバックルを回転させるとき
に用いられるターンバックル用回転補助具に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばロッドの張力を調整する器
具としてターンバックルが一般的に使用されている。
【0003】図19に示すように、前記ターンバックル
41は一端に右雌ネジ孔が、また他端に左雌ネジ孔が螺
設され、その中央部には空間部42が形成されている。
そして、ロッドに張力を加える場合は、一次側ロッド4
3の先端に形成されたボルト部44を、前記ターンバッ
クル41の右雌ネジ孔に螺合し、また、二次側ロッド4
5の先端に形成されたボルト部46を、ターンバックル
41の左雌ネジ孔に螺合する。
【0004】次に、前記ターンバックル41中央部に形
成された空間部42に締付バー47を挿入し、その状態
で締付バー47を矢印方向に回転させることによって、
両ロッド43,45の先端に形成されたボルト部44,
46が、ターンバックル41の両雌ネジ孔に序々に嵌ま
り込んでいく。そして、両ロッド43,45は緊張され
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ロッド4
3,45により強力な張力を加える場合には、ロッド4
3,45の径を太くするとともに、そのロッド43,4
5の張力を調整するターンバックル41も大きくする必
要がある。また、そのターンバックル41を回転させる
ときはより大きなトルクを必要とするため締付バー47
も長いものを使用しなければならない。即ち、締付バー
47を長くすることによってターンバックル41を回転
させる際のトルクを大きくでき、ターンバックル41を
容易に回転させることができる。
【0006】しかしながら、長い締付バー47を使用し
てターンバックル41を回転させる際、そのターンバッ
クル41が地面から近い位置にある場合や、その上方に
障害物がある場合には前記締付バー47が地面や障害物
と接触する。その結果、締付バー47をその地面や障害
物と接触した位置から回転させることができなくなる。
【0007】従って、その場合には地面や障害物と接触
する毎に、ターンバックル41の空間部42から締付バ
ー47を引き抜いて締付バー47の位置を変えたり、空
間部42内で締付バー47を移動させて地面や障害物と
接触しないようするため、ターンバックル41を回転さ
せ難いという問題があった。
【0008】本発明は上記問題点を解消するためになさ
れたものであって、その目的はターンバックルを容易に
回転させることができるターンバックル用回転補助具を
提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、ハンドルの先端部に形成された環状の
ギア収容部にその外側と内側とを連通する連通通路を形
成し、前記ギア収容部に回転可能に収容されるギアの中
心部に、ターンバックルを挿入するターンバックル挿入
孔を形成するとともに、前記ギア外側と前記ターンバッ
クル挿入孔とを連通する連通通路を形成し、前記ギア収
容部に配設された規制部材と係脱可能に噛合し、前記ギ
アを前記ギア収容部内にて一方のみ回転可能に構成した
ターンバックル用回転補助具をその要旨とする。
【0010】
【作用】従って、本発明によると、例えばロッドに張力
を加える際は、ターンバックルをギア収容部及びギアの
連通通路からターンバックル挿入孔に挿入させて、同タ
ーンバックルとギアを係合させる。そして、ギア収容部
をロッドの張力が加えられる方向へ回転させることによ
って、ギア収容部に収容されたギアが規制部材と係合さ
れ、ギア収容部とギアとが一体的に回転する。その結
果、ターンバックルを回転させることができる。
【0011】また、このとき、ギア収容部をロッドの張
力が弱まる方向へ回転させた場合、ギア収容部内では規
制部材とギアとの係合が解除され、ギア収容部とギアと
は一体に回転されない。従って、ターンバックルは回転
されない。
【0012】
【実施例】
(第1実施例)以下、本発明を具体化した第1実施例を
図1〜11に基づいて説明する。
【0013】図1はターンバックル用回転補助具の分解
斜視図であって、このターンバックル用回転補助具は本
体1、ギア2及びC字状に形成されたカバー3の3部か
ら構成されている。
【0014】図1〜図3に示すように、前記本体1は前
記ギア2を収容する略環状のギア収容部としてのボディ
4と、同ボディ4と連結された棒状のハンドル5とから
形成されている。前記ボディ4の上部には連通通路6が
形成され、この連通通路6によってボディ4の外側と内
側とが連通されている。ボディ4の内周面は階段状に形
成され、その段数は2段となっている。即ち、ボディ4
内側には高面7と低面8の2面が形成されている。
【0015】前記高面7の2か所には溝9が形成されて
いる。両溝9内には規制部材としてのギアストッパ10
が軸11を中心としてそれぞれ回動可能にかつ同一方向
に向くように収容されている。なお、前記ギアストッパ
10を回動可能に支持している2本の軸11の間隔は、
ボディ4の中心部を基準として90°設けて前記溝9内
に配設されている。
【0016】前記ギアストッパ10の先端部は溝9内に
収容され、それ以上ギアストッパ10が内側にでるのを
規制されている。また、ギアストッパ10の内側面には
歯10aが形成され、この歯10aは同ギアストッパ1
0の回動に伴い高面7と低面8とを結ぶ段差面Fから出
没する。また、ギアストッパ10の外側面と溝9の内側
面との間には、スプリングSが配設され、ギアストッパ
10を常時内側方向に押圧している。
【0017】図4〜図6に示すように、前記ギア2は略
筒状に形成された胴体部12a,12bと同胴体部12
a,12bの中央外周に形成され、胴体部12a,12
bよりも大径に形成された歯部13とから形成されてい
る。この歯部13は、その一辺が歯部13外周に対して
略直角に形成され、また他辺は歯部13外周に対して斜
め状の鋭角に形成されている。そして、この歯部13と
前記ギアストッパ10の歯10aとでラチェット機構を
構成している。
【0018】前記胴体部12a,12b及び歯部13に
は中心軸線に向かって連通通路14が切欠形成され、こ
の連通通路14によって胴体部12a,12b及び歯部
13の外側と内側とが連通されている。また、両胴体部
12a,12b内側には前記連通通路14に対して横長
に大ターンバックル挿通孔15が形成されている。さら
に、前記歯部13中央側内周には、前記大ターンバック
ル挿通孔15よりも小径の小ターンバックル挿通孔16
が同じく連通通路14に対して横長に形成されている。
【0019】図7に示すように、前記ボディ4に前記ギ
ア2を収容した際、ボディ4の低面8とギア2の歯部1
3裏端面とが当接する。そして、歯部13表端面は前記
ボディ4の高面7と同じ高さとなる。また、前記ボディ
4に配設されたギアストッパ10の歯10aは歯部13
と噛合する。このとき、図7においてギア2を固定した
状態でボディ4に反時計方向側のトルクを加えた場合、
前記ギアストッパ10の歯10aは歯部13に案内され
てボディ4の溝9内に没する。
【0020】一方、同じようにギア2を固定した状態
で、ボディ4に時計方向側のトルクを加えた場合、前記
ギアストッパ10の歯10aは歯部13と係合する。従
って、ボディ4は時計方向に回転不能となる。そして、
図8に示すように、前記ボディ4の高面7にカバー3が
取付固定され、ギア2がボディ4から外れないようにな
っている。
【0021】続いて、上記のように形成されたターンバ
ックル用回転補助具を使用して、従来技術で説明したロ
ッド43,45の張力調整時の作用について説明する。
まず、図8に示すように、ボディ4の連通通路6及びギ
ア2の連通通路14を一致させ、ボディ4の連通通路6
から2次側ロッド45をギア2内周に挿通させる。そし
て、その状態でターンバックル用回転補助具をターンバ
ックル41側(図9において左側)にスライドさせ、タ
ーンバックル41をギア2の胴体部12aに形成された
大ターンバックル挿入孔15に挿入する。即ち、ターン
バックル41とギア2とを係合させる(図9〜図11参
照)。
【0022】この状態で本体のハンドル5を握って図9
の矢印方向へターンバックル用回転補助具を回転させ
る。このとき、本体1のボディ4に収容されたギア2は
ギアストッパ10の歯10aと係合し、本体1と一体回
転される。従って、ギア2と係合状態にあるターンバッ
クル41も本体1と同方向に回転され、ターンバックル
41の両端に形成された雌ネジ孔に各ロッド43,45
のボルト部44,46が嵌まり込んでいく。
【0023】そして、例えばハンドル5が障害物によっ
て、それ以上ターンバックル用回転補助具を矢印方向に
回転させることができなくなった場合、本体1を図9の
矢印方向とは反対方向へ回転させる。すると、ギア2と
ギアストッパ10の歯10aとの係合が解除され、ギア
2は本体1とは一体回転されずにその位置にて停滞され
る。従って、ギア2と係合状態にあるターンバックル4
1もその位置にて停滞される。即ち、本体1はギア2に
対して空回りする。そして、本体1をある程度空回りさ
せた後、再度ターンバックル用回転補助具を図9の矢印
方向へ回転させる。従って、再度ギア2とギアストッパ
10の歯10aとは係合され、ロッド43,45のボル
ト部44,46がターンバックル41に嵌まり込んでい
く。
【0024】次に、ロッド43,45の張力を弱める場
合には、前記とは反対側のギア2の胴体部12bに形成
された大ターンバックル挿通孔15にターンバックル4
1を挿入させる。そして、本体1を図9の矢印方向とは
反対方向へ回転させる。このとき、本体1のボディ4に
収容されたギア2はギアストッパ10の歯10aと係合
し、本体1と一体回転される。従って、ギア2と係合状
態にあるターンバックル41も本体1と同方向に回転さ
れ、ターンバックル41の両端から外側へ各ロッド4
3,45のボルト部44,46が序々に外れ、ロッド4
3,45の張力が弱まる。
【0025】なお、前記本体1をギア2とともに回動さ
せているときに、例えば一方のギアストッパ10の歯1
0aがギア2の連通通路6に嵌まり込んで歯部13との
係合が外れても、他方のギアストッパ10の歯10aが
歯部13と係合しているため、ギア2に対して本体1が
回転不能となることがない。
【0026】以上詳述したように、本実施例のターンバ
ックル用回転補助具によると、ギア2とギアストッパ1
0の歯10aとの係合関係によって、本体1をギア2に
対して一方向のみ回転できるようにしたので、本体1を
一定範囲内で小刻みで間欠的な回転運動を行わせること
が可能となる。その結果、狭い場所等においてもターン
バックル41の回転を容易に行うことができ、ロッド4
3,45の緊張作業の効率を向上させることが可能とな
る。
【0027】(第2実施例)次に、本発明を具体化した
第2実施例を図12〜図18に基づいて説明する。図1
2はターンバックル用回転補助具の分解斜視図であっ
て、同ターンバックル用回転補助具は本体21、ギア2
2及びガイドボルト23等から構成されている。
【0028】図13に示すように、本体21はギア収容
部としてのボディ24と、同ボディ24に連結固定さ
れ、下部にゴム製のグリップ25が取着されたハンドル
26とから形成されている。前記ボディ24は略環状に
形成され、その上部には切り欠かれたように連通通路2
7が形成されている。この連通通路27によってボディ
24の外周と内周とが連通されている。また、ボディ2
4の横中心線L1と縦中心線L2との間を二等分する線
上のボディ24外周の上部2ヶ所には、ガイド用ネジ孔
28がそれぞれ貫通状態で形成されている。さらに、横
中心線L1と縦中心線L2との間を二等分する線上のボ
ディ24外周の下部2ヶ所には、ラチェット用ネジ孔2
9がそれぞれ貫通状態で形成されている。
【0029】図15に示すように、前記ギア22はボデ
ィ24に回動可能に収容され、その上部には切り欠かれ
たように連通通路30が形成されている。この連通通路
30によってギア22の外周と内周とが連通されてい
る。また、ギア22内側には連通通路30に対して横長
にターンバックル挿通孔31が形成されている。
【0030】図14に示すように、ギア22の外周中央
には深さHのガイド溝32が周設されている。このガイ
ド溝32内において、ギア22外周には複数の歯33が
形成されている。図1及び図14,15に示すように、
前記歯33はギア22の外周に対して略直角に形成され
た係止辺33aと、ギア22周に対して緩やかな傾斜で
形成された移動辺33bとから形成されている。また、
図1及び図14(a)に示すように、ギア22を平面
(側面)より見たとき、前記歯33の係止辺33aは、
歯幅と略同寸法の直径で半円に形成されている。
【0031】図15及び図16に示すように、前記ボデ
ィ24の上部2か所に形成されたガイド用ネジ孔28に
は、ガイドボルト23がそれぞれ螺合されている。この
ガイドボルト23の先端は前記ボディ24内周面から突
出し、前記ガイド溝32と係合している。なお、ガイド
ボルト23のボディ24内周面からの突出量は前記ガイ
ド溝32の深さHよりも短くなっている。
【0032】また、前記ボディ24の下部2か所に形成
されたラチェット用ネジ孔29には、ピストン34及び
スプリング35がそれぞれ挿入され、その開口部には雄
ネジが形成されたストッパ36がそれぞれ螺合されてい
る。従って、ピストン34はスプリング35の弾性力に
よって常時ボディ24中心側に付勢されている。
【0033】即ち、ピストン34の先端はボディ24内
周面から突出し、ギア22のガイド溝32内において、
歯33外周と常時当接している。そして、ピストン34
はその先端がギア22によって押圧された際に、前記ス
プリング35の弾性力に抗してラチェット用ネジ孔29
内をストッパ36側、即ちボディ24外側に移動するよ
うになっている。これらピストン34、スプリング35
及びギア22の歯33とでラチェット機構が構成されて
いる。
【0034】前記ガイドボルト23及びピストン34先
端部が、ギア22のガイド溝32内に常時配置されてい
ることによって、ギア22がボディ24から外れないよ
うになっているとともに、ギア22に対してボディ24
が円滑に回転できるようになっている。
【0035】次に、上記のように形成されたターンバッ
クル用回転補助具を使用し、ロッド43,45の張力を
調整する際の作用について説明する。まず、図15に示
すように、ボディ24の連通通路27及びギア22の連
通通路30を一致させ、図18に示すように、ボディ2
4の連通通路27から2次側ロッド45をギア22内方
に挿通させる。そして、その状態で本体21をターンバ
ックル41側にスライドさせ、ギア22のターンバック
ル挿入孔31にターンバックル41を挿入する。即ち、
ターンバックル41とギア2とを係合させる。
【0036】この状態でグリップ25を握って矢印方向
へ本体21を回転させる。このとき、ピストン34の先
端部側面はギア22の歯33(係止辺33a)に当接
し、本体21をギア22に対してそれ以上回転させるこ
とが不可能となる。従って、ギア22は本体21にとも
なって回転し、ギア22と係合状態にあるターンバック
ル41も本体21と同方向に回転される。その結果、タ
ーンバックル41の両端に形成された雌ネジ孔に各ロッ
ド43,45のボルト部44,46が嵌まり込んでい
く。
【0037】そして、例えばハンドル5が障害物によっ
て、それ以上本体21を矢印方向に回転させることがで
きなくなった場合、本体21に図15において時計方向
のトルクを加える。その結果、図17に示すように、ピ
ストン34の先端部側面が係止辺33aから離間し、ピ
ストン34の先端が移動辺33bに沿ってボディ24外
側に移動する。その後、ピストン34の先端が歯33の
外周面に到達して移動辺33bから離間するとピストン
34の移動が停止する。そして、ピストン34の先端が
歯33の外周面から離間すると、ピストン34はスプリ
ング35の弾性力によって再度移動辺33bに当接す
る。
【0038】上記の動作が繰り返されて本体21のみ一
方向に回転される。従って、ギア22は本体21とは一
体回転されず、本体21のみが空回りする。そして、あ
る程度本体21を空回りさせた後、再度本体21を図1
8の矢印方向へ回転させる。その結果、再度ギア22の
係止辺33aとピストン34の先端側面とが当接し、ギ
ア22、即ちターンバックル41が本体21とともに回
転される。従って、ロッド43,45のボルト部44,
46がターンバックル41に嵌まり込んでいく。
【0039】上記のように本実施例のターンバックル用
回転補助具は、第1実施例と同様の効果を有するととも
に、ボディ24の外周面に形成されたラチェット用ネジ
孔29にピストン34を、ギア22の歯33に対して係
脱可能に配置したことによりボディ24内周面を平面化
できる。即ち、第1実施例ではボディ4の内周面に段差
を設け、その段差間にギア2と係合するギアストッパ1
0を配置したのに対し、本記実施例ではボディ24内周
面を平面としてもギア22の回動を規制するピストン3
4をボディ24に配置することができる。従って、第1
実施例のボディ4よりも簡単にボディ24を形成するこ
とができる。
【0040】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で例えば次の
ように構成することもできる。 (1)上記各実施例においては、ターンバックル41で
張力調整したのはロッド43,45であったが、このロ
ッド43,45に代えてワイヤー等の張力を調整しても
よい。
【0041】(2)上記第1実施例においては、ギア2
にはターンバックル41が挿入されるターンバックル挿
通孔15,16を大小2つ形成したが、このターンバッ
クル挿通孔15,16を1つだけ形成してもよい。この
場合、それぞれ大きさの異なるターンバックル挿通孔が
形成された複数個のギア2を用意し、回転させるターン
バックルの大きさに合わせて使い分けるようにしてもよ
い。第2実施例におぴても同様である。
【0042】(3)上記第1実施例では、ギア2の胴体
部12a,12bを両面に形成し、ロッド43,45の
張力調整時にその張力を強くする場合と弱くする場合に
おいては、ターンバックル41を挿入するギア2の胴体
部12a,12bを反転にして行ったが、この胴体部1
2a,12bを片面にだけ形成し、ロッド43,45の
張力を強くする場合と弱くする場合においては、胴体部
に挿入するターンバックル41の端部を変えて行うよう
してもよい。
【0043】(4)上記第1実施例においては、規制部
材としてのギアストッパ10をボディ4に2個配設した
が、このギアストッパ10を1個だけボディ4に配設し
もよい。また、第2実施例では規制部材としてのピスト
ン34を1個だけとしてもよい。
【0044】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によればタ
ーンバックルを容易に回転させて作業効率の向上を図る
ことができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化した第1実施例を示し、ターン
バックル用回転補助具の分解斜視図である。
【図2】第1実施例においての本体の正面図である。
【図3】第1実施例においてのボディにギアを収容した
状態の側面図である。
【図4】第1実施例においてのギアの正面図である。
【図5】第1実施例においてのギアの側面図である。
【図6】第1実施例においての図5のA−A線断面図で
ある
【図7】第1実施例においてのボディにギアを収容した
状態を示す正面図である。
【図8】第1実施例においてのボディにギアを収容して
カバーを取り付けた状態を示す正面図である。
【図9】第1実施例においてのターンバックル挿通孔に
ターンバックルを挿入し、ターンバックルを回転させる
状態を示す斜視図である。
【図10】第1実施例においてのターンバックル挿通孔
にターンバックルを挿入した状態を示す平断面図であ
る。
【図11】第1実施例においてのターンバックル挿通孔
にターンバックルを挿入した状態を示す側断面図であ
る。
【図12】本発明を具体化した第2実施例のターンバッ
クル用回転補助具の分解斜視図である。
【図13】第2実施例においての本体の正断面図であ
る。
【図14】(a)は第2実施例においてのギアの正断面
図であって、(b)はギアの側面図である。
【図15】第2実施例においてのボディにギアを収容し
た状態の正断面図である。
【図16】第2実施例においての図15のB−B線断面
図である。
【図17】第2実施例においてのギアに対して本体を空
回りさせた状態の断面図である。
【図18】第2実施例においてのターンバックル挿通孔
にターンバックルを挿入し、ターンバックルを回転させ
る状態を示す斜視図である。
【図19】従来技術を示し、締付バーによってターンバ
ックルを回転させる際の斜視図である。
【符号の説明】
2,22…ギア、4,24…ギア収容部材としてのボデ
ィ、5,26…ハンドル、6,27…連通通路、10,
34…規制部材としてのギアストッパ,ピストン、1
4,30…連通通路、15,16,31…ターンバック
ル挿入孔、41…ターンバックル

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ハンドル(5,26)の先端部に形成され
    た環状のギア収容部(4,24)にその外側と内側とを
    連通する連通通路(6,27)を形成し、前記ギア収容
    部(4,24)に回転可能に収容されるギア(2,2
    2)の中心部に、ターンバックル(41)を挿入するタ
    ーンバックル挿入孔(15,16,31)を形成すると
    ともに、前記ギア(2,22)外側と前記ターンバック
    ル挿入孔(15,16,31)とを連通する連通通路
    (14,30)を形成し、前記ギア収容部(4,24)
    に配設された規制部材(10,34)と係脱可能に噛合
    し、前記ギア(2,22)を前記ギア収容部(4,2
    4)内にて一方のみ回転可能に構成したことを特徴とす
    るターンバックル用回転補助具。
JP9309692A 1991-10-30 1992-04-13 ターンバックル用回転補助具 Pending JPH05177559A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9309692A JPH05177559A (ja) 1991-10-30 1992-04-13 ターンバックル用回転補助具

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28519891 1991-10-30
JP3-285198 1991-10-30
JP9309692A JPH05177559A (ja) 1991-10-30 1992-04-13 ターンバックル用回転補助具

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021058984A (ja) * 2019-10-09 2021-04-15 末陰産業株式会社 ターンバックル用締付工具
JP2021091050A (ja) * 2019-12-11 2021-06-17 末陰産業株式会社 オープンエンド型締付工具

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